[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (12/09)【編集長の視点】ラクト・ジャパンは続落も決算発表を先取り創立25周年の来期業績に期待して突っ込み買い一法
記事一覧 (12/06)【編集長の視点】日トムソンは16期ぶりの最高純益更新を手掛かり値ごろ割安株買いが再燃し反発
記事一覧 (12/02)【編集長の視点】ムサシは続落も業績上方修正・増配見直しに政局流動化懸念が加わり安値拾いも一考
記事一覧 (11/15)【編集長の視点】内外トランスは反落も最高純益を伸ばす業績再上方修正と再増配を手掛かりに押し目買いも交錯
記事一覧 (11/04)【編集長の視点】UEXは業績再上方修正を手掛かりに連続増配を催促して高値肉薄
記事一覧 (10/18)【編集長の視点】パルGHDは2Q最高業績に信用好需給がオンして下値買い
記事一覧 (10/13)【編集長の視点】泉州電業は連続最高純益更新を手掛かりに株式分割の権利取りが交錯
記事一覧 (09/21)【編集長の視点】トリケミカルは業績上方修正・連続最高純益を見直し下げ過ぎ修正
記事一覧 (09/16)【編集長の視点】恵和は業績再上方修正、連続増配を手掛かりに割安修正期待の下値買い
記事一覧 (09/08)【編集長の視点】アップルは年初来高値を更新、業績上方修正に円安がオンして低位割安株買いが再燃
記事一覧 (09/06)【編集長の視点】グラファイトデザインは増益転換の業績上方修正を見直す
記事一覧 (08/16)【編集長の視点】上村工業は1Qの高進捗率業績を手掛かりに割安修正の押し目買い交錯
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】ジャパンエンジンコーポレーションは1Q決算発表の先取り好業績期待を高める
記事一覧 (07/21)【編集長の視点】きずなホールディングスは株式分割の権利取りを連続最高業績がサポート
記事一覧 (07/05)【編集長の視点】平賀は連続最高純益更新・大幅増配を手掛かりに売られ過ぎ修正期待
記事一覧 (04/15)【編集長の視点】ヤマシタヘルスケアホールディングスは業績上方修正、増配を見直し下げ過ぎ修正へ
記事一覧 (02/18)【編集長の視点】協栄産業は業績再上方修正・再増配・自己株式取得の3点セットに見直し余地
記事一覧 (02/08)【編集長の視点】グラファイトデザインは期末接近で増配の配当権利取りが再燃、1000円大台回復も意識
記事一覧 (11/09)【編集長の視点】エノモトはプレミアム不適合を業績上方修正でカバーも想定され突っ込み買い一法
記事一覧 (10/12)【編集長の視点】トヨタ自動車は業績上ぶれ期待を高めて売られ過ぎ修正買いが増勢
2022年12月09日

【編集長の視点】ラクト・ジャパンは続落も決算発表を先取り創立25周年の来期業績に期待して突っ込み買い一法

■11月14日にシンガポールに乳製品の新工場を建設

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)は、前日8日に22円安の2050円と3営業日続落して引け、取引時間中には2025円と配当権利落ち後安値2043円まで売られた。ただ同安値は、長大下ヒゲでつけ下げ幅をやや縮小して引けており、来年1月13日に予定している11月期決算の発表を先取りし突っ込み買いも一法となりそうだ。

 前2022年11月期業績が、上方修正されて純利益が2期ぶりの過去最高を更新見込みで、続く来2023年11月期業績は、同社の創立25周年となり、積極的な中期経営計画の推進で続伸が有力視され、さらに記念増配含みにあるためだ。中期経営計画の成長戦略の一つとなっているアジア事業の拡大に関連して、11月14日にシンガポールに乳製品の新工場を建設すると発表したことも、フォローの材料として見直されよう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:24 | 編集長の視点
2022年12月06日

【編集長の視点】日トムソンは16期ぶりの最高純益更新を手掛かり値ごろ割安株買いが再燃し反発

■GCを示現して上昇トレンド転換を示唆

 日本トムソン<6480>(東証プライム)は、前日5日に2円高の604円と小反発して引け、600円台固めに煮詰まり感を強めた。同社が、今2023年3月期第2四半期(2022年4月〜9月期、2Q)累計決算を発表した今年11月14日に今3月期通期業績を上方修正し年間配当も増配予定しており、純利益が、16期ぶりに過去最高を更新することを見直し値ごろ割安株買いが再燃した。テクニカル的にも直近高値621円をつける過程で25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、側面支援材料視されている。

■ころ軸受や直動案内機器が半導体製造装置向けに好調に推移し円安効果も

 同社の今3月期業績は、期初予想より売り上げを25億円、営業利益を14億円、経常利益を28億円、純利益を19億円それぞれ引き上げ売り上げ685億円(前期比14.1%増)、営業利益90億円(同52.6%増)、経常利益108億円(同44.2%増)、純利益74億円(同79.0%増)と大幅続伸が見込まれた。純利益は、2007年3月期の過去最高(63億3300万円)を大幅に更新する。半導体製造装置などのエレクトロニクス関連機器に高水準の設備投資が続き、同社の針状ころ軸受や直動案内機器の生産が好調に推移し、この増産・増収効果に加え為替の円安・ドル高による円安効果が上乗せとなったことが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | 編集長の視点
2022年12月02日

【編集長の視点】ムサシは続落も業績上方修正・増配見直しに政局流動化懸念が加わり安値拾いも一考

■選挙関連株人気の再燃に期待

 ムサシ<7521>(東証スタンダード)は、前日1日に9円安の1452円と変わらずも含めて5営業日続落して引けた。日経平均株価は、257円高と5営業日ぶりに反発したが、主力値がさ株、ハイテク株買いが中心で内需関連の同社株は小口売りに押された。ただ株価水準は、8月につけた年初来安値1402円に並ぶ安値圏にあり、今年10月25日に発表した今2023年3月期の上方修正と増配からは下げ過ぎは明らかで、安値拾いも一考余地がある。来年4月に控える統一地方選挙や、足元の岸田内閣での閣僚の辞任ドミノ、各種世論調査での内閣支持率の低下など政局の流動化が懸念されていることも、選挙関連株人気の再燃期待を高めそうだ。

■参議院選挙向け投開票管理システムが伸び文章デジタル化事業も好調

 同社の今2023年3月期業績は、期初予想より売り上げを8億5200万円、営業利益を8億9100万円、経常利益を9億900万円、純利益を6億4600万円それぞれ引き上げ、売り上げ362億9400万円(前期比0.2%増)、営業利益20億4800万円(同17.3%増)、経常利益21億700万円(同14.0%増)、純利益13億9900万円(同42.5%増)と見込み、期初の減益転換予想が2ケタ増益に変わった。参議院選挙向けの選挙機器や投開票管理システムが、開票作業を迅速化する投票用紙計数機などの新製品の寄与で大幅に伸長し、文書のデジタル化事業も在宅勤務拡大の恩恵で好調に推移したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33 | 編集長の視点
2022年11月15日

【編集長の視点】内外トランスは反落も最高純益を伸ばす業績再上方修正と再増配を手掛かりに押し目買いも交錯

■半値戻し、全値戻しへの再発進に期待

 内外トランスライン<9384>(東証プライム)は、前日14日に7円安の2069円と小幅反落して引けた。日経平均株価が、300円安と反落したことから、2000円大台を割った直近安値から100円幅超上げている同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ取引時間中の安値からは小戻して引けており、押し目買いも交錯した。10月28日に発表した今2022年12月期業績の2回目の上方修正と再増配を見直し、純利益が、前期の過去最高を大幅に更新することを手掛かりに割安修正買いが続いている。テクニカル的にも、2021年につけた株式分割権利落ち後高値から今年4月の年初来安値までの調整幅の3分の1戻し水準となっており、半値戻し、全値戻しへの再発進が期待されている。

■コンテナ運賃が下落も想定を上回り航空貨物、食品輸送も順調

 同社の今12月期業績は今年4月に上方修正されたが、その増額値をさらに上方修正した。4月修正値より売り上げを53億円、営業利益を19億6000万円、経常利益を22億3000万円、純利益を15億4000万円それぞれ引き上げたもので、売り上げ485億円(前期比37.5%増)、営業利益66億7000万円(同75.1%増)、経常利益70億1000万円(同78.7%増)、純利益48億円(同72.5%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高(27億8300万円)を大幅に連続更新する。コンテナ船運賃は、今期下期に下落と見込んでいたが、下落ペースは想定より遅れて4月増額時を上回り、子会社で展開している航空貨物では、大口の設備輸入案件を獲得し、食品輸送の取り扱いも順調に推移したことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | 編集長の視点
2022年11月04日

【編集長の視点】UEXは業績再上方修正を手掛かりに連続増配を催促して高値肉薄

■割安修正買いが再燃

 UEX<9888>(東証スタンダード)は、祝日前の2日に8円高の810円と7営業日ぶりに反発して引け、取引時間中には823円まで買われる場面があり、10月25日につけた年初来高値853円に肉薄した。同社株は、今年10月20日に今年8月に続いて今2023年3月期業績の2回目の上方修正を発表しており、その再上方修正した今期第2四半期(2022年4月〜9月期、2Q)累計決算の発表を11月8日に予定しており、その発表と同時に連結配当性向を30%程度としている配当政策に従って今期配当の連続増配があると催促して、割安修正買いが再燃した。テクニカル的にも、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、サポート材料視される。

■メーカー値上げ追随の再販売価格見直しに円安相場も追い風

 同社の今3月期業績は、2Q累計業績、3月通期業績とも今年8月、10月と2回上方修正された。このうち3月通期業績は、レンジ予想で修正され8月の修正値より売り上げを10億円、営業利益を5億円〜6億円、経常利益を5億円〜7億円、純利益を4億円それぞれ引き上げ、売り上げ490億円〜530億円(前期比7.6%増〜16.4%増)、営業利益30億円〜35億円(同41.3%増〜64.9%増)、経常利益32億円〜38億円(同42.0%増〜68.7%増)、純利益20億円〜23億円(同42.8%増〜68.2%増)と見込み、期初のレンジ予想の下限では減益転換としていたものが大幅続伸する。ステンレス専門商社としてニッケルを中心とした原材料価格の上昇に対応してメーカー各社が大幅値上げを実施しており、再販売価格の見直しに注力し、為替相場も円安となったことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | 編集長の視点
2022年10月18日

【編集長の視点】パルGHDは2Q最高業績に信用好需給がオンして下値買い

■権利落ち前の3000円大台を目指す

 パルグループホールディングス<2726>(東証プライム)は、前日17日に39円安の2321円と反落して引けた。日経平均株価が、314円安と急反落したなかで、前週末14日に200円超幅の急伸を演じた同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。たた取引時間中には2340円と買われる場面もあるなど下値は限定的で、今年10月12日に発表した今2023年3月期第2四半期(2022年3月〜8月期、2Q)累計業績が、今年7月の上方修正値を上ぶれ2Q累計業績として過去最高を更新して着地したことを手掛かりに割安株買いも交錯した。信用取組が、売り長で逆日歩のつく好需給となっており、売り方の買い戻しも下値に続いている。

■「3COINS」の好調推移などで2Q純益は3.3倍増益

 同社の今期2Q累計業績は、今年7月の上方修正値を売り上げが21億円超、利益が7億円〜11億円上ぶれ、売り上げ781億9300万円(前年同期比37.9%増)、営業利益75億8200万円(同2.67倍)、経常利益77億1000万円(同2.76倍)、純利益48億800万円(同3.32倍)と大幅続伸して着地し、2Q累計業績として過去最高を更新した。EC売り上げが、プロモーション効果で好調に推移し、雑貨販売の300円ショップの「3COINS」を中心とした新規出店と既存店の増床による店舗大型化などが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | 編集長の視点
2022年10月13日

【編集長の視点】泉州電業は連続最高純益更新を手掛かりに株式分割の権利取りが交錯

■相場格言通りに「半値戻しは全値戻し」へ

 泉州電業<9824>(東証プライム)は、前日12日に60円安の5390円と変わらずを含めて3営業日続落して引けた。日経平均株価が、小幅ながら3営業日続落したことから、10月相場に入って5720円高値まで550円高していた同社株にも目先の利益を確定する売り物が続いた。ただ前場取引時間中には5510円と買われる場面もあり、同社が、今年10月1日を基準日に予定している株式分割の分割権利取りの買い物も交錯した。今2022年10月期の純利益が、今年6月の2回目の上方修正で大幅に過去最高を連続更新し、配当も連続増配幅の拡大が予定されていることもサポート材料視されている。

■分割、連続増配、2回の今期業績上方修正とトリプル好材料

 株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整えるとともに、同社株式の流動性を高め投資家層の拡大を図ることを目的にして実施する。10月31日を基準日に1株を2株に分割する。

 一方、今2022年10月期業績は、今年3月、6月と2回上方修正され、6月には3月増額値より売り上げを80億円、営業利益、経常利益を各11億円、純利益を7億円引き上げ、売り上げ1080億円(前期比16.8%増)、営業利益64億円(同34.9%増)、経常利益67億円(同33.9%増)、純利益46億円(同28.4%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高(35億8300万円)を大幅に連続更新する。電線専門商社として半導体製造設備向けの需要が拡大し、自動車・工作機械向けの需要が回復、銅価格上昇に伴い建設・電販向けの売り上げが増加したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | 編集長の視点
2022年09月21日

【編集長の視点】トリケミカルは業績上方修正・連続最高純益を見直し下げ過ぎ修正

■戻り高値2920円を目指す

 トリケミカル研究所<4369>(東証プライム)は、今年8月31日に発表した今2023年1月期業績の上方修正で、純利益が、前期の過去最高を大幅に連続更新することを見直し下げ過ぎ修正買いが再燃している。株価水準が、ファンダメンタルズ的に13.4倍と東証プライム市場平均をやや下回り、テクニカル的にも25日移動平均線から9%超もマイナスかい離していることが買い手掛かりとなっている。

■最先端半導体向けに絶縁膜材料の需要が旺盛で円安進行も寄与

 同社の今2023年1月期業績は、同時発表の今期第2四半期(2022年2月〜6月期、2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したのに合わせて上方修正された。売り上げを期初予想の据え置きとしたが、営業利益を2億2100万円、経常利益を9億1800万円、純利益を6億9300万円それぞれ引き上げ、売り上げ136億円(前期比17.5%増)、営業利益36億2100万円(同21.7%増)、経常利益66億4800万円(同25.6%増)、純利益51億9300万円(同26.8%増)と続伸を見込み、純利益は、前期の過去最高(40億9500万円)を大幅に連続更新する。最先端半導体向けに絶縁膜材料などの需要が旺盛で、韓国関係会社の業績も想定を上回り、為替レートが、1ドル=123.30円と期初想定の1ドル=110円より円安で推移したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:09 | 編集長の視点
2022年09月16日

【編集長の視点】恵和は業績再上方修正、連続増配を手掛かりに割安修正期待の下値買い

■ゴールデンクロス(GC)を示現

 恵和<4251>(東証プライム)は、25日移動平均線を前に下げ渋る動きをみせ、今年8月12日に発表した今2022年12月期の2回目の上方修正と期末配当の連続増配を手掛かりに割安修正期待の下値買いが交錯している。テクニカル的にも、その25日移動平均線が75日移動平均線を下から上に抜くゴールデンクロス(GC)を示現しており、25日線をキープすれば上昇トレンド転換は変わらないとしてサポート材料視されている。

■ノートPC向け製品が回復し車載ディスプレイ製品の出荷も好調

 同社の今12月期業績は、今年5月に期初予想を上方修正したが、その修正業績をさらに再上方修正した。5月の修正値より売り上げを1億5100万円、営業利益を6億2000万円、経常利益を10億9600万円、純利益を8億6400万円それぞれ引き上げ、売り上げ232億5700万円(前期比28.3%増)、営業利益50億8900万円(同62.3%増)、経常利益58億2300万円(同67.9%増)、純利益45億1800万円(同78.2%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高を連続大幅更新する。ノートPC・タブレット向け製品が回復し、車載ディスプレイ製品の出荷も好調に推移、直下型ミニLED液晶ディスプレイ向けの複合拡散板「オパスキ」などの利益率高い製品の販売が増加したことなどが寄与した。

 配当は、期初予想の普通配当の25円に特別配当25円を上乗せして年間50円とし、前期の年間25円(前々期実績13.5円)に対して連続大幅増配を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 編集長の視点
2022年09月08日

【編集長の視点】アップルは年初来高値を更新、業績上方修正に円安がオンして低位割安株買いが再燃

■24年ぶりの円安・ドル高も業績再上ぶれの期待材料

 アップルインターナショナル<2788>(東証スタンダード)は8日、29円高の378円まで上げて続伸し年初来高値を更新している。同社株は、今年8月5日に今2022年12月期業績の上方修正を発表して株価はストップ高と急伸し高値固めを続けてきたが、なお割安として低位値ごろ株買いが再燃した。上方修正の要因の一つとなった海外中古車輸出事業の為替差益に関して、本日の午後取引時間中に為替相場が一時、1ドル=144.38円と24年ぶりの円安・ドル高に進んでいることも、業績再上ぶれの期待材料となっている。

■海外中古車輸出に円安が追い風になり価格優位性と為替差益も

 同社の今12月期業績は、期初予想より売り上げを79億8700万円、営業利益を5億2300万円、営業利益を6億6300万円、純利益を5億4100万円それぞれ引き上げ、売り上げ239億3100万円(前期比28.4%増)、営業利益7億2600万円(同2.24倍)、経常利益10億800万円(同88.1%増)、純利益7億7000万円(同91.1%増)と見込み、期初の減収減益予想が大幅増収増益となる。売り上げの過半を占めるタイを中心とする東南アジア向けの海外中古車輸出事業で、経済活動再開とともに需要が持ち直し、円安による価格競争力のアップが加わったことが要因で、円安による為替差益の発生も上乗せとなっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:37 | 編集長の視点
2022年09月06日

【編集長の視点】グラファイトデザインは増益転換の業績上方修正を見直す

 グラファイトデザイン<7847>(東証スタンダード)は、今年8月26日に発表した今2023年2月期業績の上方修正を見直し、期初の減収減益予想が増収増益に一変するとして割安修正期待の打診買いが再燃している。業績上方修正要因となった為替相場でさらに24年ぶりの円安・ドル高となっていることや、新型コロナウイルス感染症の水際対策が緩和され同社のゴルフクラブシャフトにプラスに働くこともサポート材料視されている。

■新製品が生産が追い付かないほど高人気化し円安・ドル高の為替差益もオン

 同社の今2023年2月期業績は、期初予想より売り上げを2億円、営業利益を1億7000万円、経常利益を2億6000万円、純利益を1億5300万円それぞれ引き上げ、売り上げ33億円(前期比6.5%増)、営業利益6億7000万円(同34.0%増)、経常利益7億6200万円(同51.8%増)、純利益5億600万円(同43.3%増)と見込み、期初の減収減益転換予想が、一転して大幅続伸となる。新型コロナウイルス感染症が第7波などと感染拡大するなか、ソーシャルディスタンスのアウトドアスポーツとしてゴルフ人気の回復が続いており、国内では4月に投入した新製品が、生産が追い付かず一時販売を停止するほどの人気になり、自社ブランドシャフト「Tour AD」DIシリーズが、米国市場で引き続き高人気となり、円安・ドル高に伴う為替差益を計上したことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:39 | 編集長の視点
2022年08月16日

【編集長の視点】上村工業は1Qの高進捗率業績を手掛かりに割安修正の押し目買い交錯

■もみ合い上放れから分割権利落ち後高値へキャッチアップ

 上村工業<4966>(東証スタンダード)は、7月1日につけた年初来安値4940円から一時500円幅の底上げをしており、今年8月8日に今2023年3月期第1四半期(2022年4月〜6月期、1Q)決算を発表し、3月期通期業績の上方修正がなかったことが響き目先の利益を確定する売り物が続き6000円台下位で下値を固めていた。ただその1Q業績は、連続の2ケタの増収増益で期初予想の今期第2四半期(2022年4月〜9月期、2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに割安修正期待の押し目買いも交錯している。前期も、1Qの好決算発表時に通期業績の修正はなかったが、11月の2Q累計業績開示時には上方修正を発表して株価も歓迎高しており、再現観測にもつながっている。

■パッケージ基板向けめっき薬品が続伸しセグメント利益は46%増

 同社の今期1Q業績は、売り上げ201億8700万円(前年同期比28.1%増)、営業利益38億6600万円(同37.8%増)、経常利益42億9400万円(同42.1%増)、純利益36億6300万円(同72.9%増)と大幅続伸して着地し、市場コンセンサスを上回るとともに、今期2Q累計予想業績に対する利益進捗率は、60%〜66%と目安の50%を上回った。表面処理用機械事業では部材価格の高騰、めっき加工事業では非鉄などの原材料価格の上昇でセグメント利益がそれぞれ2ケタ減益となったが、表面処理用資材事業では、高速通信市場、半導体関連市場の需要拡大により主力のパッケージ基板向けのめっき薬品が続伸し、売り上げが前年同期比31.9%増、セグメント利益が同46.8%増と続伸したことが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:33 | 編集長の視点
2022年08月02日

【編集長の視点】ジャパンエンジンコーポレーションは1Q決算発表の先取り好業績期待を高める

 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は、前日1日に31円高の1168円と高値引けで急続伸した。同社株は、今週4日に今2023年3月期第1四半期(2022年4月〜6月期、1Q)決算の発表を予定しており、同業他社の舶用エンジンメーカーのダイハツディーゼル<6023>(東証スタンダード)が、コンテナ船の建造ラッシュを背景に今期1Qの好決算を発表しで株価が続急伸しており、追撃期待を高めて割安修正買いが増勢となった。同じく決算発表中の近接業種の海運大手が、相次ぐ好業績を背景に大幅増配に進み高人気化していることも、側面支援材料視されている。

■脱炭素エンジンの投資負担増も舶用エンジンに豊富な受注高

 同社の今2023年3月期業績は、今年4月1日付けで子会社を吸収合併したことにより連結決算から単独決算に移行しており、売り上げ140億円(前期比6.4%増)、営業利益1億9000万円(同66.3%減)、経常利益4億7000万円(同21.9%減)、純利益5億5500万円(同2.8%増)と増収減益転換が予想されている。中小型ケミカル船やハンディサイズバルクキャリア向けの舶用エンジン(UEC42LSH型主機関)の国内外の受注は、累計で50台を超え高操業が続くものの、海運業界の脱炭素のカーボンニュートラル向けにアンモンニア・水素燃料エンジンの研究開発、設備投資が本格化し、この負担増や資機材価格の高騰が続いていることから慎重な業績予想となっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:08 | 編集長の視点
2022年07月21日

【編集長の視点】きずなホールディングスは株式分割の権利取りを連続最高業績がサポート

■売られ過ぎ修正の側面支援が材料視

 きずなホールディングス<7086>(東証グロース)は、今年7月15日に2022年5月期決算と株式分割を発表しており、株式分割の権利取りの打診買い再燃を前期、今期と過去最高を更新する好業績がサポートしている。テクニカル的にも、5日移動平均線が、25日移動平均線を下から上に抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、売られ過ぎ修正の側面支援材料視されている。

■葬儀ホールの新規出店を倍増させ葬儀件数も続伸

 株式分割は、同社株式の投資単位当たりの金額を引き下げ流動性の向上と投資家層を拡大させることを目的としており、8月31日を基準日に1株を2株に分割する。同社は、将来の事業拡大に必要不可欠な設備投資やM&Aなどの成長投資のための原資のために内部留保の確保を優先し、2020年3月の新規株式公開(IPO)以来、無配を継続しており、今回の株式分割が、初めての株主還元策となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:40 | 編集長の視点
2022年07月05日

【編集長の視点】平賀は連続最高純益更新・大幅増配を手掛かりに売られ過ぎ修正期待

■チラシなどの販促グッズに注目

 平賀<7863>(東証スタンダード)は、今2023年3月期純利益が、連続して過去最高更新と予想され配当も大幅増配が予定されていることを手掛かりに小口ながら売られ過ぎ修正期待の打診買いが入っている。新型コロナウイルス感染症の新規感染者が再びリバウンドしているが、行動制限解除のなかリオープン(経済活動再開)関連株が幅広く物色されており、この関連株の一角として同社のチラシなどの販促グッズに注目、フォローの材料視されている。

■既存顧客には新商材の販路を拡大し新規顧客の積極開拓

 同社の今2023年3月期業績は、売り上げ87億円(前期比2.3%増)、営業利益6億円(同8.3%増)、経常利益6億5000万円(同8.6%増)、純利益4億3000万円(同11.4%増)と続伸が見込まれている。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で大きく落ち込んだ2021年3月期業績から前2022年3月期業績は、期中に2回も上方修正してV字回復しており、今期はさらに続伸を見込んでいるもので、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:46 | 編集長の視点
2022年04月15日

【編集長の視点】ヤマシタヘルスケアホールディングスは業績上方修正、増配を見直し下げ過ぎ修正へ

■下値を確認する展開

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、今年3月31日に今2022年5月期第3四半期(2021年6月〜2022年2月期、3Q)決算と同時に今5月期通期業績の上方修正と増配を発表したが、業績水準そのものが、前期の過去最高からなお減益予想となっていることが響き反応は限定的で下値を確認する展開となっている。ただ前期業績も、昨年3月に上方修正したものを5月期決算発表直前の7月に再上方修正しており、再現を期待して売られ過ぎ修正買いが増勢となった。テクニカル的にも25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換したとしてサポート材料視されている。

■各種診断装置、手術関連機器、低侵襲機器の営業強化が寄与

 同社の今5月期業績は、期初予想より売り上げを45億8700万円、営業利益を2億8700万円、経常利益を3億900万円、純利益を1億9300万円それぞれ引き上げ、売り上げ498億3800万円(前期は旧会計基準で701億3100万円)、経常利益8億3000万円(前期比14.1%減)、経常利益8億9400万円(同12.9%減)、純利益5億3900万円(同20.5%減)と前期の過去最高からの減収減益幅の縮小を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症拡大で患者の受診控えが続き病院経営を直撃し、世界的な半導体不足が医療機器製造に影響する厳しい状況下で、急性期医療機関向けの各種診断装置や手術関連機器の高度医療機器、内視鏡関連製品の低侵襲機器などの営業を強化し、医療機関の移転・新築の新規開設や電子カルテルシステム導入の支援事業を積極化したことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:47 | 編集長の視点
2022年02月18日

【編集長の視点】協栄産業は業績再上方修正・再増配・自己株式取得の3点セットに見直し余地

■下値対応は一考の余地あり

 協栄産業<6973>(東1)の株価水準は、昨年10月から12月に掛けて固めた下値硬直性のあるゾーンで、25日移動平均線からは10%超のマイナスかい離と下げ過ぎも示唆している。この株価水準で今年1月28日に発表した今2022年3月期業績の再上方修正、再増配、自己株式取得の3点セットが見直される可能性もあり、下値対応は一考余地がありそうだ。バリュー株特性でも、低PER、低PBR、高配当利回りと3点セットとなっている。

■車載・産業機器向けのパワー半導体が伸び本社売却益も計上

 同社の今3月期業績は、昨年7月に上方修正済みだが修正値を今年1月にさらに引き上げた。売り上げは7月修正値を据え置いたが、営業利益を3億5000万円、経常利益を4億円、純利益を9億5000万円それぞれアップさせ、売り上げ550億円(前期比3.6%増)、営業利益10億円(同2.51倍)、経常利益11億円(同2.64倍)、純利益16億5000万円(前期は3億8200万円の赤字)と大幅続伸し、純利益は、1990年11月期の過去最高(12億8900万円)を更新する。産業機器システム事業では加工装置、自動化システムの大型案件を受注し、半導体デバイス事業では車載・産業機器向けのパワー半導体やメモリ、金属材料などが伸長し、本社売却益14億7100万円を計上することなどが要因となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:09 | 編集長の視点
2022年02月08日

【編集長の視点】グラファイトデザインは期末接近で増配の配当権利取りが再燃、1000円大台回復も意識

■2回の上方修正もサポート材料

 グラファイトデザイン<7847>(JQS)は2月8日、18円高の723円まで上げて続伸し、年初来高値を更新している。2月期期末接近とともに、同社の今2022年2月期配当が、年間35円(前期実績20円)へ大幅増配予定にあることを見直し配当権利取りの買い物が再燃した。同社の年間配当利回りは、2月期決算会社の配当利回りランキングのトップにランクされており、増配の前提となる同社の今2月期業績が、2回も上方修正されたこともサポート材料として意識されている。

■自社ブランドシャフトが大きく伸び今期純利益は3倍増益と連続高変化

 同社の今期配当は、今2月期業績の再上方修正と財務状況を勘案して普通配当20円に特別配当15円を上乗せして年間35円に大幅増配の予定である。この業績再上方修正は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のなか、「三密」回避のアウトドアスポーツとしてゴルフ人気が回復し、自社ブランドシャフト「Tour AD」の各ゴルフショップの直販販売や各クラブメーカーのカスタム受注が増加し、米国市場でも「Tour AD」DIシリーズが、大手クラブメーカーのストックカスタムに採用されたことなどが要因となっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:44 | 編集長の視点
2021年11月09日

【編集長の視点】エノモトはプレミアム不適合を業績上方修正でカバーも想定され突っ込み買い一法

 エノモト<6928>(東1)は、前日8日に53円安の1767円と続落して引けた。日経平均株価が、安値引けで104円安と続落したうえに、今年10月29日に発表した来年4月から適用される東証の市場区分再編に際して最上位のプレミアム(P)市場の上場基準への不適合も重なって売り増勢となった。9日は59円高の1826円まで上げた。P市場不適合と同時に今2022年3月期業績の上方修正と増配も発表しており、今期純利益が、期初の減益予想から増益転換し連続して過去最高を更新することを手掛かりに突っ込み買いも一法となりそうだ。またP市場不適合についても、適合計画書を作成・提出して経過措置としてP上場を目指す意向であり、逆に投資価値アピールのキッカケになることも見込まれる。

■リードフレーム、コネクタ部品の受注環境が好調推移

 同社の今3月期業績は、期初予想より売り上げを35億円、営業利益を2億5000万円、経常利益を3億円、純利益を1億5000万円それぞれ引き上げ、売り上げ265億円(前期比15.2%増)、営業利益19億円(同21.5%増)、経常利益19億円(同21.7%増)、純利益15億円(同0.7%増)と増収増益率を伸ばす。リードフレームやコネクタ部品の受注環境が、昨年後半以降の自動車、モバイル端末向けに急激に回復し高水準をキ−プし、半導体や原材料不足の影響下でも好調に推移し、今期第2四半期(2021年4月〜9月期)累計業績が、前年同期比31%増収、2.56倍営業増益、2.53倍経常増益、2.55倍純益増益とV字回復して着地し、想定を上回ったことから上方修正した。なお純利益は、前期に追加計上した繰延税金資産3億1200万円の一巡で期初に減益転換を見込んでいたが、カバーして前期に続く過去最高更新となる。年間配当は、期初予想の40円を50円(前期実績40円)に引き上げ連続増配を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:43 | 編集長の視点
2021年10月12日

【編集長の視点】トヨタ自動車は業績上ぶれ期待を高めて売られ過ぎ修正買いが増勢

■分割権利落ち後安値から4連騰、円安・ドル高進行で業績上ぶれ期待強める

 トヨタ自動車<7203>(東1)は、今年10月8日につけた株式分割の権利落ち安値1818円から底上げしている。11日の為替相場(ロンドン)で、一時1ドル=113円と2018年12月以来、約2年10カ月ぶり、同じくユーロも1ユーロ=131円台と3カ月ぶりの円安・ドル高水準となったことから、為替感応度の高い同社株の業績上ぶれ期待を高め売られ過ぎ修正買いが増勢となった。株式需給的にも、分割の権利を取った投資家の分割株式売りが一巡し、信用取組も売り残・買い残とも増加し厚みを増していることが買い手掛かりとなっている。

■1ドル・1円の為替感応度は400億円で想定レートは1ドル=105円

 為替相場は、前週末8日の米国の9月の雇用統計発表以来、平均時給が市場予想を上回り原油価格の上昇も加わりインフレ懸念を強め、FRB(米連邦準備制度理事会)のテーパリング(量的緩和の縮小)が早まるとして急速な円安・ドル高となっている。同社の為替感応度は、1ドルが1円変動すると営業利益が400億円、1ユーロが同じく1円変動すると70億円とされており、今2022年3月期の為替想定レートが1ドル=105円(前021年3月期実績106円)、1ユーロ=126円(同124円)としているだけに、輸出採算が改善するとともに為替変動益の影響が業績に大きくプラスとなる。前期は円高・ドル安で2550億円のマイナス影響となっただけに、様変わりとなる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:19 | 編集長の視点