[チャートでみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (03/13)フライトソリューションズが一時14%高、三菱UFJ銀行との協業開始で急騰した後の調整が「黄金比」で安定、注目し直される
記事一覧 (03/07)高圧ガスは一段高、直近の下げを奪回し「倍返し」コースだが全体相場の急落は逆風に
記事一覧 (02/18)コスモスイニシアが一段高、『陽線包み足』を四半期決算発表後に示現しテクニカル妙味
記事一覧 (12/26)日本エンタープライズが次第高、「トヨタに提供」で急騰した相場の調整進む、再び買いやすい位置に
記事一覧 (12/16)ヒーハイストが再び上値を指向、株主優待の新設を好感した急伸の後「r」字型の値固めを形成、経験則的な妙味強まるとの見方
記事一覧 (12/12)科研製薬が堅調、「3分の1押し」の水準で調整進み再騰の期待強まる
記事一覧 (11/21)【どう見るこの株】セキチューは冬物需要に期待高まる、ミニGC示現で上昇トレンド転換
記事一覧 (09/09)Speeeは上値の重さ突破の期待、再び上げて前週の「上ヒゲ」高値に迫る
記事一覧 (08/30)ティムコは小休止の相場だが業績予想を下方修正する前の株価を上回り買いの勢いを示す
記事一覧 (08/30)朝日ラバーは「3分の2戻し」達成後の小休止だが業績好調で仕込み好機の見方
記事一覧 (01/18)キタックが再び急伸、年初に急騰後「3分の2押し」を形成し調整一巡感
記事一覧 (12/28)ペルセウスプロテオミクスは「特許」を材料に急反発、年明けに騰勢第3波への発展をイメージ
記事一覧 (12/08)WASHハウスは急反発、大波乱の後一気に2/3押しの調整を達成、二段上げ連想の見方も
記事一覧 (11/27)日清食品HDが上場来高値を更新、3分の2押しの水準で調整一巡、好業績を買う動き再び活発化
記事一覧 (11/14)昨日ストップ安の資生堂は反発4%高、出来高が急増したため「陽性の下げ」の見方
記事一覧 (10/23)第一三共は「倍返し」の見方、係争棄却で下押したが米社との提携で急激に切り返す
記事一覧 (06/26)リプロセルは年初来の高値圏で三角持ち合いを形成、大きく動き出す期待
記事一覧 (03/03)ラクオリア創薬は前週まで8週連続安、中国における特許で高いが今日の終値に注目集まる
記事一覧 (01/18)【チャートで見る株価】わらべや日洋は陽線包み足示現でトレンド転換を示唆
記事一覧 (12/07)ALBERTが3日続伸、年初来安値から連日出直り「2点底」「ダブルボトム」の期待
2025年03月13日

フライトソリューションズが一時14%高、三菱UFJ銀行との協業開始で急騰した後の調整が「黄金比」で安定、注目し直される

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■三菱UFJ銀行の決済ネットワークを接続し運用コストを抑えた決済サービス提供

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は3月13日、急反発となり、13時にかけては14%高の242円(29円高)まで上げて急激に切り返している。三菱UFJ銀行との協業開始(3月3日発表)などが好感されて急騰した後、急激な調整に見舞われたが、この調整が、物体や立体の安定感を示す「黄金比(黄金分割比)0.618」に相当する位置に差しかかってきたとされ、調整は一巡とされて注目し直す動きが出てきたとの見方が出ている。

 3月3日から6日にかけて164円から333円まで約2倍に急騰した。その後急激な調整に転じて3月11日に一時204円まで値を消した。ただ、この高値333円に「黄金比0.618」を掛けると206円になり、ほぼ黄金比に近い位置まで調整が進んだことになる。黄金比は、自然界に存在する物体や立体の最も均衡のとれる割合とされるため、急騰に対してその後の調整が均衡のとれる幅になってきたとの見方が出てきたようだ。

 三菱UFJ銀行との協業では、三菱UFJ銀行の決済ネットワーク「SP−NET」とフライトのソリューションを接続し、決済処理の運用コストを抑えた決済サービスを提供する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:00 | チャートでみる株価
2025年03月07日

高圧ガスは一段高、直近の下げを奪回し「倍返し」コースだが全体相場の急落は逆風に

■株式売出しを中止、売出し発表で下げたが早々に回復しさらに上値を指向

 高圧ガス工業<4097>(東証プライム)は3月7日、一段と出直る相場となり、918円(40円高)まで上げた後も堅調で、2024年11月以来の900円台に進んでいる。3月4日の夕方に株式売出しの中止を発表。売出しによる株式需給のゆるみ(値下がり要因)が回避されることになり、この日から連騰相場となっている。

 株式売出しは2月21日の夕方に発表し、株価は翌日から居所を一段切り下げて推移した。この間の下げ幅は約130円。売出しの中止を発表した後は、この下げ幅を奪回してさらに上値を追う相場になっており、いわゆる「倍返し」の波動に入ってきたとの見方が出ている。単純計算では980円前後で倍返し達成になる。ただ、7日の株式市場は日経平均が一時847円安となるなど全体相場の下げが厳しく、これが逆風になりかねないとの見方も出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:11 | チャートでみる株価
2025年02月18日

コスモスイニシアが一段高、『陽線包み足』を四半期決算発表後に示現しテクニカル妙味

■強気のシグナルが現れたとみることができるもよう

 コスモスイニシア<8844>(東証スタンダード)は2月18日、一段高となり、後場10%高の1020円(91円高)まで上げて昨年来の高値1028円(2024年1月10日)に迫っている。2月7日に発表した第3四半期決算が大幅増益だった上、翌取引日・10日の株価が長大な『陽線包み足』を示現したため、チャート観測からもテクニカル妙味が強まったとの見方が出ている。

 第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/連結)は、売上高が前年同期比13%増加し、営業利益は2.2倍だった。通期予想は据え置き、増額修正しなかった。翌取引日の株価は30円安の893円で始まったものの、次第に切り返して終値は12円高の935円で終了。陽線の翌日により長大な陽線が「包み足」の形で現れたため、テクニカル的に強気のシグナルが現れたとみることができるもよう。チャート観測には色々な読み方があるものの、注目を強める様子がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:59 | チャートでみる株価
2024年12月26日

日本エンタープライズが次第高、「トヨタに提供」で急騰した相場の調整進む、再び買いやすい位置に

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■「移動平均」からの急激な乖離がおさまり過熱感が後退

 日本エンタープライズ<4829>(東証スタンダード)は12月26日、次第に出直る相場となり、午前11時にかけては5%高の124円(5円高)まで上げて反発幅を広げている。12月初、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)の東京本社に交通情報サービス「ATIS」の提供を開始したとの発表を受けて110円前後から155円まで急騰。その後は微調整となっているが、株式売買の判断材料の一つである「移動平均」の水準まで調整が進み、「移動平均」からの急激な乖離がおさまり過熱感が後退。「再び買いやすい位置にさしかかってきた」(株式市場う関係者)との見方が出ている。

 業績は堅調で、第1四半期決算(2024年6〜8月・連結)は前第1四半期期の特需(ソリューション関連機器)の剥落により減収減益だったが、通期・25年5月期の連結業積予想は売上高を前期比13.1%増、営業利益を同11.5%増とする。引き続き、クリエーション事業で定額制コンテンツの既存サービス拡大や新タイトル投入、新たなビジネスモデルによるサービス創出などを進め、ソリューション事業では社会のDX推進に対応したシステム開発サービスなどでの深耕や新規顧客獲得などに注力し増収増益を見込んでいる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:20 | チャートでみる株価
2024年12月16日

ヒーハイストが再び上値を指向、株主優待の新設を好感した急伸の後「r」字型の値固めを形成、経験則的な妙味強まるとの見方

■優待は25年以降、毎年3月末日時点の単元株主を対象に実施

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は12月16日の後場、一段と強含む相場になり、13時に360円(8円高)まで上げて12月初旬につけた年初来の高値366円に迫っている。12月4日に株主優待制度の新設を発表し、株価は直後から急伸。直近は高値圏での値固めになっているが、急伸時とその後の値動きが「r」字型を形成し、固めから再び上値を追う様子のため、経験則的には一段高の期待がもてるとの見方が出ている。

 株主優待制度の新設は、個人株主が多数を占める同社の株主構成を考慮し、個人投資家の関心や期待が高い株主優待制度の導入を決定した。直近株価で総合利回り(配当と株主優待の各利回りの合計)最大約12%に設定した優待制度とし、2025年以降の毎年3月末日の株主名簿に記載又は記録された100株(1単元)以上の同社株式を保有する株主を対象として、一律にQUOカード3000円分を贈呈する。

 また、同社は「F1」などのカーレース用部品の供給も行っており、ホンダ<7267>(東証プライム)が2026年から再び「F1」に参戦すると伝えられていることも期待材料視して注目を強める動きもある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:41 | チャートでみる株価
2024年12月12日

科研製薬が堅調、「3分の1押し」の水準で調整進み再騰の期待強まる

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■業績好調、営業利益は中間期で通期予想の94%を達成

 科研製薬<4521>(東証プライム)は12月12日、4381円(72円高)まで上げた後も堅調に売買され、中段持ち合いの中で再び上値を試す相場となった。11月15日にニューマブ社(スイス)との共同研究契約を発表し、18日に2021年以来の高値となる4577円まで上げた。その後は微調整の相場だが、11月上中旬の上げ幅に対し「3分の1押し」の水準で下げ止まっており、テクニカル的な再騰期待が強まってきたとの見方が出ている。

 第2四半期決算(2024年4〜9月:中間期、連結)は国内医療用医薬品部門が好調で、海外事業では知財譲渡一時金もあり、連結売上高は前年同期比42.0%増加し、営業利益は3.5倍の195.79億円に急増した。3月通期の予想は全体に従来予想を継続し、営業利益は前期の2.2倍の208億円。中間期の時点で通期予想額の94%を達成しており、好調推移が注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:43 | チャートでみる株価
2024年11月21日

【どう見るこの株】セキチューは冬物需要に期待高まる、ミニGC示現で上昇トレンド転換

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■2Q伸び悩み業績を織り込み厳冬需要を先取って続伸

 セキチュー<9976>(東証スタンダード)は、前日20日に4円高の1173円と続伸して引けた。同社株は、今年9月25日に発表した今2025年2月期第2四半期(2024年2月〜8月期、2Q)累計業績が、連続減益と伸び悩んで着地したことから1100円台で下値を固める動きを続けてきたが、足元で気温が低下し真冬型の天気が続いていることを手掛かりに、2Q伸び悩み業績はほぼ織り込み済みとして、冬物商品の需要拡大を先取りするシーズンストック買いが増勢となった。テクニカル的にも、この下値からの動意で5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■沼田恩田店改装、デジタルツール活用などで2Q売り上げは増収転換

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げ156億5300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益4億2600万円(同29.7%減)、経常利益4億5300万円(同29.1%減)、純利益3億5100万円(同20.3%減)となった。沼田恩田店を改装し品揃え・価格を強化するとともにデジタルツールの活用を進め、DIY部門の売り上げは、ペット部門、リフォーム部門が好調に推移し82億4200万円(同0.1%増)、家庭用品部門の売り上げも42億4500万円(同1.3%増)、カー用品・自転車・レジャー部門の売り上げも24億8000万円(同6.8%増)となったが、物価上昇を背景に商品仕入れ価格が高騰し、水道光熱費など販売管理費が増加したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | チャートでみる株価
2024年09月09日

Speeeは上値の重さ突破の期待、再び上げて前週の「上ヒゲ」高値に迫る

■引き続きステーブルコイン送金基盤構築プロジェクトなどに期待強い

 Speee<4499>(東証スタンダード)は9月9日、再び上値を試す相場となり、午前10時40分にかけて13%高の1907円(218円高)まで上げ、2取引日前につけた戻り高値2048円に向けて大きく出直っている。引き続き、「クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト『Project Pax』の始動および国内外金融機関との実証実験の開始」(9月5日発表)に期待が強いようで、日経平均構成銘柄が冴えないため中小型の材料株に目を転じる資金が少なくない様子であることも上げ増幅要因のようだ。

 ステーブルコイン送金基盤構築プロジェクトを発表した9月5日の株価は、一時24%高(395円高の2048円)まで急伸したが終値は5円安の1648円と冴えなかった。テクニカル的には、長い「上ヒゲ」を示現した上、一時2000円の大台を回復したため、目先的な相場の天井を感じさせる形との見方もあった。ただ、9月9日は再び上値を追う展開になっているため、期待を持たせる動きとして注目し直す様子もある。同プロジェクトでは、従来の送金フローを活かしながらグローバルなSC送金を実現する仕組みを構築するとしている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:35 | チャートでみる株価
2024年08月30日

ティムコは小休止の相場だが業績予想を下方修正する前の株価を上回り買いの勢いを示す

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■「急激な円安による売上総利益率の低下」が終息、新たな取組にも期待

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は8月30日、754円(4円安)で大引けとなり、8月初旬に全体相場が急落した際の下げを完全に取り戻して小休止の様子となった。フィッシング・釣り用品やアウトドア用品の大手で、さる7月9日に業績予想の下方修正を発表。しかし株価は下方修正発表日の終値716円を上回っており、発表後に全体相場の急落が発生したことを踏まえると、買いの勢いの強さが感じられる相場になっている。

 業績予想の下方修正は、フィッシング事業で引き続き釣用品市場が在庫調整局面であ
ることや、アウトドア事業で期初に記録的暖冬のため防寒衣料の販売が低迷したことに加え、「急激な円安による売上総利益率の低下」(発表リリースより)などが要因となり、今期・2024年11月期の通期業績予想を従来予想に比べて売上高は4.8%下回る34億03百万円の見込みに見直し、経常利益は同64.2%下回る49百万円の見込みに、純利益は同75.9%下回る20百万円の見込みに見直した。

 ただ、上記の要因となった「急激な円安」については、日銀が7月下旬に実施した政策金利の引き上げを境に下げ止まり、急激な円高になる日を交えて一進一退となっている。また、24年4月には、キャンプ・アウトドア用品のスノーピークとともに群馬県上野村の魅力を最大化させるため包括連携協定を締結と発表し、新たな取組を開始した。

 第3四半期の決算発表は24年10月10日の予定。この頃に向けてさらに投資家の注目度が高まる可能性があり、株価も再び動意を強める可能性がありそうだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:57 | チャートでみる株価

朝日ラバーは「3分の2戻し」達成後の小休止だが業績好調で仕込み好機の見方

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■今期は営業利益79.6%増、純利益36.7%増を見込む

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は8月30日、536円(4円高)まで上げた後も堅調に推移し、4日ぶりの反発相場となっている。8月初旬には全体相場の急落とともに一時502円まで下押したが、その後の回復で「3分の2戻し」を達成しており、テクニカル的には小休止となっても全く不自然ではない健全な調整との見方がある。第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は売上高が前年同期比10.4%増加するなど好調で、3分の2戻しの後の小休止は仕込み好機との見方が少なくないようだ。

 8月8日に発表した第1四半期決算(2024年4〜6月・連結)は、工業用ゴム事業、医療・衛生用ゴム事業とも品目によって濃淡があったが、売上高は前年同期比10.4%増加し、営業利益は黒字に転換した。通期・25年3月期の連結業績予想は5月に開示した従来予想を継続し、売上高は前期比8.2%増、営業利益は同79.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同36.7%増。21年3月期を底にして回復傾向を一段と強めることになる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:40 | チャートでみる株価
2024年01月18日

キタックが再び急伸、年初に急騰後「3分の2押し」を形成し調整一巡感

■能登半島地震を受け新年早々に51%高、調整進み手がけやすく

 キタック<4707>(東証スタンダード)は1月18日、急反発となり、午前10時40分過ぎに18%高の442円(66円高)まで上げて1月初の急伸高値473円に向けて出直っている。建設コンサルや地質調査などを行い、北陸が地盤のため能登半島地震の復興関連株と位置付けられている。年初に急伸した後の調整が上げ幅のほぼ3分の2で下げ止まったため、調整一巡とみた筋が再注力してきたとみられている。

 令和六年能登半島地震の発生を受けて新年早々に急伸し、2023年末の終値313円に対し1月5日には473円まで160円高(51%高)の急騰となった。その後の調整で364円まで下げたが、これは急騰幅のほぼ3分の2の値幅に相当。「半値押し」や「3分の2押し」「3分の1押し」は、躍動する相場の調整リズムとして健全な調整幅とされるため、調整一巡感が台頭し再び注目されたとみられている。1月16日付で「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」を開示した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | チャートでみる株価
2023年12月28日

ペルセウスプロテオミクスは「特許」を材料に急反発、年明けに騰勢第3波への発展をイメージ

■9月以降、騰勢第1波、2波を示現し新年に一段の上げ期待が

 ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は12月28日、次第に上げ幅を広げて急反発となり、13時30分にかけて15%高の605円(77円高)まで上げて大きく出直っている。26日、開発中の抗トランスフェリン受容体1抗体『PPMX−T003』の日本国内での特許が12月25日付で登録されたと発表しており、目先的にはこれが好感された形。9月以降、新薬の投与開始などを材料に二段上げの相場を示現しており、足元は騰勢第2波を形成した後の谷間に当たる。このため、エリオットの波動などでいう三段上げ(騰勢第3波)への発展を期待して注目を強める様子がある。

 9月に始まった騰勢第1波は、「アグレッシブNK細胞白血病患者さんへの投与開始」の発表などが挙げの契機になったと見られている。300円どころから694円(10月11日)まで上げた。騰勢第2波は450円どころから879円(11月22日)まで上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:38 | チャートでみる株価
2023年12月08日

WASHハウスは急反発、大波乱の後一気に2/3押しの調整を達成、二段上げ連想の見方も

■引き続き投機妙味の強さをみせつける

 WASHハウス<6537>(東証グロース)は12月8日、急反発となり、一時ストップ高の504円(80円高、19%高)まで上げ、昨7日の86円安を奪回する勢いとなっている。このところ「トコジラミ」の増殖が材料視されて急伸相場を示現。昨7日は、値上がり方向への制限値幅の臨時拡大を受けて一時33%高の678円(168円高)まで急伸したあと急激に値を消し、終値は424円(86円安)と大波乱だったが、引き続き投機妙味の強さをみせつける相場になっている。

 値動きを見ると、12月4日から7日の高値までの急騰幅406円に対し一時268円の急落を演じたため、急騰幅の約2/3押しの調整を達成したことになり、調整一巡感が出てきたとみられている。8日の反発相場は、まだ7日につけた高値を抜いていないが、テクニカル的には相場に崩れはないとみられ、この高値を抜く騰勢第2波(二段上げ)への余地があるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:36 | チャートでみる株価
2023年11月27日

日清食品HDが上場来高値を更新、3分の2押しの水準で調整一巡、好業績を買う動き再び活発化

■12月着工予定で米国に3番目の生産拠点、25年8月に稼働開始

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は11月27日、再び上値を試す相場となり、2%高の1万5180円(360円高)まで上げ、小幅だが約2週間ぶりに上場来の高値を更新している。11月9日に発表した第2四半期決算が好調で、3月通期の連結業績予想の増額修正も発表した。株価は発表後4日間で1500円台まで12%値上がり。その後は調整に転じたが、急伸幅の3分の2押しの水準で下げ止まり出直ってきたため、再び好業績を買う動きが活発化したとみられている。

 四半期決算発表と同時に「米国日清」の新工場建設に関するお知らせも発表し、米国サウスカロライナ州グリーンビルに23年12月着工、25年8月の稼働開始予定で新工場を建設するとした。カリフォルニア州、ペンシルべニア州に次ぐ3番目の生産拠点になる。中長期成長戦略で、コア営業利益の海外事業比率を約45%とすることを目標としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:39 | チャートでみる株価
2023年11月14日

昨日ストップ安の資生堂は反発4%高、出来高が急増したため「陽性の下げ」の見方

■業績予想の下方修正が嫌気されたが逆張り買いの様子

 資生堂<4911>(東証プライム)は11月14日、反発基調で始まり、取引開始後は4%高の4348円(163円高)まで上げ、昨13日のストップ安(700円安の4185円)から切り返している。13日は業績予想の下方修正が嫌気されて売り先行となったが、出来高が急増して下げたため「陽性の下げ」(株式市場関係者)との見方が出ている。さらにズルズル下げる陰性的なものではないとされ、逆張りの買いが入ってきたようだ。下方修正発表前の株価は4885円(11月10日終値)。

 10日の第3四半期決算発表で今期・2023年12月期の連結業績予想の下方修正も発表し、コア営業利益は2月に開示した従来予想を41%引き下げ、親会社の所有者に帰属する当期利益も同35.7%引き下げた。「主にトラベルリテール事業、中国事業において、規制強化、旅行者を中心としたビジネスモデルへの回帰・市場正常化の流れを受けた流通在庫調整のほか、中国における景況感の悪化やALPS処理水の海洋放出後の日本製品買い控えによる影響」(発表資料より)とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | チャートでみる株価
2023年10月23日

第一三共は「倍返し」の見方、係争棄却で下押したが米社との提携で急激に切り返す

■信用買い残の処分売りが発生し値動きが軽くなったとの見方

 第一三共<4568>(東証プライム)は10月23日、一段と出直る相場となり、6%高の4343円(248円高)まで上げた後も4300円前後で売買され、約1か月半ぶりに4300円台を回復している。10月18日夕方に発表した米国での特許係争棄却を受けて19日に3566円まで下押したが、20日朝発表した米メルク社との戦略提携・最大220億ドル受領を受けて急反発し、下押す前の株価を上回って切り返しを強めている。

 19日の下げは年初来の安値更新だったため、信用買い残の処分売りが発生したもよう。将来的な売り要因である買い残が処分されて結果的に圧迫感が後退し、値動きが軽くなったとの見方がある。テクニカル的な見方として、下げ幅を奪回してさらに同じ値幅の上げを演じる「倍返し」波動が期待できるとの見方があり、その場合は1500円前後が上値のメドになるようだ。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:27 | チャートでみる株価
2023年06月26日

リプロセルは年初来の高値圏で三角持ち合いを形成、大きく動き出す期待

■26日は米社との独占販売権によるラインナップ拡充を好感

 リプロセル<4978>(東証グロース)は6月26日、6%高に迫る321円(17円高)まで上げた後も堅調で、後場は14時半を過ぎて4%高に迫る315円(11円高)前後で売買され、5月につけた年初来の高値329円に向けて出直る相場となっている。6月23日付で、米バーナル社(Vernal Biosciences、米国バーモント州)との独占販売権の締結とGMPグレード(治験薬の製造に適合するガイドライン)でのmRNA(メッセンジャーRNA)及び脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle、以下LNP)の販売開始を発表し、期待が強まった。

 株価は、2023年5月に329円の高値をつけたあと、上値を320円前後としたまま次第に下値をセリ上げる三角持ち合いの相場を形成している。こうした三角持ち合いは、「洋式」でも「ペナントフラッグ」(三角旗)などと呼ばれ、経験則的には上か下に大きく動き出す可能性を内包しつつある値動きとされているため、テクニカル的な妙味が加わる可能性があると見られている。

 米バーナル社との契約では、このたびの独占的代理店契約を通じて、同社の柱の一つである臨床用iPS細胞の受託製造や、間葉系幹細胞や間葉系幹細胞を用いたエクソソームやセクレトームといった再生医療等製品の製造の受託に加えて、GMPグレードのRNA及びLNPの展開ができることとなった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:43 | チャートでみる株価
2023年03月03日

ラクオリア創薬は前週まで8週連続安、中国における特許で高いが今日の終値に注目集まる

■陰線が8本連続、仮に9週続落でも翌週が陽線なら底入れ感とか

 ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は3月3日、2日続伸基調となり、886円(21円高)まで上げた後も堅調で昨年来の安値圏から出直っている。2日15時、ナトリウムチャネル遮断薬(アミド誘導体)の中国における特許を発表し、好感された。同社が創出したNav1.7およびNav1.8ナトリウムチャネル遮断薬で、これにより日本、欧州、米国に引き続き中国でも知的財産権が強化されるとした。

 このところの株価は、前週までの週足で8週連続安となり、陰線が8本連続する長期低落相場となっている。このため株式市場関係者の中には、きょう3月3日(金)の終値が前週末の終値883円(2月24日)を上回るかどうかに注目する様子がある。上回れば9週ぶりの反発、下回れば9週続落。仮に9週続落となった場合でも、その翌週が陽線になり『9陰1陽』が現れれば底入れ接近の示唆になるという。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:43 | チャートでみる株価
2022年01月18日

【チャートで見る株価】わらべや日洋は陽線包み足示現でトレンド転換を示唆

■増配と優待廃止が綱引きも3Q高進捗率業績が買い手掛かりに

 わらべや日洋ホールディングス<2918>(東1)は、1月14日につけた直近安値1782円からのリバウンド幅を拡大させている。同社株は、今年1月11日に今2022年第3四半期(2021年3月〜11月期、3Q)決算とともに、今期通期配当の増配と株主優待制度の廃止を発表、好悪材料の綱引きで直近安値へ200円超幅の急落となったが、3Q業績が、昨年10月に上方修正された今2月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを見直し下げ過ぎ修正買いが増勢となった。テクニカル的にも直近安値当日の大引けの反発で陽線包み足を示現しており、トレンド転換を示唆したとして買い手掛かりとなっている。

■3Qの通期利益進捗率は95%を超え純利益は超過着地

 同社の今2022年2月期3Q業績は、売り上げ1447億300万円(前年同期比1.1%減)、営業利益42億9200万円(同45.8%増)、経常利益50億5700万円(同52.5%増)、純利益32億2800万円(同3.82倍)と連続減収、大幅増益転換で着地した。売り上げは、人材派遣事業から撤退したことで小幅減となったが、利益は、食品関連事業が前年同期の大幅販売減から回復し、海外事業も好調に推移し、食材関連事業で前年同期に計上した棚卸資産の評価損失が一巡したことなどが寄与してV字回復した。昨年10月に上方修正された今期通期業績に対する利益進捗率は、営業利益、経常利益で95%超、純利益は2800万円上回った。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:28 | チャートでみる株価
2021年12月07日

ALBERTが3日続伸、年初来安値から連日出直り「2点底」「ダブルボトム」の期待

■8月の安値に続く2度目の安値になるか注目集まる

 ALBERT<3906>(東マ)は12月7日、時間とともに強含み、午前10時30分過ぎに4625円(165円高)まで上げて3日連続の出直りとなっている。直近発表のトピックスとして、12月2日から3日にオンライン開催された「ViEW2021」の基調講演に同社の先進技術部リードAIリサーチャー氏が登壇し300名を超える参加があったと3日付で開示したことなどがあり、注目されている。

 11月25日には、NTT(日本電信電話)<9432>(東1)グループと共同で「AI開発の内製化」が可能なAI・画像認識ワークステーション「タクミノメ」を提供開始と発表した。株価は12月3日に一時4110円まで軟化し年初来の安値をつけた。ただ、株式市場関係者の中には、その前の年初来安値だった8月の4160円に続いて「2点底」「ダブルボトム」を形成する可能性があると見て期待する様子もある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:16 | チャートでみる株価