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記事一覧 (09/17)【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】サクセスフル・エイジングの実践
記事一覧 (09/14)【村山貢司の気象&経済歳時記】モヤシの台所人気に見る物価の行方
記事一覧 (08/31)【村山貢司の気象&経済歳時記】猛暑の影響、中国の200万haに壊滅的被害
記事一覧 (08/27)【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】アンチエイジングからサクセスフル・エイジングへ
記事一覧 (08/15)【村山貢司の気象&経済歳時記】研究者の言葉である『隣のドアを開けてみよう』はビジネスにも役立つ
記事一覧 (07/31)【村山貢司の気象&経済歳時記】60歳代のレジャーに男女の差が目立つ
記事一覧 (07/18)【村山貢司の気象&経済歳時記】ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり
記事一覧 (06/30)【村山貢司の気象&経済歳時記】ドイツは大洪水被害、日本は梅雨明けが早いと水不足深刻、異常気象は世界的
記事一覧 (06/16)【村山貢司の気象&経済歳時記】今年は水不足深刻、ダムなど水資源の根本的議論を
記事一覧 (06/02)【村山貢司の気象&経済歳時記】夏物商品本番! だが夏の初めと後半では違ってくる
記事一覧 (05/14)【村山貢司の気象&経済歳時記】あなたの仕事と天候の関係を分析
記事一覧 (05/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】株価とサラリーマン小遣いには深い関係
記事一覧 (04/17)【村山貢司の気象&経済歳時記】政府は今年夏の節電目標を設定しないことを決めたが、夏の高気圧は例年より強そう
記事一覧 (03/29)【村山貢司の気象&経済歳時記】迫り来る温暖化の影響
記事一覧 (03/13)【村山貢司の気象&経済歳時記】春と共に思い出される「花見酒の経済」
記事一覧 (03/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】気象の常識が通用し難い時代、天候デリバティブが必要に
記事一覧 (02/13)【村山貢司の気象&経済歳時記】この春、アレルギー性鼻炎のOTC薬登場が話題に
記事一覧 (02/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】「スギ花粉症」がニュースに初登場して30年を振り返る
記事一覧 (01/14)【村山貢司の気象&経済歳時記】ビール好調に見るアメリカ経済
記事一覧 (01/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】2013年の気象は?
2013年09月17日

【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】サクセスフル・エイジングの実践

ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 サクセスフル・エイジングは、「大きな疾患や障害がなく、高い身体・認知機能を維持し、社会貢献を行える」ことと前回紹介させて頂きました。この実現には、心身の健康が基にあり、社会的活動に積極的に関与することです。社会的活動は米国の家庭医学会などでは、同窓会や町内会活動だけでなく、読書、旅行、家事、釣りなどへの積極的な参加、さらに創造力を要する音楽、美術、ダンス、手芸などの表現手段が推奨されています。

 私の外来で20年前には80歳以上の方は自立が困難で、殆どの患者さんがご家族の付き添いが必要でした。しかし現在は、80歳以上になっても商売を続けている人、生け花の稽古やダンス・山登りを継続している人は、お一人で通院なさっています。お一人での通院の最高齢は95歳の女性で、物事にくよくよせず、自信に満ちて楽観的な態度が印象的です。自分自身いつもこの方を見習いたいと思っていますが、案外難しいと実感しながら診察させていただいています。

 誰しもが創造力を必要とする社会的活動や趣味に努めて、自立した百寿者を目指したいものです。このためには、医学的には運動、視力、認知機能の3要素が重要です。特に運動能力の向上・維持が必須です。65歳以上の標準的な運動処方を紹介させていただきますので、各自のライフスタイルに組み込んでいただければ幸いです。

有酸素運動:ラジオ体操、散歩、ジョギング、自転車、水泳
運動時の強度:最大強度の50%前後で脈拍120/分(運動中会話のできる程度)
持続時間:10〜30(最大でも60)分、頻度:週に3〜5日
(自衛隊中央病院消化器内科部長・箱崎幸也)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:31 | コラム
2013年09月14日

【村山貢司の気象&経済歳時記】モヤシの台所人気に見る物価の行方

村山貢司の気象&経済歳時記 スーパーの野菜売り場でモヤシが売れている。猛暑の影響で生鮮野菜の値段が高騰しているためである。9月に入って平年並みの気候に戻ったために野菜の高騰は次第に落ち着くものと予想されている。

 7月の全国消費者物価は前年同月比で0.7%の増加になっている。6月からプラスに転じ日銀の政策が実を結んだような印象を受けるが、生鮮食料品とエネルギーを除いた指数は−0.1%である。年度初めが−0.6%であるから物価全体としては落ち着きを見せている面はあるが、問題はガソリンなどエネルギー価格の上昇が止まらないことにある。

 7月のプラスに寄与しているのは、前年比で10%以上も上昇している電気料金とガソリンである。電気やガソリンの高騰は一般国民の生活に大きな影響があるが、それ以上に産業界にとっては大きなコスト上昇要因になってしまう。日本企業の中には価格の安い米国のシェールガスの利権を確保したところもあるが、まだ日本への持ち込みは目途がたっていない。

 エネルギーの安定供給とは、定常的に安定した供給をするという性格が強いが、価格を大きく変動させない供給も必要である。エネルギー政策は長期的な面で論じられることが多いが、数十年先の議論では製造業中心の日本経済が破綻する恐れがある(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:49 | コラム
2013年08月31日

【村山貢司の気象&経済歳時記】猛暑の影響、中国の200万haに壊滅的被害

村山貢司の気象&経済歳時記 記録的な猛暑になった日本列島だが、9月も気温の高い状態が続く見込みである。この猛暑は日本だけではなく、中国から中央アジアにかけての広範囲で起きており、ヨーロッパ西部やオーストラリア東部などでも起きている。特に中国南部では猛暑に加えて記録的な少雨、干ばつになっておりおよそ200万haの農地が壊滅的な被害を受けている、中国全土の農産物の被害は莫大なものになりそうだ。

 200万haといえば、日本の耕地面積のおよそ半分に相当するものである。中国の食糧自給率は90%前半まで落ち込んでおり、この夏の異常気象の影響は深刻なものになるだろう。日本でも関東から西では猛暑と記録的な少雨になっており、今年の米の生産量の減少や品質の低下が懸念される。2010年の猛暑では北陸地方で一等米の比率が20%台にまで低下し、農家に大きな打撃となった。この10年で農産物に大きな影響を与えるような猛暑は3回も起きており、早急に対策を講じる必要がある。

 また、水不足も大きな問題である。関東から西の地方の夏の雨量は平年の40%以下の所が多く、各地で取水制限などが実施されている。水は使用料が大きく、しかも各家庭、工場、農地すべてに供給する必要がある。農産物は買えるが水は買えないことを肝に銘じておかなければならない。(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:55 | コラム
2013年08月27日

【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】アンチエイジングからサクセスフル・エイジングへ

ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 外来で患者さんとお話しをしていて、以前は「癌予防」についての説明が多かったのですが、最近では「認知症(ボケ)予防」の話題が多くなっています。実際に患者さんに「肥満はボケの素です」とお話すると、多くの方が数カ月後の外来受診時には体重が1kg前後減少しています。今回から読者の方々が、「80歳・90歳になってもシャキシャキ元気で自立して生けるか」をテーマに少しお話をさせて頂きます。

 現在は、人生80年、いや90年に突入してきている時代で、「アンチエイジング(抗加齢医学)」から「サクセスフル・エイジング」に関心が移ってきています。多くのメディアでの記事・宣伝では、「アンチエイジングの基本は美肌」との話題が中心ですが、本来の意味は「老化の進行を人為的に制御」することです。その目的は、『健康寿命を延ばして高いQOL(生活の質)、高い生産性(社会貢献)を満たすサクセスフル・エイジングの実現』とされています。

 つまり、ただ単なる肉体や精神の健康だけでなく、経済・社会的にも健全であることを求めています。この最終的な目的が、「サクセスフル・エイジング」で「大きな疾患や障害がなく、高い身体・認知機能を維持し経済・社会的にも健全であり、家族・友人・近隣との良好な相互関係を維持し社会貢献が行える」と定義されています。

 「サクセスフル・エイジング」を実現するために、医学的には『 カロリー制限 (腹八分目) と定期的な運動や活動的な日常身体活動で、メタボリックシンドロームを予防して健康寿命を延長させる』ことです。次回以降に、読者の皆様方が90歳になってもシャキシャキ元気で戴くために、ボケ防止を含めた具体的な実践方法について解説したいと思います。(自衛隊中央病院消化器内科部長・箱崎幸也)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:22 | コラム
2013年08月15日

【村山貢司の気象&経済歳時記】研究者の言葉である『隣のドアを開けてみよう』はビジネスにも役立つ

【研究者の言葉である『隣のドアを開けてみよう』はビジネスにも役立つ】

村山貢司の気象&経済歳時記 この夏六本木や豊洲で夏限定のアスレチックが人気を呼んでいる。アスレチックというと子供向けというイメージがあるが、ここでは迷路などの他にボルダリングや40mの空中滑走など大人も楽しめるコースがあり、子供も大人も楽しめる設計になっている。作年は有明で実施され5万に近い観客を集めたそうである。アスレチックを運営しているのはレジャー関連の会社ではなく、日建リース工業という建築資材のリース会社である。「レンタルのニッケン」と書いた方が分かりやすいだろう。建築資材のリース会社だけあってアスレチックの足場を組むのはお手の物、夏場に需要が落ち込む建築資材の有効活用になっている。

 研究者の間には「隣のドアを開けてみる」という言葉がある。これは研究に行き詰った時に隣の研究室を覗いてみると研究のヒントが得られることが多い、という意味である。研究を仕事に置き換えてみればビジネスの世界でもまったく同じことが言えるだろう。この夏は熱中症の予防という言葉を聞かない日はないが、水分と同時に塩分補給の大切さが一般に知られるようになってきた。塩分補給のための飲料は全体で伸びているが、機能一点張りの従来の製品の伸びは小さく、美味しく塩分補給ができるソルティーライチなどの伸びが大きくなっている。隣の業界を常にチェックしておくことが非常に大切である。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | コラム
2013年07月31日

【村山貢司の気象&経済歳時記】60歳代のレジャーに男女の差が目立つ

村山貢司の気象&経済歳時記 世界遺産登録による富士山への登山客、観光客の増加がニュースになっているが、大量のごみ、し尿処理やすし詰めの山小屋など課題が残ったままであり、この状態が続けば登録抹消という懸念もある。

 この夏は、富士山に限らずどこの山も例年にないにぎわいを見せているが、その一因に若い層が山歩きを楽しむようになったことがある。日本生産性本部が毎年まとめているレジャー白書によれば、2011年、12年ともに余暇活動の上位5位は国内観光、ドライブ、外食、映画、音楽鑑賞である。11年と12年の比較では上位20位のうち増加したのは国内観光旅行だけで、他はすべて減少している。日本人のレジャーが多様化したことによって上位のものが減少したのであればよいが、レジャーに行くだけの余裕がなくなったとすれば三次産業への影響は大きなものになるだろう。

■男性は元気のよい70歳代に比べ60歳代は今ひとつ元気がない

 調査の中で60代男性より70代の方が多い項目に囲碁将棋は当然として、博覧会などの催し物、動物園や博物館の鑑賞、ハイキングがある。元気な70代という感じがする一方、60代に多いのは競馬、パチンコ、サッカーくじ、ペットの世話などで今一つ元気がない。女性は60代でドライブ、旅行、ショッピング、バーべキューなどが多く元気いっぱいである。60代前半は退職後の時間をどのように過ごすかという訓練の時期でもあり、男性諸氏はこの年代にもっと自分のために金を使い、積極的に動いて欲しいものである。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:52 | コラム
2013年07月18日

【村山貢司の気象&経済歳時記】ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり

<ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり>

村山貢司の気象&経済歳時記 夏は冷たいビール、といっても最近は発泡酒や第3のビールなど売り場で選択に迷うほど種類が多くなっている。飲食店ではビールだが家庭では安い発泡酒を、という人も多いだろう。

 ビールは暑ければ暑いほど売れ行きが伸びるのはあたりまえの話だが、ビアガーデンでは気温よりも湿度が大きく影響している。暑い日にビールを飲めば当然汗が噴き出してくる。その時湿度が高いと汗の乾きが悪く、身体がべとついてくる経験があると思う。こうなると2杯目、3杯目になかなか進まない。ビールの売り上げが伸びなければつまみ類の売り上げも減少してしまうことになる。また、屋上のビアガーデンでは風の強い日もだめである。

 アイスクリームも夏のものというイメージがあるが、脂肪分の多い高級なアイスクリームは28度くらいで売り上げが頭打ちになってしまう。

 個別の商品の売り上げと気象の関係をもう少し丁寧に分析する必要がある。この夏は9月まで厳しい暑さが続く見込みで、的確な仕入れ、販売を行えば確実に利益が上がるだろう(気象予報士・経済評論家・村山貢司)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | コラム
2013年06月30日

【村山貢司の気象&経済歳時記】ドイツは大洪水被害、日本は梅雨明けが早いと水不足深刻、異常気象は世界的

村山貢司の気象&経済歳時記 6月は世界各地で異常気象が相次いだ。中国南部やヨーロッパ東部では記録的な高温になり、一方、ロシア中部では中旬に大雪になった。南米やヨーロッパ西部では大雨になり、ヨーロッパではドイツ、チェコ、ポーランドなどで大雨による洪水が発生し、被害額はドイツだけでも1兆3000億を越える見込みになっている。インドでは例年より1カ月早く全域が雨季に入り、インド北西部の雨量は平年の3倍にもなっている。

 梅雨は日本独自のものではなく、インド洋から東南アジアにつながるモンスーンの一環である。インドの雨季の始まりが早いということは日本にも影響を与え、梅雨明けが例年より早まる可能性が高くなってきた。梅雨入り後の雨量が少なく、水不足が心配されているが、6月の雨量が例年より多くなったのは瀬戸内海沿岸と北陸であり肝心の水源地帯にはまとまった雨が降っていない。このまま梅雨が早く明ければ夏の水不足がより深刻になる恐れがある。

 一方、梅雨明けが早い時にはレジャー関連が好調になる傾向があり、株高や景気上昇ムードの中で人の動きが活発になるだろう。人が動けば物が動き、金が動くようになる(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | コラム
2013年06月16日

【村山貢司の気象&経済歳時記】今年は水不足深刻、ダムなど水資源の根本的議論を

村山貢司の気象&経済歳時記 気象庁は5月末に九州から関東地方の梅雨入りを発表したが、その後暑い日が続き、関東で梅雨らしい天気になったのは6月の10日からで平年の梅雨入りとほぼ同じ時期になっている。

 6月前半の気候をみると関東から北の太平洋側と四国、九州の一部を除いて気温がかなり高く、6月13日には大阪空港のある豊中で37度9分という最高気温を記録した。降水量は全国的に少なく、東海地方から近畿、中国、四国の大半、および北日本では例年の25%以下で水不足が心配されている。日本は世界の中では雨の多い国であるが、国土が狭いために国民一人あたりの水資源は決して多くはない。

 現在ダムに溜まっている水は大半が高い山からの雪解け水で、夏を乗り切るには梅雨時に平年並みの雨が降る必要がある。現在の予報では、6月の降水量は平年よりやや少ない見込みで、7月から8月にかけてはさらに少なくなると予想されている。

 90年代から国の公共事業の見直しが行われていたが、2001年2月に当時の田中康夫知事が行った「脱ダム」宣言をきっかけにダムの計画や工事は癒着や税の無駄遣いという批判を受け多くのダムが計画の撤回や工事の中止に追い込まれた。

 東日本大震災以降は電力を以下に安定供給するかが議論されているが、水は不足したら国民の生活、農業、経済にさらに大きな影響を与えてしまうだろう。水資源の安定的な確保に関してもしっかりした議論と長期的な見通しを行うべきであろう。(気象予報士・経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:59 | コラム
2013年06月02日

【村山貢司の気象&経済歳時記】夏物商品本番! だが夏の初めと後半では違ってくる

村山貢司の気象&経済歳時記 前回、商品の売り上げと気象の関係についてコメントしたが、これは主に業界向けに気象変動のリスクを減らすためのものであった。株を買う立場で考えてみるとまったく同じことが言える。この夏が暑ければ、ビール関連やレジャー、夏物衣類、エアコンなどの売れ行きが好調になり、関連銘柄の株価が上昇することが期待できる。

 各業界の前年までの出荷量や利益と過去の気象データを分析することによって、どんな業界が最も気象(主に気温)の影響を受けているかを分析すればよいことになる。その時に注意することは、同じ夏物といっても影響する期間が異なる点である。

 例えば夏物家電の代表であるエアコンは、真夏の8月より6月から7月の気温が最も影響している。同様に夏物衣料も8月より7月の影響が大きいのである。一方、ビールを始めとした飲料関連は7月から8月であり、レジャー関連はどうしても学校が休みになる7月後半から8月の気象が影響している。分析する際には月別のデータ、あるいはさらに詳しく旬別のデータを用いるとよい。もう一つは関連する業界を探すことで、冷たい飲料が増加するということは、容器に使われるアルミの需要が増加し、大量の飲料を輸送する運輸業界も潤うことになる。

 現在の予報では、6月から気温が高くなる見込みで、7月から8月にかけても気温の高い状態が続くと考えられている。早い時期から気温が高くなると夏物全般の売れ行きが良くなるために国内の景気にとっては最も良いパターンになるであろう(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:31 | コラム
2013年05月14日

【村山貢司の気象&経済歳時記】あなたの仕事と天候の関係を分析

村山貢司の気象&経済歳時記 「あなたの仕事と天候の関係を分析してみませんか〜産業界における生産・販売管理等の取り組みをサポートします。」一見コンサルタント会社の広告のような表現だが、これは5月初めに気象庁が報道発表したもので、同時に商品の売り上げの増減と気象の関係を分析するためのデータを簡単に取得できるページも公開された。

 例えば東京における最高気温とビールの売り上げの関係を知りたければ、気象データの種類の中から最高気温を選び、必要な期間を決めればエクセルなどで処理できるCSV形式でデータを簡単にダウンロードすることが可能になった。必要ならば平年値との差も同時に得ることができる。データの地点も気象台だけではなくアメダス地点のすべてを対象にしている。

 気象庁のデータは今まで自分でプログラムを組まなければ処理できないバイナリ形式でのみ提供されており、コンピュータに詳しい人間でないと使いこなせないものであったが、これからは誰でも簡単に分析することが可能になった。商品の売り上げは多くのものが気象の影響を受けており、どんな気象条件で商品の売り上げが変動するかが分かれば、適切な在庫・販売管理ができ、リスクも小さくなる。

 温暖化の影響で気象の変化が大きくなっている現在は、昔の常識が通用しなくなっており、より詳細な分析を新しいデータが入るたびに行う必要がある。詳しくは気象庁のホームページをご覧いただきたい。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:52 | コラム
2013年05月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】株価とサラリーマン小遣いには深い関係

<株価とサラリーマン小遣いには深い関係>

村山貢司の気象&経済歳時記 円安による物価の値上がりが連日ニュースになり、原油の上昇に苦しんでいる漁業関係ではイカ漁船が休漁をしている。一方で株価は好調である。資産家だけが良い思いをし、一般のサラリーマンには関係ないという意見もあるが、実は株価とサラリーマンの小遣いの間には非常に高い相関がある。日本のサラリーマンの1カ月の小遣いはバブル期に平均で7万5千円を超えていた。バブルの崩壊とともに減少を続け、2003年には4万円を切ってしまった。株価が1万7千円台を回復した2006年には5万円近くまで回復、その後再び下がって2011年には3万6千円台まで低下した。翌12年にはほぼ4万円まで回復するなど、株価に連動していることが分かる。特に株価を1年ずらして分析すると統計学でいう相関係数は0.8に近くなる。つまり、株価が上昇するとその年の内にサラリーマンの小遣いが上昇を始め、翌年にはほぼ確実に小遣いがアップしているのである。これは、円安から株価上昇という過程を経て、一般の人にその恩恵が回ってくるのにタイムラグがある証拠でもある。月に1万円増額されても、サラリーマンの小遣いの総額は数字的にはたいしたことはないが、同じようなことが国内全体に波及する意味は大きい。今年の後半から来年にかけて大いに期待しようではないか。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:07 | コラム
2013年04月17日

【村山貢司の気象&経済歳時記】政府は今年夏の節電目標を設定しないことを決めたが、夏の高気圧は例年より強そう

村山貢司の気象&経済歳時記 政府は、今年の夏は節電目標を設定しないことを決めた。暮らしや経済にとって電力の安定供給が確保されるのはうれしいニュースだが、その背景には火力の増強があり、円安による燃料費の高騰は結果として電気料金の値上がりにつながっていく。短期的にはやむをえない面もあるが、日本経済のためには速やかに震災前と同程度の価格での電力供給を復活させてもらいたい。

 ところで日本の夏を支配する夏の高気圧は例年より強くなる見込みで、今年の夏も暑くなりそうだ。原因はフィリピン沖の海水温度が高いためで、この周辺は巨大な低気圧になる。するとこの北側の日本付近では逆に高気圧が強まって日本をおおう形になり、例年より暑くなると予想している。4月下旬から気温が上がり始め、連休前後には西日本では25度を超える日が出るようになるだろう。5月は全国的に気温が高めで、6月も沖縄で平年並みの他は気温が高くなるであろう。過去の統計によると1月の気温が低い年はかなりの確率で7月が暑くなる傾向にあるので、少なくとも夏の前半は暑いと考えてよいだろう。

 エアコンや扇風機などの夏物家電は売れ行きのピークが6月から7月に出るので、5月、6月が高温の年は好調になる。同様に夏物の衣料も勝負は6月から7月前半であり、この時期の高温は大きなプラスになる(気象予報士・経済評論家村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | コラム
2013年03月29日

【村山貢司の気象&経済歳時記】迫り来る温暖化の影響

<迫り来る温暖化の影響>

村山貢司の気象&経済歳時記 地球温暖化対策のための二酸化炭素削減について、日本では主に植物による吸収と原子力発電の増加と稼働率アップが主要な柱であった。しかし、東日本大震災による福島原発の事故によって原子力は増加どころかいまだに多くが停止したままの状態が続いている。原子力依存度を下げることについては誰しも異論はないところだが、代替エネルギーとして天然ガスや石油が増加しているために国内で排出される二酸化炭素が増加している。日本は温暖化対策に関連してトップレベルの環境技術を世界に売り込もうとしていたのだが、足元で二酸化炭素が増加している状況では説得力に欠けてしまうきらいがある。

 3月中旬に気象庁から温暖化による日本への詳細な予測が発表された。21世紀末には二酸化炭素濃度が現在の1.8倍になり、日本の気温は2.5度〜3.5度上昇するとの予想である。東京の場合、最高気温が30度以上の真夏日は現在の平均49日から80日前後に増加し、最低気温が25度以上の熱帯夜は現在の28日からほぼ2倍の50日になる。最高気温が25度以上の日数は現在真夏日の2.26倍あるために、この比率で計算すると21世紀末は25度以上の日数が173日とおよそ半年になってしまうことになる。これは現在の奄美大島に匹敵するような気候であり、農業を始め様々な分野への影響は非常に大きくなるだろう。先進国の中で最も南に位置する日本はいわば太陽エネルギーに恵まれた国であり、その太陽エネルギーを利用することによって気温上昇を抑えることが可能である。汚染されてしまった福島原発周辺の土地を利用して大規模な太陽光発電をできないものであろうか。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:46 | コラム
2013年03月13日

【村山貢司の気象&経済歳時記】春と共に思い出される「花見酒の経済」

村山貢司の気象&経済歳時記 サクラの季節が近づくと、「花見酒の経済」という言葉を思い出す。簡単に言えば借金で物のやり取りをすることで、実体、成長を伴わない経済の意味であり、一般的には批判的な場合に使われることが多い。しかし、借金であろうがなかろうが、物が動くということは人や金が動くことであり経済の規模は大きくなると考えれば「花見酒の経済」にも一定の意味はある。経済がプラスに転じたかどうかは大企業の収支、利益を見ることが多いが、現在は経済を支える中間層がどの程度お金を使うかや、中小企業の動向から傾向を見ることも一つの方法である。以前、アメリカでやや高級な食品が売れ出したことからアメリカ経済の復調を指摘したことがある。

 日本国内で最近注目しているのが、胡蝶蘭の値上がりである。一般の切り花や鉢物と違って、胡蝶蘭は事業所や店舗の新規開店、改装オープン、あるいは昇進、栄転などに贈答品として使われるものが多い。その胡蝶蘭が品薄のために年末から値上がりを続けている。一般の花卉類は年末にいったん値上がりするものの年明けとともに価格は安定するが、胡蝶蘭は年が明けても価格が上昇し、年末に比べると20%から30%も高くなっている。この現象が一時的なものなのか、それとも日本経済がゆっくりとだが動き出した兆候なのか、見極める必要がある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:43 | コラム
2013年03月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】気象の常識が通用し難い時代、天候デリバティブが必要に

村山貢司の気象&経済歳時記 北日本では記録的な大雪になり、青森県の酸ケ湯では積雪が5mを大幅に超えた。本州の山岳地帯でも例年を大幅に超える積雪になっている。雪は交通や生活に大きな影響を与えるが、一方でこの雪が春から夏にかけての貴重な水資源になっている。今年の夏も猛暑が予想されるが水不足の心配はないだろう。

 3月初めにも北日本で低気圧が猛烈に発達し、その後も気温の変動が大きくなりそうだ。温暖化による影響は、一般的には気温が高い方にシフトしていくと思われがちだが、初期の段階ではこの冬のように極端な気象現象が増加すると考えてもらいたい。すなわち、今までの気象に関する常識が通用しない時代になっているのである。激しい気象の変動によるリスクが大きい場合には、リスク回避の手段が必要になる。気象庁の長期予報を利用すれば費用はかからないが、精度にまだ問題がある。

 有効な手段は、「天候デリバティブ」であろう。例えば、7月から8月にかけて30度以上の真夏日が多ければレジャーや飲料関係の売り上げは増加するが、真夏日の日数が例年の5割以下になったら売り上げが極端に減少する。天候デリバティブはこのような場合に備えて保険をかけておくシステムである。一番効率的なのは猛暑なら減益になるガスと増益になる電力が互いに保険金を出し合うような場合で、この形態をスワップと呼んでいる。

 この先数十年は極端な異常気象が多くなるために、リスク回避の方法として天候デリバティブについての知識、検討を行う必要があるだろう。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | コラム
2013年02月13日

【村山貢司の気象&経済歳時記】この春、アレルギー性鼻炎のOTC薬登場が話題に

村山貢司の気象&経済歳時記 薬剤には処方薬とOTCがある。処方薬は医療機関で診療を受けた後に医師が処方する薬で医療用薬品と言われる。OTCは「Over The Counter」の略で、薬局で買うことのできる薬のことである。

 昔の薬局はカウンターの奥に薬を置いて、薬剤師が販売していたことから名づけられたもので、日本では市販薬あるいは大衆薬と呼ばれていたが、2007年からOTC薬に呼称が統一されている。

 処方薬は効き目が高いものが多いが、副作用を伴うこともあり医師の判断で処方されるものである。処方薬のうち有効性や副作用に問題がないとされたものを市販薬と売り出した場合はスイッチOTCと言われている。

 この春、アレルギー性鼻炎のOTC薬が何種か発売され医療業界で話題になっている。現在花粉症の治療を行っている多くの医療機関で処方される薬が突然スイッチOTCとして発売され、しかも医療用と同じ成分であることを宣伝している。花粉症治療は耳鼻科や内科の医療関係ではかなりの比率を占めており、患者が減少するのではないかとの危惧が強い。

 実際は保険診療で薬を処方してもらう方が患者には経済的であるが、手軽に買えることからOTCがかなり伸びそうだ。患者の自己負担分が増加するだけ国の医療費が減少することになり、今後も国が積極的に認可するだろう。医療用薬品の市場シェアとその薬剤からのスイッチOTCの動向はチェックしておく必要がある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | コラム
2013年02月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】「スギ花粉症」がニュースに初登場して30年を振り返る

村山貢司の気象&経済歳時記 1月末に環境省から今年春のスギ花粉飛散に関する報道発表があった。今年は関東など東日本を中心に花粉がかなり多くなるという予想である。実はあの予測は筆者が作成したものである。

 スギ花粉症という言葉は今では当たり前になったが、ニュースに初めて登場したのは80年代半ばであり30年しか経過していない。この30年にスギ花粉症の患者は急増し、現在日本人のおよそ26.5%、3000万人を超える人が花粉に悩んでいることになる。

 花粉症に関する医療費も急増し、直接的な医療費だけで5000億円を超えている。しかし、飛散する花粉量は年によって大きく変るために花粉症の治療薬の売れ行きはそれに伴って変動するのが製薬メーカーの悩みの種である。しかし、市場が急速に拡大したために外資系の製薬メーカーの参入も激しくなっており、各メーカーの市場争いも激しくなっている。

 このように花粉症患者が増加した原因は木材需要を満たすために戦後大量に植林されたスギやヒノキが成長して花粉が多くなったためである。一方、スギを植えたことによって禿山になっていた日本の山に緑が復活した事実も忘れてはならない。

 世界を見ても荒廃した森林が人間の手によって復活した例は極めて稀であり、日本の林業技術には素晴らしいものがある。国内では木材の需要が低迷し、林業技術者が減少している。若い世代に技術を伝え、森林開発が続く途上国に技術援助をすれば、海外援助だけではなく雇用促進、温暖化対策など多くのメリットがあるだろう(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | コラム
2013年01月14日

【村山貢司の気象&経済歳時記】ビール好調に見るアメリカ経済

村山貢司の気象&経済歳時記 アメリカ人はビールを水代わりに飲むという話があるが、年明けにアメリカ在住の知人から次のような話を聞いた。昨年あたりから店頭に並ぶビールの種類が多くなり、それも輸入ビールが非常に多くなっているとのこと。また、プレミアムハンバーガーなどやや高級な食品の売れ行きが好調であるらしい。

 確かに、アメリカでは2010年と比較すると人口はおよそ500万人増加し、就業者数は300万に増加、失業率は1.4%低下している。ブランド物の売れ行きではなく、輸入ビールやプレミアムバーガーが売れるというのは、中間層以下に少し余裕が出てきた証拠であろう。これに対して日本は2009年以降人口は減少を始め、就業者数は50万人減少した。就業者数が減少したのに、失業率は同じ期間の比較では0.5%の低下している。働く気力を失った若者が多くなったのかも知れない。

 数年前までは工業製品に関わるエネルギー比率は、省エネが徹底していた日本がアメリカに比べて断然低くなっていたが、そのアメリカはシェールガスの開発により安価なエネルギーを使えるためにその関係が逆転した分野も出始めている。景気対策は若者の雇用を創出するものにしなければ日本の未来はないだろう(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:41 | コラム
2013年01月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】2013年の気象は?

村山貢司の気象&経済歳時記 12月から始まった寒波は依然衰えを見せていない。2月の前半までは各地で低温傾向が続く見込みになっている。寒さの原因は太平洋で発生している「ラニーニャ現象」の影響だが、日本では、ラニーニャが起きている時は冬は寒くなり、夏は猛暑になることが多い。一方、東南アジアではモンスーンが長くなり雨量が多くケースがしばしばある。

 2011年に起きたタイの記録的な洪水もラニーニャが原因である。逆に「エルニーニョ」なった場合には暖冬、冷夏になる確率が高いが、2013年の前半にエルニーニョが起きる可能性はごく小さいと考えられている。冬の寒さは2月前半までだが、春先は天候がやや不順になりそうだ。連休前から暑くなり、夏の訪れは早いだろう。

 日本では、夏が猛暑になれば国内の景気が良くなると言われているが、夏物が動き出すのは5月末からで、特に6月半ばから7月前半の気温が影響している。この冬のように1月が低温だった場合は有意に7月が高温になっている。しかも7月前半どころか6月後半から高温になることが多いのである。予想通りになれば今年の夏の経済は好調になるだろう。1月の低温と8月の高温の間には相関関係は見られないので、勝負は早めに仕掛ける必要がある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:01 | コラム