
会社側では今2013年3月期の営業利益について、400億円(前期291億円)に増額修正している。この会社側の見通しを前提に検討してみると、第4四半期単独の営業利益は159億円、前年同期比53%増となる。第3四半期までの営業利益は一部設備のトラブルで修繕費が増加し計画を下回った。しかし、第4四半期には設備トラブルも解消し、生産性の改善が見込まれることが第4四半期の大幅増益の要因。
今3月期の第4四半期をベースに来期の見通しを立てると、来期の業績が今期を上回る可能性はかなり強い。来期の見通しを本格的に取り込む相場に踏み込んだ時、新展開入りへの道が切り開かれることになる。ここへきて再び買いエネルギーが増加しつつあり、復活の舞台は整いつつある。(株式評論家・隆盛)