NEC<6701>(東1)が、14円高の528円と5日ぶりに反発している。同社が台湾当局から大規模基幹システムを受注したと日本経済新聞社が報じたことを好感している。現地の約500万人分の年金情報を管理するシステムで、サーバーを100台以上つないで構築する。NECが100台以上で構成する大規模システムを海外に納めるのは初めて。受注額は35億円で10月に稼働する。日本のシステム市場が頭打ちのなか、今回の実績をテコに海外から大規模システムの受注拡大を急ぐと指摘している。株価は、3月17日につけた年初来安値373円から5月15日に年初来高値563円まで50%上昇し、戻り一巡から500円台固めの動きになってきたようだ。
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2008年05月22日