11月第2週の日経平均は1万4271円でスタート、1万5165円で終える、急騰の週となった。前週の見通しでは円安の動きが最大の焦点と書いたが、その円が100円台前半と、ほぼ2カ月ぶりの安値圏水準に動いた。そこにNYダウの史上最高値更新、イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長の金融緩和継続発言など、好材料が重なり買い人気が一気に盛り上がった。急騰前までは慎重な相場観が支配していたこともあり、突然の上げは市場筋には驚きを持って迎えられている。円安、NY高という好環境を得ているにも関わらず、輸出関連のフラッグシップ株トヨタ自動車(7203)の第2週の動きは、6290円で始まり、6310円で終了するなど、市場人気の埒外に放置されており、市場の冷静な見方を誘っている。
そうした輸出関連株の主力株を置き去りにしながらの片肺飛行とあって、投機筋の先物買いに誘発された裁定買いや、オプション絡みのヘッジ買い、空売りの反動など需給優先の戻りとの指摘も多い。
第2週末のNY市場では、ダウが連日で最高値を更新し、CMEの日経平均先物相場は1万5305円と、15日の大証終値を135円上回った。市場では短期急騰に対する警戒感も強く、第3週は強弱感が対立する形で、一時的な波乱場面に見舞われる場面もありそう。(株式評論家・隆盛)
































