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2026年09月03日

【主なニュース&材料】最高益・宇宙開発・防衛提携・増配・AI・月次売上・M&A――企業価値向上へ

■中東リスクと最高益、月探査、防衛・ドローン、SAP刷新、パジェロ復活、株式分割・株主還元に注目

・(注目銘柄)大伸化学<4629>(東証スタンダード):2027年3月期業績を上方修正し、純利益は前期比43.9%増の12億8000万円と4期ぶりの過去最高更新を予想。新規顧客開拓で出荷量が前年並みに回復し、販売価格改定も寄与。中東情勢の緊迫化による原材料価格変動を背景に再上振れ期待も意識される。

ispace<9348>(東証グロース):欧州法人がESAと月極域探査「MAGPIE」のフェーズ2契約調印式を実施。契約総額は6500万ユーロで、ローバー開発から月面輸送、運用、科学データ提供まで担当する。2029年のミッション4で月南極近傍への高精度着陸を目指す。

・(決算速報)内田洋行<8057>(東証プライム):2026年7月期は売上高26.3%増、営業利益28.4%増となり、売上高と各利益が過去最高を更新。GIGAスクール更新需要で公共関連が急拡大した。年間配当を72円から76円へ増額し、27年7月期から累進配当を導入する。

ピアズ<7066>(東証グロース):2026年9月期末配当を1株17円とし、年間配当も前期の16円から1円増配する見通し。配当性向30%以上を視野に中長期的な配当拡大を目指す累進配当を基本方針とする。9月2日終値427円ベースの予想配当利回りは約3.98%。

NEC<6701>(東証プライム)三菱重工業<7011>(東証プライム):防衛分野の戦略的提携に向け覚書を締結。作戦計画・指揮統制、無人アセット、AIなどで技術・知見を融合し、防衛装備品とクラウドの運用一体化やデータ・AI主権の確立を通じ、日本の防衛産業基盤強化を目指す。

・(銘柄分析)シナネンホールディングス<8132>(東証プライム):2027年3月期は大幅増収増益を予想。リテールサービス戦略を軸に、エネルギー会社からサービス会社への転換を進める。エネルギー、メンテナンス、モビリティ各事業の好調を見込み、第1四半期も大幅増益と順調な滑り出しとなった。

・(銘柄分析)クレスコ<4674>(東証プライム):2027年3月期は増収増益・増配を予想し、第1四半期も2桁増収増益。ビジネス系・組込型ソフト開発を中心とするITサービスが好調で、DXやAI分野も強化する。中期経営計画の最終年度目標達成を見込み、高配当利回りも評価材料となる。

・(銘柄分析)クリナップ<7955>(東証プライム):2027年3月期は大幅な営業・経常増益を予想。中高級品を中心とした新商品の拡販や原価低減を進め、第1四半期も大幅増益となったことから通期上振れ余地が意識される。高配当利回りや1倍割れの低PBRなど株価指標面の割安感も注目される。

・(銘柄分析)インテージホールディングス<4326>(東証プライム):2027年6月期は増収増益・連続増配を予想。27年7月には子会社3社を吸収合併し、純粋持株会社から事業持株会社へ移行して商号を「インテージ」に変更する計画。8月には自己株式取得も発表し、資本効率向上策を進める。

・(銘柄分析)Jトラスト<8508>(東証スタンダード):2026年12月期は増収増益予想で、日本金融事業が牽引する見通し。中間期は計画を上回る大幅営業増益となり、通期上振れ期待も高まる。韓国金融、東南アジア金融、投資事業のスピンオフ検討を開始しており、低PBRなど指標面の割安感も注目される。

三菱鉛筆<7976>(東証プライム):MyDearestと協業し、「VRChat」で鉛筆特有の濃淡や筆記感を再現する「書く・描く」体験の検証を開始。体験会やイベントを通じユーザーの反応を集め、アナログで培った筆記具の知見をデジタル空間に広げ、新規事業化の可能性を探る。

ラクオリア創薬<4579>(東証グロース):TRPV4拮抗薬「ピリミジン−4(3H)−オン誘導体」の物質特許が韓国で特許査定。中国、日本、欧州、米国に続き5大特許庁すべてで査定を受け、知的財産基盤を強化した。疼痛・炎症や眼疾患での新規治療薬開発を進める。今期業績への影響はない。

アクセルスペースホールディングス<402A>(東証グロース):子会社アクセルスペースがAIRBUSグループ傘下企業と地球観測衛星「GRUS」の衛星画像販売契約を締結。現在4機体制で運用し、次世代衛星「GRUS−3」も2026年中の商用運用開始を目指す。海外販路拡大につなげる。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス<3222>(東証スタンダード):傘下マルエツの「WAON POINT」利用者が300万人を突破。2025年7月の全店導入後、アプリ会員デーや対象商品のポイント倍率アップ、シニアデー、利用ポイント還元など販促施策を展開し、顧客接点の強化を進めている。

パーソルホールディングス<2181>(東証プライム):国産ドローンを開発・製造するProdroneへ出資。物流、インフラ点検、災害対応、防衛などDual−Use市場の拡大を見据え、設計・開発から生産技術、品質保証、製造、運用・保守まで研究開発・量産を支える人材基盤の構築で連携する。

ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東証プライム):業務用焼物調理機器メーカーの倖生工業を完全子会社化。主力の「倖生炭グリラー」と、傘下企業が持つシンガポール・マレーシアの厨房機器販売・メンテナンス網を組み合わせ、東南アジアを中心とした海外展開の加速を図る。

良品計画<7453>(東証プライム):2026年8月の国内既存店・オンライン売上高は前年同月比9.6%増。生活雑貨が11.6%増、衣服・雑貨が10.6%増、食品も2.1%増と全3部門で前年超え。客数2.7%増、客単価6.8%増となり、数量と単価の双方が売上を押し上げた。

エービーシー・マート<2670>(東証プライム):2027年2月期8月既存店売上高は前年同月比7.0%増。客数0.9%増、客単価6.0%増となった。キッズシューズのコラボ商品、お盆セール、新作スニーカーなどが好調。上期累計でも既存店売上高は4.5%増と堅調に推移した。

TOKYO BASE<3415>(東証プライム):2027年1月期8月既存店売上高は3.9%増、ECは18.1%増、全社売上高は17.2%増。新業態CONZやRITANなどが大幅伸長した。インバウンド売上高も31.4%増となり、台湾、米国、韓国からの需要が高い伸びを示した。

ユナイテッドアローズ<7606>(東証プライム):2027年3月期8月の既存店売上高は8.4%増、全社は11.1%増。既存店客数5.6%増、客単価1.6%増となり、ネット通販は16.2%増と好調。メンズのシャツやパンツ、ウィメンズのカット、ジャケット、シューズなどが伸びた。

アンドエスティHD<2685>(東証プライム):子会社アダストリアの8月既存店売上高は1.9%増、全店は3.1%増。客数は2.0%減ったが客単価が4.0%上昇した。猛暑で夏物需要が続き、ニコアンドやローリーズファームなどが好調。自然災害で延べ107店舗が終日休業した。

グローバルダイニング<7625>(東証スタンダード):2026年8月国内既存店売上高は1.5%増。客数は2.4%減少したが、客単価4.0%増が補った。業態別ではラ・ボエムが9.2%増、ゼストが11.5%増と好調。国内全店売上高は9億5066万円、月末店舗数は43店となった。

サックスバーホールディングス<9990>(東証プライム):子会社東京デリカの8月既存店売上高は1.3%増、全店は0.2%減。4〜8月累計では既存店が4.8%増、全店も4.3%増と堅調だった。8月は1店舗を新規出店し3店舗を退店、月末店舗数は528店舗となった。

アクリート<4395>(東証グロース):決済用URLをSMSで直接送信する決済サービス「Pay−ms」を開始。大規模なシステム開発なしで導入でき、請求・回収業務の効率化や未回収削減を支援する。当初はクレジットカード決済に対応し、今後はコンビニ決済やAPI連携も追加する予定。

SHIFT<3697>(東証プライム):AIでレガシーシステムを解析し、SAP刷新構想策定までの期間を従来約12カ月から最短約2カ月へ短縮する新サービスを開始。ソースコードから仕様を可視化し、SAP標準業務へ自動マッピング。2027年のSAPサポート終了を控えた刷新需要を取り込む。

Laboro.AI<5586>(東証グロース):知識グラフとAI分野の国際会議「ISWC 2026」で主著論文が2年連続採択。大規模言語モデルを用いて非構造化文書を知識体系化する国際コンペでは3位となった。企業内文書やマニュアルを人とAIが扱える形に整理する技術開発を進める。

プレス工業<7246>(東証プライム):三菱自動車の新型「パジェロ」向けフレームを受注し、タイ子会社で2026年8月から供給を開始。悪路走破車に求められる堅牢性と生産性を両立するフレームを開発・提案した。中期経営計画で掲げる「コア事業における攻めと挑戦」の一環として拡販を進める。

クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード):完全子会社がAIデータセンター事業の立ち上げ資金として借り入れた150万米ドルを全額返済し、残高をゼロとした。返済には暗号資産売却資金の一部を充当。借入は無利息だったため、返済による損益への直接的な影響は限定的としている。

・(株式分割特集)RYODEN<8084>(東証プライム)東京海上ホールディングス<8766>(東証プライム)三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム):9月の株式分割銘柄は53銘柄。分割率だけでなく、業績上方修正、増配、自社株買い、株主優待などとの複合材料が重要となる。RYODENは上方修正・増配・自社株買い、東京海上は15分割と優待新設、三井住友FGは分割・増配・1800億円自社株買いを打ち出した。

清水建設<1803>(東証プライム):移動式LiDAR2台で山岳トンネルの切羽形状をリアルタイム計測する「S−LiRT」を実用化。掘削不足の「アタリ」と掘り過ぎの「余掘り」を即時算出し運転席へ表示する。切羽近傍での目視確認を減らし、安全性向上、省人化、施工自動化につなげる。

三菱自動車工業<7211>(東証プライム):新型「パジェロ」を世界初披露。2026年度にタイ、日本、豪州へ投入し、次年度以降はアセアン、中南米、中東など世界約100カ国へ展開する。2.4Lディーゼル、8速AT、S−AWCなどを採用し、新世代フラッグシップとしてブランド強化を担う。

ニチレイ<2871>(東証プライム):子会社ニチレイフーズが「アマニ豚」の脂について人工消化試験を実施し、一般豚より胃や小腸を模擬した環境で分解されやすい傾向を確認。成人モデル、高齢者モデルとも胃通過率や消化率が上回った。今後、高齢者向け商品や新商品開発への活用を検討する。

ヤクルト本社<2267>(東証プライム):「ヤクルト麵許皆伝」に「カレー味」と数量限定「麻辣湯」を投入。国産大麦若葉エキス末とマンナン粉を練り込んだ独自の緑色めんを使用し、カルシウムを50%、ビタミンB1・B2を各30%強化。希望小売価格は1食110円(税別)で訪問販売する。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | 株式投資ニュース