
■注目のマイクロン決算は発表後に時間外で大賑わい
マイクロンテクノロジー(本社・米国アイダホ州)はサムスン電子、SKハイニックスと並ぶメモリ半導体の雄といえる企業である。この3社はともにDARM、NANDフラッシュのメモリ半導体を兼営している。
この3社では、サムスン電子がいち早く時価総額1兆ドル台という「1兆ドルクラブ」入りを果たしている。しかし、この5月にはマイクロン、そしてSKハイニックスがそろって急激で大幅な市場人気上昇で相次いで時価総額1兆ドルを実現している。
そのマイクロンの26年第3四半期(3〜5月期)が24日(日本時間25日早朝)の米国株式取引終了後に発表された。
発表後、相当な好決算でも“織り込み済み”ということで時間外取引が賑わうことはレアケース。ただ、マイクロンの場合は通常と異なって時間外取引は15%超上昇と大きな賑わいをみせた。
■第3四半期(3〜5月期)は「スーパーサイクル」入りを証明
マイクロンは、たった1年前にはメモリ半導体がコモディティ化(価値を低下させ汎用品化)して業績低迷に喘いでいた。サムスン電子、SKハイニックスなどもほとんど同様の動きをたどっていた。
だが、いまは降ってわいたようなAI需要の盛り上がりでデータセンター向け広帯域幅メモリ「HBM3E」など高性能・高単価品が受注大幅増となっている。需要に供給が追い付かず、引き合いは引きも切らない。
大手テックなどのデータセンター設備投資競争・同資金調達が過大過ぎるという「AIバブル」警戒論がくすぶっている。だが、旺盛なAI需要に供給が間に合わないというのも事実だ。価格も大きく上昇、「戦略的顧客契約」という価格を固定化した取引が奏功している。
マイクロンは、前四半期(第2四半期=12〜2月期)あたりから需要が長期的に供給を上回る「スーパーサイクル」に入ったとほのめかしている。
「シリコンサイクル」ではなく、「スーパーサイクル」(メガサイクル)――、以前の低迷期を何度も目の当たりにしているだけに半信半疑で見られている面がある。だが、「スーパーサイクル」突入を証明=裏書きしたのがこの第3四半期といってよいようにみえる。
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