日本経済新聞社が発表する日経平均株価ベースの予想1株利益が急低下。まもなく、「算出不可能」水準となる場面が接近している。東洋経済新報社の会社四季報での「増額企業と減額企業」の差においても、減額修正が大きく上回る状態が続いている。しかし、株式相場は3月以降、こうした企業業績の悪化に対し逆行高してきた。果たして、これからも、企業業績の悪化を無視して上がり続けることができるのか。3月期決算の発表本格化を控え、相場はこれまでのように一本調子に上値追いは難しい局面を迎えている。
日本経済新聞社が発表する日経平均ベースの1株利益は08年11月末=580円、同12月末=530円、09年1月末=408円、2月末=104円、3月末=86円、そして4月22日現在=34円。
一方の東洋経済会社四季報の増額修正と減額修正銘柄数の差が、2008年新春号(07年12月発売)から、減額数が上回った。08年新春号=▼359社、同春号(08年3月発売)=▼148社、同夏号(08年6月発売)=▼53社、同秋号(08年9月発売)=▼404社、09年新春号(08年12月発売)=▼1153社、同春号(09年3月発売=▼616社という推移。
こうした2社の株価基本となる重要データに呼応するように日経平均株価は下落した。特に、四季報の減額数が増額数を上回った07年12月発売(08年新春号)の時点で、それまで1万6000円台にあった日経平均株価は12月に1万5000円を割って下げの始まりとなった。
昨年11〜12月頃は、原油価格の下落による原材料安効果から1株利益も500円台を維持していた。今年1月に入ると500円を割り、2月には「節約志向」の高まりによる内需不振で1株利益は100円台、さらに3月には100円台を大きく割り込んでいる。
しかし、日経平均株価は3月の7000円どころから4月にはザラバで9068円まで2000円を超える急伸となった。「不景気の株高」と表現する向きもある。確かに、そういう一面もあるだろう。実際は、こうした企業業績の悪化データで相場の底割れを確信した売り方が空売りをかけた。民主党に押されていた麻生内閣には景気対策を打つ力は残っていないと見た。ところが、西松建設問題以来、風の向きが変わった。景気対策にも一気に力が入った。思惑の外れた売り方が「買戻しを急いだ」というのが3月から現在までの姿だろう。
3月期決算の発表が始まった。証券大手の野村HDの赤字は予想を上回り7000億円と報道されている。決算発表が本格化すれば日経平均ベースの1株利益が赤字になることは恐らく避けられないだろう。四季報の次号ではまだ増額社数が増えるとも思えない。となれば、株価がそこまで織り込んでいるとは思えない。7000円を割るような下げはないとしても5月を通過しないと投資家は「大切なお金」を投じることはできない。























14日(火)のマーケットでは、全市場の値上がり率において後場1時50分現在で、1〜3位を関西系銘柄が独占した。
しかし、国内需要は間違いなく減って行く。早い話、人には1個の胃袋しかないのだから。戦後からの経済発展では、供給者優先だった日本は需給関係が非常に悪い。以前なら、外需がだめなら内需だったが今は吸収できない。『電機(輸出株)が消えればお化け(薬品中心の内需株)が出る』と言われたが、今はまったく通用しない。今後もM&A(企業の合併等)が続き、需要側の減少に見合う供給側の減少が続くはずである。








