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2026年09月11日

【朝のマーケット診断】日経平均、一時2000円超安――原油高・米金利上昇が重荷、下げ止まりを探る

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■6万3000円台へ急落、SQ通過後の売買と今晩の米CPIを注視

 9月11日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅反落して始まった。前日比994円13銭安の6万4276円82銭で寄り付き、9時20分には6万3208円63銭まで下落。下げ幅は2062円32銭、下落率は3.16%に達した。9時37分時点では6万3478円72銭と、1792円23銭安(2.75%安)。安値からやや持ち直したものの、6万4000円を大きく割り込んでおり、当面は下値の買いが続くかを見極める展開となりそうだ。

 前日の米国市場では主要3指数がそろって下落した。ダウ工業株30種平均は316.56ドル安(0.60%安)の5万2064.10ドル、S&P500は44.66ポイント安(0.58%安)の7591.70、ナスダック総合は171.62ポイント安(0.65%安)の2万6081.72で終了した。原油高と米長期金利の上昇が投資家心理を冷やし、エヌビディアは2.3%下落。日本の半導体関連株にも重荷となる外部環境だ。

 原油市場では、中東情勢に伴う供給不安からWTI先物が1バレル=102.48ドルへ上昇した。米8月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.4%、前年同月比5.4%上昇し、米10年債利回りも4.9%台に達した。エネルギー価格の上昇が物価高を長引かせ、金融引き締めへの警戒を強める構図である。日本企業にとっても、原材料・輸送費の増加と金利上昇が利益を圧迫するリスクが意識されやすい。

■6万4000円は回復の目安、AI関連の好材料が買いにつながるか

 個別材料では、米引け後に発表されたオラクル決算が注目される。クラウド基盤売上高は前年同期比121%増となり、時間外取引で同社株は上昇した。AI向け投資の拡大を裏付ける内容だが、東京市場で半導体関連株の買い戻しにつながるかは見極めが必要だ。原油高は資源開発企業の収益に追い風となる一方、空運や化学などにはコスト増要因となる。銀行株も金利上昇による利ざや改善期待だけでなく、保有債券の評価損拡大や相場全体の下落の影響に目を配りたい。

 11日は先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日であり、関連売買が一巡した後も売りが続くかが焦点となる。目先は朝方安値の6万3208円近辺を維持できるか、割り込む場合は心理的な節目の6万3000円が意識されよう。反発局面では6万4000円の回復が最初の目安となる。今晩21時30分には米8月消費者物価指数(CPI)の発表を控える。積極的な買いは入りにくいとみられ、原油・金利の落ち着きと、指数への影響が大きい半導体関連株の下げ止まりを確認したい。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:49 | 株式投資ニュース