<銘柄の見所>
GMOクラウド<3788>(東マ)が出直り機運を強めている。7月23日に今2012年12月期の6月中間決算について、営業利益を3億3900万円から4億8100万円(前期4億2900万円)へ1億4100万円増額した。つれて12月期通期についても営業利益を8億6600万円から10億400万円(前期7億6100万円)へ1億3700万円増額した。
通期の増額幅は中間の増額幅を下回るものにとどまっている。しかし、昨年より開始したパブリッククラウドサービスの販売が順調に進み、セキュリティサービス事業は日本および海外の大口案件が増加、ソリューションサービス事業でも利益率の高いホームページ制作事業が堅調と、全体的に勢いのある状況が続いている。
従って、業績増額に積み残し感が強く、11月2日に予定されている決算発表へ向け、増額先取りの人気が回りそう。PERは10.2倍と低く、配当利回りは3.5%と高に。居所を変えるのは時間の問題と思われる。(株式評論家・隆盛)
>>GMOクラウドのMedia-IR企業情報
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(10/16)【株式評論家の視点】株価大きく出直るGMOクラウド、増額に積残し感が強く上値余地
(10/16)【株式評論家の視点】ソフトバンクに個人の「不安と期待」が交錯、勇気あるものに勝利
(10/15)【株式評論家の視点】国際計測、底打ち反発入り、電気サーボモータ式振動試験機に期待
(10/15)【株式評論家の視点】ミロク情報、200円のモミ合い煮詰まる、モミ銘柄相次ぎ急伸
(10/15)【株式評論家の視点】神鋼商事、業績最低ライン提示とみられる、上乗せをにらむ展開に
(10/15)【株式評論家の視点】急落のファーストリテイリング、「中期成長に変化ないか」見守る
(10/15)【株式評論家の視点】ソフトバンク株価急落で急増の信用買残、個人が積極買いに転換
(10/14)【株式評論家の視点】売方の買戻しを引き金に日経平均5週間ぶり反発へ、安川電は注目
(10/12)【株式評論家の視点】フライトシステムコンサルは処分売りに軟調、業績進展を見守る
(10/12)【株式評論家の視点】400円接近へ予想外に下げた日立製作、証券会社が目標株価下げ
(10/12)【株式評論家の視点】アドアーズ、既存店客数が回復に転じ1年9ヶ月ぶりの新店に期待
(10/12)【株式評論家の視点】上昇力強めるマニー株価、ニッチ市場で強み発揮、今期増額期待
(10/11)【株式評論家の視点】株式分割後下値固めるアスカネット、空中ディスプレーに高評価
(10/11)【株式評論家の視点】ピックルス連続増額の上げ潮評価高まる、押し目絶好の買い場
(10/11)【株式評論家の視点】シャープ、好材料に反応しなくなったときこそ株価底入れ近し
(10/11)【株式評論家の視点】建設技術研究所は全般安になびかず堅調、現実買い相場へ転換近い
(10/11)【株式評論家の視点】任天堂株価はクリスマス人気に突入、新型機投入、空売り増で拍車
(10/10)【株式評論家の視点】インテージ1月安値接近もキープし底打ち感台頭、好業績見直しへ
(10/10)【株式評論家の視点】ラクーンは新規事業の戦力化に期待高い、株価は浮揚力を強める
(10/10)【株式評論家の視点】三菱地所:株価、上げ足に勢い増す、逆日歩と投資判断上げ相次ぐ
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(10/16)【株式評論家の視点】株価大きく出直るGMOクラウド、増額に積残し感が強く上値余地
(10/16)【株式評論家の視点】ソフトバンクに個人の「不安と期待」が交錯、勇気あるものに勝利
(10/15)【株式評論家の視点】国際計測、底打ち反発入り、電気サーボモータ式振動試験機に期待
(10/15)【株式評論家の視点】ミロク情報、200円のモミ合い煮詰まる、モミ銘柄相次ぎ急伸
(10/15)【株式評論家の視点】神鋼商事、業績最低ライン提示とみられる、上乗せをにらむ展開に
(10/15)【株式評論家の視点】急落のファーストリテイリング、「中期成長に変化ないか」見守る
(10/15)【株式評論家の視点】ソフトバンク株価急落で急増の信用買残、個人が積極買いに転換
(10/14)【株式評論家の視点】売方の買戻しを引き金に日経平均5週間ぶり反発へ、安川電は注目
(10/12)【株式評論家の視点】フライトシステムコンサルは処分売りに軟調、業績進展を見守る
(10/12)【株式評論家の視点】400円接近へ予想外に下げた日立製作、証券会社が目標株価下げ
(10/12)【株式評論家の視点】アドアーズ、既存店客数が回復に転じ1年9ヶ月ぶりの新店に期待
(10/12)【株式評論家の視点】上昇力強めるマニー株価、ニッチ市場で強み発揮、今期増額期待
(10/11)【株式評論家の視点】株式分割後下値固めるアスカネット、空中ディスプレーに高評価
(10/11)【株式評論家の視点】ピックルス連続増額の上げ潮評価高まる、押し目絶好の買い場
(10/11)【株式評論家の視点】シャープ、好材料に反応しなくなったときこそ株価底入れ近し
(10/11)【株式評論家の視点】建設技術研究所は全般安になびかず堅調、現実買い相場へ転換近い
(10/11)【株式評論家の視点】任天堂株価はクリスマス人気に突入、新型機投入、空売り増で拍車
(10/10)【株式評論家の視点】インテージ1月安値接近もキープし底打ち感台頭、好業績見直しへ
(10/10)【株式評論家の視点】ラクーンは新規事業の戦力化に期待高い、株価は浮揚力を強める
(10/10)【株式評論家の視点】三菱地所:株価、上げ足に勢い増す、逆日歩と投資判断上げ相次ぐ
2012年10月16日
【株式評論家の視点】株価大きく出直るGMOクラウド、増額に積残し感が強く上値余地
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:10
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】ソフトバンクに個人の「不安と期待」が交錯、勇気あるものに勝利
<銘柄の見所>
ソフトバンク<9984>(東1)が前週末の暴落に続き、週明けの15日の相場も終値2268円、127円安と下げ止まらない動き。ただ、日証金の数字を見ると、12日と15日の商いは大きく違う。12日の商いは、日証金で買い残が326万株の大幅な増加となり、個人投資家の突っ込み買いが大量に流入した。しかし、15日売買の日証金の内容は、買い残の増加が77万株に留まる一方、返済が127万株へ増加した。12日に目先のリバウンドを狙った向きが15日の波乱展開を見て、投げ売りに動いたようだ。
ソフトバンクは15日夕方、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収すると正式に発表した。約201億ドル(1兆5709億円)でスプリント株7割を取得し、米国市場に進出する。株式市場では資金負担を懸念するムードが強くアナリストのレーティング引き下げも表面化している。
ただ、12日、15日の2日間で株価は613円下げ、9月19日の3335円高値からの下げ率は32%に達した。下げ率からはいい水準とも思われる。あと数日は波乱の余韻を残すにしても、その後は下げ一巡から値固め場面への移行が想定される。一方、NTTドコモ<9437>(東1)が静かに連日上場来安値を更新していることも、注目したい。(株式評論家・隆盛)
ソフトバンク<9984>(東1)が前週末の暴落に続き、週明けの15日の相場も終値2268円、127円安と下げ止まらない動き。ただ、日証金の数字を見ると、12日と15日の商いは大きく違う。12日の商いは、日証金で買い残が326万株の大幅な増加となり、個人投資家の突っ込み買いが大量に流入した。しかし、15日売買の日証金の内容は、買い残の増加が77万株に留まる一方、返済が127万株へ増加した。12日に目先のリバウンドを狙った向きが15日の波乱展開を見て、投げ売りに動いたようだ。
ソフトバンクは15日夕方、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収すると正式に発表した。約201億ドル(1兆5709億円)でスプリント株7割を取得し、米国市場に進出する。株式市場では資金負担を懸念するムードが強くアナリストのレーティング引き下げも表面化している。
ただ、12日、15日の2日間で株価は613円下げ、9月19日の3335円高値からの下げ率は32%に達した。下げ率からはいい水準とも思われる。あと数日は波乱の余韻を残すにしても、その後は下げ一巡から値固め場面への移行が想定される。一方、NTTドコモ<9437>(東1)が静かに連日上場来安値を更新していることも、注目したい。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53
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2012年10月15日
【株式評論家の視点】国際計測、底打ち反発入り、電気サーボモータ式振動試験機に期待
<銘柄の見所>
国際計測器<7722>(JQS)は底打ち、反発相場入りが期待される。中間決算の経常利益が1億6600万円の損失(前年同期は7900万円の損失)と低迷したが、これは季節的な修正。前期も前々期も、その前も第1四半期は損失を計上している。今期については円高による採算悪化、それに為替損失計上が主な要因で、想定どおりの決算である。
そのため、今3月期の経常利益は16億5000万円、前期比48.3%増という大幅増益見通しが据え置かれている。今後の主力戦略製品として期待が大きいのが電気サーボモータ式振動試験機。約6年間にわたり独自の研究開発を行い、自動車搭載部品や家電製品等の各種耐久・疲労・振動試験装置として20数種類に及ぶ製品を完成。従来の油圧システムと比べ環境・メンテナンス・省エネ等の面において特にすぐれ、業績押し上げの原動力になるものと期待されている。
配当利回りが6.9%にも達するだけに、配当取り狙いの買いがボリュームアップする方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
>>国際計測器のMedia−IR企業情報
国際計測器<7722>(JQS)は底打ち、反発相場入りが期待される。中間決算の経常利益が1億6600万円の損失(前年同期は7900万円の損失)と低迷したが、これは季節的な修正。前期も前々期も、その前も第1四半期は損失を計上している。今期については円高による採算悪化、それに為替損失計上が主な要因で、想定どおりの決算である。
そのため、今3月期の経常利益は16億5000万円、前期比48.3%増という大幅増益見通しが据え置かれている。今後の主力戦略製品として期待が大きいのが電気サーボモータ式振動試験機。約6年間にわたり独自の研究開発を行い、自動車搭載部品や家電製品等の各種耐久・疲労・振動試験装置として20数種類に及ぶ製品を完成。従来の油圧システムと比べ環境・メンテナンス・省エネ等の面において特にすぐれ、業績押し上げの原動力になるものと期待されている。
配当利回りが6.9%にも達するだけに、配当取り狙いの買いがボリュームアップする方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:09
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【株式評論家の視点】ミロク情報、200円のモミ合い煮詰まる、モミ銘柄相次ぎ急伸
<銘柄の見所>
ミロク情報サービス<9928>(東2)は値固めが進行、もみ合い離れにきっかけ待ちの様相を呈してきた。最近のマーケットには「モミ合い銘柄」を狙う動きがあり、同社株も注目だ。同社の業績推移を振り返ると、2009年3月期の営業利益8億3300万円から2010年3月期11億6900万円、2011年3月期15億600万円、2012年3月期20億2300万円と伸びのある増益路線を歩んできた。
株価は6月以降、250〜270円のレンジ内の展開となっている。これは今2013年3月期の営業利益が20億7000万円、前期比2.3%増と増益率が縮小する見通しにあることが要因と思われる。しかし、今3月期の第1四半期は営業利益4億7200万円と前年同期比21.9%の大幅増益を達成、好調スタートを受けた増額修正への期待感が台頭、もみ合い離れにきっかけを与える可能性が強くなってきた。
現状の株価評価を見てもPERは8.5倍と割安感が強く、配当利回りも4.5%と高く、好業績が十分に反映されていない。もみ合いで蓄えたエネルギーを放射する場面が近づいている。(株式評論家・隆盛)
>>ミロク情報サービスのMedia−IR企業情報
ミロク情報サービス<9928>(東2)は値固めが進行、もみ合い離れにきっかけ待ちの様相を呈してきた。最近のマーケットには「モミ合い銘柄」を狙う動きがあり、同社株も注目だ。同社の業績推移を振り返ると、2009年3月期の営業利益8億3300万円から2010年3月期11億6900万円、2011年3月期15億600万円、2012年3月期20億2300万円と伸びのある増益路線を歩んできた。
株価は6月以降、250〜270円のレンジ内の展開となっている。これは今2013年3月期の営業利益が20億7000万円、前期比2.3%増と増益率が縮小する見通しにあることが要因と思われる。しかし、今3月期の第1四半期は営業利益4億7200万円と前年同期比21.9%の大幅増益を達成、好調スタートを受けた増額修正への期待感が台頭、もみ合い離れにきっかけを与える可能性が強くなってきた。
現状の株価評価を見てもPERは8.5倍と割安感が強く、配当利回りも4.5%と高く、好業績が十分に反映されていない。もみ合いで蓄えたエネルギーを放射する場面が近づいている。(株式評論家・隆盛)
>>ミロク情報サービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:44
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】神鋼商事、業績最低ライン提示とみられる、上乗せをにらむ展開に
<銘柄の見所>
神鋼商事<8075>(東1)は9月28日に業績の減額に進んだ。今2013年3月期の9月中間決算の営業利益を33億円から25億円(前年同期32億3700万円)へ8億円減額、通期の営業利益を76億円(前期65億5800万円)から63億円へ、13億円引き下げた。
中間決算の減額8億円に対し、通期ではそれに上乗せする形で13億円の引き下げとした。しかし、第1四半期では低調だった非鉄市況はここへきて立ち直りが鮮明で、環境は明らかに好転している。従って、通期の減額は次の減額を避けるための予防的な感もある。株価的には現在の会社の発表数字から今後どれだけ上乗せできるかということに関心が移りそう。
PBR0.5倍は圧倒的に割安な水準で、ここからの訂正高の余地が大きいことを示している。悪材料を徹底的に織り込んだここからは反騰のタイミングを模索する足取りとなりそう。(株式評論家・隆盛)
>>神鋼商事のMedia−IR企業情報
神鋼商事<8075>(東1)は9月28日に業績の減額に進んだ。今2013年3月期の9月中間決算の営業利益を33億円から25億円(前年同期32億3700万円)へ8億円減額、通期の営業利益を76億円(前期65億5800万円)から63億円へ、13億円引き下げた。
中間決算の減額8億円に対し、通期ではそれに上乗せする形で13億円の引き下げとした。しかし、第1四半期では低調だった非鉄市況はここへきて立ち直りが鮮明で、環境は明らかに好転している。従って、通期の減額は次の減額を避けるための予防的な感もある。株価的には現在の会社の発表数字から今後どれだけ上乗せできるかということに関心が移りそう。
PBR0.5倍は圧倒的に割安な水準で、ここからの訂正高の余地が大きいことを示している。悪材料を徹底的に織り込んだここからは反騰のタイミングを模索する足取りとなりそう。(株式評論家・隆盛)
>>神鋼商事のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:36
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】急落のファーストリテイリング、「中期成長に変化ないか」見守る
<銘柄の見所>
ファーストリテイリング<9983>(東1)が11日の決算発表を契機に大きく売り込まれる展開となっている。決算そのものは前2012年8月期が営業利益1264億円、前々期比9%増。今2013年8月期が営業利益1435億円、前期比14%増の立派な数字である。
ただ、第3四半期累計決算発表時に想定していた営業利益1315億円を下回り、下振れ着地となったことが嫌気売りを誘っている。特に出店費用がかさむため、米国ユニクロが赤字計上となったことがマイナス視されている。もっとも、中国・香港、韓国、台湾で大量出店を行うなどアジアの成長で海外部門全体としては営業利益109億円、前期比23%増の大幅増が続いている。
ビックカメラ<3048>(東1)との協業による「ビックロユニクロ新宿東口店」をオープンし、都心の主要ポイントに出店。海外では米国で2店舗を新規出店、アジアの店舗増も加え、中期的な成長路線が想定される。今期予想ベースでPERは20.2倍。今期ベースでは多少割高感もある。中期的な成長路線に変化は無いのか、その行方を見守りながらの動きとなりそう。(株式評論家・隆盛)
ファーストリテイリング<9983>(東1)が11日の決算発表を契機に大きく売り込まれる展開となっている。決算そのものは前2012年8月期が営業利益1264億円、前々期比9%増。今2013年8月期が営業利益1435億円、前期比14%増の立派な数字である。
ただ、第3四半期累計決算発表時に想定していた営業利益1315億円を下回り、下振れ着地となったことが嫌気売りを誘っている。特に出店費用がかさむため、米国ユニクロが赤字計上となったことがマイナス視されている。もっとも、中国・香港、韓国、台湾で大量出店を行うなどアジアの成長で海外部門全体としては営業利益109億円、前期比23%増の大幅増が続いている。
ビックカメラ<3048>(東1)との協業による「ビックロユニクロ新宿東口店」をオープンし、都心の主要ポイントに出店。海外では米国で2店舗を新規出店、アジアの店舗増も加え、中期的な成長路線が想定される。今期予想ベースでPERは20.2倍。今期ベースでは多少割高感もある。中期的な成長路線に変化は無いのか、その行方を見守りながらの動きとなりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】ソフトバンク株価急落で急増の信用買残、個人が積極買いに転換
<銘柄の見所>
ソフトバンク<9984>(東1)に激震が走っている。きっかけは米携帯電話会社3位のスプリント・ネクステルの買収を検討と伝えられたこと。それを受けた12日の株価は484円安、下げ率16.8%と強烈。もう1社も含めトータルの買収額が約2兆円と推定され、資金負担の重さに対する懸念から売り物が膨らんだ。
ところで、12日の日証金の動向は、買い残が326万株の大幅な増加を示した。高値圏での強調が続いていたため買いを控えていた個人投資家が、今回の下げで雪崩を売って買いに出ている。同じ日、信用の売り残も138万株の増加となっており、再び需給が厚みを増し始めている。
格付け会社が長期会社格付けと長期優先債権の格付けを引き下げる方向で検討と伝えられ、財務悪化への懸念は強い。ただ、以前英ボーダフォンから日本法人を買収し携帯電話に参入した際も約2兆円を借り入れ、借入金返済への不安から2008年10月には636円の超安値を示現した。それを乗り越えて成長路線復帰を果たす。そうした孫社長のカリスマ性に個人投資家の期待が高まっている。こうした大きな材料の消化には多少時間がかかる。ただ、成熟期を迎えた国内携帯電話市場の伸びは難しい。こうした中、国内主体にとどまる他の2社に比べ、ソフトバンクの積極的な展開に期待が大きいのは事実だろう。(株式評論家・隆盛)
ソフトバンク<9984>(東1)に激震が走っている。きっかけは米携帯電話会社3位のスプリント・ネクステルの買収を検討と伝えられたこと。それを受けた12日の株価は484円安、下げ率16.8%と強烈。もう1社も含めトータルの買収額が約2兆円と推定され、資金負担の重さに対する懸念から売り物が膨らんだ。
ところで、12日の日証金の動向は、買い残が326万株の大幅な増加を示した。高値圏での強調が続いていたため買いを控えていた個人投資家が、今回の下げで雪崩を売って買いに出ている。同じ日、信用の売り残も138万株の増加となっており、再び需給が厚みを増し始めている。
格付け会社が長期会社格付けと長期優先債権の格付けを引き下げる方向で検討と伝えられ、財務悪化への懸念は強い。ただ、以前英ボーダフォンから日本法人を買収し携帯電話に参入した際も約2兆円を借り入れ、借入金返済への不安から2008年10月には636円の超安値を示現した。それを乗り越えて成長路線復帰を果たす。そうした孫社長のカリスマ性に個人投資家の期待が高まっている。こうした大きな材料の消化には多少時間がかかる。ただ、成熟期を迎えた国内携帯電話市場の伸びは難しい。こうした中、国内主体にとどまる他の2社に比べ、ソフトバンクの積極的な展開に期待が大きいのは事実だろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:45
| 株式評論家の視点
2012年10月14日
【株式評論家の視点】売方の買戻しを引き金に日経平均5週間ぶり反発へ、安川電は注目
<相場展望>
10月2週の相場は波乱商状だった。11日の日経平均は8514円と、直近9月6日の安値8646円を下回り、チャート的にはさらなる下値探りを覚悟せざるを得ない状況に追い込まれた。松井証券の信用買い残の評価損率も11日にはマイナス18.6%へ上昇。個人投資家の追証に対応する処分売りが想定外の下げをもたらした。
反面、信用売り残の評価損率は12日現在で、マイナス3.3%と、売り方のほとんどが利食い可能な状況。こうした売り方の買い戻しが往々にして出直り相場への引き金になる。9月高値からの調整日柄、景気減速による業績悪化懸念など、悪材料は一巡の様相で、買い戻しが入りやすいタイミングだ。
従って、10月3週となる今週は5週ぶりの反発局面が訪れると見る。もちろん減額懸念が尾を引く決算発表シーズンゆえに上値は抑えられる。先頭を切って、17日に決算発表が予定されている安川電機<6506>の決算内容は大きな注目点(株式評論家・隆盛)
10月2週の相場は波乱商状だった。11日の日経平均は8514円と、直近9月6日の安値8646円を下回り、チャート的にはさらなる下値探りを覚悟せざるを得ない状況に追い込まれた。松井証券の信用買い残の評価損率も11日にはマイナス18.6%へ上昇。個人投資家の追証に対応する処分売りが想定外の下げをもたらした。
反面、信用売り残の評価損率は12日現在で、マイナス3.3%と、売り方のほとんどが利食い可能な状況。こうした売り方の買い戻しが往々にして出直り相場への引き金になる。9月高値からの調整日柄、景気減速による業績悪化懸念など、悪材料は一巡の様相で、買い戻しが入りやすいタイミングだ。
従って、10月3週となる今週は5週ぶりの反発局面が訪れると見る。もちろん減額懸念が尾を引く決算発表シーズンゆえに上値は抑えられる。先頭を切って、17日に決算発表が予定されている安川電機<6506>の決算内容は大きな注目点(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:29
| 株式評論家の視点
2012年10月12日
【株式評論家の視点】フライトシステムコンサルは処分売りに軟調、業績進展を見守る
<銘柄の見所>
フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)は、足元整理基調を強めている。8月16日に1万5330円の年初来安値を示現。4月の年初来高値2万7500円から十分に下げ、日柄をかけて売り物を吸収し、これで大底確認のパターンと思われた。
しかし、9月5日の戻りが2万2220円と、直前の高値である8月9日の2万3270円に及ばなかったため、需給は処分売りが先行する流れとなった。全般相場の急落で個人投資家は追い証に追い込まれる状況となっており、それに関連した売りが下げ足を速める結果になっている。
今2013年3月期の第1四半期の業績が営業損失1億600万円と低迷し、軟調スタートとなったことが先行きへの不安感を増幅している。従って営業利益3300万円と黒字が見込まれている、今2013年3月期の業績が順調に進んでいることが確認されれば、軟調相場にピリオドが打たれることになりそう。(株式評論家・隆盛)
>>フライトシステムコンサルティングのMedia−IR企業情報
フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)は、足元整理基調を強めている。8月16日に1万5330円の年初来安値を示現。4月の年初来高値2万7500円から十分に下げ、日柄をかけて売り物を吸収し、これで大底確認のパターンと思われた。
しかし、9月5日の戻りが2万2220円と、直前の高値である8月9日の2万3270円に及ばなかったため、需給は処分売りが先行する流れとなった。全般相場の急落で個人投資家は追い証に追い込まれる状況となっており、それに関連した売りが下げ足を速める結果になっている。
今2013年3月期の第1四半期の業績が営業損失1億600万円と低迷し、軟調スタートとなったことが先行きへの不安感を増幅している。従って営業利益3300万円と黒字が見込まれている、今2013年3月期の業績が順調に進んでいることが確認されれば、軟調相場にピリオドが打たれることになりそう。(株式評論家・隆盛)
>>フライトシステムコンサルティングのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:07
| 株式評論家の視点
【株式評論家の視点】400円接近へ予想外に下げた日立製作、証券会社が目標株価下げ
<銘柄の見所>
日立製作所<6501>(東1)は、400円すれすれまで予想外の水準にまで下げてきた。ここへきて証券会社がレーティングは買いを継続も、目標株価を600円から550円に引き下げたことが、目先筋の売りを引き出している。今2013年3月期の業績も下方修正した。しかし、それも会社側数字を上回る線から会社側の営業利益4800億円、前期比16%増へ戻しただけ。
従って、基本的な好業績見通しに変更が加えられたものではない。社会イノベーション事業へ経営資源を集中的に投入し、事業構造の転換が進展、安定した収益アップペースを維持している同社への評価は高い。
5月以降のもみ合いを下放れる展開となったが、基本的な相場観に変更が無いだけに、これ以上下げ続ける可能性は小さい。目先筋の売り一巡の後は出直り相場に転じるとみられる(株式評論家・隆盛)
日立製作所<6501>(東1)は、400円すれすれまで予想外の水準にまで下げてきた。ここへきて証券会社がレーティングは買いを継続も、目標株価を600円から550円に引き下げたことが、目先筋の売りを引き出している。今2013年3月期の業績も下方修正した。しかし、それも会社側数字を上回る線から会社側の営業利益4800億円、前期比16%増へ戻しただけ。
従って、基本的な好業績見通しに変更が加えられたものではない。社会イノベーション事業へ経営資源を集中的に投入し、事業構造の転換が進展、安定した収益アップペースを維持している同社への評価は高い。
5月以降のもみ合いを下放れる展開となったが、基本的な相場観に変更が無いだけに、これ以上下げ続ける可能性は小さい。目先筋の売り一巡の後は出直り相場に転じるとみられる(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:02
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【株式評論家の視点】アドアーズ、既存店客数が回復に転じ1年9ヶ月ぶりの新店に期待
<銘柄の見所>
アドアーズ<4712>(JQS)は4月16日の高値157円からの調整局面。9月26日の年初来安値64円で大底を打ったかに見えたが、10月4日のリバウンド相場の後は再び売り人気が優勢になる展開。
今2013年3月期の第1四半期が営業利益2億7400万円、前年同期比42.6%の大幅減益となり、低調なスタートが響いている。既存店の対前年同月比の売上げはマイナス状態にある。しかし、新規顧客層が見込める夏休み商戦にあわせ、メダルゲームとプライズゲームを対象としたイベントを実施、8月の既存店の客数は前月までの低下トレンドに歯止めがかかり回復傾向に転じてきている。
さらに8月8日に1年9ヶ月ぶりの新店、「カラオケドアーズ秋葉原店」を開店、順調なスタートを切っている。通期の見通しである営業利益10億500万円、前期比0.3%の微増の確保が有力になった時、株価は反転攻勢に移行するパターンが予想される。(株式評論家・隆盛)
>>アドアーズのMedia−IR企業情報
アドアーズ<4712>(JQS)は4月16日の高値157円からの調整局面。9月26日の年初来安値64円で大底を打ったかに見えたが、10月4日のリバウンド相場の後は再び売り人気が優勢になる展開。
今2013年3月期の第1四半期が営業利益2億7400万円、前年同期比42.6%の大幅減益となり、低調なスタートが響いている。既存店の対前年同月比の売上げはマイナス状態にある。しかし、新規顧客層が見込める夏休み商戦にあわせ、メダルゲームとプライズゲームを対象としたイベントを実施、8月の既存店の客数は前月までの低下トレンドに歯止めがかかり回復傾向に転じてきている。
さらに8月8日に1年9ヶ月ぶりの新店、「カラオケドアーズ秋葉原店」を開店、順調なスタートを切っている。通期の見通しである営業利益10億500万円、前期比0.3%の微増の確保が有力になった時、株価は反転攻勢に移行するパターンが予想される。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:56
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【株式評論家の視点】上昇力強めるマニー株価、ニッチ市場で強み発揮、今期増額期待
<銘柄の見所>
マニー<7730>(東1)が上昇力を強めてきた。10月9日に発表された今2013年8月期決算の好調、及び自社株買いを材料に買い人気を集めている。4月2日の高値3090円クリアーの勢いで進んできており、個人投資家の参入活発化とあいまって、市場では新展開入りを想定する空気が強まっている。
同社は手術用縫合針や眼科用ナイフなどの手術用医療器具や、歯科用切削治療医療器具などが主力商品。ニッチ市場(年間世界市場2000億円程度以下)以外に参入しない方針で利益水準も高い。感染症予防のための使い捨て化促進による需要の増大と、アジアの発展途上国などで所得向上による需要の拡大が顕著になるなど、先行きに期待を持てる実態である。
今8月期は営業利益36億1900万円と前期比4%増の見通しでスタートしている。これまでのピーク利益2010年8月期の35億5200万円を上回ることになる。ただ、アナリスト筋はその上の数字を想定している。目先的な人気に捉えられがちだが、増額期待を早めに織り込む相場に発展の可能性もありそう。(株式評論家・隆盛)
マニー<7730>(東1)が上昇力を強めてきた。10月9日に発表された今2013年8月期決算の好調、及び自社株買いを材料に買い人気を集めている。4月2日の高値3090円クリアーの勢いで進んできており、個人投資家の参入活発化とあいまって、市場では新展開入りを想定する空気が強まっている。
同社は手術用縫合針や眼科用ナイフなどの手術用医療器具や、歯科用切削治療医療器具などが主力商品。ニッチ市場(年間世界市場2000億円程度以下)以外に参入しない方針で利益水準も高い。感染症予防のための使い捨て化促進による需要の増大と、アジアの発展途上国などで所得向上による需要の拡大が顕著になるなど、先行きに期待を持てる実態である。
今8月期は営業利益36億1900万円と前期比4%増の見通しでスタートしている。これまでのピーク利益2010年8月期の35億5200万円を上回ることになる。ただ、アナリスト筋はその上の数字を想定している。目先的な人気に捉えられがちだが、増額期待を早めに織り込む相場に発展の可能性もありそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09
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2012年10月11日
【株式評論家の視点】株式分割後下値固めるアスカネット、空中ディスプレーに高評価
<銘柄の見所>
アスカネット<2438>(東マ)は調整局面の途上に位置している。4月に株式2分割の権利を落とし793円で始まり、これまでの高値は824円(4月25日)、安値は7月25日の605円。その後も9月10日の616円など底値を形成中の展開だ。
前2012年4月期は営業利益7億3300万円と前々期比0.2%増、今期は営業利益6億300万円と前期比18.0%減と、業績面で見直しの要素に乏しいことがもみ合い推移の大きな要因である。
ただ、今後の期待材料に画像映像を空中に結像させ浮かび上がらせるユニークな技術、空中ディスプレー(エアリアルイメージング)事業がある。収益拡大の期待材料として4月高値の原動力にもなった。当部門の今4月期の第1四半期の売上げは126万円とまだ微々たる水準。ただ、前期は試作品としての売上だったのに対し、今期は少量生産ではあるが商品として売上に立つなど、位置づけとしては大きくステップアップしている。引合いそのものは非常に旺盛で、空中ディスプレー事業について戦力化の見通しが立った時、株価の居どころはかなり変わっていることだろう。(株式評論家・隆盛)
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アスカネット<2438>(東マ)は調整局面の途上に位置している。4月に株式2分割の権利を落とし793円で始まり、これまでの高値は824円(4月25日)、安値は7月25日の605円。その後も9月10日の616円など底値を形成中の展開だ。
前2012年4月期は営業利益7億3300万円と前々期比0.2%増、今期は営業利益6億300万円と前期比18.0%減と、業績面で見直しの要素に乏しいことがもみ合い推移の大きな要因である。
ただ、今後の期待材料に画像映像を空中に結像させ浮かび上がらせるユニークな技術、空中ディスプレー(エアリアルイメージング)事業がある。収益拡大の期待材料として4月高値の原動力にもなった。当部門の今4月期の第1四半期の売上げは126万円とまだ微々たる水準。ただ、前期は試作品としての売上だったのに対し、今期は少量生産ではあるが商品として売上に立つなど、位置づけとしては大きくステップアップしている。引合いそのものは非常に旺盛で、空中ディスプレー事業について戦力化の見通しが立った時、株価の居どころはかなり変わっていることだろう。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:00
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【株式評論家の視点】ピックルス連続増額の上げ潮評価高まる、押し目絶好の買い場
<銘柄の見所>
ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)が底値圏から一気の急騰相場に転じてきた。4月3日の年初来高値655円から長い間調整局面にあった。前2012年2月期の70.2%の大幅増益から一転、今2013年2月期は営業利益9億3000万円と、前期比5.3%ダウンの見通しという業績が株価下げの要因。
今期第1四半期の営業利益が1億7500万円と前年同期比57.5%減益の低調な実績が明らかとなり、下げ止まったかに見えた株価は改めて売り直され、9月10日の年初来安値389円まで整理が長引く結果となってしまった。そうした中、10月4日に8月中間決算の営業利益が4億6000万円から5億8700万円(前年同期7億2100万円)へ修正され、増額の第一歩を印した。
そして、10月9日の中間決算発表時に今2月期について営業利益が9億3000万円から9億8000万円(前期9億8200万円)へ引き上げられた。ただ、中間決算の増額幅に比べ通期についてはだいぶ抑えられた数字である。業績ははっきりと上向きに転じてきており、そうした大きな変化は株価にはほとんど投影されていない。(株式評論家・隆盛)
>>ピックルスコーポレーションのMedia−IR企業情報
ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)が底値圏から一気の急騰相場に転じてきた。4月3日の年初来高値655円から長い間調整局面にあった。前2012年2月期の70.2%の大幅増益から一転、今2013年2月期は営業利益9億3000万円と、前期比5.3%ダウンの見通しという業績が株価下げの要因。
今期第1四半期の営業利益が1億7500万円と前年同期比57.5%減益の低調な実績が明らかとなり、下げ止まったかに見えた株価は改めて売り直され、9月10日の年初来安値389円まで整理が長引く結果となってしまった。そうした中、10月4日に8月中間決算の営業利益が4億6000万円から5億8700万円(前年同期7億2100万円)へ修正され、増額の第一歩を印した。
そして、10月9日の中間決算発表時に今2月期について営業利益が9億3000万円から9億8000万円(前期9億8200万円)へ引き上げられた。ただ、中間決算の増額幅に比べ通期についてはだいぶ抑えられた数字である。業績ははっきりと上向きに転じてきており、そうした大きな変化は株価にはほとんど投影されていない。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:42
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【株式評論家の視点】シャープ、好材料に反応しなくなったときこそ株価底入れ近し
<銘柄の見所>
シャープ<6753>(東1)が再び年初来安値に売り込まれる不安定な展開となっている。10日には10―12月に、亀山工場で製造する米アップル向けの高精細液晶パネルの出荷を拡大すると伝えられたが、反応は全く鈍い。
ただ、同社の業績立ち直りの原動力と見られている中小型の液晶ディスプレイの生産増加は、確実にいい材料である。好材料に反応しなくなった時、株価は往々に底入れしているというケースが多い。歴史的な安値圏に水準を下げてきただけに、チャート上のフシは見当たらない。しかし、ここ反騰に転じた際の天井の高さに着目した個人投資家の買いが膨らんできており、それなりの値ごろ感も出てきたようだ。
直近10月5日申し込み現在の信用残は売り535万株、買い787万株と、1.4倍台で拮抗している。逆日歩はたまに付く程度だが、もう少し頻繁に付くようになると、相場の雰囲気はがらり変わることになりそう。(株式評論家・隆盛)
シャープ<6753>(東1)が再び年初来安値に売り込まれる不安定な展開となっている。10日には10―12月に、亀山工場で製造する米アップル向けの高精細液晶パネルの出荷を拡大すると伝えられたが、反応は全く鈍い。
ただ、同社の業績立ち直りの原動力と見られている中小型の液晶ディスプレイの生産増加は、確実にいい材料である。好材料に反応しなくなった時、株価は往々に底入れしているというケースが多い。歴史的な安値圏に水準を下げてきただけに、チャート上のフシは見当たらない。しかし、ここ反騰に転じた際の天井の高さに着目した個人投資家の買いが膨らんできており、それなりの値ごろ感も出てきたようだ。
直近10月5日申し込み現在の信用残は売り535万株、買い787万株と、1.4倍台で拮抗している。逆日歩はたまに付く程度だが、もう少し頻繁に付くようになると、相場の雰囲気はがらり変わることになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:13
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【株式評論家の視点】建設技術研究所は全般安になびかず堅調、現実買い相場へ転換近い
<銘柄の見所>
建設技術研究所<9621>(東1)は底値圏での展開が続いている。4月2日の高値572円から調整局面に入ったが、前12月期が15%の営業減益、かつ今期も1.6%の微増益と業績面で冴えがないため、6月4日の447円まで直進的な下げを余儀なくされた。
そこから定石どおりのリバウンドの動きに転じたが、6月12日の506円で戻りを終了するなど戻りの迫力も今一つだった。そして今12月期の6月中間決算が営業利益4億700万円と、前年同期比33.2%の大幅減益に見舞われ、株価は7月26日の年初来安値445円まで改めて売り込まれた。
そうした中、6月中間決算の受注高は201億1500万円と前年同期比34.5%増を確保、今後の業績躍進へのスプリングボードになることが期待される数字である。これまでは震災関連株として人気が先行していたきらいがあるが、いよいよ本格的な業績向上期を迎える方向が予想され、現実買い相場が繰り広げられる見通しが強くなってきた。10月26日に発表予定の決算動向が期待される。(株式評論家・隆盛)
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建設技術研究所<9621>(東1)は底値圏での展開が続いている。4月2日の高値572円から調整局面に入ったが、前12月期が15%の営業減益、かつ今期も1.6%の微増益と業績面で冴えがないため、6月4日の447円まで直進的な下げを余儀なくされた。
そこから定石どおりのリバウンドの動きに転じたが、6月12日の506円で戻りを終了するなど戻りの迫力も今一つだった。そして今12月期の6月中間決算が営業利益4億700万円と、前年同期比33.2%の大幅減益に見舞われ、株価は7月26日の年初来安値445円まで改めて売り込まれた。
そうした中、6月中間決算の受注高は201億1500万円と前年同期比34.5%増を確保、今後の業績躍進へのスプリングボードになることが期待される数字である。これまでは震災関連株として人気が先行していたきらいがあるが、いよいよ本格的な業績向上期を迎える方向が予想され、現実買い相場が繰り広げられる見通しが強くなってきた。10月26日に発表予定の決算動向が期待される。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:20
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【株式評論家の視点】任天堂株価はクリスマス人気に突入、新型機投入、空売り増で拍車
<銘柄の見所>
任天堂<7974>(大1)はここ下げ基調を鮮明にしてきた。新型ゲーム機「Wii U」のクリスマス商戦への本格投入発表をきっかけに、業績へのポジティブなインパクトに対する買いが盛り上がり、9月4日の8570円を目先ボトムに10月5日に1万1120円まで駆け上がった。
ここへきての下げはそうした急上昇の後の調整局面と位置づけることができる。従って、あくまでも需給調整の色合いが濃く、ここから下げると言うよりは、目先筋の売り一巡を待つ局面と言えるだろう。最近個人投資家の買いが連日流入しているのも、そうした基本的な先高感が根底にあるためだろう。 今回の戻りでは信用売り残が積み上がり、直近10月5日申し込み現在の信用残は売り69万株、買い58万株と売り長状態に転じてきた。従って、大証金では連日逆日歩が発生する状況に変わり、需給妙味が新たな要素として浮上してきた。今年度上期の家庭用ゲームの市場規模は前年同期比10.7%増となるなど、基本的な環境好転が進んでいることが強みだ。(株式評論家・隆盛)
任天堂<7974>(大1)はここ下げ基調を鮮明にしてきた。新型ゲーム機「Wii U」のクリスマス商戦への本格投入発表をきっかけに、業績へのポジティブなインパクトに対する買いが盛り上がり、9月4日の8570円を目先ボトムに10月5日に1万1120円まで駆け上がった。
ここへきての下げはそうした急上昇の後の調整局面と位置づけることができる。従って、あくまでも需給調整の色合いが濃く、ここから下げると言うよりは、目先筋の売り一巡を待つ局面と言えるだろう。最近個人投資家の買いが連日流入しているのも、そうした基本的な先高感が根底にあるためだろう。 今回の戻りでは信用売り残が積み上がり、直近10月5日申し込み現在の信用残は売り69万株、買い58万株と売り長状態に転じてきた。従って、大証金では連日逆日歩が発生する状況に変わり、需給妙味が新たな要素として浮上してきた。今年度上期の家庭用ゲームの市場規模は前年同期比10.7%増となるなど、基本的な環境好転が進んでいることが強みだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:45
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2012年10月10日
【株式評論家の視点】インテージ1月安値接近もキープし底打ち感台頭、好業績見直しへ
<銘柄の見所>
インテージ<4326>(東1)は10月9日に大幅安に売り込まれたが、取り立てて材料は観測されていない。今年の高値は4月3日の1761円。NTTドコモ<9437>(東1)との業務提携との合弁会社の設立発表や、今2013年3月期の好業績予想などが背景。
そこから6月13日の1430円まで整理を余儀なくされた。その後、今2013年3月期の第1四半期の業績が営業利益1億4400万円と、前年同期比10.2%の増益を確保し、通期の見通しも営業利益31億3000万円、前期比8.5%増益と好調な見通しが確認され、8月20日には1740円の戻り高値を示現した。
しかし、高値の手前で止まったため、利益確定の売りが急がれることとなり、9月12日に1575円の目先安値を示現した。そこからもう一度9月28日の1697円まで戻したが、戻り売り優勢の流れから押し返される展開となっていた。しかし、10月9日の大幅下げがアク抜け感を呼び込むことが予想され、ここからは戻りのタイミングを計る局面に移行したと思われる。(株式評論家・隆盛)
>>インテージのMedia−IR企業情報
インテージ<4326>(東1)は10月9日に大幅安に売り込まれたが、取り立てて材料は観測されていない。今年の高値は4月3日の1761円。NTTドコモ<9437>(東1)との業務提携との合弁会社の設立発表や、今2013年3月期の好業績予想などが背景。
そこから6月13日の1430円まで整理を余儀なくされた。その後、今2013年3月期の第1四半期の業績が営業利益1億4400万円と、前年同期比10.2%の増益を確保し、通期の見通しも営業利益31億3000万円、前期比8.5%増益と好調な見通しが確認され、8月20日には1740円の戻り高値を示現した。
しかし、高値の手前で止まったため、利益確定の売りが急がれることとなり、9月12日に1575円の目先安値を示現した。そこからもう一度9月28日の1697円まで戻したが、戻り売り優勢の流れから押し返される展開となっていた。しかし、10月9日の大幅下げがアク抜け感を呼び込むことが予想され、ここからは戻りのタイミングを計る局面に移行したと思われる。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:23
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【株式評論家の視点】ラクーンは新規事業の戦力化に期待高い、株価は浮揚力を強める
<銘柄の見所>
ラクーン<3031>(東マ)は好業績株買いの流れに乗って、3月9日に7万円と最初の高値を示現した。その後、衣料品・雑貨など、全国のメーカーと小売店を結ぶ「スーパーデリバリー」の20周年を記念して、前2012年4月期の期末配当について、記念100円をつけ合計1000円にすると発表、4月24日に7万1500円へさらに高値を切り上げた。
そこからは定石どおりの調整局面だが、6月8日に6万8500円へ小戻した後売り直され、8月3日の5万2000円で大底を打った。8月31日に発表された今2013年4月期の第1四半期業績は営業利益が3300万円と前年同期比19.3%増を記録した。通期の業績についても営業利益1億6000〜1億7000万円(前期比14.3%〜21.4%増)の好調な見通し。
「Paid」及び売掛債権保証事業は、現段階においてビジネスの初期段階にあり、人材採用や集客のための広告宣伝費及び利便性向上のためのシステム開発コスト等の先行投資を積極的に実施しており、この部門が戦力化した時、増益角度を押し上げることが予想される。このあたりをにらみ、株価も浮揚力を強めてきた。(株式評論家・隆盛)
>>ラクーンのMedia−IR企業情報
ラクーン<3031>(東マ)は好業績株買いの流れに乗って、3月9日に7万円と最初の高値を示現した。その後、衣料品・雑貨など、全国のメーカーと小売店を結ぶ「スーパーデリバリー」の20周年を記念して、前2012年4月期の期末配当について、記念100円をつけ合計1000円にすると発表、4月24日に7万1500円へさらに高値を切り上げた。
そこからは定石どおりの調整局面だが、6月8日に6万8500円へ小戻した後売り直され、8月3日の5万2000円で大底を打った。8月31日に発表された今2013年4月期の第1四半期業績は営業利益が3300万円と前年同期比19.3%増を記録した。通期の業績についても営業利益1億6000〜1億7000万円(前期比14.3%〜21.4%増)の好調な見通し。
「Paid」及び売掛債権保証事業は、現段階においてビジネスの初期段階にあり、人材採用や集客のための広告宣伝費及び利便性向上のためのシステム開発コスト等の先行投資を積極的に実施しており、この部門が戦力化した時、増益角度を押し上げることが予想される。このあたりをにらみ、株価も浮揚力を強めてきた。(株式評論家・隆盛)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:59
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【株式評論家の視点】三菱地所:株価、上げ足に勢い増す、逆日歩と投資判断上げ相次ぐ
<銘柄の見所>
三菱地所<8802>(東1)がストライドを伸ばし、いよいよ上げに弾みが加わりそうな局面を迎えている。10月5日に外資系証券が強気の投資判断、目標株価1900円キープを改めて表明し、買い人気を刺激している。それに遡る9月下旬にも他の外資系証券が強気に投資判断を引き上げるなど、アナリスト筋の評価は高く、そうした見方が市場に浸透しつつある。
4,5日の日銀金融政策決定会合では金融情勢は現状維持となったが、次回30日の会合では日銀は追加金融緩和に動く方向が予想され、不動産株にとってフォローの風になる。そのため株価が強調をキープしているため、信用買い残がどんどん減っている。直近の信用買い残のピークは5月18日申し込み現在の276万株。それが直近9月28日現在では70万株まで急減。その一方で売り残は横ばいが続き、結果大幅売り長状態になっている。日証金ではここへきて連日逆日歩が発生し始めた。
3月15日の年初来高値に後一歩と迫っており、高値クリアーから締め上げ人気が加速する可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
三菱地所<8802>(東1)がストライドを伸ばし、いよいよ上げに弾みが加わりそうな局面を迎えている。10月5日に外資系証券が強気の投資判断、目標株価1900円キープを改めて表明し、買い人気を刺激している。それに遡る9月下旬にも他の外資系証券が強気に投資判断を引き上げるなど、アナリスト筋の評価は高く、そうした見方が市場に浸透しつつある。
4,5日の日銀金融政策決定会合では金融情勢は現状維持となったが、次回30日の会合では日銀は追加金融緩和に動く方向が予想され、不動産株にとってフォローの風になる。そのため株価が強調をキープしているため、信用買い残がどんどん減っている。直近の信用買い残のピークは5月18日申し込み現在の276万株。それが直近9月28日現在では70万株まで急減。その一方で売り残は横ばいが続き、結果大幅売り長状態になっている。日証金ではここへきて連日逆日歩が発生し始めた。
3月15日の年初来高値に後一歩と迫っており、高値クリアーから締め上げ人気が加速する可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:38
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