[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (06/18)【編集長の視点】Waqooは再生美容液即完売と2Q赤字縮小業績を見直す
記事一覧 (06/13)【編集長の視点】monoAIは1Q赤字縮小業績が支援してゲーム・エンタメ関連株人気健在
記事一覧 (06/06)【編集長の視点】パワーソリューションズ、1Qは2桁増収増益で高進捗率を達成、通期業績の上振れ期待が高まる
記事一覧 (06/05)【編集長の視点】イードは年初来高値に肉薄、記念増配・記念優待権利取りを3Q高利益進捗率業績がフォロー
記事一覧 (06/04)【編集長の視点】リビン・テクノロジーズは業績上方修正・自己株式取得を手掛かりに割安株買いが再燃
記事一覧 (05/22)【編集長の視点】HMTは連日の年初来高値、3Q高利益進捗率業績を手掛かりに割安バイオ株買いが増勢
記事一覧 (05/21)【編集長の視点】ダイナミックマップは赤字縮小業績に相次ぐ実証プロジェクトがオン
記事一覧 (05/20)【編集長の視点】極東開発工業は連続の2ケタ増益予想業績を見直しバリュー株買いが再燃
記事一覧 (03/13)【編集長の視点】エスペックは最高純益を伸ばす業績上方修正と増配を手掛かり割安修正が続き6連騰
記事一覧 (03/04)【編集長の視点】シマダヤは業績再上方修正と記念増配を見直し内需割安株買いが再燃
記事一覧 (02/21)【編集長の視点】山形銀行は業績再上方修正などのフルセット材料を手掛かりに押し目買い妙味
記事一覧 (02/20)【編集長の視点】ワールドは相次ぐM&Aがフォローして期末の増配権利取りに一考余地
記事一覧 (02/06)【編集長の視点】丹青社は株式売出し終了で業績・株主還元策の一段アップを期待
記事一覧 (02/05)【編集著の視点】ヨシムラ・フード・ホールディングスはWショックを織り込み連続最高純益更新が手掛かり
記事一覧 (01/28)【編集長の視点】アイザワ証券Gは3Q純益大幅増益着地で期末の普通配当増配を催促し続伸
記事一覧 (12/13)【編集長の視点】木徳神糧は増配・優待権利取り再燃を業績上方修正がフォローして反発
記事一覧 (12/12)【編集長の視点】清水建設は黒字転換拡大の業績上方修正などフルセット株人気を再燃させて反発
記事一覧 (12/04)【編集長の視点】貸倒引当金の一巡で黒字転換、過去最高純益を更新、成長期待高まる
記事一覧 (11/14)【編集長の視点】日電子は大幅続落も業績上方修正・増配を手掛かりに突っ込み買い一考余地
記事一覧 (10/18)【編集長の視点】タイミーは上場来安値更新も相次ぐ悪材料を織り込み底固め最終ステージ入り期待
2025年06月18日

【編集長の視点】Waqooは再生美容液即完売と2Q赤字縮小業績を見直す

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■バイオベンチャー株評価高まる

 Waqoo<4937>(東証グロース)は、前日17日に7円高の1056円と3営業日ぶりに反発して引けた。今年6月5日に子会社のセルプロジャパンが、EC販売サイトで発売した再生美容液が、放送開始わずか11分で完売したことや、今年5月に発表した今2025年9月期第2四半期(2024年10月〜2025年3月期、2Q)累計業績が赤字幅を縮小して着地したことを見直しバイオベンチャー株買いが再燃した。テクニカル的にも、トランプ関税による世界同時株安の影響で突っ込んだ年初来安値800円から売られ過ぎとしてリバウンドし、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、足元ではこの75日線で下値を再確認しており、押し目買いのサポート材料となっている。

■メディカルサポート事業の3月の血液由来加工サービスの受託件数は過去最高

 同社は、再生美容化粧品を自社ECサイトなどで販売するD2C事業と、血液由来加工受託サービスを医療機関に提供するメディカルサポート事業を経営の二本柱としている。今回、子会社のセルプロジャパンが、お買い物チャンネル「QVC」で販売した「メディカセルHAステムセラム」は、最先端の幹細胞研究から生まれたヒト羊膜由来幹細胞順化培養液を50%も配合するなど豊富な栄養分で構成される再生美容液で、そのメイドイン・ジャパンの質の高さなどから同チャンネルの放送開始後約11分で即完売するなど、異例の大ヒットをした。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 編集長の視点
2025年06月13日

【編集長の視点】monoAIは1Q赤字縮小業績が支援してゲーム・エンタメ関連株人気健在

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■メタバースサービス好調で赤字幅縮小、ゲーム関連株として再評価の兆し

 monoAI technology<5240>(東証グロース)は、前日12日に5円安の349円と4営業日ぶりに反落して引けた。日経平均株価が、5営業日ぶりに248円安と反落したことから、今年5月の直近安値から20%超高している同社株も、目先の利益を確定する売り物に押された。ただ今年4月に任天堂<7974>(東証プライム)が、新型ゲーム機「Nintendo Switch2」の予約販売受付を開始して以来、ゲーム・エンタメ関連株への見直し買いが根強く続いており、その一角に位置する同社株への関連株買いが継続する可能性があり、押し目買い妙味も示唆している。今年5月15日に発表した今2025年1月期第1四半期(2025年1月〜3月期、1Q)業績の赤字が縮小したことも、サポート材料となりそうだ。

■1Q業績はメタバースサービスの売り上げが伸び売上総利益も49%増

 同社は、独自のメタバースが構築可能な「XR CLOUD」をOEM供給し、XR周辺サービスとしてゲームを中心としてテストを受託する品質保証業務も展開し、ゲーム大手各社が主要顧客に並んでいる。このため任天堂の新ゲーム機の米国での予約受付が好調に推移していると伝えられた今年4月に同社の株価は、ストップ高し、約58%の棒上げを演じた。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | 編集長の視点
2025年06月06日

【編集長の視点】パワーソリューションズ、1Qは2桁増収増益で高進捗率を達成、通期業績の上振れ期待が高まる

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■高進捗率で通期業績上方修正の可能性、株価は割安圏

 パワーソリューションズ<4450>(東証グロース)は、前日5日に7円安の1343円と反落して引けた。東証グロース市場指数が、3.50ポイント安の967.77ポイントと5営業日ぶりに反落したことから、2月13日につけた年初来高値1440円に迫っていた同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ今年5月14日に発表した今2015年12月期第1四半期(2025年1月〜3月期、1Q)業績が連続2ケタ増益で着地し、12月期通期業績に対して高利益進捗率を示しており、これを手掛かりに押し目買い妙味も示唆している。また今期配当は、連続増配し中間配当も予定しているだけに、6月末の中間期末に向けて配当権利取りの余地もある。

■金融業界向けのソリューション需要が旺盛でグループ化した子会社もフル寄与

 同社の今12月期1Q業績は、売り上げ20億4700万円(前年同期比27.9%増)、営業利益2億4000万円(同52.1%増)、経常利益2億3200万円(同53.1%増)、純利益1億1300万円(同14.4%増)と連続の2ケタ増収増益で着地した。DX推進・DXコンサルティングサービスでは、金融業界の資産運用セクターの業務ソリューション需要が高まる好事業環境下、昨年4月に3億円超でグループ会社化したイノベーティブ・ソリューションズが通期フル寄与し、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)関連サービスでは、RPA人材へのリスキリング推進で単価が上昇し、インフラエンジニアリングでは、子会社のエグゼクションが特需案件を獲得したことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33 | 編集長の視点
2025年06月05日

【編集長の視点】イードは年初来高値に肉薄、記念増配・記念優待権利取りを3Q高利益進捗率業績がフォロー

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■記念配当6円上乗せで年間22円、QUOカード優待も1万5000円に拡充

 イード<6038>(東証グロース)は、前日4日に5円高の1027円と反発して引け、取引時間中に1047円へ買い進まれる場面があり、6月2日につけた年初来高値1059円に肉薄した。同社株は、創立25周年を記念して今2025年6月期の記念増配と記念株主優待策を発表しており、期末の6月入りとともに権利取り買い物が再燃した。今年5月15日に発表した今期第3四半期(2024年7月〜2025年3月期、3Q)業績が、増益転換し6月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことも業績上ぶれ期待を高めてフォローの材料となっている。

■3Q利益の対通期予想業績進捗率は91%〜100%に達し業績上ぶれ期待

 同社の今6月期配当は、昨年5月に配当方針を変更し配当の目安をDOE(株主資本配当率)1.5%以上から2.0%以上に引き上げたことから期初に年間16円(前期実績14円)へ連続増配が予定されていた。これに対して今年2月には創立25周年の記念配当と記念株主優待策を発表し、記念配当6円を上乗せして年間配当を22円に大幅増配する。記念株主優待策では、同社株式500株を保有する株主にQUOカード1万円分を贈呈する。この優待制度は今年5月にさらに拡充が発表され、来期は500株を1年未満保有する株主にはQUOカード1万円分贈呈と変わらないが、1年以上保有する株主には1万5000円分贈呈と引き上げれた。またこのほか株主還元策として自己株式取得も発表し、今年2月に730円で10万株(発行済み株式総数の2.01%)、総額7300万円の立会外買い付け取引も実施した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | 編集長の視点
2025年06月04日

【編集長の視点】リビン・テクノロジーズは業績上方修正・自己株式取得を手掛かりに割安株買いが再燃

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■ゴールデンクロスで上昇トレンド転換、株価4000円台視野

 リビン・テクノロジーズ<4445>(東証グロース)は、前日3日に105円高の3135円と急反発して引け、2月6日につけた年初来高値3250円を射程圏に捉えた。同社株は、今年5月14日に今2025年第2四半期(2024年10月〜2025年3月期、2Q)累計決算の開示とともに、今9月期通期業績の上方修正と自己株式取得を発表しており、これを手掛かりに割安株買いが増勢となった。テクニカル的にも25日移動平均線が75日移動平均線を下から上にブレークするゴールデンクロス(GC)を示現しており、上昇トレンド転換を示唆したとしてフォローの材料視されている。

■クライアント数が2127社と増加に転じ2QのARPUは過去最高

 同社の今9月期通期業績は、営業収益を期初予想通りに36億円(前期比0.8%増)としたが、営業利益を期初予想より2億2000万円、経常利益を1億8000万円、純利益を1億5000万円それぞれ引き上げ、営業利益3億7000万円(同78.7%増)、経常利益3億3000万円(同57.8%増)、純利益2億5000万円(同2.19倍)と見込み、期初の減益予想が大幅増益に方向性が変わる。主力の不動産査定・売却・買取などのDXプラットフォーム事業「リビンマッチ」に第2の主力事業候補の外壁塗装DX事業「ぬりマッチ」、住宅展示場DX事業「メタ住宅展示場」も加わり、2Q(3カ月間)の月間平均クライアント数が、今期1Q(2024年10月〜12月期)の2073社から2127社へと増加に転じ、クライアント当たりの月間平均営業収益のARPUも、同じく13万2524円から14万6801円へ伸びて過去最高となり、「リビンマッチ」の広告効果が大きく改善したことが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:28 | 編集長の視点
2025年05月22日

【編集長の視点】HMTは連日の年初来高値、3Q高利益進捗率業績を手掛かりに割安バイオ株買いが増勢

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 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<HMT、6090>(東証グロース)は、前日21日に36円高の775円と8営業日続伸して引け、連日の年初来高値更新となった。今年5月14日に発表して今2025年6月期第3四半期(2024年7月〜2025年3月期、3Q)業績が大幅増益で着地し、利益がすでに期初の今6月期通期業績をオーバーしたことから通期業績の上ぶれ期待を高め割安バイオ株買いが増勢となった。また同社株は、今年3月12日に東証グロース市場からスタンダード市場への上場市場の変更を申請しており、合わせて買い材料視されている。

■3Q利益はすでに6月期通期予想業績を9300万円〜2400万円上回る

 同社の今6月期3Q業績は、売り上げ12億6600万円(前年同期比13.5%増)、営業利益3億5300万円(同40.5%増)、経常利益3億4200万円(同36.0%増)、純利益3億400万円(同32.2%増)と大幅続伸した。先端研究開発支援事業では高感度網羅解析サービスの売り上げが9億9460万円(同32%増)と伸び、全社費用配賦後のセグメント利益は、「バイオものづくり」などの研究開発費増で2億9103万円(同2.8%減)と伸び悩んだが、ヘルスケア・ソリューション事業では、機能性素材開発支援サービスが、新規受注の獲得や皮膚ガス測定サービスの増加などで売り上げが2億7177万円(同78.6%増)、セグメント利益が6294万円(前年同期は4744万円の赤字)と黒字転換したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:49 | 編集長の視点
2025年05月21日

【編集長の視点】ダイナミックマップは赤字縮小業績に相次ぐ実証プロジェクトがオン

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■好決算と提携加速で株価急伸

 ダイナミックマッププラットフォーム<336A>(東証グロース)は、前日20日に134円高の1376円と7営業日続伸して引けた。値動きは、東証グロース市場の値上り率ランキングの第15位、商いは、同じく売買代金ランキングの第18位と賑わった。同社株は、今年3月27日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、IPO後の初決算として発表した前2025年3月期業績が、IPO時予想を上ぶれて着地し、続く今2026年3月期業績の赤字縮小を予想しており、さらに経済産業省からの研究開発受託、民間大手企業との実証プロジェクトの合意が相次いだことから直近IPO株買いが増勢となった。テクニカル的にも上場来高値1706円から上場来安値842円への調整幅の半値戻しまでリバウンドしており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」期待を高めてサポート材料視されている。

■経産省からの受託に続き三井不動産、ソニーGとも開発・実証で合意

 前2025年3月期業績は、IPO時予想より売り上げが4億円強上ぶれ、赤字幅を6億円〜2億円縮小させ売り上げ74億6500万円(前々期比34.1%増)、営業利益12億1900万円の赤字(前々期は25億5400万円の赤字)、経常利益14億1400万円の赤字(同24億9000万円の赤字)、純利益15億4400万円の赤字(同40億4900万円の赤字)で着地した。とくに営業利益に減価償却費、政府補助金を加えた調整後EBITDAは、6億900万円の赤字(同22億300万円の赤字)と好転しており、同EBITDAは、前期第3四半期(2024年10月〜12月期)に4100万円の黒字、第4四半期(2025年1月〜3月期)に4億4700万円の黒字となったことが要因となった。同社は、自動運転や先進運転支援システムに不可欠な高精度3次元地図データ(HDマップ)の研究開発事業を展開しており、この3Dデータなどのライセンス型売り上げは、11億7100万円(同17.8%増)、民間企業などとの共同開発のプロジェクト型売り上げは、62億9300万円(同37.6%増)と大きく続伸した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 編集長の視点
2025年05月20日

【編集長の視点】極東開発工業は連続の2ケタ増益予想業績を見直しバリュー株買いが再燃

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■高配当利回り維持でバリュー株買い再燃、ミニGC示現で上昇トレンドへ

 極東開発工業<7226>(東証プライム)は、前日19日に28円高の2503円と3営業日ぶりに反発して引け、取引時間中には2521円と買われる場面もあって3月7日につけた年初来高値2614円を視界に捉えた。同社株は、今年5月14日に3月期決算を発表し、前2025年3月期業績が、期中の再上方修正値をやや下ぶれて着地し、今2026年3月期の配当の減配を予想したことが響いて利益確定売りや戻り売りが続いていた。ただ前期業績が2ケタ増益で着地し、今期も連続の2ケタ増益となることや、減配予想でも配当利回りが、東証プライム市場の高配当利回りランキングの第54位にランクインすることなどを見直しバリュー株買いが再燃した。テクニカル的にも5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しておりフォローの材料となっている。

■受注が好調に推移し生産性向上と製品価格の改定も上乗せ

 同社の今2026年3月期業績は、売り上げ1680億円(前期比19.6%増)、営業利益96億円(同44.2%増)、経常利益95億円(同37.9%増)、純利益65億円(同11.7%増)と見込み、売り上げは増収率を2ケタに伸ばし、利益は連続の2ケタ増益となる。主力の特装車事業の受注高が好調に推移し、前期受注高が前々期比31.3%増となったことから期末の受注残高が、同22.9%増の953億900万円に拡大しており、大規模設備投資による生産能力強化、生産性と利益率向上が上乗せとなり、さらに今年4月1日には原材料価格高騰などに対応して製品価格の改定を行っており、同事業の売り上げが1434億円(前期比20.8%増)、営業利益が78億円(同66.8%増)と大幅続伸することが業績全般を牽引する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16 | 編集長の視点
2025年03月13日

【編集長の視点】エスペックは最高純益を伸ばす業績上方修正と増配を手掛かり割安修正が続き6連騰

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■「あいち次世代モビリティ・ラボ」が業績に新たな推進力を付与

 エスペック<6859>(東証プライム)は、前日12日に27円高の2488円と6営業日続伸して引けた。今年3月7日に発表した今2025年3月期の上方修正、連続の過去最高純利益更新と期末配当の増配を手掛かりに割安修正買いが増勢となった。テクニカル的には、5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、業績実態的には、今年2月12日に国内最大級の車載用バッテリーの試験所として開設した「あいちバッテリー安全認証センター」(愛知県常滑市)など「あいち次世代モビリティ・ラボ」が、サービスを開始したことも、次期業績への寄与期待を高めて側面支援材料視されている。

■環境試験器が自動車向けに好調に推移し半導体装置もサーバー向け大型案件

 同社の今3月期業績は、期初予想より売り上げを15億円、営業利益を3億円、経常利益を4億円、純利益を6億円それぞれ引き上げ、売り上げ665億円(前期比7.0%増)、営業利益73億円(同10.8%増)、経常利益76億円(同9.8%増)、純利益58億円(同16.7%増)と続伸を見込み、純利益は、前期の過去最高(49億6900万円)を大幅に連続更新する。地政学リスクなどによるプライチェーン見直しで国内生産回帰が強まり生産能力増強投資が続いており、環境事業では環境試験器がカスタム製品を中心に自動車向けに好調に推移し、半導体関連装置もサーバー向けの大型案件の受注が寄与し、サービス事業では車載用バッテリーを中心に受託試験が好調に推移しており、純利益は、政策保有株の縮減による有価証券売却益がオンして増益率を伸ばす。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 編集長の視点
2025年03月04日

【編集長の視点】シマダヤは業績再上方修正と記念増配を見直し内需割安株買いが再燃

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■株主優遇策の拡充が進み、成長戦略とともに期待感が上昇

 シマダヤ<250A>(東証スタンダード)は、前日3日に13円高の1516円と反発して引けた。同社は、今年2月10日に昨年11月に上方修正した今2025年3月期業績の再上方修正と期末の記念配当増配を発表しており、これを見直し割安株買いが再燃した。テクニカル的にも、同社は昨年10月1日に新規株式公開(IPO)されIPO初日につけた上場来高値1840円から昨年12月に上場来安値1340円まで調整し、足元ではこの調整幅の半値戻し水準までリバインドしており、相場アノマリーの「半値戻しは全値戻し」の期待も高めている。

■優待制度新設に上場記念増配と株主優遇策を積極継続

 同社の今期業績は、昨年11月の中間決算発表時に上方修正されたが、その増額業績をさらに再上方修正した。売り上げは期初予想を据え置き395億8300万円(前期比1.6%増)としたが、営業利益と経常利益を各2億円、純利益を1億5000万円引き上げ、営業利益32億3000万円(同3.7%減)、経常利益32億4400万円(同6.6%減)、純利益22億78000万円(同9.8%減)と見込み、昨年11月に続き前期比減益率を縮小させる。家庭用では主力ブランドの「流水麺」や「太鼓判」を積極的に拡販し、業務用では外食需要の取り込みを進め、物流費、製造原価などの上昇には生産効率のアップやコスト抑制を進めたことが要因になった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16 | 編集長の視点
2025年02月21日

【編集長の視点】山形銀行は業績再上方修正などのフルセット材料を手掛かりに押し目買い妙味

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■売り方と買い方との攻防が今後の注目ポイント

 山形銀行<8344>(東証プライム)は、前日20日に8円安の1418円と続落して引けた。日経平均株価が、486円安と大幅続落したことから、今年2月17日に昨年来高値1460円まで買われていた同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ同社株は、今年2月3日に今2025年3月期の2回目の上方修正や増配、自己株式取得、株主優待制度の導入などフルセットの材料を発表しており、押し目でこれを見直してバリュー株買いが再燃する展開も想定される。株式需給的にも、足元の株価上昇にともに信用売り残が積み上がって買い残が減少し、信用倍率が1倍を割り逆日歩がつくなど好取組になっており、売り方と買い方との攻防が、今後の注目ポイントとしても浮上しそうだ。

■増配、自己株式立会外買付取引、優待制度導入も続き株式魅力度大幅アップ

 同社の今3月期業績は、昨年10月に上方修正されたがその修正値を今回、再び上方修正した。10月増額値より経常収益を10億円、経常利益を11億円、純利益を7億円それぞれ引き上げたもので、経常収益500億円(前期比9.2%減)、経常利益59億円(同56・8%増)、純利益40億円(同2.16倍)と見込んでいる。経常収益は、有価証券利息配当金などの資金運用収益が減少して減収転換するが、利益は、資金利益や株式などの売却損益が前回想定を上回り、与信関係費用も前回想定を下回っていることなどが再上ぶれ要因となっている。配当は、期末配当を期初予想の17.5円から27.5円に引き上げ、年間配当を45円(前期実績35円)に増配を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | 編集長の視点
2025年02月20日

【編集長の視点】ワールドは相次ぐM&Aがフォローして期末の増配権利取りに一考余地

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■増配権利取りのインカムゲイン妙味と値幅取りのキャピタルゲインに期待

 ワールド<3612>(東証プライム)は、前日19日に30円安の2370円と反落して引けた。日経平均株価が、105円安と3営業日ぶりに反落したことから、今年2月12日につけた直近安値2352円からのリバウンドを窺っていた同社株も戻り売りに押された。ただ同社は、今年1月8日に今2025年2月期業績の上方修正と期末配当の増配を発表しており、期末接近とともに下値での増配権利取りも一考余地がありそうだ。同上方修正は、三菱商事ファッション(東京都港区)の株式取得などの相次ぐM&Aが一つの要因となっており、来2026年2月期業績も、現在推進中の中期経営計画で過去最高のコア営業利益を目標にしていることが、フォローの材料として意識されよう。

■負ののれん発生益も加わって業績を上方修正し純利益は過去最高更新

 同社の今2月期業績は、売り上げ、コア営業利益は期初予想を据え置き売り上げ2300億円、コア営業利益170億円としたが、営業利益を10億円、経常利益を9億5000万円、純利益を26億円それぞれ引き上げ営業利益165億円、経常利益155億円、純利益111億円と見込んだ。前期業績が、11カ月決算のため前期比較はないが、純利益は2019年3月期の過去最高(92億円)を更新する。ブランド事業では、ライフスタイルブランドが底堅く推移し、デジタル事業・プラットフォーム事業も順調に推移し、93億2500万円を投資した三菱商事ファッションの連結子会社化による負ののれん発生益や連結子会社のラクサス・テクノロジーズ<288A>(東証グロース)の新規株式公開(IPO)なども上ぶれ要因となった。期末配当は、期初予想の38円を43円(前年同期実績30円)に引き上げ、年間80円(前期実績56円)に大幅増配を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | 編集長の視点
2025年02月06日

【編集長の視点】丹青社は株式売出し終了で業績・株主還元策の一段アップを期待

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■万博関連受注で上昇機運

 丹青社<9743>(東証プライム)は、前日5日に9円高の896円と6営業日ぶりに小反発して引け、今年1月14日に売られた直近安値879円からの底離れを窺った。同社株は、昨年12月13日に目下集計中の2025年1月期業績の上方修正と増配を発表し、歓迎した株価は、窓を開けて1027円まで急騰し、今年1月7日には株式売出しを発表し、今度は、需給悪化懸念で窓を開けて直近安値879円まで急落したが、この株式売出しの受け渡しを1月22日に終えイベント通過となったことから、上方修正された2025年1月期業績の見直しや次期2026年1月期業績や一段の株主還元策への期待を高めて下げ過ぎ修正の打診買いが再燃した。今年4月13日に開幕する大阪・関西万博関連の受注が、足元の1月期業績や次期1月期業績への業績寄与度を高めることも、フォローの材料視されている。

■上方修正の1月期業績は中期経営計画の目標業績を2年前倒しでオーバー

 目下集計中の2025年1月期業績は、売り上げが90億円、利益が10億円〜8億円それぞれ期初予想より引き上げられ売り上げ920億円(前期比13.3%増)、営業利益50億円(同28.8%増)、経常利益51億円(同27.7%増)、純利益36億円(同29.9%増)と連続増収益率を拡大させた。同社は、2027年1月期を最終年度とする中期経営計画を推進しているが、上方修正された1月期業績は、この最終年度の目標業績(売り上げ860億円、営業利益45億円、経常利益46億円、純利益31億円)を2年前倒しでオーバーした。同社では、この中期計画の目標業績の見直しを行っている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21 | 編集長の視点
2025年02月05日

【編集著の視点】ヨシムラ・フード・ホールディングスはWショックを織り込み連続最高純益更新が手掛かり

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■昨年来高値から直近安値への調整幅の3分の1戻しの1296円が戻りメド

 ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東証プライム)は、前日4日に11円安の1004円と4営業日続落して引けた。ただこの日の取引時間中の安値996円からは小戻して引けており、下げ渋る動きも示した。同社株は、今年1月14日に今2025年2月期業績の2回目の上方修正を発表したが、市場コンセンサスを下回るとして株価はダウンサイド反応し、1月29日には子会社役員が、インサイダー取引で告発され株価が下ぶれるなどダブルショックが続いたが、再上方修正された今期純利益が、連続して過去最高を大幅に更新することを見直し売られ過ぎ修正期待の打診買いも交錯した。株式需給的にも、昨年9月20日につけた昨年来高値1914円から約5カ月が経過し、高値期日向かいも意識されている。

■2回も上方修正された今期業績はなお原発事故賠償金で上ぶれ余地

 同社の今2月期業績は、東京電力HD<9501>(東証プライム)からの原発事故賠償金8億4800万円の受領と、中国の日本産水産物の全面輸入禁止により急落したホタテ製品の市場価格の回復、ALPS処理水関連の緊急新規需要開拓等支援事業補助金の収入などを要因に昨年12月と今年1月に2回上方修正された。この結果、今期業績は、売り上げ582億1500万円(前期比16.9%増)、営業利益31億円(前期比31.6%増)、経常利益35億4300万円(同19.0%増)、純利益16億2000万円(同58.0%増)と大幅続伸し、純利益は、前期の過去最高を大幅に更新する。ただ利益水準は、市場コンセンサスを9億円〜8000万円下回った。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 編集長の視点
2025年01月28日

【編集長の視点】アイザワ証券Gは3Q純益大幅増益着地で期末の普通配当増配を催促し続伸

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■株主還元強化策で配当48円に増配、期末配当増配期待も

 アイザワ証券グループ<8708>(東証プライム)は、前日27日に25円高の1723円と続伸して引け、今年1月17日につけた直近安値1597円からのリバンド幅を拡大させた。同社株は、今年1月23日に今2025年3月期第3四半期(2024年4月〜12月期、3Q)業績の速報値を発表し、純利益が、前年同期比2.43倍と大幅続伸し、同じく3Q業績速報値を発表した証券各社のなかでも最も大きな変化率を示したことを手掛かりに、まだ未定としている今期期末の普通配当増配を催促する買い物が増勢となった。ヒストリカル的にも、昨年4月に株式還元策の強化を発表してストップ高した急伸特性の再現が期待されている。

■投信などの受入手数料が増加し有価証券売却益も上乗せ

 同社の今期3Q業績速報値は、営業収益152億1500万円(前年同期比12.9%増)、営業利益13億1500万円(同2.55倍)、経常利益18億4100万円(同66.0%増)、純利益27億6600万円(同2.43倍)と大幅続伸した。地銀や保険会社などと相次ぎ業務委託契約を締結したこともあり、投資信託の募集手数料や信託報酬、ラップ商品の投資顧問報酬などの受入手数料が増加し、昨年10月に発表した10億2900万円の有価証券売却益計上も上乗せとなった。この3Q本決算は、1月30日に発表予定である。なお今3月期通期予想業績は、業績そのものが経済情勢や市場環境の変動の影響を大きく受け、適正に予想することは困難として開示していない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 編集長の視点
2024年12月13日

【編集長の視点】木徳神糧は増配・優待権利取り再燃を業績上方修正がフォローして反発

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 木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は、前日12日に10円高の5610円と変わらずを含めて4営業日ぶりに反発して引けた。同社株は、今2024年12月期の年間配当を100円(前期実績80円)と連続増配を予定しており、株主優待制度とともに権利取りの買い物が再燃した。その今年10月24日の増配・株主優待制度の変更の発表とともに今12月期業績を上方修正しており、またテクニカル的にも5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現し、さらにその25日線が75日移動平均線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を示唆していることも、フォローの材料視されている。

■コメ不足騒動下で安定供給に向け令和6年産新米の調達を前倒し

 同社の配当は、2022年12月期に創業140周年の記念配当10円を上乗せして年間60円とし、続く2023年12月期には特別配当20円をオンさせて年間80円に増配し、今2024年12月期は、期初にこの特別配当を廃止して年間60円を予定し、普通配当は前期と横並びとしていた。その配当を今12月期業績の上方修正とともに増配、特別配当40円を上乗せして年間100円として連続増配幅を拡大させる。優待制度は、長期保有株主をより優遇する方針に変更し、12月末基準では100株を3年未満保有する株主に米穀製品2000円相当、3年以上保有する株主には同4000円相当を贈呈する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 編集長の視点
2024年12月12日

【編集長の視点】清水建設は黒字転換拡大の業績上方修正などフルセット株人気を再燃させて反発

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 清水建設<1803>(東証プライム)は、前日11日に15円高の1198.5円と反発して引け、取引時間中には1201.5円と1200円台に乗せて11月12日につけた年初来高値1247円を視野に捉えた。同社株は、今年11月12日に今2025年3月期第2四半期(2024年4月〜9月期、2Q)累計決算の開示とともに、今3月期通期業績の上方修正と増配、自己株式取得を発表しており、今期純利益が大幅黒字転換することを手掛かりにフルセット銘柄人気を再燃させた。値ごろ的にも、スーパーゼネコンのなかで株価がもっとも低位にあり、テクニカル的にも、25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■建築・土木工事の施工が順調に進み完成工事利益率がアップ

 同社の今3月期通期業績は、期初予想より売り上げを600億円、営業利益を150億円、経常利益を130億円、純利益を200億円それぞれ引き上げ、売り上げ1兆8600億円(前期比7.3%減)、営業利益560億円(前期は246億8500万円の赤字)、経常利益540億円(同198億3400万円の赤字)、純利益600億円(前期比3.49倍)と見込み、営業利益、経常利益は大幅黒字転換し、純利益は大幅増益転換する。前期業績は、工事採算の悪化で下方修正・赤字転落となったが、今期は、国内の建築・土木工事の施工が順調に進んで完成工事総利益が増加し、完成工事利益率が、期初予想の6.4%(建築6.1%、土木7.8%)から7.5%(同7.1%、8.8%)にアップすることが要因で、政策保有株縮減による株式売却益400億円も上乗せとなる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 編集長の視点
2024年12月04日

【編集長の視点】貸倒引当金の一巡で黒字転換、過去最高純益を更新、成長期待高まる

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■新規エージェントサービスが奏功、成長可能性に期待

 サイバー・バズ<7069>(東証グロース)は、前日3日に1円高の745円と小幅ながら続伸して引け、今年11月20日につけた上場来安値707円を前に下値抵抗力を発揮した。同社株は、今年11月13日に発表した9月期決算で、前024年9月期業績が、大幅赤字転換し1株純資産が50.18円に急低下したことを嫌って上場来安値へ調整したが、この赤字転換は、貸倒引当金計上による一過性の財務内容の悪化で、今2025年9月期の純利益が、前期の大幅赤字から黒字転換し、6期ぶりの過去最高更新を見込んでいることを手掛かりに売られ過ぎ修正期待の打診買いが続いた。新たに開始したエージェントサービス「Be One Agent」に人気クリエーターが専属加入したことなども、成長可能性を高めるとしてフォローの材料視されている。

■貸倒引当金繰入額が一巡しインフルエンサーサービスでは新カテゴリーも

 同社の今2025年9月期業績は、売り上げ83億1000万円(前期比11.4%増)、営業利益5億円(前期は17億1900万円の赤字)、経常利益5億円(同17億1200万円の赤字)、純利益3億円(同19億5400万円の赤字)と売り上げは連続増収、利益は黒字転換が見込まれ、純利益は、2019年9月期の過去最高(2億7600万円)を6期ぶりに更新する。前期利益は、債権の取立不能、取立遅延が発生し貸倒引当金繰入額22億1500万円を計上して赤字転落したが、これが一時的な計上にとどまりSMM(ソーシャルメディアマーケット)事業のインフルエンサーサービスでは、幅広いインフルエンサーとのネットワークを構築し、強みのあるコスメ、日用品の既存カテゴリーに加え、食品、飲料、金融、教育などの新しいカテゴリーも開拓し、インフルエンサーサービスの売り上げが23億8000万円(同7.6%増)、SNS広告の売り上げが34億7000万円(同13.0%増)となることなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | 編集長の視点
2024年11月14日

【編集長の視点】日電子は大幅続落も業績上方修正・増配を手掛かりに突っ込み買い一考余地

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 日本電子<6951>(東証プライム)は、前日13日に158円安の5570円と大幅に3営業日続落して引け、25日移動平均線へ下ヒゲを伸ばし下値を確認する動きを続けた。同社株は、今年11月8日の今2025年3月期第2四半期(2024年4月〜9月期、2Q)累計決算の開示に合わせて、今3月期通期業績の上方修正と増配を発表した。その2Q累計業績は、10月29日に上方修正され株価は窓を開けて700円超高と急騰したが、今回の通期業績の上方修正幅が、2Q累計通期業績の上方修正幅より小幅にとどまることをイヤ気して利益確定売りの窓埋めが増勢となった。また12日の米国市場で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が続落し、13日の東京市場でも半導体関連株が下落したことも追い討ちとなった。ただこと業績そのものは、上方修正で通期純利益が前期の過去最高を連続更新し、配当も連続増配となるだけに突っ込み買いも一考余地がある。AI(人工知能)半導体トップのエヌビディが、12日に3日ぶりに急反発したことも、先々サポート材料として意識されよう。

■前期業績も保守的な通期上方修正値を上ぶれ過去最高更新で着地

 同社の今3月期通期業績は、期初予想より売り上げを130億円、営業利益を30億円、経常利益と純利益を10億円それぞれ引き上げ、売り上げ1960億円(前期比12.4%増)、営業利益330億円(同19.9%増)、経常利益315億円(同4.9%増)、純利益235億円(同8.3%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高(217億400万円)を連続更新する。円安・ドル高が続いたほか、電子顕微鏡への引き合い増から半導体や電池分野で幅広い需要が続き、産業機器セグメントでは、シングルビームマスク描画装置とスポットビーム型電子ビーム描画装置の受注と売り上げが好調に推移したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | 編集長の視点
2024年10月18日

【編集長の視点】タイミーは上場来安値更新も相次ぐ悪材料を織り込み底固め最終ステージ入り期待

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 タイミー<215A>(東証グロース)は、前日17日に48円高安の1073円と3営業日続落して引け、取引時間中には1065円まで下げ、今年10月8日につけた上場来安値1112円を更新した。同社株は、今年9月12日に今年7月16日の新規株式公開(IPO)後の初決算として発表した今2024年10月期第3四半期(2023年11月〜2024年7月期、3%)業績が、今10月期通期予想業績対比では低利益進捗率にとどまり、さらに一部メディアが、同社のスポットワーカーへの罰則が厚生労働者の指導を受けたと報道されるなど悪材料が続き見切り売りが続いた。ただ3Q売り上げは過去最高で着地し今10月期通期業績は、大幅増益の期初予想に変更はなく、厚労省の指導についてもすでに昨年に厚労省と協議済みとのコメントを発表しており、悪材料は相当程度織り込んだとみられる。株式需給的にも、信用買い残が積み上がっているが、このところの東証グロース市場の売買代金・出来高ランキングの上位を占める大商いが続いていることから調整の進展も想定され、底固めは最終ステージ入りと期待され、底値打診買いも一考余地がありそうだ。

■3Qのアクティブワーカーや流通総額は大きく伸び過去最高

 同社の今期3Q業績は、売り上げ190億2500万円(前年同期比72.6%増)、営業利益27億9300万円(同60.6%増)、経常利益24億7200万円、純利益14億6600万円(同16.0%減)で着地した。全国展開しているスキマバイトサービス「タイミー」の登録ワーカー数が860万人、登録クライアント事業所数が28万6000拠点と積み上がり、3Qの3カ月のアクティブワーカーの累積数が、120万5000人、アクティブクライアントが前年同期比98.8%増、流通総額(ワーカーに払う賃金・報酬などの合計額)が同63.2%増の221億7900万円と過去最高となったことなどが要因となった。純利益は、クライアントマーケティングや繰越欠損金の影響で減益となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | 編集長の視点