■下げなかった新日鉄の株価は世界景気回復を読み始めたか
新日本製鐵<5401>(東1)が、29日(木)、2009年3月期決算の第3四半期(2008年4〜08年12月)を発表、同時に通期の数字を減額修正した。これに対する株価の反応は、一時、9円安の272円まで下げたものの終値では281円と前日比変わらずだった。果たして、減額修正は織り込んだのだろうかと、マーケットの関心を呼んでいる。
第3四半期の営業利益の実績は3946億8000万円と前年同期比2.8%の減益。同時に09年3月期通期の営業利益をこれまでの予想5400億円から3600億円へ大幅減額した。前期比34.0%の減益となる。
ところで、昨年からの業績予想発表と株価の関係を見ると興味深い動きが見られる。09年3月期の会社側発表の予想営業利益は、08年4月25日発表=3500億円(前期比35.8%減益)、08年10月29日発表=5400億円(同比1%減益)、09年1月29日発表=3600億円(同比34.0%減益)である。結局、最初に予想した数字が正解だったことになる。株式投資では、『最初に決めた値段は変えるな』という教えがあるが、経営にも当てはまるのかもしれない。
これに株価を当てはめると、08年4月25日時点=573円は5月20日には705円まで上昇した。08年10月29日時点=314円は11月21日の安値243円までの下げにつながった。そして、今回、09年1月29日=281円である。
■中国とアメリカの景気対策効果に期待
予想数字と株価の関係は、悪い予想の時の方が株価が堅調、良い見通しの時は下がっている。つまり、会社側(新日本製鐵)には失礼ながらマーケットの方が先を正しく読んでいる訳だ。アメリカではオバマ新政権がスタートし、80兆円規模の景気対策が実施される。中国でも数十兆円規模の政府投資が行われる。この効果で世界の景気回復をマーケットは期待している。今度の同社の減額修正で株価が下がらないで強くなるようなら、マーケットの先見性が証明されることになる。























太陽光発電は、既に、われわれの身近なところで活躍している。腕時計、小型計算機など。にもかかわらず、産業用では遅れている。この点、ドイツは進んでいる。政府が普及に補助金等で支援している。日本では「電力は会社が電力を供給するもの」という枠があるからだろう。太陽光発電のように設置場所を選り好みせず、あちこちに小型の発電所ができたのでは政府の統率ができなくなるという恐れなのだろう。実際は逆である。設置場所を選ばないから、災害時に一斉に停電するリスクを軽減できる。









