
環境問題、私は何も「環境オタク」といった立場ではない。だが、異常な気象が気になるのは自然ではないかと思われる。小泉進次郎環境相の出番なのだが、最近のあまりの希薄な存在感はどうしたものか。
対照的に環境問題への取り組みについて世界に大きなインパクトを与えているのはスェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんである。
グレタさんは、2019年9月の「国連気候行動サミット」に出席するためにヨットで大西洋を横断した。サミットでは「よくもそんなことを!」と何も行動しない大人たちを激しく非難した。グレタさんへの反発(グレタ症候群)も相当だが、その行動力はなまじな批判・評論を吹き飛ばすものだ。
小泉進次郎環境相はこのサミットで「気候変動のような大きな問題は楽しくクールにセクシーに取り組むべきだ」と発言した。海外メディアからは、「火力発電を止めないのはセクシーではない」といった批評があった。
これらの発言、メディアの批評も含めて、グレタさんの「よくもそんなことを!」の前では薄っぺらな印象が否定できない。
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