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記事一覧 (01/16)【狙い場・買い場】高値更新中のセントラルスポーツは五輪招致関連の本命、上方修正も
記事一覧 (01/16)【狙い場・買い場】第一実業はエネルギー関連の出遅れ、PER7倍台
記事一覧 (01/16)【狙い場・買い場】上値追う伊藤園、好業績評価、09年9月の高値1729円も視野
記事一覧 (01/16)【狙い場・買い場】樹脂発泡製品のJSP、期待の12月決算発表接近、割安
記事一覧 (01/16)【狙い場・買い場】外食のアトム、収益改善鮮明、業績上振れも
記事一覧 (01/16)【狙い場・買い場】油研工に動意、無配のオリンパス2000円で多くの銘柄に割安感
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記事一覧 (01/15)【狙い場・買い場】固体皮膜潤滑剤の東洋ドライルーブ、今期2ケタ増益、低PER
記事一覧 (01/15)【狙い場・買い場】三協立山は突っ込み買い好機、2Q業績上ぶれ着地で実質低位値ごろを見直し割安株買い再燃余地
記事一覧 (01/15)【狙い場・買い場】個別指導塾の明光ネットワーク、教育資金贈与非課税が追い風
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記事一覧 (01/15)【狙い場・買い場】ピックルスコーポ、2月期業績に期待、3Q進捗率高い
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2013年01月16日

【狙い場・買い場】高値更新中のセントラルスポーツは五輪招致関連の本命、上方修正も

狙い場・買い場 セントラルスポーツ<セントラルS、4801>(東1)は、きょう16日も3円高の1417円と8営業日続伸し、連日の昨年来高値更新となっているが、2006年4月につけた上場来高値4160円からみると、まだ下値での小動き圏にとどまっており、下値アタックは妙味が大きそうだ。

 今年9月7日の2020年の夏季オリンピックの開催都市決定に向け、東京都が、トルコのイスタンブール、スペインのマドリードをライバルに招致活動を積極化して同社株に関連の本命株買いが続いているうえに、昨年11月の今3月期業績の上方修正、さらに2月8日発表予定の今期第3四半期(3Q)決算への期待感も強まっているためだ。
 
 同社は、オリンピックの水泳代表選手だった同社の後藤忠治社長が、体操で金メダルを獲得した小野喬、遠藤幸雄などと1970年5月に設立、同社社員から延べ24名のオリンピック選手を輩出、ロンドン五輪にも3名の水泳選手を送り出している。

 この会社設立は、チャンピオン・スポーツの強化ばかりでなく、一般人の健康づくりや青少年の育成を目指したもので、スイミングスクール事業に次いで、わが国初となるフィットネスクラブの開設、ここにリラクゼーションと癒しを付加して肉体的に加えて精神的な健康を目指すウェルネスクラブの開設と続き、さらに予防医学を取り入れた介護予防ビジネスまでに進出している。

 今期業績は、積極的な店舗展開により直営店11店舗、業務受託店舗41店舗の合計157店舗を全国展開、新フィットネスプログラムも相次いで導入したことから昨年11月に上方修正、純利益は、期初予想の10億4000万円を11億7000万円(前期比35%増)に引き上げ連続増益率を伸ばす。3Q業績の上ぶれ期待にもつながっている。

 株価は、昨年7〜8月のロンドン五輪で日本選手団が、過去最高のメダル数を獲得したことを歓迎して1100円台を回復、これに今期業績の上方修正と増配が続いて高値追いとなった。ただこの高値は、最高値から2008年10月安値705円まで調整した調整幅の20%のリバウンドにしか過ぎず、PERは13倍台と割安である。2007年10月高値1590円が次の上値ターゲットとして浮上しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:57 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】第一実業はエネルギー関連の出遅れ、PER7倍台

狙い場・買い場 第一実業<8059>(東1)は、エネルギー関連の出遅れ銘柄として注目したい。同社の株主で取引先である三菱重工業<7011>(東1)が、日立製作所<6501>(東1)と火力発電事業の統合を手がかりに、新値追いとなっており、三菱系の機械商社で、プラント・エネルギー事業を手がけている、第一実業を見直す動きが強まると予想される。海外向けプラント関連設備の受注に加えて、この2月に操業開始する茨城県笠間市の大規模太陽光発電所(メガソーラー)をはじめとした、再生可能エネルギー関連設備等の拡販に対する期待感が高まる方向。

 足元の業績、エンジニアリング会社経由のLNGプラント設備や化学会社向けの樹脂プラント設備が好調のほか、海外向け各種プラント設備の受注が堅調に推移し、今3月期純利益は31億円(前期比17.3%増)を見込む。今期予想PER7倍台・PBR0.90倍と割高感はなく、配当利回り3.8%と利回り妙味もソコソコある。株価は、11年11月安値287円、12年10月12日の年初来安値308円と売り直されて二番底を形成。上値抵抗線となる12年4月26日につけた昨年来の高値434円抜けから一段高へ向かう可能性が高まっており、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】上値追う伊藤園、好業績評価、09年9月の高値1729円も視野

狙い場・買い場 飲料大手の伊藤園<2593>(東1)に注目したい。株価は昨年8月の高値を突破して上値追いの展開となっている。今期好業績見通しや事業領域の広がりを評価する動きだろう。

 今期(13年4月期)連結業績見通しは、自動販売機で各種飲料を販売するネオスの新規連結に伴い売上高を増額修正して前期比8.6%増とした。営業利益は同5.8%増、経常利益は同3.4%増、純利益は同8.1%増で据え置いたが、通期予想に対する第2四半期累計(5〜10月期)の進捗率は、売上高が54.0%、営業利益が68.5%、経常利益が71.9%、純利益が75.5%と高水準である。

 月次販売状況(単独ベースの速報値)を見ると、12月は前年比0.9%増、5月〜12月累計では同6.5%増となった。野菜飲料やコーヒー飲料の好調が続いている模様である。タリーズコーヒーなど連結子会社の好調も考慮すれば、通期上振れの可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、11月14日の直近安値1422円をボトムとして反発した。さらに第2四半期累計業績も好感する形で上伸し、8月29日の昨年高値1610円を突破して、1月15日の1692円までほぼ一本調子に上昇している。15日の終値1681円を指標面(1株当たり指標は普通株式に係る数値)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円48銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS856円76銭で算出)は2.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して上伸し、強基調へ回帰した形だろう。また月足チャートで見ると、10年から続いた概ね1300円〜1500円近辺のボックス展開から上放れた形であり、09年9月の高値1729円も視野に入っている。これを突破すれば一段高の可能性もあるだろう。今期業績見通し上振れの可能性に加えて、事業領域の広がりなどで新たな成長ステージを迎えていることも評価したい。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】樹脂発泡製品のJSP、期待の12月決算発表接近、割安

狙い場・買い場 樹脂発泡製品のJSP<7942>(東1)に注目したい。景気回復期待で株価は出直り歩調の展開となっている。第3四半期累計(4〜12月期)業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。

 押出事業(産業用包材、食品用包材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)と、ビーズ事業(自動車部品、輸送用通い函、家電製品用緩衝材など)を展開している。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比3.9%増、営業利益が同13.3%増、経常利益が同10.2%増、純利益が同29.0%増としている。自動車用バンパー材やスマートフォン・タブレット端末用包材が牽引し、戦略商品の住宅用高性能断熱材や土木用資材の拡販も寄与して増収増益見込みとしている。通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は、売上高が49.7%、営業利益が47.1%、経常利益が48.2%、純利益が50.5%と概ね順調な水準だった。下期の想定為替レートを1米ドル=80円、1ユーロ=100円としており、足元の円安メリットや緊急経済対策の効果なども考慮すれば、通期上振れの期待も高まりそうだ。

 株価の動きを見ると、10月中旬から11月中旬にかけての安値圏1000円近辺でのモミ合い展開から反発し、円安メリットや緊急経済対策に対する期待感で出直り歩調となった。足元では1250円台まで戻している。1月15日の終値1251円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS134円16銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1499円89銭で算出)は0.8倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して上伸し、出直り歩調の展開となっている。また昨年9月19日の戻り高値1214円を突破したことで、1000円〜1200円近辺のボックス展開から上放れた形となり、先高期待を強めている。第3四半期累計業績の発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:00 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】外食のアトム、収益改善鮮明、業績上振れも

狙い場・買い場 アトム<7412>(東2)に注目したい。居酒屋、洋食、寿司、焼肉などの外食チェーンを展開し、新規出店、業態変更・改装、不採算店閉鎖などの効果で収益改善を鮮明にしている。株価は上昇トレンドを継続しており、通期業績上振れの可能性も支援材料として、上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比8.5%増、営業利益が同30.1%増、経常利益が同16.0%増、純利益が同15.0%減としている。純利益については税効果一巡で減益見込みだが、通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は、売上高が48.3%、営業利益が51.2%、経常利益が53.2%、純利益が71.6%と順調な水準である。下期の新規出店効果なども考慮すれば通期上振れの可能性があるだろう。

 飲食事業直営店舗の売上高(前年同期比、概算値)を見ると、12月は全店104.4%(居酒屋99.4%、洋食127.8%、寿司98.6%、焼肉102.2%)、既存店100.1%(居酒屋93.0%、洋食111.1%、寿司99.1%、焼肉102.7%)となった。4〜12月累計で見ると全店105.0%(居酒屋106.9%、洋食118.5%、寿司96.5%、焼肉103.5%)、既存店101.0%(居酒屋97.8%、洋食105.0%、寿司97.1%、焼肉107.4%)となり、洋食や焼肉が好調を維持している。

 株価の動きを見ると、右肩上がりの上昇トレンドを継続し、1月8日と9日には昨年来高値となる498円まで上昇している。営業損益改善見通しを評価する動きが続いているようだ。15日の終値494円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円98銭で算出)は99倍近辺、今期予想配当利回り(普通株式に係る会社予想の年間2円で算出)は0.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS35円03銭で算出)は14倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、年末年初の急騰で短期的な過熱感を強めているが、水準を切り上げて強基調の展開だろう。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。通期業績上振れの可能性や収益改善期待に加えて、3月末に向けて株主優待権利取りの動きも予想されるだけに、上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:56 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】油研工に動意、無配のオリンパス2000円で多くの銘柄に割安感

狙い場・買い場 油研工業<6393>(東1)=売買単位1000株の15日(火)株価は159円まで買われ、終値は前日と同じ155円。

 チャートは130円台のモミ合いから放れて下値を切り上げる展開。昨年来高値188円(3月)と安値125円(11月)の「中間値」154円を若干上回り、買方に余裕が出始めている。マーケットに先行銘柄から出遅れ銘柄を物色する動きも出始めている。

 しかも、工作機械等に使われる油圧機器の大手ということで、政府の進める設備投資減税の流れにもマッチする。また、海外比率が約5割あり、円安もプラスだ。

 もっとも、今3月期は減収減益で冴えない。しかし、先行き見通しの明るいことから今期を底に来期(2014年3月期)が期待できそうだ。

 未定としている今期配当も年4円継続の可能性はあるだろう。今期が減収減益だけに一気に上値追いは難しいとしてもジリ高の展開が予想される。とくに、無配のオリンパスが2000円近くもしていることからみて多くの銘柄に割安感が台頭している。1株純資産258円から見ても当面、200円は見込めそうだ。(甘栗)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:46 | 注目銘柄
2013年01月15日

【狙い場・買い場】村田製作所はアップル株の下落ハネのけ「弱気筋」狼狽も

■今年は上場50周年で記念配にも期待

狙い場・買い場 村田製作所<6981>(大1)は本日、一時3.2%安の5110円(170円安、主市場・大証の値段)まで下げたものの、終値は切り返して5340円(60円高、同)と強かった。米アップル社と取引のある日本企業の代表格。本日は、NY市場で「iPhone(アイフォーン)5」の人気に対する懸念などからアップル株が一時約11カ月ぶりに500ドルを割ったと伝えられたことが手控え要因になったものの、むしろハネのけて強さを見せつける形になった。上場は1963年。今年は上場50周年でもある。

 第3四半期の決算発表は1月31日の予定。目先はアイフォーンに関するニュースや、アジア地域を中心とする低価格スマホの話題に左右される相場が見込まれるものの、第3四半期の決算発表で通期の予想に変更がなければ、当面の懸念は消化済みになる可能性がある。そして、逆に昨年末からの円安効果に期待が再燃する可能性が強まりそうだ。

 株価は1月7日につけた高値5300円に接近。信用売り残が多く、買い残の1.5倍近いため、数字上は「弱気筋」が多数派になる。ただ、逆日歩が発生し、売り手は楽ではない状態。しかも、本日の切り返しを見せつけられると、売り建て玉を張っている投資家は、下値の固さをみて買い戻しに傾く可能性がありそうだ。PBRは1.4倍前後で、割高感はなし。一部には、上場50周年の記念配当に対する期待もある。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:10 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】固体皮膜潤滑剤の東洋ドライルーブ、今期2ケタ増益、低PER

狙い場・買い場 東洋ドライルーブ<4976>(JQS)に注目したい。ドライルーブ・コーティング加工を主力としてナノカーボン製品も展開している。株価は出直り歩調の展開となり、震災前高値水準が視野に入っている。

 ドライルーブ(固体皮膜潤滑剤)は、二硫化モリブデンやフッ素樹脂などの潤滑物質を配合した機能性皮膜である。自動車、デジタル家電、デジタルカメラなどの機器・部品の駆動伝達部で、オイルやグリースなどの液体潤滑剤を使用できない部位に、摩擦や摩耗により発生するエネルギー伝達ロスを削減するコーティング皮膜として使用される。

 今期(13年6月期)連結業績見通しは、売上高が前期比10.1%増、営業利益が同28.6%増、経常利益が同50.0%増、純利益が同27.6%増としている。日系自動車メーカーの中国での減産の影響がマイナス要因となるが、自動車給排気系新規量産部品の立ち上げやデジタルカメラ向けの好調に加えて、タイ工場の受託生産量増加に伴う収益改善も寄与する模様だ。通期会社予想に対する第1四半期(7〜9月期)の進捗率は売上高が24.3%、営業利益が25.1%、経常利益が23.4%、純利益が18.7%であり、概ね順調な水準だった。ベトナムにドライルーブ・コーティング加工事業を行う連結子会社を設立することを発表しており、アセアン市場への本格展開が中期的な収益拡大に繋がるだろう。

 株価の動きを見ると、1000円〜1100円近辺でのボックス展開から上放れて強基調の展開となり、1月7日には昨年来高値となる1397円まで上昇している。11日の終値1350円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS230円35銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3645円00銭で算出)は0.4倍近辺である。

 1000円〜1100円近辺でのボックス展開から上放れた後は、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開である。また12年3月と4月の戻り高値1250円を突破したことで上昇トレンも確認した形だろう。今期好業績見通しに加えて、指標面での低PERと低PBRも支援材料であり、11年3月の震災前高値1509円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:06 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】三協立山は突っ込み買い好機、2Q業績上ぶれ着地で実質低位値ごろを見直し割安株買い再燃余地

狙い場・買い場 三協立山<5932>(東1)は、連休前の11日に昨年12月1日の合併・再上場後の高値1769円をつけ、きょう15日は、利益確定売りが先行して100円安の1645円まで下げて急落している。しかし11日に発表した今5月期第2四半期(2Q)累計決算は、昨年12月3日の上方修正値を上ぶれて続伸幅を拡大し、値ごろ自体は中位に属するが、実質は合併比率を逆算すると合併前と同様に低位値ごろ株であり、業態も、安倍新政権による住宅ローン減税延長、消費税増税前の駆け込み需要の恩恵を受ける住宅関連株であり、今年の歌会始のお題「立」に関連する人気材料も随伴するだけに、突っ込み買い対応で妙味が大きそうだ。

 同社は、旧三協・立山ホールディングスと連結子会社三協立山が、三協立山を存続会社に昨年12月1日に合併して再上場、12月3日から売買が開始された。合併比率は、三協・立山HD株式10株に三協立山株式1株を割り当て交付しており、この結果、今5月期通期予想1株利益は、三協・立山HDの21.7円が215.5円、予想配当も2円が20円にアップした。つれて株価も、上場廃止前の三協・立山HDの昨年11月27日の最終売買日終値169円に対して、12月3日は、ほぼ同水準の1679円で寄り付いて1745円まで上げ、いったん1499円まで売られたが、再度、再上場後の高値を取った。

 今期業績は好調に推移、昨年7月の三協・立山HD当時に予想した今期第2四半期(2Q)累計業績を昨年12月3日の再上場時に上方修正、さらに連休前開示のその2Q累計業績は、12月3日の上方修正値を上ぶれ、経常利益が、59億400万円(前年同期比29%増)、純利益が、51億2100万円(前年同期比61%増)と大幅続伸した。

 建材部門では、東日本大震災の復興需要や改装・リフォーム需要を取り込み、資材・地金価格が想定より低く推移、コスト・受注改善による収益改善効果が上乗せとなったことが寄与した。商業施設事業は、前年同期に寄与した節電対応需要が収束して伸び悩んだが、今後は、国内のコンビニ・ドラッグストアの積極新規出店策や中国などでの販売拡大などで持ち直しが有力となる。

 今5月通期業績は、7月予想に変更はなく、純利益は68億円(前期比47%増)と見込んでいるが、2Q累計業績の上ぶれ着地・高利益進捗率から期末にかけ業績期待は高まってくる。

 株価は、旧三協アルミニウム工業と立山アルミニウム工業が経営統合して持株会社となった2003年12月に433円の高値をつけた高値実績がある。現在のPERは、7倍台と割安であり、この修正から高値奪回、さらに2007年1月以来の300円台回復、合併比率逆算で3000円台乗せも想定範囲内となってくる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:26 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】個別指導塾の明光ネットワーク、教育資金贈与非課税が追い風

狙い場・買い場 明光ネットワークジャパン<4668>(東1)に注目したい。今期(13年8月期)の好業績見通しに加えて、緊急経済対策で打ち出された教育資金に対する贈与税の非課税措置なども追い風だろう。

 小中高生向け個別指導塾「明光義塾」の直営・FC事業を主力として、医系大学予備校事業(東京医進学院)、明光サッカースクール事業、早稲田アカデミー個別進学館事業、明光キッズ事業、未来キッズクラブ事業(アートスタジオと英語スタジオを融合)などを展開し、M&Aも活用して保育事業や介護事業にも事業領域を広げている。

 1月10日に発表した第1四半期(9〜11月期)連結業績は、売上高が前年同期比10.6%増、営業利益が同35.2%増、経常利益が同30.8%増、純利益が同36.9%増の2桁増収増益だった。明光義塾事業は直営が生徒数の増加、FCが教室数の増加などでいずれも好調に推移した模様だ。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比10.0%増、営業利益が同8.6%増、経常利益が同4.5%増、純利益が同18.0%増としている。明光義塾事業の生徒数増加などで連続最高益更新の見込みである。新規連結のユーデック(関西圏で中高受験情報誌発行)や、新規持分法適用会社のライフサポート(首都圏で保育所運営と介護サービス事業)も寄与する模様だ。

 株価の動きを見ると、今期好業績見通しを評価する形で800円近辺の短期モミ合い展開から上放れ、強基調の展開となって1月4日に1000円台を回復した。さらに緊急経済対策も材料視して9日には1090円まで上昇する場面があった。11日の終値996円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS84円23銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間27円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS366円72銭で算出)は2.7倍近辺となる。

 緊急経済対策を材料視した急騰で短期的な過熱感を強めたため一旦は反落の形だが、週足チャートで見ると短期的なモミ合い展開から上放れて一段高となった形である。今期好業績見通しで指標面に割高感はなく、強基調の展開に変化はないだろう。短期調整を挟みながら上値追いが期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】モミ合い上放れの寿スピリッツ、今期再増額の可能性、指標割安

狙い場・買い場 菓子製造・販売の寿スピリッツ<2222>(JQS)に注目したい。今期(13年3月期)業績再増額の可能性があり、株価は上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期連結業績見通しについては、11月2日に第2四半期累計(4〜9月期)の超過達成分を上乗せする形で増額修正を発表し、売上高が前期比5.1%増の207.4億円、営業利益が同28.5%増の20.1億円、経常利益が同32.4%増の20.2億円、純利益が同65.0%増の11.6億円としている。テレビ放映効果で前期が好調だったケイシイシイの「ルタオ」の反動減などを考慮して、下期を保守的な計画とした模様だが、寿製菓の「ラングドシャ」などが好調であり、東京で洋菓子を展開するシュクレイの収益改善なども考慮すれば再増額の可能性があるだろう。

 今後の事業戦略としては、新商品・新ブランド・新業態・新市場の開発、大型売り場の確保と新業態店を含む新規出店の加速などを掲げている。健康食品の本格事業化に向けた準備も進んでいる模様であり、中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、12月7日の1000円台乗せ後は上げ一服でモミ合う展開だったが、1月10日には1055円まで上昇して昨年来高値を更新した。短期調整を挟みながら好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。11日の終値1043円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円82銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS601円48銭で算出)は1.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなって上伸し、12月10日の1025円を突破した。強基調を確認した形だろう。週足チャートで見ても短期モミ合いから上放れた形であり、13週移動平均線がサポートする上昇トレンドだろう。また10年3月の高値1035円も突破したため先高期待が一段と強まりそうだ。指標面に割高感はなく、テクニカル面での過熱感もなく、今期業績再増額の可能性も支援材料に上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ピックルスコーポ、2月期業績に期待、3Q進捗率高い

狙い場・買い場 漬物最大手のピックルスコーポレーション<2925>(JQS)は、1月9日に今期(13年2月期)第3四半期累計(3〜11月期・第3Q)の連結業績を発表した。今期業績に再増額の可能性があり、株価は強基調の展開が期待されるだろう。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比12.9%増、営業利益が同1.2%減、経常利益が同2.1%減、純利益が同0.5%増だった。人件費増加や期前半の野菜価格高騰の影響で利益は伸び悩んでいるが、主力の「ご飯がススムキムチ」などキムチ製品、浅漬、惣菜が好調に推移している模様だ。

 通期見通しについては前回予想(10月9日に増額修正)を据え置き、売上高が前期比10.7%増、営業利益が同0.3%減、経常利益が同0.2%減、純利益が同0.6%増としている。ただし通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が76.7%、営業利益が83.5%、経常利益が81.9%、純利益が86.4%と高水準である。広島新工場の準備費用が発生する模様だが、主力製品の販売が好調であり再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、右肩上がりの展開が続いて1月7日には戻り高値となる580円まで上昇した。9日の第3四半期累計業績発表で通期見通しが据え置かれたことなどで一旦は反落したが、材料出尽くし売りや失望売りが膨らむ状況ではないようだ。11日の終値545円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円05銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS982円00銭で算出)は0.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形で、上昇トレンドを継続している。指標面では依然として低PER、低PBRであり、今期業績再増額の可能性も支援材料に強基調の展開が期待されるだろう。昨年4月3日の高値655円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】コンタクトレンズのシード、動き煮詰まる、再増額の好業績評価

狙い場・買い場 コンタクトレンズ大手のシード<7743>(JQS)に注目したい。今期(13年3月期)好業績見通しが支援材料であり、株価は短期調整が一巡して上値を窺う態勢のようだ。

今期連結業績見通しは11月12日に2度目の増額修正を発表し、売上高が前期比18.4%増の150億円、営業利益が同2.1倍の7億円、経常利益が同2.3倍の6.9億円、純利益が同5.1倍の9.5億円としている。通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は売上高が47.6%、営業利益が47.3%、経常利益が46.8%、純利益が63.2%である。下期についても主力のコンタクトレンズ・ケア用品で、1日使い捨て「シードワンデーピュア」や新製品の「シードアイコフレワンダーUV」などの好調を見込んでいる。純利益については受取和解金や税効果なども寄与する模様だ。

株価の動きを見ると、昨年12月12日に1110円まで上昇して06年1月の高値1040円を突破した。その後は過熱感などで利益確定売りが優勢になり27日に865円まで調整する場面もあったが、1月11日には945円まで戻している。900円近辺での短期調整が一巡して上値を窺う態勢のようだ。11日の終値945円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS123円34銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS743円08銭で算出)は1.3倍近辺となる。

日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。短期調整が一巡して強基調へ回帰する動きのようだ。また週足チャートで見ても、13週移動平均線に対するプラス乖離率が縮小して過熱感が解消された。13週移動平均線がサポートして反発態勢のようだ。今期好業績見通しが支援材料であり、指標面では今期予想連結PERに依然として割安感があるだろう。短期調整が一巡して上値を窺う展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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【狙い場・買い場】医療機器輸入のアイ・エム・アイ、好調期待の12月期発表接近

 狙い場・買い場 医療機器輸入商社のアイ・エム・アイ<7503>(JQS)は、人工呼吸器を主力として、脳機能モニタ、赤外線酸素モニタ、体温管理機器、高機能患者シミュレータなどの販売・レンタル・メンテナンス事業を展開している。株価は配当権利落ち後の調整一巡感を強めており、上値を試す可能性があるだろう。

前期(12年12月期)業績(非連結)見通しは売上高が前々期比4.3%増、営業利益が同3.9%増、経常利益が同2.3%増、純利益が同3.8%増としている。メンテナンス事業が堅調なことに加えて、利益貢献度の低い商品の撤退・縮小による原価改善や販管費抑制などの効果も寄与する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(1〜9月期)の進捗率は売上高が72.0%、営業利益が76.6%、経常利益が77.1%、純利益が78.5%と順調な水準だった。今期(13年12月期)の好業績も期待されそうだ。

株価の動きを見ると、11月27日に戻り高値1580円を付けたが、12月26日に窓を開けて急落し1485円まで調整する場面があった。期末一括配当の権利落ちの影響のようだ。その後は概ね1500円台前半で推移している。1月11日の終値1528円を指標面で見ると、前期予想PER(会社予想のEPS185円68銭で算出)は8〜9倍近辺、前期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS2059円76銭で算出)は0.7倍近辺となる。

日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだ水準だが、期末一括配当の権利取り後の売りが一巡して徐々に下値を切り上げている。また26週移動平均線近辺から反発した形となり、強基調の継続を確認した形だろう。今期業績に対する期待感に加えて、成長分野である医療機器関連のテーマ性も支援材料となり、上値を試す可能性があるだろう。震災前11年1月の1678円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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2013年01月14日

【狙い場・買い場】下値固めているアライドテレシス、今12月期は急回復期待

狙い場・買い場 アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)=売買単位100株の11日(金)株価は78円。昨年来高値は98円(2012年3月)、安値は62円(2012年8月)、現在は高値と安値の「中間値」(80円)とほぼ同水準にある。

 とくに、8月の安値以降、下値は十分に固めているため下値不安は乏しい。むしろ、ここ1部市場で主力銘柄の上値が重くなりつつあり、物色範囲が広がる展開となっている。同社株にも年初から出来高が増加傾向にあり動意を含んでいる。

 安倍新政権の経済対策から企業のIT投資に今後、明るさが加わってくるものとみられる。業績は2月12日発表予定の2012年12月期を底に回復に転じることはほぼ間違いないだろう。マーケットでは、2013年12月期の営業利益を10億円(前期予想6億5000万円)とみている(四季報)。

 年3円配当に対する利回りは3.8%と高い。今年は久々の100円台での相場展開となりそうだ。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:55 | 注目銘柄
2013年01月13日

【狙い場・買い場】ips細胞関連として注目できるニプロ、利回り妙味も

狙い場・買い場 ニプロ<8086>(東1)は、ips細胞関連として注目したい。日本経済再生本部が検討する成長戦略の基本方針に、「ips細胞」などを使った再生医療の研究成果が含まれ、下村文部科学大臣が、今後10年間でおよそ1000億円の支援を行う考えを示したと伝わったことから、関連銘柄を再度物色する動きが出ており、京都大学などと共同で胚性幹(ES)細胞・人工多能性幹(iPS)細胞などを安全かつ効率的に生産できる自動培養装置を開発した同社も見直されると予想される。

 足元の業績、今3月期純利益は97億5000万円(前期比2.1倍)を見込む。急伸しているバイオ関連に比べて今期予想PER11倍台と割高感はなく、配当利回り3.2%と利回り妙味もソコソコある。また、昨年12月には日本電気硝子<5214>(東1)の保有株比率は12.87%から14.02%へ上昇し、買い増し姿勢を強めており、需給思惑も増す。株価は、13週移動平均線をサポートラインに上昇。高値保ち合いも煮詰まりつつあり、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:42 | 注目銘柄
2013年01月11日

【狙い場・買い場】ダイドードリンコは1月配当・優待の好機15日に迫る

狙い場・買い場 ダイドードリンコ<2590>(東1)は毎年1月、7月に出来高が急増する銘柄。「週足」の株価チャートをみると、クッキリ見て取れる。今年は、サントリーグループの飲料事業会社が株式上場に進む見込みのため、材料含み。しかし、その前に、年に2回、1月と7月の配当・株主優待で手堅く投資する上で好適な銘柄といえる。配当と優待に対する人気の高さがうかがえる銘柄だ。

 配当と優待を確保する上で少々注意したい点は、「毎年1月20日・7月20日現在で1単元(100株)以上保有の株主」が対象になっている点だ。今年1月の場合は、配当・優待を受けるための買い付け最終日が1月15日(火曜日)になる。優待は、ホームページを見ると、3000円相当の同社グループ製品の詰め合わせ。配当は、前年同期並みと仮定すると1月は30円。保有株数が100株の場合は計6000円(配当3000円、優待3000円)になる。

 11日の株価終値3625円(35円高)からの単純利回りは1.66%。現在のルールでは、保有期間が1日であっても、20日現在で株主なら、配当・優待を受けられるため、ここは割り切って臨む好機といえる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:40 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】75日線がサポートのアンリツは業績相場発進で一気に高値更新も

狙い場・買い場 アンリツ<6754>(東1)は、どちらかといえば株価のクセの悪い株である。好経営環境を謳歌して好業績をキープし、株価も高値を追っている場面で、必ず冷や水を浴びせ掛ける悪材料が飛び出すのである。しかも、その悪材料が、いずれも株式売出しだ。それでも株価は、中期線の75日移動平均線をサポートラインに下値を切り上げてきた。

 全般相場は、今年1月中旬からスタートする3月期決算会社の第3四半期(4〜12月期、3Q)決算発表をキッカケに円高修正をテコに業績相場が発進するとの期待を高めており、同社株も、この下値抵抗力の強さから1月31日に発表予定の3Q好決算をテコに割安修正、一気に高値奪回・更新の展開も見込まれる。下値は、絶好の狙い場となろう。

 同社の株式売出しは、2011年3月、昨年6月と2回続いた。株価は、いずれも高値から300円幅の急落と嫌気売りされたが、その後の急落幅を埋めるV字回復の引き金になったのは、好業績や相次ぐ増配である。

 同社の今3月期業績は、昨年10月に上方修正され、純利益は、期初予想の100億円から120億円(同50%増)へ引き上げられ連続して過去最高を更新する。情報通信ネットワーク分野で、スマートフォン、タブレット端末などが急速に普及、データ通信量の増加と通信の高速化のニーズが高まる環境変化をビジネスチャンスに、モバイル市場向けの規格適合試験や相互接続試験を行う計測システム、スマートフォンの製造用計測器などの需要が好調に推移、モバイル分野の計測ビジネスが、同社売り上げの75%を占める好業容が、業績を大きく押し上げたものだ。

 同社は、前期も昨年1月の3Q決算開示時にも前期業績の再々上方修正・再増配を発表しており、モバイル関連の好環境継続から、今年1月31日予定の3Q決算開示時の業績上ぶれ期待も高まる。

 株価は、PER12倍台と割安であり、昨年来高値を更新したあとは、弾みをつけて1990年台央にもみ合った1600円から1700円台のゾーンへの上値シフトも見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:09 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東洋紡は値幅、出来高両面で相場付きが変わる、着実な前進相場へ

狙い場・買い場 東洋紡<3101>(東1)の上昇相場に拍車がかかってきた。10日は141円、15円高と値を飛ばし、上昇率12%を記録した。これだけの上げはここ数年なかったこと。さらに当日の出来高も2518万株と、前日9日の604万株から急増、新たな買い勢力が流入し始めたことが明らかだ。

 今2013年3月期は営業利益180億円と前期比2%の減益見通し。しかし、第1四半期の営業利益22億円が第2四半期には54億円にアップ、トレンドとしては第2四半期からの回復が顕著になってきている。そのため、前半の営業利益76億円が後半は104億円へアップする見通しにある。

 収益性が高く成長力のある環境(太陽電池バックシート用フィルムなど)、ライフサイエンス(診断薬用酵素など)、電子(高耐熱性成型用樹脂など)などの分野をスペシャルティ事業と位置づけて経営資源を集中。中期経営計画では2014年3月期に営業利益270億円を想定している。今後の業績好転を着実に評価する相場へ前進していくことになりそう。(株式評論家・隆盛)
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【狙い場・買い場】がん治療関連のテラ、中期成長評価高く大型相場に

狙い場・買い場 バイオベンチャーのテラ<2191>(JQS)に注目したい。株価は短期調整が一巡して再び動意付いている。中期的な成長期待で上値追いの展開となりそうだ。

 東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーである。新しいがん免疫療法の「樹状細胞ワクチン療法」を中心としたがん治療技術・ノウハウを医療機関に提供し、治療数に応じた歩合収入が収益柱となっている。11月6日現在の契約医療機関は24カ所となり、順調に増加している模様だ。

 今期(12年12月期)連結業績見通しは11月6日に増額修正し、売上高が前期比16.3%増、営業利益が同2.5倍、経常利益が同3.3倍、純利益が同4.4倍としている。細胞治療支援事業が好調な模様である。通期予想に対する第3四半期累計(1〜9月期)の進捗率は、売上高が76.7%、営業利益が113.9%、経常利益が116.5%、純利益が120.6%である。第4四半期(10〜12月期)に研究開発費などの先行費用が発生する模様だが、通期再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、11月22日に年初来高値1166円を付けた後、過熱感で一旦反落したが、足元で再び動意付いている。1月10日にはストップ高水準となる1132円まで上昇し、11月高値に接近した。短期調整が一巡した形だろう。10日の終値1132円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5円61銭で算出)は202倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS98円75銭で算出)は11倍近辺である。中期成長期待で買われるバイオベンチャーであり、指標面は参考程度だろう。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、強基調に回帰したようだ。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発している。過熱感が解消されて上昇トレンド継続を確認した形だろう。今期業績再増額の可能性が当面の支援材料であり、中期的な成長期待で上値追いの展開となりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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