JFEホールディングス<5411>(東証プライム)傘下のJFEエンジニアリングは9月3日、金属有機構造体(MOF)を用いて清掃工場の実排ガスからCO2を分離・回収する国内初の実証試験に着手すると発表した。東京都三鷹市・調布市の「クリーンプラザふじみ」で、2026年度末までに実排ガスを用いた試験を行う。

同社は2021年度から、MOF研究で知られる京都大学の北川進特別教授と共同研究を進めてきた。MOFは微細な孔を持つ多孔性材料で、特定の分子を選択的に吸着する性質がある。今回の実証では、清掃工場の排ガスに含まれるCO2の分離・回収性能を検証する。
開発中のプロセスは、加熱ではなく減圧によって吸着したCO2を脱着する方式を採用し、回収時のエネルギー消費低減を目指す。実排ガス環境での性能や耐久性などを確認し、廃棄物処理施設におけるCO2回収技術の実用化につなげる方針。
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