<銘柄の見所>
第一商品<8746>(JQS)の追い風が強力だ。アベノミクスの影響を受けた円安をテコに、金の価格が上昇している。今年2月4日には、東京工業品取引所(2月12日から東京商品取引所に変更)の金先物価格は1982年の取引開始来、初めて1グラム5000円を突破し、5081円の最高値を示現した。
アベノミクス相場が始まる前、昨年11月6日には4330円の安値水準にあえいでいただけにその環境は様変わり。現在のドル建て金相場を基準にすると、為替が1円円安に振れると約50円上昇する。その為替相場は一時一ドル94円台にレートバックしたが、ここへ来て再び96円台に入るなど、円安トレンドが続いている。市場筋では1ドル=100円台乗せが有力との声が強く、金相場の先高感を醸成する大きなポイントである。
同社はテレビCMによる知名度の向上を図るマーケティング戦略とともに、横浜支店、福岡支店、仙台支店などの店舗のリニューアルを進めており、金相場上昇の恩恵を着実に収益アップに反映する態勢が整っている。
今2013年3月期は営業利益32億1000万円と前期比148%の大幅増が予想されている。同社の営業利益のピークは2006年3月期の46億1700万円。当時の金相場はまだ2000円台。今回の金相場の大幅上昇は顧客の増加に結びつく方向が予想され、来期にはピーク利益更新の可能性も考えられそう。一時的な円高で調整を入れていた金相場は、3月日の4683円をボトムに反転、高値奪回へ動き出してきた。株価も再度の新展開入りを狙うことが予想される。(株式評論家・隆盛)
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(03/21)【株式評論家の視点】第一商品は金相場急騰が強力な追い風、円安トレンドが先高感を増幅
(03/21)【株式評論家の視点】東京急行電鉄は相互乗り入れ、渋谷再開発など、上昇スケール大きい
(03/19)【株式評論家の視点】三井松島産業は石炭火力発電所の推進に期待、円安メリット大きい
(03/19)【株式評論家の視点】新日本製鐵は昨年来製品価格の引き上げが相次ぐ、中期計画にも注目
(03/19)【株式評論家の視点】三井海洋開発は波乱の収束近い、受注残高は過去最高で今期増額へ
(03/19)【株式評論家の視点】シグマ光機は後半からの収益回復を見直す、成長分野での展開に焦点
(03/19)【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は収益回復ピッチが速まる、2輪車成長余地は大きい
(03/18)【株式評論家の視点】大日本塗料は多面的な評価を獲得へ、力強いもみ合い相場へ
(03/18)【株式評論家の視点】ビーマップはスマホ拡大の恩恵を享受、収益向上に連動した上昇相場へ
(03/18)【株式評論家の視点】東洋紡は新フィルムの現実買い機運が強まる、来期は大幅増益へ
(03/18)【株式評論家の視点】アドバンスト・メディアは音声認識ソフトの使用範囲拡大で黒字転換も
(03/18)【株式評論家の視点】東京海上ホールディングスは自動車保険の収益改善が顕著、株の含みも増
(03/17)【株式評論家の視点】期末接近で国内法人の売りが先細りに、上値期待のムードが充満
(03/15)【株式評論家の視点】八州電機は当然の訂正高波動に進む、3月期末配当取りが活発化
(03/15)【株式評論家の視点】横河電機は足元の受注好調が手掛かりに、シェールガス関連も期待分野
(03/15)【株式評論家の視点】JUKIは構造改革プランの進展を見直す、戻り売りこなし出直りへ
(03/15)【株式評論家の視点】イーブックイニシアティブジャパンは目先筋の売り一巡を待って再騰へ
(03/15)【株式評論家の視点】 ジャックスは今期増額が有力、同業他社に先駆けた出直りへ
(03/14)【株式評論家の視点】上げ足の強さに注目できるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、バイオ株で高評価
(03/14)【株式評論家の視点】リンテックはスマホ向け製品が好調、円安効果も加わり来期は増益転換へ
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(03/21)【株式評論家の視点】第一商品は金相場急騰が強力な追い風、円安トレンドが先高感を増幅
(03/21)【株式評論家の視点】東京急行電鉄は相互乗り入れ、渋谷再開発など、上昇スケール大きい
(03/19)【株式評論家の視点】三井松島産業は石炭火力発電所の推進に期待、円安メリット大きい
(03/19)【株式評論家の視点】新日本製鐵は昨年来製品価格の引き上げが相次ぐ、中期計画にも注目
(03/19)【株式評論家の視点】三井海洋開発は波乱の収束近い、受注残高は過去最高で今期増額へ
(03/19)【株式評論家の視点】シグマ光機は後半からの収益回復を見直す、成長分野での展開に焦点
(03/19)【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は収益回復ピッチが速まる、2輪車成長余地は大きい
(03/18)【株式評論家の視点】大日本塗料は多面的な評価を獲得へ、力強いもみ合い相場へ
(03/18)【株式評論家の視点】ビーマップはスマホ拡大の恩恵を享受、収益向上に連動した上昇相場へ
(03/18)【株式評論家の視点】東洋紡は新フィルムの現実買い機運が強まる、来期は大幅増益へ
(03/18)【株式評論家の視点】アドバンスト・メディアは音声認識ソフトの使用範囲拡大で黒字転換も
(03/18)【株式評論家の視点】東京海上ホールディングスは自動車保険の収益改善が顕著、株の含みも増
(03/17)【株式評論家の視点】期末接近で国内法人の売りが先細りに、上値期待のムードが充満
(03/15)【株式評論家の視点】八州電機は当然の訂正高波動に進む、3月期末配当取りが活発化
(03/15)【株式評論家の視点】横河電機は足元の受注好調が手掛かりに、シェールガス関連も期待分野
(03/15)【株式評論家の視点】JUKIは構造改革プランの進展を見直す、戻り売りこなし出直りへ
(03/15)【株式評論家の視点】イーブックイニシアティブジャパンは目先筋の売り一巡を待って再騰へ
(03/15)【株式評論家の視点】 ジャックスは今期増額が有力、同業他社に先駆けた出直りへ
(03/14)【株式評論家の視点】上げ足の強さに注目できるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、バイオ株で高評価
(03/14)【株式評論家の視点】リンテックはスマホ向け製品が好調、円安効果も加わり来期は増益転換へ
2013年03月21日
【株式評論家の視点】第一商品は金相場急騰が強力な追い風、円安トレンドが先高感を増幅
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:28
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】東京急行電鉄は相互乗り入れ、渋谷再開発など、上昇スケール大きい
東京急行電鉄<9005>(東1)がゆるぎない上昇波動を描いている。2月15日の499円を起点に上昇相場を鮮明にしてきたが、途中全体相場が波乱に見舞われても、それを押し返してしまう強さを見せ付けている。
東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が3月16日から始まった。副都心線は西武池袋線、東武東上線とそれぞれ相互乗り入れ済み。埼玉県西南部から都内の池袋、渋谷経由で横浜方面まで乗り換えなしで結ぶ首都圏の新たな鉄道ネットワークが完成する。会社側の試算では副都心線の利用者数は1日当たり33万人から44万人に増えると見られ、新たな顧客層を獲得できる見込み。
そうした輸送人員の増加を渋谷で吸収するための再開発も加速する。その嚆矢となったのが今年4月に開業した複合施設「渋谷ヒカリエ」。年間目標来館客数1400万人を昨年12月4日にクリアーし、既に渋谷のシンボルになっている。東横線の渋谷駅地下化に伴い、今後は地上部分の跡地にオフィスや店舗、ホテルが入る地上33階建てのビルが17年度にオープンするほか、再開発ビルが5棟次々と誕生する計画にある。今回の再開発は渋谷エリア始まって以来となる大再開発で、渋谷が文化の発信拠点として大きくアピールしていくものと見られている。
電鉄株は沿線の土地開発を行っていることから過去には含み資産株として評価されてきたが、今回は。都心の渋谷再開発で所有する土地が膨大な含みを積み上げるという、新たな角度で評価されている。先行投資負担が一巡する「渋谷ヒカリエ」の収益寄与により、来2013年3月期以降業績向上が鮮明化する見通しにある。(株式評論家・隆盛)
東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が3月16日から始まった。副都心線は西武池袋線、東武東上線とそれぞれ相互乗り入れ済み。埼玉県西南部から都内の池袋、渋谷経由で横浜方面まで乗り換えなしで結ぶ首都圏の新たな鉄道ネットワークが完成する。会社側の試算では副都心線の利用者数は1日当たり33万人から44万人に増えると見られ、新たな顧客層を獲得できる見込み。
そうした輸送人員の増加を渋谷で吸収するための再開発も加速する。その嚆矢となったのが今年4月に開業した複合施設「渋谷ヒカリエ」。年間目標来館客数1400万人を昨年12月4日にクリアーし、既に渋谷のシンボルになっている。東横線の渋谷駅地下化に伴い、今後は地上部分の跡地にオフィスや店舗、ホテルが入る地上33階建てのビルが17年度にオープンするほか、再開発ビルが5棟次々と誕生する計画にある。今回の再開発は渋谷エリア始まって以来となる大再開発で、渋谷が文化の発信拠点として大きくアピールしていくものと見られている。
電鉄株は沿線の土地開発を行っていることから過去には含み資産株として評価されてきたが、今回は。都心の渋谷再開発で所有する土地が膨大な含みを積み上げるという、新たな角度で評価されている。先行投資負担が一巡する「渋谷ヒカリエ」の収益寄与により、来2013年3月期以降業績向上が鮮明化する見通しにある。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10
| 株式評論家の視点
2013年03月19日
【株式評論家の視点】三井松島産業は石炭火力発電所の推進に期待、円安メリット大きい
<銘柄の見所>
三井松島産業<1518>(東1)が急出直りに転じてきた。政府が石炭火力発電の新増設の推進にかじを切ると報じられたことを受け、買いの手が一気に上値に向かった。原発事故後の天然ガスの輸入急増が電気料金の上昇を招いたことから、燃料単価の安い石炭を利用することで国民負担を抑制する方向という。
ただ、18日の足取りは高寄り後伸び悩む展開で、結局長い上ヒゲを残す陰線での引けとなった。人気的には短期での終息となってしまったが、材料としてはロングランで評価されていくものと思われる。
今2013年3月期は営業利益37億円と、前期比41%の大幅減益が見込まれている。世界の石炭需給の緩和による石炭価格の下落及び販売数量の減少によるもの。ただ、海運株の上昇に見られるように、今後の世界経済回復への期待感が強まるとともに、為替もドル、豪ドルに対する円高が大きく緩和されており、先行きの見通しが開けてきた。波乱も一時的なものにとどまることが予想される。(株式評論家・隆盛)
三井松島産業<1518>(東1)が急出直りに転じてきた。政府が石炭火力発電の新増設の推進にかじを切ると報じられたことを受け、買いの手が一気に上値に向かった。原発事故後の天然ガスの輸入急増が電気料金の上昇を招いたことから、燃料単価の安い石炭を利用することで国民負担を抑制する方向という。
ただ、18日の足取りは高寄り後伸び悩む展開で、結局長い上ヒゲを残す陰線での引けとなった。人気的には短期での終息となってしまったが、材料としてはロングランで評価されていくものと思われる。
今2013年3月期は営業利益37億円と、前期比41%の大幅減益が見込まれている。世界の石炭需給の緩和による石炭価格の下落及び販売数量の減少によるもの。ただ、海運株の上昇に見られるように、今後の世界経済回復への期待感が強まるとともに、為替もドル、豪ドルに対する円高が大きく緩和されており、先行きの見通しが開けてきた。波乱も一時的なものにとどまることが予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:39
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】新日本製鐵は昨年来製品価格の引き上げが相次ぐ、中期計画にも注目
<銘柄の見所>
新日鐵住金<5401>(東1)はここ出来高面で大きな盛り上がりを見せつつあり、出直り相場入りのニュアンスを強くしてきた。18日は全体相場の下落につれ安したが、証券会社のレーティングは最上位継続が相次ぐなど評価は高く、目標値340円の強気の見方も出ている。需給面ではここ個人投資家の買いが急速に膨らんできている。
鋼材市況の低迷で、今2013年3月期は経常利益600億円(前期の新日鐵1430億円)と大幅減益が見込まれている。こうした先行きの見通しが流動的な状況で、中期計画が明らかになった。主力製鉄所の君津製鉄所(千葉県君津市)で、高炉1基を休止する方向で最終調整に入ったほか、合併に伴う合理化で年2000億円の収益改善を目指している。
足元でも昨年来製品価格の引き上げが相次いでおり、合理化の進展とあいまって、来2014年3月期以降は増益路線入りが有力になっている。(株式評論家・隆盛)
新日鐵住金<5401>(東1)はここ出来高面で大きな盛り上がりを見せつつあり、出直り相場入りのニュアンスを強くしてきた。18日は全体相場の下落につれ安したが、証券会社のレーティングは最上位継続が相次ぐなど評価は高く、目標値340円の強気の見方も出ている。需給面ではここ個人投資家の買いが急速に膨らんできている。
鋼材市況の低迷で、今2013年3月期は経常利益600億円(前期の新日鐵1430億円)と大幅減益が見込まれている。こうした先行きの見通しが流動的な状況で、中期計画が明らかになった。主力製鉄所の君津製鉄所(千葉県君津市)で、高炉1基を休止する方向で最終調整に入ったほか、合併に伴う合理化で年2000億円の収益改善を目指している。
足元でも昨年来製品価格の引き上げが相次いでおり、合理化の進展とあいまって、来2014年3月期以降は増益路線入りが有力になっている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:37
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】三井海洋開発は波乱の収束近い、受注残高は過去最高で今期増額へ
<銘柄の見所>
三井海洋開発<6269>(東1)は波乱場面に入ってきた。12日に、政府が愛知県沖海底の「メタンハイドレート」から世界で初めてガスの採取に成功したと発表したことを受け、当日3730円の高値へ急騰した。目先人気が結集したせいなのだろうが、その後利益確定の売りのスピードも速く、18日には2750円の安値にまで売り込まれた。
しかし、高値からわずか5日間で27%もの急落を見たことで値幅整理一巡感が台頭、個人投資家の押し目買いが積極的に流入し始めている。メタンハイドレートは日本近海に国内の天然ガス消費量の約100年分相当が存在すると見られている。政府は2018年度の商業化を想定している。今後とも折りにふれ材料になる大きなテーマである。
一方前12月期の営業利益34億7000万円(前々期2億9300万円)に続き、今2013年2月期も営業利益40億円、前期比15%の増益が見込まれている。同社は浮体式石油生産設備の建造及びこれに関連する各種サービスを提供している。昨年11月にブラジルの鉱区向け大型受注を獲得、完成後は20年間のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)を提供する予定。前期末の受注残高は5437億円と過去最高(これまでの最高は2008年12月期末3559億円)。アナリスト筋は今期の大幅増額修正を想定している。(株式評論家・隆盛)
三井海洋開発<6269>(東1)は波乱場面に入ってきた。12日に、政府が愛知県沖海底の「メタンハイドレート」から世界で初めてガスの採取に成功したと発表したことを受け、当日3730円の高値へ急騰した。目先人気が結集したせいなのだろうが、その後利益確定の売りのスピードも速く、18日には2750円の安値にまで売り込まれた。
しかし、高値からわずか5日間で27%もの急落を見たことで値幅整理一巡感が台頭、個人投資家の押し目買いが積極的に流入し始めている。メタンハイドレートは日本近海に国内の天然ガス消費量の約100年分相当が存在すると見られている。政府は2018年度の商業化を想定している。今後とも折りにふれ材料になる大きなテーマである。
一方前12月期の営業利益34億7000万円(前々期2億9300万円)に続き、今2013年2月期も営業利益40億円、前期比15%の増益が見込まれている。同社は浮体式石油生産設備の建造及びこれに関連する各種サービスを提供している。昨年11月にブラジルの鉱区向け大型受注を獲得、完成後は20年間のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)を提供する予定。前期末の受注残高は5437億円と過去最高(これまでの最高は2008年12月期末3559億円)。アナリスト筋は今期の大幅増額修正を想定している。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:48
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】シグマ光機は後半からの収益回復を見直す、成長分野での展開に焦点
<銘柄の見所>
シグマ光機<7713>(JQS)の上昇力が強さを増してきた。3月15日に800円と年初来高値に進んだその位置取りとともに、出来高がフォローする状況が先高ムードを醸し出している。
今2012年5月期の業績は11月中間決算の営業利益が当初の1億3500万円の予想に対し9200万円(前年同期2億6100万円)へ、下振れ着地となった。つれて通期の営業利益も同5億4000万円から3億8000万円へ下方修正された。大学・官公庁向け研究開発分野における研究開発予算の執行遅延傾向や、長引く円高を背景とした海外メーカーとの競合の激化等の影響を受けたことが要因。
ただ、後半の営業利益は2億8800万円と前年同期比72.5%の増益が見込まれている。官公庁向け研究開発分野は、光学要素部品、光学ユニット製品や光学システム製品の需要が増加傾向にある。民間向け研究開発分野もスマートフォンやタブレットPC等の半導体・電子部品業界、バイオ業界向け等は好調に推移している。
またLED向け部品も手掛けており、成長分野と目されている分野をカバー。今期後半の回復は来期への明るい見通しにつながりそう。今期の第3四半累計決算は例年4月上旬に発表されている。相場はさらに強さを増していくことが予想尾される。(株式評論家・隆盛)
シグマ光機<7713>(JQS)の上昇力が強さを増してきた。3月15日に800円と年初来高値に進んだその位置取りとともに、出来高がフォローする状況が先高ムードを醸し出している。
今2012年5月期の業績は11月中間決算の営業利益が当初の1億3500万円の予想に対し9200万円(前年同期2億6100万円)へ、下振れ着地となった。つれて通期の営業利益も同5億4000万円から3億8000万円へ下方修正された。大学・官公庁向け研究開発分野における研究開発予算の執行遅延傾向や、長引く円高を背景とした海外メーカーとの競合の激化等の影響を受けたことが要因。
ただ、後半の営業利益は2億8800万円と前年同期比72.5%の増益が見込まれている。官公庁向け研究開発分野は、光学要素部品、光学ユニット製品や光学システム製品の需要が増加傾向にある。民間向け研究開発分野もスマートフォンやタブレットPC等の半導体・電子部品業界、バイオ業界向け等は好調に推移している。
またLED向け部品も手掛けており、成長分野と目されている分野をカバー。今期後半の回復は来期への明るい見通しにつながりそう。今期の第3四半累計決算は例年4月上旬に発表されている。相場はさらに強さを増していくことが予想尾される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:44
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は収益回復ピッチが速まる、2輪車成長余地は大きい
<銘柄の見所>
ヤマハ発動機<7272>(東1)は為替の円高への動きを受け一服場面にあるが、基本的な上昇トレンドは継続していると思われる。2月14日に前12月期決算が営業利益185億9800万円と、前期比65.2%の減益となり、今2013年12月期の営業利益が500億円と前期比2.7倍に急増する見通しが明らかになった。
株価はその後、2月19日に1025円の安値まで売り込まれており、市場の見方は一時、上昇相場に一区切りが付いたとの見方に傾いたようだ。しかし、証券会社がレーティングを中立から強気に引き上げ、しかも目標株価を800円から1900円に大幅に引き上げるに及んで、見直し人気が強まり、再び新展開に踏み込んできた。
インドネシアにおける二輪シェアの回復が今期増益転換のポイントだが、インドなどインドネシア以外のアジア地域の拡大が続くため、収益は今期より来期、来期より来々期と時間を追ってアップするトレンドが予想されている。まだ上昇相場の半ばのポジションと思われる。(株式評論家・隆盛)
ヤマハ発動機<7272>(東1)は為替の円高への動きを受け一服場面にあるが、基本的な上昇トレンドは継続していると思われる。2月14日に前12月期決算が営業利益185億9800万円と、前期比65.2%の減益となり、今2013年12月期の営業利益が500億円と前期比2.7倍に急増する見通しが明らかになった。
株価はその後、2月19日に1025円の安値まで売り込まれており、市場の見方は一時、上昇相場に一区切りが付いたとの見方に傾いたようだ。しかし、証券会社がレーティングを中立から強気に引き上げ、しかも目標株価を800円から1900円に大幅に引き上げるに及んで、見直し人気が強まり、再び新展開に踏み込んできた。
インドネシアにおける二輪シェアの回復が今期増益転換のポイントだが、インドなどインドネシア以外のアジア地域の拡大が続くため、収益は今期より来期、来期より来々期と時間を追ってアップするトレンドが予想されている。まだ上昇相場の半ばのポジションと思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:45
| 株式評論家の視点
2013年03月18日
【株式評論家の視点】大日本塗料は多面的な評価を獲得へ、力強いもみ合い相場へ
<銘柄の見所>
大日本塗料<4611>(東1)が新展開入りを果たした。2月5日の高値197円から調整に入っていたが、3月15日に198円と、上へ突き抜けてきた。高値調整の過程が着実な戻りをつなぐパターンで、いわば熟成された出直りと言え、こうしたケースでは人気が短期で終息する事は少ない。
今2013年3月期の第3四半期累計決算は営業利益22億2500万円と前年同期比26%増益を達成、通期でも営業利益30億円、前期比13%の増益が見込まれている。国内塗料事業では主力の橋梁分野、建材塗料分野が復興需要により好調を維持、不採算品を整理し高収益品の拡販を図った、体質転換などが奏功している。
節電機運の高まりにより省電力タイプのLED設備投資が増加しているが、同社はLEDの光を調節するコーティングを手掛けており、見直し材料の一つになりそう。復興投資の需要増という確かな好環境を追い風に、来期も大幅続伸が想定されている。これまでのピーク営業利益は1997年3月期の37億4400万円。この水準は視野に入ってきた。(株式評論家・隆盛)
大日本塗料<4611>(東1)が新展開入りを果たした。2月5日の高値197円から調整に入っていたが、3月15日に198円と、上へ突き抜けてきた。高値調整の過程が着実な戻りをつなぐパターンで、いわば熟成された出直りと言え、こうしたケースでは人気が短期で終息する事は少ない。
今2013年3月期の第3四半期累計決算は営業利益22億2500万円と前年同期比26%増益を達成、通期でも営業利益30億円、前期比13%の増益が見込まれている。国内塗料事業では主力の橋梁分野、建材塗料分野が復興需要により好調を維持、不採算品を整理し高収益品の拡販を図った、体質転換などが奏功している。
節電機運の高まりにより省電力タイプのLED設備投資が増加しているが、同社はLEDの光を調節するコーティングを手掛けており、見直し材料の一つになりそう。復興投資の需要増という確かな好環境を追い風に、来期も大幅続伸が想定されている。これまでのピーク営業利益は1997年3月期の37億4400万円。この水準は視野に入ってきた。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:53
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【株式評論家の視点】ビーマップはスマホ拡大の恩恵を享受、収益向上に連動した上昇相場へ
<銘柄の見所>
ビーマップ<4316>(JQG)は3月11日の高値8万8900円から調整場面に入っているが、下値が着実に切り上がる強いパターンで、再度の新展開入りは時間の問題と思われる。
今2013年3月期累計の決算では営業利益0(今期から単独へ移行のため比較なし)と、水面に到達。通期では営業利益4000万円と水面上に顔を出すことが予想されている。今期の4半期ベースの営業利益の推移は第1四半期の3400万円の損失から、第2四半期は1000万円の黒字に転換、第3四半期2400万円の黒字、そして第4四半期が4000万円の黒字と、利益を積み上げてきており、業績の着実なステップアップが評価を高める方向が予想される。
スマートフォンの普及に伴い通信事業者・流通事業者等の設備投資が活発化、同社の無線LAN関連の受注環境が好転している。この、クロスメディア事業分野の売上げは前期の5億6300万円から今期は7億9000万円以上が見込まれている。足元も、今後も好環境が続くだけに、株価も確かな上昇路線入りが有力だ。(株式評論家・隆盛)
ビーマップ<4316>(JQG)は3月11日の高値8万8900円から調整場面に入っているが、下値が着実に切り上がる強いパターンで、再度の新展開入りは時間の問題と思われる。
今2013年3月期累計の決算では営業利益0(今期から単独へ移行のため比較なし)と、水面に到達。通期では営業利益4000万円と水面上に顔を出すことが予想されている。今期の4半期ベースの営業利益の推移は第1四半期の3400万円の損失から、第2四半期は1000万円の黒字に転換、第3四半期2400万円の黒字、そして第4四半期が4000万円の黒字と、利益を積み上げてきており、業績の着実なステップアップが評価を高める方向が予想される。
スマートフォンの普及に伴い通信事業者・流通事業者等の設備投資が活発化、同社の無線LAN関連の受注環境が好転している。この、クロスメディア事業分野の売上げは前期の5億6300万円から今期は7億9000万円以上が見込まれている。足元も、今後も好環境が続くだけに、株価も確かな上昇路線入りが有力だ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:52
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【株式評論家の視点】東洋紡は新フィルムの現実買い機運が強まる、来期は大幅増益へ
<銘柄の見所>
東洋紡<3101>(東1)が値固め場面を上放れ、再度の新展開入りを目指す態勢に入ってきた。2月5日に208円の高値を示現したが、この時は慶応義塾大学の小池康博教授と共同で、液晶ディスプレーの画質を向上する新しいフィルムを開発したと発表したことが手掛かり。
その後、2月15日の安値150円で底を打ち反転、以後160円台での値固めを進めていたが、3月15日に一気に182円まで買い上げられ、そうしたもみ合いにピリオドを打った。材料発表を受け、信用買い残は2月1日申し込み現在の617万株が翌週2月8日申し込み現在で2760万株へまさに急増した。こうした高水準の信用買い残を抱えながらの切り返しは、市場の先高感の強さを示している。
液晶ディプレイ向けの新フィルムは既に量産体制を整えており、今2013年3月期の業績に若干寄与する模様。現実評価の相場が近いと言える。太陽電池バックシート用フィルム、診断薬用酵素、高耐熱性成型用樹脂などの成長部門に経営資源を集中。中期経営計画では2014年3月期に営業利益270億円の確保を見込んでいる。株価はそうした業績好転を評価する相場に踏み込んできた。(株式評論家・隆盛)
東洋紡<3101>(東1)が値固め場面を上放れ、再度の新展開入りを目指す態勢に入ってきた。2月5日に208円の高値を示現したが、この時は慶応義塾大学の小池康博教授と共同で、液晶ディスプレーの画質を向上する新しいフィルムを開発したと発表したことが手掛かり。
その後、2月15日の安値150円で底を打ち反転、以後160円台での値固めを進めていたが、3月15日に一気に182円まで買い上げられ、そうしたもみ合いにピリオドを打った。材料発表を受け、信用買い残は2月1日申し込み現在の617万株が翌週2月8日申し込み現在で2760万株へまさに急増した。こうした高水準の信用買い残を抱えながらの切り返しは、市場の先高感の強さを示している。
液晶ディプレイ向けの新フィルムは既に量産体制を整えており、今2013年3月期の業績に若干寄与する模様。現実評価の相場が近いと言える。太陽電池バックシート用フィルム、診断薬用酵素、高耐熱性成型用樹脂などの成長部門に経営資源を集中。中期経営計画では2014年3月期に営業利益270億円の確保を見込んでいる。株価はそうした業績好転を評価する相場に踏み込んできた。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:50
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【株式評論家の視点】アドバンスト・メディアは音声認識ソフトの使用範囲拡大で黒字転換も
<銘柄の見所>
アドバンスト・メディア<3773>(東マ)は、ここへきてエネルギーが低水準で推移、売り一巡感が台頭しており、出直りへの場面転換が近づきつつある。チャートを見ると調整は昨年10月31日の高値7万1000円から続いており、日柄面でも整理は行き届いている。
材料面で端境期にあったが、今2013年3月期の業績発及び来期の好業績見通しの発表が近づきつつあり、そこらあたりを念頭に置いた相場に展開していくことになりそう。昨年12月にKDDIと共同でスマホを使った音声認識サービスを始めており、その拡販で来期は待望の黒字転換が有力になっている。
音声認識技術を使ったテレビとのコラボが実施されているほか、営業マンや病院のカルテ作成における音声入力、あるいは冷蔵庫の食材の管理など、音声認識の分野はこれから使用範囲が大きく広がる見通し。従って、来期の黒字転換は同社の増益継続への一歩と言える。株価も業績向上に見合った上昇路線が想定される。(株式評論家・隆盛)
アドバンスト・メディア<3773>(東マ)は、ここへきてエネルギーが低水準で推移、売り一巡感が台頭しており、出直りへの場面転換が近づきつつある。チャートを見ると調整は昨年10月31日の高値7万1000円から続いており、日柄面でも整理は行き届いている。
材料面で端境期にあったが、今2013年3月期の業績発及び来期の好業績見通しの発表が近づきつつあり、そこらあたりを念頭に置いた相場に展開していくことになりそう。昨年12月にKDDIと共同でスマホを使った音声認識サービスを始めており、その拡販で来期は待望の黒字転換が有力になっている。
音声認識技術を使ったテレビとのコラボが実施されているほか、営業マンや病院のカルテ作成における音声入力、あるいは冷蔵庫の食材の管理など、音声認識の分野はこれから使用範囲が大きく広がる見通し。従って、来期の黒字転換は同社の増益継続への一歩と言える。株価も業績向上に見合った上昇路線が想定される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:49
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【株式評論家の視点】東京海上ホールディングスは自動車保険の収益改善が顕著、株の含みも増
<銘柄の見所>
東京海上ホールディングス<8766>(東1)は高値圏で頑強な動きを続けている。株式市場の上昇で有価証券の含み益が増加しているとして、アナリスト筋の評価は高い。2月以降だけでもレーティング最上位を継続し、目標株価を引き上げた証券会社は5社に達する。ただ、今回の株価上昇局面では株式の売却が進展、リスク資産圧縮の動きを強めている模様で、以前に比べ株価上昇のメリットは薄れつつあるようだ。
むしろ、自動車保険など本業の改善が注目されそう。自動車保険は、2011年10月に等級制度や参考純率の改定が発表され、2012年10月に新制度に移行した。既存契約の切り替えにより、リスクに見合った料率設定が浸透、軽微な事故による保険金請求の抑制効果が見込まれるなど、来期以降自動車保険の改善が顕著になる見通しだ。
アナリスト筋は今2013年3月期予想の1100億円(前期60億円)が、来期は1300億円台に乗せるものと見ている。チャートはダブルトップ形成を否定するかのような切り返しを見せており、新展開への踏み込みが期待されている。(株式評論家・隆盛)
東京海上ホールディングス<8766>(東1)は高値圏で頑強な動きを続けている。株式市場の上昇で有価証券の含み益が増加しているとして、アナリスト筋の評価は高い。2月以降だけでもレーティング最上位を継続し、目標株価を引き上げた証券会社は5社に達する。ただ、今回の株価上昇局面では株式の売却が進展、リスク資産圧縮の動きを強めている模様で、以前に比べ株価上昇のメリットは薄れつつあるようだ。
むしろ、自動車保険など本業の改善が注目されそう。自動車保険は、2011年10月に等級制度や参考純率の改定が発表され、2012年10月に新制度に移行した。既存契約の切り替えにより、リスクに見合った料率設定が浸透、軽微な事故による保険金請求の抑制効果が見込まれるなど、来期以降自動車保険の改善が顕著になる見通しだ。
アナリスト筋は今2013年3月期予想の1100億円(前期60億円)が、来期は1300億円台に乗せるものと見ている。チャートはダブルトップ形成を否定するかのような切り返しを見せており、新展開への踏み込みが期待されている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:19
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2013年03月17日
【株式評論家の視点】期末接近で国内法人の売りが先細りに、上値期待のムードが充満
<相場展望>(3月18〜22日)
3月第2週(11〜15日)の相場は、15日の終値が前日比179円高の1万2560円と、2008年9月8日以来の水準に達し、強さを継続した。第2週で注目すべき点は、円安の動きが円高に転換した局面でも相場がしっかりしていたこと。相場が円安離れの動きに変わったのなら、様子見の買い方の姿勢をプッシュする要因になりそう。
日銀による早期金融緩和期待に加え、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加で日本の成長戦略がより現実化するとの明るい見通しが株価を支えている。そして、3月第1週(4〜8日)に週間で1兆172億円も買い越した外国人の積極的な買いが相場の上昇トレンドをフォローしている。
3月期末接近で売り姿勢を強めていた国内機関投資家の売りが先細りとなるだけに、期末にかけ需給はさらに良くなる。何よりも、日経平均1万2500円台乗せでも市場には目標値達成観は無く、上値に期待を寄せるムードが充満している。第3週の相場も上値トライの動きを続けていきそう。(株式評論家・隆盛)
3月第2週(11〜15日)の相場は、15日の終値が前日比179円高の1万2560円と、2008年9月8日以来の水準に達し、強さを継続した。第2週で注目すべき点は、円安の動きが円高に転換した局面でも相場がしっかりしていたこと。相場が円安離れの動きに変わったのなら、様子見の買い方の姿勢をプッシュする要因になりそう。
日銀による早期金融緩和期待に加え、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加で日本の成長戦略がより現実化するとの明るい見通しが株価を支えている。そして、3月第1週(4〜8日)に週間で1兆172億円も買い越した外国人の積極的な買いが相場の上昇トレンドをフォローしている。
3月期末接近で売り姿勢を強めていた国内機関投資家の売りが先細りとなるだけに、期末にかけ需給はさらに良くなる。何よりも、日経平均1万2500円台乗せでも市場には目標値達成観は無く、上値に期待を寄せるムードが充満している。第3週の相場も上値トライの動きを続けていきそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:33
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2013年03月15日
【株式評論家の視点】八州電機は当然の訂正高波動に進む、3月期末配当取りが活発化
<銘柄の見所>
八州電機<3153>(東1)は着実に上げ階段を登っている。PERは10倍の評価にとどまっているし、PBRは0.7倍に過ぎない。なおかつ配当利回りも3.2%の高利回りにあることで、当然の出遅れ訂正高と言えるだろう。特に3月期末接近で配当取りが活発化していることが、上げのエンジンとなっているようだ。
今2013年3月期の第3四半期累計決算は工事案件の減少と半導体事業の落ち込みで営業利益が2億2200万円と、前年同期比68,6%ダウン。今3月期通期でも営業利益14億2000万円と、前期比17.6%の減益見通しだ。ただ、会社側の見通しを前提にすると、今期の第4四半期は11億9800万円の確保が見込まれている。例年第4四半期の利益計上が増えるが、前年同期の10億1400万円と比べると、業績好転のシグナルを発していることになる。
ゲーム機用液晶の拡大、流通・サービス分野では、引続き店舗内照明のLED化や空調機の入替えなど省エネ・節電などのリニューアル案件の好調など、来期の好業績が株価に反映されていくことになりそう。(株式評論家・隆盛)
八州電機<3153>(東1)は着実に上げ階段を登っている。PERは10倍の評価にとどまっているし、PBRは0.7倍に過ぎない。なおかつ配当利回りも3.2%の高利回りにあることで、当然の出遅れ訂正高と言えるだろう。特に3月期末接近で配当取りが活発化していることが、上げのエンジンとなっているようだ。
今2013年3月期の第3四半期累計決算は工事案件の減少と半導体事業の落ち込みで営業利益が2億2200万円と、前年同期比68,6%ダウン。今3月期通期でも営業利益14億2000万円と、前期比17.6%の減益見通しだ。ただ、会社側の見通しを前提にすると、今期の第4四半期は11億9800万円の確保が見込まれている。例年第4四半期の利益計上が増えるが、前年同期の10億1400万円と比べると、業績好転のシグナルを発していることになる。
ゲーム機用液晶の拡大、流通・サービス分野では、引続き店舗内照明のLED化や空調機の入替えなど省エネ・節電などのリニューアル案件の好調など、来期の好業績が株価に反映されていくことになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:17
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【株式評論家の視点】横河電機は足元の受注好調が手掛かりに、シェールガス関連も期待分野
<銘柄の見所>
横河電機<6841>(東1)はダメ押しを完了のニュアンスにあり、出直りへの転換を模索する動きに変わってきた。1月15日の高値1061円から株価は調整に入っているが、これは当面の好業績をひとまず織り込んだとの評価によるものだろう。
しかし、足元の受注が好調に推移している模様。中国はやや減速しているが、北米などが順調で、今期は8月以降、各月で前年同月を上回っているが、特に11月以降の伸びが目立っているという。
今後もシェール革命などにより石油・ガスの生産、輸出関連施設、安いエネルギーコストを利用した各種製造業のプラントなど、北米でのビジネスチャンスが増えていくものと推定される。中国の減速が緩やかになることもあって、利益面では来期以降増益ピッチが高まるものと考えられる。株価も織り込み済みではなく、これから新たな評価を確立していくことになりそう。ここ個人投資家の買いも活発化し、出直りの態勢が強化されている。(株式評論家・隆盛)
横河電機<6841>(東1)はダメ押しを完了のニュアンスにあり、出直りへの転換を模索する動きに変わってきた。1月15日の高値1061円から株価は調整に入っているが、これは当面の好業績をひとまず織り込んだとの評価によるものだろう。
しかし、足元の受注が好調に推移している模様。中国はやや減速しているが、北米などが順調で、今期は8月以降、各月で前年同月を上回っているが、特に11月以降の伸びが目立っているという。
今後もシェール革命などにより石油・ガスの生産、輸出関連施設、安いエネルギーコストを利用した各種製造業のプラントなど、北米でのビジネスチャンスが増えていくものと推定される。中国の減速が緩やかになることもあって、利益面では来期以降増益ピッチが高まるものと考えられる。株価も織り込み済みではなく、これから新たな評価を確立していくことになりそう。ここ個人投資家の買いも活発化し、出直りの態勢が強化されている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:15
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【株式評論家の視点】JUKIは構造改革プランの進展を見直す、戻り売りこなし出直りへ
<銘柄の見所>
JUKI<6440>(東1)の人気が盛り返しつつある。2月8日の前12月決算発表の際未定としていた今2013年12月期の予想について、13日に営業利益が前期の14億5100万円の損失から一転、37億円の黒字に回復する見通しが明らかになり、それをきっかけに買い人気が膨らんできた。
ただ、好転見通の公表を受けた14日の相場では、寄付きこそ大幅高で始まったものの、その後は戻り待ちの売り物が優勢になり、引けにかけて伸び悩む、陰線での引けとなった。同時に明らかになった「JUKI構造改革プラン」では希望退職者が募集200名に対し、234名の募集があったほか、製造原価の低減、固定費の削減など各種改革により、今期は46億円の構造改革効果が寄与する見通し。
これで黒字を継続する上での体制作りは大きく前進した。今回戻りが鈍いものにとどまっているのは、発表を前に先取り人気が高まり、信用買い残が膨らんでいたためだろう。そうした売りが一巡後は相場上昇が活性化する方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
JUKI<6440>(東1)の人気が盛り返しつつある。2月8日の前12月決算発表の際未定としていた今2013年12月期の予想について、13日に営業利益が前期の14億5100万円の損失から一転、37億円の黒字に回復する見通しが明らかになり、それをきっかけに買い人気が膨らんできた。
ただ、好転見通の公表を受けた14日の相場では、寄付きこそ大幅高で始まったものの、その後は戻り待ちの売り物が優勢になり、引けにかけて伸び悩む、陰線での引けとなった。同時に明らかになった「JUKI構造改革プラン」では希望退職者が募集200名に対し、234名の募集があったほか、製造原価の低減、固定費の削減など各種改革により、今期は46億円の構造改革効果が寄与する見通し。
これで黒字を継続する上での体制作りは大きく前進した。今回戻りが鈍いものにとどまっているのは、発表を前に先取り人気が高まり、信用買い残が膨らんでいたためだろう。そうした売りが一巡後は相場上昇が活性化する方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:04
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【株式評論家の視点】イーブックイニシアティブジャパンは目先筋の売り一巡を待って再騰へ
<銘柄の見所>
イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)がやや波乱色を強めている。3月14日に発表された前2013年1月期の営業利益は4億4500万円と、前々期比43.9%の大幅増益を達成した。
続く今2014年1月期も営業利益2億400万円と、前期比5.6%の増益が見込まれている。至極順調な決算と言えるのだが、市場では期待値に届かなかったとして、利食い人気が先行する流れに転換、株価が乱調に陥っているもの。
ただ、基本的にスマートフォンやタブレット端末等の新しいプラットフォームが電子書籍市場の成長を牽引していくものと想定され、そうした中で質及び量ともにマンガで圧倒的な品揃えを目指す同社にとっては好環境が続く。実際、今期の見通しでも売上げは40億1300万円と、前期比31.8%も伸びる。従って、営業利益の伸び悩み見通しは最低ラインの提示で、ここをたたき台に期中にかけ、どれだけ上乗せしていくことが出来るかどうかだろう。同社はこれまでに80万人を超える登録会員を獲得。ユーザーは30代以上が7割以上を占めており、安定した収益を獲得できる土台がある。(株式評論家・隆盛)
イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)がやや波乱色を強めている。3月14日に発表された前2013年1月期の営業利益は4億4500万円と、前々期比43.9%の大幅増益を達成した。
続く今2014年1月期も営業利益2億400万円と、前期比5.6%の増益が見込まれている。至極順調な決算と言えるのだが、市場では期待値に届かなかったとして、利食い人気が先行する流れに転換、株価が乱調に陥っているもの。
ただ、基本的にスマートフォンやタブレット端末等の新しいプラットフォームが電子書籍市場の成長を牽引していくものと想定され、そうした中で質及び量ともにマンガで圧倒的な品揃えを目指す同社にとっては好環境が続く。実際、今期の見通しでも売上げは40億1300万円と、前期比31.8%も伸びる。従って、営業利益の伸び悩み見通しは最低ラインの提示で、ここをたたき台に期中にかけ、どれだけ上乗せしていくことが出来るかどうかだろう。同社はこれまでに80万人を超える登録会員を獲得。ユーザーは30代以上が7割以上を占めており、安定した収益を獲得できる土台がある。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:47
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【株式評論家の視点】 ジャックスは今期増額が有力、同業他社に先駆けた出直りへ
<銘柄の見所>
ジャックス<8584>(東1)の戻りが鮮明になりつつある。消費者金融株全般が調整入りとなり、同社も同一歩調を取っていたが、ここへきて今2013年3月期の増額が有力となり、同業他社に比べ一足早い出直り相場に転じるとの見方が強まってきている。
これまでのところ今3月期については営業利益86億円と前期比21%減益が想定されていた。そのため、同業他社に比べ上げ幅が抑えられる状況にあった。しかし、債権良質化の進展で貸倒関連費用が想定以上に減少し、カードの発行費用を中心とした費用の増加が小幅にとどまるため、アナリストからは今期の営業利益は105億円の確保が可能との見方が出てきた。そうした状況を踏まえ、来期以降も増益定着の方向が打ち出されている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ系の信販会社という点が同社にとっての強みである。クレジット事業では住宅関連分野・輸入車マーケットを更に拡大、カード事業では提携カードモデルを主軸とした顧客基盤の確立を図る。そしてベトナムに続き、アジアにおける第二の進出先として、インドネシアでの二輪車販売金融事業を展開するなど、長期的な成長路線への布石も打たれている。(株式評論家・隆盛)
ジャックス<8584>(東1)の戻りが鮮明になりつつある。消費者金融株全般が調整入りとなり、同社も同一歩調を取っていたが、ここへきて今2013年3月期の増額が有力となり、同業他社に比べ一足早い出直り相場に転じるとの見方が強まってきている。
これまでのところ今3月期については営業利益86億円と前期比21%減益が想定されていた。そのため、同業他社に比べ上げ幅が抑えられる状況にあった。しかし、債権良質化の進展で貸倒関連費用が想定以上に減少し、カードの発行費用を中心とした費用の増加が小幅にとどまるため、アナリストからは今期の営業利益は105億円の確保が可能との見方が出てきた。そうした状況を踏まえ、来期以降も増益定着の方向が打ち出されている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ系の信販会社という点が同社にとっての強みである。クレジット事業では住宅関連分野・輸入車マーケットを更に拡大、カード事業では提携カードモデルを主軸とした顧客基盤の確立を図る。そしてベトナムに続き、アジアにおける第二の進出先として、インドネシアでの二輪車販売金融事業を展開するなど、長期的な成長路線への布石も打たれている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:19
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2013年03月14日
【株式評論家の視点】上げ足の強さに注目できるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、バイオ株で高評価
<銘柄の見所>
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>(JQG)が高値を更新、上げ足に力強さを増してきた。3月13日に開催された中央社会保険医療協議会において、同社の自家培養軟骨ジャックが4月1日付で保険適用となることが了承されたと発表され、買い人気が集まってきている。
ヒト細胞・組織を利用した再生医療製品として、国内で初めての保険適用とった家培養表皮ジェイスが既に売上げに立っており、今回のジャックと併せ、黒字計上への期待が高まるなど、バイオ関連株の中でも、今現在の収益が上がろうとしていることに評価が高い。
今2013年3月期の売上げ6億4300万円が来期は13億9200万円へ急増、来々期も21億2400万円へさらに伸びる見通し。会社側では黒字転換の見通しは発表していないが、アナリスト筋は早ければ来期に黒字計上との見方も出ている。
同社は委託保証金率が2月19日売買分から現行30%以上が50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられている。こうしたハンデを抱えながらも、ここ個人投資家の買いが膨らんでいることは、業績向上への期待感の強さを示す証さと言えそう。(株式評論家・隆盛)
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>(JQG)が高値を更新、上げ足に力強さを増してきた。3月13日に開催された中央社会保険医療協議会において、同社の自家培養軟骨ジャックが4月1日付で保険適用となることが了承されたと発表され、買い人気が集まってきている。
ヒト細胞・組織を利用した再生医療製品として、国内で初めての保険適用とった家培養表皮ジェイスが既に売上げに立っており、今回のジャックと併せ、黒字計上への期待が高まるなど、バイオ関連株の中でも、今現在の収益が上がろうとしていることに評価が高い。
今2013年3月期の売上げ6億4300万円が来期は13億9200万円へ急増、来々期も21億2400万円へさらに伸びる見通し。会社側では黒字転換の見通しは発表していないが、アナリスト筋は早ければ来期に黒字計上との見方も出ている。
同社は委託保証金率が2月19日売買分から現行30%以上が50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられている。こうしたハンデを抱えながらも、ここ個人投資家の買いが膨らんでいることは、業績向上への期待感の強さを示す証さと言えそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:29
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【株式評論家の視点】リンテックはスマホ向け製品が好調、円安効果も加わり来期は増益転換へ
<銘柄の見所>
リンテック<7966>(東1)が高値もみを切上げ、新展開入りを目指す力強い動きに変わってきた。3月12日に証券会社がレーティングの最上位を継続、目標価格を1800円から2100円に大幅に引き上げたことで、見直しの買いが膨らんできている。
今2013年3月期は営業利益120億円と前期比14%減少の見通しにある。ただ、これは第3四半期累計決算までの低調が響いたもの。今期の第4四半期は営業利益35億円と前年同期比52%増へ急回復が想定されており、ここから来期の増益転換の道筋が見え始めている。
半導体関連粘着製品はスマートフォン需要効果を享受しているほか、半導体関連装置も受注が回復。低迷していた太陽電池向けフィルムは材料費圧縮の新製品効果で回復が見込まれ、ここへきての円安もプラス効果をもたらす。業績好転を評価しながら着実な上値指向の相場が想定される。今期の減益見通しを嫌気したカラ売りが増加しており、取組みは大幅売り長状態になっている。(株式評論家・隆盛)
リンテック<7966>(東1)が高値もみを切上げ、新展開入りを目指す力強い動きに変わってきた。3月12日に証券会社がレーティングの最上位を継続、目標価格を1800円から2100円に大幅に引き上げたことで、見直しの買いが膨らんできている。
今2013年3月期は営業利益120億円と前期比14%減少の見通しにある。ただ、これは第3四半期累計決算までの低調が響いたもの。今期の第4四半期は営業利益35億円と前年同期比52%増へ急回復が想定されており、ここから来期の増益転換の道筋が見え始めている。
半導体関連粘着製品はスマートフォン需要効果を享受しているほか、半導体関連装置も受注が回復。低迷していた太陽電池向けフィルムは材料費圧縮の新製品効果で回復が見込まれ、ここへきての円安もプラス効果をもたらす。業績好転を評価しながら着実な上値指向の相場が想定される。今期の減益見通しを嫌気したカラ売りが増加しており、取組みは大幅売り長状態になっている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:26
| 株式評論家の視点