日本ライフライン<7575>(JQS)は、昨年3月につけた昨年来高値583円を射程圏に捉えているが、この高値更新から今年1月31日開示予定の今3月期第3四半期(3Q)決算への期待を高めてさらに下げ過ぎを訂正、2009年9月高値653円へ100円高する展開も見込まれる。同社の今期業績は、昨年10月に販管費の一部予算執行が遅れたことを要因に第2四半期累計業績を上方修正したものの、3月通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ230億9600万円(前期比0.2%減)、経常利益9億2000万円(同23%増)、純利益5億2600万円(同26%減)と見込んでいた。
3Q決算に期待を高めているのは、昨年11月に同社の生体弁「マイトロフロー」が薬事承認を取得したことが要因となっている。人工心臓弁による治療法が、国内では年間約2万症例あり、このうち6割以上が生体弁で占められ、機械弁から生体弁に移行していることに対応して薬事承認を取得したもので、同生体弁は今年1月に保険適用・販売開始を予定しており、同社業績の上ぶれ要因として注目されている。3Q決算動向を最初のヤマ場に期末に向けての業績上ぶれ期待が高まることになる。
株価は、2Q累計業績上方修正で500円台に乗せ、生体弁の薬事承認取得で上値を伸ばし昨年来高値を目指す動きを強めた。PERは11倍台、PBRは0.3倍となお下げ過ぎを示唆しており、高値抜けから2009年9月高値653円にトライする上げ潮相場に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
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