
評価が見過ごされていた好業績も株価を前進させる強力なエンジンになりそう。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益26億3600万円と前年同期比約2.6倍の増益を確保した。期初の予想12億円を14億円も上回るものである。しかし通期の営業利益の増額は40億円から45億円(前期42億3800万円)へわずか5億円の増額にとどめた。パイプシステム事業では鉄管部門が耐震管を中心に順調に推移、バルブ部門も海外向けを中心に高機能バルブの出荷が伸びている。再増額の確度はかなり高い状況だ。
しかも株価上昇につれ、信用売り残が増加、日証金では連日株不足の状況となっている。株価が上昇すれば、むしろそこから上げに弾みが加わる展開になりそう。(株式評論家・隆盛)