
同社は、会計事務所とその顧客である企業向けに会計ソフト、ハードの販売と税法、内部統制に関するコンサル、サービスを行っている。
ターゲットとなる市場は、8400の会計事務所と事務所の顧客でもある全国のSOHO&個人事業者約410万社、中小企業約54万社と中堅企業約5万社、大企業約1万社である。販売商品である会計ソフトは事業の規模により、SOHO&個人事業者向けの最も安価な月額制のSaaS型又はパッケージソフト「ACELINK Navi」から中小企業向け「MJSLINKU」「ACELINK NaviCE会計」「MJSiSeries」、中堅・大企業向けの「Galileopt」「GRANDIT」まで、企業の成長と共に事業規模にマッチした会計ソフトを販売している。またソフト、ハードの販売だけでなく安定収益を拡大するために保守サービスに注力している。
中期経営計画の基本方針は、安定的な収益基盤を早期に確立し、継続的な業績拡大を実現することである。そのために、保守サービスの充実・多様化による収益性向上を中心とした安定収入の大幅拡大、会計事務所マーケットにおける新規顧客の獲得、会計事務所とのパートナーシップの強化による顧問先企業の新規企業の開拓、企業規模に応じたソリューションビジネスの強化、CSR(企業の社会的責任)への取り組み強化のための業務改革の推進を実行するとしている。具体的なひとつの例を上げると2011年3月期までに会計事務所向け総合保守と企業向け各種保守・サービスの単体売上高を08年3月期の42億3700万円から25%アップの52億4500万円まで伸ばすとしている。
今期連結業績予想は、売上高192億円(前期比0.6%増)、経常利益9億8000万円(同18.3%増)、純利益4億8300万円(同43.4%増)と微増収でありながら最終大幅増益を見込んでいる。
なお、中期経営計画の最終年である11年3月期には、連結売上高222億円、経常利益30億7000万円を目標数値としてあげている。
かなり強気の数字であるが、同社が立ち上げているビジネス情報サイト「海」の登録会員数が30万人に達成した時点で有償化を図るなど、新しい収益策の布石を既に打っている。3月末で登録会員数は10万人を突破しているが、今期は20万人を見込んでいる。
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