[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (03/08)【株式評論家の視点】出番接近の太平洋セメント、後退気味の復興関連人気が盛り返す 
記事一覧 (03/07)【株式評論家の視点】農業関連の石原産業、90円台の株価に出来高増え要ウオッチ
記事一覧 (03/07)【株式評論家の視点】100円前後固める岩崎通信機、太陽光発電など環境事業に注力
記事一覧 (03/07)【株式評論家の視点】ビューティガレージは出直りのタイミング模索、4割下げで調整完了
記事一覧 (03/07)【株式評論家の視点】PM2.5関連のダイワボウHD、中期計画も加わり相場に勢い
記事一覧 (03/06)【株式評論家の視点】サニックスは太陽光発電システムが伸びる、新たな評価水準を模索
記事一覧 (03/06)【株式評論家の視点】出直るenish、ソーシャル株の中で出遅れ感強い
記事一覧 (03/06)【株式評論家の視点】三井金属に再上昇の気配、調整良好、スマホ向け好調
記事一覧 (03/05)【株式評論家の視点】値固め中のコロプラ、第1Q利益の高進捗率から上昇近い
記事一覧 (03/05)【株式評論家の視点】メドレックス4000円台乗せ、中期経営計画見直す
記事一覧 (03/05)【株式評論家の視点】反落の東京機械製作所は商い活発、新規売りが急増、なお注目
記事一覧 (03/05)【株式評論家の視点】弾みのつくアルパイン、来期大幅増益が有力、新たな評価替え相場
記事一覧 (03/04)【株式評論家の視点】ガンホーオンラインは1月の売上げ急増、今期も躍進、株価高値圏
記事一覧 (03/04)【株式評論家の視点】アコムは出遅れ訂正高へ、来期以降も増益維持に期待
記事一覧 (03/04)【株式評論家の視点】帝国通信工業に出遅れ人気が回る、赤字決算でも配当実施見直す
記事一覧 (03/04)【株式評論家の視点】ダントーに市場人気復活の兆し、PBRは0.6倍と超割安水準
記事一覧 (03/02)【株式評論家の視点】高値更新のTOPIX寄与型銘柄に強調予想、SQはさほど響かず
記事一覧 (03/01)【株式評論家の視点】トヨタ自動車の外国人買い継続は最大の注目点、輸出株に比べ強い
記事一覧 (03/01)【株式評論家の視点】急伸のセルシードはバイオ関連人気、今期後半は黒字確保の見通し
記事一覧 (03/01)【株式評論家の視点】反発に転じた協立情報通信、好業績で戻り相場に勢いも
2013年03月08日

【株式評論家の視点】出番接近の太平洋セメント、後退気味の復興関連人気が盛り返す 

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 太平洋セメント<5233>(東1)が出直り態勢に入って来た。バイオ関連株やPM2.5関連株などの新しいテーマが浮上、復興関連株の人気はやや後退しているが、そうした目先人気を集めた銘柄が総じて一幅の兆しを強めており、復興関連株に循環買いの輪が回りそうな状況となってきた。

 会社側では今2013年3月期の営業利益について、400億円(前期291億円)に増額修正している。この会社側の見通しを前提に検討してみると、第4四半期単独の営業利益は159億円、前年同期比53%増となる。第3四半期までの営業利益は一部設備のトラブルで修繕費が増加し計画を下回った。しかし、第4四半期には設備トラブルも解消し、生産性の改善が見込まれることが第4四半期の大幅増益の要因。

 今3月期の第4四半期をベースに来期の見通しを立てると、来期の業績が今期を上回る可能性はかなり強い。来期の見通しを本格的に取り込む相場に踏み込んだ時、新展開入りへの道が切り開かれることになる。ここへきて再び買いエネルギーが増加しつつあり、復活の舞台は整いつつある。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 株式評論家の視点
2013年03月07日

【株式評論家の視点】農業関連の石原産業、90円台の株価に出来高増え要ウオッチ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 石原産業<4028>(東1)は100円を前にモミ合っている。2月12日にも95円と3ケタにもう一歩まで買われた。3月5日の商いは3147万株と、高値時の2248万株を大きく上回っており、これから株価上昇が追随してくるパターンが予想される。

 安倍首相が農業を成長産業として位置づける方針を鮮明に打ち出し、農業関連株が人気テーマに育ちつつあり、農薬を手掛ける同社に見直し人気が回ってきている。まだ2ケタ台という値ごろ妙味もあって、ここ個人投資家の買いも目立ってきている。

 大幅減益ではあるが、今2013年3月期の営業利益は従来の6億円から18億円(前期97億6000万円)に引き上げられ、来期についてそれなりに明るい兆しも出てきている。遅れてきた低位人気株として、市場人気が高まりつつあり、出番本格化の兆しが強まっている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:23 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】100円前後固める岩崎通信機、太陽光発電など環境事業に注力

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 岩崎通信機<6704>(東1)が100円前後を固める展開で新展開に踏み込もうとしている。今2013年3月期の営業損失は6億5900万円(前年同期5億9700万円))と低調。今3月期通期も営業利益0(前期1億6800万円の黒字)に止まる見通しだ。

 ただ、これでいくと第4四半期は6億5900万円の営業利益計上となる。季節的要因で第4四半期の利益が大きくなるが、それでも前年同期の6億900万円の水準を上回る。現在、同社は新規事業への挑戦と事業構造の改革による成長戦略に取り組んでいる。注力しているネットワーク関連事業は、大型案件の納入と確実な案件獲得の推進で順調な伸びを見せ、新規事業の環境関連事業ではLED 照明調光システムを商品化したほか、現在、太陽光発電関連機器の開発にも取り組んでいる。

 継続的なコスト引き下げの動きとあいまって、利益が出やすい体質に生まれ変わりつつある。そうした事業内容の変化が株価の前進を促すことになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:52 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ビューティガレージは出直りのタイミング模索、4割下げで調整完了

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ビューティガレージ<3180>(東マ)は出直り相場へのタイミングを模索している。2月14日の新規公開に際しては公開価格2300円に対し、4160円の好スタートを切り、さらに翌日は5200円と一段高に買われた。そうした新規上場人気高揚の後では、売り物先行の流れになるのは定石どおり。それも、3月1日の3130円、高値からの下げ率40%で値幅整理を完了、後は戻りを待つだけである。

 今2013年4月期の第3四半期累計決算は営業利益1億9500万円を確保した。前年同期は連結決算未作成のため比較の数字はない。通期では営業利益2億9300万円、前期比17.3%の増益見通しを据え置いており、業績は順調に推移している。

 同社の主要顧客の美容サロンは消費マインドの冷え込みから厳しい状況に置かれており、利便性の向上や低価格商品を中心とした品揃えを充実している同社は相対的に有利な状況に置かれている。登録会員事業数が15万人を超える同社は継続的な増益を確保できる態勢を備えている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】PM2.5関連のダイワボウHD、中期計画も加わり相場に勢い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ダイワボウホールディングス<3107>(東1)が動意づいてきた。中国の大気汚染が日本に上陸、PM2.5旋風が日本に吹き荒れている中、その対策としてマスクの売れ行きが急増しているとされ、鳥インフルエンザで活躍した同社に連想人気が回ってきた。

 3月6日に203円と2月4日の高値に面あわせした。そのまま新展開入りは叶わなかったが、3月6日の出来高は1987万株と2月4日の1766万株を上回っており、出来高アップは今後新展開入りが訪れる前触れと判断できそう。

 今2013年3月期から中期経営計画「イノベーション21」をスタート。「ITインフラ流通事業」「繊維事業」「産業機械事業」の3事業のシナジー効果による新市場・新事業の創出と、グローバル戦略の推進を図り中期的な成長を目指している。その仕手性の強さから、もともと個人投資家のファンが多い銘柄。しっかりした業績動向にPM2.5という目先の好材料を得て、久々に躍動感のある展開が訪れそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | 株式評論家の視点
2013年03月06日

【株式評論家の視点】サニックスは太陽光発電システムが伸びる、新たな評価水準を模索

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 サニックス<4651>(東1)が上昇トレンドを継続している。2月12日に今2013年3月期の営業利益が従来の20億円から26億円(前期4億900万円)に上方修正され、2月25日に482円の高値を示現した。好業績買い人気に一区切り付くかと思われたものの、翌日2月26日に424円まで売られた後、すぐさま上昇トレンドに復帰する強い動き。

 再生可能エネルギー固定価格買取制度を受けて太陽光発電システムが当初計画を上回り、プラスチックを燃料として再生利用したリサイクルエネルギー発電も大幅増収を記録したことが好業績の要因。そして、来期以降も増益が見込まれる状況だ。今期の業績は足踏みしていた最近の水準を大きく突き抜けるもので、株価は新たな評価水準を模索していると言えそう。

 連日個人投資家の買いが流入するなど、需給も先高感を示唆している。日証金では連日逆日歩が発生しており、株価の上げを補強する要因として注目されそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:25 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】出直るenish、ソーシャル株の中で出遅れ感強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 enish<3667>(東マ)の人気復活が有望だ。昨年12月11日の新規上場に際しては当日は買い物殺到で値が付かず、翌日12日に公開価格800円に対し2500円の初値という、スタートを切った。

 商いも大きく膨らんだことで上場以降は利食い先行の動きに変わった。ただ、そうした売りが一巡、2月15日の1841円でダメ押し形成のチャートとあいまって、戻り波動が鮮明になり始めている。

 同社はソーシャルゲームを開発している。「ぼくのレストランU」「ガルショ☆」が引き続き売上げを伸ばし、「ボクらのポケットダンジョン2」、「ドラゴンタクティクス」の新規投入組も好調に推移。前12月期の営業利益6億6600万円(前々期比26.7%増)に続き、今12月期も営業利益8億2000万円と、前期比23%増が予想されている。ここへきてのソーシャル関連株の人気化の中で、同社の出遅れにスポットが当たりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:16 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三井金属に再上昇の気配、調整良好、スマホ向け好調

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三井金属<5706>(東1)は調整を切り上げ、再び新展開指向の相場へ進むタイミグを迎えつつある。今2013年3月期の第3四半期累計決算は営業利益99億3700、万円と、前年同期比38%減に見舞われ、通期でも営業利益140億円と前期比33%減益と、今期は低調な見通しにある。

 ただ、業績発表が2月8日であるのに対し、株価の高値は2月12日の243円。株価は業績悪を乗越えて来期の展望を期待しつつ、高値に進んだことになる。今期の減益は機能材料事業で自動車排ガス用触媒の販売が伸び悩み、自動車機器事業も中国の反日行動で販売不振が見込まれることなどが要因。

 しかし、来期は自動車排ガス触媒、自動車機器部門ともに回復が見込まれ、スマートフォンやタブレットPCなどの高機能情報端末用として極薄銅箔の販売が堅調に推移すると見られる。そのため、来期の業績は現在市場筋が読み込んでいる数字を上回る可能性が強くなってきた。そこらあたりを先見しつつ、再度の上昇相場に切り替わりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:47 | 株式評論家の視点
2013年03月05日

【株式評論家の視点】値固め中のコロプラ、第1Q利益の高進捗率から上昇近い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 コロプラ<3668>(東マ)は2月7日の高値6350円から調整に入ったが、わずか5営業日後の2月14日の4320円で底を打ち反転、現在は次の展開をにらみ値固めを進めているところ。

 同社の株価上昇の源泉は利益成長。前9月期へ営業利益14億9800万円と、前々期比2.6倍増益を達成。ハードルが上がったにも関わらず、今2013年9月期も営業利益22億9100万円と、前期比54.7%の大幅増益が見込まれている。

 スマートフォン専用のライトゲームアプリブランドの「Kumathe Bear(クマ・ザ・ベア)」では「ソリティにゃスイーパー!」などを、スマートフォン専用オンラインアプリでは「Disney Magician Chronicles(ディズニー マジシャン・クロニクル)」などを新規リリースし売上げを伸ばしている。今9月期の第1四半期の営業利益は8億6400万円を確保した。通期の営業利益に対する進捗率は37%にも達しており、市場では早くも増額修正を期待する声が強まっている。ガンホー<3765>(JQS)あたりの新値追いに照らしても、同社に出遅れ人気が回るのは時間の問題と思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:29 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】メドレックス4000円台乗せ、中期経営計画見直す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 メドレックス<4586>(東マ)が爆発高コースに入ってきた。2月23日の新規上場日には買い物フィーバーで値段が付かず、翌日14日に公開価格1000円に対し、2200円での好スタートとなった。

 そして、2月18日には3560円まで買い進まれた。これだけの人気急騰とあって、その後の下げは当然の流れだが、2月20日の2343円で早くも底を打ち、買い人気が脈々と流れていることが明らかになり、5日は4500円と、大幅新値に飛んできた。

 前12月期の5億6700万円の営業損失に続き、今2013年12月期も7億1400万円の損失みこみと足元は低調な業績推移だ。しかし、同社が明らかにした中期経営計画では、消炎鎮痛貼付剤「ETOREAT」の寄与などにより、2014年に8億9300万円の営業利益が想定されている。赤字企業がほとんどのバイオ関連株の中で、大幅利益計上が想定される数少ない企業。個人投資家の買いが、がんがん上値に伸び始めている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:30 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】反落の東京機械製作所は商い活発、新規売りが急増、なお注目

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東京機械製作所<6335>(東1)は20円安と反落も引き続き商いは活発だ。昨年12月28日の42円から2月5日の92円まで、第一ラウンドの上昇を演じた。2月15日の60円まで調整、以後値固めを経て出直りのパターンだ。調整の間、出来高はむしろ増加、売り物が丹念に拾われた形跡がある。

 そして3月4日に派手に値を飛ばす相場展開となってきた。4日の相場では日証金で252万株の大量の新規売りが流入た。2月22日申し込み現在の売り残が204万株に過ぎなかっただけに、売り込みの量はすごい。つれて日証金では大幅な株不足に転じてきた。需給妙味を加えて、相場は新たなステージに入った予感もある。

 今2013年3月期の営業損失は6億3000万円から41億8000万円へ急拡大した。ただ、今の相場ではこれも売り込みを誘う上げへの肥やしになっているようだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:19 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】弾みのつくアルパイン、来期大幅増益が有力、新たな評価替え相場

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アルパイン<6816><東1>の上げが推進力を増してきた。2月28日に894円の高値を示現、それまでの上値のフシとなっていた870円台を払い新展開に突入した。以後3月1日、4日と上昇を継続し、新展開に弾みを加えつつあるところだ。

 今2013年3月期の第3四半期累計決算は、営業利益が17億100万円と、前年同期比62%ダウンに見舞われた。地デジ買替え需要の反動やディーラーオプション装着率の上昇から、市販ナビゲーションの売上が減少したことが響いた。通期でも営業利益30億円と、前期比46%減の見通し。

 ただ、ここへきての円安で為替メリットが発生、アナリストから今期増額の見方が出始め、株価の風向きが変わった。しかも、世界的な自動車生産増加を背景にナビゲーションの売上げ増が見込まれる来期については円安も加わり、様変わりの業績好転が見込まれている。新たな評価替え相場に踏み込んできたニュアンスが強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16 | 株式評論家の視点
2013年03月04日

【株式評論家の視点】ガンホーオンラインは1月の売上げ急増、今期も躍進、株価高値圏

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ガンホーオンラインエンターテイメント<3765>(JQS)の上昇の勢いが止まらない。2月14日に前2012年12月期の決算について、スマホ向けコンテンツ「パズル&ドラゴンズ」のアイテム課金収入の拡大を受け営業利益が92億円と、前々期の11億円から急増したと発表。株価は買い気配を交え2月21日には307万5000円の高値を示現した。

 そこから一呼吸入れていたが、先高感の強さから2月1日には329万円とさらに高値を大きく更新してきた。同社は業績の変動が激しいとして、今期の業績見通しを公表していないが、1月の月次売上げが87億円に達したことを明らかにした。前期の売上げは通期で258億円だったので、今期の連続大幅飛躍は確実視されるところ。今期の業績への期待感は強く、天井が大きく押し上げられている状況だ。

 同社は現在大証で委託保証金率70%以上、うち現金40%以上の規制を課せられており、それをはね返しての新展開入りは株価が本当に強いことを示している。需給面では連日個人の買いが引きも切らない。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:47 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アコムは出遅れ訂正高へ、来期以降も増益維持に期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アコム<8572>(東1)の出遅れ訂正高が活発化しそうだ。海外事業や信用保証事業が伸長したものの、営業貸付金残高の減少やなどで、主力のローン事業収益が落ち込んだため、今2013年3月期の第3四半期累計の決算は、営業利益が470億円と前年同期比2%ダウンとなった。

 さらに、過払い請求の減少ペースがやや鈍ってきたことで、今期の営業利益が413億円(前期308億円)と、第3四半期累計決算の実績を下回る見通しにある。こうしたことからアイフル<8515>(東1)などの人気化の後塵を拝してきたが、その分出遅れ妙味があるとして、ここ押し目買い機運が強まってきている。

 ペースこそ鈍化したものの、利息返還請求の沈静化トレンドが続いており、業績の下振れリスクは着実に後退、来期以降も増益ペースを維持していくことが予想されている。直近の信用残は75万株と、アイフルの4300万株台などと比べ、圧倒的に軽い。戻りトレンドが強化されるものと思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:43 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】帝国通信工業に出遅れ人気が回る、赤字決算でも配当実施見直す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 帝国通信工業<6763>(東1)は3月1日に205円、27円高といきなりの急騰相場に突入してきた。取り立てて材料の浮上は観測されず、日々の出来高を見てもそれまでは薄商い続き。特定筋が株を集めた形跡もなく、中低位の出遅れ株として市場人気が回ってきた格好だ。

 今2013年3月期は営業利益1億円(前期9億4900万円の損失)と、5期ぶりの黒字転換が見込まれている。電子部品ではミラーレス一眼などデジタルカメラ向けが順調に伸び、デジタルカメラ向け、ゲーム機向け、自動車電装向けなども売上げを伸ばした。

 今期の4半期ベースの営業利益の推移を見ると、第1四半期に1億2600万円の損失を計上した後は、第2四半期800万円、第3四半期2400万円と黒字を積み上げてきており、業績の方向性は明らかに上を向き始めている。営業利益が損失の間も毎期配当を実行するなど、財務体質の強さは注目される点だ。PBR0.6倍という出遅れを取り戻していく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:53 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ダントーに市場人気復活の兆し、PBRは0.6倍と超割安水準

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ダントー<5337><東1>の伸び足に迫力が加わってきた。昨年来のチャートを振り返ると、昨年12月27日に113円の高値を示現し、一呼吸入れて1月23日に再び123円の高値に買い進まれた。この2回の上昇相場では出来高のボリュームアップが顕著で、現在介入中と思われる特定筋が上げ相場への準備を進めていたことがうかがえる。

 3月1日には139円、8%高へ大幅高を演じたが、前2回の高値当時と比べ商いが細い。前2回の上昇でまとまった株数が吸い上げられたことで、株価的には値幅効果が表面化しつつある局面に踏み込んできたようだ。

 前2012年12月期は3億4100万円の営業損失となり、今2013年12月期も3億2000万円の損失が見込まれている。タイル職人不足により、タイル工事が遅延したことなどが響いた。しかし、今年の1月1日に連結子会社を合併、営業体制の再構築を目的とした組織再編が完了、今後の収益アップが期待できる状況に変わってきた。何といってもPBRはわずか0.4倍。かつて仕手系人気を集めた銘柄で人気復活の可能性もありそうだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 株式評論家の視点
2013年03月02日

【株式評論家の視点】高値更新のTOPIX寄与型銘柄に強調予想、SQはさほど響かず

<相場展望>(3月4〜8日)

株式評論家の視点 前週2月第4週(2月25〜3月1日)は週初に日経平均は1万1662円の年初来高値を更新したが、27日には1万1253円まで売り込まれ、調整入りかとの声を引き出した。しかし週末には1万1602年と高値に肉薄、改めて天井形成の警戒感は後退してきた。今週はSQという波乱要素はあるが、TOPIXは3月1日に昨年来高値に進んでおり、日経平均も強調を引き継ぐ週になりそう。

 日々の動きを見ていると、日経平均と円相場は完全な密着状態にあることが歴然としている。円安トレンドも調整場面を経ることなく推移してきており、先行き警戒感は強い。ただ、円安がここからそれほど大きく進展しなかったとしても、すでにかなり大幅に上昇しているので、今後これが徐々に企業業績の回復につながり、株価を押し上げていくパターンが予想される。

 日経平均の強い推進力を支えているのは外国人投資家。2月第3週(18〜22日)の投資部門別売買動向では海外投資家は15週連続で買い越し。外国人が15週連続で買い越すのは、2010年11月〜2011年5月以来。日本市場は何年も不振が続いていたことで、日本株を手仕舞った投資家が新たな組み入れを開始している模様だ(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:03 | 株式評論家の視点
2013年03月01日

【株式評論家の視点】トヨタ自動車の外国人買い継続は最大の注目点、輸出株に比べ強い

株式評論家の視点 トヨタ自動車<7203>(東1)が強い動きを続けている。といっても、昨年来高値5050円に対しては下押してはいるが。為替相場が円高に動くにつれ全体相場は波乱に陥る局面が増えていることも事実。が、そうした中でも4700円台で安定した値動きは特筆するべきことだ。

 外国人投資家は15週連続の買い越しを続けているが、彼らにとって時価総額トップでミスター日本とも言える同社は、まず買わなくてはならない必須銘柄だ。そうした買いが継続して流入していることが他の輸出関連株に比べた株価の強さにつながっている。

 世界的に自動車販売は回復に転じているが、特に米国、中近東での販売が好調。従って、為替の円安メリットは確実に利益の上方修正につながっている。2月高値は今2013年3月期の増額を評価したものだが、今後は来期以降続く好業績を評価する流れになりそう。当然、株価の高値も引き上げられることになる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:09 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】急伸のセルシードはバイオ関連人気、今期後半は黒字確保の見通し

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 セルシード<7776>(JQG)が出直り色を強めてきた。バイオ関連株の人気再燃を背景に見直し人気が流入してきている。1月29日に1349円の高値を示現したが、この時は移植用「角膜内皮再生シート」に関する特許が韓国で成立する見込みとなったとの発表が手掛かり材料になった。

 同社は、日本発の「細胞シート工学」を基盤技術とし、従来の治療法では治癒できなかった疾患や障害を治す「細胞シート再生医療」の世界普及を目指し、再生医療支援事業、細胞シート再生医療事業を展開している。

 前2012年12月期は営業損失8億4600万円と、前々期の14億1800万円の損失から、損失幅は大きく縮小した。そして今2013年12月期は営業損失2億4500万円と、損失幅縮小の流れが続く。今期は細胞シート再生医療事業で、事業提携にかかる一時金の収益計上などが寄与するもの。前半は4億3500万円の損失が想定されており、後半は1億9000万円の黒字計上となり、これは画期的なことである。株価の見直しを誘引していくことになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:52 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】反発に転じた協立情報通信、好業績で戻り相場に勢いも

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 協立情報通信<3670>(JQS)は2月20日に新規上場されたが、当日は買い気配のまま終日値が付かず、翌21日に公開価格1500円に対し、5000円で始まる爆発的なスタートを切った。買い人気が先行する初値形成となったことから、その分利食いが急がれる状況となり、現在はその利益確定の売りが先行している状況。

 同社は法人顧客や官公庁等向けに情報通信システムや会計情報システムの販売などを行うソリューション事業と、移動体通信機器の店舗販売・法人営業を行うモバイル事業を展開している。クラウド・コンピューティングやスマートフォンの急速な進展に伴い、企業内の情報活用に対する新たなサービスへの需要が増加、モバイル需要も法人顧客中心に売上げを伸ばしている。

 2011年2月期の営業利益9200万円をボトムに、2012年2月期2億4200万円、そして2013年2月期3億6900万円と利益は急成長を遂げている。なおかつ、アナリスト筋は今期については増額修正の可能性が強く、2014年2月期は増益幅が広がるものと見ている。本格出直りに勢いが増しそうだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:15 | 株式評論家の視点