[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (01/29)【株式評論家の視点】日立製作所は事業構造の転換が進展、来期はピーク利益に急接近へ
記事一覧 (01/28)【株式評論家の視点】シスウェエーブHDはダメ押し終え、出直りのタイミングに
記事一覧 (01/28)【株式評論家の視点】パイオニアに出遅れ人気、高水準の買残を吸収してフシ突破狙い
記事一覧 (01/28)【株式評論家の視点】あおぞら銀行が底入れ反転、需給悪を通過し4.9%の配当を評価
記事一覧 (01/28)【株式評論家の視点】JUKIは事業構造の改革を推進、日証金では株不足状態に
記事一覧 (01/28)【株式評論家の視点】日本電子はコスト削減評価、今期増額と来期増益幅拡大を織込む
記事一覧 (01/26)【株式評論家の視点】円安メリットが発現するか、企業の決算発表が最大の注目点
記事一覧 (01/25)【株式評論家の視点】ナノキャリアは上場来高値をばく進、業績の飛躍的向上に期待
記事一覧 (01/25)【株式評論家の視点】システムインテグレータは目先筋の売り一巡、波動の転換は近い
記事一覧 (01/25)【株式評論家の視点】不二越は今期後半から収益回復鮮明に、個人投資家の買いが活発化
記事一覧 (01/25)【株式評論家の視点】オーエスジーは戻り相場本格化へ、早くも今期増額の期待が強まる
記事一覧 (01/25)【株式評論家の視点】津田駒工業は2段上げ相場入りが有力、新規売り急増で人気拡大へ
記事一覧 (01/24)【株式評論家の視点】住友重機械は中国向け低迷のネック解消、順調な上値追いを継続へ
記事一覧 (01/24)【株式評論家の視点】エヌアイディ5年来の水準に、成長力評価に勢い、再度の新展開へ
記事一覧 (01/24)【株式評論家の視点】日本コロムビアは高水準の出来高が継続、上値期待の勢いを保持
記事一覧 (01/24)【株式評論家の視点】アツギ、信用買残の整理一巡、中低位人気株の出遅れで見直し急
記事一覧 (01/24)【株式評論家の視点】エス・バイ・エルの出番近い、信用買い残はピークから半減
記事一覧 (01/23)【株式評論家の視点】石炭価格上昇に期待の日本コークス、信用買い残も整理進む
記事一覧 (01/23)【株式評論家の視点】ドトール・日レスは海外展開を加速し収益向上、低PBR見直しも
記事一覧 (01/23)【株式評論家の視点】丸善は市場人気復活へ向く、全般手詰まり感で出番
2013年01月29日

【株式評論家の視点】日立製作所は事業構造の転換が進展、来期はピーク利益に急接近へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日立製作所<6501>(東1)が上昇力を強め、1月28日に564円と昨年4月3日の高値556円を更新し、新展開に歩を進めてきた。これで2008年以来の水準に駆け上がってきたことになるが、600円台、700円台に特にフシはなく、中期上昇トレンド入りを鮮明にしている。

 今2013年3月期は営業利益4800億円(前期4122億円)の順調な収益が想定されている。固定費の削減を進める一方、社会イノベーション事業を中心に事業構造への転換が進んでいることが好業績の背景。これまでの営業利益のピークは1991年3月期の5064億円。世界的な景気回復に円安効果が加わることで来期はピーク利益に迫ることが予想される。

 信用買い残は昨年10月26日の3352万株をピークに昨年12月21日申し込み現在の1599万株まで減少、この時に目先筋は振るい落とされたことが伺える。ここへきて信用買い残は増加に転じてきたが、戻り待ちの売り物が軽減されているだけに、上げ足も軽快なものになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | 株式評論家の視点
2013年01月28日

【株式評論家の視点】シスウェエーブHDはダメ押し終え、出直りのタイミングに

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 シスウェーブホールディングス<6636>(JQS)が注目される局面を迎えている。昨年12月11日の3730円、今年1月24日の3750円でダブル底形成のパターンを確立、いつでも出直りに入れる状況が整った。

 同社の主要顧客であるルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)の経営危機、大手家電メーカーの業績不振とそれに伴うリストラなどによる、LSIのテスト事業の見通し難から調整局面が続いていたが、そうした厳しい環境の織り込みを完了したと言える。今2013年3月期は営業利益1500万円(前期は8900万円の損失)と4期ぶりの黒字転換が見込まれている。前半の2億1900万円の営業損失が後半は2億3400万円の黒字へ様変わりの業績好転が想定されている。

 同社は持株会社体制へ移行し、新たな成長に向け事業・資本提携を推進しており、中期的な視点では大幅な訂正高の展開が想定される。環境悪を乗り越えた相場に発展していきそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:06 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】パイオニアに出遅れ人気、高水準の買残を吸収してフシ突破狙い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 パイオニア<6773>(東1)が動意を強めてきた。証券会社が同社のレーティングについて、強気の継続を明らかにしたことで、見直し人気が活発化しつつある。

 同社の場合、市場人気が高く、下がれば押し目買いが入り信用買い残が常に高水準にあり、それが株価の足の重さにつながっている。しかしここへきては低位大型株がイメージを一新するような軽快な上げを見せており、同社の活躍する条件が整ってきている。

 今2013年3月期は営業利益150億円と、前期比19%の増益が見込まれている。各種コスト削減の効果が現れることから、後半の営業利益は118億4700万円と、前年同期比2.1倍の大幅増益が見込まれており、来期業績続伸への期待感を刺激するところだ。昨年12月以降は230円台が上値の抵抗ラインとなっている。ここをクリアーできるようだと、相場スケール拡大の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:05 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】あおぞら銀行が底入れ反転、需給悪を通過し4.9%の配当を評価

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 あおぞら銀行<8304>(東1)が底入れ反転の動きを強めてきた。悪材料となっていた、筆頭株主の米サーベラスの売り出しの受け渡し日1月24日を通過、人気見直しのきっかけになった。

 日証金では信用の増減が激しく、24日はつなぎ売りの解消で、信用売り残が前日23日の3413万株から44万株へ3369万株もの減少となった。ただ、25日分では新規売りが再び増加し、売り残は303万株へ増加。一方、信用買い残は24日に1384万株に膨れ上がった後、24日には705万株もの大量返済が実行されるなど、思惑が錯綜する状況となっている。

 基本的には、ここへきての戻りは、悪材料をこなした後での動きで、上がってなお配当利回りが4.9%に位置する状況を踏まえれば、株価は3月期末へ向け配当取りに強い動きを継続していく可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:47 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】JUKIは事業構造の改革を推進、日証金では株不足状態に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 JUKI<6440>(東1)の上昇力が衰えない。1月17日をボトムに、前日比変わらずをはさんで6連騰を記録するなど、買いが続々と流入している状況だ。きっかけは全従業員の15%にあたる200人の希望退職を募集すると発表したこと。同時にバリューチェーン構造改革、事業構造改革を行い、今2013年12月期の黒字化を目指す。

 前期の営業利益は18億円の損失となった模様だが、アナリスト筋は今期については5億円の黒字へ転換するとの見方を強めている。前期は工業用ミシン、産業装置が中国を中心に大きく落ち込んだが、今年は中国の景気が回復に転じる見込みにあり、環境も好転に向かうことが予想されている。

 株価上昇につれカラ売りが増加、日証金では株不足状態に転じてきた。構造改革の進展で、業績は来期以降も上向きのトレンドを継続する可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:40 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本電子はコスト削減評価、今期増額と来期増益幅拡大を織込む

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本電子<6951>(東1)が力強い動きをキープしている。収益改善策の効果でコスト削減が進み、1ドル=78円でも黒字になる収益構造を確立したとの見方が流れ、見直し人気が急速に膨らんできている。

 材料浮上を受けた見直し買い相場は、買い一巡後は利食い先行の流れに変わるため、人気は急速にダウンするケースが多いのだが、同社の場合、材料浮上後もなお高値を追って買いが流入している状況だ。今2013年3月期は1ドル=78円を前提に営業利益30億円の黒字(前期は11億円の赤字)が見込まれている。1ドルに対し1円の為替変動で、営業利益は2億円増減すると試算されているだけに、今期の増額、来期の増益幅拡大に期待がかかるところ。

 株価の急ピッチの上昇につれカラ売りが急増してきた。24日売買分から株不足に転じ、25日も同様の動きが続いており、仕手相場へ発展の土台作りも進んでいる。現在のPERは13.9倍だが、今期の増額期待、来期の続伸などを取り込めば、現在の株価水準はかなり割安である。2月14日の決算発表へ向け、期待人気が高まる方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | 株式評論家の視点
2013年01月26日

【株式評論家の視点】円安メリットが発現するか、企業の決算発表が最大の注目点

<相場展望>(1月28日〜2月1日)

株式評論家の視点 1月4週(21〜25日)の週末25日に日経平均は2010年4月30日以来、2年9カ月ぶりの高値を示現した。と思ったら、25日のニューヨークダウは2007年10月31日以来、ほぼ5年3ヶ月ぶりの水準。日本株はまだ割安なんだなとの認識を刺激する強調展開を続けている。

 とは言え日経平均がここへきて波乱色を強めてきたのも事実。23日に223円安、21日に166円安、16日に279円安と、大幅な下げが頻繁に出てきている。どれもがきっかけは円安に一巡感が出たとき。25日のニューヨーク為替相場では一時1ドル=91円19銭と、2010年6月以来の円安・ドル高水準を付けた。海外からの円安批判はさらに強まるだろうし、ちょっと神経質にならざるを得ない局面にさしかかってきている。

 そうした中、1月第3週(15日─18日)の投資主体別売買では、海外投資家が2138億円の買い越しと、10週連続の揺るぎない買い越しを続けている。個人投資家も5週連続の買い越しで、需給面では上昇相場継続の背景が整っている。スケジュール的には企業の決算発表が最大の焦点になる。円安への反転で市場は輸出関連企業の増額を期待するムードに包まれており、そうした読みが現実のものとなるか、あるいは期待が裏切られる結果になるのか、注目される(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:01 | 株式評論家の視点
2013年01月25日

【株式評論家の視点】ナノキャリアは上場来高値をばく進、業績の飛躍的向上に期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ナノキャリア<4571>(東マ)の上げ足が鋭さを増してきた。16日にダハプラチン誘導体ミセル(NC‐4016)の製造方法に関する出願に対し、日本国特許庁から特許査定を受けたと発表したことが手掛かり。

 ナノテクノロジーを利用したミセル化ナノ粒子は、外側が水に溶けやすく、内側が水に溶けにくいという二層構造の高分子。ミセル化ナノ粒子に薬物を封入すれば、病巣部に薬を集中的に届けることが可能。米国、ロシア、中国、オーストラリアに加え、国内においてもNC‐4016に関する製法特許を確保できることになり、今後の業績の飛躍的な向上に期待人気が強まっている。

 信越化学工業<4063>(東1)への第三者割当増資で企業体質も強化されている。今後の収益状況については読みにくい部分も多いが、2008年の上場来高値に位置しており、圧倒的に回転が効いている状況に照らすと、まだ値幅取り人気が継続の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:40 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】システムインテグレータは目先筋の売り一巡、波動の転換は近い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 システムインテグレータ<3826>(東マ)は出直り相場模索の足取りを見せている。今2013年2月期の第3四半期累計決算は営業利益が2億3600万円と前年同期比35%の大幅な増益を確保した。ただ、四半期ベースでの推移では第3四半期の収益が足踏みしたため、期待人気の裏返しで失望感が強まり、目先筋の見切売りが広がっている。

 ただ、通期の見通しの営業利益3億6000万円、前期比20.9%増益の見通しは据え置きとなっている。主力のEC関連ではネットスーパー向けなどの需要が好調なため、アナリスト筋では最終的には業績上振れを想定する声が強く、当然株価も見直しの方向が予想される。

 ECサイト構築パッケージ、開発支援ツール、プロジェクト管理システムなどのバージョンアップを迅速に行うとともに、中国事業の本格進出などで、2015年2月期に営業利益4億6000万円を目指す中期経営計画を推進中である。株価は押し目限界の様相を呈しており、波動の転換は近い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】不二越は今期後半から収益回復鮮明に、個人投資家の買いが活発化

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 不二越<6474>(東1)に再び出番が回りそうだ。今2013年11月期の増益転換を手掛かりに1月7日に374円の高値を示現し、以後調整局面を迎えているが、個人投資家の押し目買いがコンスタントに流入。目先筋の売り一巡とともに再び人気化に走る場面が見られそう。

 自動車分野、航空機・発電関連などのエネルギー・インフラストラクチャー分野の生産や設備投資が堅調に推移するものと見て、今11月期は営業利益115億円と8%増益が見込まれている。自動車関連や中国の建設機械関連などの需要が徐々に回復に向かうとみて、前半の営業利益48億円に対し、後半のそれは67億円と後半にかけて盛り返す見通し。

 予想の前提となる為替レートは1ドル=85円、1ユーロ=110円。同社では1円の為替変動による年間の営業利益への影響を、対ドルで1億5000万円、対ユーロで4000〜5000万円と推定しており、為替が利益上乗せの要因になりそう。この2月から中国新工場でロボット生産を開始する予定で、新たなプラス要素となりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:03 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】オーエスジーは戻り相場本格化へ、早くも今期増額の期待が強まる

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 オーエスジー<6136>(東1)が底打ち、反転相場入りの様相を強くしてきた。前2012年11月期こそ営業利益139億5400万円と前期比13%増益を達成したが、今期は営業利益128億円、前期比8%減益の見通しが明らかにされ、失望売りに軟調な動きが続いてきた。

 株価が調整の間、信用売り残が堆積し、1月18日申し込み現在では21万株に達している。一方、信用買い残は23万株にとどまり、取組みは拮抗状態になってきた。日証金では断続的に逆日歩が発生する状況で、好需給を維持している。

 今期の業績見通しについては為替の前提が1ドル83円に見られるように、全体として慎重な予想とされ、アナリスト筋では今期も連続増益確保との見方が強くなっている。南アジア、中南米、東欧、トルコなどの新興国市場の自動車産業からの受注拡大などを図るとともに、航空機産業を自動車産業に次ぐ顧客グループと位置づけ、強化していく方針。商い増加を背景に、戻り相場本格化の道を歩む方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:40 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】津田駒工業は2段上げ相場入りが有力、新規売り急増で人気拡大へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 津田駒工業<6217>(東1)の相場が拡大する気配が強まってきた。21日に今2013年11月期の黒字転換見通しが明らかになり、22日には大商いのうちに、198円の高値を示現した。こうした一過性の材料では、人気は短期で収束に向かうのが通常のパターンである。

 しかし、同社は23日こそ一息入れたが、24日にはストライドを伸ばし、200円大台に乗せ、再び高値更新の強い動き。3市場信用残では売り残83万株、買い残178万株とややものたりない水準だが、日証金では22日以降新規売りの急増で、株不足に陥ってきた。今週末現在の数字が明らかになる来週には、いきなりの需給好転数字の発表が予想される。

 今11月期は営業利益6億円(前期17億1900万円)の黒字転換が見込まれている。それも前半の6億円の営業損失から、後半は12億円の黒字へと盛り返す。そうした後半の収益アップはそのまま来期への期待感につながることになる。波動的には短期で2段上げ突入のパターンだ。仕手人気を併せ持つ資質も、今の地合い下ではおあつらえ向きである。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | 株式評論家の視点
2013年01月24日

【株式評論家の視点】住友重機械は中国向け低迷のネック解消、順調な上値追いを継続へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 住友重機械工業<6302>(東1)が順調な上げ足を見せている。中低位株の訂正高が活発化、その流れに乗っているものだが、昨年9月6日の安値250円を起点とする今回の上昇相場では、何回か全体相場は波乱に陥ったが、同社はそうした環境に追随することなく。独自の上昇波を演じている。

 信用買い残を見ると、昨年8月3日申し込み現在の750万株が、直近1月18日申し込み現在では144万株へ急減している。こうした信用買い残が減少する中での株価上昇は、機関投資家の継続的な買いが存在していることを示している。一方、信用売り残は直近1月18日申し込み現在で178万株と高水準横ばいで推移、信用倍率は0.8倍の売り長状態。日証金では断続的に逆日歩が発生しており、今後個人投資家の買いを引き付ける要因になりそう。

 今2013年3月期は営業利益320億円(前期471億円)と減益予想だが、中国向けの油圧ショベルの回復が想定される来期は増益転換が有力になっている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:37 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】エヌアイディ5年来の水準に、成長力評価に勢い、再度の新展開へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 エヌアイディ<2349>(JQS)が堅調な動きを続けている。1月7日に1720円の高値を示現した後の調整場面だが、この水準は2008年9月以来。多くのIT関連銘柄が不調を囲っている中では、抜群の強さを発揮しているといえる。

 現在は付加価値の大きい分野に積極的に進出しているが、その中心としてスマートフォン向けの待ち受け画面の新しい活用スタイルを提供するVAL@BOなどの販売展開に注力している。同社の強みはモバイル、及び特定の機能を実現するために家電製品や機械等に組み込まれるエンベデッド。これを柱にモバイル、ホームエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、情報機器・医療機器などの組込み系のシステム開発を積極化している。

 今2013年3月期は営業利益10億5000万円と、前期比20.5%の増益が見込まれている。不採算案件の一巡などから、来期は増益幅が広がる方向が予想される。1月7日の高値1720円クリアーから再び新展開に進む可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本コロムビアは高水準の出来高が継続、上値期待の勢いを保持

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本コロムビア<6791>(東1)が着実な上げ波動を描いている。昨年12月の20円台のもみ合いから、1月22日には47円まで買い進まれ、株価倍増を果たしたが、なお買いの勢いが止まらない状況だ。

 信用買い残は昨年11月のボトム692万株が直近1月18日申し込み現在では1302万株に増えている。数量株の場合は出来高の増加が相場上昇の生命線となるだけに、先高への勢いが継続していると言える。

 昨年発売したニンテンドー3DSソフト「こびとづかん こびと観察セット」やアニメ関連の音楽作品が売上に貢献。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益が期初予想の1億円の損失から1億900万円(前年同期1億100万円)の黒字へ上振れ決算となった。ただ、通期の営業利益3億5000万円、前期比31%減益の見通しは据え置かれた。市場ではこの増額への期待感も強まっている。中低位仕手系株の出遅れとして、人気継続の展開が想定される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:33 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アツギ、信用買残の整理一巡、中低位人気株の出遅れで見直し急

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アツギ<3529>(東1)に個人投資家の買いが集まり、活況相場に転じてきた。23日の出来高は7767万株と、前日22日の出来高850万株から急増している。ただ、日足で見ると高値137円に対し引値は119円と伸び悩み、日足では陰線にとどまった。

 戻り売り圧力の強さを示しているものだが昨年11月8日に129円の高値を示現しており、その時の高値買いの向きの売りが広がっている。信用買い残は昨年11月2日申し込み現在の195万株が11月9日申し込み現在で1077万株へまさに急増した。その信用買い残は直近で810万株まで減少しており、それなりに整理一巡感が出てきている。23日の大商いでは新規売りが大量に流入している。目先筋の利食いに波乱場面があっても、基本的には仕手相場復活へ動き出したニュアンスだ。

 今2013年3月期は営業利益12億円と、前期比12%増益が見込まれている。配当も年3円を継続の予定で、そうした実態に比べPBR0.5倍はきわめて割安感が強い。業績的な裏づけがあるだけに、上値指向の相場に発展の可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】エス・バイ・エルの出番近い、信用買い残はピークから半減

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 エス・バイ・エル<1919>(東1)に人気の順番が回りそう。低位仕手系株の循環人気、太陽電池株としての成長性など、人気ファクターを抱えている。それにも関わらず出遅れが目立つのは需給が要因。

 昨年の高値は4月4日の233円。値ごろ的な手掛けやすさもあって、信用買い残は4月20日に2162万株まで膨らんだ。そこから信用買い残は減少に転じ、その見切売りで株価は昨年11月14日に107円にまで売り込まれた。ネックとなっていた信用買い残が直近1月18日申し込み現在で1140万株にまで減少してきた。ピークからほぼ半分に近い水準に達しただけに、売り一巡感が強まる方向だ。

 今年5月にヤマダ・エスバイエルホームへ会社名を変更する予定で、ヤマダ電機<9831>(東1)との結びつきはさらに強くなる。工期のずれ込みなどから今2013年2月期は営業損失4億4000万円と低調だが、来期は一転大幅増益転換が有力視されている。人気化先取りの動きが強まりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:45 | 株式評論家の視点
2013年01月23日

【株式評論家の視点】石炭価格上昇に期待の日本コークス、信用買い残も整理進む

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本コークス<3315>(東1)に人気相場に踏み込む兆候が出てきた。22日に出来高が急増し大幅高を演じた。高値148円から引けは133円と伸び悩み、結果的に日足は陰線にとどまった。ただ、下値には買い物がびっしりと入り、投資家の先高ムードの強さがうかがえる。

 また、ここにきて石炭の今年の見通しについて、業界から中国やインドによる大量の輸入が見込まれることから、価格上昇が期待できるとの声が出始め、来期以降の業績好転への期待が持てる状況に変わりつつある。

 同社の場合、値ごろ的な手掛けやすさから信用の買い残が高水準にあり、上がれば戻り待ちの売り物に頭を抑えられる展開が続いていた。しかし22日の相場では日証金で信用の買い残返済の動きが強まり、残の重荷というネック要因が解消に向かいつつある。2年ぶりの人気相場へ発展する可能性が出てきた。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:57 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ドトール・日レスは海外展開を加速し収益向上、低PBR見直しも

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ドトール・日レスホールディング<3087>(東マ)が高値圏で頑強な動きを続けている。1月15日に今2013年2月期の好調な決算見通しが発表されたが、その好実態はまだ未評価のニュアンスが強く、この先訂正高へ弾みを加えていく場面が見られそう。

 今2月期の営業利益は77億1200万円と、前期比8%の増益が見込まれている。「朝だけセット(モーニング)」をはじめとする時間帯別セットメニューや季節の新商品が貢献したため、ドトールコーヒーが好調だったほか、日本レストランシステムも業態変更が奏功した。

 注目されるのは海外展開。シンガポールで「洋麺屋五右衛門」2店舗に加え、「ドトールコーヒーショップ」と「星乃珈琲店」を初出店し、韓国でソウルに「洋麺屋五右衛門」1店舗を初出店した。さらにフィリピンでの展開などで第3四半期連結会計期間末時点の海外店舗数は、シンガポール17店舗、中国4店舗、台湾2店舗、韓国1店舗、フィリピン1店舗の計25店舗に達した。そうした海外展開の寄与で、来期も連続増益が有力。PBRの0.7倍は訂正高の余地が大きいことを示している。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:55 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】丸善は市場人気復活へ向く、全般手詰まり感で出番

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 丸善CHIホールディングス<3159>(東1)が強い動きを見せている。過去にはK氏介入の実績があり、仕手株として市場にファンが多い銘柄だ。最近の中低位仕手系株が一斉に動意づく市場の流れの中で、上昇先取りの動きが活発化し始めている。

 18日に商いが急増し大幅高に買い進まれ上昇相場への一歩を印した。その後は利食い売りが優先する流れなのだが、押し目買い流入で株価は押しらしい押しを見せていない。高値もみを経た後の再度の新展開を想定する見方が支配的なことを示している。直近の取組みは売り60万株、買い94万株と拮抗している。まだ厚みはもの足りないが、株価上昇につれ強弱感が対立していく方向が予想される。

 今2013年1月期の業績は減額されたが、それでも営業利益は7億5000万円(前期500万円)と、大幅増益が見込まれており、業績も回復軌道に転じてきた。仕手株人気復活の印象を強めている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:46 | 株式評論家の視点