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2008年05月18日

アスラポート・ダイニング M&Aとアライアンスを組み合わせ、業界のリーディングカンパニーへ

アスラポート・ダイニングのホームページ アスラポート・ダイニング<3069>(大へ)は、15日に前08年3月期連結業績を発表した。売上高108億8500万円(前々期比61.3%増)、経常利益1億4200万円(同0.6%増)、純利益1億3500万円(同3.83倍)と増収大幅最終増益を達成した。
 同社は、プライム・リンク、フーディアム・インターナショナル、ゲンジフーズ、とり鉄の4社を子会社として持つ持ち株会社。プライム・リンクは、牛角、とりでん、おだいどこを併せると、3月31日末時点で320店舗を運営している。フーディアム・インターナショナルは串特急等46店舗、ゲンジ―フーズは貴族の森、源氏家族等56店舗、とり鉄は71店舗とグループ全体では493店舗を運営する。業界では3月期末で54位。
 外食市場規模は微増となっているが、大手の伸びが中小を上回り、大手の寡占化が進む状況である。上位100社のシェアは20.5%となり1.0ポイントアップしているが、アメリカの上位100社のシェアは44.0%と日本の倍以上であることから、上述したように、日本でも大手のシェア拡大が予想される。そのような状況であるが、業界再編のリーダー的存在が不在で、中小乱立で食い合いにより業界が疲弊しているそうである。しかも船場吉兆の食べ残しの使いまわし等、食の安心・安全に対する不安も出てきている。また、食材の高騰等飲食業界は厳しい状況である。
 そのような状況で、同社では物流、食材、メニューの開発を一社で改革するのではなく、アライアンスを組むことで問題の解消に向けて取り組んでいる。
 今期連結業績予想は、売上高120億円(前期比10.2%増)、経常利益1億円(同30.0%減)、純利益8000万円(同40.8%減)と2ケタ増収でありながら大幅減益を見込む。
 「M&Aとアライアンスを組み合わせ、業界のリーディングカンパニーになる」(山口伸昭社長)と述べているように、今後もグループの店舗数を増やすと共に物流・食材のコスト低減に向けて具体的に取組む事で売上拡大と利益率の改善を目指す。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:24 | IR企業情報