
2月以降、8社の証券会社がレーティング最上位を継続、うち3社が目標価格を引き上げるなど、アナリストの同社への高い評価は変わらない。1月の携帯電話の契約数は24万1600件の純増となり、13ヶ月連続の主意を達成するなど、スマホの売上げ拡大、収益アップの方向性が続いている。
今3月期の業績見通しは未公表だが、孫社長は営業利益700億円(前期6752億円)を確実に上回る見込みと発言している。もっとも、アナリスト筋の多くは増額が有力と見ており、実際の増額発表、来期見通しの好望などを織り込むかたちで株価は推進力を強めていくことが予想される。昨年10月に発表した米国の移動体通信第3位のスプリント・ネクステルの買収については関係当局などの承認待ちだが、これも正式発表となれば、それなりのインパクトがある材料だ。(株式評論家・隆盛)