[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (12/14)【株式評論家の視点】日本板硝子に出番到来、リストラ効果で業績復調し需給も好転
記事一覧 (12/14)【株式評論家の視点】アイセイ薬局は今3月期後半の収益が急向上、見直し台頭が近い
記事一覧 (12/14)【株式評論家の視点】日本電産は反落、そろそろ底値買い機運、反転相場を狙う
記事一覧 (12/14)【株式評論家の視点】コマツは中国の環境好転を見直す、信用買い残急減少し逆日歩も発生
記事一覧 (12/14)【株式評論家の視点】ソニーのPBR0.4倍は屈辱的低さ、増益転換を見直す機運も
記事一覧 (12/13)【株式評論家の視点】ガンホーオンラインは驚異的な収益上伸に評価高い、株価勢い増す
記事一覧 (12/13)【株式評論家の視点】キヤノンはコスト削減進展を受け来期の増益転換への確信強まる
記事一覧 (12/13)【株式評論家の視点】ケンコーマヨネーズ煮詰まり感強まり、上放れのタイミング接近
記事一覧 (12/13)【株式評論家の視点】三菱自動車は急騰を受け新規売りが急増、人気相場拡大の思惑も
記事一覧 (12/13)【株式評論家の視点】三井住友フィナンシャルグループ株価、メガバンクで一番人気
記事一覧 (12/12)【株式評論家の視点】サイバーエージェントは個人の買いが活発化、事業改革進展に評価高い
記事一覧 (12/12)【株式評論家の視点】日東電工はスマホ向け偏向板の好調受け収益躍進の方向性が鮮明に
記事一覧 (12/12)【株式評論家の視点】シードは4連騰し高値更新、今期8円の大幅増配、収益拡大への自信を示す
記事一覧 (12/12)【株式評論家の視点】酒井重工は反発、増額期待強くインフラ関連の選別買いの評価得る
記事一覧 (12/12)【株式評論家の視点】富士重工業は「EyeSight」システムで収益変革期を迎える
記事一覧 (12/11)【株式評論家の視点】オリエントコーポにアイフル急騰の連想も、好需給も支援
記事一覧 (12/11)【株式評論家の視点】イーブックイニシアティブジャパンの3Q利益進捗率93%に注目
記事一覧 (12/11)【株式評論家の視点】パナソニックに収益回復期待の買い、ビル売却検討など改善本腰
記事一覧 (12/11)【株式評論家の視点】ダブルトップ任天堂下げ足、新製品好調、売り一巡後の反騰に狙い
記事一覧 (12/11)【株式評論家の視点】東京製綱は社会インフラ関連の見直し、買残減少し需給好転
2012年12月14日

【株式評論家の視点】日本板硝子に出番到来、リストラ効果で業績復調し需給も好転

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本板硝子<5202>(東1)が中低位株のかさ上げ進展につれ存在感を強め、久方ぶりに出番到来のニュアンスを強くしてきた。ここ商いも大きくボリュームアップしてきており、さらに出直りへ前進の気配が濃くなってきた。

 業績面もだが、同社が長い間整理を余儀なくされてきた最大の要因は需給悪である。同社は8月7日に53円、9月28日に54円の歴史的な安値を示現したが、それが個人投資家の押し目買いを誘発、信用買い残がどんどん積み上がり、ピークの8月17日申し込み現在では信用買い残は8116万株にまで膨らんだ。その後株価の整理につれ、信用買い残は一貫して減少、直近12月7日申込み現在では3491万株まで減ってきた。減少率は57%。需給も出直り相場入りを示している。

 今2013年3月期は営業損失180億円(前期43億円の黒字)と低調な見通しだが、前半の111億円の営業損失に対し、後半は68億円の営業損失へ改善する。リストラ効果で業績も上向きに転じようとしている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:15 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アイセイ薬局は今3月期後半の収益が急向上、見直し台頭が近い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アイセイ薬局<3170>(JQS)のもみ合いが最終局面入りの様相を呈してきた。同社の直近高値は9月24日の2690円。ここへきて出来高のダウンが顕著になってきており、売り一巡感の台頭がうかがえる。全般出直りの中で出遅れ感がアピールするところである。

 今2013年3月期の9月中間決算は営業利益が5億円と前年同期比37.8%の減益となった。こうした表面的な数字のダウンが一時的に評価を落としたが、売上げは197億9500万円と同12.8%増を記録している。当期の減益は先行きの事業拡大へ向けた新卒薬剤師の大量採用、それに絡む研修費用などのコストアップが主因である。

 従って、今3月期通期では営業利益20億円と前期比5.2%増益の見通しにある。前半の営業利益5億円に対し、後半は15億円へ収益は急向上の見通しにある。同社は診療科目の異なる複数の医療機関が入る医療モール型への出店を進めており、収益力の高さにつながっている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本電産は反落、そろそろ底値買い機運、反転相場を狙う

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本電産<6594>(大1)は14日、60円安の4890円まで下げて反落している。再び年初来安値である10月10日の4860円に接近、全体相場活況の中で取り残されている。そろそろ底値買い機運が強まってもよい状況だ。

 14日の4905円は2009年4月の4310円以来の水準。リーマンショックの影響で売り込まれたものだが、同社はそれを契機にプロセスの見直しなど、コスト削減を中心とした収益改善策を重点的に実施、その後の収益回復につなげた実績がある。今回もまた同様の収益改善策を打ち出しており、先行きの業績向上に期待が高まるところ。

 今2013年3月期の営業利益は従来の950億円から800億円に減額されたが、それでも前期比では9%の上昇である。輸出関連株の代表株として円高の逆風をもろに受けてきたが、その風向きも円安へ転換しようとしている。円高で売られ過ぎた株価に着目した個人投資家の買いに勢いが出てきている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】コマツは中国の環境好転を見直す、信用買い残急減少し逆日歩も発生

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 コマツ<6301>(東1)は、着実な出直り波動に乗り、ここへきては上昇力に弾みが加わりつつある。製造業購買担当者指数(PMI)が50を上回るなど、足元の中国景気は底打ちの兆しをみせている。それにも関わらず上海株は低迷が続いてきたが、ここへきてようやく出直り色を強め、同社にフォローの風を送り込んでいる。

 中国やインドネシアなどの低迷が続くものの、日本や北米、中南米などの需要が堅調に推移。円高や固定費の増加を販売価格の引き上げで吸収し、今2013年3月期の営業利益は2620億円と前期比2%増が見込まれている。中国の回復が見込まれる来期の業績はかなり好転する可能性が強い。

 同社は個人投資家の人気が高く、信用買い残は株価が調整途上の8月31日申込み現在では1395万株まで膨らんだ。その後中国との関係悪化などもあって信用買い残は減り続け、直近12月7日には467万株まで減少してきた。整理が一巡する一方で、売り残は積みあがり、日証金ではここ数日逆日歩が発生し始めている。需給好転も株価をサポートしていく要因である。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ソニーのPBR0.4倍は屈辱的低さ、増益転換を見直す機運も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ソニー<6758>(東1)が底値圏から、ふわっと浮上してきた。シャープ<6753>(東1)が戻り足を鮮明にしているのに対し、年初来の安値圏でもたついている同社に出遅れ買いの矛先が向かってきている。

 証券会社のレーティング引き下げ、目標株価の下方修正、そして1500億円のユーロ円建て新株予約権付き転換社債の発行と、株価的には目一杯悪いところを織り込んできた感触である。そうした中で下値の堅さを踏まえ、個人投資家の買いが継続的に流入している。

 今2013年3月期は営業利益1300億円と前期の672億円の損失から一転、黒字に浮上する。価格下落や需要減、円高などのマイナス要因を事業構造改革によるコストダウン等の効果が上回ることが要因。コストダウン効果で来期も連続増益が想定されている。ただ、今後業績を牽引していく成長ドライバーが見当たらない。従って、当面は少しずつ少しずつ株価が戻すパターンだろう。PER0.4倍は世界のソニーにとって屈辱的な低さと言えそうである。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:04 | 株式評論家の視点
2012年12月13日

【株式評論家の視点】ガンホーオンラインは驚異的な収益上伸に評価高い、株価勢い増す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ガンホーオンラインエンターテイメント<3765>(JQS)が再び上昇相場に弾みを加えてきた。11月15日に66万9000円の高値を示現、以後利食い売りを吸収する展開になっていたが、深押しを見せない足取りを見て、押し目待ちの個人投資家の買いが上値取りの姿勢に変化してきた。

 躍進する業績が株価上昇のエンジンである。今2012年12月期の第3四半期累計の決算は営業利益が24億1100万円と前期比2.5倍の大幅増益を達成した。スマホ向けコンテンツ「パズル&ドラゴンズ」のアイテム課金収入が業績拡大を牽引している。その「パズル&ドラゴンズ」を12月10日から米国、韓国においてアンドロイド端末向けのサービスを開始、来期以降のさらなる業績上伸の原動力になりそう。

 同社は米NASDAQ上場の韓国企業が業績予想を開示しないことなどを理由に、今期の業績見通しを開示していない。ただ、「パズル&ドラゴンズ」の収益拡大が続く状況を踏まえ、アナリスト筋の間では今12月期の営業利益40億円(前期11億円)、来12月期71億円のすごい数字が想定されている。この高値圏を敢然と買い進む個人投資家の姿勢に照らすと、上げの勢いは止まりそうにない。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:21 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】キヤノンはコスト削減進展を受け来期の増益転換への確信強まる

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 キヤノン<7751>(東1)の戻りに次第に力強さが加わってきた。工場の生産効率化や経費削減、在庫圧縮の強化などにより来2013年12月期のコスト削減額が、今期見通しに比べ約2割多い700億―800億円になりそうだと伝えられ、上げを加速する要因になっている。

 今回の上昇相場の起点は11月13日の2430円。そこで今12月期の業績減額を織り込み、以後は来期以降の業績回復期待を期待しながら着実に水準を切り上げてきている。今回のコスト削減の進展で、来期の増益転換に確信感が強まったとして買い人気が高まってきている。

 今期の年間配当については前期の120円から130円へ、2期ぶりに増配することを発表、会社側の先行きの見通しが良好であることを示した。高配当の結果、配当利回りは4.2%に達している。そのため、連日個人投資家の買いが流入している。欧米市場の株高、為替の円安など、同社を取り巻く環境もここへきて好転の度合いを強めている。戻り波動を継続の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:50 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ケンコーマヨネーズ煮詰まり感強まり、上放れのタイミング接近

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)が調整相場にピリオドを打ち、再び新展開にダッシュをかける場面が近そう。11月6日の上場来高値810円から利食い売りが先行する展開になっているが、下値の堅さが目立つ状況だ。しかも、ここへきて日々の値動きの振幅が縮小、煮詰まり感がでてきており上離れへの予兆と思われる。

 今2013年3月期の9月中間決算は営業利益15億9400万円と、前年同期比67,5%の大幅増益を確保した。調理加工食品ではポテトサラダ、パスタサラダ、ツナサラダなどが量販店向けに好調で、マヨネーズ・ドレッシング、卵加工品などもそれぞれ順調に売上げを伸ばしていることが要因。

 「サラダ」という切り口で揚げ物、米飯などの「総菜」へと業域を拡大し、同じく「マヨネーズ・ドレッシング」という切り口で「ソース」まで枠を広げ、業務用メーカーから市場演出型企業への変身を目指している。今3月期の営業利益は21億5000万円から25億円(前期20億7300万円)に増額修正したが、後半の利益が前年同期比大幅減益となってしまう数字はやや慎重に過ぎるニュアンスだ。増額への期待感が今後相場を上に押し上げていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:31 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三菱自動車は急騰を受け新規売りが急増、人気相場拡大の思惑も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三菱自動車工業<7211>(東1)が急騰に転じてきた。12日には88円の高値を示現したが、これは5月7日の89円以来のことで、波動が転換したことは明らか。

 欧州生産から撤退することで、年間150億円前後の営業損益改善効果につながると伝えられたことが材料。それを受けて一気の急騰を演じたことは、同社に対する市場の認識が変わってきていることを物語っている。調整局面にはピリオドが打たれた。5月25日申し込み現在で4474万株にまで膨らんでいた信用買い残は、直近12月7日現在では2402万株まで減少している。目先筋が売り尽くした形跡が明らかで上値が軽くなっている。

 6429万株の大商いとなった12日の日証金の売買状況では、新規の売りを311万株飲み込んでいる。結果、取り組みは138万株の大幅売り長に転じてきた。材料評価で始まった相場だが、需給の好転が加わったことで、人気は短期で終わることなく、仕手相場に踏み込んでいく可能性が強くなってきた。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:16 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三井住友フィナンシャルグループ株価、メガバンクで一番人気

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が上昇力を強めてきた。全体相場が上昇する中メガバンクの出遅れが注目されていたが、ここにきて証券会社が中立から強気へ同社のレーティングを引き上げ、それをきっかけに見直し人気が回ってきた。

 同社は12日には一時2709円の高値を示現、7月4日の戻り高値2679円を抜き去った。これでチャート上のフシは一掃された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は戻り高値398円に距離を残す水準に留まっており、両者の株価の位置取りには大きな違いがある。

 厚い利ざや、低い経費率などを背景に、銀行セクターの中で相対的に収益力が高いが、海外展開の先行も新たな成長力を呼ぶ源泉になりそう。来2014年3月期を最終年度とする中期計画でポイントに置いているのは海外の収益比率を30%(前期は26%)にまで高めること。目標達成に向けて、海外の人員・拠点網の拡充を積極的に進めており、海外金融機関との提携・買収戦略も強化している。5月11日申し込み現在で933万株の水準にあった信用買い残は、直近12月7日申し込み現在では544万株へ急減している。3月19日の年初来高値2933円が射程内に入ったと見ていい。個人投資家の買いもメガバンクの中では同社に集中している。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:41 | 株式評論家の視点
2012年12月12日

【株式評論家の視点】サイバーエージェントは個人の買いが活発化、事業改革進展に評価高い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 サイバーエージェント<4751>(東マ)は12月11日に大幅高を演じ、7月以来のもみ合いのフシをことごとく抜き去ってきた。7月に下離れを余儀なくされたが、これは前2012年9月期の第3四半期決算がその前の期に比べ増益率が大きく低下したことが原因。

 その後、10月25日に発表された前9月期の決算は営業利益が174億円と、前々期比21%の増益を達成した。今2013年9月期について会社側は見通しを公表していないが、最近買いが目立つ個人投資家は、明らかに今後の業績好転を取り込みつつある感触だ。証券会社がレーティングを中立から強気へ引き上げたことが、増額修正への期待を生むきっかけになっている。

 パソコン向けのブログや仮想空間サービスが主体だった「アメーバ」を、スマホ向けSNS基盤として成長戦略の柱に位置付け、コミュニティサービスやゲームの開発・投入を積極化し、テレビCMなどで大規模な販促活動を展開している。そうした事業改革の進展により、今9月期、来期と増益基調を維持していく見通しだ。証券会社のレーティング引き下げが相次いだ7月当時と比べ、相場の基盤は明らかに違ってきている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:30 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日東電工はスマホ向け偏向板の好調受け収益躍進の方向性が鮮明に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日東電工<6988>(東1)が力強い上昇トレンドを描いている。今回の上昇相場の起点は10月15日の3310円。その後10月31日に今2013年3月期の営業利益が710億円から680億円(前期564億円)に引き下げられた。株価は翌日11月1日に大幅高で反応し、相場は足元の低調を飲み込み、今後の収益向上を取り込む相場にトレンドが転換したと受け止められる。

 株価上昇の大きな要因は主力の「情報機能材料部門」で同社の偏光板が液晶テレビやスマートフォン、タブレット端末向けに販売を伸ばしており、今後に関しても市場拡大が続くと予想されていること。今期は減額こそしたが、前期に比べた増益率は20%に達している。来期についても、アナリスト筋の多くは大幅続伸を想定している。

 株価の上げにつれカラ売りが増加し、直近12月7日申し込み現在では売り残47万株、買い残43万株と売り長状態にあり、日証金では連日逆日歩が発生している。日証金ではここ貸株の返済が進み始めており、売り方が買い戻しに動く姿が見える。上昇トレンドはなお継続の方向だろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:16 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】シードは4連騰し高値更新、今期8円の大幅増配、収益拡大への自信を示す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 シード<7743>(JQS)は12日、143円高の1110円まで上げて4連騰し高値更新、再び新展開を目指す波動に乗ってきた。11月13日に高値1030円を示現後、調整局面をはさんでいたが、11月26日の802円で目先底入れ完了のシグナルが発信され、その後は着実に押し目買いの水準が切り上がってきている。

 今2013年3月期の営業利益は9月中間決算発表時に従来の5億1000万円から7億円、前期比2倍強に大幅に引き上げられた。11月12日の発表を受け翌13日に高値を示現したが、上値の伸びに迫力を欠いたことで、一時的に好業績織り込み済みとの評価が広がったようだ.

 しかし、今3月期の営業利益2倍という数字は、同社の業績が根本的な変革期を迎えていることを示している。現在のコンタクトレンズ市場を取り巻く環境は、コンベンショナル(従来型)レンズからディスポーザブル(使い捨て)レンズへのシフトが強まっている。そうした中、コンタクトレンズの「シードワンデーピュアうるおいプラス」や遠近両用タイプの「シードワンデーピュアマルチステージ」などの投入製品が大幅に伸びている。今期の配当については年10円から8円増の18円への大幅増額が発表された。こうした大幅増配は会社側の今後の収益拡大へ向けての高らかな宣言と言える。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:06 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】酒井重工は反発、増額期待強くインフラ関連の選別買いの評価得る

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 酒井重工業<6358>(東1)は7円高の277円まで上げて反発、着実に水準を切り上げている。トンネル事故をきっかけに社会インフラ関連株が一斉高の動きを見せ、その流れに沿った強調展開といえる。業績の裏付けに乏しい建設株などについては早くも人気終息の気配が出ており、そうした中で同社は選別買いの対象となっている。

 国内では震災からの復旧に伴う道路舗装工事が増え、土木工事用ローラーの販売も伸びている。海外では北米は住宅着工の底入れ、及びシェールガスの採掘向けの需要が増加。今2013年3月期の9月中間決算は、営業利益が従来の3億6000万円から4億5000万円(前年同期3億4000万円)へ増額された。

 自民党が復興関連など財政拡大の方向性を明らかにしており、同社を取り巻く環境は今後さらに好転する。そうした中での今期通期の営業利益9億円(前期比37%増)の据え置きは、今後の増額への期待感を刺激するところだろう。日証金ではここ断続的に株不足状態に陥っており、株価をサポートしていく要因として注目されそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:58 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】富士重工業は「EyeSight」システムで収益変革期を迎える

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 富士重工業<7270>(東1)がやや波乱の様相を呈している。12月5日に939円の高値を示現したが、当面の業績好調はそこで織り込んだとして、証券会社がレーティングを強気から中立に引き下げたことが、利食いを急がせる材料となっている。

 同社の業績向上を支えているのが運転支援システム「Eye Sight」。ステレオカメラが常に前方の状況を監視。衝突の危険があると判断した場合にはドライバーに注意を喚起し、必要に応じてブレーキ制御などを行うことで衝突の回避、被害軽減を支援するシステム。「Eye Sight」の搭載車の販売比率が高まり、収益性が想定以上に向上している。

 そのため、今2013年3月期の業績は営業利益820億円、前期比86%増という高い増益率が見込まれているが、今後増額修正が有力になっている。米国では販売台数が生産能力の限界に近づいており、生産能力増強の方向が有力。日証金で連日逆日歩が発生している好需給も株価を支援していく要素である。調整は短期で切り上げ4ケタ乗せを目指す波動は引き継がれている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:56 | 株式評論家の視点
2012年12月11日

【株式評論家の視点】オリエントコーポにアイフル急騰の連想も、好需給も支援

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 オリエントコーポレーション<8585>(東1)が高値圏で頑強な動きを続けている。アイフル<8515>(東1)が大商いのうちに4年ぶりの水準に短期急騰相場を演じ、そこからの連想買いが流入している。

 カードキャッシングや一般個人ローンが落ち込んだが、収益性の高いリボ残高の増加や、決済市場の拡大などから、カードショッピングが伸長。今2013年3月期は営業利益221億円と前期比6.6倍増益が見込まれている。ショッピングクレジットなどの伸長や、貸倒・利息返還関連費用の減少などから来期以降も増益路線踏襲の見通しが強まっている。

 そうしたところに自民党の小口融資の規制緩和の動きが伝わり、人気がさらに盛り上がってきている。取組もいい。11月30日申し込み現在で取組は売り残1235万株、買い残2650万株と拮抗している。日証金では断続的に満額の状況が生まれており、逆日歩が発生するようだと人気はさらに活況度を増す方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:03 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】イーブックイニシアティブジャパンの3Q利益進捗率93%に注目

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)は順調に利食い売りを吸収し高値圏で強調相場を維持している。12月5日に発表された今2013年1月期の10月までの第3四半期累計決算は、営業利益が3億2600万円と前年同期比26.2%の増益を確保した。ただ、通期の営業利益3億5000万円、前期比13.2%増の見通しは据え置かれた。

 株価は11月21日に年初来高値1960円を示現している。この時点で今期の好業績はかなり織り込みが進んでいたようで、通期の見通し据え置きは失望感をもたらし、売りが急がれる状況となっている。

 しかし、第3四半期(3Q)までで営業利益の進捗率は93%に達している。今後の増額修正はかなり確実視されるところ。スマートフォンやタブレット端末等の新しいプラットフォームの拡大が続き、電子書籍市場の成長が加速するのはこれから。足元の増益は織り込んだとしても、先行きの成長を株価に反映する本格上昇相場が残されている。目先筋の売り一巡後はすかさず切り返し相場に向かう可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:00 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】パナソニックに収益回復期待の買い、ビル売却検討など改善本腰

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 パナソニック<6752>(東1)が出直り波動を描きつつある。ここへきて、汐留ビルを売却する方向で検討、他の不動産の売却も含めて約2000億円の資金を捻出する方針と伝わり、合理化加速の方向性が明らかになっている。

 今2013年3月期の純利益が従来予想の500億円の黒字から7650億円の赤字に下方修正、想定外の赤字見通しを受け下離れたものの、以後着実な失地回復相場を演じている。記録的な純利益の赤字も4400億円という事業構造改革費用を織り込んだことが大きな要因。会社側は規模を追わずに採算改善に主眼を置く方向性を打ち出している。今期の業績悪を乗り越えた相場は、来期の収益急回復に視点を移していくことになりそう。

 決算発表後の株価急落以後は個人の買いが膨らみ、信用買い残は着実に増加。今後の収益回復を期待する見方が強い。ここへきて改めて強気のレーティングをキープする動きも出てきている。PBR0.5倍という水準は、歴史的な安値ということになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:50 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ダブルトップ任天堂下げ足、新製品好調、売り一巡後の反騰に狙い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 任天堂<7974>(大1)はやや波乱の展開となっている。同社が満を持して米国で11月に発売した据置型ゲーム機の次世代機「Wii U」の販売が、発売から1週間で40万台を突破するなどきわめて好調に推移、国内でも12月8日に発売を開始するなど、好環境は引き継がれている。

 しかし、株価は売り人気が先行する流れ。株価は11月19日に1万1010円まで買い進まれ、10月5日の1万1120円の戻り高値に急接近したが、結局ダブルトップ形成の結果となり、以後は売が急がれている状況だ。

 業績も今2013年3月期は黒字転換を果たし、来期の業績は飛躍的に伸びる見通しにある。「Wii U」への期待人気はひとまず終息した感もあるが、業績は本格回復への入り口に立ったばかり。10日の大幅安場面では個人投資家の押し目買いが積極的に流入しており、底値感が生まれ始めている。目先筋の売り一巡後の反騰に照準を合わせたい。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:47 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】東京製綱は社会インフラ関連の見直し、買残減少し需給好転

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東京製綱<5981>(東1)の戻り足が次第に力強さを増してきた。社会インフラ関連が一斉高の動きに進む中、ワイヤロープのトップメーカーである同社に遅ればせの見直し人気が回ってきた。

 人気の到着が遅れたのは業績が低迷中のため。太陽光関連製品であるソーワイヤ、ワイヤソーの売上が大きく減少したため、今2013年3月期の営業利益は、従来の4億円の黒字見通しから22億円の損失(前期7億5100万円)見通しに修正された。ただ、業績悪化は11月9日に発表されたが、株価の底値は10月11日の78円と、株価にほぼ一ケ月先行した。従って株価的には悪いところを十分に織り込んだ状態にある。

 株価は1月23日の高値204円から一貫した整理商状にあるが、信用買い残も4月6日申込み現在の1304万株から減少一途の道をたどり、直近11月30日申し込み現在では474万株にまで整理が進んできた。時流に乗る資質、値ごろ、それに需給圧迫の解消と、ここから本格的に見直されていく可能性は十分である。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:38 | 株式評論家の視点