[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (10/22)【株式評論家の視点】株価上放れのユビキタス、ユビキタス市場に挑む果敢さ評価
記事一覧 (10/20)【株式評論家の視点】週初NY安の影響不可避、安川電の出尽くし高など明るい兆しも
記事一覧 (10/19)【株式評論家の視点】グリーに個人買い、バイオテーマの次はゲーム関連に人気
記事一覧 (10/19)【株式評論家の視点】PER5〜6倍、利回り4.6%のプラマテルズ、決算接近で注目
記事一覧 (10/19)【株式評論家の視点】エスプール、3Q好調受け今期2.7倍増益、株価底打ち出直り
記事一覧 (10/19)【株式評論家の視点】京写PER3倍台で割負け、LED、電気自動車など成長分野伸長
記事一覧 (10/19)【株式評論家の視点】戻り相場加速のアマダ、レーティング引上げを好感、指標も割安
記事一覧 (10/18)【株式評論家の視点】クリナップ株価、500円前後固め出番近い、通期再増額が有力に
記事一覧 (10/18)【株式評論家の視点】三栄建築設計:株価、水準訂正高のきっかけ待ち、最高益見直しへ
記事一覧 (10/18)【株式評論家の視点】インフォメーションクリ株価、再上昇近い、好調の9月期決算接近
記事一覧 (10/18)【株式評論家の視点】アーレスティ株価出直る、PBRわずか0.2倍、海外売上2倍に
記事一覧 (10/18)【株式評論家の視点】モミ合い上放れの富士紡ホールディングス、好取組で人気発揮へ
記事一覧 (10/17)【株式評論家の視点】日立に証券会社の「目標株価」が目まぐるしく変化、気迷い続く
記事一覧 (10/17)【株式評論家の視点】朝日ラバー、250〜300円のモミ合い継続、中期計画を評価へ
記事一覧 (10/17)【株式評論家の視点】トシン・グループ株価、上昇基調は不変、太陽光発電など好環境
記事一覧 (10/17)【株式評論家の視点】うかい株価、頑強な値固め進む、人材育成強化で収益アップに期待
記事一覧 (10/17)【株式評論家の視点】株価次第高の日本電気、26日の決算発表へ向け増額期待
記事一覧 (10/16)【株式評論家の視点】アーバネット株価は上昇基調不変、利回りなど超割安
記事一覧 (10/16)【株式評論家の視点】高値圏でモミ合うオリンパス、売方取り残され踏み上げへ発展も
記事一覧 (10/16)【株式評論家の視点】新和内航開運株価、中間・通期の増額評価不十分、押し目買い有効
2012年10月22日

【株式評論家の視点】株価上放れのユビキタス、ユビキタス市場に挑む果敢さ評価

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ユビキタス<3858>(JQS)が一本立ち相場に走ってきた。19日にいきなり大幅高に進んできたが、その買いの主体は個人投資家。とりたてて材料は観測されていないが、値幅日柄両面で十分な整理を経て下値不安に乏しいことから、短期の値幅取り人気が回ってきている。

 19日には6万3200円まで買い進まれ、9月13日の戻り高値6万3800円に肉薄、商いの盛り上がり状況からも抵抗ライン突破への期待感が刺激されるところ。今2013年3月期の第1四半期は営業損失7100万円(前年同期2500万円の損失))と、やや低迷のスタートとなった。ゲーム分野で売上げが伸び悩んだことが要因。

 ただ、通期の営業利益1億円という、前期比58.7%増益の見通しは据え置いている。

 同社が挑んでいるユビキタス・ネットワーク市場は、未だ形成段階にありその成長に予測困難性がある。しかしその分、先行した場合のメリットは大きく、2015年3月期には営業利益5億2000万円(前期実績6300万円)を見込む中期計画を発表しており、成長への期待感が株価押し上げの原動力。この高い水準を個人投資家が積極的に購入している状況は、市場の想定高値がかなり上に置かれていることを示している(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:45 | 株式評論家の視点
2012年10月20日

【株式評論家の視点】週初NY安の影響不可避、安川電の出尽くし高など明るい兆しも

<相場展望>

株式評論家の視点 今週(15〜19日)は17日に決算発表した安川電機<6506>(東1)の逆襲が市場ムードの好転に大いなる力となった。2013年3月期の減額修正をはね返して反騰に転じ、減額織り込みの動きを見せ、業績発表シーズン入りを前に不安感が台頭していた市場に安心感を与える結果になった。

 米国の住宅市場の回復、中国経済の底入れ機運の強まり、それに為替相場の円安の動きなどの環境好転も、株価上昇への補強材料となった。ただ、日経平均は12日の8516円が19日には9002円へ1週間で約5%上昇しており、スピード調整を欲する局面を迎えている。

 そうしたところに19日のNY株は205ドルの急落となり、10月4週(22〜26日)の週初は下げてのスタートとなりそう。ただ、松井証券の信用買い残の評価損率は12日のマイナス18.4%から19日には14.4%へ低下、個人の手の内の改善も目立ってきた。従って、大きく下げたら押し目買いの流入が期待できる状況にある。10月4週は9200円台に横たわる抵抗ライン突破へ、一呼吸入れる週になりそう(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:01 | 株式評論家の視点
2012年10月19日

【株式評論家の視点】グリーに個人買い、バイオテーマの次はゲーム関連に人気

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 グリー<3632>(東1)の下値に個人投資家の買いがまとまり始めた。他のディー・エヌ・エー<2432>(東1)ガンホーオンラインエンターテイメント<3765>(JQS)など、ゲーム関連株全般に買いが流入しており、バイオ関連株の次のテーマとしてゲーム関連株に人気が回りそうな流れだ。

 SNSゲームのコンプガチャ廃止による先行きの収益ダウン懸念をクリアーしたと思ったら、NTTドコモ<9437>(東1)のSNS事業への参入が伝えられるなど、アゲインストの風がなかなか止まない。

 それでも個人投資家が同社に魅力を感じているのは、海外展開による先行きの業績飛躍が期待できるからだろう。5月に刷新した配信基盤「グリー・プラットフォーム」により、最大169ヶ国にゲーム配信が可能な体制が整ったことから海外展開を強化。今期中に英語だけでなく韓国語、中国語など14カ国語に対応する予定。
ゲーム関連株の中でも同社への買いが突出しているのは需給の良さと思われる。直近10月12日現在の取組は売り残1058万株、買い1134万株と拮抗し、日証金では連日逆日歩が発生している。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:42 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】PER5〜6倍、利回り4.6%のプラマテルズ、決算接近で注目

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 プラマテルズ<2714>(JQS)が訂正高へ発進のタイミングを迎えている。合成樹脂原料が海外向けに好調で、今2013年3月期の第1四半期は営業利益2億1300万円と、前年同期比3.8%の増益を確保した。

 国内・海外の連結子会社を含め、グループ全体としての連携効果で、需要の回復を着実に捉え、ほぼ順調に推移した。ただ、欧米経済の先行きへの懸念や、それに伴う中国経済の減速。さらには円高の長期化など、国内外の不安定要因があるため、通期の営業利益予想8億8000万円、前期比0.7%減を据え置いている。10月26日に予定されている9月中間決算の発表で、そこらあたりに動きが出るか注目される。

 グローバル化が進展する中、日本企業の海外進出が加速している状況を踏まえ、同社も香港法人の設立を皮切りに海外展開を図っている。香港、深セン、上海、天津、大連、シンガポールの現地法人に加え、昨年7月にフィリピン駐在員事務所を法人化、昨日10月18日には日本企業の進出が相次ぐタイの現地法人設立を発表するなど、海外の収益拡大に期待がかかる状況だ。PERは5〜6倍と低く、PBRも0.4倍と割安。さらには配当利回りも4.6%に達する。大きな上値が期待できる。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:25 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】エスプール、3Q好調受け今期2.7倍増益、株価底打ち出直り

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 エスプール<2471>(JQS)は、2万円前後で底打ちし訂正高へのタイミングを計っている。今2012年11月期の第3四半期(3Q)累計の決算は営業利益2900万円、前期比61.9%増と好調。地方におけるコールセンター業務及びクレジットカードの会員獲得業務など人材ソリューション事業の売上げ増が要因。

 人材派遣サービス、ロジスティクスアウトソーシングといった主力サービスが概ね計画通りに推移しているため、今11月期も営業利益9000万円と、前期比2.7倍の増益が見込まれている。

 年率10%以上の成長が見込まれるインターネット通販市場における発送代行サービスを強化拡大、コールセンターへの派遣や携帯電話販売支援の主力サービスに集中。そうした既存事業の拡大とともに、障がい者の雇用機会を創出する障がい者雇用支援サービス、及び働きたいシニア層と企業とのマッチングを行う顧問派遣サービスなど新たなマーケットを創出していくことにより、中期的な成長を目指す方針だ。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:16 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】京写PER3倍台で割負け、LED、電気自動車など成長分野伸長

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 京写<6837>(JQS)は出遅れ感が際立ち、訂正高相場入りは時間の問題と思われる。今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益1億4400万円と前年同期比90.8%増の大幅増益を達成した。両面プリント板が、エコカーを中心とした自動車関連分野の受注が国内外とも好調に推移。国内では省エネ製品のLED照明等の家電製品分野の需要が堅調に推移したことが背景。

 ただ、通期の営業利益見通し8億5000万円、前期比18.7%増がそのまま据え置かれたため、見直し人気を引き付ける展開には至らなかった。LED関連市場の急速な増加、省エネ家電の普及、電気自動車の増加という市場の流れに沿って、片面基板、両面基板ともに売上げを伸ばしており、テーマとの見合いでは先行きの収益環境は明るい。

 PER3.7倍、PBR0.7倍の株価評価は余りにも低すぎる。今度の9月中間決算の発表こそ、見直し相場へのきっかけになりそう。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:04 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】戻り相場加速のアマダ、レーティング引上げを好感、指標も割安

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アマダ<6113>(東1)が10月10日の年初来安値332円から一気の引き戻し相場に転じてきた。外資系証券がレーティングを中立から買いに引き上げたことをきっかけに、買い人気が高まってきたもの。ただ業績予想は下方修正、目標株価も引き下げとややちぐはぐな点もある。

 今2013年3月期の第1四半期の決算は営業利益が8億7800万円の損失(前期1億9000万円の黒字)と低調だった。国内では板金部門や工作機械部門が伸び、海外でも、北米、欧州は好調だったが、中国の低迷などが響いた。会社側は後半の盛り返しを前提に今3月期の営業利益170億円(前期比85%増)の見通しを据え置いた。

 ただ、市場では業績未達懸念が強まり、減額を想定した売りが続き、株価の底入れが10月10日の332円とずれ込んだ。配当利回り4.1%、PER0・4倍と、投資指標は圧倒的な割安水準に位置している。ここでの底値反転の動きがそのまま本格的な戻り相場につながる可能性も強い。決算発表は11月2日。仮に下方修正となっても、株価的には十分に織り込んできている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:59 | 株式評論家の視点
2012年10月18日

【株式評論家の視点】クリナップ株価、500円前後固め出番近い、通期再増額が有力に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 クリナップ<7955>(東1)は、500円前後をしっかり固めてきたことで出番が近い。フラット35Sや住宅エコポイント等の政策効果及び震災復興需要等により、新設住宅着工戸数は持ち直しの傾向を強めている。つれて、同社のシステムキッチン「クリンレディ」や、システムバスルーム「アクリアバス」などが好調に売上げを伸ばしている。

 今2013年3月期の第1四半期は営業利益8億9800万円(前年同期9億5000万円の損失)と様変わりの好転となった。つれて9月中間決算の営業利益を従来の6億2000万円から12億5000万円(前年同期比2.4倍)へ引き上げた。

 同時に通期の営業利益の見通しも24億円から26億5000万円(前期23億7000万円)へ増額した。しかし中間決算の増額幅6億3000万円に対し、通期のそれは2億5000万円に過ぎない。明らかに通期の増額については不足感が強く、11月6日の中間決算発表時には再増額が有力だ。見直し買いが回るのは近い。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三栄建築設計:株価、水準訂正高のきっかけ待ち、最高益見直しへ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点
 三栄建築設計<3228>(東1)は水準訂正高のきっかけ待ちだ。前2012年8月期は営業利益53億1800万円と、前期比3.4%増を記録した。かつ今期も営業利益59億3100万円、前期比11.5%の増益が見込まれている。連続の最高利益である。

 低金利の継続・政府の経済対策による住宅ローン減税の効果・住宅版エコポイント制度の政策支援等により、注文住宅や分譲住宅に対する需要は旺盛だ。営業地域をこれまでの首都圏以外にも拡大、名古屋エリア進出も売上げ増につながっている。

 今期の営業利益は60億7800円が見込まれているが、5年前2009年8月の営業利益は22億2000万円に過ぎなかった。以後連続増益を達成しているが、首都圏近郊への展開、不動産請負事業への進出、前期からはマンション事業にも取り組んでおり、総合住宅産業への道を着々と進んでいる。そうした成長性にも関わらずPERは5.1倍の低評価に留まっている。訂正高の余地の大きさに注目したい。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】インフォメーションクリ株価、再上昇近い、好調の9月期決算接近

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 インフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)は再上昇相場が近い。前2012年9月期は第3四半期累計決算で営業利益は2億6500万円(前年同期比49.5%増)と、通期の見通し2億7700万円にほぼ並ぶ水準を確保、増額修正への期待が強まっている。ただ、11月9日に決算発表を控えており、タイミング的に手を出しづらいのがネック。

 顧客密着型ソリューションビジネスを主体としたサービス・技術の提供が業績の安定成長を支える一方、新たな潮流であるクラウドコンピューティング分野のサービスも取り入れるなど、バランスの取れた経営が業績好調を支える。ソリューションビジネスなどの好調継続から、アナリスト筋は前期が上振れ着地となり、その勢いで今2013年9月期も大幅続伸することを想定している。

 11月9日の決算発表へ向け徐々に上昇態勢を固めていくパターンだろう。PBR0.9倍、配当利回り3.5%も株価を支援していく材料である。(株式評論家・隆盛)

>>インフォメーションクリエーティブのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:19 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アーレスティ株価出直る、PBRわずか0.2倍、海外売上2倍に

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アーレスティ<5852>(東2)が底打ちから反転の兆しを強めてきた。自動車用エンジンなどに使うアルミダイカストについて、中国やメキシコなどで生産能力を増強し、2014年度に海外売上高を2011年度実績の2倍に引き上げると伝えられ見直し買いが流入している。

 CO2の排出量削減へ向けて、燃費改善のためには自動車の軽量化は不可欠。同社の得意とするアルミダイカストは軽量かつ耐久性に富み、世界的に需要が拡大する方向が予想される。海外市場の展開が新たな収益源として期待されるところ。

 株価は4月2日の775円から一貫した下げに見舞われ、10月12日の312円で底を入れたばかり。今2013年3月期について、営業利益を当初の37億5000万円から22億5000万円(前期13億6600万円)へ減額修正、底入れに時間がかかる結果になってしまった。ただ、今期の売上げは1110億円と前期比7%増加する。東海工場集約に伴う一時的な費用などが減益の要因。PBRはわずか0.2倍。余りにも売られ過ぎの水準。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:14 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】モミ合い上放れの富士紡ホールディングス、好取組で人気発揮へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 富士紡ホールディングス<3104>(東1)が、270円前後のモミ合いから310円台へきゅ上放れてきた。8月14日の年初来高値334円更新から、新展開突入目指す相場へスタートを切ってきたといえる。

 山中教授のノーベル賞受賞をきっかけにバイオ関連株が一斉高に進んだが、あまりの短期急騰でさすがに波乱の展開に陥る銘柄が増えてきた。代わって、ここ整理色を強めていた仕手系株に人気が回り、上昇相場の勢いを保持している同社にリード役期待が高まっている。

 直近の取組は12日申し込み現在で信用売り残が399万株、信用買い残が358万株と売り長の状態が続いている。そのため日証金ではほぼ連日逆日歩が発生。久々に大商いとなった17日の相場では新規売りがさらに膨らむ一方で、買い残は返済が増加しており、需給はさらなる好転に向かっている。

 外国人投資家の持ち株比率は2010年3月末の6.9%から前3月期末には16.6%へ大きくアップしている。実需筋による買いで玉の吸い上げが進んでいるため、値動き的には値幅効果が出やすい状況にある。今度は新展開入りが有力だろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:47 | 株式評論家の視点
2012年10月17日

【株式評論家の視点】日立に証券会社の「目標株価」が目まぐるしく変化、気迷い続く

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日立製作所<6501>(東1)は10月15日に401円まで売り込まれるなど、予想外の水準にまで下げたものの、17日は429円と反発している。

 デジタルメディア・民生機器、建設機械、社会・産業システムのコンポーネント系製品の減速感が強まりつつあるとして、証券会社がレーティングは買いを継続も、目標株価を600円から550円に引き下げたことが下げを促進した。

 しかし、その直後、業績は堅調として、逆に目標株価を590円から600円に引き上げる証券会社の動きもあり、底入れ反転への態勢が整う状況になってきた。PERは9.6倍と10倍を割り込み割安が目立つ上、PBRも1.1倍とここからの訂正高の余地が大きいことを示している。

 各証券会社とも今2013年3月期の業績は増益確保との見方で一致しており、基本的に株価が下がるような状況にはない。9月までのもみ合いを下に離れたのは、中国リスクによる業績減額懸念など、全体の流れに引きずられたものと言える。気迷い感を残しつつも、とりあえずもみ合いの下限だった450円どころへの復元を目指すことになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:01 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】朝日ラバー、250〜300円のモミ合い継続、中期計画を評価へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 朝日ラバー<5162>(JQS)は250〜300円のモミ合いが継続、出直りへの態勢固めが進行している。今2013年第1四半期の業績は営業利益4100万円、前年同期比77.4%の大幅増益を達成したが、株価面で十分な評価を得たとは言い難い。

 通期でも営業利益は3億円と、前期比23.3%増が見込まれている。蛍光体を配合したシリコーン製のキャップを青色LEDに被せることで1万色以上の光のバリエーションを提供できる「ASA COLOR LED」が自動車内装照明などとして好調に売上げを伸ばすなど、独自商品の展開が収益を押し上げている。

 そうした自動車内装照明などの照明、点滴輸液パック用ゴム栓、真空採血管用ゴム栓などの医療、それに機能製品事業を伸ばすことにより、2014年3月期には営業利益4億円(前3月期実績2億4300万円)を目指す中期計画が進行中だ。今期予想でも9.0倍と割安なPERはさらに低下することになる。PBRも0.4倍に過ぎず、正当な評価の波が訪れるのは時間の問題だろう。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:24 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】トシン・グループ株価、上昇基調は不変、太陽光発電など好環境

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 トシン・グループ<2761>(JQS)は9月19日に2350円の高値まで買い進まれる上昇相場を演じた。その後も高値圏で頑強だ、慎重な見通しでスタートした今2013年5月期の業績について増額への期待感が強まったことが背景と思われる。ただ、10月2日に発表された今5月期第1四半期の業績が営業利益5億8400万円と前年同期比27.4%の減益となり、やや人気が後退した、

 しかし、その後の調整は10月10日の2080円で下げ止まっている。9月の人気相場の前の上値の抵抗ラインとなっていた2070円台を割り込まずに反転しており、相場波動としては9月高値へ走った上昇相場の勢いを堅持していると判断できる。

 今期の業績についても第1四半期の減益を吸収し、通期では営業利益24億1000万円(前期24億2400万円)と当初の横ばいの見通しが据え置かれている。社会的に環境意識が深まる中、太陽光発電やLED照明が大きくクローズアップされており、電設資材を主体に販売している同社の活躍場は大きく広がりつつある。環境はまさに同社に味方している。(株式評論家・隆盛)

>>トシン・グループのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:39 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】うかい株価、頑強な値固め進む、人材育成強化で収益アップに期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 うかい<7621>(JQS)は値固めが進行しており、上昇相場への転換をうかがう足取り。特に、6月の1400円と7月の1401円で二番底を確認している。今2013年3月期の第1四半期の業績は、継続的なイベントなどが奏功し、和食事業が好調に推移、売上げは29億900万円と前年同期比1.6%の増収を達成した。しかし、人材育成費及びパートの費用アップ、及び食器などの備品購入もあり、営業利益は1億300万円、前年同期比60%のダウンに抑えられた。

 こうした傾向は通期でも続き、今期の売上げは116億8000万円と前期比0.5%増が見込まれている。費用の増加で営業利益は4億5700万円と前期比20.2%の減益見通し。現在人材を最も重要な経営資源と位置づけ人材育成に力を注いでいる。従って足元では減益要因となるが、先では収益アップにつながる減益である

 四半期ベースでの営業利益は前3月期第4四半期の1億3200万円の損失から、今期第1四半期は1億300万円へ回復感を強めている。足元の業績好転が、見逃されている。5月18日には東アジアを重点市場にブランド戦略のグローバル化を推進するための「海外戦略室」を設置、新たな展開を進めていることも、株価面での見直し材料になる。(株式評論家・隆盛)

>>うかいのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:15 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】株価次第高の日本電気、26日の決算発表へ向け増額期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本電気<6701>(東1)が次第高の相場を歩んでいるが、ぼつぼつ上げに弾みを加えそうな局面を迎えようとしている。製造業、流通サービス業を中心とした投資の再開に加え、引き続き堅調な通信事業者などへITソリューションが好調に推移している。

 そのため、10月26日に発表が予定されている今2013年9月中間決算では営業利益が従来の10億円予想から、100億円(前年同期67億8900万円)への大幅増額が有力との見方が強い。9月中間決算へ向け、先取り人気が高まっていく方向だろう。

 PBRは0.5倍と非常に割安なポジションに放置されており、時間をかけて着実に訂正高へ進むものと思われる。今3月期は3期ぶりの年4円の復配が公表されており、配当利回りは3.1%に達する。個人投資家が連日下値を拾う動きを見せているが、それが高水準で減らない信用買い残につながっているのは痛し痒しの面でもある。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 株式評論家の視点
2012年10月16日

【株式評論家の視点】アーバネット株価は上昇基調不変、利回りなど超割安

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)は全般波乱の中で逆行高に進む、非常に強い動きを見せている。10月11日に2万1300円と、6月11日の年初来高値2万600円をクリアーした。6月高値の際は人気が短期で終了したが、今回は着実に上げを積み重ねた上での新展開入りで、相場波動に強さが感じられる。

 前2012年6月期は営業利益4億6100万円と、前期比94.8%増を確保した。そうしたハードルが上がった上で今2013年6月期も営業利益7億1500万円と前期比55%増の大幅増益が想定されている。前6月期の販売戸数266戸に対し、今6月期は300戸を目標としている。業界を取り巻く好環境もあって、今期は既に293戸の販売が確実になっている模様で、業績上積みへの期待感が強まっている。

 株価上昇で配当利回りも5.0%に低下してきたが、まだ十分に割安。不動産業界全体に割安な評価銘柄が多いが、同社のPER3.7倍というのは強烈に割安である。割安訂正高の余地は大きい。(株式評論家・隆盛)

>>アーバネットコーポレーションのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:46 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】高値圏でモミ合うオリンパス、売方取り残され踏み上げへ発展も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 オリンパス<7733>(東1)が高値圏で強調展開を続けている。ソニー<6758>(東1)に第三者割当増資を行い約500億円の資金を受け取るとともに、ソニーの最先端画像技術を生かし、内視鏡の新製品や手術室での画像関連機器など医療事業での協業を進めることが決まっている。

 そうした先行きへの期待感が株価を高値圏に保っている。それとともに、需給の良さも市場筋の関心を引く点である。株価が高値圏で推移していることで、堆積したカラ売りが取り残されている。直近、10月5日申し込み現在では信用売り残358万株に対し、信用買い残は159万株にとどまる大幅売り長状態。日証金では連日逆日歩が発生している。

 売り残とともに、信用買い残がほとんど増えていないことも注目点。今回の相場の上げが法人筋などの実需筋に支えられていることを示している。従って、目先売りとして跳ね返ってくることはない。そうした視点でここ数日個人投資家の買いが膨らんできている。踏み上げ相場が残されているようだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:31 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】新和内航開運株価、中間・通期の増額評価不十分、押し目買い有効

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 新和内航海運<9180>(JQS)は値固めをしながら、市場の出遅れ人気が回ってくるのを待っている。今2013年3月期は営業利益が7億5600万円と前期比33.5%の大幅減益見通しでスタートした。

 しかし、まず8月10日に9月中間決算について、営業利益が従来の400万円の損失見通しから一転8000万円の黒字へ上方修正された。さらに9月14日に中間決算の営業利益8000万円が1億3000万円へ再増額されるとともに、通期業績についても、営業利益が7億5600万円から8億1700万円へ増額され、前期の営業利益11億3600万円にだいぶ近づいた。

 中間決算における増額幅は当初見込みを1億3400万円上回る。これに対し、通期の増額は6100万円に留まっている。慎重な増額といえそう。セメント関連貨物および鉄鋼原料等の輸送量の増加が増額の背景で、10月31日の中間決算発表へ向け、期待感が強まる方向が予想される。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:24 | 株式評論家の視点