■中間期業績:補聴器部門、スタイリッシュな新商品が大きく寄与
リオン<6823>(東2)10年3月期第2四半期連結業績は、補聴器事業では安定した販売店来客数を確保するなど一部に明るい兆しが見えたが、各事業部門とも減収となった。
補聴器事業では、昨今オーダーメイド補聴器からデザイン性を重視する耳かけ型補聴器へ移行する傾向が見られ、同社はスタイリッシュでコンパクトな耳かけ型補聴器「リオネットロゼミュー
(=写真)」を発売し、売上高4,254百万円(前年同期比4.7%減)となったが、利益面では新商品中心とする低原価率商品の拡販、TVCMの全面休止等営業費用削減(同約6億円減)で利益率は、10.6%と、9.4ポイント向上し、営業利益451百万円を確保した。
医用検査機器、音響・振動計測器および微粒子計測器の3事業部門は、第1四半期に引き続き国内での設備投資抑制の影響をカバーするに至らず、売上高の減少、利益面では損失を計上した。しかし、音響・振動計測器事業で官公庁で補正予算支出に伴う地震計、騒音監視装置などの売り上げ、微粒子計測器事業では、韓国・台湾・中国を中心に下期に向けた引き合いが出はじめ、アジア市場で回復の兆しが見えはじめている。
今10年3月期通期業績については、持続的な収益確保が可能な企業体質への変革に取り組む一方、売り上げに寄与する新製品開発、販売チャンネルの強化に経営資源を積極的に投入する。その結果、原価低減、販売費等の削減効果で、利益改善が見込まれるとして、11月13日付で単体、連結ともに業績の上方修正を発表した。連結ベースで、売上高15,300百万円(前回公表数値比 同)、営業利益370百万円(同54.2%増)、経常利益290百万円(同45.0%増)、当期純利益150百万円(同50%増)。
■ジリ高から上放れも十分予想される 株価は時折、瞬間26週線を切る場面はあるものの、基本的には今年7月以降は26週線を上回って推移している。基調は強いことである。一方、上値は10月に550円まで買われた。これが、今年の年初来高値。ただ、この時の足が、「上ヒゲ」となって、上値で持続ができなかった。本格上昇には時期が早かったようである。しかし、紹介のように26週線の上に位置して、下値を切上げている。年15円配当で現在の株価480円程度は利回り3.1%。特に、9月中間期末の1株当り純資産922.3円でPBRは0.5倍強にすぎないことを考えればジリ高から上放れが十分予想される。08年9月以来となる600円が見込めるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:03
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