
同社は、医薬品、体外診断用医薬品、化学薬品等の開発・製造販売及び輸出入。医療用理化学測定機器、医療機器等の開発・製造販売及び輸出入。滋養品・食料品・飼料等の開発・製造販売及び輸出入。その他前各号に附帯する一切の業務を行っている。
前2015年3月期は、4年前から取り組んでいる輸血検査市場の開拓に継続して注力。顧客状況で選択できる3タイプのゲルカード専用機器を中心に拡販活動を実施。専用機器の設置を加速するために今期からの販売体制を一新し、更なる拡販に取り組んだ。生化学検査分野や遺伝子検査分野は堅調に推移したが、免疫検査分野ではアレルギー診断薬が市場での競争激化により予想を下回り、売上高は前の期を割り込んだが、営業利益及び経常利益は計画を上回り好調に推移した。
今16年3月期に向けて、笠間工場の製造設備を刷新、増設し、世界基準であるQSR(米国品質システム規制)管理のもと製造能力を強化したほか、新規に体外診断薬化した「T−Carnitine試薬カイノス」「F−Carnitine試薬カイノス」の保険収載に向けての取り組み、「ADAMTS13活性測定試薬」の体外診断薬化も順調に進めている。常に新しい事への挑戦を繰り返すことにより、他社とは一線を画したカイノスの独自性を目指している。
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