[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (09/28)【株式評論家の視点】荏原に好業績観測強まり業績未達懸念払う、拮抗する需給も後押し
記事一覧 (09/28)【株式評論家の視点】日本エム・ディ・エム、新商品期待加わり持ち前の人気に拍車も
記事一覧 (09/28)【株式評論家の視点】大和小田急建設は「新エネルギー関連」視点での見直しを待つ
記事一覧 (09/28)【株式評論家の視点】波乱のホンダ、アナリスト弱気に個人が強気に動きはじめる
記事一覧 (09/27)【株式評論家の視点】サンコーテクノ、想定外安値で出直りのダイナミズムを誘発する
記事一覧 (09/27)【株式評論家の視点】大成建設、上値のフシ払ったチャートに注目、建設株をリードへ
記事一覧 (09/27)【株式評論家の視点】ファナック底打ちサイン近い、個人投資家が押し目買い姿勢強める
記事一覧 (09/27)【株式評論家の視点】巴工業、足元の低迷織り込みつつ先行きの明るさに目を向ける展開
記事一覧 (09/27)【株式評論家の視点】株価出直り加速のUBIC、「時代の流れ帆に受け」1万円が有望
記事一覧 (09/26)【株式評論家の視点】波乱の日本航空、新規上場では7割個人、市場への影響大きく注視
記事一覧 (09/26)【株式評論家の視点】高値圏頑強の星光PMC、1部指定替後出来高も活発、先高感強い
記事一覧 (09/26)【株式評論家の視点】トーソー株価は高値圏で超然、妥当評価相場のタイミングを待つ
記事一覧 (09/26)【株式評論家の視点】JSP株価は中断モミ合い放れ機が熟す、今期2ケタ増益
記事一覧 (09/26)【株式評論家の視点】タツタ、2Q利益進捗率65%、スマホ向け好調で今期再増額も
記事一覧 (09/25)【株式評論家の視点】しばらくは9000円どころでモタ突く展開、新政権待ち
記事一覧 (09/25)【株式評論家の視点】日本マニュファクチャリング株価に本格評価の展開、PER7倍台
記事一覧 (09/25)【株式評論家の視点】空売りが堆積するオリンパス、もう悪材料は考え難く注目の転換
記事一覧 (09/25)【株式評論家の視点】ゼリア新薬工業株価に再浮上の兆し、2Q業績は上方修正の好調
記事一覧 (09/25)【株式評論家の視点】モミ合い上放れのエフティコミュニケーションズ、通期増額へ期待
記事一覧 (09/25)【株式評論家の視点】個人投資家買い継続の日産自動車、中国問題承知で悪目買い
2012年09月28日

【株式評論家の視点】荏原に好業績観測強まり業績未達懸念払う、拮抗する需給も後押し

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 荏原<6361>(東1)が強調に転じてきた。足元、中国石炭化学プラント、米国のシェールガス関連プラント向けにコンプレッサーやタービンの受注が増加。ごみ焼却炉の更新需要も拡大が期待され、今2013年3月期の業績見通しについて、増額修正への期待感が強まってきたことが背景。

 今3月期の第1四半期は営業利益8億3900万円と前年同期比64%減に見舞われた。需要の低迷で精密・電子事業が落ち込んだほか、主力の風水力事業でも案件の採算が悪化したことが要因。通期計画に対する第1四半期の営業利益の進捗率は3%にとどまり、今期の業績について一時は業績未達懸念も出ていただけに、業績好転を素直に評価するムードが強まっている。

 その業績未達懸念から売り残が増加し、買い残が減少するパターンとなり、直近9月21日申し込み現在の取組は売り残123万株、買い残130万株の拮抗状態。日証金では断続的に逆日歩が発生、切り返しへ需給もサポート状態にある。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:44 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本エム・ディ・エム、新商品期待加わり持ち前の人気に拍車も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の今年の高値は1月24日の335円。その前、昨年12月28日に363円ともう一段上の高値を示現しているが、手掛かりは日本人患者の骨格体型に合致した製品。

 昨年12月26日に、日本人患者の骨格体型に合致し、しかも日本人医師のニーズも満たす「骨接合材製品」の薬事承認取得及び販売開始について発表した。買い一巡の後は調整場面に入ったが、5月15日の200円で大底を打った。底打ち出直り相場を演じた後、7月12日に318円へ急騰した。この時も米国子会社のチタン製人口股関節製品とナカシマメディカルの骨接合材製品3品目の発売発表が手掛かり。

 同社は今23013年3月期より決算期を毎年5月31日から毎年3月31日に変更している。今期は営業利益7億円(前期3億4200万円)の見通しだが、期間短縮を勘案すると、実態的には表面以上に好転していることになる。PBR0.6倍も割安、折に触れ買い人気が回ってくる市場人気が高い銘柄。9月中間決算発表へ向け再度人気化場面が訪れそう。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:08 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】大和小田急建設は「新エネルギー関連」視点での見直しを待つ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 大和小田急建設<1834>(東1)は3月12日の年初来高値230円からの調整局面。6月5日の169円の安値で底打ちかに見え、6月26日には198円のリバウンド高値を見せたが、その後は再び売り直され、9月11日の154円で本当の大底を確認、現在はそこからの戻り過程。

 今2013年3月期の第1四半期は営業損益が6億9000万円の損失となったが、これは季節的な要因もあり、前年同期の7億8400万円の損失から見ると、業績はかなり改善している。ただ、この実績で先行き不安感が広がり売り物が先行、9月11日に154円まで売られる要因となった。

 しかし会社側では通期の営業利益7億8000万円、前期比184.3%増という、大幅増益見通しには変更を加えていない。そうした後半の利益回復についての認識が高まるにつれ株価も戻りを鮮明にし始めている。筆頭株主の大和ハウスが風力発電に注力し始めたが、大和小田急建設はそのプラント建設を手掛けており、新たな視点からの見直しも可能になってきた。PBR0.3倍は株価の絶対的な割安感を示している。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:18 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】波乱のホンダ、アナリスト弱気に個人が強気に動きはじめる

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ホンダ<7267>(東1)が波乱場面に巻き込まれている。26日は2438円、125円安まで売り込まれた後、27日は25円高とひとまず落ち着いた。外資系証券が業績減額の可能性が強いとして、25日に投資判断を最上位の「Buy」から「Hold」に一段階引き下げ、目標株価を2800円に引き下げたことがきっかけ。
 ただ、その前には今後6〜12カ月の目標株価3400円を継続している証券会社もある。中国の流動的な状況を踏まえ、先行きについてアナリストの見解に違いが出てきており、株価も見通し難の状況だ。ただ、そうした中でここ個人投資家の買いが継続して流入、中国関連の中では選別買いの対象となっており、株価の底値感を訴えるシグナルとして注目したい。
 会社側でも2013年から発売する新型「フィット」シリーズや、アジア戦略車の「ブリオ」シリーズを原動力に、2016年度の四輪車の世界販売台数を600万台以上(今期予想326万台)とする中長期的な目標を公表している。中国情勢に透明感が戻ったとき、株価ポジションは現在と大きく異なっているだろう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 株式評論家の視点
2012年09月27日

【株式評論家の視点】サンコーテクノ、想定外安値で出直りのダイナミズムを誘発する

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 サンコーテクノ<3435>(JQS)は9月24日に1700円の安値に売り込まれたが、取り立てて悪材料は観測されていない。9月中間決算とのからみで小口売りに値だけ消したものと思われ、予想外の安値示現は、逆に出直り相場に刺激を与えることになりそう。

 今年の高値は3月23日の1995円。前2012年3月期の23.2%の営業増益に続き、今2013年3月期の連続大幅増益に期待がかかったもの。実際に発表された今期の営業利益は6億6000万円、前期比13.2%増という立派なもの。ただ、期待値が高かった分、株価への反応度は低かった。

 今期第1四半期の決算は営業利益6000万円と前年同期の1400万円の損失から様変わりの好転。第1四半期の黒字は2008年3月期の第1四半期以来のこと。太陽光発電架台取付け用アンカー「あと基礎アンカー」など環境分野の伸びが顕著で、業績面の見直しが今後本格化していく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:15 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】大成建設、上値のフシ払ったチャートに注目、建設株をリードへ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 大成建設<1801>(東1)が注目される存在となってきた。26日には229円の年初来高値を更新したが、それも7月10日の225円、8月21日の225円のダブルトップを一気に抜き去る力強いもので、明らかに波動が変わったと思われる。

 日銀の金融緩和をきっかけに大手不動産株が軒並み強調に転じたことで、そうしたところからの人気波及の要素もあったようだ。株価強調の基本にあるのは業績の好調だ。今2013年第1四半期は営業利益54億4500万円と前年同期比10%増益を達成。通期でも営業利益410億円と前期比12%増益が想定されている。同業他社に比べ相対的に高い水準の完工粗利益率を維持していることが要因で、それゆえに来2014年3月期以降も連続増益の方向が予想されている。

 直近の取組みは9月21日現在で売り272万株、買い286万株と拮抗状態にある。日証金でも株不足となっており、逆日歩でも発生するようだと、上げ足加速の引き金になりそう。建設株のリード役的な動きを演じる可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:32 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ファナック底打ちサイン近い、個人投資家が押し目買い姿勢強める

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ファナック<6954>(東1)は中国との関係悪化を受け、さえない動きとなっているが、ここ連日個人投資家の押し目買いが流入してきている。目先の悪材料をこなした後は再び元の好業績に転じると見ているもので、株価底打ちを示すシグナルになりそう。

 一方、FA事業(NC装置)の顧客である中国ローカルの工作機械需要が来期にかけて一段と減速するとの見方から一部証券会社がレーティングを引き下げたほか、他の証券会社でも売りの投資評価を継続し、今期会社計画は未達の可能性もあると厳しい見方をしている。

 そうした中での個人投資家の押し目買いは底値形成への強力な要因となりそう。中国では8月以降各種プロジェクトの認可の動きが強まっているが、これは10月に予定されている中国共産党大会における指導者交代の経済政策の路線変更の前触れとの見方もあり、中国関連株の環境が好転に向かう可能性も出てきている。反転相場入りが近そうなニュアンスだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:00 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】巴工業、足元の低迷織り込みつつ先行きの明るさに目を向ける展開

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 巴工業<6309>(東1)は9月7日に1300円まで急落し、年初来安値に売り込まれた。9月5日に発表された今2012年10月期の第3四半期累計決算が営業利益16億1600万円と前年同期比24.6%の大幅減益となったことがきっかけ。

 ただ、会社側は今期の営業利益25億円という前期比3.3%増の従来見通しを据え置いている。第3四半期までの営業利益の進捗率は65%とやや低く、市場では業績未達懸念が強まったようだ。しかし、第4四半期には機械部門で大型の売上げ増がある模様。従って、アナリスト筋はむしろ今期の増額修正さえ想定している。

 今の所、足元の低迷が株価評価の基礎になっているが、今後は次第に先行きの明るさを織込む展開に踏み込んでいくことになりそう。アナリスト筋は今期増益、来期も連続増益の方向を見据えている。実態と市場の流れにギャップがある今は買いタイミングとして絶好の局面と言えそう。来期の見通しまで踏まえれば5月高値1852円挑戦の可能性が強い。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:54 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】株価出直り加速のUBIC、「時代の流れ帆に受け」1万円が有望

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 UBIC<2158>(東マ)が9月26日に大陽線を引き、底値ゾーン離脱へ勢いを増してきた。今年の高値3月16日の9900円に対し、5000円台で低迷していただけに、見直し買いにタイミング待ちであったともいえる。ここへきて証券会社がレーティングを買いに位置づけたことも手掛かりになっている。

 今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益4億9700万円と、前年同期比17.1%の減益決算となった。通期では営業利益24億円、前期比5.4%増の見通しが据え置かれたが、やや軟調なスタートとの見方から小口売りに押され、8月23日には5000円まで売り込まれた。

 3月高値に際しては電子記録のデータを解析し関係あるデータのみを取り出すことができる「フォレンジック」システム関連として注目された。それとともにディスカバリ(証拠開示)支援サービスの拡大も続いている。グローバル化の進展に伴い、日本の企業が米国を係争地とする訴訟に巻き込まれるケースも急増しており、同社のディスカバリへの需要も着実な増加を示している。まさに時代の流れを帆に一杯受けている存在。

 アナリスト筋では今期の大幅増額、来期の連続大幅増益を想定する声が強い。今後成長性評価の動きが高まる方向となろう。1万円相場が大いに期待される(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:27 | 株式評論家の視点
2012年09月26日

【株式評論家の視点】波乱の日本航空、新規上場では7割個人、市場への影響大きく注視

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本航空<9201>(東1)が波乱場面に遭遇している。新規上場の19日は公開価格を20円上回る3810円で初値を形成する順調なスタートをきった。翌日こそ小幅高で堅調な動きだが、21日には中国との関係悪化による10月の中国向け減便など悪材料が浮上し大幅安に売られた。25日は3375円まで急落場面に見舞われた。

 新規上場に際しては個人投資家が7割の引き受けとなっており、同社が崩れるようだと全体への悪影響の度合いは大きい。新規上場を前にした業者間での取引、グレーマーケットでは一時4150円で約定されたとの観測が流れ、先高感が強かった分、市場の失望感も強いようだ。

 ただ、そうした条件を踏まえた上で個人投資家の買いがこの下げ局面で積極的に流入し始めている。新規上場でチャート上に下値のメドが見つからないだけに、底値感を示す一つのシグナルとして注目される。ただ、格安航空会社(LCC)参入などに伴って足元の航空ビジネスの厳しさも指摘されており、あまり高い天井は期待できそうにない。とりあえずは目先筋の一巡後のリバウンドのタイミングに注目したい。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:05 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】高値圏頑強の星光PMC、1部指定替後出来高も活発、先高感強い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 星光PMC<4963>(東1)の今年の高値は2月3日の350円。1月に東証2部から東証1部へ指定替えとなったが、それを記念して記念配当として2円の増配が発表され好感買いを集めたことが背景。そのため、配当落ちの4月に入ると配当取り狙いの向きの売りが先行する流れとなり、6月5日の278円まで売り込まれた。

 そこから反動高に進み、6月28日に318円の戻り高値を示現し、その後8月2日に今2013年3月期の業績が発表された。営業利益は2億7800万円と前年同期比27.5%の減益とやや足踏みの決算となった。ただ、今3月期通期の営業利益については当初の14億9000万円、前期比40.6%増の見通しが据え置かれ、予想通りの業績推移として認識され、8月24日に317円まで進んだ。

 ただ、戻り高値に届かなかったことで一時的に失望感が強まったが、そうした局面を乗り越えて再び出直り、9月25日には315円と戻り高値に後一歩と迫ってきた。6月5日の安値以後、8月6日の286円、9月11日の290円と下値は切り上がってきている。318円のフシを払うと、戻り足が活性化することが予想される。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:30 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】トーソー株価は高値圏で超然、妥当評価相場のタイミングを待つ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 トーソー<5956>(東2)は3月27日に404円の年初来高値を示現、その後も全体の波乱を寄せ付けない強調展開を維持している。違う視点で見れば、相場の波乱がなければ、訂正高の相場が訪れていてもおかしくない実態ということになる。

 今2013年3月期は営業利益10億円と前期比8.4%増の好調な見通しでスタートした。そして7月31日に発表された今3月期の第1四半期の業績は営業利益200万円と、前年同期の7500万円の損失から様変わりの好転となった。第1四半期の黒字は最近はなかったことで、業容がかなり上向いていることがうかがえる。

 もみ合いの中で9月10日に350円の安値を付けたが、それも一時的なものに留まり、リフォーム市場の趨勢的な拡大を評価する流れは変わっていない。PBR0.5倍と、訂正高の余地は大きい。正当な株価評価を妨げている商いが増えてくれば、評価替えが進むのだが。(株式評論家・隆盛)

>>トーソーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:53 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】JSP株価は中断モミ合い放れ機が熟す、今期2ケタ増益

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 JSP<7942>(東1)が中段もみ合い放れの様相を強めてきた。株価は3月14日に1330円の高値を示現し、以後5月31日の980円まで結構きつい下げに見舞われた。ただ、今2013年3月期の営業利益は営業利益60億円と、前期に比べ13.3%の増益が見込まれており、株価の下げは全体の下げに追随を余儀なくされた、根拠なき下げでもあった。

 しかし、7月30日に今3月期の第1四半期の営業利益が14億7500万円と前年同期比8.5%増を達成したと伝えられると、見直し買いを誘い、8月21日に1207円まで買われた。5月安値980円からのリバウンド相場の際に示現した7月10日の1196円を更新した。

 前回高値の更新は実態再評価への動きが本格化したことを示している。そして9月19日には1214円へさらに買い進まれ、評価の動きはさらに前進した。戻り売りが待ち構えているにも関わらず買いの手が流入したのは、業績への期待感が強まったことが背景と思われる。もみ合いを離れると3月14日の高値1330円までフシはない。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:36 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】タツタ、2Q利益進捗率65%、スマホ向け好調で今期再増額も

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 タツタ電線<5809>(東1)の人気が高い。9月14日に692円の年初来高値を示現、以後は調整局面なのだが、高値以降の安値は9月19日の647円。高値から7%の下げとなるが、その後はすかさず戻りに転じ、692円の高値はいつでもクリアできる水準に位置している。

 スマートフォン向けを主とする導電機能性材料需要の売上げ増が評価のポイント。売上げが期を追って増加、業績が躍進期を迎えている。そのため、今2013年3月期の第1四半期は営業利益11億8700万円と前年同期比81%の増益を確保。それを受け9月中間決算の営業利益を13億円から18億円(前年同期10億9400万円)へ増額、同様に通期の営業利益も25億円から34億円(前期33億4600万円)に引き上げた。

 しかし、中間決算に対する進捗率は65%に達している。そのため、増額に積み残し感が強く、市場では再度の増額を織り込みにかかり始めている。直近9月21日現在の取組は売り残140万株、買い45万株の大幅売り長状態。かつ日証金では連日逆日歩が発生している。再度高値更新に進むようだと、売り方の買い戻しが本格化するものと思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:46 | 株式評論家の視点
2012年09月25日

【株式評論家の視点】しばらくは9000円どころでモタ突く展開、新政権待ち

<相場展望>

株式評論家の視点 しばらくは膠着状態の続く相場だろう。一度、大きく下げれば買い場となるのだが、今はそれも見込めない。円安に進むかと思われた為替もヨーロパなどが悪いため円が買われる展開になっていることも頭を押えている。

 しかし、私は本当に円が強いとは思っていない。軍事力がないうえに経済力でも中国、韓国などに比べても弱体化している。現在、外国人の日本国債保有が8〜9%ということだが、これが高まってきたときが怖い。保有が増えると先物との組み合わせで売りたたきやすくなってくる。今後、外国人の日本国債保有比率が20%に近づいたときは一気に円安に向かうのではないか。

 現在の株式マーケットは主役の外国人投資家が動かないのだから大きくは期待できない。相場が動かないから個人投資家はブラジル債で13%ていど、オーストラリア債で8%ていど見込めるから株からそちらへ向かっている。

 局面が変わるとすれば、やはり政権交代しかないだろう。これまでの3年間の政権では沖縄問題で日米同盟をダメにし、原発でもミソをつけ、遂には領土問題で脅かされている。まったく情けない。国民は経験の乏しい今の政権では限界のあることを思い知らされた。

 新政権によって外交、産業面などで日本再生が期待できる見通しとなれば外国人投資家の日本株見直しも期待できるだろう。しばらくは日経平均9000円どころでモタつく展開だろう。(株式評論家・海老原紀雄)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:55 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本マニュファクチャリング株価に本格評価の展開、PER7倍台

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)は3月19日に5万2000円の年初来高値を示現後は、整理気分の強い展開になっている。東日本大震災、タイの洪水などの影響で、期待されていた前2012年3月期の業績が下振れ決算となったことが響いている。

 今2013年3月期については営業利益10億円と、前期比297.5%増の明るい見通しが明らかになった。しかし、前期の例もあって、そうした好業績見通しへの評価は大きく減じられる結果になってしまった。しかし、今3月期の第1四半期は営業利益1億9200万円(前年同期4500万円)と好業績を確保、実態再評価へ始動を開始した。

 そうした動きが出掛かったところで中国との摩擦が浮上、中国で製造派遣事業を行っている同社にとってマイナスの要素と受け止められる雰囲気になってきている。今後の推移は見通し難だが、これを乗り越えたとき、これまで蓄えられていたパワーが一気に爆発することになりそう。同社に対する本格評価の流れが押し寄せる可能性は強い。PERは7.7倍で株価は基本的に割安水準に位置している。(株式評論家・隆盛)

>>日本マニュファクチャリングサービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:50 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】空売りが堆積するオリンパス、もう悪材料は考え難く注目の転換

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 オリンパス<7733>(東1)は9月18日に1626円を示現し、現在はその調整局面だが、その押しに対し個人投資家が積極的に買い向かっている。5月15日の1061円をボトムとする上昇トレンドにおいて、6月7日の1380円、7月31日1482円、8月28日の1583円、そして9月18日の1626円と、上値は着実に切り上がり、上値指向は鮮明。

 ここへきてはソニー<6758>(東1)が500億円前後を出資し、内視鏡を中心とした医療機器事業やデジタルカメラなどの映像事業で協力するとの観測が流れ、資本提携によりオリンパスが財務体質の改善や、医療・映像事業における相乗効果など通じ、競争力が強化するとの期待感が強まっている

 直近9月14日申し込み現在の取組は売り残312万株、買い155万株と大幅売り長状態。売り残が着実に堆積する一方で、買い方は利食い進行で買い残が減少する流れとなっている。日証金では連日逆日歩が発生している。今後は材料面でもうは悪材料は考えにくい。売り方の買い戻しも交え、上昇トレンドを継続の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:42 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ゼリア新薬工業株価に再浮上の兆し、2Q業績は上方修正の好調

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ゼリア新薬工業<4559>(東1)が再浮上の兆しを強めてきた。3月29日に1509円の高値を示現、一呼吸入れ4月26日に1486円まで買い直された後、株価は急落に転じ、6月1日には1118円まで売り込まれる事態に陥った。

 前2012年3月期こそ営業利益45億6800万円と前々期比38%の増益を達成したが、今2013年3月期については営業利益46億円、前期比0.7%増の微増益見通しが明らかになり、失望感が強まったことが下げの背景。売上高の増加による増益要因はあるが、研究開発投資をはじめ、アジア地域への事業展開に伴う先行投資、コンシューマーヘルスケア製品群の広告宣伝投資等による費用増が利益を圧迫する。

 ただ、どれもが先では収益アップに結びつく要因である。第1四半期の実績を受け会社側は9月中間決算について、営業利益を従来の15億円から18億円(前年同期26億8800万円)へ上方修正した。通期の見通しは据え置かれており、順番として次は通期修正への期待感が株価を刺激する流れだろう。7月以来の中段もみ合いで株価も煮詰まり感が強まってきた。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:19 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】モミ合い上放れのエフティコミュニケーションズ、通期増額へ期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 エフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)は7月以来のもみ合いを上放れ、4月19日の高値4万9700円に挑戦の気配が強まってきた。その高値は好業績を見直す形で買い人気が盛り上がったもの。

 実際、前2012年3月期は営業利益12億1400万円と、前々期比2.6倍の大幅増益を確保した。今2013年3月期についても営業利益18億円、前期比48.2%増の見通しでスタートした。十分過ぎるほどの好業績なのだが、前期の実績を踏まえ市場の期待値が大きく先行していたことで、ひとまず利益確定の売りを誘発する結果になってしまった。

 そして、ビジネスホン・OA機器販売等のコア事業が好調に推移していることに加え、LED照明「L−eeDo(エルイード)」のレンタル販売が好調に推移していることから、3月期の第1四半期は営業利益7億6200万円と、前年同期の1億900万円から急増。つれて通期の営業利益も従来の18億円から22億円(前期12億1400万円)へ増額された。ただ、これは中間決算の増額分4億円をそのまま上乗せしたもの。

 慎重な増額との評価が高まるにつれ株価も浮上感を強めてきたが、ここへきての動意は増額をより積極的に評価する流れに変わってきたと言える。2012年3月期の有価証券報告書の提出が遅れたとして6月27日付けで監理銘柄に指定されていたが、7月30日に報告書を提出、7月31日付けで管理銘柄の指定が解除されたことも見直しの一つの要因になる。(株式評論家・隆盛)

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【株式評論家の視点】個人投資家買い継続の日産自動車、中国問題承知で悪目買い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日産自動車<7201>(東1)が年初来安値圏まで売り込まれるなど低調な展開。今2013年3月期の第1四半期の営業利益が1206億円と、前年同期比19%の減少に見舞われ、先行きにやや暗雲が感じられていたところに、緊迫する日中関係が加わり見切売りが広がっている。

 しかし、そこを押し目買い好機とみた個人投資家が連日買いに動いている。中国での暴動の余波を受け、中国の工場の操業が一時停止、中国の自動車販売にもある程度の影響が出ているとの見方も流れている。そうした事態を認識した上での個人の買いとあって、底値感を認識した行動と思われる。

 会社側は通期の見通しである営業利益7000億円(前期比28%増)を据え置いているし、アナリスト筋はもう少し上の線での着地を想定している。そうした見通しの中でPBR1.0倍はかなり割安な水準である。悪材料の吸収が着実に進んでいるだけに、後は反騰への手掛かり材料待ちのニュアンスだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | 株式評論家の視点