
売上高2、436億8、500万円(前期比35.0%増)、経常利益616億7、700万円(同9.4%増)、純利益311億2、700万円(同3.6%増)となった。1株当りの純利益138円29銭(前期は133円90銭)。
セグメント別で見ると、不動産流動化事業の売上高1、633億5、700万円(前期比29.3%増)。物件売却が東京都新を中心に好調に推移したことが増益要因。また、同事業の売却価格も、当初想定を上回り、好調に推移したことで、同事業の粗利益は前期比15.7%増の696億4、900万円になった。
分譲不動産事業は、分譲マンションの販売が好調に推移したことで、売上高452億8、500万円(同58.5%増)、営業利益43億1、900万円(同13.3%増)となった。
アセットマネジメント事業は、決算変更に伴い9ヶ月決算になったものの、預資産残高の拡大や物件売却の進展により、売上高は前期比2.26倍の79億3、100万円、営業利益44億6、400万円(同2.26倍)と好調に推移した。
プロパティマネジメント事業の売上高135億8、700万円(同35.5%増)、ファシリティマネジメントにおいて、想定を下回る進捗になったものの、マンション管理やビル管理は受託資産を拡大したことが増収要因。営業損失は事業拡大のための先行投資により、6億2600万円(前期の営業損失4億9、000万円)になった。
サブプライムローンを発端とする金融市場の混乱の影響が不動産市場の影響が懸念されるなか、同社は、不動産流動化事業において優良物件の開拓を推進することに加え、海外を含めた投資家とのリレーションシップ強化を推進していくことで、業績拡大を図る。09年3月期業績予想(連結)を売上高3、235億円(前期比32.8%増)、経常利益500億円(同18.9%減)、純利益240億円(同22.9%減)を見込む。1株当り純利益106円57銭を予定する。
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