セントラル硝子<4044>(東1)は、3月期決算会社の第3四半期(3Q)業績発表で発進期待を高めていた業績相場では、カヤの外に置かれた銘柄の一つである。3Q決算発表の今年2月に昨年10月に続いて今3月期業績の再下方修正を発表したからだ。ただ株価は、この再下方修正に対して打たれ強さを発揮し織り込み済みを示唆しており、中期移動平均線もゴールデンクロスを示現、下げ過ぎ訂正の逆張り余地を示唆している。今期業績の再下方修正は、昨年1月に買収した米国子会社の新設備立ち上げに苦戦、ガラス事業が業績の足を引っ張っていることが要因で、3Qのガラス事業の営業利益は、前年同期より約17億円改善したものの、なお4億800万円の赤字と水面下で推移した。同事業の今期通期営業利益は、期初に黒字転換を見込んだが赤字継続となる見込みで、再下方修正要因となった。
このガラス事業の苦戦をカバーしているのが、化成品事業で、売り上げは、主力製品の市況が低調に推移して売り上げは減収となったが、営業利益は2ケタ増益となっており、業績そのものは片肺飛行となった。
3月通期業績は、昨年10月の下方修正値より営業利益を10億円、純利益を12億円それぞれ引き下げ、営業利益を70億円(前期比20%増)、純利益を42億円(同2%減)と見込んだ。ただ3Q業績は、2ケタ増益転換して着地し、再下方修正された通期業績に対して営業利益が、87%の利益進捗率を示しており、これが株価の打たれ強さにつながった。
株価は、昨年1月の昨年来高値380円から10月の同安値207円まで調整、業績の下方修正を押し返してこの調整幅の半値戻しを達成、業績再下方修正でやや下ぶれたものの持ちこたえた。投資採算的にもPERは14倍台、PBRは0.5倍と下げ過ぎを示唆しており、期末8円配当も意識して一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
































