[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (11/29)【株式評論家の視点】ワイヤレスゲートはスマホ拡大の恩恵大きく、会員数大幅に伸びる
記事一覧 (11/29)【株式評論家の視点】日本郵船はバルチック海運指数の戻りを受け失地回復相場鮮明に
記事一覧 (11/28)【株式評論家の視点】バリューコマース、高値圏の自社株買いが先高感刺激、好業績も
記事一覧 (11/28)【株式評論家の視点】資生堂は後半の収益回復を評価、アジア牽引し中期成長を見込む
記事一覧 (11/28)【株式評論家の視点】アイフルは自民党の小口金融見直しが支援、個人買い人気強い
記事一覧 (11/28)【株式評論家の視点】トーソーは省エネ関連株の新たな視点、節電指向が追い風
記事一覧 (11/28)【株式評論家の視点】牧野フライス製作所は後半利益急減見通し回避を受け上昇相場復帰
記事一覧 (11/27)【株式評論家の視点】タカラバイオはiPS細胞関連の中核銘柄、個人の押し目買い意欲強い
記事一覧 (11/27)【株式評論家の視点】ミロク情報サービスは底入れのパターン、再び好業績見直しの流れに
記事一覧 (11/27)【株式評論家の視点】イワキは成長分野でシェア拡大を目指す、来11月期は最高利益更新に期待
記事一覧 (11/27)【株式評論家の視点】JSPは自動車部品の需要増で北九州に新工場建設、底打ち反転相場へ
記事一覧 (11/27)【株式評論家の視点】東芝は半導体回復を評価、信用買い残の大幅減少で需給好転も顕著
記事一覧 (11/27)【株式評論家の視点】株価出直るインテリジェント ウェイブ、第1四半期底に収益回復
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】OBARA GROUPは慎重予想だが、増額への期待は強い
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】カルビーはポテト回収で売られるも、個人の押し目買い機運強い
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】クリナップ今期の再増額修正に進んだが、なお積み残し感が強い
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】ナノキャリア押し目買い人気強く目先筋の売り一巡後は復活目指す
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】マーベラスAQLは好業績評価機運強く再度の新展開入りが視野に
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】ソフトバンク逆日歩発生で買い人気を増幅、リズム的には一呼吸も
記事一覧 (11/26)【株式評論家の視点】マツダは「スカイアクティブ」好調で収益率急向上、踏上げ相場も
2012年11月29日

【株式評論家の視点】ワイヤレスゲートはスマホ拡大の恩恵大きく、会員数大幅に伸びる

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は切り返し局面が近づいている。現在は10月10日の高値3775円からの調整局面だが、11月16日の2665円で底入れを確認し、28日の2769円でダメ押しを入れるなど、チャート的には反騰相場のきっかけを待つパターンだ。

 今2012年12月期の第3四半期累計決算は営業利益4億4800万円を確保した。前年同期は四半期決算を発表していないため比較はないが、前12月期の営業利益が3億8600万円であっただけに、今期も素晴らしいペースで飛ばしていると言える。

 スマホの急速な普及で、スマホからのWi―Fiスポット利用が拡大、自宅のインターネット接続回線をWiMAXに切り替える動きもある。「ワイヤレス・ブロードバンドサービス」の会員数は、前期末の30万人から第3四半期末には34万人に増えている。今12月期通期の営業利益は5億5800万円と前期比44.5%の増益が見込まれている。スマホからの利用需要を取り込むことで会員数が増加傾向にあることを踏まえると、来期の業績見通しも明るい。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:47 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本郵船はバルチック海運指数の戻りを受け失地回復相場鮮明に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本郵船<9101>(東1)は戻り相場を演じた後の小休止場面。11月に入りバルチック海運指数が反発の動きとなったことを材料に、出直り色を強めてきた。中国の鉄鋼需要低迷が海運市況の悪化につながっていたが、中国の景気対策への期待感が台頭。高水準に積み上がっていた鉄鉱石の港湾在庫の調整が進んでいるともされ、海運業界を取り巻く環境は着実に好転しつつある。

 今2013年3月期の9月中間決算は営業利益178億円(前年同期96億円の損失)と、回復感を強めたが、通期については営業利益を従来の500億円から280億円(前期は241億円の損失)に大幅に引き下げた。定期船事業は閑散期に入るため荷動きが減少し運賃下落の圧力が高まる。さらに、不定期専用船事業のドライバルカー及びタンカー部門の市況は、冬場に向け一時的に緩やかに回復するにしても、船腹の供給過剰感が強く先行き不透明感から低迷を続けると予想していることが背景。

 最近のバルチック海運指数の戻りはそうした会社側の厳しい見通しを上回る方向で推移していることになる。アナリスト筋も最上位を継続する向きが多い。株価の足かせになっていた信用買い残は9月28日申込み現在の4618万株が直近11月22日申し込み現在では2205万株へ、短期間で大きく減少してきた。戻り売り圧力が軽減されているだけに、株価も復調感を強めていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 株式評論家の視点
2012年11月28日

【株式評論家の視点】バリューコマース、高値圏の自社株買いが先高感刺激、好業績も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 バリューコマース<2491>(東1)が上げ潮ムードに乗っている。8月15日の2万3100円をボトムに反転相場に入り、順調な上げを見せている。それも、ある程度上げると押し目を入れ、それを新たな買い勢力が吸収する非常に強い上げ相場のパターンである。11月16日に5万500円の高値を示現し、現在は調整局面を迎えているが、押し目買いの流入で調整幅はごく小さいものにとどまっており、いつでも再度の新展開入りが可能な状況だ。

 11月20日に発行済み株式数の1.19%を上限とする自社株買いを実施すると発表したが、この高値圏での自社株買い実施は会社側の先行きに対する自信を示すものとして評価される。同社は8月にも自社株買いを発表しており、発表需給改善や株式価値の向上といった積極的な株主還元は、もっと評価されていい要素だ。

 広告主に対して、インターネットを介した「成果報酬型(アフィリエイト)のオンラインマーケティング」に関するサービスを提供しているが、スマホ向け広告の好調で、今2012年12月期も営業利益8億8500万円と前期比16.5%増益が見込まれている。こうした流れは来2013年3月期にも引き継がれる見通しだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:03 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】資生堂は後半の収益回復を評価、アジア牽引し中期成長を見込む

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 資生堂<4911>(東1)が浮揚力を強めつつある。10月30日に970円へのダメ押しを入れ、そこから一貫した上昇波動を描いている。下げ過程で抵抗ラインとなった戻りのフシを着実に払いながらの上げで、相場の腰はかなり強いと言える。

 今2013年9月中間決算の営業利益は83億4200万円と前年同期比61.2%の大幅減益に見舞われたが、株価はこうした足元の低調さを完全に吸収して出直りに転じてきている。営業利益は中間決算の83億4200万円が後半は316億5800万円へ急回復が想定されており、こうした点が着実に株価に反映されつつある。

 懸念された中国向けも化粧品などは意外に底堅い状況とされ、見直しを誘う要因になりそう。タイやマレーシアなど東南アジアで新ブランドを投入し、現地生産の拡大も検討しており、アジアが牽引する形で来期以降は業績の立ち直りが本格化する見通しにある。配当利回りは4.28%に達しており、利回り狙いの買いはなお着実に流入することになりそう。(株式評論家・隆盛)

>>資生堂のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:01 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アイフルは自民党の小口金融見直しが支援、個人買い人気強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アイフル<8515>(東1)に思惑人気が高まりそう。11月27日の日証金の売買を見ると、信用買いの返済株数が403万株にも達した。これだけまとまった減少は、買い方の現引きなどの動きが連想されるところ。従って、売り残873万株、買い残918万株と、株不足が目前になってきた。さらに現引きが進むようだと、逆日歩発生で相場も新たな局面を迎える可能性もある。

 自民党が11月21日に発表した選挙に向けた総合政策集で、上限金利規制、総量規制といった小口金融市場に対する過剰な規制を見直す方向が明らかになり、上向き始めた業績に、さらなる明るさが出てきたとの見方が強くなっている。

 株価は11月26日に395円まで買い進まれたが、これは2008年11月以来、約4年ぶりの高値。10月1日の134円から株価は既に3倍増を果たしているが、値動き的にはまだピーク打ち感は出ていない。個人投資家の売買が活発化しているが、連日、買いが売りを大きく上回る状況が続いており、市場人気は非常に高い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:00 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】トーソーは省エネ関連株の新たな視点、節電指向が追い風

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 トーソー<5956>(東2)はもみ合い離れが期待できる。主力のカーテンレールで省エネ効果を高める関連用品の品揃えを強化したほか、ブラインド類は質感と価格を両立したベーシック商品「コルト」シリーズに、遮熱性と採光性を兼ね備えたスクリーンを追加するなど、顧客の節電志向を背景に売上げを伸ばしている。

 今2013年3月期の9月中間決算は、営業利益2億4400万円と前年同期比19.5%の増益を確保し、今3月期通期でも営業利益10億円、前期比28.4%増と大幅増益が見込まれている。2010年3月期に営業利益は2億4200万円に過ぎなかったが、今期は10億円が見込まれるまでに業績は好転の一途をたどっている。

 電力料金の引き上げなどで顧客の節電・省エネ指向の流れは今後とも引き継がれる可能性が強い。株価は新たな視点を加えたと言える。PBRは0.5倍と絶対的な割安水準にある。訂正高の余地は大きい。(株式評論家・隆盛)

>>トーソーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:40 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】牧野フライス製作所は後半利益急減見通し回避を受け上昇相場復帰

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 牧野フライス製作所<6135>(東1)は一呼吸入れた後、再び上昇路線復帰の可能性が強い。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益が47億円と、前年同期比71%の大幅増益を達成した。期初は30億円の見通しでスタートしており、大幅に上振れての着地である。

 株価も見直され、10月10日の327円から11月26日の高値461円まで40%上昇した。ただ、4月2日の年初来高値715円に大きく距離を残す水準で一服相場となっており、今一つパンチ力に欠ける上げである。

 中間決算の好調にも関わらず通期の営業利益70億円(前期58億円)の見通しを据え置いたことが響いている。マシニングセンターが後半は減速すると見ているためだが、後半の営業利益は22億円と、前年同期比25%の大幅減益になってしまう。ただ、4半期ベースでは第1四半期の営業利益2億円が第2四半期には44億円に急増。中間期の受注残高も405億円と前年同期並みの水準を確保している。

 会社の慎重な見通し発表が株価調整の要因と、はっきりしている。時間の経過とともにそうした事態は回避の方向に向かうことが予想され、株価の人気再燃も期待できそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 株式評論家の視点
2012年11月27日

【株式評論家の視点】タカラバイオはiPS細胞関連の中核銘柄、個人の押し目買い意欲強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 タカラバイオ<4974>(東マ)が出直りの兆しを強めてきた。iPS細胞関連株として集中買いされ、10月17日に1010円の高値を示現。以後整理局面を迎えていたが、11月12日の663円で目先底入れを確認、次第に戻りを鮮明にしてきた。

 同社は山中伸弥京大教授のiPS細胞研究所にiPS細胞作製用のDNA(デオキシリボ核酸)を提供しており、iPS関連でも再先駆して買われた実績がある。そのため、今回の調整局面でも、iPS選別買いの最右翼の存在として捉えられているようで、押し目では個人投資家が積極的に買いの手を振っている。

 今回のノーベル賞受賞を受け、iPS細胞関連の政府予算が中長期的に潤沢に確保され、今後、実用化に向けた研究開発が進む見通しにある。iPS細胞関連株は、成長性を買うという、株式投資の原点に合致する銘柄とも言える。知財の獲得競争で日本は世界を一歩リードしており、今後とも折りに触れ各種材料が表面化する可能性も強い。iPS細胞関連株人気の息は長そう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:36 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ミロク情報サービスは底入れのパターン、再び好業績見直しの流れに

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ミロク情報サービス<9928>(東2)の調整切り上げは時間の問題と思われる。今2013年3月期の第1四半期の大幅増益の実績を踏まえ、業績増額への期待感の高まり、10月31日付けでの東証1部銘柄への指定替えなどが好感され、10月30日に352円の高値を示現。現在はそこからの調整局面。しかし、11日はザラ場こそ売られたが引けには小幅安に戻す、長い下ヒゲを示現、典型的な底入れのパターンとなってきている。

 今3月期の9月中間決算は営業利益10億4900万円と、前年同期比10.7%増の好調な決算となった。期初見通しの9億4000万円、前期比0.8%減から一転、増益を確保したことになる。

 ただ、通期の営業利益20億7000万円、前期比2.3%増の見通しを据え置いたことで、目先筋の利食い売りを誘発する結果になってしまった。顧問先企業のニーズの多様化・高度化など会計事務所の経営環境が大きく変化する中、会計事務所経営の最適化を実現する主力製品「ACELINK NX―Pro」の販売に注力。

 中堅企業向けには、本年2月に発売したERPシステム「Galileopt NX―T」の拡販を推進していることが好業績の要因。ところが、会社側の見通しでは、後半の営業利益は10億2100万円前年同期比5.1%減の見通しだ。利食い一巡後は再び好業績見直しの流れが巻き起こる可能性が強い。(株式評論家・隆盛)

>>ミロク情報サービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:18 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】イワキは成長分野でシェア拡大を目指す、来11月期は最高利益更新に期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 イワキ<8095>(東1)が浮上態勢に入ってきた。材料面での端境期とあって、今2012年11月期の営業利益11億円、前期比9.5%減の見通しが株価上昇の抑止力となっていた。しかし、PBR0.4倍という絶対的な株価の割安さが、全般の戻りの中で浮揚力を強める要因になっている。

 つれて今後の視点も来2013年11月期に移行する可能性が強い。同社の経営の方向性は医薬品事業の変革と収益改善、医薬品原料・香粧原料事業のシェア拡大、食品原料・機能性食品事業の新規開拓など、今後の成長が見込める重点事業でシェア拡大を目指している。
 そうした活動を通じて、来期は営業利益14億円(今期推定11億円)を目指す。この時点でこれまでのピーク利益1988年11月期の営業利益13億3300万円をクリアーする見通しだ。そして中期経営計画の最終年度の2014年11月期には営業利益19億円と、収益上伸に弾みが加わる見通しだ。訂正高へのポテンシャルは大きい存在である。(株式評論家・隆盛)

>>イワキのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:06 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】JSPは自動車部品の需要増で北九州に新工場建設、底打ち反転相場へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 JSP<7942>(東1)は27日12円高の1042円と4営業日続伸し、底打ち反転相場へ向け動き出してきた。もともと調整に入った要因が見当たらない銘柄である。株価が適正な水準へ復帰するのは当然の流れと思われる。

 今2013年3月期の9月中間決算は、営業利益28億2800万円と、前年同期比2.4%増益を確保した。押出事業は、住宅用断熱材や食品トレー、丼容器が震災の影響で需要が伸びた前年同期と比べて減収。しかし、産業用包材や広告用ディスプレー材は売り上げを伸ばし、ビーズ事業も自動車関連用途を中心に販売が伸びている。

 通期については営業利益60億円、前期比13.3%増の見通しが据え置かれた。PERは8.1倍と割安が目立つ水準にあり、PBR0.7倍も中期的な戻りの大きさを示す指標である。2014年4月稼動で北九州市に新工場を建設することが決まった。

 主要製品の「ピーブロック」は、緩衝性、軽量性などを評価されて自動車のバンパーコア材・内装材・シートコア材向け等に需要が増加していることに備えるもの。付加価値の高い独自製品の創出で持続的成長を狙う中期経営計画「Deepen&Grow」で、2015年3月期に営業利益88億円を目指す方向に前進することになる。(株式評論家・隆盛)

>>JSPのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:56 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】東芝は半導体回復を評価、信用買い残の大幅減少で需給好転も顕著

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東芝<6502>(東1)が26日に299円まで買い進まれ、11月1日の戻り高値299円に顔合わせとなった。ここNAND型フラッシュメモリー市況が底打ちの気配を強めているが、今2013年3月期の第3四半期以降は回復感をさらに強める見通しにある。収益の急ピッチの回復を阻んでいた半導体の好転で、先行きの業績見通しの不透明さも拭いさられつつある。

 一方、社会インフラ部門は好調だ。火力・水力発電システムが順調に推移。加えて、医用システムも順調に成長が続いている。このため、今3月期の営業利益は従来の3000億円が2600億円に引き下げられたが、それでも前期比では25%の増益となる。

 需給では先高感の強さから調整場面でも押し目買いが流入し、買い残が重荷になっていた。しかし7月27日申込み現在の信用買い残5597万株が、直近11月16日申し込み現在では実に2948万株まで減少してきた。戻り待ちの売り物が軽減しており、今回は戻り相場本格化の可能性が強くなってきたようである。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】株価出直るインテリジェント ウェイブ、第1四半期底に収益回復

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 インテリジェント ウェイブ<4847>(JQS)が反転相場入りの兆候を強めてきた。今2013年6月期の第1四半期は営業損失6億1300万円(前年同期5800万円の損失)と、予想外の低調な決算となった。

 一時、そうした表面上の悪化を嫌気する流れになったが、その実態が明らかになるにつれ、次第に見直し人気が高まってきている。業績悪化の要因は、クレジットカードのオンライン決済に係るシステム開発について、フロント業務からバックオフィス業務へとこれまでより対応業務の幅を拡げた大規模な開発プロジェクトを受注したものの、受注額を上回る経費が発生、不採算化し、製造原価が大幅に増加したため。

 一部の顧客のシステム更新やハードウェア置換え等の設備投資に係る営業活動を積極的に進めており受注は好調。今回の大型プロジェクトの損失も中間期までに解消する見込み。会社側でも通期の営業利益の見通し2億円(前期比52.7%増)は据え置いており、今期後半からは収益回復が鮮明になることが予想される。つれて、株価も見直しの方向だろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:14 | 株式評論家の視点
2012年11月26日

【株式評論家の視点】OBARA GROUPは慎重予想だが、増額への期待は強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 OBARA GROUP<6877>(東1)は見直し相場入りが有力になってきた。今2013年9月期について、営業利益33億円、前期比26.2%の大幅減益見通しのスタートが明らかになり、株価はやや人気離散の状態になっている。

 ただ、終わった前2012年9月期決算も当初は営業利益28億円、前々期比35.5%減の、厳しい見通しで始まった。それが、結局営業利益44億6900万円と、前々期比3%増益での着地となった。今期についても為替レートは1ドル=78円で試算しており、最近の円安は業績を押し上げる要因となる。

 自動車ボディー溶接向けの抵抗溶接機器は自動車メーカーの設備投資増で堅調な売上げが予想されるほか、シリコンウェーハ、水晶、ガラスディスク向けの平面研磨装置も一時低迷していたが、前期末にかけ改善傾向を強めている。従って今期も期初の見通しに対しどれだけ上積みされていくかというパターンだろう。PBR0.8倍という絶対的な割安ポイントがあるだけに、静かに訂正高を待つことになりそう。(株式評論家・隆盛)

>>OBARA GROUPのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:40 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】カルビーはポテト回収で売られるも、個人の押し目買い機運強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 カルビー<2229>(東1)は、去る21日に一部製品にガラス片が混入したため、ポテトチップス「堅あげポテト」534万袋を自主回収すると発表したことが嫌気され、22日は大幅安に見舞われた。ただ、これまでのロングランの上昇相場の中で、買いを見送っていた個人投資家が絶好の仕込みチャンスとみて、22日の大幅安場面では積極的な動きを見せており、市場の上昇機運はなお引き継がれているようだ。

 今2013年3月期の9月中間決算は営業利益67億円と前年同期比大幅増益を達成した。海外事業の拡大とともに、ポテトチップスの積極展開や新製品「ベジップス」の拡販で国内シェアを向上させたことが好業績の要因。中間決算の好調を踏まえ、今3月期について営業利益を136億円から152億円(前期122億円)に上方修正するなど、業績は絶好調だ。

 株価を支えてきたもう一つの要因である需給を見ると、22日の相場では売り方が買い戻しに動き、新規の買いが流入する状況となり、日証金では株不足が解消された。これまで連続発生していた逆日歩が途絶えることになる。これがどう相場に反映されるかが当面の注目点になる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:34 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】クリナップ今期の再増額修正に進んだが、なお積み残し感が強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 クリナップ<7955>(東1)は再上昇にきっかけ待ちのニュアンスが強い。今2013年3月期の9月中間決算、及び通期業績の増額修正をきっかけに11月6日に575円の戻り高値を示現、もみ合い離れを確認したパターン。そこから一呼吸入れ、再び戻りを鮮明にしてきており、上昇第2ラウンド入りを目指す相場に変わりつつある。

 今3月期9月中間決算の営業利益は従来予想の12億5000万円を10億8800万円も上回る23億8800万円(前年同期)の大幅上振れ着地となった。システムキッチン「クリンレディ」、システムバスルーム「アクリアバス」を中心に販売数量が堅調に推移し、原価低減も進んだことが要因。

 通期の見通しも増額された。従来の26億5000万円から35億円(前期23億7000万円)に引き上げられた。引き上げ幅は8億5000万円と、中間期の10億8800円を下回るもの。これでいくと後半の営業利益は11億6200万円と中間決算の23億8800万円を大きく下回ることになり、あまり現実的でない。中間決算での上方修正で、今期の増額は2回目となるが、3回目の増額も十分に視野に入るところだろう。株価は既に織り込み始めている。(株式評論家・隆盛)

>>クリナップのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:20 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ナノキャリア押し目買い人気強く目先筋の売り一巡後は復活目指す

<銘柄の見所>

 株式評論家の視点ナノキャリア<4571>(東マ)は11月13日の高値15万5100円からの調整場面を迎えている。10月18日の5万7200円をボトムに、13日の高値15万5100円まで、短時日の間に2.7倍の急騰を演じただけに、相場リズム上の当然の一服場面と言える。

 この調整場面で個人投資家の買いが連日流入している。ips細胞関連株、あるいは再生医療関連株が概ね整理色を強める中、同社は個人投資家の選別買いのお眼鏡にかなった銘柄として、存在感を強めている。

 10月26日に信越化学工業<4063>(東1)への第三者割当増資を発表、一時ストップ高に買い進まれた。以後、11月7日に台湾政府立会いで「ナノプラチン」のライセンス契約を締結、9日にはメディネット<2370>(東マ)との共同研究について良好な結果が得られてきたこと、及びLFB社との共同研究契約を一度終了し新たな共同研究を模索することを発表するなど、相次ぐ好材料が株価を押し上げてきた。目先筋の利食い売り一巡後は、再び人気相場復活の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:14 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】マーベラスAQLは好業績評価機運強く再度の新展開入りが視野に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 マーベラスAQL<7844>(東1)が高値圏で頑強な動きを続け、再上昇相場への態勢固めを進めている。今3月期9月中間決算の大幅増額を契機に株価はマドを開け一気に上放れ、11月1日の高値2万8000円まで押しを入れることなく急伸する勢いのある動きを見せた。

 その後、11月8日に2万7900円まで買い上げられたが、そこから反落、典型的なダブルトップ形成かと見られたが、11月13日の2万4110円で早くも底入れを確認、再び戻りに転じるなど、定石を覆す非常に強い上昇パターンを描いている。

 ニンテンドー3DS 向けゲームソフト「ルーンファクトリー4」、「閃乱カグラ Burst紅蓮の少女達―」が計画を上回る受注となったことなどから今3月期の9月中間決算は営業利益11億500万円(前年同期3000万円)と従来予想の6億2000万円を大きく上回った。会社側は通期の見通し22億円(前期10億4400万円)を据え置いた。

 しかし、株価は増額期待を織り込む形でぐんぐん水準を切り上げてきている。11月1日付けで東証1部に指定替えとなり、認知度がアップしたことも見直し買いに拍車をかける要因になっている。再度の新展開入りが視野に入ってきた。(株式評論家・隆盛)

>>マーベラスAQLのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:44 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ソフトバンク逆日歩発生で買い人気を増幅、リズム的には一呼吸も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ソフトバンク<9984>(東1)が22日には3135円まで買い進まれ、活況相場を引き継いでいる。3000円大台回復は10月10日以来のことになる。株式格言では三空の上げに買い目なしだが、ソフトバンクは既に四空を成し遂げるほどの強烈な上げを見せている。22日の売買代金はトップで、完全に市場の中核銘柄になっている。

 22日の上げは21日売買分において、久方ぶりに日証金で逆日歩が発生したことが刺激になった。ただ、22日の商いを日証金にみると、買い残が141万株の大幅増加を記録した。結果、買い残高は21日の177万株から22日分では246万株へ急増した。強烈な上げに触発され、個人投資家の参入が活発化しているパターンである。

 ここへきて、外資系証券が強気を継続し、目標株価を3800円に引き上げている。国内ではNTTドコモ<9437>(東1)のシェアを侵食し、大型買収で米国を土台に世界企業を目指すなど、成長戦略が鮮明な点がアナリスト筋の高い評価を呼び込んでいる。それでも、相場リズム的には一呼吸欲しいタイミングに差し掛かっている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:12 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】マツダは「スカイアクティブ」好調で収益率急向上、踏上げ相場も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 マツダ<7261>(東1)の失地回復相場に弾みが加わってきた。10月31日に今2013年3月期の業績見通しを減額したが、それが急速にアク抜け感を呼び、見直し人気がスケールアップの様相を呈してきた。22日の相場では出来高ランク2位を記録するなど、完全に主役銘柄の座に復帰のニュアンスが強くなってきた。

 今回の戻り相場では買い方が利食いを効かせ、信用買い残は6月8日申し込み現在の1194万株が直近11月16日申し込み現在では282万株へ急減。一方、信用売り残は株価上昇につれ増加、11月9日現在の241万株が16日申し込み現在では412万株へ急増、大幅売り長状態に転じてきた。ここへきて連日逆日歩が発生し、売り方締め上げの機運も強まってきている。

 今期の下期は1ドル=78円、1ユーロ=100円を想定しており、ここへきての円安は大いなる追い風となる。さらに、車両の走行性能と環境・安全性能を飛躍的に向上させる新世代のエンジン(ガソリン、ディーゼル)、トランスミッション、ボディ、シャシーなど技術の粋を集めた「スカイアクティブ」搭載車が増加、収益率が急激に向上している点も株価の上値を広げる要因だ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:09 | 株式評論家の視点