
「尾瀬からの招待」、「トリビアな放射線」、「東田研に聞け」、「恐竜と地球の物語」、「星空教室」、「川村康文先生のなっとく科学実験」、「生き物探検隊バーチャル自然観察」、「ニングルの森」、「未来の子供たちへの童話」、「省資源・リサイクル、サイエンス・グランプリ」・・・。次々と、物語り風に展開されるタイトル。どこの企業の会社のホームページ(HP)だと思いますか。もう少し、先に進みましょう。
<原子力> 原子力発電のしくみ、特長、安全性、原子燃料サイクル、原子力発電の環境適合性、原子力防災について、地震対策、放射性廃棄物について、放射線と放射能、とくればわかりますよね。そう、
東京電力<9501>のHPです。凄いな、と思ったことは説明責任の点です。原子力発電所の運営及び維持には、かなりのリスクを伴います。特にタイムリーな不適合情報が注目できます。これは、IR情報の根幹のものであると感じました。
不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)をいいます。発電所では、法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障などに至るまで、広い範囲の不具合事象が対象になります。発電所における不適合の発生については、所内に設置された不適合管理委員会にて審議を行い、その是正活動状況をホームページで公表し、また、適宜、報道機関へ情報提供しています。(HPより)
原子力のトップページには、3ヶ所の原発である、福島第一、福島第二、柏崎刈羽の写真と運転状況があります。例えば、柏崎刈羽原発の第一号機の運転状況は「笑顔マーク」で表示されています。しかも、1号機から7号機までの、2004年度以前から、2010年度までの報告が記載されております。
下記は今年度の1号機についての諸事の報告であり、クリックすると、詳細が記載されています。
08.04 新潟県中越沖地震後の当社柏崎刈羽原子力発電所1号機の営業運転再開について
07.30 柏崎刈羽原子力発電所1号機の総合負荷性能検査の受検日程について
05.30 当所1号機タービン駆動原子炉給水ポンプ吐出弁(B)の復旧と今後のプラント全体の機能試験の工程について
05.30 1号機 原子炉建屋(非管理区域)における油漏れについて
05.27 当所1号機タービン駆動原子炉給水ポンプ吐出弁と原子炉給水ポンプバイパス弁の不具合の調査状況について
05.23 1号機の原子炉給水ポンプバイパス弁不具合の対応状況について
05.22 1号機の原子炉起動操作の延期について
05.21 (コメント)柏崎刈羽原子力発電所1号機の運転再開の了承について
04.16 柏崎刈羽原子力発電所1号機の運転再開のお願いについて
また、福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所、柏崎刈羽原子力発電所の設備利用率、環境放射線データの公開、年度別の各炉の発電電力量や累計発電電力量等のリアルタイムデータが詳細な時系列データとともに収録されています。例えば、累計発電量1000億kWhに達したのは昭和56年3月8日、1兆kWhは平成7年5月15日、2兆kWhは平成16年8月27日、2兆4,000億kWhは平成21年4月1日とのことです。
■基準地震動のとりまとめ※基準地震動
原子力発電所の耐震設計の基準として想定した地震の揺れの強さ。 活断層評価の結果をもとに、基準地震動をとりまとめたもの。
基準地震動から原子炉建屋最地下階部での地震の揺れを算出し、耐震強化に向けた地震の揺れを設定しており、
柏崎刈羽原子力発電所では、1000ガルの揺れに耐えられるよう、全号機で耐震強化工事を行っているとのことです。
地球温暖化ガス削減には不可欠な原発。批判はあれど、同社では長所と短所をわかりやすく解説しています。個人投資家の方々も、一度は、この、奥の深いサイトをご覧になったらと思います。ナニワ男が関西電力でなく、株価が大きく下げている東京電力に視線を向けた次第です。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:14
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