トクヤマ<4043>(東1)のじり高基調が鮮明になっているが種々の状況からみて、上へブレイクする動きが近いと思われる。一足先に年初来高値に進んだ太平洋セメント<5233>(東1)に続いて、住友大阪セメント<5232>(東1)が5か月振りの高値更新に進むなど、セメント株の強調が市場の関心を集めている。トクヤマの今2014年3月期の第1四半期におけるセメント部門の動向は、国内需要の回復を背景に売上げは1731億円と全体の27%に達する重要部門。セメント株の一環として評価されていい実態である。また、ここへきて証券会社が強気の投資判断を継続し、目標株価を350円から400円に引き上げている。材料株に敏感に反応する地合いの中、個人投資家の活発な参戦を引き出す要因になりそう。
今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益31億円(前年同期比330%増)の大幅増益を達成した。多結晶シリコンは前期中に実施した減損処理の効果が大きく、利益が向上、電子工業用高純度薬品も伸び、化成品部門では、塩ビモノマーの販売も増加した。ライフアメニティー部門もプラスチックレンズ材料、歯科器材などの好調で収益を伸ばし、セメント部門の好調もプラス。通期でも営業利益は140億円と、前期比106%増を想定している。
多結晶シリコンの事業再構築、現存事業・新規事業の収益向上、それに徹底したコスト削減策などにより、2018年3月期に営業利益250億円を目指す、中期経営計画を推進している。(株式評論家・隆盛)
































