[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (09/06)【株式評論家の視点】日産化学、スマートフォン向け部材好調、逆日歩も株価の補強材料
記事一覧 (09/06)【株式評論家の視点】建設技術研究所、四半期ベースでの営業利益は急向上、受注も拡大
記事一覧 (09/06)【株式評論家の視点】居所を大きく変える可能性持つラクーン、好調スーパーデリバリー
記事一覧 (09/06)【株式評論家の視点】ハウス食品の出遅れ目立つ、1Q減益は震災需要の反動で原因明確
記事一覧 (09/06)【株式評論家の視点】ピックルス、減益も国内産野菜を使用する安全性への評価高い
記事一覧 (09/05)【株式評論家の視点】ニッポ電機、LED急成長の現実買い展開、昨年高値710円挑戦
記事一覧 (09/05)【株式評論家の視点】アルペン、マラソン人気で株価にも根強さ、業績アップトレンド
記事一覧 (09/05)【株式評論家の視点】インテージ、高値圏で利食い吸収の強い動きに注目、中期計画評価
記事一覧 (09/05)【株式評論家の視点】オリエントコーポに個人投資家の評価買い、業績回復が急ピッチ
記事一覧 (09/05)【株式評論家の視点】ティムコ、今年も11月期の配当取り本格化へ、事業環境は良好
記事一覧 (09/04)【株式評論家の視点】プレス工は中国関連に連動安もトラック部品好調で増額は見直せる
記事一覧 (09/04)【株式評論家の視点】インフォマト、全般波乱を寄せ付けぬ強さに注目、業績停滞一時的
記事一覧 (09/04)【株式評論家の視点】アツギに出直り兆候、アパレル関連出遅れとして静かに注目度増す
記事一覧 (09/04)【株式評論家の視点】フォーカスシステムズ、上昇トレンド不変、サイバー関連で高評価
記事一覧 (09/04)【株式評論家の視点】毎日コムネット、相場付きに腰の強さ、独自評価のタイミング待つ
記事一覧 (09/03)【株式評論家の視点】コンテナ運賃回復の川崎汽船に見直しの芽、PBRは0.3倍と割安
記事一覧 (09/03)【株式評論家の視点】日本アジアは7月高値から値幅の整理は一巡、残すは日柄調整だけ
記事一覧 (09/03)【株式評論家の視点】OBARA GROUP浮上態勢、着実な下値切り上げ波動に注目
記事一覧 (09/03)【株式評論家の視点】マーベラスAQLは好業績発表を契機に中勢波動が変わる、配当利回りは5%
記事一覧 (09/03)【株式評論家の視点】ファミリーマートは成長指針が明確、業績も需給も先高を示唆する状況
2012年09月06日

【株式評論家の視点】日産化学、スマートフォン向け部材好調、逆日歩も株価の補強材料

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日産化学工業<4021>(東1)は8月20日の高値から調整に入っていたが、9月4日の855円で目先底打ちの動きとなり、巻き返しが始まったニュアンスだ。ここへきて証券会社が強気で新規にレーティングを開始、目標株価1000円を打ち出したことが見直し買いを誘っている。

 機能性材料の液晶配向膜「サンエバー」がスマートフォンへの採用や、中国パネルメーカーへの出荷拡大などで計画を大きく上振れ,業績に増額余地が広がってきたことがポイントして指摘されている。実際、会社側でも今2013年3月期の9月中間決算について営業利益を63億円から83億円(前年同期65億6800万円)へ引き上げた。

 会社側では第3四半期以降の事業環境は依然として不透明であることから、現時点では通期業績予想を修正しないとしている。アナリスト筋は大幅な増額の見解で一致しており、そこらあたりも株価に織込まれていくことになりそう。取組は大幅売り長で、日証金では連日逆日歩が発生していることも株価を強くする補強材料である。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:22 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】建設技術研究所、四半期ベースでの営業利益は急向上、受注も拡大

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 建設技術研究所<9621>(東1)は4月2日の高値572円から調整局面にある。7月26日の445円で大底を入れたかに見えていたが、全体の下げに連動して再び売り直される足取りだ。チャートをもう少し遡ると、昨年4月18日に670円の高値を示現している。

 同社は河川、ダム、道路、環境など公共事業に関する建設コンサルタント業を手掛けており、復興需要への期待感が当時の高値形成の背景だった。しかし前12月期が15%の営業減益、今期も1.6%の微増益と今一つ業績のフォローがなかったことが昨年来続く調整の要因である。

 しかし四半期ベースでの営業利益の推移は第1四半期の3億3300万円の損失から、第2四半期は7億4000万円の利益へ大きく好転。しかも、6月中間決算の受注高は201億1500万円と前年同期比34.5%増を確保、いよいよ業績が本格的に向上する態勢が整いつつある。PBRはわずか0.3倍にとどまっており、訂正高の飛距離は大きい。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:20 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】居所を大きく変える可能性持つラクーン、好調スーパーデリバリー

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ラクーン<3031>(東マ)は全体相場の地合い悪化につれやや調整気分の強い展開になっている。8月31日に発表された今2013年4月期の第1四半期業績は営業利益が3300万円と前年同期比19.3%増を記録した。通期の業績についても営業利益1億6000〜1億7000j万円(前期比14.3%〜21.4%増)の好調な見通しを据え置いた。

 今年は4月24日に7万1500円の高値を示現している。この時は、前2012年4月期の期末配当について、記念100円をつけ合計1000円にすると発表したことが好感された。2002年2月にサービスをスタートした、「スーパーデリバリー」が今年2月で10周年となったのを記念してのもの。

 株価は4月高値以後さえない展開だが、これも特に売り物が出たわけではなく、買い手控えの中、小口の売りに値段だけ下げた動き。持続的成長へ向け購入する小売店、出店するメーカー双方の審査基準を引き上げ質的向上を図っているため、業績は一時的に成長が抑えられていることも響いている。そうした足かせが解き放たれた時、株価は本格的な居どころ修正高へ進むことになりそう。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:13 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ハウス食品の出遅れ目立つ、1Q減益は震災需要の反動で原因明確

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ハウス食品<2810>(東1)は大手食品メーカーが軒並み人気化する中、出遅れが目立ってきた。同社の場合、今2013年3月期の第1四半期(1Q)の業績が営業利益24億8700万円と前年同期比53%の大幅減益となったことが敬遠されている理由。

 ルウカレー製品、レトルトカレー製品の販売が前年同期の東日本大震災後の備蓄需要の反動で落ち込んだことが要因と、原因ははっきりしている。震災による反動減はなお余韻が残りそうだが、通期で見れば営業利益148億円と前期比5%の増益を確保できる模様だ。

 同社がコア事業と位置づけている海外事業は米国での販路拡大や中国・台湾におけるカレー事業の好調で、第1四半期は売上げが前年同期比7%増の34億円、営業利益が同21%増の3億円と着実に拡大している。第1四半期の利益の進捗率が低いことで人気を落としているが、PBR0.7倍はかなりの割安水準だ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ピックルス、減益も国内産野菜を使用する安全性への評価高い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)は4月3日の年初来高値655円からの調整局面。昨年12月19日には670円の高値を示現しており、やや長い波動ではダブルトップを形成しての調整ということになる。

 今2月期について営業利益9億3000万円と、前期比5.3%ダウンの慎重な見通しが明らかになり、株価の調整入りのきっかけになった。そして、今期第1四半期の営業利益が1億7500万円と前年同期比57%のダウンに見舞われ、株価も下値トライの動きを余儀なくされている。

 昨年12月の高値670円は実に2002年1月以来のことである。国内産野菜を使用する安全性をベースに、「ご飯がススムキムチ」などの人気商品開発で、消費者の信頼を獲得したことが株価の高い評価の源である。第1四半期の減益も野菜価格の上昇が原因で、そうした要因も徐々に解消に向かいつつある。株価見直しの背景は整ったと思われる。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:06 | 株式評論家の視点
2012年09月05日

【株式評論家の視点】ニッポ電機、LED急成長の現実買い展開、昨年高値710円挑戦

■銘柄の見所

株式評論家の視点 ニッポ電機<6657>(JQS)は二進一退型の上昇トレンドを継続中で、直近では8月24日に510円の高値を示現、今はそこからの調整局面。今13年3月期の第1四半期は営業利益6200万円と、前年同期の5900万円の損失から大幅な好転となった。

 商品ラインアップの充実や市場での高評価獲得などから、LED照明器具の売上げが4億4200万円と前年同期比90.9%増と大幅な伸びを見せ、株価が期待したとおりの成長を見せていることが評価を高めている。

 昨年5月に710円の高値に買い進まれたが、その時はLEDによる業績向上への期待が背景になっていた。現在急成長中のLEDについては廉価型から高性能な製品までラインアップを広げ、業績の牽引役として積極的な拡販を図る方針だ。

 現在でもPERは10.8倍と割安水準だが、同社の目標は売上げ100億円、売上高経常利益率10%。これでいくとPERは現在の半分に低下する。従って、株価の上昇トレンドもなお引き継がれる方向が予想されるところだ。業績好調をベースとした現実買いの動きがスケールアップに向かうことになりそう。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:22 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アルペン、マラソン人気で株価にも根強さ、業績アップトレンド

■銘柄の見所

株式評論家の視点 アルペン<3028>(東1)はアパレルなどの内需関連株が大きく見直される中、出遅れが目立ってきた。前2012年6月期は営業利益111億円と前々期比7%の増益を確保した。

 マラソンブームを背景に、ランニングシューズ、ランニングウェアが引き続き好調を維持するとともに、自社開発のランニングマシン「トレッドミル」のヒットなどが好業績の要因。今2013年3月期についても営業利益118億円と前期比5%の増益が見込まれている。

 スポーツ・レジャー用品業界ではウォーキング、ランニングなど、気軽に始められるスポーツへの参加人口が増え、各地で大規模な市民マラソン大会が企画されるなど市場の拡大が続いている。また、節電志向を背景に、夏は冷感、冬は発熱保温など機能性の高いウェアの需要が高まっており、同社にとって風はまさにフォロー状態。趨勢的な業績好調のトレンドに乗り始めたと思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:04 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】インテージ、高値圏で利食い吸収の強い動きに注目、中期計画評価

■銘柄の見所

株式評論家の視点 インテージ<4326>(東1)は6月13日の1430円をボトムに上昇に転じ、8月20日には1740円と4月3日の年初来高値1761円に肉薄した。そこでは戻り待ちの売り物が頭を抑え一服局面入りだが、その後の整理は押し目買いが先行する底堅い動きで、戻り売り一巡を待って再度新展開にトライの可能性が強そう。

 今2013年3月期の第1四半期の業績は営業利益1億4400万円と、前年同期比10.2%の増益を確保し、通期の見通しも営業利益31億3000万円、前期比8.5%増益と好調な見通しにあることが株価強調の背景。

 昨年8月2日に1934円の高値を示現しているが、この時は中期計画、タイ子会社の同業吸収の動きなどから同社の成長性にスポットが当たったもの。今期の好業績はそうした市場の期待に沿ったものといえる。中期計画では2014年3月期に営業利益39億7000万円(今期予想31億3000万円)を想定している。現在9.8倍のPERはさらに割安になる。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:48 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】オリエントコーポに個人投資家の評価買い、業績回復が急ピッチ

■銘柄の見所

株式評論家の視点 オリエントコーポレーション<8585>(東1)に個人投資家のまとまった買いが流入し出来高が増加、4月2日の年初来高値113円を更新し、新展開に足を踏み入れてきた。

 今2013年3月期の第1四半期は営業利益50億4900万円と前年同期の30億1000万円の損失から様変わりの業績好転となった。そして8月31日には9月中間決算の営業利益を68億円から113億円に増額修正された。総量規制の影響でカードキャッシングなどが落ち込むものの、カードショッピングやオートローン、ショッピングクレジットが伸長。債権良質化の進展で貸倒引当金繰入額が減少することなどが要因。

 通期の業績予想については、オートローン市場の動向等の不確定要因もあるため、営業利益215億円(前期33億4700万円)の見通しは据え置いた。実態はアナリスト筋の慎重な見方を上回るかたちで急ピッチの回復を見せており、株価の評価もかなり前進の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:28 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ティムコ、今年も11月期の配当取り本格化へ、事業環境は良好

■銘柄の見所

株式評論家の視点 ティムコ<7501>(JQS)は5月28日の532円をボトムに値戻しを進めている局面。同社は今2012年11月期も期末に年17円50銭の一括配当を行う予定だ。これだけの高配当ゆえに、11月決算期末へ向け配当取りの買いが先行するパターンが多く、今年も同様に11月ヘ向け人気を盛り上げていく方向が予想される。5日(水)の株価576円での利回りは3.03%と魅力的だ。

 チャートをもう少し長い視点で捉えてみると、2005年11月の1570円を高値に調整局面に入り、その大底を付けたのが2009年1月の482円。3年と2ヶ月の整理期間、高値から3割になってしまった下げ率と、徹底した整理を経験した。

 そして2009年1月の482円以降は、基本的にはもみ合い波動を継続している。そうした中で2010年5月の520円、2012年5月の532円と着実に下値が切り上がりつつある。人々の健康志向などから、アウトドア用品の売上げが好調で、そうした基調的な業績見通しの明るさを評価する流れが育ち始めているようだ。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:27 | 株式評論家の視点
2012年09月04日

【株式評論家の視点】プレス工は中国関連に連動安もトラック部品好調で増額は見直せる

■銘柄の見所

株式評論家の視点 プレス工業<7246>(東1)は8月3日の298円で大底を入れたかに見えたが、4日には307円まで売り直され、再び底値調べの様相を呈している。油圧ショベル向けの運転席部品が中国需要の減速の影響で一部の受注量が減っているため、最近の中国関連株の下げに追随したものと思われる。

 しかし、主力取引先のいすゞ自動車<7202>(東1)や三菱ふそうトラック・バスの販売が国内外で伸びており、同社のトラック用の足回り部品、駆動系部品の販売が好調に推移、今2013年3月期の第1四半期は営業利益29億6000万円ときわめて好調だった。第1四半期は順調に推移したが、第2四半期以降の事業環境に不透明感があるとみているほか、設備投資の拡大による減価償却費の増加などで、通期の営業利益は115億円と前期比1%増の慎重な見通しを据え置いた。

 ここらあたりも株価の不人気の一つの要因になっているようだが、アナリスト筋はトラックの生産増という状況を踏まえ今期は増額修正の可能性が強いと見ている。それも増額幅はかなり大きなもので、先ではそうした好実態が見直されることになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:42 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】インフォマト、全般波乱を寄せ付けぬ強さに注目、業績停滞一時的

■銘柄の見所

株式評論家の視点 インフォマート<2492>(東マ)は8月21日に19万円の年初来高値に買い進まれるなど、全般の波乱を寄せ付けない非常に強い動きを見せている。上昇のきっかけは7月31日に発表された今2012年12月期の6月中間決算。営業利益は3億3100万円と前年同期比21%増を記録した。ただ、通期の営業利益は5億6800万円と前期比12%減益の見通しが据え置かれた。

 通常なら好業績買い一巡の後は利食い先行に甘い動きとなるもの。しかし、同社の場合、そうした利食い売りを吸収してなお上値を買い上がる動きが継続しており、中期的な成長を評価する太い流れが存在すると思われる。今期の減益も次世代の「BtoBクラウドプラットフォーム」の構築で一時的にソフトウエアの償却費が増加することが要因。

 8月21日の高値からの調整も押しはごく小さいものに留まっており、目先筋の売りを吸収したあとは再び新展開に挑戦する気配が濃厚だ。中間期の営業利益は通期の見通しに対し進捗率は58%に達し、足元の業績の確かさも改めて見直される点だ。(株式評論家・隆盛)

>>インフォマートのIR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:27 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】アツギに出直り兆候、アパレル関連出遅れとして静かに注目度増す

■銘柄の見所

株式評論家の視点 アツギ<3529>(東1)は底値圏での展開になっているが、アパレルの出遅れ的な感覚で注目する向きがある。今2013年3月期の第1四半期は営業利益1億1400万円と前年同期比21%の減益に見舞われた。靴下部門はプレーンストッキングの「ASTIGU(アスティーグ)」などベーシック商品の販売が堅調だったが、トレンカなどトレンド性の高い商品は苦戦。原材料高や中国における人件費高騰などが影響した。

 通期では営業利益12億円、前期比12%の増益見通しを据え置いた。国内では競合のシェア奪取と高付加価値商品の構成比上昇に注力。海外は上海で直営店の展開を進めるなど、中国を中心に「アツギ」ブランドの浸透を図る考え。

 同社はもともと仕手性には定評がある存在。それにも関わらず、今年何回も訪れた低位仕手系株が循環買いされる局面でも見過ごされてきた。年3円配当を実施しているほか、PBRも0.4倍と割安が目立つ。9月3日から静かに商いが膨らんできているのが最大の注目点だ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:23 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】フォーカスシステムズ、上昇トレンド不変、サイバー関連で高評価

■銘柄の見所

株式評論家の視点 フォーカスシステムズ<4662>(JQS)は4月16日の高値675円からの調整局面にある。ただ、高値水準は2006年2月以来、実に6年ぶりのことである。従って、調整局面という表現にはなるが、より正確に言えば中期上昇トレンドの中の一時的な値固めの動きといえる。

今回の上昇相場の起点は2010年3月の211円。そこから今年4月16日の675円まで延々と上げ続けてきた上昇トレンドだが、4月高値からの調整は8月6日の552円で大底確認の足取り。上昇トレンドの基調はなお保たれたままの状態にある。

 電子記録のデータを解析し、関係あるデータのみを取り出すことが出来る「フォレンジック」システムやサイバーテロ対策などの情報セキュリティ事業に強みを持ち、企業や政府機関へのサイバー攻撃が深刻化する中、同社のセキュリティ事業の展開が評価を高めている要因だ。現在PERは54倍に達しているが、こうした成長を積極的に評価する相場では当然のことである。業績がある時点を契機に急向上すれば、評価基準が激変することによる。なお8月13日から自社株買いを実施中だ。取得最終日は12月31日だが、着々と自社株買いを進めている。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:17 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】毎日コムネット、相場付きに腰の強さ、独自評価のタイミング待つ

■銘柄の見所

株式評論家の視点 毎日コムネット<8908>(JQS)は7月高値576円からの調整局面。高値形成に際しての材料は好業績。今2013年5月期は営業利益6億8000万円と3%増益が見込まれ、今期の配当は前期の年1円増配に続き、さらに年1円増配の年13円とすることを公表し好感買いを集めた。

 株価はそこから調整に入ったが、7月30日の360円で大底入れの足取り。上昇相場は6月5日の339円を起点に7月10日の576円まで駆け上がったものだが、今回の安値360円は6月の339円を大分上回る水準で、相場付きにはは腰の強さが感じられる。

 同社の業態は「学生支援企業」というコンセプトで、首都圏の大学生を中心とした学生の住まい選びや、就職活動といった需要をとらえ、不動産ソリューション、学生生活支援の2事業を手掛けている。

 しかし、コード番号に見られるように、市場ではマンション販売企業として評価されている感が強く、それが株価の上昇を妨げている要因だ。今期の1株利益は40.4円が見込まれているにも関わらずPERの評価は11倍と低い。独自評価のタイミングを待つことになりそう。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:12 | 株式評論家の視点
2012年09月03日

【株式評論家の視点】コンテナ運賃回復の川崎汽船に見直しの芽、PBRは0.3倍と割安

■銘柄の見所

株式評論家の視点 川崎汽船<9107>(東1)は8月30日に101円の安値まで売り込まれ、100円すれすれまで下げてきたが、底値ゾーン入りと思われる。海外バラ積み船の運賃低下から海運株全体が厳しい展開を余儀なくされているが、一方でアジア発北米向けのコンテナ運賃が上昇している。

 そのコンテナ船の運賃回復で今2013年3月期は営業利益270億円(前期406億円の損失)と様変わりの業績好転が見込まれている。バラ積み船の市況回復が想定される来2014年3月期も大幅な増益確保が有力になっている。

 PBRはわずか0.3倍に過ぎない。大型ファイナンスを強行したことによる需給悪化が株価に反映されているが、それでも行き過ぎ感は強い。また、個人投資家はこの調整局面を積極的に拾い、直近8月24日申込み現在では信用買い残は4209万株にまで膨らんできた。個人投資家が底値ゾーンと判断している姿がうかがえる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:50 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本アジアは7月高値から値幅の整理は一巡、残すは日柄調整だけ

■銘柄の見所

株式評論家の視点 日本アジアグループ<3751>(東マ)は7月2日に4930円の高値へ買い進まれ、現在はそこからの調整局面。再生可能エネルギーの全量買取制度が7月から始まり、太陽電池関連株の人気化の流れに乗ったことが高値示現の背景。その後太陽電池関連株の人気が下火となったため、同社も連動安を迫られた。6月5日の安値1885円から7月2日の高値4930円まで、株価は2.6倍増を果たした。

 上昇率が大きかった分整理もきつく、7月高値4930円から8月16日の安値2251円まで55%の下げに見舞われた。ただ、下げ率から見て、株価は値幅面での調整を終えたものと思われる。今2013年3月期は営業利益19億7800万円(今期は決算期変更に伴う11ヶ月決算)と前期の6億9900万円の営業損失から様変わりの好転が見込まれている。

 株式交換で国際航業ホールディングスを完全子会社化。そして、国際航業ホールディングス(空間情報コンサルティング、グリーンプロパティ、グリーンエネルギーの3事業)、日本アジアホールディングズ(ファイナンシャル・サービス事業)が展開する4事業領域に経営資源を集中し成長を目指す。PBRは0.4倍と割安を訴える水準にある。残すは日柄調整だけだ。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:22 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】OBARA GROUP浮上態勢、着実な下値切り上げ波動に注目

■銘柄の見所

株式評論家の視点 OBARA GROUP<6877>(東1)が浮上態勢に入りつつある。3月30日の年初来高値1144円から整理局面にあったが7月25日の850円で大底を確認。若干のリバウンドを入れたあとダメ押し場面となり、8月3日の854円で二番底を確認し、以後は定石どおりの戻りトレンド入りとなっている。

 同社の中勢波動を振り返ると、リーマンショック後の2008年10月に446円安値に大きく売り込まれた。そこからの安値推移は2009年11月の655円、2010年10月の660円、2011年3月の744円そして今年1月の816円と、着実な切り上げパターンを描いてきた。

 8月27日に、今2012年9月期の期末配当を、従来見通しの10円から20円にすると発表した。以後商いも増勢に転じ、株価上昇に欠かせないエネルギーも充填されてきた。今2012年9月期は営業利益35億円と前期比19%の増益が見込まれており、来2013年9月期の見通しと合わせ、業績動向が注目されるところだ(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:46 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】マーベラスAQLは好業績発表を契機に中勢波動が変わる、配当利回りは5%

■銘柄の見所

株式評論家の視点 マーベラスAQL<7844>(東2)は全般の波乱を押し返し、8月27日に2万1220円の年初来高値に進む強い動きを見せている。きっかけになったのは8月9日に発表された今2013年3月期の9月中間期の営業利益が3億5000万円から6億2000万円(前年同期3000万円)へ増額修正されたこと。

 今年は1月16日に1万8110円の高値を示現し、以後はもみ合い展開に終始しており。このもみで十分にエネルギーが蓄積されていたパターン。決算発表直前までもみ合いを続け、好業績先取りの事前の兆候もなかったことで、サプライズのあった決算発表がストレートに見直し買いに結びついた格好である。決算発表後、さらに上値を追ったのは市場の先高感の強さを表している。

 8月27日の2万1220円は昨年5月11日の2万1000円を突破し、昨年2月半ば以来の水準である。従って株価は明らかに中期波動が転換している。配当は前3月期の605円から1000円へ大幅に引き上げる予定だ。配当利回りは5%,上がってもなお超の字が付く割安な水準である(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ファミリーマートは成長指針が明確、業績も需給も先高を示唆する状況

■銘柄の見所

株式評論家の視点 ファミリーマート<8028>(東1)は今2012年2月期の8月中間決算で46円の高配当を実施した。株価はその配当落ちにあと一息に迫っており、配当落ち以前の先高感がキープされた状況が続いている。客層の拡大や囲い込み、利用頻度上昇が進むことで既存店売上高が堅調に推移、その上で出店余地の高まりから高水準の出店を継続しており業績は好調だ。

 買収した旧am/pm店舗を順次ファミリーマート店舗に改装・転換しているが順調に業績に寄与、転換費用も一巡する。アナリスト筋では今2月期の営業利益は470億円(前期425億円)に上振れすると見ている。中国(持分法適用会社)ではいよいよ出店加速局面に突入する。

 先行投資負担が重く第1四半期の海外貢献利益は前年同期を下回ったものの、長期的にみて、中国事業の拡大が同社の利益成長を牽引する期待は大きい。直近の取組は8月24日申し込み現在で売り13万株、買い4万株の大幅売り長で、日証金では連日逆日歩が発生している状態態。業績も需給も先高を示しているようだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:52 | 株式評論家の視点