
4月に発生した岩国大竹工場の爆発火災事故の影響もあって今2013年3月期の9月中間決算は営業利益14億7900万円と前年同期比94%の大幅減益を余儀なくされた。しかし、アジア向け石化系事業の収益が上向くとともに、ウレタン部門の改善も続くことで収益水準が底上げされ、後半の営業利益は215億2100万円へ、様変わりの好転となる見通しだ。
収益向上を評価する株価上昇を受け、信用買い残は減少が続き、直近昨年12月28日申し込み現在では338万株に低下してきた。一方信用売り残は高止まり状態にあり、同366万株と、取り組みは売り長に転換してきた。日証金でも断続的に逆日歩が発生する状況。需給も併せ株価の方向性は上を向いているようだ。(株式評論家・隆盛)