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記事一覧 (01/25)【狙い場・買い場】岡村製は「アベノミクス」関連の一角でバリュー株買いが再燃期待
記事一覧 (01/25)【狙い場・買い場】扶桑薬は3DMの株主としてバイオバブルに乗るか
記事一覧 (01/25)【狙い場・買い場】機械商社の第一実業、円高修正メリットとアジアが追い風
記事一覧 (01/25)【狙い場・買い場】第3Q好調パイプドビッツ、通期4割増益、株価出番接近
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】マツモトキヨシHLDは出遅れ感強く創業80周年も期待要因
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】決算発表一番乗り「あみやき亭」は業績相場展開でも一番槍
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】医療・衛星画像のイメージ ワン株価煮詰まる、営業黒字へ
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】高値突破の稲葉製作所、今期再増額の可能性で一段高に
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】創薬のアールテック・ウエノ、好材料相次ぐ、株価調整一巡
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】JMSはバイオ関連の好業績・好材料内包の割安株
記事一覧 (01/24)【狙い場・買い場】出直るインフォマート、フード業界向け企業間電子商取引好調
記事一覧 (01/23)【狙い場・買い場】アップル関連のタツタ電線、単元株変更が支援し高値再挑戦も
記事一覧 (01/23)【狙い場・買い場】上昇トレンド堅持のハブ、好業績2月決算で注目
記事一覧 (01/23)【狙い場・買い場】建機レンタルのカナモト、好事業環境、業績絶好調、株価割安
記事一覧 (01/23)【狙い場・買い場】下値固めたメディアフラッグ、期待の決算発表が接近、割安顕著
記事一覧 (01/23)【狙い場・買い場】ソフト開発技術者派遣のソーバル、好チャート、上放れ迫る
記事一覧 (01/22)【狙い場・買い場】パーカーコーポは今期6割増益を見込み出遅れ感が強い
記事一覧 (01/22)【狙い場・買い場】ガンホーオンラインエンターは信用取引の規制強化をはね返す
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記事一覧 (01/22)【狙い場・買い場】モミ合い煮詰まる電算システム、期待の12月期決算発表接近
2013年01月25日

【狙い場・買い場】岡村製は「アベノミクス」関連の一角でバリュー株買いが再燃期待

狙い場・買い場 岡村製作所<7994>(東1)は、年初に昨年来高値657円をつけ、25日移動平均線で下値を確かめつつ高値調整を続けているが、バリュー株買いが再燃して上値追いが続く展開が有力である。

 同社が、オフィス家具の業界トップ級として「アベノミクス」の金融緩和策の関連株の一角に位置し、政策恩恵を受けるほか、業績も上ぶれペースで推移、今3月期業績が大幅続伸と予想されているためだ。2月4日予定の今期第3四半期(3Q)決算発表では、再度の業績上ぶれ期待も高めており、4年来の上値フシを抜いたここからは、2008年9月以来の800円台回復もスケジュールに入ってこよう。

 同社の今期業績は、第1四半期業績発表の昨年8月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、その2Q累計業績は、上方修正値を上ぶれて増益率を伸ばして着地した。オフィス環境事業で、都心の新築大型ビルの大量供給に伴う移転や連鎖移転の需要に対して、同社が得意としているトータル提案を強化、大型案件の獲得に注力し、オフィス周辺事業の教育、研究施設、医療・福祉、官公庁・自治体などの需要を開拓したことなどが寄与した。

 3月通期業績は期初予想を据え置き、純利益を58億円(前期比50%増)と予想しているが、2Q累計業績が、上方修正値を上ぶれて着地しているだけに、2月4日の3Q決算発表時の業績再上ぶれ思惑につながっている。

 株価は、不動産投信(PEIT)ブームで都市再開発が盛り上がった2006年には1497円の高値をつけ362円まで大幅調整、この調整幅の3分の1戻し水準までリバウンドしたところである。PERは12倍台、PBRは0.8倍と割安であり、調整幅の半値戻し800円台回復が次の上値ターゲットとして意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:00 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】扶桑薬は3DMの株主としてバイオバブルに乗るか

狙い場・買い場 バイオ関連を物色する流れが続いており、関連銘柄にも物色の範囲が広がると見られることから、扶桑薬品工業<4538>(東1)に注目したい。同社は、連日の昨年来の高値(実質上場来の高値)と上値を伸ばしているスリー・ディー・マトリックス(3DM)<7777>(JQG)株を16万株(3.4%)保有している。3DMの株価は、9月30日の終値3050円から前日24日終値6190円と2倍に上昇し含み益が膨らんでおり、扶桑薬品は大きく見直される可能性が高い。

 足元の業績、今3月期売上高は480億円(前期比8.2%増)、営業利益は35億2000万円(同7.3倍)、経常利益は31億2000万円(同42倍)、純利益は42億9000万円(同12倍)と大幅増益を予想。今期予想PER7倍台と割高感はなく、3DMが開発した吸収性局所止血材「TDM−621」の国内販売提携で基本合意しており、今後の収益拡大につながるとの期待感も高まる。25日移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを継続しており、バイオバブルに乗る公算が大きく、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:40 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】機械商社の第一実業、円高修正メリットとアジアが追い風

狙い場・買い場 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)は足元の円高修正メリットも期待され、中期的には東南アジア市場での設備投資需要拡大が追い風となりそうだ。株価は昨年4月の戻り高値に接近しており、一段高の可能性もあるだろう。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比6.0%増の1330億円、営業利益が同4.0%増の53億円、経常利益が同1.2%増の55億円、純利益が同17.3%増の31億円としている。通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は、売上高が46.3%、営業利益が39.0%、経常利益が42.2%、純利益が41.7%とやや低水準だったが、前期末の高水準の受注残高に加えて、アジア地域を中心に自動車関連、プラント関連、再生エネルギー関連などの需要が順調な模様である。足元の円高修正もプラス要因となり、来期(14年3月期)業績にも繋がるだろう。

 株価の動きを見ると、300円近辺から反発してほぼ一本調子に戻り高値圏に回帰した。1月15日と16日には428円まで上昇し、昨年4月26日の434円に接近している。円高修正メリットや来期業績に対する期待感が高まっているようだ。24日の終値423円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円95銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS485円23銭で算出)は0.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開だろう。昨年4月の434円を突破すれば一段高となって11年7月の485円も視野に入りそうだ。2月4日に第3四半期累計(4〜12月期)連結業績の発表を予定しており、期待感が高まる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:00 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】第3Q好調パイプドビッツ、通期4割増益、株価出番接近

狙い場・買い場 パイプドビッツ<3831>(東マ)に注目したい。DBプラットフォーム「スパイラル」によるアプリケーションサービス事業などを展開している。株価は短期調整一巡感を強めており、上値を試す展開が期待されるだろう。

 今期(13年2月期)第3四半期累計(3〜11月期・3Q)業績(非連結)は、売上高が前年同期比28.9%増、営業利益が同62.3%増、経常利益が同58.4%増、純利益が同45.4%増の大幅増収増益だった。主力の情報資産プラットフォーム事業は「スパイラル」の新バージョン投入に加えて、有権者意識調査サービス「政治山リサーチ」などの新サービスも寄与して、有効アカウント数(6カ月以上継続使用)が増加基調である。メディアストラテジー事業もアフィリエイト広告の拡販などが寄与して好調な模様である。

 通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比28.5%増の23億円、営業利益が同40.5%増の3.2億円、経常利益が同41.2%増の3.2億円、純利益が同35.5%増の1.89億円としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が73.3%、営業利益が73.1%、経常利益が71.6%、純利益が70.4%であり概ね順調な水準だろう。

 株価の動きを見ると、昨年11月14日の高値945円から反落して12月19日の633円まで調整したが、1月10日には824円まで反発した。足元は概ね700円台で推移しているが、好業績期待で調整が一巡したようだ。24日の終値773円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS25円03銭で算出)は31倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS204円57銭で算出)は3.8倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、また週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線近辺から反発している。上昇トレンドの継続を確認した形だろう。好業績見通しに再評価の余地があり、中期的な収益拡大期待も強い。短期調整が一巡して上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:55 | 注目銘柄
2013年01月24日

【狙い場・買い場】マツモトキヨシHLDは出遅れ感強く創業80周年も期待要因

狙い場・買い場 マツモトキヨシホールディングス<3088>(東1)は昨年12月に創業80周年を迎え、市場には記念増配の期待がある。11月に発表した第2四半期の決算短信では、特段、触れなかったため、当面は第3四半期の決算発表(2月14日の予定)に期待が集まる。業績は好調が見込まれ、今3月期は連続純利益などが連続最高を更新の見込み。株価はPER9倍台、PBR0.9倍台で割安感が強い。

 24日の終値は2158円(5円高)。会社側の今期予想1株利益は226円08銭のため、PERは9.5倍。東証1部銘柄平均の17.9倍からみて割安感が強い。また、第2四半期決算での1株純資産は2532円04銭のため、PBRは0.85倍。やはり、市場平均の1.1倍に比べて出遅れ感が目立つ。内需関連株のため、円安が進む場面では、お休み相場になる可能性があるものの、全体相場が再び水準を上げれば、出遅れ買いが波及する形で上値を追うことが考えられる。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:11 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】決算発表一番乗り「あみやき亭」は業績相場展開でも一番槍

狙い場・買い場 あみやき亭<2753>(東1)は、決算の早期開示プレミアムが上乗せとなって人気を高める株価習性がある。この早期決算発表では、常にアドヴァン<7463>(東1)とトップ争いを演じているが、今3月期第3四半期(3Q)決算は、今年1月4日大発会寄り付き前の7時30分に発表、同日発表のアドヴァンに5分先んじて一番乗りとなった。これから上場会社全般の3Q決算発表が本格化するなかで、同社3Q業績のV字回復、3月通期業績の増益転換予想が見直され、加えて早期開示プレミアムも上乗せとなって、期待される業績相場でも一番槍となる展開も見込まれる。

 株価は、大発会の早期開示プレミアムで21万5000円高値をつけ、20万円台固めを続けているが、PERは14倍台と割安であり、上昇中の13週移動平均線を下値支持ラインに、まず昨年5月につけた昨年来高値22万1500円へキャッチアップしよう。

 早期開示の3Q業績も好調だった。前年同期比7%増収、39%経常増益、76%純益増益と増収増益転換し、3月通期業績に対する利益進捗率も、76〜86%と目安の75%をクリアした。東日本大震災後の消費低迷が一巡し、5店舗を新規出店(退店1店舗)するとともに、接客・サービスレベルを向上させる従業員教育を進めて既存店も強化、高品質の国産牛肉の提供を徹底したことなどが寄与した。

 3月通期業績は期初予想を据え置き増収増益転換し、純利益は、9億5000万円(前期比33%増)と予想、2011年3月期の過去最高(10億7100万円)にあと約1億円と肉薄する。配当も3600円(前期実績3000円)に増配する。

 円高修正の一服で主力株が調整色を強めるなか、内需割安株へ物色銘柄のシフトが予想されるなか、業績相場展開をリードしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:42 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】医療・衛星画像のイメージ ワン株価煮詰まる、営業黒字へ

狙い場・買い場 医療・衛星画像事業のイメージ ワン<2667>(JQS)に注目したい。株価は急騰後の日柄調整局面だが、今期(13年9月期)営業黒字化見通しに加えてテーマ性も豊富であり、水準を切り上げる動きが期待されそうだ。

 今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比2.9%増の18億円、営業利益が70百万円(前期は61百万円の赤字)、経常利益が55百万円(同1億04百万円の赤字)、純利益が50百万円の黒字(同2億78百万円の赤字)としている。医療画像事業ではPACS(医療画像保管・配信・表示システム)や遠隔画像診断支援サービス分野、衛星画像事業では安全保障分野や環境分野への展開を強化し、全社的なコスト構造の見直し、衛星画像事業での減損処理一巡なども寄与する模様だ。大型案件が寄与する可能性もありそうだ。

 株価の動きを見ると、昨年11月12日の安値1万890円から12月3日の高値1万8400円まで急騰した反動で日柄調整の局面だが、急騰前の水準まで下押すことなく、足元では徐々に水準を切り上げている。今期営業黒字化見通しを評価する動きだろう。1月23日の終値1万4900円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS1450円70銭で算出)は10〜11倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS1万1060円22銭で算出)は1.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートラインとなってモミ合いレンジを切り上げている。また週足チャートで見ると、26週移動平均線を突破してトレンド好転を確認する形のようだ。今期の営業黒字化見通しに加えて、医療、農業、環境、防災、減災、防衛などに関連する事業を展開してテーマ性も豊富であり、出直り本格化の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:40 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】高値突破の稲葉製作所、今期再増額の可能性で一段高に

狙い場・買い場 鋼製物置とオフィス家具の稲葉製作所<3421>(東1)に注目したい。株価は昨年高値を突破した。今期(13年7月期)業績見通しに再増額の可能性もあり、上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期の連結業績見通しは、売上高を前期比2.3%増の291億円で据え置いているが、12月14日に利益を増額修正して営業利益が同49.1%増の11.6億円、経常利益が同38.2%増の13.4億円、純利益が同2.1倍の7.1億円としている。鋼製物置は防災関連、オフィス家具は首都圏での企業の移転関連などが追い風となり、需要が高水準の模様である。利益面ではコスト削減効果や鋼材価格の低位安定がプラス要因となる模様だ。第2四半期累計の増額修正幅に比べると下期を保守的に見ている模様であり、再増額の可能性もあるだろう。またメガソーラーによる電力販売事業への参入も発表しており、収益への寄与が期待される。

 株価の動きを見ると、950円〜1050円近辺のボックスレンジから上放れて強基調の展開となった。足元では昨年7月5日の高値1118円を突破して、1月18日には1143円まで上昇している。23日の終値1138円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円81銭で算出)は27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1879円07銭で算出)は0.6倍近辺となる。

 ボックスレンジから上放れて昨年7月の高値を突破したことで、トレンド好転を確認して先高期待を強める形となった。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開だろう。今期業績見通しに再増額の可能性もあり、上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】創薬のアールテック・ウエノ、好材料相次ぐ、株価調整一巡

狙い場・買い場 創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)に注目したい。株価は高値圏で堅調に推移しており、11年1月の高値も試す動きのようだ。

 緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、および米スキャンポ社の便秘症治療薬アミティーザの受託製造を展開し、ドライアイ治療薬やアトピー性皮膚炎治療薬などの研究開発を進めている。また1月21日には、開発中のVAP−1阻害剤による糖尿病白内障発症抑制効果の確認について、岩手医科大学と共同研究を実施すると発表した。

 今期(13年3月期)業績(非連結)見通しは売上高が前期比9.4%増、営業利益が同41.9%減、経常利益が同41.9%減、純利益が同40.4%減としている。レスキュラ点眼薬が薬価改定の影響を受け、研究開発費の増加も減益要因となる見込みだ。ただし通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は、売上高が41.4%、営業利益が49.5%、経常利益が48.5%、純利益が51.9%であり概ね順調な水準だろう。

 米スキャンポ社はアミティーザに関して、7月に日本での慢性便秘症の製造販売承認取得、米国での腸機能障害治療薬の追加新薬申請、9月に英国での製造販売承認取得、そして11月に日本での販売開始を発表している。また12月19日には、米スキャンポ社が米国食品医薬品局(FDA)からレスキュラ点眼液の追加新薬申請の承認を受けたと発表している。販売地域や適応の拡大が来期(14年3月期)収益に本格寄与することが期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、昨年12月25日の高値16万3000円まで急騰後は、利益確定売りなどで上げ一服となり11万円台まで調整する場面もあったが、足元では15万円近辺まで戻して調整一巡感を強めている。1月23日の終値14万3000円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4115円73銭で算出)は35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は1.4%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS8万2230円44銭で算出)は1.7倍近辺となる。

 週足チャートで見ると過熱感を残しているが、日足チャートで見ると25日移動平均線サポートラインの形で強基調を継続している。2月12日に第3四半期累計(4〜12月期)の業績発表を予定しており、期待感が高まる可能性があるだろう。11年1月の高値16万7800円も視野に入っており、これを突破すれば一段高の展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>アールテック・ウエノのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】JMSはバイオ関連の好業績・好材料内包の割安株

狙い場・買い場 全般相場は主力の輸出関連株から為替相場の影響を受けにくいバイオ関連に物色の矛先が向かっており、バイオ関連の好業績・好材料内包の割安株として、JMS<7702>(東1)を注目したい。ノロウィルスやインフルエンザの流行、院内感染の予防から、使い捨て医療機器を扱う同社に対する関心は高まる方向となっている。また、世界初となる内針(金属針)を抜き取る際に内針が本体から分離せず針刺し事故を防止する静脈留置カテーテル「セーフウイングキャス」を開発し、昨年10月1日から販売しているほか、韓国の建国大学と再生医療について共同研究に取り組んでいることも注目される。

 足元の業績、国内では血液透析装置の販売や人工腎臓用血液回路の販売が好調のほか、東南アジアでは日本向けの人工腎臓用血液回路の販売や米国向けの成分献血用回路の販売が好調で、今3月期売上高は480億円(前期比2.5%増)、営業利益は23億円(同2.2倍)、経常利益は25億円(同80.9%増)、純利益は15億5000万円(同64.5%増)と大幅増益を予想。今期予想PER9倍台・PBR0.60倍と割安感がある。25日移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを継続しており、一段高に進む公算が大きく、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:40 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】出直るインフォマート、フード業界向け企業間電子商取引好調

狙い場・買い場 インフォマート<2492>(東マ)に注目したい。株価は高値圏で上げ一服の形だが、調整一巡感を強めてきた。今期(13年12月期)好業績期待で上値追いの可能性があるだろう。

 フード業界向けなどに企業間電子商取引サービス事業を展開している。プラットフォーム「FOODS info Mart」の利用企業数は、12年9月末時点で前年比4381社増加の3万116社となり増加基調である。

 前期(12年12月期)連結業績見通しについては、10月31日に売上高の減額修正と利益の増額修正を発表し、売上高が前期比13.5%増、営業利益が同20.0%増、経常利益が同19.3%増、純利益が同2.6%増としている。利用企業数の増加や利用の拡大に伴ってシステム使用料収入が順調に増加する見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計(1〜9月期)の進捗率は、売上高が73.1%、営業利益が68.3%、経常利益が68.3%、純利益が61.1%だったが、次世代プラットフォームのリリースを今期に先送りするためソフトウェア償却費が減少する模様だ。

 フード業界向けに加えて、美容業界向けや医療業界向けなどにも事業領域を広げている。さらに子会社でのクラウドサービス事業や海外事業の収益改善などが寄与して、今期も好業績が期待されるだろう。

 株価の動き(12月31日付で1株を200株に株式分割のため以前は遡及修正値)を見ると、12月6日と7日に高値1325円を付けた後は上げ一服となり、概ね1100円〜1200円近辺でモミ合う展開だった。しかし足元では1200円台に戻して調整一巡感を強めている。今期好業績期待で上値を窺う動きだろう。1月23日の終値1235円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPSに株式分割を考慮した51円75銭で算出)は24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間29円25銭で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPSに株式分割を考慮した362円19銭で算出)は3.4倍近辺となる。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。また日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して強基調へ回帰の動きを見せている。2月14日に前期決算発表を予定しており、今期好業績期待で上値を追う可能性がありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:37 | 注目銘柄
2013年01月23日

【狙い場・買い場】アップル関連のタツタ電線、単元株変更が支援し高値再挑戦も

狙い場・買い場 タツタ電線<5809>(東1)は、米アップル社の「iPhone5」の販売伸び悩みで急落し、上昇中の26週移動平均線を瞬間的に下回った水準で下値を確認、アップル社が、きょう23日(現地時間)に発表を予定している10〜12月期決算でアク抜け感を強め、同社が、2月1日に予定している単元株式数変更もフォローして、昨年11月につけた昨年来高値850円に再挑戦する展開も想定される。

 アップル社は、今年1月14日に「iPhone5」の世界販売が計画を下回り、1〜3月の液晶パネル発注量を半分程度に減らすことを関連部品メーカーに通告したと観測報道されており、アップル社自体の株価も、500ドル台を割る急落となり、関連部品メーカーも軒並み売られるショック安となった。きょう23日も、関連株の一角のTDK<6762>(東1)が、10〜12月期営業利益の前年同期比3割減益を観測報道され、3日続落している。

 タツタ線は、スマートフォン向けの電磁波シールドフィルムを生産、生産能力を増強中だったこともあって関連株売りが波及して急落したが、26週移動平均線を一瞬割ったものの急反発して下げ幅をリカバーした。今3月期業績を昨年7月、10月と2回も上方修正、純利益を31億5000万円(前期比67%増)と23年ぶりの過去最高更新と予想しているだけに、これを見直し下げ過ぎとの市場コンセンサスが強まったことが引き金となった。

 アップル社のきょう23日の決算発表でアク抜け感が強まれば、さらに2月1日を予定日に同社自身が、単元株式数を1000株から100株に引き下げることもフォローの材料に昨年来高値挑戦の目も出てくる。とくに単元株数変更は、同社株式の流動性の向上と個人投資家を中心に投資家層の拡大を図ることを目的にしており、素材関連の地味だった株価イメージが、高変貌する期待につながってくる。

 株価は、昨年10月の今期業績の再上方修正で昨年来高値まで100円高し、アップル関連株売りでこの上昇幅を上回る急落となったが、即反発しており、PERは15倍台と割安である。高値抜けからこのところの調整幅の倍返し、4ケタ示現の高変化波動も想定範囲内となってこよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:49 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】上昇トレンド堅持のハブ、好業績2月決算で注目

狙い場・買い場 全般相場は主力株を中心に物色一巡感が出ており、国内関連の好業績銘柄が見直されると予想されることから、首都圏を中心に英国風パブを展開する、ハブ<3030>(JQS)は、下値圏に届いており、好業績の2月期決算銘柄として注目したい。株価は、1月8日に29万3000円と目先のレンジ上限に買われた後、前日21日安値25万8300円と下げて12月13日安値25万8000円安値に接近し、26万円割れのレンジ下限に届いたことから、値ごろ妙味が増している。

 足元の業績、ワールドカップや五輪サッカーの観戦効果が大きく、13年2月期売上高は75億3000万円(前期比10.6%増)、営業利益は6億3000万円(同12.5%増)、経常利益は6億3000万円(同12.5%増)、純利益は3億4000万円(同24.1%増)と2ケタ増収増益を見込んでいる。13年2月期も増収・増益、増配が観測されており、続伸する見通し。今期予想PER9倍台と割高感はなく、2月には期末一括7500円の配当を予定しており、9カ月移動平均線がサポートラインになると予想される。再度、12年4月10日につけた昨年来の高値33万9500円奪回も視野に入れよう。(株式評論家・摩周湖)

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【狙い場・買い場】建機レンタルのカナモト、好事業環境、業績絶好調、株価割安

狙い場・買い場 建設機械レンタル大手のカナモト<9678>(東1)は、株価が高値圏で堅調に推移している。今期(13年10月期)好業績見通しを評価する形であり、安倍晋三内閣の積極的な財政出動政策が引き続き追い風となりそうだ。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比15.1%増の991.5億円、営業利益が同10.7%増の71.2億円、経常利益が同9.7%増の65.1億円、純利益が同10.8%減の31.9億円としている。純利益については負ののれん発生益一巡が影響するが、震災復旧・復興・瓦礫処理・除染関連工事、北海道新幹線関連工事、首都圏の防災・減災関連工事などに加えて、関東以西への営業拠点新設やユナイト(道路用建設機械レンタル事業、道路工事施工事業)の通期連結も寄与する模様だ。安倍晋三内閣の積極的な財政出動政策が追い風であり、老朽化インフラの点検・補修関連、厳冬に伴う豪雪関連なども寄与するだろう。会社予想は保守的な印象が強く、増額の可能性がありそうだ。

 株価の動きを見ると、好業績期待で右肩上がりの展開が続き1000円台乗せ後は上げ足を加速した。1月15日には1400円まで上昇し、07年6月の高値1358円を突破している。足元は上げ一服の形だが高値圏の1300円台で堅調な展開である。22日の終値1356円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円16銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1221円56銭で算出)は1.1倍近辺となる。

 1000円台に乗せて上げ足を加速したため、週足チャートで見るとやや過熱感を残しているが、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して調整一巡感を強めてきた。指標面の割安感はやや薄らいだが、今期増額修正に対する期待感もあり、短期調整を挟みながら上値追いの可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】下値固めたメディアフラッグ、期待の決算発表が接近、割安顕著

狙い場・買い場 店舗の覆面調査が主力のメディアフラッグ<6067>(東マ)は、株価が下値固め完了感を強めている。前期(12年12月期)決算発表が接近して期待感が高まる可能性があるだろう。

 流通・飲食企業や消費財メーカーの店舗・店頭マーケティング活動を支援するフィールド事業(覆面調査などの流通支援事業、店舗巡回などの営業支援事業、店舗・店頭の状況をデータベース化する独自開発ソフトのASP事業)を主力として、ストア事業(コンビニエンスストア経営)も展開している。

 前期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比22.6%増の27億95百万円、営業利益が同62.7%増の1億81百万円、経常利益が同61.4%増の1億82百万円、純利益が同95.0%増の1億円としている。食品メーカーからの新規受注などが好調な模様であり、通期予想に対する第3四半期累計(1〜9月期)の進捗率は、売上高が75.1%、営業利益が83.4%、経常利益が76.4%、純利益が78.0%と順調な水準だった。

 覆面調査や店舗巡回を行う登録スタッフ(メディアクルー)は、12年11月時点で全国16万人を超え、さらなる増員や質的向上を進めている。さまざまな業種業態に対応して業容を拡大する方針だ。足元では飲食、カフェ、サービスエリア、コインパーキングなどで覆面調査の需要が増加している模様であり、今期(13年12月期)も好業績が期待されるだろう。

 株価の動き(12月31日付で1株を3株に株式分割のため遡及修正値)を見ると、新規公開人気が一巡してやや軟調展開だったが、1月7日の485円から反発し、足元では530円〜550円近辺まで戻している。22日の終値544円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS74円38銭で算出)は7〜8倍近辺となる。

 日足チャートで見ると11月15日の安値483円、11月22日の491円、1月7日の485円で下値固め完了感を強め、足元では25日移動平均線を回復して強基調へ転換の構えを見せている。前期決算発表が接近して期待感が高まる可能性があり、決算発表で今期好業績見通しが確認できれば高値圏への回帰が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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【狙い場・買い場】ソフト開発技術者派遣のソーバル、好チャート、上放れ迫る

狙い場・買い場 ソフト開発技術者派遣のソーバル<2186>(JQS)に注目したい。今期(13年2月期)業績見通しに再増額の可能性が高く、株価は出直り歩調が期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは、9月27日に増額修正して売上高が前期比5.1%増の64億40百万円、営業利益が同23.2%増の4億35百万円、経常利益が同25.6%増の4億42百万円、純利益が同26.2%増の2億30百万円としている。キヤノン<7751>向けを中心として、組み込み用ソフトウェア開発やアプリケーション開発の派遣・請負需要が好調であり、第3四半期(9〜11月期)から新規連結したモバイルコンピューティングテクノロジーズ(MCT)も寄与する模様だ。12月27日発表の第3四半期累計(3〜11月期)は前年同期比6.5%増収、同38.7%営業増益と好調であり、通期予想に対する進捗率は売上高が76.0%、営業利益が92.7%、経常利益が92.5%、純利益が97.8%と高水準である。再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、昨年10月3日の526円をボトムとして徐々に水準を切り上げる展開となり、12月27日には629円まで戻した。足元も概ね600円〜620円近辺で推移している。今期好業績見通しを再評価する動きだろう。1月22日の終値607円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円92銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS466円49銭で算出)は1.3倍近辺となる。

 日足チャート見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げ、出直り感を強めている。今期連結業績見通しの再増額の可能性を支援材料として、出直り歩調が期待されるだろう。9月28日の戻り高値685円が当面のターゲットになりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:23 | 注目銘柄
2013年01月22日

【狙い場・買い場】パーカーコーポは今期6割増益を見込み出遅れ感が強い

狙い場・買い場 パーカーコーポレーション<9845>(東2)は1月中旬に217円まで上げ、本日の終値は199円(前日比変わらず)。日本の自動車の国際的な評価である、塗装が高品質でサビないという特色を、防錆シーリング材などで陰から支える高技術企業で、今3月期の業績予想は、第2四半期決算の段階で連結売上高を前期比12.3%増、純利益を同60.6%増と計画する。

 株価はPER5〜6倍、PBRは0.4倍前後。PBRは「万年割安」な銘柄だが、全体相場の回復により、東証2部銘柄の平均が0.7倍台、東証1部は1.1倍台になってきた中では、さすがに出遅れ感が強まってきた。このところは、おおむね40円上げて20円の調整となっており、半値押しの水準。出直りに乗るには好適な位置につけてきたといえる。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:11 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ガンホーオンラインエンターは信用取引の規制強化をはね返す

狙い場・買い場 ガンホーオンラインエンターテイメント<3765>(JQS)が上昇相場加速の局面に踏み込んできた。大証と大証金が同社の証拠金について、17日売買分から委託保証金率を現行の50%以上から70%以上(うち現金を40%以上)に引き上げることを発表したため、17日には大幅安に見舞われた。

 しかし、それが本当の一服場面で、翌日18日から猛然とダッシュ、21日には上昇率12%を記録、上げ相場にスピード感が出てきた。とくに、信用取引に関する規制強化で買い方にとって負担が重くなったにも関わらず、個人投資家の上値取りの動きが衰えないのは特筆される点だ。

 同社は米NASDAQ上場の韓国企業が業績予想を開示しないことなどを理由に、前2012年12月期の業績見通しを開示していない。ただ、アナリスト筋ではスマホ向けコンテンツ「パズル&ドラゴンズ」のアイテム課金収入が業績拡大を牽引、前期の営業利益42億円(前々期11億7600万円)、今期132億円の連続大幅増益がコンセンサスになっている。2月に予定される業績発表が期待感を持って受け止められている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:22 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】上昇トレンドのGMOアドパートナーズ、スマホ関連で注目

狙い場・買い場 GMOアドパートナーズ<4784>(JQS)は、スマートフォン関連の好業績株として注目したい。ジャスダック指数は15連騰と堅調。外部環境の影響を受けにくい、スマートフォン関連の好業績銘柄の水準訂正高は続くと期待される。同社は、メール広告中心のネット広告代理店だが、スマートフォン向け広告効果測定ツール導入に対する期待感が高まる方向。

 足元の業績、ネット広告や検索エンジン広告が好調で、12年12月期純利益は3億5000万円(前期比47.1%増)と大幅増益を見込んでいる。13年12月も増益が観測され好調が続く見通し。12月権利落ち後も処分売りを吸収し堅調に推移。13週移動平均線がサポートする形で上昇トレンドを堅持しており、一段高に進む公算が大きく、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】モミ合い煮詰まる電算システム、期待の12月期決算発表接近

狙い場・買い場 電算システム<3630>(東1)に注目したい。株価は高値圏で堅調に推移している。1月30日に前期(12年12月期)業績発表を予定しており、今期(13年12月期)に対する期待感が高まるだろう。

 情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を主力として、クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化している。

 前期連結業績見通しは、売上高が前々期比11.3%増の234億円、営業利益が同10.3%増の9億円、経常利益が同9.1%増の9.05億円、純利益が同8.7%増の4.9億円としている。通期予想に対する第3四半期累計(1〜9月期)の進捗率は、売上高が73.5%、営業利益が65.5%、経常利益が67.3%、純利益が69.2%だった。国際送金の新サービス開始に向けた費用増加で利益面の進捗率がやや低水準だったが、売上面では郵便局関連やモバイル端末向けアプリ開発などが好調で、通販関連の収納件数も順調に増加している模様だ。

 さらに中期的な事業基盤強化に向けて、国際送金の新サービス開始、決済代行サービスやアウトソーシングサービスの増加に対応した新データセンター建設(13年11月運用開始予定)も進めている。中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて12月14日に1269円まで上昇した。10月10日の昨年来高値1270円に僅かに届かず一旦は上げ一服となったが、足元も高値圏の1200円近辺で堅調に推移している。今期の好業績を期待する動きだろう。1月21日の終値1210円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS109円07銭で算出)は11倍近辺、前期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1271円21銭で算出)は1.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う展開だが、徐々にレンジを切り上げている。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形である。上昇トレンドを維持して昨年10月の高値を再度窺う態勢のようだ。1月30日の業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあり、昨年高値を突破すれば上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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