
同社は、システムインテグレーション、ITサービス、情報セキュリティといった3事業を核として事業展開を行っている。システムインテグレーション・ITサービス事業では、大規模プロジェクトの受注、プロジェクト管理手法の改善、原価管理の徹底、スキルアップに取り組んだ結果10%超の増収となった。また、情報セキュリティ事業では、デジタル・フォレンジック製品の販売が軌道に乗り、計画通りに推移した。
事業別売上高を見るとシステムインテグレーション89億8700万円(前々期比15.8%増)、ITサービス31億9900万円(同10.1%増)、情報セキュリティ2億6400万円(同11.5%増)、その他1億5700万円(同60.6%減)とその他の部を除くと2ケタ増収と順調であった。
今期も情報サービス業界では、受注の激化、単価引き下げの要求、人材採用難による技術者の不足等のマイナス面もあるが中期経営計画の実現に向け、適正な利益の確保、人材育成を通じ顧客の信頼獲得を目指すとしている。
連結売上高は130億5000万円(前期比3.5%増)、経常利益3億3000万円(同3.8%増)、純利益1億3000万円(同55.8%減)を見込んでいる。純利益が大幅減益になるのは、前期の有価証券売却益がなくなった影響等による。また、配当は前期に引き続き10円を予想。
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