東京デリカ<9990>(東1)は、25日移動平均線水準の1000円台下位で中段もみ合いを続けている。上昇第3波の再発進が間近と観測され、もみ合い場面は下値買い妙味を示唆している。今3月期純利益が、連続の過去最高更新を予想、このバリュー株買いに加えて、東証1部指定替え銘柄関連、東京スカイツリー関連などの人気テーマの先駆株実績も再評価される可能性があるためだ。同社株は、昨年3月に東証第1部指定替え承認(上場日は3月16日)で980円高値まで300円高して上昇第1波を形成、この高値水準で株式売出しを発表したことで585円まで往って来いとなって第1波が終了した。ところがこの安値で株式売出しを中止し、これに東京スカイツリーの付帯商業施設・東京ソラマチへの新規出店、今3月期業績の上方修正、同じメンズバッグ・トラベルバッグ関連の2社の株式取得などが相乗して昨年来高値1319円まで上昇幅を倍化して第2波に拍車を掛けた。しかし、この高値で発表した今期第3四半期決算が、ほぼ昨年10月の上方修正ペースで着地したことから、材料出尽くし感を強めて上昇幅の半値押し水準まで調整した。
この半値押し水準は、今期純利益が18億9500万円と連続過去最高更新、配当も25円(前期実績20円)と増配を予想していることからPER評価で10倍台と下げ過ぎを示唆している。とくに昨年9月に株式を取得し子会社化した2社は、メンズバッグ・トラベルバッグの企画・製造、卸売りなどの売れ筋商品で高実績を上げているだけに、この寄与から期末にかけての業績再上ぶれ期待も高まり、より割安感が強まる展開も想定される。
株価は、25日移動平均線水準で2カ月間の調整を続け、値幅・日柄調整も十分でエネルギーを蓄積、昨年来高値キャッチアップから上昇第3波に拍車を掛けよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
































