デジタルハーツ<3620>(東1)=売買単位100株 6日(木)の株価は高値656円、安値651円、終値は前日比1円安の653円。今年6月下旬の株式100分割に続いて、9月下旬にも株式2分割の権利を落としている。
権利修正チャートの日足では11月14日の650円、26日の650円で「ダブル底」を形成し下値確認の展開となっている。まず、チャート面で好仕込み場といえる。
同社の事業は発売前のソフトウェアやリリース前のシステムの不具合をユーザ視点から検証して報告する「デバッグサービス」を提供する。もしもデバッグ(不具合)を見過ごしたままメーカーが製品を売り出した場合、大変なコストが発生するうえに信用もなくなる。ゲーム機ソフトなどに不可欠だ。
去る、11月2日に今3月期を増額している。ソーシャルゲーム市場の拡大に伴う開発タイトル数の増加やスマートフォンの多機能化によるアプリ開発の活発化。さらに、今年9月からサービスを開始した『ソフトウェア不具合検証保証サービス』の寄与などによる。今期は前期比28.5%増収、営業利益30.5%増益の見通し。分割を勘案後の1株利益は51.4円、配当は中間6円、期末3円の予定。
年末年始でゲーム関連に人気が盛り上がっており、株価が底打ちしている同社株の出番は近いものとみられる。PER12倍台は増益率の高いことからみて割安といえる。
チャートでは750円前後にフシがあり、第1目標はその水準となるが、そこを抜けば850円前後が見込める展開が予想される。底値確認から出直り直前の650円台は好仕込み場といえる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:46
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