
ただ、従来型の受託開発事業は案件こそ増加しているが、状況は厳しい。そのため既存顧客の深耕戦略、新規顧客開拓に積極的に取り組み、受注機会の創出に注力している。特に企業の基幹業務をサポートするERPコンサルティング、オンラインストレージドサービス、セキュリティ関連製品の拡販に努めている。
後半についても、主力の受託ソフトウェア開発事業で技術および品質の面でさらなる強化を図り、顧客支援型のソリューションサービスを充実させメインITソリューション・パートナーとしての立ち位置獲得を目指す。配当利回りは4.2%に達し、PBRも0.8倍と割安が目立つ。業績は2010年3月期をボトムに毎期大幅増益をつないできており、成長への評価不足が目立つ。(株式評論家・隆盛)
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