[編集長の視点]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (02/06)【編集長の視点】丹青社は株式売出し終了で業績・株主還元策の一段アップを期待
記事一覧 (02/05)【編集著の視点】ヨシムラ・フード・ホールディングスはWショックを織り込み連続最高純益更新が手掛かり
記事一覧 (01/28)【編集長の視点】アイザワ証券Gは3Q純益大幅増益着地で期末の普通配当増配を催促し続伸
記事一覧 (12/13)【編集長の視点】木徳神糧は増配・優待権利取り再燃を業績上方修正がフォローして反発
記事一覧 (12/12)【編集長の視点】清水建設は黒字転換拡大の業績上方修正などフルセット株人気を再燃させて反発
記事一覧 (12/04)【編集長の視点】貸倒引当金の一巡で黒字転換、過去最高純益を更新、成長期待高まる
記事一覧 (11/14)【編集長の視点】日電子は大幅続落も業績上方修正・増配を手掛かりに突っ込み買い一考余地
記事一覧 (10/18)【編集長の視点】タイミーは上場来安値更新も相次ぐ悪材料を織り込み底固め最終ステージ入り期待
記事一覧 (10/16)【編集長の視点】ブロードマインドは1Q減益業績を織り込み80円配当を手掛かりに下げ過ぎ修正の反発
記事一覧 (10/10)【編集長の視点】ミアヘルサHDは続落も需給悪化要因を織り込み最高純益肉薄、優待拡充に見直し余地
記事一覧 (09/18)【編集長の視点】マルマエは一転した業績修正・黒字転換を手掛かりに次期業績に期待して下値買い交錯
記事一覧 (09/10)【編集長の視点】Enjinは連続減益業績を織り込み売られ過ぎ修正買いが再燃
記事一覧 (09/04)【編集長の視点】豆蔵デジタルHDは連続2ケタ増益業績・増配と生成AI材料を見直す
記事一覧 (09/03)【編集著の視点】日本アイエスケイは2Q高進捗率業績を手掛かりに通期業績の上ぶれ期待高める
記事一覧 (05/15)【編集長の視点】コロンビアはIPO後初決算の1Q業績が赤字も通期2ケタ増益を見直す
記事一覧 (05/10)【編集長の視点】ハッチ・ワークは大幅増益業績を見直して不動産テック関連株人気を再燃させ反発
記事一覧 (04/11)【編集長の視点】寿スピリッツはインバウンド売り上げ拡大と新ブランド投入で成長加速
記事一覧 (04/09)【編集長の視点】日本エム・ディ・エムは大型股関節製品のFDA承認取得を手掛かりに業績期待を高め下値抵抗力
記事一覧 (04/04)【編集長の視点】イントランスは前日比変わらずも業績下方修正を織り込み株主優待制度を手掛かりに下値抵抗力
記事一覧 (03/15)【編集長の視点】アルファクス・フード・システムは業績復調・債務超過解消を手掛かりに底値もみ最終場面
2025年02月06日

【編集長の視点】丹青社は株式売出し終了で業績・株主還元策の一段アップを期待

hen1.jpg

■万博関連受注で上昇機運

 丹青社<9743>(東証プライム)は、前日5日に9円高の896円と6営業日ぶりに小反発して引け、今年1月14日に売られた直近安値879円からの底離れを窺った。同社株は、昨年12月13日に目下集計中の2025年1月期業績の上方修正と増配を発表し、歓迎した株価は、窓を開けて1027円まで急騰し、今年1月7日には株式売出しを発表し、今度は、需給悪化懸念で窓を開けて直近安値879円まで急落したが、この株式売出しの受け渡しを1月22日に終えイベント通過となったことから、上方修正された2025年1月期業績の見直しや次期2026年1月期業績や一段の株主還元策への期待を高めて下げ過ぎ修正の打診買いが再燃した。今年4月13日に開幕する大阪・関西万博関連の受注が、足元の1月期業績や次期1月期業績への業績寄与度を高めることも、フォローの材料視されている。

■上方修正の1月期業績は中期経営計画の目標業績を2年前倒しでオーバー

 目下集計中の2025年1月期業績は、売り上げが90億円、利益が10億円〜8億円それぞれ期初予想より引き上げられ売り上げ920億円(前期比13.3%増)、営業利益50億円(同28.8%増)、経常利益51億円(同27.7%増)、純利益36億円(同29.9%増)と連続増収益率を拡大させた。同社は、2027年1月期を最終年度とする中期経営計画を推進しているが、上方修正された1月期業績は、この最終年度の目標業績(売り上げ860億円、営業利益45億円、経常利益46億円、純利益31億円)を2年前倒しでオーバーした。同社では、この中期計画の目標業績の見直しを行っている。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21 | 編集長の視点
2025年02月05日

【編集著の視点】ヨシムラ・フード・ホールディングスはWショックを織り込み連続最高純益更新が手掛かり

hen1.jpg

■昨年来高値から直近安値への調整幅の3分の1戻しの1296円が戻りメド

 ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東証プライム)は、前日4日に11円安の1004円と4営業日続落して引けた。ただこの日の取引時間中の安値996円からは小戻して引けており、下げ渋る動きも示した。同社株は、今年1月14日に今2025年2月期業績の2回目の上方修正を発表したが、市場コンセンサスを下回るとして株価はダウンサイド反応し、1月29日には子会社役員が、インサイダー取引で告発され株価が下ぶれるなどダブルショックが続いたが、再上方修正された今期純利益が、連続して過去最高を大幅に更新することを見直し売られ過ぎ修正期待の打診買いも交錯した。株式需給的にも、昨年9月20日につけた昨年来高値1914円から約5カ月が経過し、高値期日向かいも意識されている。

■2回も上方修正された今期業績はなお原発事故賠償金で上ぶれ余地

 同社の今2月期業績は、東京電力HD<9501>(東証プライム)からの原発事故賠償金8億4800万円の受領と、中国の日本産水産物の全面輸入禁止により急落したホタテ製品の市場価格の回復、ALPS処理水関連の緊急新規需要開拓等支援事業補助金の収入などを要因に昨年12月と今年1月に2回上方修正された。この結果、今期業績は、売り上げ582億1500万円(前期比16.9%増)、営業利益31億円(前期比31.6%増)、経常利益35億4300万円(同19.0%増)、純利益16億2000万円(同58.0%増)と大幅続伸し、純利益は、前期の過去最高を大幅に更新する。ただ利益水準は、市場コンセンサスを9億円〜8000万円下回った。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 編集長の視点
2025年01月28日

【編集長の視点】アイザワ証券Gは3Q純益大幅増益着地で期末の普通配当増配を催促し続伸

hen1.jpg

■株主還元強化策で配当48円に増配、期末配当増配期待も

 アイザワ証券グループ<8708>(東証プライム)は、前日27日に25円高の1723円と続伸して引け、今年1月17日につけた直近安値1597円からのリバンド幅を拡大させた。同社株は、今年1月23日に今2025年3月期第3四半期(2024年4月〜12月期、3Q)業績の速報値を発表し、純利益が、前年同期比2.43倍と大幅続伸し、同じく3Q業績速報値を発表した証券各社のなかでも最も大きな変化率を示したことを手掛かりに、まだ未定としている今期期末の普通配当増配を催促する買い物が増勢となった。ヒストリカル的にも、昨年4月に株式還元策の強化を発表してストップ高した急伸特性の再現が期待されている。

■投信などの受入手数料が増加し有価証券売却益も上乗せ

 同社の今期3Q業績速報値は、営業収益152億1500万円(前年同期比12.9%増)、営業利益13億1500万円(同2.55倍)、経常利益18億4100万円(同66.0%増)、純利益27億6600万円(同2.43倍)と大幅続伸した。地銀や保険会社などと相次ぎ業務委託契約を締結したこともあり、投資信託の募集手数料や信託報酬、ラップ商品の投資顧問報酬などの受入手数料が増加し、昨年10月に発表した10億2900万円の有価証券売却益計上も上乗せとなった。この3Q本決算は、1月30日に発表予定である。なお今3月期通期予想業績は、業績そのものが経済情勢や市場環境の変動の影響を大きく受け、適正に予想することは困難として開示していない。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 編集長の視点
2024年12月13日

【編集長の視点】木徳神糧は増配・優待権利取り再燃を業績上方修正がフォローして反発

hen1.jpg

 木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は、前日12日に10円高の5610円と変わらずを含めて4営業日ぶりに反発して引けた。同社株は、今2024年12月期の年間配当を100円(前期実績80円)と連続増配を予定しており、株主優待制度とともに権利取りの買い物が再燃した。その今年10月24日の増配・株主優待制度の変更の発表とともに今12月期業績を上方修正しており、またテクニカル的にも5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現し、さらにその25日線が75日移動平均線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を示唆していることも、フォローの材料視されている。

■コメ不足騒動下で安定供給に向け令和6年産新米の調達を前倒し

 同社の配当は、2022年12月期に創業140周年の記念配当10円を上乗せして年間60円とし、続く2023年12月期には特別配当20円をオンさせて年間80円に増配し、今2024年12月期は、期初にこの特別配当を廃止して年間60円を予定し、普通配当は前期と横並びとしていた。その配当を今12月期業績の上方修正とともに増配、特別配当40円を上乗せして年間100円として連続増配幅を拡大させる。優待制度は、長期保有株主をより優遇する方針に変更し、12月末基準では100株を3年未満保有する株主に米穀製品2000円相当、3年以上保有する株主には同4000円相当を贈呈する。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 編集長の視点
2024年12月12日

【編集長の視点】清水建設は黒字転換拡大の業績上方修正などフルセット株人気を再燃させて反発

hen1.jpg

 清水建設<1803>(東証プライム)は、前日11日に15円高の1198.5円と反発して引け、取引時間中には1201.5円と1200円台に乗せて11月12日につけた年初来高値1247円を視野に捉えた。同社株は、今年11月12日に今2025年3月期第2四半期(2024年4月〜9月期、2Q)累計決算の開示とともに、今3月期通期業績の上方修正と増配、自己株式取得を発表しており、今期純利益が大幅黒字転換することを手掛かりにフルセット銘柄人気を再燃させた。値ごろ的にも、スーパーゼネコンのなかで株価がもっとも低位にあり、テクニカル的にも、25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■建築・土木工事の施工が順調に進み完成工事利益率がアップ

 同社の今3月期通期業績は、期初予想より売り上げを600億円、営業利益を150億円、経常利益を130億円、純利益を200億円それぞれ引き上げ、売り上げ1兆8600億円(前期比7.3%減)、営業利益560億円(前期は246億8500万円の赤字)、経常利益540億円(同198億3400万円の赤字)、純利益600億円(前期比3.49倍)と見込み、営業利益、経常利益は大幅黒字転換し、純利益は大幅増益転換する。前期業績は、工事採算の悪化で下方修正・赤字転落となったが、今期は、国内の建築・土木工事の施工が順調に進んで完成工事総利益が増加し、完成工事利益率が、期初予想の6.4%(建築6.1%、土木7.8%)から7.5%(同7.1%、8.8%)にアップすることが要因で、政策保有株縮減による株式売却益400億円も上乗せとなる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 編集長の視点
2024年12月04日

【編集長の視点】貸倒引当金の一巡で黒字転換、過去最高純益を更新、成長期待高まる

hen1.jpg

■新規エージェントサービスが奏功、成長可能性に期待

 サイバー・バズ<7069>(東証グロース)は、前日3日に1円高の745円と小幅ながら続伸して引け、今年11月20日につけた上場来安値707円を前に下値抵抗力を発揮した。同社株は、今年11月13日に発表した9月期決算で、前024年9月期業績が、大幅赤字転換し1株純資産が50.18円に急低下したことを嫌って上場来安値へ調整したが、この赤字転換は、貸倒引当金計上による一過性の財務内容の悪化で、今2025年9月期の純利益が、前期の大幅赤字から黒字転換し、6期ぶりの過去最高更新を見込んでいることを手掛かりに売られ過ぎ修正期待の打診買いが続いた。新たに開始したエージェントサービス「Be One Agent」に人気クリエーターが専属加入したことなども、成長可能性を高めるとしてフォローの材料視されている。

■貸倒引当金繰入額が一巡しインフルエンサーサービスでは新カテゴリーも

 同社の今2025年9月期業績は、売り上げ83億1000万円(前期比11.4%増)、営業利益5億円(前期は17億1900万円の赤字)、経常利益5億円(同17億1200万円の赤字)、純利益3億円(同19億5400万円の赤字)と売り上げは連続増収、利益は黒字転換が見込まれ、純利益は、2019年9月期の過去最高(2億7600万円)を6期ぶりに更新する。前期利益は、債権の取立不能、取立遅延が発生し貸倒引当金繰入額22億1500万円を計上して赤字転落したが、これが一時的な計上にとどまりSMM(ソーシャルメディアマーケット)事業のインフルエンサーサービスでは、幅広いインフルエンサーとのネットワークを構築し、強みのあるコスメ、日用品の既存カテゴリーに加え、食品、飲料、金融、教育などの新しいカテゴリーも開拓し、インフルエンサーサービスの売り上げが23億8000万円(同7.6%増)、SNS広告の売り上げが34億7000万円(同13.0%増)となることなどが寄与する。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | 編集長の視点
2024年11月14日

【編集長の視点】日電子は大幅続落も業績上方修正・増配を手掛かりに突っ込み買い一考余地

hen1.jpg

 日本電子<6951>(東証プライム)は、前日13日に158円安の5570円と大幅に3営業日続落して引け、25日移動平均線へ下ヒゲを伸ばし下値を確認する動きを続けた。同社株は、今年11月8日の今2025年3月期第2四半期(2024年4月〜9月期、2Q)累計決算の開示に合わせて、今3月期通期業績の上方修正と増配を発表した。その2Q累計業績は、10月29日に上方修正され株価は窓を開けて700円超高と急騰したが、今回の通期業績の上方修正幅が、2Q累計通期業績の上方修正幅より小幅にとどまることをイヤ気して利益確定売りの窓埋めが増勢となった。また12日の米国市場で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が続落し、13日の東京市場でも半導体関連株が下落したことも追い討ちとなった。ただこと業績そのものは、上方修正で通期純利益が前期の過去最高を連続更新し、配当も連続増配となるだけに突っ込み買いも一考余地がある。AI(人工知能)半導体トップのエヌビディが、12日に3日ぶりに急反発したことも、先々サポート材料として意識されよう。

■前期業績も保守的な通期上方修正値を上ぶれ過去最高更新で着地

 同社の今3月期通期業績は、期初予想より売り上げを130億円、営業利益を30億円、経常利益と純利益を10億円それぞれ引き上げ、売り上げ1960億円(前期比12.4%増)、営業利益330億円(同19.9%増)、経常利益315億円(同4.9%増)、純利益235億円(同8.3%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高(217億400万円)を連続更新する。円安・ドル高が続いたほか、電子顕微鏡への引き合い増から半導体や電池分野で幅広い需要が続き、産業機器セグメントでは、シングルビームマスク描画装置とスポットビーム型電子ビーム描画装置の受注と売り上げが好調に推移したことなどが要因となった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | 編集長の視点
2024年10月18日

【編集長の視点】タイミーは上場来安値更新も相次ぐ悪材料を織り込み底固め最終ステージ入り期待

hen1.jpg

 タイミー<215A>(東証グロース)は、前日17日に48円高安の1073円と3営業日続落して引け、取引時間中には1065円まで下げ、今年10月8日につけた上場来安値1112円を更新した。同社株は、今年9月12日に今年7月16日の新規株式公開(IPO)後の初決算として発表した今2024年10月期第3四半期(2023年11月〜2024年7月期、3%)業績が、今10月期通期予想業績対比では低利益進捗率にとどまり、さらに一部メディアが、同社のスポットワーカーへの罰則が厚生労働者の指導を受けたと報道されるなど悪材料が続き見切り売りが続いた。ただ3Q売り上げは過去最高で着地し今10月期通期業績は、大幅増益の期初予想に変更はなく、厚労省の指導についてもすでに昨年に厚労省と協議済みとのコメントを発表しており、悪材料は相当程度織り込んだとみられる。株式需給的にも、信用買い残が積み上がっているが、このところの東証グロース市場の売買代金・出来高ランキングの上位を占める大商いが続いていることから調整の進展も想定され、底固めは最終ステージ入りと期待され、底値打診買いも一考余地がありそうだ。

■3Qのアクティブワーカーや流通総額は大きく伸び過去最高

 同社の今期3Q業績は、売り上げ190億2500万円(前年同期比72.6%増)、営業利益27億9300万円(同60.6%増)、経常利益24億7200万円、純利益14億6600万円(同16.0%減)で着地した。全国展開しているスキマバイトサービス「タイミー」の登録ワーカー数が860万人、登録クライアント事業所数が28万6000拠点と積み上がり、3Qの3カ月のアクティブワーカーの累積数が、120万5000人、アクティブクライアントが前年同期比98.8%増、流通総額(ワーカーに払う賃金・報酬などの合計額)が同63.2%増の221億7900万円と過去最高となったことなどが要因となった。純利益は、クライアントマーケティングや繰越欠損金の影響で減益となった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | 編集長の視点
2024年10月16日

【編集長の視点】ブロードマインドは1Q減益業績を織り込み80円配当を手掛かりに下げ過ぎ修正の反発

hennsyuutyou11.jpg

 ブロードマインド<7343>(東証グロース)は、前日15日に5円高の1445円と小幅ながら4営業日ぶりに反発して引けた。同社株は、今年8月に突っ込んだ1250円安値から底上げ途上にあり、8月13日に発表した今2025年3月期(2024年4月〜6月期、1Q)業績が、減益着地したことで調整が長引いているが、今期配当が、配当性向100%を続ける配当政策に従って年間80円(前期実績40円)に連続大幅増配を予定していることを手掛かりに下げ過ぎ修正期待の打診買いが入った。テクニカル的にも、25日移動平均線を出没する保ち合いが1カ月超経過し、調整一巡感を強めていることも、下値買いの手掛かりとなっている。

■1Qは業容拡大に向けた投資期間の新サービスの提供が相次ぐ

 同社の今期1Q業績は、売り上げ14億7000万円(前年同期比42.7%増)、営業利益1億900万円(同27.5%減)、経常利益1億1500万円(同27.3%減)、純利益4900万円(同50.8%減)と連続の大幅増収ながら減益転換して着地した。1Qは、業容拡大に向けた投資期間と位置付け、コンサルティング組織拡大に向けて新卒学生を中心に新規採用を積極化して育成も図り、2024年2月に事業譲受したセブン保険ショップを「マネプロショップ」にリニューアルしたことなどが要因となったが、ただ1Qの新規相談受付件数は、過去最大となるプラス面もあった。またこの1Q決算発表と前後して金融サービス仲介業者向けに「マネパスwithFP」の初提供、家族信託サービスの提供、新しい金融教育「人生の練習」の無償提供などの新サービスを次々に展開しており、今年11月13日に発表を予定している今期第2四半期(2024年4月〜9月期)業績の動向も注目される。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 編集長の視点
2024年10月10日

【編集長の視点】ミアヘルサHDは続落も需給悪化要因を織り込み最高純益肉薄、優待拡充に見直し余地

hennsyuutyou11.jpg

 ミアヘルサホールディングス<7129>(東証スタンダード)は、前日9日に5円安の1095円と変わらずを含めて3営業日続落して引けた。同社株は、大株主のマイルストーン・キャピタル・マネジメントの保有割合が、今年9月9日、9月30日と相次いで低下したことが大量保有報告書で明らかになり、需給悪化懸念で1072円へ下ぶれた。ただ、今年1月の年初来安値1000円を前に下げ渋っており、むしろ流通株式の増加で東証スタンダード市場の上場基準の流通株式時価総額の達成に一役買う可能性もあり、下値買いも一考余地がある。V字回復が予想される今2025年3月期の純利益が、3期ぶりに過去最高に肉薄し優待制度が拡充されることも見直され、フォローの材料となりそうだ。

■名証メイン市場の重複上場も加わり流通株式時価総額クリアに弾み

 同社株の東証スタンダード市場の上場基準への適合状況は、今年3月末で株主数、流通株式数、流通株式比率は基準を達成しているが、流通株式時価総額は、8億5000万円と基準の10億円に達していない。マイルストーン・キャピタルの保有比率は、今年9月9日に8.57%から7.88%に低下し、さらに今回30日も6.62%に低下しており、流通株式数の増加から上場基準のクリアをサポートする見込みである。また今年8月29日には名証メイン市場との重複上場も実現しており、知名度・流動性向上も追撃材料となる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 編集長の視点
2024年09月18日

【編集長の視点】マルマエは一転した業績修正・黒字転換を手掛かりに次期業績に期待して下値買い交錯

hennsyuutyou11.jpg

■ダブルボトムを形成し下値抵抗力を示す

 マルマエ<6264>(東証プライム)は、前日17日に20円安の1521円と続落した。日経平均株価が、378円安と続落し、半導体株も軒並み安と売られたことから、9月9につけた直近安値1370円からのリバウンド途上にある同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただこの日の安値1498円からは小戻して引けており、下値買いも交錯した。9月12日に目下集計中の2024年8月期業績の一転した上方修正、一部利益の黒字転換を発表しており、10月11日に開示予定の次期2025年8月期の業績ガイダンスに期待して下げ過ぎ修正が期待されている。テクニカル的にも、日経平均株価が過去最大の下落幅となった8月初旬には年初来安値1280円をつけ、再波乱となった9月初旬も1370円で下げ止まりダブルボトムを形成し下値抵抗力を示していることも、フォローの材料視されている。

■半導体製造装置部品の設備投資を積極化し生産能力増強

 目下集計中の2024年8月期業績は、今年3月28日に下方修正されたが、その一部赤字転換した下方修正値が一転して上方修正された。売り上げは3月下方修正値より6900万円、営業利益は7800万円、経常利益は8100万円、純利益は2900万円それぞれ引き上げられ、売り上げ47億4900万円(前の期比30.8%減)、営業利益1億5500万円(同81.9%減)、経常利益4200万円(同94.6%減)、純利益2900万円(同95.8%減)と減収減益率の縮小を見込み、経常利益と純利益は小幅ながら黒字転換する。太陽電池製造装置向けで予定した約1億5000万円の受注は実現しなかったが、半導体製造装置向け部品では、顧客企業の在庫調整進展で消耗品の受注が拡大し、液晶(FDP)製造装置分野でも、G8OLED(有機EL)向けの受注が拡大したことなどが要因となった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:05 | 編集長の視点
2024年09月10日

【編集長の視点】Enjinは連続減益業績を織り込み売られ過ぎ修正買いが再燃

hennsyuutyou11.jpg

■東証グロース市場の高配当株として注目集める

 Enjin<7370>(東証グロース)は、前日9日に3円高の777円と小反発して引け、今年8月5日に突っ込んだ上場来安値626円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年7月12日に発表した5月期決算で、今2025年5月期業績を連続減益と予想して一段下げ、さらに日経平均株価が過去最高の下落幅となる全般相場急落に巻き込まれて上場来安値へ二段下げとなったが、織り込み済みとして売られ過ぎ修正買いが再燃した。バリュエーション的にも年間配当36.8円の継続で配当利回りが、4.73%と東証グロース市場の高配当利回りランキングの第9位にランクインし、テクニカル的にも5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆していることも、側面支援材料視されている。

■ストック型ビジネスモデルに移行し人員増強も再活性化

 同社の5月期業績は、前2024年5月期業績が、期初予想を上ぶれて着地したものの前々期に比べ減収減益で着地し、今2025年5月期も、連続の減収減益を見込んでいる。同社は、中小企業や医療機関を中心に企業PRの支援サービスやコンサルティング事業、企業とメディアをマッチングさせるプラットフォーム事業を展開しているが、旧来型の単発のPRサービスから独自の事業ポートフォリオを組み合わせてストック型ビジネスモデルへの移行期にあり、このため収益が一過性的に低下し、さらに計画した人員増強がやや未達となったことなどが響き、前期業績は、売り上げ32億6700万円(前々期比6.2%減)、営業利益10億4500万円(同47.5%減)、経常利益10億7800万円(同18.2%減)、純利益7億4900万円(同14.8%減)となった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | 編集長の視点
2024年09月04日

【編集長の視点】豆蔵デジタルHDは連続2ケタ増益業績・増配と生成AI材料を見直す

hennsyuutyou11.jpg

■IPO直後の初決算が好調、市場の評価上昇

 豆蔵デジタルホールディングス<202A>(東証グロース)は、前日3日に99円高の1399円と急反発して引け、東証グロース市場の値上り率ランキングの第21位にランクインするとともに、今年6月28日の新規株式公開(IPO)時の公開価格1330円を上抜いた。今年8月22日に発表したIPO後の初決算となる今2925年3月期第1四半期(2024年4月〜6月期、1Q)業績が、3月期通期予想業績に対して順調な進捗率を示したことから、3月期業績の連続2ケタ増収増益、連続増配を見直し割安直近IPO株買いが再燃した。事業子会社のエヌティ・ソリューションズ(NTS)が、生成AI(人工知能)を駆使したEPR(統合基幹業務システム)の導入支援ツール「AutoConv−Navi」を開発し、コンサルティングサービスを開始したことも、生成AI関連人気を高め側面支援材料視されている。

■クラウドコンサルティング事業などが2ケタ続伸し今期配当は59.58円に大幅増配

 同社の今期1Q業績は、売り上げ27億1700万円、営業利益5億3300万円、経常利益5億1100万円、純利益3億3400万円で着地した。四半期業績は、初作成となるため前年同期比較はないが、今3月期通期予想業績に対する進捗率は売り上げ、営業利益とも25.8%と目安の25%を超え順調に推移した。このため今期通期業績は、IPO時予想に変更はなく、売り上げ105億5200万円(前期比10.1%増)、営業利益20億7100万円(同15.1%増)、経常利益20億5000万円(同12.7%増)、純利益13億6600万円(同17.8%増)と2ケタ増収増益を見込んでいる。既存顧客による順調な案件積み上げや新規案件の獲得などで4事業部門が順調に推移し、クラウドコンサルティング部門の売り上げは39億7900万円(同14.3%増)、AIコンサルティング部門は8億2100万円(同11.7%増)、AIロボティクスエンジニアリング部門は16億円(同10.1%増)、モビリティオートメーション部門は41億5100万円(同6.2%増)と予想している。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | 編集長の視点
2024年09月03日

【編集著の視点】日本アイエスケイは2Q高進捗率業績を手掛かりに通期業績の上ぶれ期待高める

hen1.jpg

■今期業績は高利益進捗率、テクニカル指標も上昇トレンド転換

 日本アイ・エス・ケイ<7986>(東証スタンダード)は、前日2日に29円高の1534円と続伸して引け、今年8月5日に突っ込んだ年初来安値1085円からの底上げ幅を拡大させた。同安値へ売られた直後の8月9日に発表した今2024年12月期第2四半期(2024年1月〜6月期、2Q)累計業績が、2ケタ増益で着地し期初予想の今12月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことから、前期業績と同様に業績の上ぶれを期待してバリュー株買いが増勢となった。テクニカル的にも5日移動平均線が、25日移動平均線と75日移動平均線を次々と下から上に抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を鮮明化させており、サポート材料視されている。

■高セキュリティ耐火金庫が続伸し宅配ロッカーも引き続き寄与

 同社の今期2Q業績は、売り上げ30億4000万円(前年同期比6.2%増)、営業利益3億9800万円(同12.9%増)、経常利益4億200万円(同12.2%増)、純利益2億6700万円(同10.5%増)と続伸して着地した。鋼製品関連事業は、最もセキュリティを強化した虹彩・顔認証耐火金庫の拡販などから売り上げが8億5700万円(同11.7%増)、営業利益が1億9400万円(同0.4%増)と続伸し、デンタル関連事業は売り上げ10億3000万円(同1.2%減)、営業利益1億5400万円(同7.8%減)と伸び悩んだが、書庫ロッカー事業では、宅配ボックスの需要拡大などで売り上げが10億3000万円(同9.2%増)、営業利益が1億2600万円(同34.2%増)と順調に推移したことなどが寄与した。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:25 | 編集長の視点
2024年05月15日

【編集長の視点】コロンビアはIPO後初決算の1Q業績が赤字も通期2ケタ増益を見直す

■IPO後の初決算を乗り越え、株価は再浮上へ

hen1.jpg

 コロンビア・ワークス<146A>(東証スタンダード)は、今年5月9日につけた上場来安値3400円からの底上げ幅を拡大させている。同社株は、今年3月27日に新規株式公開(IPO)され、5月13日に発表した初決算となる今2024年12月期第1四半期(2024年1月〜3月期、1Q)業績が、大幅減収・赤字転落で着地し株価も上場来安値へ売られたが、今12月期通期業績はIPO時予想を据え置き、2ケタ増収増益を見込んでいることを見直して割安直近IPO株買いが増勢となっている。不動産デベロッパーとして独自の事業スキームとして自社開発型、ファンド型、ソリューション型を展開し、利益の最大化と資産効率の最適化を進めているが、今年4月26日に竣工を発表した3物件が、この事業スキームを実現していることも、業績期待を高めている。

■2Q、3Qに売却案件が積み上がり通期業績はIPO時予想を据え置き

 同社の今期1Q業績は、売り上げ18億7700万円(前年同期比33.4%減)、営業利益8900万円の赤字(前年同期は6億800万円の黒字)、経常利益2億1100万円の赤字、純利益1億7800万円の赤字で着地した。不動産販売の売却案件が少なく、売り上げが減少したことが要因となった。ただ1Qには31億3700万円の販売不動産の投資を行う一方、売却案件は、今期第2四半期(2Q)、第3四半期(3Q)に予定していることから今期通期業績は、IPO時予想に変更はない。売り上げ200億8100万円(前期比38.8%増)、営業利益30億2600万円(同11.3%増)、経常利益26億3800万円(同10.8%増)、純利益18億300万円(同18.9%増)と連続の2ケタ増収増益を見込んでいるもので、不動産販売では、前期販売の10物件に対して18物件(マンション11物件、土地4物件、賃貸オフィス2物件、物流施設1物件)を予定して売り上げが196億円(同42.8%増)、賃貸管理サービスでも管理戸数の増加で売り上げが2億8300万円(同2.28倍)と計画している。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 編集長の視点
2024年05月10日

【編集長の視点】ハッチ・ワークは大幅増益業績を見直して不動産テック関連株人気を再燃させ反発

 ハッチ・ワーク<148A>(東証グロース)は、前日9日に18円高の2399円と反発して引け、今年4月5日につけた上場来安値1891円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年3月26日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、今2024年12月期業績が、大幅増益と予想されていることで不動産テック株としての成長可能性を見直し直近IPO株買いが再燃した。テクニカル的にもIPO直後の上場来高値4015円から同安値への調整幅の3分の1戻しを達成してもみ合っており、まず半値戻しに進み全値戻しへの期待を高めている。

■ポータルサイトの導入社数増加が駐車場利用者数を拡大させる好循環

 同社は、月極イノベーション事業では管理会社向けの月極駐車場支援サービス「アットパーキング」、ビルディングイノベーション事業では、貸会議室運営の会議室サービスを展開している。この「アットパーキング」では、月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」の導入社数の増加が、掲載件数の増加、登録台数の増加、駐車場利用者の拡大へと好循環し、そのうえにインターネット上で契約が完結するなど「不動産テック」株的な側面を持っている。

 IPO後の初決算となる今2024年12月期業績は、コロナ禍の影響も一巡して売り上げ24億4400万円(前期比18.9%増)、営業利益1億9400万円(前期は2000万円の黒字)、営業利益1億9000万円(同1100万円の黒字)、純利益2億6300万円(同7700万円の黒字)と予想している。今期第1四半期(2014年1月〜3月期)決算は、今月5月中旬に発表予定であり、今期の大幅続伸業績を再確認することになる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 編集長の視点
2024年04月11日

【編集長の視点】寿スピリッツはインバウンド売り上げ拡大と新ブランド投入で成長加速

■次期業績期待を内包し分割権利落ち後安値水準で下げ渋る

 寿スプリッツ<2222>(東証プライム)は、前日10日に、今年4月9日につけた配当権利落ち後安値1796円を下抜き、この日寄り付きの安値1787.5円では、3月12日につけた株式分割権利落ち後の年初来安値1789円を更新した。ただ取引時間中の安値からは一時1805円と小幅プラス転換する場面もあり、下げ渋る動きも窺わせた。同社株は、目下集計中の2024年3月期業績を昨年11月に上方修正し過去最高純利益を大きく伸ばし、期中には大幅な株式分割を実施、配当も大幅増配を予定しており、この決算発表予定の5月14日に開示される次期2025年3月期業績への期待を高めて下げ過ぎ修正の打診買いが交錯した。推進中の中期経営計画で、インバウンド関連の売り上げを過去最高の100億円に拡大することを目指すことなどが、側面支援材料視されている。

■インバウンド売り上げはコロナ前を上回り新ブランドも続々

 目下集計中の2024年3月期業績は、売り上げが期初予想より45億9100万円、利益が17億円〜25億円引き上げられ売り上げ604億6100万円(前々期比20.5%増)、営業利益141億9200万円(同42.6%増)、経常利益142億6300万円(同38.5%増)、純利益95億6000万円(同36.2%増)と見込まれ、純利益は、前期の過去最高(70億1800万円)を大幅に連続更新する。2022年10月に開始された全国旅行支援の反動減はあったものの、新型コロナウイルス感染症の感染症の位置付けが5類に移行されて人流が回復して事業環境が好転し、新ブランド発売の商品力や、新店舗出店の営業力や販売力のレベルアップを進め、国際線ターミナルの免税売上高がすでにコロナ前の水準を上回り、この増収効果に生産稼働率の上昇や販売効率の改善により利益率の向上が上乗せとなったことなどが要因となった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:42 | 編集長の視点
2024年04月09日

【編集長の視点】日本エム・ディ・エムは大型股関節製品のFDA承認取得を手掛かりに業績期待を高め下値抵抗力

■人工股関節から手術支援ロボットまで次期業績への寄与に期待

 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は、今年3月29日に直近高値783円まで買い進まれており、目先の利益を確定する売り物が続いている。ただ取引時間中には715円と買われる場面があり、25日移動平均線を下回る水準では下値抵抗力も発揮している。今年3月19日に人工股関節の新製品が、遅延していたFDA(米国食品医薬品局)の承認を取得したことを発表しており、これを見直して来期業績への寄与期待を強め下げ過ぎ修正買いが交錯した。同社は、このほか人工膝関節の新製品の販売開始や新型手術支援ロボットの導入なども相次いでおり、今年4月30日に予定されている3月期決算発表時の次期2025年3月期の業績ガイダンスが、注目されている。

■人工膝関節製品や膝関節早期治療製品、手術支援ロボットなども目白押し

 同社の目下集計中の2024年3月期業績は、昨年10月に期初予想が修正され、売り上げは上方修正され236億円(前々期比10.8%増)と続伸するが、利益は下方修正され営業利益18億円(同11.1%減)、経常利益18億5000万円(同9.5%減)、純利益11億5000万円(同19.2%減)と連続減益が見込まれた。国内売り上げは、2022年4月に実施された償還価格引き下げの影響が続き、米国の売り上げも、為替レートを期初の1ドル=135円から150円へ円安・ドル高方向へ見直してドルベースで減少し、売り上げ原価が悪化し、さらに人工膝関節の新製品「Trivicta Hip Stem」のFDA承認取得が遅延したことも響いた。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | 編集長の視点
2024年04月04日

【編集長の視点】イントランスは前日比変わらずも業績下方修正を織り込み株主優待制度を手掛かりに下値抵抗力

■インバウンド需要と新規ホテル開発に期待

 イントランス<3237>(東証グロース)は、前日3日に前日比変わらずの116円で引けたが、取引時間中には118円と上ぶれ3月28日につけた年初来安値111円を前に下値抵抗力を発揮した。同社株は、今年3月26日に目下集計中の2024年3月期業績の下方修正を発表したことが敬遠されて年初来安値に突っ込んだが、純利益の赤字幅は、前々期より縮小するほか、継続している株主優待制度の実質好利回りを手掛かりに極低位値ごろ株買いが交錯し。またインバウンド関連では、4月3日からの中国の清明節の休暇入りで中国からの観光客のインバウンド送客事業にプラス効果が期待できることも、側面支援材料視されている。

■QUOカード8000円を贈呈しボールパーク隣接地に新ホテル

 同社の2024年3月期業績は、ホテルの新規開発やホテル投資ファンドなど新規収益事業などを推進するため業績が大きく変化する可能性があるとしてレンジで予想されていた。その売り上げ17億1200万円〜32億7500万円は12億8800万円(前々期比2.15倍)へ、営業利益は2億6000万円の赤字〜1億700万円の黒字から1億4100万円の赤字(前々期は4億1600万円の赤字)へ、経常利益は2億7900万円の赤字〜3100万円の黒字(同4億7100万円の赤字)へ、純利益は2億8100万円の赤字〜1100万円の黒字から1億1700万円の赤字(同4億9300万円の赤字)へそれぞれ下方修正された。不動産事業では、案件売却がほぼ計画通りに進んだが、新規のホテル開設がなく、中華圏からの観光客をグループのホテルを中心にして送客するインバウンド送客事業の開始事業が遅れ、子会社の大多喜ハーブガーデン売却による売り上げ減少、ホテル投資ファンドの組成が計画の50%以下にとどまったことなどが要因となった。ただ赤字幅は、前々期より縮小する。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:25 | 編集長の視点
2024年03月15日

【編集長の視点】アルファクス・フード・システムは業績復調・債務超過解消を手掛かりに底値もみ最終場面

■売られ過ぎ修正に期待

 アルファクス・フード・システム<3814>(東証グロース)は、前日14日に3円安の378円と変わらずも含め5営業日続落して引けた。東証グロース市場指数が、0.11%安と続落したことが波及し同社株にもポジション調整の売り物が続いた。ただ、今年2月15日につけた直近安値363円を前に下げ渋る動きも示した。同社株は、今年2月13日に発表した今2024年7月期第1四半期(2023年10月〜12月期、1Q)決算で、純利益が収支トントンで着地したことで株価が急落したが、この調整が値幅で163円、日柄で1カ月と目先一巡感を示していることで、今期通期業績のV字回復予想や前期末での債務超過解消、純資産の上場基準達成を手掛かりに外食テック株買いも交錯した。テクニカル的にも、25日移動平均線から9%超のマイナスかい離しており、売られ過ぎ修正が期待されている。

■外食向けのDXシステム機器や配膳ロボットなどの納入・設置が拡大

 同社の今期1Q業績は、売り上げ3億9200万円(前年同期比0.6%増)、営業利益500万円(同71.3%減)、経常利益100万円(同84.1%減)、純利益収支トントン(前年同期は1億1900万円の黒字)と増減マチマチで着地した。1Qは外食関係の主要顧客の年末年始の繁忙期に当たりシステム機器の納入が手控えられる時期となるが、売り上げは、ほぼ予定通りにシステム機器や配膳ロボットなど周辺機器が設置されて小幅ながら続伸し、純利益は、前年同期に計上した固定資産売却益1億3100万円が一巡したことで伸び悩んだ。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:43 | 編集長の視点