[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (02/07)【株式評論家の視点】スカパーJSATは業績好調、NISAの好対象
記事一覧 (02/05)【株式評論家の視点】サンセイランディックは押し目買いの水準、JQから2部上場で評価高まる
記事一覧 (02/04)【株式評論家の視点】富士製薬工業強い、後発医薬品が好事業環境
記事一覧 (02/03)【株式評論家の視点】セプテーニ・ホールディングスは高値圏で頑強、スマートデバイス向け連載型新作マンガ配信サービス「GANMA!(ガンマ)」開始を好感
記事一覧 (01/30)【株式評論家の視点】協立情報通信は幅調整一巡、経営情報ソリューションサービスに強く年50円配当
記事一覧 (01/28)【株式評論家の視点】中西製作所は5営業日続落だが、好買い場、第2四半期の増額に続き第3四半期に期待
記事一覧 (01/24)【株式評論家の視点】ライフフーズは高値接近、NISA関連の買いが継続、2月期優待権利付
記事一覧 (01/22)【株式評論家の視点】モリトは上放れ後の調整はまもなく一巡し再上昇へ、業績好調見通し発表
記事一覧 (01/19)【株式評論家の視点】サムコは新値街道を驀進、1部市場へ指定替えで見直し
記事一覧 (01/18)【株式評論家の視点】京進は4営業日続伸、モミ合い上放れ、京都から世界へ戦略
記事一覧 (01/17)【株式評論家の視点】ハナテン続伸、昨年来高値に接近、中古車登録好調背景に業績堅調
記事一覧 (01/15)【株式評論家の視点】オンコリスバイオファーマは押し目買い有効、抗がん剤の特許を14カ国に登録へ
記事一覧 (01/11)【株式評論家の視点】ブイキューブは上場後1ヶ月経過、高値圏で強い、『Web会議』に高評価
記事一覧 (01/09)【株式評論家の視点】富士通は昨年来高値更新、ビッグデータ関連の有望銘柄としての評価
記事一覧 (01/07)【株式評論家の視点】キリン堂はモミ合い放れ上伸の展開、利回り2.9%
記事一覧 (01/02)【株式評論家の視点】シュッピンの相場抜群に強い、業績絶好調で新年に急伸も
記事一覧 (12/27)【株式評論家の視点】オープンハウスは『犬のジョン』CMで東京に家を持とうの知名度が上昇
記事一覧 (12/25)【株式評論家の視点】モルフォは突っ込み買いの好機、 画像処理ソフト好調
記事一覧 (12/20)【株式評論家の視点】ブロードリーフは下値確認し本格出直り、公衆無線LANサービスを開始
記事一覧 (12/18)【株式評論家の視点】システム情報は狙い場、上場時好人気の調整一巡
2014年02月07日

【株式評論家の視点】スカパーJSATは業績好調、NISAの好対象

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 スカパーJSATホールディングス<9412>(東1)は、2月6日(木)12円高の509円と続伸している。5日に発表した今3月期第3四半期決算が好調に推移していることを好感した買いが入っている。100株単位で配当利回り妙味もソコソコあり、NISA関連として見直される可能性があり上昇基調を強めると期待されることから、中長期で注目したい。

  同社グループは、有料多チャンネル事業におけるスカパー!サービスを中心とした顧客獲得施策や、スカパー!プレミアムサービスでのハイビジョンを中心としたH.264方式によるサービスへの加入者移行、宇宙・衛星事業における企業・官庁のBCP(事業継続計画)向けソリューションの提供やグローバルビジネスの強化、移動体衛星通信ビジネスの拡大に積極的に取り組みなど、中長期的は成長戦略を着実に推し進めている。

  5日に発表した今3月期第3四半期決算は、売上高が1241億9500万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は169億8700万円(同32.6%増)、経常利益は169億7000万円(同33.4%増)、純利益は101億5500万円(同29.7%増)と2ケタ増益着地と好調。年間配当は6円を予定している。

 株価は、10月31日に昨年来の高値579円、1月6日高値578円と買い直された後、2月5日安値489円まで短期調整を挟んで上昇し、5日移動平均線を上回り出直る動きを強めつつある。通期業績上ブレと中期成長戦略に対する期待感があるほか、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地は広がる。上値抵抗線として意識される580円突破となれば、07年4月高値679円奪回も視野に入ることから中長期で注目されよう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:35 | 株式評論家の視点
2014年02月05日

【株式評論家の視点】サンセイランディックは押し目買いの水準、JQから2部上場で評価高まる

<銘柄の見所>

  サンセイランディック<3277>(東2)は、2月4日(火)48円安(7.77%)の570円と続落、一時80円安の538円と下げて値ごろ感が出始めている。1月30日にJASDAQからから市場第二部へ市場変更。不動産権利調整のForerunner(先駆者)であることを経営ビジョンに掲げており、底地問題を解決する不動産権利調整のスペシャリストとして見直される可能性があり、中長期で注目されそうだ。

 同社は、主にひとつの不動産に複数の権利者がいるため、自由な活用が制限されていたり、資産価値が低くなってしまっている不動産を所有者から買取り、権利関係を調整することにより、不動産の価値を高めた上で、販売する事業を行っている。

  足元の業績、2013年12月期業績予想は、第4四半期に販売を予定していた大型案件の底地等の販売が一部来期の見込みとなったが、不動産販売事業の底地の利益率改善と利益率の高い居抜き物件の販売があったことから、売上総利益の増加となり、販管費については販売手数料等が減少し、売上高92億3600万円(前の期比2.5%減)、営業利益は8億6800万円(同67.9%増)、経常利益は7億6100万円(同74.5%増)、純利益は4億1800万円(同79.4%増)と大幅増益を見込む。年間配当は3円を予定している。

  株価は、2013年12月期業績予想の上方修正を手がかりに、1月22日高値740円と買われた後、利益確定売り優勢の展開が続いているが、目先の下値として意識される12月27日安値527円を前に下げ渋っており、26週移動平均線が再度サポートした感がある。14年12月期増収増益で続伸が観測されており、2月14日に予定される本決算の発表における14年12月期業績見通しに対する期待感はある。前期予想PER9倍台と割安感があり、突っ込み買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:32 | 株式評論家の視点
2014年02月04日

【株式評論家の視点】富士製薬工業強い、後発医薬品が好事業環境

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 後発医薬品大手、富士製薬工業<4554>(東1)は、2月3日(月)33円高(+1.78%)の1889円と続伸している。社会保障関係費が初めて30兆円を突破。少子高齢化の下、受益と負担の均衡がとれた制度へと、社会保障改革を不断に進めるとして、安倍首相が施政方針演説において、ジェネリック医薬品(後発薬)の普及を拡大を指摘したことが下支え、外部環境の影響を受けにくい、ディフェンシブ銘柄として見直されており、短期的に注目したい。

 足元の業績、売上高については、新薬である「オプチレイ注」のマリンクロットジャパン株式会社からの販売移管や塩野義製薬株式会社から産科・婦人科製剤の新薬4製品の製造販売承認の承継及び販売移管(「ルトラール錠」、「フラジール膣錠」の承継及び「クロミッド錠」、「ノアルテン錠」の販売移管)を受けることなどにより増加を見込む。利益面については、ジェネリック医薬品市場での企業間競争の激化や、平成26年4月の薬価改定の影響、第5製剤棟の第U期工事の稼働による償却費の増加、研究開発費の増加が見込まれることから、2014年9月期業績予想は、売上高294億6500万円(前年同期比17.0%増)、営業利益34億5000万円(同5.8%増)、経常利益33億8500万円(同0.3%増)、純利益2億0700万円(同0.1%増)と若干の増益を見込んでいる。年間配当は44円(同4円増)を予定している。

 株価は、5月10日につけた昨年来高値2380円から8月30日安値1601円まで調整を挟んで1月9日高値1969円と上昇。1月28日安値1768円と下げて切り返す動き。日本産科婦人科学会は、結婚している夫婦に限定している体外受精の治療対象を事実婚のカップルにも広げるよう会告(倫理指針)を変更する方針を固めたことを受け、厚生労働省も不妊治療の公費助成対象を事実婚に広げるかどうかを検討するとしており、不妊症治療薬や不妊症治療薬を製造している同社にフォローの風が吹いている。今期予想PER12倍台と割安感があり、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコある。13週移動平均線が26週移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現しており、2000円大台乗せから一段高へ進む公算大。(摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:31 | 株式評論家の視点
2014年02月03日

【株式評論家の視点】セプテーニ・ホールディングスは高値圏で頑強、スマートデバイス向け連載型新作マンガ配信サービス「GANMA!(ガンマ)」開始を好感

<銘柄の見所>

株式評論家の視点  ネット広告大手のセプテーニ・ホールディングス<4293>(JQS)は、高値圏で頑強である。同社の連結子会社で、マンガコンテンツ事業を手がけるコミックスマート株式会社(以下、コミックスマート)が、インターネット発の優れたマンガ作品づくりを目的として、昨年12月12日から、スマートフォン、タブレット端末向けに連載型の新作マンガ配信サービス「GANMA!(ガンマ)」を開始したことが手がかり材料となっている。

  1月31日には、コミックスマートが、マンガ家の育成・輩出を目的とした新人マンガ家支援プログラム「Route M(ルートエム)」の支援体制をリニューアルしたと発表。新たな支援体制では、マンガ家のステージを5段階に分け、そのステージに応じたサポートを提供する。ステージが昇格するにつれ、支援金が増額されるほか、スタジオ専属アシスタントによる制作補助、単行本発行、ゲーム化・映像化などに向けた総合プロデュースなど、マンガ関連ビジネスにおける手厚いサポートが受けられるようになる。マンガコンテンツ事業が、ネットマーケティング事業やメディアコンテンツ事業に次ぐ将来の中核事業に育つとの期待感が高まっている。

  足元の業績、中長期の成長を見据えた新規事業への積極投資を継続しつつ、ネットマーケティング事業で「モバイル」「ソーシャル」「グローバル」の3分野にフォーカスすることで持続的な業容拡大と収益性向上を図るほか、メディアコンテンツ事業では、モバイルゲーム事業については経営資源の再編を実施し、市場の拡大が見込まれるネイティブアプリを中心に展開。加えて、マンガコンテンツ事業を中心に収益化に向けた積極投資を実施し、2014年9月期第1四半期業績予想は、売上高124億円(前期比13.8%増)、営業利益5億8000万円(同99.5%増)、経常利益5億9000万円(同74.5%増)、純利益3億4000万円(同82.2%増)を見込んでいる。年間配当(前期実績は1400円 13年10月1日付で1対200の株式分割を実施)は未定としている。

  株価は、1月22日に昨年来の高値1549円と買われた後、同27日安値1350円と短期調整を挟んで切り返す動き。チャート的には、日足では25日移動平均線、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを堅持している。マンガマンガコンテンツ事業の早期収益化に対する期待感から05年5月高値1945円奪回から2000円大台乗せが視野に入ろう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:39 | 株式評論家の視点
2014年01月30日

【株式評論家の視点】協立情報通信は幅調整一巡、経営情報ソリューションサービスに強く年50円配当

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 協立情報通信<3670>(JQS)は、1月29日(水)14円高の1974円と4営業日ぶりに反発している。25日移動平均線を上値抵抗線にモミ合いとなっているが、値幅調整は一巡した感があり、キッカケを待つ段階に入っており、中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らもう。

 同社は、情報インフレ、情報コンテンツ、情報プラクティカルユースの3分野を総合した「経営情報ソリューションサービス」を、中堅・中小企業を中心にワンストップで提供することで、ICT活用による法人顧客などエンドユーザーの業務の効率化・合理化を推進すると共に、情報や知識の共有・活用による企業価値創造のサポートに取り組んでいる。モバイル事業において移動体通信事業者からの受取手数料の減少および「iPhone」の1台当たりの収益率が低いことが響くほか、上場に伴う関連費用及び情報創造コミュニティーのリニューアルに伴う賃料・修繕費等が増加する見通しで、2014年2月業績予想は、売上高52億9500万円(前年同期比5.7%増)、営業利益2億8300万円(同22.2%減)、経常利益2億8900万円(同19.4%減)、純利益1億5900万円(同24.5%減)を見込んでいる。年間配当は期末一括50円を予想している。

  株価は、昨年2月21日につけた上場来の高値5700円から同12月25日安値1830円まで3870円(68%)の調整を挟んで1月6日高値2080円と上昇。その後、もみ合いとなっているが、高値から半値八掛け二割引きの水準まで下落し、14年2月期予想PER14倍台の位置にあり、値幅調整一巡感が出ている。

中長期戦略として、ソリューション融合によるストック収益モデルの強化。既存/新規パートナー企業との協業推進。情報創造コミュニティーをコアにした営業展開の強化。サービスメニューの拡充を図り、17年2月期売上高76億円、営業利益7億円・営業利益率9.2%の目標を掲げているが、2月7日に「情報創造コミュニティー 情報活用実践フェア2014」を開催することから、同社を見直す絶好の機会になると予想される。配当利回り2.5%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。2000円割れで底値を固めリバウンド相場に転じる可能性が十分あり、中長期でここからの押し目は買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:28 | 株式評論家の視点
2014年01月28日

【株式評論家の視点】中西製作所は5営業日続落だが、好買い場、第2四半期の増額に続き第3四半期に期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 学校・病院・事業所・ファーストフードショップ・レストランなど業務用厨房機器の製造・販売を手がける、中西製作所<5941>(東2)は、1月27日(月)61円安(−5.59%)の1031円と5営業日続落している。昨年11月14日に第2四半期業績を上方修正しており、第3四半期業績も順調に推移していると予想されることから、2月14日に発表が予定される今3月期第3四半期決算に期待が持てる。チャート的にも高値形成から13週移動平均線に接近し、値ごろ感が出つつあり、待ち伏せ買い妙味が膨らみそうだ。

  2014年3月業績予想は、大型案件の受注が順調に推移。昨年9月の展示会(フードシステムソリューション2013)では、新製品として、低価格の小型SVロースターHOTMAX(過熱水蒸気調理機)を出展。「省エネ」や「食の安全・安心」に繋がる厨房機器・厨房システムの提案に注力し、売上高223億8000万円(前年同期比5.6%増)、営業利益15億1000万円(同3.8%増)、経常利益16億円(同2.2%増)、純利益8億6000万円(同8.2%増)と増収増益を見込んでいる。年間配当は期末一括10円を予想している。

  株価は、昨年5月21日に高値949円と買われた後、800円を上限とした5ヶ月にわたるもみ合いを上放れ1月20日に昨年来の高値1180円と上昇。上げ一服となっているが、13週移動平均線に接近しており、値ごろ感が出ている。主要納入先である日本マクドナルドホールディングスは、13年度末100店舗、中長期的なターゲットとして全国500〜600店舗の出店を予定しており、順調に受注が伸びると期待されている。今期予想PER7倍台・PBR0.76倍と割安感があり、見直し余地は広がる。月足では9カ月移動平均線がサポートする形で、01年6月高値1150円突破しており、下値を固めれば3段上げに向かう可能性が高く、押し目買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:22 | 株式評論家の視点
2014年01月24日

【株式評論家の視点】ライフフーズは高値接近、NISA関連の買いが継続、2月期優待権利付

<銘柄の見所>

株式評論家の視点  和風レストラン「ザめしや」・「讃岐製麺」・「街かど屋」・「ザめしや24」・「めしや食堂」を展開する、ライフフーズ<3065>(JQS)は、1月23日(木)3円高の224円と反発し、5月17日につけた昨年来の高値230円に迫っている。10日に発表した2014年2月期・第3四半期決算が順調に推移しているほか、株主優待を実施していることが見直されNISA関連として買いが入っており、2月の権利付きを意識し、押し目買い優位の展開が期待されそうだ。

  14年2月第3四半期業績は、既存店の売上が好調に推移。原材料価格の高騰等が響いたものの、受取補償金を特別利益として計上したことが寄与し、売上高93億3300万円(前年同期比1.8%増)、営業利益3億2000万円(同10.4%減)、経常利益3億5800万円(同8.2%減)、純利益1億5400万円(同0.3%増)と着地。通期では売上高124億9300万円(前期比3.3%増)、営業利益3億6700万円(同6.8%増)、経常利益4億1900万円(同7.3%増)、純利益1億3400万円(同0.2%増)を見込んでいる。

  株主優待は、毎年2月末日および8月末日現在の株主名簿に記載又は記録された1,000株以上株式を保有している株主を対象に同社が運営する店舗(券売機利用の6店舗を除く)で利用できる3,000円分の優待券を贈呈するもの。尚、株主の希望により、お米券3kg相当に替えることもできるとしており、配当は実施していないが、株主優待取り狙い、中長期での保有を目的として、NISA関連銘柄として関心を集めている。

  株価は、5月17日につけた昨年来の高値230円から6月7日安値200円まで調整、9月6日安値195円、12月25日安値203円と売り直されて1株純資産水準を下値として確認してから上昇。一汁三菜をコンセプトに、旬の素材を使った高品質とおいしさにこだわった低価格定食屋業態「街かど屋」の店舗展開や、できたてメニューにこだわったカフェテリア業態「ザめしや」等の既存店舗の強化に加え、店舗開発と不採算店舗の撤退を進めており、今後も順調に業績を伸ばすと予想される。目先は2月の権利取りを意識し堅調な展開が期待されよう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:22 | 株式評論家の視点
2014年01月22日

【株式評論家の視点】モリトは上放れ後の調整はまもなく一巡し再上昇へ、業績好調見通し発表

<銘柄の見所>

株式評論家の視点  モリト<9837>(東1)は、1月21日(火)15円安の860円と反落している。14日に発表した2014年11月期業績予想が2ケタ増収増益と続伸見通しを好感し、16日に昨年来の高値888円と上昇。利益確定売りに下げているが、バリュエーション的には割安感があり、押し目は注目されよう。

  同社はハトメ・ホック・面ファスナーなどの服飾付属品やカメラ資材、自動車内装資材、靴用品の企画開発など生活にかかわるパーツを幅広く世界的に製造・販売している。「グローバル成長企業を目指して」のコーポレートスローガンのもと2015年11月期売上高400億円、営業利益20億円、ROE5%目標の「中期経営計画」を掲げ、配当性向30%をベースに継続的な業績拡大による増配と企業価値の拡大に注力している。

  今14年11月期業績は戦略とファイナンスの双方の視点から成長事業を明確に定義し、事業領域を拡大、新規事業投資とM&Aの積極化により企業規模の拡大と企業価値の向上を図るほか、世界で事業展開を行う同社グループ全体の企業価値向上のため基幹部門のグローバル化、グローバル人材の活用及びダイバーシティの促進を図り、生産拠点においては日本、中国、ASEANを中心とした安定的な稼働、継続的な設備強化を行い取引先のニーズに応え、売上高370億円(前期比11.6%増)、営業利益17億円(同22.2%増)、経常利益18億円(同5.9%増)、純利益12億円(同10.9%増)と2ケタ増益と続伸を見込んでいる。年間配当は24円(同2円増)を予定している。

  株価は、週足では一目均衡表の先行スパンが下限として意識。月足では9カ月移動平均線をサポートしており、上昇トレンドを継続している。昨年10月下旬に株式の立会外分売を実施し、東証1部上場も視野に入れ、企業価値の拡大に注力している。今期予想PER11倍台・PBR0.48倍と割安感が顕著。配当利回り2.7%と利回り妙味がソコソコあり、見直し余地は広がる。中長期で4ケタ大台乗せが十分期待できることから、押し目買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:17 | 株式評論家の視点
2014年01月19日

【株式評論家の視点】サムコは新値街道を驀進、1部市場へ指定替えで見直し

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 電子部品製造装置の研究開発型企業で、LEDなど化合物半導体用が主軸のサムコ<6387>(東1)は、4営業日続伸と新値街道驀進である。1月9日付で市場一部に指定替えしたことが買い手がかり。昨年7月24日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から市場第二部に市場変更していたが、市場第二部上場から5ヶ月余りの短期間での一部指定とあって市場の関心を集め、東証株価指数算入に伴う東証株価指数(TOPIX)連動型ファンドへの組み入れ期待の高まりを背景に買い優勢の展開となっている。

 また、同社が昨年11月に株主待制度の新設を発表。同社株式への投資魅力を高め、中長期的に多くの株主に保有してもらう目的で、毎年1月31日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有の株主を対象にクオカード1,000円分(2年未満)、クオカード2,000円分(2年以上)を贈呈することが大きく見直されている。最低投資金額が10万円台で、NISA関連として物色の矛先が向かい権利付き最終日の28日を前に堅調展開が続いている。

 同社は今2014年7月期から始まる新中期(3か年)経営計画を打出し、「売上高50億円の壁を乗り越え、100億円への道筋をたてる」ことを謳い、最終年度となる16年7月期売上高72億円、営業利益11億4000万円、経常利益11億3000万円、純利益7億円を目標としている。初年度となる14年7月期は、オプトエレクトロニクス分野での内外LED関連需要の回復、電子部品分野でのパワーデバイス、MEMS市場の拡大といった環境の中、海外市場の開拓等各種施策を精力的に進め、値引きの抑制、製品・部品の標準化に取り組み、売上高50億5000万円(前年同期比20.2%増)、営業利益6億2500万円(同82.6%増)、経常利益6億1500万円(同9.0%増)、純利益3億8000万円(同7.2%増)を見込んでいる。年間配当は期末一括15円を予定している。

  株価は、東証第二部への市場変更を手がかりに昨年7月24日に高値968円と上昇。その後、900円処をレンジ上限としたもみ合いを続けていたが、同12月27日に第一部指定承認の発表を機に上放れしており、目先は今月の権利付き最終日を前に一段と騰勢を強める方向へ。中長期では海外市場におけるアジアでの生産機需要掘り起こし、北米でのナノテク・情報通信分野の顧客開拓、欧州では大学・研究機関向けの拡販等、開拓の余地が大きく残っており、11年5月高値1531円奪回となれば、2000円大台回復も視野に入れよう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:45 | 株式評論家の視点
2014年01月18日

【株式評論家の視点】京進は4営業日続伸、モミ合い上放れ、京都から世界へ戦略

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 京都と滋賀を地盤に学習塾を運営する、京進<4735>(東2)は、1月17日(金)7円高(+3.29%)の220円と4営業日続伸で上値追いと堅調。今5月期第2四半期決算が計画を上回り好調だったことを好感した買いが継続している。政府による新成長戦略の検討方針案が明らかになったことがフォローの風となるほか、バリュエーション的にも割安感があり水準訂正高が続きそうだ。

 同社では、学習塾事業における新たな展開と、将来の成長を担う新規事業への積極的な投資を行い、京都から世界へ目を向けた経営を行っているほか、教育理念の一つである、「自立と貢献のできる人材育成」の実現を目指し、自立をテーマとした指導に重点的に取り組み、長期目標として「2015年構想」を掲げている。売上高3000億円、京都、ニューヨーク、デュッセルドルフ、北京の4本社体制。社員1万人、100の子会社、100人の社長、、そして生徒数50万人を目指している。

 1月10日に発表済みの今5月期第2四半期業績は、学習塾事業で、昨春、直営校舎の統廃合をすすめたためフランチャイズを除く全生徒数が減少したものの、新たな取り組みや小中部・高校部の料金改定等により客単価が寄与したほか、統廃合校舎の費用削減効果が奏功。その他の教育関連事業で、日本語事業をはじめ英会話事業、保育事業が好調に推移し、売上高が51億6600万円(前年同期比2.5%増)、営業利益が3億2800万円(同15.6%増)、経常利益が3億2100万円(同21.5%増)、純利益が17億6600万円(同32.4%増)に着地。純利益は計画を1億6600万円上回り順調に推移しており、通期純利益1億0100万円(前期比2.6倍)は達成できる見通し。年間配当は期末一括5円30銭(同1円増)と増配を予定している。

 株価は、4月22日につけた昨年来の高値255円から6月21日安値151円まで調整を挟んで8月8日高値222円と上昇。その後、180円割れの中段で下値を固め出直る動きを強めている。政府が6月にまとめる新たな成長戦略の検討方針案では、少子高齢化による労働力人口の減少を補うため、外国人の受け入れ環境を整備、最長3年の技能実習制度の期間延長や介護分野への拡大を検討すると伝わっており、様々な国から留学生を迎え、東京青山で日本語学校『OLJランゲージアカデミー』を運営している同社に収益機会が広がると期待される。PBR0.76倍と割り負け、配当利回り2.4%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地がある。13週移動平均線をサポートラインに保ち合いを形成しており、高値奪回から一段高へ向かう公算が大きい。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:19 | 株式評論家の視点
2014年01月17日

【株式評論家の視点】ハナテン続伸、昨年来高値に接近、中古車登録好調背景に業績堅調

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 中古車販売を核に、オークションやフランチャイズ店の事業を積極的に取り組んでいる、ハナテン<9870>(東2)は、554円と小幅続伸し昨年来高値590円(6月)に接近となっている。日本自動車販売協会連合会(自販連)が16日発表した2013年12月の中古車登録台数(軽自動車を除く)が、前年同月比2.3%増の31万3257台と8カ月ぶりに上昇。12月の新車販売(軽除く)が4カ月連続増と好調持続から、国内の下取り市場に出回る車の増加につながり、同社を取り巻く事業環境は好転しており、見直される可能性が高い。

 足元の業績、新規出店で買取店の台数の寄与、整備工場増設に伴う取扱台数の増加し、今3月期業績予想は売上高363億8200万円(前期比12.0%増)、営業利益19億5100万円(同8.2%減)、経常利益19億3900万円(同4.6%増)、純利益17億7100万円(同52.6%増)を見込む。年間配当は期末一括5円を予定している。

 株価は、6月4日に昨年来の高値590円をつけた後、500円を軸にした往来相場を続けてきたが、ここへきて上値指向を強めつつある。新たなビジネスモデルとして大型複合商業施設に車検整備工場併設型店舗「ビッグモーター」の出店を進めるが、中古車販売だけでなく、車の整備・車検・自動車任意保険など、車に関するトータルアドバイザーを目指すことから新たな成長ステージへ向かう可能性がある。第2四半期営業利益は11億4500万円(前年同期比26.9%増)と好調に推移しており、2月上旬(昨年は2月5日)に発表が予定される第3四半期決算に期待は持てる。今期予想PER8倍台と割安感があり、9カ月移動平均線がサポートしており、7カ月にわたるもみ合いを上放れする公算が大きい。ここから一段と買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:12 | 株式評論家の視点
2014年01月15日

【株式評論家の視点】オンコリスバイオファーマは押し目買い有効、抗がん剤の特許を14カ国に登録へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 がんや重症感染症を対象にした創薬事業を手掛ける、オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は、1月14日(火)106円安(−3.23%)の3145円と反落した。昨年12月27日大引け後、同社が開発中の抗がん剤「テロメライシン」の物質特許について、欧州14カ国に登録手続きを行うと発表したことを材料視した買いが継続。前週11日にOBP−301(テロメライシン(R))に関係する特集がテレビで放送されたことも後押し、一時435円高の3685円と買われ12月26日につけた上場来の高値3750円に迫ったが、戻り待ちの売りに押された。

 同社は、昨年12月6日にマザーズ市場に上場。同日明らかにした中期経営計画では、最終年度となる2015年12月期売上高1億1760万円、営業損益10億3860万円の赤字、経常損益10億5200万円の赤字、最終損益10億5420万円の赤字を目標としている。注目の抗がん剤「テロメライシン」は、癌細胞のみで増殖し、癌細胞を破壊、癌組織局所に作用させることができ周辺リンパ節転移腫瘍にも感染し効果を発揮させる可能性があることから、肝臓癌や食道癌、頭頸部癌など、次世代の局所療法として今後の展開に期待感が高まっている。

 上場初値は3500円で、公募・売り出し(公開)価格2600円を900円(34.6%)上回り同日3750円と買われた後、同17日安値2607円まで調整を挟んで1月14日高値3685円と上昇。高値を目前に上げ一服となっているが、目先3200円割れで下値を固めた感があり、好押し目形成となる可能性が高く、買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 株式評論家の視点
2014年01月11日

【株式評論家の視点】ブイキューブは上場後1ヶ月経過、高値圏で強い、『Web会議』に高評価

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ブイキューブ<3681>(東マ)は、10日(金)、200円高の6740円と4営業日ぶりに反発している。2013年12月10日にマザーズに上場し、ほぼ1ヶ月が経過する。上場後高値8840円、同安値は4400円で現在は高値圏にある。

 ビジュアルコミュニケーションツールの企画・開発・販売・運用・保守のほか、企業などへのビジュアルコミュニケーションサービスの提供を行っている。打ち合わせ、セミナー、人材研修、カスタマーサポート、遠隔教育など様々なニーズに対応した、モバイル端末を使用したWeb会議、映像配信のみでセミナー開催、少人数限定、大人数対応、リアルタイムの配信、オンデマンドでの提供など、ビジュアルコミュニケーションサービスの増加が見込まれることから、中長期的な成長が期待される。

 足元では、「いつでも」・「どこでも」・『だれでも』使えるビジュアルコミュニケーションサービスをコンセプトとして、Web会議サービス、オンラインセミナーサービスをはじめとする商品開発に注力し、2013年12月期業績予想は、売上高25億9000万円(前の期比29.2%増)、営業利益3億1300万円(同3.0倍)、経常利益3億0400万円(同2.8倍)、純利益2億2200万円(同90.5%増)を見込んでいる。

 株価は、昨年12月10日に5010円(公開価格3300円)で初値をつけた後、翌11日高値6950円と上昇。12日安値4400円と下げて4500円割れで下値を固め1月6日高値8840円と急伸。利益確定売りに押されていたが、6500円割れで下げどまり半値押し水準で値固めに入っている。現在、国内外で約4000社が同社のネット会議を使っているが、国内ではOEM・パートナー展開を中心とした拡大とエムスリーとの資本業務提携による医療分野NO1戦略を推し進めているほか、海外ではアジア・北米を中心とする展開の拡大に対する期待感があり、中長期的な成長が見込まれる。14年12月期増収増益が観測されており、ここからの押し目は大いに注目されよう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:57 | 株式評論家の視点
2014年01月09日

【株式評論家の視点】富士通は昨年来高値更新、ビッグデータ関連の有望銘柄としての評価

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 富士通<6702>(東1)は、8日(水)、17円高(+3.14%)の559円と続伸。一時、18円高の560円と買われ連日の昨年来の高値を更新していると。ビッグデータ関連として上昇基調を強めている。総務省は、ビッグデータ活用による国内の経済効果が7兆7700億円になると試算している。小売業で約1兆1500億円、製造業で約4兆7900億円、農業で約4000億円、インフラで約1兆4300億円の経済効果が見込まれているが、富士通はビッグデータ関連の売上高を15年度に2000億円(12年度の3.3倍)に増やすもようで、中核企業としてその将来性に対する期待が高まっている。

 足元の業績、国内外で携帯電話やネットワークサービスが減少も、国内でシステムインテグレーションが金融、公共向けなどで伸長。海外では光伝送システムやオーディオ・ナビゲーション機器が伸長。LSI事業や海外事業での構造改革効果が寄与し、14年3月期業績予想は、売上高4兆6200億円(前期比5.4%増)、営業利益1400億円(同58.6%増)、経常利益1350億円(同37.1%増)、最終損益450億円の黒字(同729億1300万円の赤字)を見込む。

 株価は、昨年5月23日高値496円から同10月7日安値350円まで調整を挟んで上昇しているが、日足では25日移動平均線がサポート、週足ではゴールデンクロスを示現しており、騰勢を強める方向となっている。14年3月期年間配当は未定としているが、1株当たり純利益は21円70銭を予想しており、期末配当への期待は十分持てる状況。15年3月期も構造改革の効果が継続するとの見方が根強く、増収増益が観測されており、買い安心感がある。需給面では信用取組倍率1.01倍の好取組で押せば買いとの機運が高まっており、当面上値抵抗線となる10年4月高値673円を目指すと予想する。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:17 | 株式評論家の視点
2014年01月07日

【株式評論家の視点】キリン堂はモミ合い放れ上伸の展開、利回り2.9%

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 近畿地盤にスーパードラッグストア、薬店チェーン、調剤薬局チェーンを展開している、キリン堂<2660>(東1)は1月6日、680円と小反発している。好業績予想で割安感があり配当利回り妙味もソコソコあり、底堅い動きとなっており、押し目は注目されよう。

 小売事業で既存店の活性化対策として、改装の実施や、ヘルス&ビューティケア商品のカウンセリング販売に注力、ポイントカードによる顧客の囲い込みとポイントカード会員様に対する販促策の実施等に努めているほか、調剤事業の推進に努め14年2月期業績予想は、、売上高1049億円(前期比3.1%増)、営業利益22億3000万円(同15.9%増)、経常利益25億9000万円(同15.5%増)、純利益7億9000万円(同10.5%減)を見込む。年間配当20円を予定している。

 株価は、5月20日つけた年初来の高値790円から6月7日安値610円まで調整。640円割れで下値を固め11月25日高値705円と買われた後、もみ合っている。13週移動平均線が26週移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現。12年9月に設立した中国現地法人「忠幸麒麟堂(常州)商貿有限公司」によるドラッグストア第3号店が、12月20日に江蘇省南京市に出店。中国での生活便利ストアとして、化粧品・ベビー関連商品・日用品・食品を中心とした品揃え、地域に密着した店づくりに対する期待感が高まる。今期予想PER9倍台・PBR0.69倍と割安感があり、配当利回り2.9%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地は広がる。押し目買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:21 | 株式評論家の視点
2014年01月02日

【株式評論家の視点】シュッピンの相場抜群に強い、業績絶好調で新年に急伸も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 価値ある大切な商品を店舗やインターネットで買い取り、販売している、シュッピン<3179>(東マ)の昨年末株価は1054円だった。昨年の高値1370円(8月)と、安値358円(2月)との「中間値」(864円)を大きく上回り強さは抜群といえる。

 好業績予想で高値形成から日柄調整は進み25日移動平均線がサポートラインとして意識されており、あとはキッカケ待ちという感があり、同社の押し目は注目されよう。

 同社は、カメラ専門店「マップカメラ」、時計専門店「GMT」、筆記具専門店「KINGDOM NOTE」、ロードバイク専門店「クラウンギアーズ」を運営している。今3月期業績予想は、買取の際に指定商品を減額せずに指定額で買取ることで、顧客にとっては煩わしい金額交渉をなくし、スムーズな売却ができ、安心安全に利用できる仕組みとして「ワンプライス買取」を開始したことや、専門性の高いエキスパートによる鑑定で良質で豊富な品揃えを維持したほか、円安効果による外国人顧客の増加が寄与し、売上高137億8800万円(前期比10.6%増)、営業利益4億8100万円(同23.5%増)、経常利益4億6000万円(同25.8%増)、純利益2億7800万円(同20.0%増)と2ケタ増収増益で続伸を見込む。年間配当7円を予定している。

 株価は、8月29日つけた上場来の高値1370円から10月8日安値852円まで調整、12月16日安値980円と売り直された後、もみ合っているが、26週移動平均線がサポートラインとして意識された感がある。DIAMアセットマネジメントの保有株比率が5.22%から6.25%に上昇、実需の買いが下支えしている。足元では、11月度の売上高は前年同期比24.7%増、Web会員数は同1,811人増の21万3,127人と好調に推移しており、もみ合いを上放れ可能性があり、押し目買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:03 | 株式評論家の視点
2013年12月27日

【株式評論家の視点】オープンハウスは『犬のジョン』CMで東京に家を持とうの知名度が上昇

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 城南・都心エリアを中心に新築戸建ての開発・販売やマンションの分譲事業を手掛ける、オープンハウス<3288>(東1)は、12月26日(木)62円高(+2.68%)の2373円と反発している。目先下値を確認しており、リバウンド相場が続く可能性がある。織田裕二さん扮する「犬のジョン」シリーズのCMで、「東京に、家を持とう」=オープンハウスとのイメージから知名度が上昇している。好業績で割安感があり、直近IPOとして見直される可能性が高く、短期的に注目されそうだ。

 不動産仲介事業においては、本年4月に大田区蒲田に「蒲田営業センター」、10月に江戸川区西葛西に「西葛西営業センター」を出店し、販売力を強化、業容拡大に向けての事業展開を継続して推進しているほか、不動産販売事業においては、厳選した用地仕入れと徹底した原価管理により、良質な住宅をリーズナブルな価格で供給し、収益力の向上を図り、今9月期業績予想は、売上高1150億円(前期比18.6%増)、営業利益122億円(同19.8%増)、経常利益110億円(同19.8%増)、純利益(同18.4%増)と2ケタ増収増益で続伸を見込む。今期予想PER9倍台と割安感がある。配当は30円(前期は25円)の普通配当に加え、5円の上場記念配当の実施し、年間配当35円を予定している。

  株価は、9月20日の上場初値2100円から11月15日の上場来高値2770円と上昇。11月22日安値2292円、12月24日安値2293円と売り直されて下値確認から上昇。14年4月の消費税率引き上げを受け、国内景気が一時的に冷え込む公算が大きいことから、日銀による追加の金融緩和策が確実視されていることがフォローの風となるほか、12月20日付で大和証券では、割安なPERや、不動産流動化プレーヤーとして評価し、投資判断を「1」、目標株価を3200円としており、見直し余地は広がる。短期的に水準訂正高へ進む可能性大。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:52 | 株式評論家の視点
2013年12月25日

【株式評論家の視点】モルフォは突っ込み買いの好機、 画像処理ソフト好調

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 携帯カメラの画像処理ソフトウェアの開発を手掛ける、モルフォ<3653>(東マ)は、12月24日(火)145円安の(−5.02%)2745円と3営業日続落している。11月1日安値2900円を下回り目先の売りが膨らみ値を下げたことで、値ごろ感が出ており、突っ込み買い妙味が増すことから、注目したい。

 モルフォが開発した画像処理ソフトウェアの搭載ライセンス数の累計は、2013年7 月末(2013年10月期第3四半期末)時点で5億ライセンスを突破。モルフォのソフトウェアは、2006年6月に静止画手ブレ補正の「PhotoSolid」をはじめてライセンスして以来、順調にライセンス数を伸ばしているが、モルフォの超解像技術「Morpho Super−Resolution」ほか7製品がauスマートフォン「DIGNO(R) M」(京セラ製)に搭載。また、スマートフォンのカメラを使った遠隔見守りサービス「Rusuban Cam」のアプリケーションを2013 年11月26日からApp Store にて提供を開始しており、高い成長が予想される。

 13日に発表した今10月期業績予想は、携帯電話端末機器分野では引き続き海外携帯電話端末機器メーカー及び半導体メーカーへの営業活動に取り組み、ロイヤリティ収入の伸長を目指し、特にミドル・ローエンド向けの携帯電話端末機器は、これからの成長が見込まれることから、実現にむけて、既に着手している既存技術のハードウェア化(記述言語化)にも引き続き取り組むとともに、海外拠点整備や業務委託等による海外体制の充実化を図っていき、売上高13億5000万円(前期比28.6%増)、営業利益1億円(同89.4%増)、経常利益9900万円(同34.4%増)、純利益6100万円(同2.0倍)と大幅増益を見込む。

 株価は、9月12日につけた年初来の高値6140円から2745円まで3395円(55%)調整し、9カ月移動平均線に接近しており、値ごろ妙味が出始めている。今期会社計画が市場予想を下回ったことを嫌気され、売り優勢となっているが、同社は前期業績について10月11日に上方修正していたことから、今期業績予想は保守的と見られる。ここから大きく突っ込むようであれば、中長期な視点から買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53 | 株式評論家の視点
2013年12月20日

【株式評論家の視点】ブロードリーフは下値確認し本格出直り、公衆無線LANサービスを開始

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 自動車アフターマーケットを中心とした IT サービスの開発・販売などを手がける、ブロードリーフ<3673>(東1)は、12月19日(木)48円高の(+2.52%)の1954円と3営業日続伸、一時1958円まで買われ下値確認から出直っている。公衆無線LANサービスの開始を材料視。大幅増益見通しの好実態も見直されており、中長期で注目されそうだ。

 18日に同社は株式会社ワイヤ・アンド・ ワイヤレス(本社:東京都中央区、代表取締役長大塚浩司)との業務提携により、来店する顧客がWi−Fiによるインターネット接続を楽しめる環境が簡単に構築できる、店舗向けWi−Fiサービス「BroardLeaf Wi-Fi」を2014年1月から販売を開始すると発表した。

 同社は、今秋から新たに「街のカーウンセラー」ブランドを立ち上げ、自動車整備工場の集客支援を通じた、一般消費者向けのアプローチを開始している。「街のカーウンセラー」認定自動車整備士の店舗に来店した顧客の満足度の向上や、宿泊施設や各種店舗における顧客の利便性の向上を図るため、Wi−Fiサービスを積極的に販売することへの期待感が高まる。

  足元の業績、「産業プラットフォーム」上での顧客企業への事業支援ITサービスの拡大に注力。主力の整備・鈑金事業者、自動車部品卸商、リサイクル事業者などのユーザー向けのネットワーク型の業務アプリケーションの販売を引き続き強化し、2013年12月期業績予想は、売上高178億5100万円(前期比14.1%増)、営業利益40億4200万円(同91.2%増)、経常利益39億5200万円(同94.2%増)、純利益20億8900万円(同2.6倍)を見込む。年間配当は期末一括17円50銭を予定している。

  同社は本年9月19日に次世代自動車ビジネスの創出を目的とした研究会「次世代オートアフタービジネス研究会」を全国約1600社のネットワークによる自動車整備企業集団の全日本ロータス同友会、ブロードリーフの第3位大株主のオートバックスセブン、パイオニア、NTTドコモと設立。自動車販売後の整備・メンテナンス分野や自動車保険の事故対応分野など、新たな自動車アフターサービス領域の拡大に対応した連携で、将来的にブロードリーフの収益機会が増えると期待される。

  株価は、5月14日につけた上場来の高値2777円から3月22日の上場来の安値1180円まで調整を挟んで10月23日高値2371円と上昇。その後、11月12日安値1809円、12月16日安値1822円と売り直されて下値を確認した感がある。今月は配当取りも意識されるほか、14年12月期は2ケタ増益を観測されており、上値抵抗線である11月26日高値2169円突破から一段高へ向かうか注目したい。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:35 | 株式評論家の視点
2013年12月18日

【株式評論家の視点】システム情報は狙い場、上場時好人気の調整一巡

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 受託ソフトウェアの設計・開発・導入・管理などに関する事業を展開する、システム情報<3677>(JQS)は、12月17日(火)115円安の(−5.18%)の2106円と続落。一時、121円安の2100円と下げて上場来の安値を更新しているが、ここからの突っ込み場面は注目されよう。

  同社は、10月22日にジャスダック市場に上場。同23日に公募価格740円の4.7倍の3500円で初値を形成、同28日6580円と買い進まれた後、11月20日安値2650円まで短期調整を挟んで11月22日高値3475円と上昇。上げ一服となったことで、初値である3500円処が上値として意識されたことから調整が続いている。

  証券優遇税制の廃止前に利益を確保しようとの動きが強まっているものだが、新規公開銘柄が、18・19日に8社控えていることから資金手当てのための売却と見られることから、そろそろ目先の売り一巡感が出始めるところだろう。

  今9月業績予想は、システム開発の品質強化に取り組むことにより顧客からの信頼の確保による受注の増加、及び不採算プロジェクトの未然防止等による利益率の向上に努め、売上高45億円(前年同期比6.4%増)、営業利益3億5000万円(同1.2%増)、経常利益3億3600万円(同0.5%減)、純利益1億8800万円(同0.7%増)を見込んでいる。

  同社は、個々の社員のプロジェクト管理能力アップのため、国際資格であるPMP取得を推進し、現在ではPMP認定者は112名に達しているほか、プロセス改善モデルとしてデファクトスタンダードであるCMMIに基づくソフトウェア開発プロセス改善に組織全体で取り組み、2012年11月に最高の成熟度レベル5を達成し、国際資格/標準であるPMP、CMMIをベースに30年に及ぶSI&Cの開発ノウハウを注入してSI&C開発標準を策定。同社独自のシステム開発標準(SICP)を全社のプロジェクト開発に適用し、顧客から高い評価を得ていることが注目される。ビジネスパートナーのNTTデータや日本IBMとの連携、景気回復をフォローとしてシステム受託開発の好調が続く見通し。ここから大きく下押す場面は逆張り好機となりそうだ。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 04:36 | 株式評論家の視点