
今09年3月期は、前期に引き続き順調に推移するものと予想されている。事業別に見ると市場調査・コンサルティング事業では、小売店パネル調査のSRIのニーズが高く、売上、利益共に伸びが予想される。カスタムリサーチ分野は、ネットリサーチへのシフトを推進し、高難易度の課題に関する調査とスピードを要求される調査の両立を進め増収を図る。システムソリューション事業では、受託型から、ソリューション提供型機能提供への転換を促進する方針。医薬品開発支援事業のCRO(医薬品開発業務受託機関)業務では開発戦略から薬事・申請コンサルまでのトータルソリューション体制の構築と、抗がん剤領域の治験受託体制構築など新事業領域への挑戦を行う。SMO(治験施設支援機関)業務では子会社間の相互関係を深めることで業務効率を高め収益を伸ばす方針。
今期連結業績予想は、売上高352億3100万円(前期比6.4%増)、経常利益35億6800万円(同7.6%増)、純利益19億8500万円(同12.5%増)と最高益更新を見込む。
金融不安、原材料の高騰等により企業経営は益々困難な状況下にあるが、そのような状況で最も頼りになるのが市場調査とコンサルティング。同社の企業価値は高まる一方。
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