[経営者の言葉]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (07/19)イワキの岩城慶太郎社長「10月の薬価改定は初めてなので現段階では業績予想を据え置く」
記事一覧 (03/30)【新社長語る】建設技術研究所・中村哲己社長
記事一覧 (11/22)【経営者の言葉】将来見据え3つの新事業に着手
記事一覧 (06/29)【経営者の言葉】フォーカスシステムズ森啓一社長
記事一覧 (12/11)【経営者の言葉】川崎近海汽船の石井繁礼社長
記事一覧 (09/11)【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長
記事一覧 (03/13)【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長
記事一覧 (02/23)【経営者の言葉】京写の児嶋一登社長
記事一覧 (07/18)【経営者の言葉】川崎近海汽船の代表取締役社長石井繁礼氏に聞く
記事一覧 (07/04)【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長
記事一覧 (06/20)【経営者の言葉】白鳩の池上勝社長
記事一覧 (06/10)【経営者の言葉】寿スピリッツの河越誠剛社長
記事一覧 (04/09)【経営者の言葉】ヨコレイの吉川俊雄社長
記事一覧 (01/08)【経営者の言葉】ストリームの劉海涛社長
記事一覧 (12/24)【経営者の言葉】サンコーテクノの洞下英人社長
記事一覧 (12/14)【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長
記事一覧 (12/07)【経営者の言葉】京写の児嶋一登社長
記事一覧 (12/04)【経営者の言葉】フランスベッドホールディングスの池田茂社長
記事一覧 (11/30)【経営者の言葉】カ−リットホールディングスの出口和男会長兼社長
記事一覧 (11/26)【経営者の言葉】キーウェアソリューションズの三田昌弘社長
2019年07月19日

イワキの岩城慶太郎社長「10月の薬価改定は初めてなので現段階では業績予想を据え置く」

■第2四半期の連結業績は営業利益が予想を45%上回る

 イワキ<8095>(東1)の2019年11月期・第2四半期連結業績(2018年12月〜19年5月・累計)は、医薬品・医薬品原料の製造・販売などを行う医薬・FC(ファインケミカル)事業を中心に主な4事業セグメントとも売り上げが拡大し、連結売上高は310.54億円(前年同期比7.0%の増加)となった。営業利益は医薬・FC事業と化成品事業が牽引して12.78億円(同49.0%の増加)となり、親会社株主に帰属する四
半期純利益は8.91億円(同44.4%の増加)となった。

 利益面では、医薬FC事業で高薬価品の製造量が増加したこと、自社原料、電子・機能性材料や主力商品の販売が伸びたことなどが大きく寄与した。また、販売費及び一般管理費のうち研究開発費、広告宣伝費などが当初予算を下回ったこと、一部の経費が下半期にずれ込んだ事などもあり、従来予想を営業利益は45%、純利益は34%上回る着地となった。

 通期・2019年11月期の連結業績見通しについては、従来予想を据え置き、売上高を630億円(前期比4.9%の増加)、営業利益を20億円(同8.2%の増加)などとした。数字の上では、上期に比べて鈍化する形になるが、ただ、これは、「10月に薬価改定と消費税の増税が行われるほか、米中通商問題などがあり、とりわけ10月の薬価改定は初めてのことなので、現段階では据え置くということ」(岩城慶太郎社長)とした。

 営業利益は3期続けて最高を更新することになる。今期を初年度とするローリング方式の中期経営計画では、21年11月期の連結売上高を700億円、営業利益28億円などを掲げる。

 ジェネリック外皮用剤や、通販化粧品の化粧下地部門で人気の「シルキーカバーオイルブロック」、壮年性脱毛生薬「ミノクロウ」、販売総代理店権を獲得して今夏発売開始の「タイガーバーム」などで「皮膚のイワキ」を積極展開するほか、新たに抗がん剤原料にも進出して「高薬理活性医薬品原料のイワキ」も推進する計画だ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:02 | 経営者の言葉
2019年03月30日

【新社長語る】建設技術研究所・中村哲己社長

■強みの技術力・提案力を生かし、全体の英知を結集して社会に貢献

 建設技術研究所<9621>(東1)は、1945年に前身である(財)建設技術研究所が創立されて以来、技術力の高さを最大の強みとして発展してきた「日本で最初の建設コンサルタント」だ。河川や港湾・海洋、ダム、水道、道路などの分野はもとより、スマートシティ・都市計画や環境・エネルギー、資源循環などでも活躍している。中村哲己(なかむらてつみ)新社長(62)<写真>は、2019年3月26日付で代表取締役社長に就任。「強みである技術力・提案力を生かしてグループ全体の英知を結集して社会に貢献していきたい」と抱負を語った。(共同会見)

ken1.jpg

◆M&A、業務提携などで都市・建設系、地質・地盤系、環境分析系を拡大

【就任の抱負など】
 「AI・IoT、5Gなど、人とモノとネットワークとが融合した技術革新の波は、今後、飛躍的に加速すると考えられる。おそらく3年後の社会環境は大きく変わるだろう。また、技術革新とともに新たなリスクが数多く顕在化してくる。この技術革新の動向を正しく見極め、最新のICTを駆使して有益な技術を開発し、さまざまな社会的課題をビジネスで解決し、持続可能な社会の形成、地域社会の安全・安心・便利・快適な暮らしの確保につなげ、地域社会に貢献していくのが、私たち建設コンサルタントの使命だ」。

 「当社の経営理念は、『世界に誇れる技術と英知で、安全で潤いのある豊かな社会づくりに挑戦する』だ。私は、当社がこの高い志を堅持し、これまで培い、そしてさらに開発を続ける確かな技術で、国内・海外のあらゆる分野へ、さらなる挑戦を続け成長する会社となるよう、全力で経営に当たりたいと思っている」。

「当社は、人と技術や自主・自由を大切にする会社であるとともに、誠実という社風がある。この社風を大切にしつつ、さらにグループ全体の企業価値を向上させていきたい」。>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:38 | 経営者の言葉
2017年11月22日

【経営者の言葉】将来見据え3つの新事業に着手

【川崎近海汽船(株)代表取締役社長:赤沼 宏氏】

■成長へ経営基盤強化図る

 近海と内航で海上輸送を主力とする川崎近海汽船<9179>(東2)は、1995年3月に東証二部上場以来配当を継続し、株主への利益還元を命題とする経営を進めている。
 ここ数年、海運業界は厳しい環境下にあるが、同社は高コスト船の減損処理を先行するなどコスト競争力を強化し、昨年迎えた設立50周年には、将来を見据えた3つの新規事業に着手、成長への取り組みを着実に進め、経営基盤の更なる強化を図っている。
このたびは、赤沼宏新社長に経営に対する考え方などお聞きした。

k1.jpg

■厳しい環境下こそ『腕の見せどころ』

 冒頭赤沼社長は、入社以来の42年を振り返り、「会社が人生の全てあり、『私が育ててきた』と自負できるほど思いが強い」と切り出し、「11代目社長だが、実は初の『生え抜き』、就任が決まって以来、重責を強く意識する毎日だ」と静かに語る。
 「企業は人なりというが、『人』が大事だ。物流会社なので『安全確保が最優先』を心に刻みなおすとともに、厳しい環境下の業界だからこそ『逆に腕の見せどころ』だ」と唇を噛み締め、創業50年のいまこそ「企業価値を高め、成長・拡充に取り組む。渦に巻き込まれることなく地に足をつけて前進し、この大きな変化を『プラスの変化』にしたい」と、心の内を吐露する。

11.jpg
RORO船「冨王丸」

■社員に望む!社長の抱負:『Well−Balanced Company』

 目指す会社像を尋ねると即座に『Well−Balanced Company』 と応え、「当社の歴史は、外航の低迷時は内航が、内航が落ち込んだら外航が、というように互いに補い合って来た。いまも、低迷が長引く外航の回復を待つのではなく、強い部門『内航・フェリー』をさらに強化しカバーしている。」と説明し、内航では『清水/大分』間の新航路(昨年10月)スタート、フェリーの新航路『宮古/室蘭』の開設(来年)」や新事業部門『オフショア支援船事業』(昨年3月)の成長で支えるなど、戦略的な事業展開を次々と繰り出していることを紹介する。

 外航マーケットに回復の兆しが見えるこの頃でも、「ボラティリティの高い海運業界だが、安定的・継続的成長のために、外航と内航の両輪が相互に補完しあうことが重要であると強調し、『Well−Balanced Company』が目指すところだと強調し、「当社の成長性は収益性の高い複数の内航航路を持っていることであり、安全の確保を最優先するところにある」と断言、社員に対しても「この二つの強みを意識し、見えない不安に怯えず、前を見つめ、活躍する自分の姿を思い描いて取り組むことが、すべての勝利への道である」と期待を語る。

■事業環境の変化をプラスに、顧客へ積極的新提案

 当面の課題と取り組みを尋ねると、「モーダルシフト進行を踏まえ、顧客への新しい提案を積極的に進める」など、同社成長戦略強化について以下の事業展開を明らかにした。イ)近海部門の収支改善、ロ)内航部門の成長戦略での重点事業、ハ)フェリー部門の強化、ニ)OSV展開、を取り上げ、以下にように説明した。

イ)近海部門の収支改善への取り組み
重点事業は当面バイオマス関連貨物運送だが、新規貨物の取り込みに注力するなど収益改善に社を上げ手取り組む。昨今の海運市況底打ち感に対しては、「マーケット上昇の背景には、バラスト水管理条約の関係から、老朽船の減少期待がある。当社は輸送需要・市況に見合う船隊整備、貨物の受注規模拡大を進める。

ロ)内航部門の成長戦略の強化:新需要の創造に注力
 国内物流の主流は「トラック輸送」でのモーダルシフトの進展に対応し、「新航路開設」や「物流新ルート提供」など新需要の創造に取り組む。
 特に、高速道路を有効利用した『物流の仕組み作り』が糸口だと考えている。顧客の海上利用重視の思考が高まっているいまこそ、船舶の活躍の場が確実に広がる重要時期だ。営業拡大へ「航路網の増強」、「船隊整備」を進め、新航路での輸送需要の掘り起こしを推進する。

 ・『清水〜大分』新規航路開設で、定時・定曜日のデーリーサービス開始(来春3月)するが、中部横断自動車道完成を前提にした戦略であり、既に、甲信エリアについてはモーダルシフトについて、大手荷主などの問合せが増加している。

ハ)フェリー部門:「宮古〜室蘭航路」開設・展開に注目
 トラックドライバーの休息時間確保を前提とした航路選択が『短距離から中距離』へシフトする。特に、北海道新幹線開通で、在来線からの代替手段として、フェリー需要が増えるのに加え、高速道整備の進展と『海上航路の活用』がセッティングすれば、メリットの大きい路線開発が出来る。『宮古〜室蘭航路』は、夕方発ダイヤ次第では、効率的な「1日1往復」実現の期待は大きい!

12.jpg
フェリー「シルバープリンセス」

 「宮古〜室蘭航路」は、通行料無料の『三陸復興道路』の活用がキーとなる。
 仙台・宮古間が5時間から3時間に短縮(2019年3月時点は一部未開通)、仙台、首都圏へのアクセス事情が格段に向上する.また、トラック事業者にとって同航路の宮古〜室蘭間の10時間は、首都圏・北海道間直結のキーであり、大きなメリットを生む。
 乗船中、ドライバーの休憩が十分取れ、乗用車・一般客には『観光地直結』が有効なセールス・ポイントになる。

 同社にとっては、効率よく1日1往復できる大きなメリットが生じ、『宮古発』は、首都圏からの宅配貨物、冷凍食品、『室蘭発』は、道内一円からの活牛、羊蹄山麓の野菜などを主流とした荷動きが期待される。

13.jpg
OSV船 「あかつき」

ニ)OSV展開〜「あかつき」竣工1年、既に手応え!
 本年4月にOOC社を傘下に収めたことで、事業拡大に積極的に取り組む。
 所有船「あかつき」は昨年3月竣工後、順調に稼働し2016年度は南海トラフ海底地震調査「ちきゅう」の支援、INPEXによる資源エネルギー庁『海上基礎試錐受託事業』支援などを行った。
・今後も日本の領海・排他的経済水域での石油天然ガスの試掘、海洋資源物理探索、海洋再生可能エネルギー施設の設置等の支援業務を実施する。
・OOC社は、前身の東海サルページ時代から日本近海・東南アジアでの海洋資源開発支援事業で豊富な経験と実績を持つ海洋プロフェッショナル企業であり、同海域は同社のフィールドとして、将来的にはオフショア事業で可能性を追求する方針だ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:53 | 経営者の言葉
2016年06月29日

【経営者の言葉】フォーカスシステムズ森啓一社長

■東証1部上場で独立系ITとして確たる地位を築く、人工知能活用で医療分野に展開

 フォーカスシステムズ<4662>(東1・100株)は2016年3月に東証2部から東証1部へ昇格上場した。独立系のソフトハウスとして公共、通信、情報セキュリティなどの社会性の高い分野のシステム構築、ソフトウエア開発を手がけ順調に成長している。この度、医療事業への人工知能の活用に向けた新たな取組みを開始した。

fokasu1.jpg

 東証1部上場、そして、今回の医療分野への展開から見えてくることは新たな発展方向を目指している姿と思われる。同社の森啓一社長(写真)は、今後の目指す方向を次のように語る。

 まず、今回の人工知能活用の医療分野について概要を聞かせてください。「今回の医療事業への人工知能活用については、『洛和会ヘルスシテム』(本社京都市、5つの病院と4つのクリニックのほかに介護、保育園などを運営)、『UBIC』(2158・JQ)、『フォーカスシステムズ』の3社で医療事業への人工知能の活用に向けた共同研究を開始するということで合意し公表しました。今回の共同研究では医療機関・組織の経営層の意思決定支援や、医療機関の経営や診療・診断支援、職員管理などに人工知能を用いた各種の実証研究を行い、その実用性や効果の検証を行います。洛和会ヘルスケアシステムは保有する各種データや病院経営現場の運営に関わる知見や課題、要望などを提供し、UBICは独自開発した人工知能KIBIT(キビット)によるデータの解析と人工知能活用のノウハウの提供を行い、当社はデータを解析するためのシステムづくりやサービスノウハウの提供・検証作業の支援などを行います」という内容。

 医療分野には関心をお持ちでしたか。「医療大国といわれる日本の医療費は多すぎるのではないかと私自身、疑問と関心は持っていました。また、当社では以前から当社の得意とする暗号化技術を遠隔医療に役立てるという研究は続けてきました。今回の件は、洛和会ヘルスケアシステムからの話でしたが、UBICとは株式を持ち合いしている間柄ですから今後、積極的に取り組んでいきたいと思っています」という。

 1部上場企業となりましたが、1部上場をどのように位置づけられますか。「当社は独立系IT企業として40年やってきましたが、発想力、開発力では優れていると自負しています。1部上場で今後、どのような方向を目指のか、社の内外に明確にすることが重要だと思っています。とくに、1部上場で社員のモチベーションが高まっているので1部上場は飛躍のチャンスだと思っています。これまで、新しいことを考えなかったというわけではありませんが、どちらかと言えば大きなリスクを取らないでやってきました。今回の医療事業分野は当社にとってこれまでと違った新しい取組みです。『独立系ITとして確たる地位を築く』ことを骨子とした中期経営計画を策定し来年年明けに発表したいと思ってています」ということだ。

 2017年3月期は人材確保など先行投資負担で減益見通しだが予想1株利益35.3円、配当は年12.5円の見通し。特に、利回りは2.7%と魅力的。1部上場を機に新たな展開に期待すれば450〜460円の株価は中期的に有望といえる。年初来高値は650円(3月25日)、同安値340円(2月12日)。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:44 | 経営者の言葉
2015年12月11日

【経営者の言葉】川崎近海汽船の石井繁礼社長

【川崎近海汽船の石井繁礼(いしい・しげのり)社長】

kawakinn1.jpg

■外航と内航の両方を持っていることが強み

 川崎近海汽船<9179>(東2・売買単位1000株)の2016年3月期は、アジア新興国経済の鈍化により売上は6.4%減の430億円の見通しだが、燃料価格の下落で営業利益は12.2%増の26億5000万円、1株利益59.5円、配当年11円(前期年10円)の見通し。350円台の株価には割安感が強い。

 石井繁礼社長は、「当社グループの強みは、外航(近海部門)と内航の両方を持っていることです。両方を持っていることのメリットは、内航が安定しているため、グローバル経済が拡大すれば一気に(売上の)拡大を図ることができることです」と強調する。

■中国経済減速で外航厳しいが、得意の内航でカバー、今期2ケタ増益

 ただ、足元では、近海部門が予想以上に厳しいという。「リ−マンショックのあと中国経済の上昇で(海運の)市況が上がり、ここで、中国などを中心に新しい船を多く造ったことが、その後の中国経済の減速で大きく影響している。今はリーマンショックのときより厳しい状況で、あと2〜3年は我慢が必要だろうと思っています。私が社長に就任したときには内航と外航の売上比率を半々(現在は内航が約6割、外航約4割)にしたいと思っていましたが、しばらくは難しそうです」(石井社長)ということだ。

 もちろん、手をこまねいているわけではない。新たに、オフショア支援船業務を展開する。日本近海における海洋資源の探査、開発、掘削を支援するもので2016年2月にオフショア支援船を竣工の予定。また、得意の内航フェリーにおいて、長距離トラックドライバー不足問題とCO2問題を追い風に海運輸送の強さを発揮していく。

 長距離運転に対する規制が厳しくなっていることに、「最近の若いドライバーは、家庭重視の意識が強く長距離を敬遠するようです。今後ますます、荷物は陸(トラック輸送)から海(海上輸送)へシフトする傾向が強まるとみています。受け皿としてフェリーの積載台数を増やす計画です」(石井社長)という。

 関東と北海道・東北を結ぶフェリー航路では圧倒的な強さを誇っており、さらに、宮古港(岩手)と室蘭港を結ぶ新たなフェリー航路を計画している。また、清水港(静岡県)と大分港の間にRORO船(高速船)による新規航路を開設する。20時間のスピード運行を武器に農水産物等の輸送で優位性を発揮する。

 石井繁礼社長は強調する。「(外航を止めて)内航に特化したらどうだという指摘もありますが、外航を持っていることによる利点は優秀な人材が集まることです」という。今は停滞気味だがTPPなど経済のグローバル化という方向には変わりはないということのようだ。

■株価は利回り、PERなどかなりの割安水準

 株価は年初来高値が440円(1月8日)、同安値は314円(9月7日)、12月11日の終値は353円。利回りは3.1%、PERは5.9倍。中国など新興国経済減速の影響を受けてはいるが内航部門の好調で業績がよいことから見直されてよい内容といえる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:33 | 経営者の言葉
2015年09月11日

【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長

■エアリアルイメージング事業5年目、AIプレート月産1000枚の量産体制が整う

【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長

 アスカネット<2438>(東マ・売買単位100株)はマーケットでの注目度が抜群に高い銘柄である。空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造するエアリアルイメージング事業(AI事業)に期待が強いからだ。そのAI事業がいよいよ本格化する。株価は急動意となっている。

 同社の福田幸雄社長は、AI事業について語った。「事業開始以来今年で5年めで、現在AI事業の量産立上げを最重要課題として取り組んでおります。量産の手法は固まっているため生産効率の向上、品質の安定を目指して量産試作を繰り返しており、AIプレート(ガラス製)を月産1000枚の目処が立ち一定量の注文に対応できる体制が整ってきております。営業担当を増員し営業を本格化します」という。

 店舗などでのサイネージ関係、アミューズメント関係、車関係など幅広い分野に需要が予想される。とくに、具体的な形で実用が決まれば一気に社会的な関心が高まるものとみられている。

 今4月期は8.9%増収、営業利益14.1%増益の見通し。予想1株利益28.8円、配当は1円増配の年9円の予定。年初来高値は3430円(4月21日)、同安値は1251円(8月25日)。11日(金)は378円高の2117円と大幅高で3日続伸している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:14 | 経営者の言葉
2015年03月13日

【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長

■「エアリアルイメージング」は複数の素材と製法で試作を重ねる、4月末に量産の方向性を発表へ

 アスカネット<2438>(東マ・売買単位100株)は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創設することを目指し2011年3月からエアリアルイメージング事業を開始している。マーケットでの注目度は極めて高い。本社の広島から上京された福田幸雄社長に近況を聞いた。

【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長

 福田幸雄社長は、「空中結像を可能にする特殊なプレート(AIプレート)の試作品を販売して参りました。とくに、2014年10月に出展したCEATECでの反響が大変に大きく、多くの問い合わせをいただき、積極的にデモンストレーションを行っています。生産面ではAIプレートの量産技術の確立を最優先課題として取り組んでおり、複数の素材、複数の製造方法による試作を繰り返しており、課題を一つ一つクリアしながら前進しています。4月末頃には、量産に関する方向性を出せると思います」という。

 なお、2015年4月期は売上4.6%増の49億8400万円、営業利益6.3%減益の6億7300万円の見通し。昨年11月1日付で株式4分割を実施しているため分割後の今期1株利益は25.9円、配当は年8円の見通し。

 なお、このほど発表の今期第1四半期では、売上構成比率45.4%のメモリアルデザインサービス事業が、堅調な新規顧客獲得による遺影写真加工収入や動画など葬儀演出ツール関連の伸長で同事業は前年同期比4.1%の増収だった。

 もう一つの柱で売上構成比率53.3%のパーソナルパブリッシングサービス事業は、プロフェショナル写真市場で高評価のオンデマウンドやZENレイフラットなどの拡販、オンデマウンドを活用したフォトコンテストの企画を展開。一般消費市場では、マイブックにラミネート加工を施した製品をラインナップに加えたことや各種イベントに積極的に出展した効果などで前年同期比5.9%の増収だった。

 注目のエアリアルイメージング事業は、試作品売上が中心ということで第1四半期は4508万円(前年同期比213.2%)だった。

 なお、13日の株価は終値が114円高の2655円。昨年来高値(権利修正)は3450円(14年10月)、同安値は2226円(14年12月)。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:24 | 経営者の言葉
2015年02月23日

【経営者の言葉】京写の児嶋一登社長

<ROE15%は京都で一番>

■国内向けがLED、車載用などに想定超える好調、増配で株主還元

【経営者の言葉】京写の児嶋一登社長

 京写<6837>(JQ・売買単位100株)は、電気を使用する製品にはすべて使われているプリント配線板の世界的メーカーで、特に、「片面プリント配線板」は毎月、東京ドーム10個分面積を生産する世界最大手です。現在、2016年3月期を最終とする中期経営計画を推進中で足元の業績好調から十分達成できる見通しです。

 児嶋一登社長は、「今3月期の第3四半期は前年同期比9.1%増収、営業利益29.4%増益と好調でした。海外において中国を中心に自動車関連向けや家電製品向けが引き続き好調だったうえに国内向けが家電製品のLED照明向け、車載向け製品などが想定を上回る好調な伸びでした」という。

 今3月期通期では売上前期比5.4%増の170億円、営業利益12.7%増の9億円、1株利益45.3円の見通しで、配当は3円増配の年8円を予定しています。

社長に就任されて初めての中期経営計画ですね。

 「そうです。かつて、売上の半分ていどを占めていたテレビ関係の売上は10%ていどまで低下し、代わって車載用が年平均20%前後の高い伸びとなっています。引き続き車載用の好調とテレビ向けも下げ止まってきました。海外での生産自動化効果も現れていますから中期経営計画最終の16年3月期売上200億円、営業利益12億円、ROE15%以上の計画は達成できるとみています」と自信に溢れた表情です。

ROEの高いことは注目されます。

 「5年平均で15%のROEは京都の上場企業では、多分、一番だろうと思います。業績好調で今期は年8円に増配しますが、今後も配当性向20%を目処に株主還元に努めていく方針です」というから、16年3月期は再増配が期待されそうです。

 株価は昨年来高値が587円(15年1月)、同安値は240円(14年5月)で直近2月23日前場終値は530円です。利回りは1.50%、PERは11.6倍です。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:23 | 経営者の言葉
2014年07月18日

【経営者の言葉】川崎近海汽船の代表取締役社長石井繁礼氏に聞く

川崎近海汽船<9179>(東2) 代表取締役社長 石井繁礼】

■内航海運の環境は〜変革期への『過渡期』だ

【経営者の言葉】川崎近海汽船の代表取締役社長石井繁礼氏に聞く――最近の関心事について尋ねると、即座に『内海航路の環境が大きな変化を迎え過渡期だ』とこたえ、『国内海運会社として初の海洋資源開発支援事業への参入』、『主力事業の強化』を挙げる。

■『海運にとって環境はフォローの風』

 一つ目の「環境が変化する潮目(過渡期)だ」に興味を引かれて聞くと、「最近、特に西日本では、有人車の『16時間走行のたび毎に休憩8時間を厳守』が問題になり、海運業界が活気づいている」と話す。従来から九州・関東間の輸送では陸・海路の競争が繰り返されてきたが、現実として九州・東京間を16時間での安全・安心輸送は難しい。陸路輸送業者にとっては、ドライバー前後2人で走行するトレーラーへの転換か、フェリーなどの海運へ切り替えなど選択肢が限られ厳しい問題である。「当社も新航路など更なる方策を検討する必要があるのでは・・・」といいながら、陸送、海運の競合関係に新しい状況が生まれていることを表現したようだ。そして、東日本でも北海道新幹線建設に伴い「海底トンネル内で新幹線と貨物列車がすれ違う際の風圧対応など、未解決に課題があり、新幹線優先で計画が進行すれば海路輸送の優位性が注目されるなど、『海運にとって環境はフォローの風』だ。」と、『海へのモーダルシフト』の先駆者として航路網の充実、船隊の高速・大型化を進める同社らしい分析に注目した。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:32 | 経営者の言葉
2014年07月04日

【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長

■パーソナルパブリッシングサービスは、2015年4月期での量産体制確立を目標に進めています

経営者の言葉 アスカネット<2438>(東マ・売買単位100株)は、3つの事業を展開する。1冊から本格的写真集をインターネットから受注し製作する『パーソナルパブリッシングサービス事業』、葬儀社や写真館との間にネットワークを構築し、葬儀に使用する遺影写真の合成・加工などを行い配信する『メモリアルデザインサービス事業』。

 そして、期待の事業である空中結像による新しい映像画像の表現方法を提唱する『エアリアルイメージング事業』の3つである。とくに、エアリアルイメージング事業は2011年3月から開始の新しい事業で目下、試作品を販売している。

アスカネットの福田幸雄社長 個人にとって身近な写真集について、福田幸雄社長は取組みについて次のように語った。「少部数の学校のアルバムや作品集など、今まで不可能であったため認識されていなかった市場が当社サービスの提供により国内ではフォトブックとしてのジャンルが確立しています。競合の参入もみられますが、当社のクオリティや多彩なライインナップ、ユーザーサポートでは他社に比べ高い優位性があります。たとえば、最近の取り組みでは、テンプレートや台紙を充実させ、より手軽にデザイン性の高い写真集が発注できるようになりました。フォト総研と称し、さまざまな写真にまつわる調査結果を定期的にリリースしています」という。もちろん、遺影写真においても、元々、社長がプロのカメラマンであったということから高い品質を誇っている。

 そして、注目のエアリアルイメージング(AI)については、「技術は受動系と能動系の2つがあり、まず受動系を優先して取組んでいます。受動系は画像映像を映す光を受け、特殊なパネルを通過することによって反対側の空中に映像を結像する技術です。AIプレートの試作品の販売は順調に進んでいます。プレ量産は可能となっていますが、より多量、低コストを指向した本格量産技術を醸成中です。2015年4月期での量産体制確立を目標に進めています」ということだ。

 AIプレートについては、保有する特許秘術を活用、ファブレス形態で製造し自社ブランドでの提供による素材メーカーとしての立場をとる方針だ。

 今4月期予想1株利益103.6円、年32円配当の好内容。株価5000円前後は中期での好仕込み場といえる。

>>アスカネットのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:00 | 経営者の言葉
2014年06月20日

【経営者の言葉】白鳩の池上勝社長

■「京都発のインナー販売有力企業」として世界も見据え20%成長目指す

経営者の言葉 今年4月、ジャスッダクに上場した白鳩<3192>(JQS・売買単位100株)は760円でスタート、足元では470〜500円での下値を固める展開となっている。創業のきっかけとなった白鳩ナイロンの社名を譲り受け、「白鳩」として歩み、来年10月には創業50周年を迎える。

―創業されたのは昭和何年でしょうか。

【経営者の言葉】白鳩の池上勝社長 池上勝社長・・・『昭和40年10月でしたね。たまたま、白鳩ナイロンという会社の靴下を販売しませんか?という新聞広告を見て靴下の職域販売を始め、当時、200円だったグンゼの靴下を165円で販売、1足25円の儲けでしたが、いきなり1ヶ月で80万円売りました。この時のご縁ということもあって、白鳩という社名は気に入っています。白鳩ナイロンは倒産しましたが、白鳩の名前は使っています』という。

 2014年8月期の売上は35億3500万円で前期比の伸び率は19.7%、営業利益は前期比31.2%増の1億6300万円と、売上及び利益とも好調見通しである。

 売上の中心はインナーウエアである。ワコールなどのメーカーから仕入れ、インターネットを介して個人に販売するeコマース事業である。

―インナーウエアに特化されているのはどのような理由ですか。

 池上社長・・・『インアーウエアはアウターウエアと違い、外から見えない特性上、シーズンごとに変わる流行に大きく影響されず、天候などの季節要因のないのが特徴です。当社の取扱アイテム数はレディス、メンズ合計で約1万1000点あります。ワコール、トリンプなどの国内ブランド、エンポリオ アルマーニなどの海外ブランドにCOMUSEなどの自社ブランドで合計80ブランドです』。

 会員数は50万人を誇り、しかもリピータ−の多いのが強みという。

―どのようにされて顧客の信頼を獲得されているのですか。

 池上社長・・・『感動が当社のテーマです。電話応対から包装まで、すべてにお客様に喜んでいただき感動していただくことをいちばんに掲げています。それによって信頼が生れます。とくに当社では、一部代金後払い方式を採っていますが、信頼関係によって未収金は希少です』。

―今後の目標をお聞かせください。

 池上社長・・・『京都発のインナーウエア販売の有力企業として海外にも目を向けたいと思っています。とくに、今回の上場でいっそうの信用度も加わるため年率20%の売上伸長と会員数100万人を目指して取組んで行きます』。

 今期予想1株利益は27.1円、配当は「未定」としているが、有配が期待できそうだ。私のモットーは、「歩きながら考える」、「実行第一」です、という池上社長。株価の出直りは近そうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:50 | 経営者の言葉
2014年06月10日

【経営者の言葉】寿スピリッツの河越誠剛社長

■売上高経常利益率初の10%台乗せ、「考動力」武器にさらに20%目指す

経営者の言葉 寿スピリッツ<2222>(東1・売買単位100株)は、1994年11月ジャスダック、2013年4月の東証2部上場を経て2014年4月3日に東証1部に指定替上場となった。

 記念すべき2014年3月期では、(1)売上高経常利益率が初めて10%を突破し10.3%となった、(2)ROE(自己資本利益率)が前期比1.3ポイントアップし16.9%と高水準、(3)ネット有利子負債が1億1100万円減少し実質無借金となった。同時に最高益更新という優秀な決算である。

【Newsで一枚】寿スピリッツの河越誠剛社長

 河越誠剛社長は、「社長となって今年で21年目ですが、最近、経営というものが少し見えてきたという気持ちです。低いところを見ているといつまでも低いままで終ってしまうから、常に高いところを見つめてやってきたことがよかったと思います。これからも、高い目標、強い執念、やり遂げる考働力で取組んでいきます」という。強い信念で減量にも挑戦されたそうで引き締まった印象である。

 お菓子などを通して、喜びを創り喜びを提供することを経営の理念に、これをすべての事業活動の指針としてニューコンセプトメーカーを掲げ、さらなる飛躍を期している。「3本の矢として、(1)新商品・新店舗・新店舗創り、(2)新ビジネス、(3)海外展開を掲げ、売上高経常利益率20%を目指しています。現在の10%超からみれば高いと思われるでしょうが、クリスマス月などの単月では売上高経常利益率20%の実績はあります。単月でやれるのなら全体(通年)でもやれるはずです。必ず、やるという気概で形にしていきます」、圧倒される迫力である。これまでの実績を見れば売上高経常利益率20%も十分期待できるだろう。

 株価は株式分割チャートにおいて上場来高値圏にあり強い展開である。6月9日の株価は2235円で、配当年40円、予想1株利益141.7円からみて割安といえる。

>>寿スピリッツのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:00 | 経営者の言葉
2014年04月09日

【経営者の言葉】ヨコレイの吉川俊雄社長

■冷蔵庫収納能力90万トンに拡大、第4次中期経営計画は予定通り達成へ

経営者の言葉 ヨコレイ<2874>(東1・売買単位100株)の株価は、3月31日に年初来高値860円をつけた。その後、830〜840円と小幅調整だが、経過良好で、まもなく2段上げ相場に入り4ケタを目指すものとみられる。今9月期に第4次中期経営計画の最終年度を向かえている。

ヨコレイ 吉川俊雄社長は、「2011年9月に策定し発表した第4次中期経営計画『Step Toward the Future』では、成長に向けての脱皮をテーマに掲げ、『コア事業の強化』、『成長力の強化』に取組んできました。冷蔵倉庫事業では引き続き顧客ニーズを的確に捉えた収益重視の集荷活動を推進し、各地で新設物流センターを活かしたネットワーク展開を強化しています。同時に新たな成長性の確保に向けて通関業務やトータル物流サービスの拡充に注力しています。食品事業では在庫リスクを負う長期在庫や、投機的色合いを伴う先物契約の排除を徹底、さらに、適正在庫水準の維持によって利益確保に取組んでいます。第4次中期経営計画の最終年度に当っている2014年9月期は、計画通り売上1300億円(3年前2011年9月期1240億5100万円)、営業利益45億円(41億9300万円)を達成の見通しです」という。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:29 | 経営者の言葉
2014年01月08日

【経営者の言葉】ストリームの劉海涛社長

■会員数724万人誇るサイトがGoogleショップに認定

経営者の言葉 ストリーム<3071>(東マ・売買単位1株)は、家電販売中心にインターネットサイトの『ECカレント』、『e―BEST』、『特価コム』を運営し会員数約724万人を誇る。ストリームが運営する上記3サイトがこのほどGoogleのショップに認定された。

ストリームの劉海涛社長 その効果について同社の劉海涛社長に聞くと、「大きい効果としては2つあります。先ず、当社のECカレントは高い認知度はありますが、とくに、これまでECカレントで買ったことのない人に『安心感』を持ってもらうことができると思います。さらに、もしもトラブルの発生したときにグーグルが10万円まで保障してくれますので、この点でも新規ユーザー獲得にプラスになることは間違いないと思います」、とグーグル効果について強調している。

 テレビ販売の不振と中国での太陽光関連部材の不振などで前期(2013年1月期)は大幅な赤字に落ち込んだが、夏場以降大型テレビの販売単価が回復し在庫増による品揃え効果などもあって月次では黒字となっているという。「今1月期は経常利益では前期の赤字10億4000万円から大幅な収益改善を見込んでいます。とくに、四半期ベースでみれば、第3四半期累計での経常赤字1億8,500万円を第4四半期で取り返しますので、この勢いで来期に結びつけていきたいと思っています」、と次期業績に明るい見通しを語っている。第4四半期の勢いなら来期の経常利益は2億円ていどは見込めそうである。

 取扱商品は拡大されますか。「当社はパソコンや家電などを得意としてネットで展開してきましたので今後も家電を軸として競争力をいっそう向上させていきます。また、ECカレントでは15年の実績とノウハウがあるため他社のネットワーク構築支援事業に力を入れていきます」、という。

 株価はネット通販に強いことが評価され時折、急騰する習性がある。2013年の高値は6万円(1月)、安値は4万3500円(6月)で足元では4万5000円台で下値を固める展開となっている。グーグルショップに認定された点と来期業績の回復を評価すれば底値圏の水準は仕込み場といえるだろう。

>>ストリームのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:36 | 経営者の言葉
2013年12月24日

【経営者の言葉】サンコーテクノの洞下英人社長

■東京オリンピック開催の決定に伴い、あと施工アンカーや工事関連に追い風、中期経営計画の達成は確実

経営者の言葉 サンコーテクノ<3435>(JQS・売買単位100株)の9月中間期は前年同期比14.2%増収、経常利益57.9%増益とすこぶる好調だった。好調の背景を同社の洞下英人社長は、「主力製品のあと施工アンカーやアンカー施工ツール関連の販売が好調であったほか、太陽光発電市場向け製品も好調でした。とくに、外部環境の特徴としては太陽光発電市場の伸長や都市圏を中心とした開発需要が前期に続いて堅調に推移しました。また、政府の経済政策に伴う公共投資の増勢や、企業マインドの高まりによる民間設備投資増を背景に市況改善傾向が顕著となってきました。このほか、笹子トンネル天井板崩落事故を境いに、以前から問題視されていたコンクリート構造物の老朽化対策として維持保全需用に動きがみられました」という。

サンコーテクノ洞下英人社長 今3月期通期については売上が前期比8.1%増の163億4000万円、経常利益22.6%増の10億3000万円の見通しで、とくに、2015年3月期に目標としていた経常利益9億8000万円を前倒しで達成する。

 さらに、中期展望も好い。洞下社長は、「再生可能エネルギーが注目される中、太陽光関連製品『あと基礎アンカー』や、『ディー・アーススクリュー』が引き続き伸長しています。太陽光パネルの設置は、現在は大型案件が中心となっていますが、今後は小型化され簡便なものが中心となり、当社の製品や技術の優位性がさらに発揮できると期待しています。2020年の東京オリンピック開催の決定に伴い、あと施工アンカーや工事関連には追い風の吹くことが期待されます。こうした好環境の中で、『チャレンジ35』における5つの施策である、(1)売上年間5%アップ、(2)新商品の売上比率、年間5%アップ、(3)原価5%削減、(4)営業利益率5%確保、(5)成果報酬(賞与)の倍増――を掲げて積極的に取組んで行きます」と明るい展望を語っている。

 中期経営計画では2016年3月期に売上180億円、経常利益10億8000万円を目標としているが、好調な足元の業績からみて目標は上回りそうな勢いである。

 9月後編に株式2分割を実施。分割後株価は高値1830円、安値1410円で現在は高値と安値の「中間値」(1620円)を上回る1700円前にある。分割後の今期予想1株利益149.9円でPER11倍強、年25円配当に対する利回りは約1.5%である。今後の成長を期待すれば2000円台での活躍が期待される。

>>サンコーテクノのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:44 | 経営者の言葉
2013年12月14日

【経営者の言葉】アスカネットの福田幸雄社長

■エアリアルイメージング事業は来年が「勝負の年です」

経営者の言葉 アスカネット<2438>(東マ・売買尾単位100株)は、新しい画像・映像表現により市場を創造することを目的に、「エアリアルイメージング」事業を2011年3月から手がけている。マーケットでの注目と期待は非常に高い。

アスカネットの福田幸雄社長 福田幸雄社長は、「試作品の販売を進めるとともに10月には展示会CEATECに出展しセンサーとの組み合わせなどで具体的な活用シーンを提案し、キーテクノロジー部門準グンプリを受賞しました。また、アラブ首長国連邦ドバイ初のスーパーカーに当社のエアリアルイメージング(AI)プレートが採用されたことなどで各方面から多くの問い合わせや引合いを頂いています」と日々、AIに対する知名度は高まっている。

 さらに、社長は「生産面については従来と比べ低価格での増産が可能となりましたが、さらに、低価格と大量生産を可能にする本格量産技術の確立に向け積極的に取組んでいます。とくに、来年はエアリアルイメージング事業の勝負の年にしたいと思っています」と意気込みを語っている。

 一般的に新製品の場合、売り先拡大がポイントなるものだが、エアリアルイメージングプレートについては、多方面からの問い合わせや引合いが活発で売り先の確保よりも、本格量産技術の確立がカギとなりそう。

 足元の業績はメモリアルデザインサービス事業(遺影写真関係)及びパーソナルパブリッシングサービス事業(プロ写真向けや個人写真など)とも堅調で、今3月期は7.7%増収、営業利益4.5%増益、1株利益101.0円の見通し。配当は1円増配の年30円の予定。株価は今年の高値は9200円(11月)、安値645円(1月)で、足元では高値と安値の中間値(4920円)を大きく上回る7400円前後にある。来年は新事業を手がかりに1万円相場での活躍が予想されるだろう。

>>アスカネットのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:52 | 経営者の言葉
2013年12月07日

【経営者の言葉】京写の児嶋一登社長

■京写は片面プリント配線板を月間で東京ドーム10個分生産の世界No1力で中期計画において業績飛躍

経営者の言葉 月間で東京ドーム約10個分の『片面プリント配線板』を生産する世界No1の京写<6837>(JQS・売買単位1000株)は、内外景気好転と積極的な省人化投資によって今3月期は営業利益35.5%増益の見通し。

京写の児嶋一登社長 さらに、中期経営計画においていっそうの飛躍を見込んでいる。同社の児嶋一登社長は、「成長への5つの戦略で取組んでいます。(1)LEDなど環境対応の成長分野において技術的優位性を発揮し差別化を推進する『環境対応戦略』、(2)片面板市場において圧倒的トップシェアの獲得を目指す『ボリュームゾーン戦略』、(3)国内で技術を確立し、海外での生産拡大を図る『グローバル戦略』、(4)技術革新、コスト対応力の強化により収益力の向上を図る『収益力強化戦略』、(5)基板・実装関連に次ぐ第3の事業としての確立を目指す『新規事業戦略』、の5つです」という。

 既に、海外売上比率は60%と国内を上回りグローバル展開が進んでいる。香港、中国広州、インドネシア、タイ、アメリカの連結子会社が力をつけているためだ。さらに、中期経営計画での最終年度の2016年3月期には海外比率は70%と高まる見通しである。

 その中期経営計画最終年度の2016年3月期について児嶋社長は、「売上高200億円(2013年3月期149億8100万円)、営業利益率6.0%(同3.7%)が目標です」と、好調見通しを明らかにしている。

 営業利益率6%で計算すれば、2016年3月期の営業利益は12億円となって2013年3月期比で2.16倍となる。1株利益でも50円以上(前期22.1円)が予想され、配当についても児嶋社長は、「これまで内部留保を優先してきたので株主還元には前向きに考えていきたい」と強調している。現在の年5円配当からの増配が期待できそうだ。

 株価は5月に急伸、415円と買われたあとは週足・終値でみればほぼ210〜280円でモミ合っている。モミ合い期間は6ヶ月が経過し調整は十分で今期及び中期見通しの好調を評価して上放れが見込めるだろう。

>>京写のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | 経営者の言葉
2013年12月04日

【経営者の言葉】フランスベッドホールディングスの池田茂社長

【フランスベッドホールディングス 池田 茂社長】

■『アクティブシニア』と、『半健常者』の分野に経営資源を積極投下

経営者の言葉 フランスベッドホールディングス<7840>(東1・売買単位1000株)は、売上の約53%、営業利益では約74%を占めるまでとなっている『メディカルサービス事業』に経営資源を積極的に投下している。増加する介護ニーズを持ち前の企画開発力と販売力を生かして積極的に取り込み、業績は好調である。

フランスベッドホールディングスの池田茂社長 同社の池田茂社長は、「日本の総人口は今後減少するとともに2025年には高齢化比率が30%を突破する見込みです。現在、65歳以上の方々は約3100万人で、このうち介護保険を利用していない、いわゆる元気な高齢者は約2600万人です。高齢者の中でも、(1)元気な高齢者(アクティブシニア)分野、(2)リハビリ及び増加する認知症患者への分野――に重点的に取組んでいます。とくに、リハビリ及び認知症の分野を寝たきりではないという意味で『半健常者』分野と位置づけて新製品開発を積極的に展開しています」、とメディカルサービス事業に経営資源を投下していると強調している。

 アクティブシニア向け商品を『リハテックブランド商品』として展開。電動で走ることのできる新しいコンセプトの『電動三輪車いす』、自転車に乗ったことのない人でも安定した走行性能を持つ『新型電動アシスト三輪車』、階段などの足元を明るく照らす光る杖『ライトケイン』、リハビリテーションに新たな可能性を提供する『バイオネス』など新商品が次々と登場している。

 今3月期は売上前期比5.4%増の536億円、営業利益37.0%増の28億円、1株利益6.6円の見通し。配当は50銭増配の年4円50銭を予定している。

 株価は5月に年初来高値246円と買われたあと調整だが、6月以降は200円を挟んだモミ合いがほぼ5ヶ月続いている。高齢化社会を捉えた経営展開で今後の業績に大いに期待されることから中期的には500円相場も期待できるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:48 | 経営者の言葉
2013年11月30日

【経営者の言葉】カ−リットホールディングスの出口和男会長兼社長

■創業者精神に立ち返り5年後の100周年、さらに次の100年に向け優秀な事業伝承の疎作りに全力

経営者の言葉 カーリットホールディングス<4275>(東1・売買単位100株)は、5年後に創業100周年を迎える老舗の化学会社である。得意の化薬・電解製品を中心に電子材料、機能材料、緊急保安炎筒、ロケット用固体推進薬、危険性評価、ボトリング、塗料、建築設計、耐震診断など事業は広範囲にわたっている。

【経営者の言葉】カ−リットホールディングスの出口和男会長兼社長 同社の出口和男会長兼社長は、「当社は日本を代表する偉大な実業家の浅野総一郎氏が創業した会社です。既に、創業当時から多岐にわたる事業展開が行われ、現在、われわれが優秀な事業資産を継承しています。その創業者精神を受け継いで、5年後の創業100年、さらに、その次の100年に向けた礎作りに全社挙げて取組んでいます。今回のホールディングスへの移行(今年10月1日)はその考えの具体的な現れです。とくに、ホールディングス移行前の日本カーリットにおいては関連会社に対する研究開発はありませんでしたが、今回は研究開発の機能をホールディングスに集約してグループ全体で研究開発に取組んで行きます。まさに、創業者の精神に立ち返って、次の世代に優秀な事業資産を培っていくことがわれわれの最大の使命です」と熱い思いを語っている。

 去る、10月7日には上下水道施設(大規模複合構造)の設計分野において業界トップクラスの実績を持つ『株式会社総合設計』を完全子会社化し、社会インフラ分野を強化する。
 今3月期は創業100周年に向けた事業強化等に取り組んでいるため期初予想よりも若干下回るものの、売上410億円(日本カーリット比較で9.1%増)、営業利益18億円(同30.0%増)、1株利益53.4円の見通し。配当は年9円の予定。

 個人にも馴染みのある製品では自動車用緊急保安炎筒では国内シエア90%と最大手で、最近ではガラス破砕用『プラスピック』やシートベルト切断の『プラスカッター』を加え好調である。また、このところ話題となっている蓄電池不具合問題では電池の危険性評価試験に加え充放電試験の受託を開始する。H−UA、Bロケット用固体推進薬でも国内唯一のメーカーである。

 こうした特徴ある競争力に富んだ製品が創業100周年に向けて登場することが期待される。

 株価はホールディングスとして上場の10月1日に549円と買われ、それ以降は500円前後での頑強なモミ合いを続けている。PERはわずか9倍強にすぎず割安である。とくに、100周年に向けての伸びを期待すれば中期投資にはぴったりといえるだろう。

>>カーリットホールディングスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | 経営者の言葉
2013年11月26日

【経営者の言葉】キーウェアソリューションズの三田昌弘社長

■社会インフラ系の受注好調、監視・制御システム『OpenMonitor』伸長

経営者の言葉 9月中間期の営業利益が前年同期比2.2倍と好調で今3月期通期でも2ケタ増益の好調を見込んでいるキーウェアソリューションズ<3799>(東2・売買単位100株)。同社の三田昌弘社長は好調な背景について、「NECからの売上が大幅に増加したほかJR関連、日本HPからの売上も順調でした。NEC関係では航空宇宙、鉄道関連の社会インフラ系の受注が好調です。また、注力分野のホテル、物流等の流通・サービス業分野の受注も好調です。とくに、社会インフラ系に適用される当社の監視・制御システムパッケージ『OpenMonitor』の販売が好調です」という。

 売上の好調に加えて、一昨年度末に実施した事業構造改革以降においても継続的に取組んできた施策が寄与して利益が大きく伸長している。

三田昌弘社長 同社の強みはどのような点だろうか。三田昌弘社長は、「当社は45年以上にわたり官公庁、運輸、通信、金融、医療、流通、製造分野など多彩な分野において社会インフラを支える情報システム構築に携わってきました。数多くの実績を通じ培った豊富な業種・業務ノウハウとERP、監視制御、フロントエンド、SOサービスといったさまざまなITソリューションを駆使し最適なソリューションを提供できることが強みです」という。

 今3月期は売上7.8%増の176億円、営業利益11.9%増の6億円の見通しだが、さらに、「中期経営計画では、(1)パートナー型ビジネスの推進による既存顧客との関係強化、(2)プライム型ビジネスの推進による顧客の事業運営を支える、(3)サービス提供型ビジネスの推進による新規サービス、プロダクトの創出、という『3つのフロンティア戦略』を積極的に推進しています。中期3ヵ年計画最終の2015年3月期には売上180億円、営業利益7億6600万円の見通しです」と業績は好調である。

 今期予想1株利益62.3円、来期はさらに向上が期待される。今期配当は年10円の予定だが、業績向上に伴い来期には増配が期待できそうだ。

 株価は年初来高値が9月の2154円で25日は920円。PERは14倍台で特に来期の1株利益向上を見込めばいっそう割安といえる。中期仕込み場とみられる。

>>キーウェアソリューションズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:54 | 経営者の言葉