[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (11/13)【株式評論家の視点】株価上げ加速のオンコセラピー・サイエンス、二段上げ入り
記事一覧 (11/13)【株式評論家の視点】日揮、順風満帆のエネルギー関連に注目すれば株価調整終了早い
記事一覧 (11/12)【株式評論家の視点】新和内航海運株価、10月ボトムから強張る、中間期を2回増額
記事一覧 (11/12)【株式評論家の視点】NEC株価、底打ちからの反発基調は不変、2Q利益好調
記事一覧 (11/12)【株式評論家の視点】インスペックはAOI、AVIなどの潜在需要の大きさを見直す方向に
記事一覧 (11/12)【株式評論家の視点】アドアーズ株価、戻り相場局面、さらに来期好転を予見する相場へ
記事一覧 (11/12)【株式評論家の視点】急動意のグリー株価、「息切れ」なければ上値の可能性だが?
記事一覧 (11/10)【株式評論家の視点】7〜9月GDP発表、景気・企業業績睨みから人気株前面に
記事一覧 (11/09)【株式評論家の視点】第一実業の今期利益は中期計画を上回る、2円増配で利回り魅力
記事一覧 (11/09)【株式評論家の視点】川崎近海汽船の株価出遅れに改めて注目、増配で利回り魅力も
記事一覧 (11/09)【株式評論家の視点】曙ブレーキ今期慎重は減額回避の予防的の見方できる、株価見直し
記事一覧 (11/09)【株式評論家の視点】上げ潮相場の旭硝子、利回り実に4.7%、業績にも明るさ
記事一覧 (11/09)【株式評論家の視点】天下のソニーPBR0.4倍は評価低くすぎる、狙い場
記事一覧 (11/08)【株式評論家の視点】3月高値に急接近の東映アニメ、自社株買い、大幅減益回避
記事一覧 (11/08)【株式評論家の視点】鈴茂器工株価は本格的活躍へ、吉野家の採用大きい
記事一覧 (11/08)【株式評論家の視点】受注回復が顕著な日本電線工業、株価浮上体制準備中
記事一覧 (11/08)【株式評論家の視点】アツギ株は持ち前の人気性発揮へ、出来高増加も本物
記事一覧 (11/08)【株式評論家の視点】スリー・ディー・マトリックス株価は押し目買い好機、増額観測も
記事一覧 (11/07)【株式評論家の視点】東京個別指導学院、信用買残の整理進む、中期成長への道筋も確立
記事一覧 (11/07)【株式評論家の視点】ビー・エム・エル株価:モミ放れ秘めた展開、成長性へ期待大きい
2012年11月13日

【株式評論家の視点】株価上げ加速のオンコセラピー・サイエンス、二段上げ入り

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)が上げ足を加速し、二段上げ相場に踏み込んできた。先駆したiPS細胞関連株が調整気分を強めており、広くバイオ関連株の出遅れとして関心が盛り上がってきている。

 12日には14万7700円と8200円高、6%高を演じたが、この高値水準を個人投資家が積極的に買い進んでおり、なお戻り挑戦との見方が支配的になっているようだ。今年は2月28日に19万2700円の高値に買い進まれたが、2月28日にがん治療用ワクチンOTS102のすい臓がんに対する第2、第3相臨床試験で、患者の生存期間を延長する効果が統計学的に認められなかったとの発表があり急落した経緯がある。

 現在は、塩野義製薬<4507>(東1)と実施中のペプチドワクチンの迅速かつ確実な創薬化を目指した共同研究を進めており、事業の進展がうかがえる状況だ。今2013年3月期は営業利益12億6600万円と前期比7%の増益が見込まれている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:31 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日揮、順風満帆のエネルギー関連に注目すれば株価調整終了早い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日揮 <1963>(東1)が調整色を強めてきた。12日に発表された今2013年3月期の9月中間決算は、営業利益321億円と前年同期比4%増益となった。一応、増益なのだが、第1四半期決算時に想定していた350億円を下回ったことで、嫌気売りを誘っている格好。

 産油・産ガス諸国では引き続き多くの石油・ガス資源投資が計画されている。中東・北アフリカ地域では、原油処理・ガス処理プロジェクトが、東南アジアやオセアニアでは、LNG(液化天然ガス)需要の増加が予想される。さらには、北米地域では安価で豊富なシェールガスを原料とするLNGやガス化学プロジェクト等が数多く計画中だ。

 環境としては、まさに順風満帆なのだが、触媒事業で国内製油所の触媒使用量の減少、納期変更、さらに今年度は隔年納入製品の谷間年度となっていること等で増益幅が圧縮された。

 従って、足踏みは一時的で、今回、据え置きとなった今3月期の営業利益675億円という前期比横ばいの見通しは大幅増額の可能性は強いだろう。株価上昇につれ売り残が積み上がり、日証金では断続的に逆日歩が発生。好需給も下値を支える。目先調整の切り上げは早そう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:08 | 株式評論家の視点
2012年11月12日

【株式評論家の視点】新和内航海運株価、10月ボトムから強張る、中間期を2回増額

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 新和内航海運<9180>(JQS)は訂正高相場へのチャンスをうかがっている。今2013年3月期は営業利益7億5600万円(前期11億3600万円)の厳しい見通しでスタートしている。

 しかし9月14日に9月中間決算の営業利益が8000万円から1億3000万円(前年同期3億7500万円)へ引き上げられた。それが実際の発表数字は1億9200万円と、大きく上振れての着地となった。すでに2回の増額である。主力の自動車関連は堅調に推移したが、震災復興需要の遅れや造船需要はやや低調だった。

 厳しく見ていた見通しに対し、実際はそれを上回る線で推移していることになる。今回は据え置かれた通期の営業利益の見通し8億1700万円(前期11億3600万円)についても、増額修正が期待できる素地はある。震災需要が遅れ気味ではあるが、今後はそうした荷動きは活発化する方向にあることも支援材料になりそう。(株式評論家・隆盛)

>>新和内航海運のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:54 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】NEC株価、底打ちからの反発基調は不変、2Q利益好調

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 NEC<6701>(東1)がやや調整気分を強くしている。日本電信電話<NTT、9432>(東1)が中期的に設備投資削減の方向を打ち出し、通信機器をNTTに納入している同社にとって悪材料になるとの見方が売り人気のきっかけになった。

 ただ、急上昇が続き、相場リズム的に調整が欲しい局面に差し掛かっていたことも事実。今回の下げに対し、個人投資家が積極的な押し目買いに動いているだけに、目先筋の利食い売りが一巡した後は、再び上昇トレンドを取り戻す可能性が強い。去る、7月に100円を割り込み96円の安値をつけていた。

 国内企業のIT 投資が堅調に推移する中、ITソリューションが好調に推移している。そのため、今2013年9月中間(2Q)決算では営業利益が従来の10億円予想から、473億円(前年同期67億8900万円)へ急増するなど業績回復は鮮明。

 株価上昇につれ信用売り残が積み上がり、日証金では連日株不足状態が続いている。逆日歩発生などもう一段需給が好転するようだと、株価の戻りが鋭角度になることもありそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:46 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】インスペックはAOI、AVIなどの潜在需要の大きさを見直す方向に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 インスペック<6656>(東マ)は順調な業績回復路線を歩んでいる。今2013年4月期の第1四半期は営業損失8800万円と、前年同期の9800万円の損失から若干の改善が見られる。

 半導体の配線上の欠陥の有無を検査するパターン検査装置(AOI)、メッキやレジスト(保護膜)を塗布した後の最終段階で、目視検査に代わり外観上の欠陥を検査する自動最終外観検査装置(AVI)ともに引き合いは増加しているのだが、まだ売上げ増にはつながっていない。

 AOIは携帯電話やスマートフォン向けの需要が拡大、海外で販売を積極化している。中国などでは人件費の上昇の影響により検査コストが高騰、自動最終外観検査装置のニーズが高まってきている。そうしたこともあって、今4月期は営業利益4000万円(前期1億6500万円の損失)と黒字転換が見込まれている。12月14日の決算発表へ向け、業績好転を先取りする相場へ転換することになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:35 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アドアーズ株価、戻り相場局面、さらに来期好転を予見する相場へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アドアーズ<4712>(JQS)は戻りトレンドを継続中と思われる。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益3億9700万円と前年同期比52.8%の大幅減に見舞われた。従来予想の6億円を大きく下回る着地となった。

 個人消費の低迷でアミューズメント施設運営事業が厳しい状況に置かれていることが要因。そのため通期の営業利益も10億500万円から4億円(前期10億200万円)に引き下げられた。ただ、そうした悪材料が表面化したにも関わらず、改めて売り込む動きは見られない。これまでの推移の中で、そうした業績悪化懸念はかなりの部分が吸収されてきたことによる。

 従って、株価を見る視点は来期以降の業績に移る。主力のアミューズメント施設運営事業では、メダル会員サービスの刷新をはじめとする「集客」施策の向上を図るとともに、第2の柱である設計・施工事業でも前期から推し進めてきた設計・デザイン・施工等の多面的な営業を積極的に仕掛けることで、新規案件の継続獲得に努める計画だ。来期の好転を予見する展開に入りそう。(株式評論家・隆盛)

>>アドアーズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:02 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】急動意のグリー株価、「息切れ」なければ上値の可能性だが?

<銘柄ウオッチ>

株式評論家の視点 グリー<3632>(東1)が動意づいている。8日の引け後に、ヤフー<4689>(東1)と包括的業務提携を締結したと発表し、9日には一時大幅高に買われる場面があった。しかし、引けはやや伸び悩む展開。
 今回の包括的業務提携では、ヤフーのメディアパワーと決済機能、グリーのソーシャルゲームやオリジナルコンテンツを活用してシナジー効果を発揮、インターネット及びエンターテインメント領域で、新たな価値の提供を目指すことがうたわれている。

 ここへきて戻してきたとは言え、コンプガチャ廃止による5月の大きなマドは依然埋めきれない状態。ディー・エヌ・エー<2432>(東1)ガンホー<3765>(JQS)などのSNS関連はマドを埋め切って、なお強い状態にあるのと比べると、明らかに個人投資家上値期待が乏しいとも言える。唯一の材料は需給だろうか。日証金では連日逆日歩が継続している。踏み上げ相場も期待されるが、それには売り方の動揺を与えるほどの上げが必要になる。その点ではまだイメージは沸いてこない。上げの勢いが続かないようだと、再び調整場面へのUターンも考えられる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 株式評論家の視点
2012年11月10日

【株式評論家の視点】7〜9月GDP発表、景気・企業業績睨みから人気株前面に

<相場展望>

株式評論家の視点 11月第2週(11月12日〜11月16日)は、12日の7−9月期のGDP(国内総生産)の発表でスタートを切る。これが良くない。日本経済の後退期入りを示すように昨年4〜6月以来のマイナス成長が想定され、10〜12月期も連続マイナス成長の見方も出ている。

 ただ、相場は決算悪を乗り越えてきた。今3月期の9月中間決算は下方修正が相次ぎ、パナソニック<6752>(東1)などの想定外の大幅赤字もあった。しかし相場は事前に準備していたこともあって、かなりの銘柄が織り込み済みの反応を示した。

 従って、12日のGDPも無難に通過するだろう。金融緩和を下敷きとする景気回復期待が底流にあり、基本的に相場は出直り相場を指向している。ただ、積極的に戻りを買う材料が見当たらない。そうした中で米国景気の堅調持続、中国経済の回復傾向など、それなりにいい兆候も出てきた。こうした流れがもう一段鮮明になった時、上値指向を強めるだろう。円安傾向が続く限り相場が下に触れることは無い。人気性のある材料株が物色の中心だろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 株式評論家の視点
2012年11月09日

【株式評論家の視点】第一実業の今期利益は中期計画を上回る、2円増配で利回り魅力

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 第一実業<8059>(東1)の出遅れ訂正高相場入りが有力になってきた。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益20億6700万円と、前年同期比8%減少。通期については営業利益53億円と、前期比4%増益の見通しが明らかにされた。数字的なインパクトに乏しいためか、株価は余り反応することなく推移しているが、今3月期の営業利益53億円は、中期経営計画の営業利益51億円を上回るもの。利益を着実に積み上げてきている業績には評価余地が大きい。

 海外を中心にスマートフォン、タブレット端末、車載、デバイス向けが好調なほか、液化天然ガスプラント設備や化学会社向け高吸水性樹脂プラント設備なども増加している。同社は創業以来の主要産業である石油関連事業のノウハウを活かし、地熱発電所への掘削装置や掘削技術を提供しており、今後予想される地熱発電の開発増加による収益貢献も期待されている。

 今期は年14円配当から同16円へ2円増配に進む。結果、利回りは4.6%という高さ。しかもPBR0.8倍、PBR6.2倍と割安圏に放置されている。ここからの相場の天井は高い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:53 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】川崎近海汽船の株価出遅れに改めて注目、増配で利回り魅力も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 川崎近海汽船<9179>(東2)の出遅れが改めて注目される状況を迎えた。10月31日に発表された今2013年3月期の9月中間決算は営業利益9億5300万円と前年同期比34.1%の増益を達成した。第1四半期は1億4600万円の営業損失と低迷していただけに、足元での回復振りはもっと見直されて当然だろう。

 世界経済の減速を背景に近海部門は4億7700万円の営業損失を余儀なくされた。しかし、内航部門がすこぶる好調。石灰石、石炭の各専用船は安定した輸送量を確保、定期船輸送も一般雑貨の輸送量が増加したことから内航部門の営業利益は14億2000万円と、前年同期比98,7%の大幅増益を達成した。

 中間決算の好転にも関わらず、通期の営業利益16億5000万円、前期比3.4%の減益見通しは据え置かれた。中間決算での利益の進捗率は58%に達している。第2四半期だけで営業利益10億9900万円の利益を計上しており、今の勢いに照らすと、通期増額の線はかなり濃厚だ。

 今期の配当は前期の7円から8円に増額する。配当利回りは4.2%に達する。利回り買い流入だけでそれなりの訂正高が期待できるが、PBR0.3倍という低評価を勘案すれば、訂正高の余地はさらに広がる。(株式評論家・隆盛)

>>川崎近海汽船のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:31 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】曙ブレーキ今期慎重は減額回避の予防的の見方できる、株価見直し

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 曙ブレーキ工業<7238>(東1)は引き戻し相場入りが有力だ。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益33億1600万円と前年同期比89.8%の大幅増益を達成した。ただ従来予想の44億円を10億8400万円下回り、株価的には嫌気売りを誘う結果になった。

 通期の営業利益の見通しも85億円から60億円に引き下げた。減額幅は25億円と、中間期の10億8400万円を大きく上回るもので、今後の減額を回避するための予防的引き下げの色合いが強そう。

 実際、決算発表と同時に発表された2016年3月期を最終年度とする新中期経営計画では、最終年度の営業利益は200億円と、現在から利益が大きく伸張する姿が描かれている。将来に向けたブレーキ技術の差別化、革命的原価低減に向けた努力の継続と海外への展開、日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速などに積極的に取り組む。

 対中国問題など、自動車関連業界が厳しい環境に置かれている中で、あえて新中期経営計画を打ち出したのは、会社側の先行きに対する自信の表れと言える。中期的にはまさに絶好の買い場に位置している。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:01 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】上げ潮相場の旭硝子、利回り実に4.7%、業績にも明るさ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 旭硝子<5201>(東1)が上げ潮ムードに乗りそうだ。11月5日に発表された今2012年12月期第3四半期累計決算は、営業利益が738億円と、前年同期比45%減益に見舞われた。電子関連製品の販売価格の下落の影響により減収減益となった。通期についても営業利益1000億円、前期比39%減の見通しが据え置かれた。

 ただ、株価は改めて売られることも無く、順調な戻り相場を継続している。液晶用ガラス基板の出荷量は前年同期を上回る状況だが、販売価格の下落が業績の足かせとなっていた。しかし、第2四半期以降その下落幅が大幅に縮小。営業利益を四半期別にみると、第1四半期241億円、第2四半期が238億円、第3四半期258億円、そして第4四半期は262億円と、時間を追って状況は好転しつつある。

 配当利回りが4.7%にも達している上に、PBRは0.8倍という安さだ。足元の好転は来2013年12月期の増益転換につながる。そこらあたりを評価する展開になりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:20 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】天下のソニーPBR0.4倍は評価低くすぎる、狙い場

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ソニー<6758>(東1)は11月8日に再び売り直され、9月6日の安値849円が意識されてきた。11月1日の9月中間決算発表時に今2013年3月期について、純利益が200億円と、5期ぶりの黒字確保の見通しが明らかになり、一時的に見直し人気が盛り上がった。

 ただ、テレビ事業の赤字縮小や金融事業の好調がその要因とあって、見直し買いは続かず、つれて戻り待ちの売り物の値段が切り下がってきたことが8日の波乱場面につながった。その突っ込み場面を個人投資家が拾っている。まだ、業績立ち直りへ向けての方向性は見えていないが、ソニーの底力を信じての期待買いと思われる。

 天下のソニーのPBRが0.4倍と言うのは明らかに売られ過ぎの水準ではある。収益源の方向性が見えるまでは、リバウンド相場の域を抜けるのは難しい。リバウンド相場を繰り返しながら、本格戻り相場を模索する展開になりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54 | 株式評論家の視点
2012年11月08日

【株式評論家の視点】3月高値に急接近の東映アニメ、自社株買い、大幅減益回避

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東映アニメーション<4816>(JQS)の戻り足が力強い。7日には1979円まで買い進まれ、3月23日の年初来高値2115円に急接近、新展開入りへの期待感が強まってきた。

 きっかけは発行済み株式数の1.79%にあたる25万株を上限に自社株買いを実施(買い付け期間は10月30日から2013年1月29日まで)すると発表したこと。発表したのが10月29日だが、その後の30日、31日の2日間で7600株を買い付けるなど、その積極的な買い付け姿勢が好感されている。

 今2013年3月期の9月中間決算は営業利益16億9400万円と前年同期比37.1%の減益に見舞われた。ただ、これも従来の見通しである10億円を上回るもの。4月よりサービスを開始した「聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル」等のソーシャルゲーム事業が好調に推移していることに加え、「ワンピース」や「スマイルプリキュア!」の関連商品も好調に稼動している。ただ、海外の売上げダウンなどが響いた。

 通期については従来予想の23億円から32億円(前期49億6200万円)に増額された。期初の慎重な見通しで悪いところを出し切ったあとで、株価の上げ足には軽快さがうかがえる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:15 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】鈴茂器工株価は本格的活躍へ、吉野家の採用大きい

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 鈴茂器工<6405>(JQS)がここへきて急伸、見直し人気に拍車がかかってきた。吉野家ホールディングス<9861>(東1)が牛丼店での丼飯の盛り付けを自動化するため、鈴茂器工の機械を7月から導入開始、13年2月までに全店舗の8割以上の約1000店に設置する計画だと伝えられたことが手掛かり。今後の業績寄与に期待が高まっている。

 7日に発表された今2013年3月期の9月中間決算は営業利益が4億1600万円と、前年同期比8.6%の増益を達成した。店舗向け小型ロボットを中心に国内で積極的な販売活動を展開、海外も円高の長期化の影響を受けながらも、アジア、ヨーロッパ地域を中心に売上げが好調。

 通期については営業利益7億1500万円、前期比0.5%増の慎重な見通しを据え置いた。これでいくと後半の営業利益は2億9900万円と中間の同4億1600万円を下回ることになる。ここへきての吉野家ホールディングスの大量採用などの好環境を踏まえると、今後の増額の確度はかなり高いようだ。

 海外での日本食ブームという、強力な追い風に乗っており、PBR0.7倍という出遅れを払う本格的な上昇相場入りのニュアンスが強くなってきた。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:09 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】受注回復が顕著な日本電線工業、株価浮上体制準備中

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本電線工業<5817>(大2)が浮上態勢を固めつつある。7月30日に398円の戻り高値を示現したことで、現在は調整気分の強い展開だが、売り物が細りつつある板状況を見ると、売り一巡からの出直り相場が引き寄せられつつある感触だ。

 今2013年2月期の8月中間決算は営業利益が1900万円と前年同期比28%の増益を確保した。震災需要が一時収まりを見せたが、生産性の向上などが寄与した。通期業績予想については、当第2四半期累計期間半ばから徐々に受注状況が回復を見せ、生産拠点の集約による生産性の向上等も加わるため、営業利益2億円、前期比38.9%増の従来の見通しを据え置いた。

 足元で受注が着実に好転しつつある状況は、まだ株価には未評価である。今年は4月と7月に人気化するなど、市場人気は高い存在。PBRは0.3倍と割安感が強い。潜在的な株価上昇のポテンシャルを見せ付けることになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:21 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アツギ株は持ち前の人気性発揮へ、出来高増加も本物

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アツギ<3529>(東1)がいきなりの急騰相場に突入してきた。7日には119円、23円高へ急伸し8日(木)も129円と新高値に進んでいる。出来高面を見ると前日6日からボリュームが急増しており、種玉を手当てしての上値買い進みの展開で、筋らしき介入が明らかだといえる。

 同社はもともと人気性には定評がある存在。それにも関わらず、今年何回も訪れた低位人気株が循環買いされる局面でも見過ごされてきただけに、ここへきての急動意に市場の見直し機運が盛り上がりを見せている。7日の日証金の売買動向を見ても、新規の買いが156万株増加する一方、新規売りも105万株と同じように増えている。人気化のスケールアップへ向け需給も好転してきた。

 3月21日の107円、7月2日の108円と、上値のフシを一気に払い、チャートはもみ放れの展開。短期急騰の初動局面での強さは、先行きスケールの大きな上昇相場につながるケースが多い。PBRも0.5倍と割安が目立つ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:15 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】スリー・ディー・マトリックス株価は押し目買い好機、増額観測も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 スリー・ディー・マトリックス<7777>(JQG)は11月5日の年初来高値4450円から調整に入っている。7日には大きく売り込まれる場面を迎えたが、すかさず個人投資家の押し目買いが流入。バイオ関連株の人気が今なお衰えていないことが確認されたかっこうだ。

 山中教授のノーベル生理学・医学賞の受賞をきっかけとするバイオ関連株急動意が人気に拍車をかけた感もあるが、同社の場合、昨年10月の新規上場以降着実な上昇トレンドを描き、成長性評価の着実な上げ波動に乗っている。今2013年4月期の第1四半期は営業利益が2億2500万円の損失(前年同期2億1000万円の黒字)と一見低調だったが、これは前年同期に吸収性局所止血材「TDM―621」に関する契約金があったため。

 今4月期通期では「TDM―621」止血材関連のほか現在取り組んでいるパイプライン(開発中の新製品候補)関連の収益計上を見込み、営業利益5億8900万円(前期比66.4%増)の見通しを据え置いている。アナリスト筋では増額を想定する向きが多く、ここら当たりも株価を補強する材料と言えそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 株式評論家の視点
2012年11月07日

【株式評論家の視点】東京個別指導学院、信用買残の整理進む、中期成長への道筋も確立

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東京個別指導学院<4745>(東1)は居どころ修正高のタイミングをうかがっている。今2013年2月期の8月中間決算は、営業損失が2億3400万円と前年同期の2億8400万円から改善傾向を強めた。3教室の新規教室開校(今年6月に全国200教室達成)、顧客の利便性や収益性向上を目指した教室移転・リニューアル、Webマーケティングならびに自社コールセンターの強化などが好業績の要因。

 そして今2月期は営業利益6億2900万円と前期比81.3%増へ大きく躍進する見通し。授業・講師・教室運営品質の向上及び学習効果の向上に注力。WEBマーケティングを積極的に活用、顧客が求める情報を提供することにより問合数が増加、入会者数の回復につながっている。こうした基本的な改革を継続することにより、2017年2月期には営業利益23億円以上(2012年2月期3億4700万円)を想定している。

 5月11日申し込み現在で40万株に膨らんでいた信用買い残は、直近11月2日申し込み現在で20万株まで半減、需給でも戻りをさえぎる要因は解消されている。(株式評論家・隆盛)

>>東京個別指導学院のMedia-IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:47 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ビー・エム・エル株価:モミ放れ秘めた展開、成長性へ期待大きい

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ビー・エム・エル<4694>(東1)がもみ合い離れにチャレンジの動きを強めてきた。11月12日に予定されている決算発表に対する期待人気をバックに先取り買いが膨らみ、11月5日には2150円まで買い進まれ、7月18日の年初来高値2198円まであと一息の水準に到達してきている。

 今2013年3月期の第1四半期業績は営業利益が18億1800万円と前年同期比24.5%の大幅増益を達成した。臨床検査事業では引き続きクリニック市場の開拓を図ると共に、大型施設に対するFMS/ブランチラボ方式(検査機器・システムなどの賃貸と運営指導/院内検査室の運営受託)の提案営業を行い、事業基盤の拡大を図った。

 オリンパス<7733>(東1)にオファーが殺到したが、医療機器関連業界は世界的にも今後の成長市場として認識が強まっており、同社への期待も中期的に盛り上がって行く方向にある。今3月期の営業利益68臆円(前期52億9900万円)の見通しは据え置かれてきたが、今回は増額への期待が強まっているようだ。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:44 | 株式評論家の視点