株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2008年05月20日

クリナップは戦略的新商品を期初(5月)から投入

「高級品から普及品まで」そして価格も「ローからハイまで」品揃え整う。期末へ向け業績しり上がりの回復見込む。

クリナップホームページ クリナップ<7955>(東1)は、08年3月期連結決算は、売上高1,128億11百万円(前期比8.1%減)、営業損失13億1百万円、経常損失13億82百万円、当期損失30億78百万円の減収減益となった。1株当たり配当、期末10円、年間20円を据え置いた。
 当期の住宅設備機器業界は、昨年6月施行の改正建築基準法が影響し新設住宅着工戸数の大幅減少、リフォーム需要不振が続き、業界出荷数量が前年同期を下回る中、同社グループは、システムキッチンの高級品クラス「S.S.」、中高級品クラス「クリンレディ」を機能強化、デザイン刷新などフルモデルチェンジした。前期末2月、電動開閉アシスト機能付き「SSサーボ」をわが国で初めて新発売し、システムバスルームでも売れ行き堅調な中・高級品クラス「アクリア」にメーターモジュール対応の新機種を追加、洗面化粧台「S」の機種拡充を行った。また、「S.S.」、「クリンレディ」、「アクリア」購入顧客を対象に、20年間のメンテナンスサポートを行う新サービス「スマイル20」(有料)を9月に導入全商品チャネルを通じ高付加価値商品・サービスの提供を行った。また、全ショールーム109ヶ所を新商品展示にふさわしい装いに改めた。
 営業戦略面では、取引先工務店・リフォーム店の会員組織「水まわり工房」との連携し、有力店を対象に1000名規模の工場見学会「リフォームフェア」を開催するなど需要獲得に努める一方、生産面では、VE活動の積極展開、調達部品の価格低減、製造ラインの原材料の効率化等価格高騰を吸収に挑戦し原価低減を図った。

【中期戦略:合言葉はThe Kichen Company】
中期戦略として同社は基盤づくりに注力し、
@「The Kichen Company」(水まわりのリーディングカンパニーらしい、ニーズと事業環境に合致した品揃えと体制の構築)として確立、
A業務プロセスの再構築(効率、スピード、一貫性をキーワードに業務のスピードアップとコストダウン、責任・事業収益の明確化など全社的見直し)
に重点を置き、食・住コミュニケーションの継続的強化を図るほか、サニタリー事業の拡大、障害者雇用機会の創出に向けたCSR展開、住生活空間サービス事業の創出に取り組む。

【今期業績、期末に掛けて回復を見込む】
今期は、前期後半フルチェンジや新機能付機種追加商品、普及型システムキッチン「ラクエラ」(3月発売)新製品などの業績寄与に加え、高級品市場の不振打破を目指す戦略商品「SSライトパッケージ」を5月中にも新発売し需要創造を図るとともに、生産性向上、VE活動により収益向上を目指す。通期連結の業績は、期末に向けてしり上がりの回復を想定し、売上高1,220億円(8.1%増)、営業利益17億円、経常利益16億円、当期純利益8億円と増収による黒字転換を見込む。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:34 | IR企業情報