[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (01/09)【株式評論家の視点】三井化学は太陽光の展開に注目、断続的に逆日歩が発生
記事一覧 (01/09)【株式評論家の視点】アイセイ薬局は業績向上路線継続中、見直しはきっかけ待ち
記事一覧 (01/09)【株式評論家の視点】東芝は原発方針の転換を受け訂正高相場、個人の買い意欲も旺盛
記事一覧 (01/08)【株式評論家の視点】富士通はレーティング下げによる突っ込みを個人投資家が積極的に拾う
記事一覧 (01/08)【株式評論家の視点】東京都競馬は2008年1月以来の水準に、含み資産関連株として見直し急
記事一覧 (01/08)【株式評論家の視点】ベルーナは来期以降の成長路線復帰を想定した先取り買いに訂正高が進む
記事一覧 (01/08)【株式評論家の視点】日本橋梁は上げが力強い、好環境受け大幅増額を織り込む相場へ踏み込む
記事一覧 (01/08)【株式評論家の視点】不動テトラは動き変わる、出来高も値幅も市場ニーズ満たす
記事一覧 (01/07)【株式評論家の視点】日立造船はごみ処理装置で特需発生期待、業績好転を牽引する
記事一覧 (01/07)【株式評論家の視点】三菱UFJフィナンシャルは値動き変わり、本格上昇波動に転換
記事一覧 (01/07)【株式評論家の視点】三井住友建設は復興関連の選別買いの有力候補
記事一覧 (01/04)【株式評論家の視点】太平洋セメントはエンジン全開の上昇相場へ、需給も株価後押し
記事一覧 (01/04)【株式評論家の視点】電算システムは収益上昇路線を見直す、株価新展開入りへ
記事一覧 (01/04)【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は中期計画への評価高まる、高値もみ放れへ
記事一覧 (01/04)【株式評論家の視点】ダルトンはイトーキとの提携強化を受け、第二の創業へ改革注力
記事一覧 (01/04)【株式評論家の視点】トヨタ自動車は時価総額トップで日本の象徴株、満を持して登場へ
記事一覧 (01/01)【株式評論家の視点】2013年相場も高い、新春相場のポイントは銘柄選択にあり
記事一覧 (12/28)【株式評論家の視点】細田工務店は提案型商品の販売を促進、売上げ急増の局面を迎える
記事一覧 (12/28)【株式評論家の視点】丸井グループは消費者金融株急騰の中、見直し人気膨らむ
記事一覧 (12/28)【株式評論家の視点】マツダはスカイアクティブ好調見直す、レーティング上げで加速も
2013年01月09日

【株式評論家の視点】三井化学は太陽光の展開に注目、断続的に逆日歩が発生

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三井化学<4183>(東1)が出直り色を強めている。同社の遊休地である愛知県田原市で国内最大規模の太陽光・風力発電所の建設に着手。収益へのプラスもだが、封止材や接着剤など太陽光発電用素材の技術開発の拠点にする意向で、将来、収益を押し上げていく材料として注目される。

 4月に発生した岩国大竹工場の爆発火災事故の影響もあって今2013年3月期の9月中間決算は営業利益14億7900万円と前年同期比94%の大幅減益を余儀なくされた。しかし、アジア向け石化系事業の収益が上向くとともに、ウレタン部門の改善も続くことで収益水準が底上げされ、後半の営業利益は215億2100万円へ、様変わりの好転となる見通しだ。

 収益向上を評価する株価上昇を受け、信用買い残は減少が続き、直近昨年12月28日申し込み現在では338万株に低下してきた。一方信用売り残は高止まり状態にあり、同366万株と、取り組みは売り長に転換してきた。日証金でも断続的に逆日歩が発生する状況。需給も併せ株価の方向性は上を向いているようだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:32 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アイセイ薬局は業績向上路線継続中、見直しはきっかけ待ち

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アイセイ薬局<3170>(JQS)はそう遠くないうちに、出遅れ買いの波が押し寄せる可能性が強い。営業利益の推移を見てみると、2008年3月期の2億6500万円から、2009年3月期5億2600万円、2010年3月期10億5300万円、2011年3月期13億円、2012年3月期19億100万円と、素晴らしい利益成長を遂げてきた。

 そうした流れの中で今2013年3月期は営業利益20億円、前期比5.2%増益の見通しが明らかになり、成長鈍化との見方が株価に影響を及ぼしてきた。確かに今2013年3月期の9月中間決算は営業利益が5億円と前年同期比37.8%の減益となった。しかし、調剤薬局事業の店舗数は前年同期から19店舗増の233店舗となるなど事業拡大は進み、売上げは12.8%増を確保している。

 事業拡大が拡大しているゆえに新卒薬剤師の大量採用、それに絡む研修費用などが膨らんでいることが減益の要因。将来に備えた積極的な利益減とも言え、株価的にはプラス要因としてカウントしてもおかしくない。そこらあたりが認識された時、株価は動意を強めそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】東芝は原発方針の転換を受け訂正高相場、個人の買い意欲も旺盛

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東芝<6502>(東1)は短期急騰の後で、1月4日の高値357円から調整局面を迎えているが、8日の押し目形成場面では個人投資家の買いが急速に膨らんでいた。円安の進行に加え、自民党は安全性の確認された原発から順次再稼働する方針を示したため、昨年9月安値234円からかなりの上げを経験してきている。
原発ゼロの民主党の政策を経て、環境は最悪の状況からの脱却が進んでおり、余りにも売り込まれ過ぎた株価も当然のことながら大きな訂正高相場があって当然と言える。さらに低迷を続けていた半導体市場にもようやく回復の兆しが出てきている。従って2014年3月期はリーマンショック前の利益水準を上回る見通しにある。

 7月27日申込み現在の信用買い残5597万株が昨年12月28日には2623万株まで減少してきた。需給の重さは解消されている。材料面ではパンチ力のある材料は見られないが、原発を取り巻く環境は様変わりの好転状態にあり、気が付けば大きく居どころを変えていたというパターンが想定される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53 | 株式評論家の視点
2013年01月08日

【株式評論家の視点】富士通はレーティング下げによる突っ込みを個人投資家が積極的に拾う

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 富士通<6702>(東1)が軟化場面に見舞われている。4日に一部証券会社がレーティングを強気から中立に引き下げ、目先筋の売りが先行していることが要因。2012年10月に続き再度の下方修正の可能性があるほか、来期以降における業績回復に向けた施策が見えてこないことなども指摘されている。ただ、この押し目に個人投資家のまとまった買いが流入しており、トレンド的にはなお上値指向が継続しているとの見方が強い。

 事業環境は厳しいが、クラウド関連ビジネスへの投資を積極化し中期的な成長を計っていることを踏まえ、アナリスト筋の間では来期以降は増益転換との見方が支配的である。

 売り残は高水準の推移が続く一方で、買い残の整理が進み、直近の取組みは売り367万株、買い534万株と拮抗している。日証金では連日株不足状態が続いており、逆日歩発生にもう一歩の状態。PBR0.9倍、配当利回り2.8%も魅力ある指標だ。相場も調整は短期で切り上げる方向だろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:30 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】東京都競馬は2008年1月以来の水準に、含み資産関連株として見直し急

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東京都競馬<9672>(東1)は、7日に一時ストップ高の234円まで買われ、引けでも218円、34円高と値上がり率18%を記録する上昇を記録した。高値の234円は、2008年1月の248円以来である。いきなり2008年9月のリーマンショック以前の水準を回復してしまったことになる。不動産各社の大幅な訂正高を受け、含み資産関連株として見直し買いが活発化しているもの。

 初速の強さはその後の上昇相場のスケールを規定することが多く、今回の同社の爆発力のある上げは、今後に期待が膨らむ兆候と受け止められる。信用買い残は昨年12月21日申し込み現在の382万株が1週間後の12月28日申し込み現在では898万株へ515万株も増え、個人投資家に根強いファンを持っていることを改めて示した。

 昨年10月に子会社の東京サマーランド内で太陽光発電システムを設置し、売電事業に参入することを発表した。2014年4月に稼動の予定で、収益への寄与は来2014年12月期以降になるが、期待材料として株価を支援することが予想される。当面は上げの勢いを継続の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:38 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ベルーナは来期以降の成長路線復帰を想定した先取り買いに訂正高が進む

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ベルーナ<9997>(東1)が下値切り上げの着実な訂正高波動を描いている。同社の営業利益の推移を振り返ると、2009年3月期の12億2100万円から2010年3月期43億3200万円、2011年3月期67億3300万円、2012年3月期74億600万円と、飛躍的な成長を遂げてきた。

 そうした中で今2013年3月期の営業利益が75億円、前期比1,3%増の見通しにあり、市場の人気がやや割り引かれた株価推移となっていた。しかし、今期は7.9%の増収が見込まれているように、売上げは着実な伸びを継続している。同社は総合通販で培った顧客データベースを活用し、専門通販。受託などのデータベース関連事業で収益基盤を強化、さらに卸売りや店舗などの2次活用事業でプラスアルファの効果を得る「通販総合商社」を目指している。

 そのために、従来にはなかったイメージの広告戦略を開始しており、そうした費用がかさむことが今期の増益率鈍化の要因。一時的要因が解消される来期以降は再び成長路線復帰が予想される。株価は明らかにそうした状況を織り込み始めている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本橋梁は上げが力強い、好環境受け大幅増額を織り込む相場へ踏み込む

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本橋梁<5912>(東1)の上げが力強さを増してきた。昨年は1月20日に1150円という高値に買い進まれたイメージが甦るところだが、本日8日は467円まで上伸。昨年の高値以降の底値もみのフシを一気に払い、長期もみ合い上放れに進み、買いエネルギーの盛り上がりが大いに注目されるところだ。

 中央自動車道・笹子トンネル上り線の天井板崩落事故を受け、老朽化した高速道路や橋梁などの補修が喫緊の課題とされ、今後の業績好転に改めて見直し買いの目が向けられている。

 環境好転を背景に業績も増額の方向が鮮明。今2013年3月期の9月中間決算については、第1四半期決算発表時に営業利益は3億6000万円から7億6000万円(前期は単独決算で比較無し)に引き上げられた。中間決算の実績値は8億6500万円と増額の数字を大きく上回った。

 それを受け通期の見通しを増額したが、それも従来の9億9000万円を10億円(前期1億7300万円)に引き上げるごくわずかな増額。中間決算の進捗率は86%という高さ。第3四半期累計決算の発表を前に、増額幅を予見しながらの相場に入っている。環境から見ると、増益幅は大きなものになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:53 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】不動テトラは動き変わる、出来高も値幅も市場ニーズ満たす

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 不動テトラ<1813>(東1)が復活の勢いを強めてきた。個人投資家にとっては常に念頭にある人気銘柄で、一呼吸入れればすかさず買いが入ってくる。7日には199円とストライドを伸ばしてきたが、いつもどおり個人の買いが上げをリードしている。チャート的には昨年の震災直後の高値243円以来の水準。

 値ごろ妙味抜群の長谷工<1808>(東1)という出来高が超弩級の銘柄が存在するため、出来高トップではないが、市場では復興関連株の主役銘柄としての認識で一致している。安倍首相の政策を見れば、復興関連株が今年の大きなテーマであることは間違いないし、同社もなお大きく育っていく方向が予想される。

 株価上昇に驚いた売り方の買い戻しが散見されるが、直近12月28日申し込み現在の取組みは売り残882万株、買い2090万株となお拮抗状態にある。最近の吹っ切れたような動きをみれば、ボリューム、値幅の両面で市場のニーズを満たす存在と言える。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:46 | 株式評論家の視点
2013年01月07日

【株式評論家の視点】日立造船はごみ処理装置で特需発生期待、業績好転を牽引する

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日立造船<7004>(東1)が快調な戻り相場を演じている。値ごろ的な手掛けやすさから個人投資家の人気が高い存在で、昨年7月から10月までの100円割れでの低調場面でも信用買い残は増加の一途をたどり、8月31日申し込み現在では1702万株まで膨らんだ。その後、値動きの鈍さから見切売りがかさみ、直近昨年12月21日申し込み現在では5643万株まで減少、上値の重さが解消された。

 一方、今2013年3月期は営業利益128億円と前期比12%の増益が見込まれている。9月中間決算時の受注残高は4193億円と、前年同期の3426億円から急増している。とくにごみ焼却施設などの環境部門の受注残高が2134億円から2978億円へ大きく伸びたことが注目点。国内ではダイオキシン規制にからみゴミ処理装置が更新時期を迎えるタイミングにあり、今後3〜4年はゴミ処理装置メーカーに特需が増加することが予想されている。先行きの好転期待を前向きに取り込む相場に発展しつつあるようだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:36 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三菱UFJフィナンシャルは値動き変わり、本格上昇波動に転換

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が上昇トレンドを明確にしてきた。1月4日には485円の高値を示現したが、これで2012年高値448円、2011年高値476円をまとめてクリアー、2010年4月以来の水準にまで回復してきた。

 大発会も大きく上放れての値動きだったが、昨年12月にも後半にかけ2回にわたり明確なマド明けを演じており、値動き的には単なる戻り相場ではなく、本格的な上昇波動に転換したと判断できる。

 今2013年3月期の純利益は7000億円と前期の9813億円を下回る見込みだが、前期はモルガン・スタンレー関連会社化に伴う負ののれん発生益(2906億円)があったことが要因。与信費用の下振れ、国際部門収益の順調な増加もあり本業は順調に推移している。中期経営計画では2015年3月期に純利益8000億円を想定しており、そうしたアングルから改めて見直し買いを誘いつつある。株価は上がってなおPBRは0.7倍に過ぎない。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:56 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三井住友建設は復興関連の選別買いの有力候補

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三井住友建設<1821>(東1)が強い動きを継続している。昨年12月27日に111円の高値を示現しているが、当時は連日1億株を上回る大商いを記録するなど個人投資家の人気は圧倒的だ。高値以後は利食い売りを消化しつつあるところだが、次から次に押し目買いが流入し、深押しを見せる気配は無い。

 今2013年3月期の9月中間決算は期初には営業利益7億円の損失を見込んでいたが、実績は11億2300万円の黒字を確保する上振れ決算となった。それにも関わらず通期の営業利益57億円、前期比21%増の通期見通しは据え置かれたまま。建設株の中でも復興関連工事の恩恵が早めに業績に反映され始めていることで、値ごろ妙味と相まって投資家にとって買いやすい存在と映っているようだ。

 社会インフラの中でもトンネル、橋梁などの老朽化は急を要する事態となっており、トンネル、PC橋梁の工事に強みを持つ同社は選別買いの有力候補。短期で急騰してきたが、まだ昨年2月の高値117円に届いていない水準である。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:57 | 株式評論家の視点
2013年01月04日

【株式評論家の視点】太平洋セメントはエンジン全開の上昇相場へ、需給も株価後押し

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 太平洋セメント<5233>(東1)の上昇相場がエンジン全開の様相を呈してきた。昨年12月27日には、52円高の236円と大きく値を飛ばし、これまでの頭重いイメージを一掃、復興関連株のリード役銘柄として、市場の先高期待が爆発してきた。

 従来、株価の頭を抑えていた信用買い残が減少してきた。信用買い残は6月1日申込み現在のピーク3329万株が12月7日申し込み現在で1537万株まで、5割以上も減少。その後は買い人気の高揚で12月21日申し込み現在では2360万株まで膨らんできた。一方信用売り残は12月14日申し込み現在の346万株が12月21日申し込み現在では621万株まで、1週間で274万株も急増した。厚みを増す取組が株価をサポートする要因になりつつある。

 国内セメント需要は、東日本大震災の復旧・復興工事や都市部における民間住宅投資で増加、今2013年3月期については、中間決算発表時に営業利益が360億円から400億円(前期291億円)に引き上げられた。ただ、セメント業界への追い風の強さを踏まえ、アナリスト筋は増額修正の方向で一致しており、そこらあたりも株価を刺激していく要因である。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:11 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】電算システムは収益上昇路線を見直す、株価新展開入りへ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 電算システム<3630>(東1)が再び新展開チャレンジの軌道に切り替わってきた。昨年10月10日に昨年来高値1270円を示現、微調整を入れて12月14日に1269円まで買い直された。結局、高値には一歩届かず、再び一呼吸入れていたが、下値限界との見方が強まり、全般の強調相場とあいまって、押し目買いが上値に切り上がりつつあり、躍動感を増してきた。

 同社は情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)が主力で、市場が拡大しているクラウドサービスや電子マネーへの対応も強化している。情報サービス事業、収納代行サービス事業の好調で前2012年12月期は営業利益9億円と前々期比10.4%の増益を確保した模様だ。

 決済代行サービスやアウトソーシングサービスの増加に対応し岐阜県土岐市に新データセンター建設を進めており、今12月期も連続増益が予想される。今期で4期連続の増益となるだけに、完全に収益上昇路線に乗っている。昨年は1月30日に決算発表を行っており、今回もそこらあたりのスケジュールをにらみ、再び好業績買いの動きが強まる方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:08 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は中期計画への評価高まる、高値もみ放れへ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ヤマハ発動機<7272>(東1)が大発会で大幅高に進み、昨年12月17日の昨年来高値を更新、本格上昇相場の波動に踏み込んできた。為替相場の円安が追い風になるとともに、昨年12月に今2013年12月期からスタートする新中期経営計画(2015年12月期を最終年度とする3カ年計画)を発表、その評価が高まってきている面も見逃せない。

 新中期経営計画では、持続的成長による企業価値の向上に向け、事業規模拡大と収益力向上に積極的に取り組む。その中心となるのがインド。2輪車の普及率が低く潜在需要は大きい。スクーター、低価格モデルなどの積極的な新商品を投入して、販売網拡充にも積極的に取組む。

 また、前12月期の大幅減益の要因となったインドネシアの在庫調整が今期第3四半期で一巡、以後回復感を強めており、今期の業績は鋭角度の向上が予想される。昨年12月17日の戻り高値977円をクリアーしてきたここから値幅取り人気が活発化する方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:59 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ダルトンはイトーキとの提携強化を受け、第二の創業へ改革注力

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ダルトン<7432>(JQS)の反騰相場に勢いが出てきた。昨年12月10日に146円の高値を示現、以後は整理局面を迎えていたが、大納会に143円と高値に後一歩と迫る大陽線を立て、調整切り上げの動きを明確にしてきた。

 半導体製造環境関連装置の好調などにより、今2013年9月期は営業利益6億100万円と、前期比44.3%の大幅増益の見通し。昨年末にかけての人気相場はそうした好業績が見直されたものである。2010年9月期4億2000万円、2011年9月期4億3200万円、2012年9月期4億1600万円と、ここ3期間営業利益は4億円台で推移していただけに、今期の6億円台乗せという数字は、これまでの足踏み局面から飛躍への第一歩と評価すべきものである。

 2010年にイトーキ<7972>(東1)の傘下に入ったが、同社ではイトーキとの資本・業務提携、その後の提携強化を第二の創業と位置づけ、様々な改革を進めている。今期をスタートとする中期計画では2016年3月期に営業利益8億7000万円(前期4億1600万円)を見込んでいる。株価は次第にそうしたロングランでの成長性を取り込む相場に発展していく可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:55 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】トヨタ自動車は時価総額トップで日本の象徴株、満を持して登場へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 トヨタ自動車<7203>(東1)が満を持しての登場場面を迎えた。大納会では4015円の高値を示現したが、これは2010年1月以来、2年11カ月ぶりとなる4000円台回復。相場の潮流が変わった事は歴然としている。

 今2013年3月期の営業利益は1兆500億円(前期3556億円)が見込まれている。今期後半の業績予想の前提為替想定レートは1ドル=78円。これに対し、為替の感応度は1円で350億円。2011年の1ドル=75円時代の円安では1050億円のマイナス要因。ところが現在の87円では9円の円安でプラス効果は3150億円にも達する。株価的にはマイナスとプラスを併せ、安値時に比べダブルで評価されて当然。

 昨年11月11日の安値2330円で想定される悪材料をすべて織り込んだ。米国などでは自動車の売れ行き好調が続いており、今年についても米国の調査機関は販売続伸を想定している。現実に車が売れており、為替の円安効果が確実に業績に反映されるのが強み。同社は2012年末の東証1部上場企業の時価総額トップ。買い姿勢を強める外国人投資家にとって日本のシンボル企業でもある。外国人買いを背景に、輸出関連株全般をリードする強い相場が継続する可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:00 | 株式評論家の視点
2013年01月01日

【株式評論家の視点】2013年相場も高い、新春相場のポイントは銘柄選択にあり

<2013年の相場展望>

株式評論家の視点 もう、本当に久し振りである。これほどに投資家が明るい気持ちで新年を迎えることができたのは。安倍首相の「脱デフレ・超金融緩和策」の推進期待を手掛かりに、相場は昨年末にかけ様変わりした。

 中小証券の店頭は活性化し、証券会社の休眠口座の復活の動きも急だ。昨年l2月27日に設定されたSMBC日興証券の新ファンドの設定額は2000億円にも達した。国内の公募株式投信の当初設定額ランキングで歴代3位、2006年10月以来約6年2ヶ月ぶりの大型設定である。外国人投資家も昨年12月第3週の買越額は7019億円と、東日本大震災直後だった昨年3月中旬以来の規模。しかも6週連続の買い越しと買いが継続している。

 野田前首相の解散発言を契機とした急ピッチの上昇で、確かにリズム上の一服場面があるかもしれない。しかし、これだけ盛り上がった買いエネルギーがそう簡単に収縮してしまうはずもない。正直、新春相場で好スタートを切った相場がどこまで水準を切り上げていくか、今のところ判断は難しい。日経平均は1万円に乗せた後、目標値達成感の声がほとんどない。これだけ初速が強いと、1万2000円をクリアーできれば1万5000円台乗せへ伸びることも考えられる。

 そうした強い相場を見る上での最重要ポイントは、投資銘柄を間違えないことである。昨年、全体相場が軟調な中で頑張ってきた銘柄は、ひとまず調整に入ることが予想される。代わって浮かぶのは昨年相場が無かった株。三井物産<8031>(東1)三菱商事<8058>(東1)の商社株をはじめ、三井造船<7003>(東1)大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)ミツミ電機<6767>(東1)を注目銘柄に挙げておく。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:56 | 株式評論家の視点
2012年12月28日

【株式評論家の視点】細田工務店は提案型商品の販売を促進、売上げ急増の局面を迎える

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 細田工務店<1906>(JQS)は建設株見直しの流れに乗り、浮揚力を強めてきた。今2013年3月期の9月中間決算が営業損失1億1500万円(前年同期3億2700万円の損失)と低調だったため、株価が思いのほか売り込まれていたことで、戻り売りの圧迫が薄く、出直りも力強いものになっている。

 9月中間決算は利益こそ低調だったが、売上げは101億3100万円と、前年同期比92.2%もの大幅増収を記録した。「都市型3階建ての家」、「15坪からの都市型住宅」など提案型商品の販売を推進し、法人受注では、新規法人への受注活動を積極的に行ったことが奏功した。ただ、前期は自粛していた広告宣伝活動を再開、販売管理費が前年同期の15億3500万円から16億4100万円に急増、これが減益の要因である。

 そのため今期後半の営業利益は10億2500万円と、前年同期比約8倍の急回復が見込まれている。こうした流れは当然来期にも引き継がれる公算が大きい。相場は来期の好調もにらんだ展開に足を踏み入れつつある。(株式評論家・隆盛)

>>細田工務店のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:34 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】丸井グループは消費者金融株急騰の中、見直し人気膨らむ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 丸井グループ<8252>(東1)がここ上伸力を増し、上げ相場本格化の兆しを強めてきた。自民党政権誕生で消費者金融見直しの方向が有力になり、アイフル<8515>(東1)をはじめとする関連銘柄急騰の中で、同社への出遅れ買いがスケールアップの様相を強めてきた。

 同社が2011年3月期に純利益が赤字転落となったのは、キャッシングの採算悪化によるものである。貸金業法改正による総量規制の影響で営業貸付金残高はまだ減少傾向だが、取扱高は前3月期の下半期から増加に転じ、回復傾向が鮮明となっている。昨年新たに導入した入会特典の効果に加え、提携カードなど丸井店舗外での発行が順調に拡大、カードの新規会員数は過去最高を記録、業績の上向き基調も鮮明になっている。

 取組みは12月21日申し込み現在で売り残69万株、買い残17万株と大幅な売り長状態。日証金では連日株不足状態が続いている。逆日歩が発生するようだと、人気に火が付く可能性も強い。ここへきてのデパート株の逆襲も同社にとっての追い風となる。PBRは0.7倍と割安感が強い。(株式評論家・隆盛)
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【株式評論家の視点】マツダはスカイアクティブ好調見直す、レーティング上げで加速も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 マツダ<7261>(東1)の上昇力が一段と強くなってきた。10月10日の86円を底値に着実な上げ相場を演じてきたが、ここへきてストライドを伸ばす局面に踏み込んできた。円安傾向をつよめてきた為替を前提に、ここへきて証券会社がレーティングの強気継続、目標株価の引き上げを発表し、その業績好転振りを評価する流れが改めて強まってきた。

 また、11月20日に発売した新型「アテンザ」の受注が、発売後1ヵ月で月間販売目標の7倍を超える約7300台に達した伝えられたことも人気を加速した。特に自動ブレーキなどの先進安全技術搭載車の比率が高まっていることが注目点。これは同社独自の車両の走行性能と環境・安全性能を飛躍的に向上させる新世代のエンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなど技術の粋を集めた「スカイアクティブ」で、同社の収益向上に大いなる貢献をしている。

 信用残は売り残が積み上がる一方で、買い残はどんどん減少、直近12月21日申し込み現在で売り4452万株、買い3178万株と大幅売り長状態にある。27日の大商い相場ではさらに新規売りを飲み込み、売り残が解消するまで株価に強力な風を吹き込んでいく要因になりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:32 | 株式評論家の視点