[注目銘柄]の記事一覧
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記事一覧 (08/09)【注目銘柄】アイズは2Q決算発表を前に1Q好決算や「Threads」関連人気をテコに突っ込み買い一法
記事一覧 (08/08)【注目銘柄】ベースフードは香港累計販売5倍増を見直してフードテック株人気が再燃
記事一覧 (08/04)【注目銘柄】アルファパーチェスは急反発し逆行高、2Q累計決算で通期業績上ぶれの可能性
記事一覧 (07/20)【注目銘柄】シュッピンは月次売上高の連続プラスを手掛かりに1Q決算を先取り
記事一覧 (07/13)【注目銘柄】オービスは2Q上ぶれ着地業績を見直すバリュー株買いで下値抵抗力を示す
記事一覧 (07/07)【注目銘柄】ランサーズはマッチング事業一本化で黒字転換へ、生成AIの新機能も注目
記事一覧 (07/05)【注目銘柄】トランザクションは業績再上方修正と再増配を買い手掛かりに7連騰
記事一覧 (06/16)【注目銘柄】ココルポートは障害者支援事業所の開所ラッシュで費用集中も今期通期業績は大幅増益
記事一覧 (06/09)【注目銘柄】FCEは2Q高利益進捗率業績を手掛かりに割安リスキリング関連株買いが続く
記事一覧 (06/08)【注目銘柄】Arentは業績上方修正に「2024年問題」関連株人気がオン
記事一覧 (06/07)【注目銘柄】ハルメクは連続2ケタ増益業績を見直して割安直近IPO株買いが続く
記事一覧 (06/06)【注目銘柄】アイビスはAI超解像度機能リリースを手掛かりに直近IPO株人気を高める
記事一覧 (06/02)【注目銘柄】スマサポ、2Q業績下振れ着地を織り込みコンタクト数過去最高を手掛かりに底上げ窺う
記事一覧 (05/25)【注目銘柄】エフ・コードはインスタマーケティングSaaS「SAKIYOMI」子会社化で業績上ぶれ期待高まる
記事一覧 (05/24)【注目銘柄】BTMは最高値奪回にチャレンジ、商工中金との協業開始を歓迎し連続最高業績も後押し
記事一覧 (05/19)【注目銘柄】アルファパーチェスは1Q高利益進捗率業績をテコに通期業績の上ぶれ修正を催促
記事一覧 (05/18)【注目銘柄】GENOVAは上場来高値目前!医療情報サイトとスマートクリニック事業で成長加速
記事一覧 (05/16)【注目銘柄】カバーは市場コンセンサス上回る連続2ケタ増収増益業績を手掛かりにIPO株買い再燃
記事一覧 (05/10)【注目銘柄】高成長市場で収益拡大を目指すINFORICH、レンタル料金の改定で収益力向上へ
記事一覧 (04/13)【注目銘柄】ERIホールディングスは最高純益連続更新の業績上方修正を手掛かりに割安株買い
2023年08月09日

【注目銘柄】アイズは2Q決算発表を前に1Q好決算や「Threads」関連人気をテコに突っ込み買い一法

■米METAの新サービス「Threads」対応の「トラミー」で業績期待

 アイズ<5242>(東証グロース)は、今年8月14日に今2023年12月期第2四半期(2023年1月〜6月期、2Q)累計決算の発表を予定しており、今期第1四半期(2023年1月〜3月期、1Q)の高利益進捗率業績や、今年7月11日に同社のクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」のSNSに米IT大手のMETAがサービス開始した「Threads(スレッズ)」を対応させたと発表したことなどを手掛かりに業績期待も底流しており、突っ込み買いも一法となりそうだ。テクニカル的にも、昨年12月21日につけた上場来高値5250円から31%の調整となっており、相場格言の「三割高下に向かえ」の下値チャンスを示唆している。

■1Q業績は2Q予想業績対比で高利益進捗し上ぶれ着地期待も

 同社の今12月期業績は、売り上げ10億3100万円(前期比21.7%増)、営業利益1億7600万円(同11.7%増)、経常利益1億900万円(同23.8%増)、純利益1億2200万円(同27.4%増)と続伸が予想され、純利益は前期の過去最高(9600万円)を大幅に連続更新する。新型コロナ禍一巡でリオープン(経済活動再開)が活発化、インターネット広告媒体費の高成長に弾みがついており、同社の広告業界特化のプラットフォーム「メディアレーダー」の資料掲載数が今年5月に8000件を突破し、「トラミー」では、GMOリサーチ<3695>(東証プライム)と業務提携しで相互の経営資源を活用するとともに「Threads」への対応を実現することなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33 | 注目銘柄
2023年08月08日

【注目銘柄】ベースフードは香港累計販売5倍増を見直してフードテック株人気が再燃

■一食で33種類の栄養素が採れるパンが大ヒット

 ベースフード<2936>(東証グロース)は、年初来高値620円を視界に捉えている。同社株は、一食でたんぱく質や食物繊維、ビタミンCなどの栄養素33種類が採れる完全栄養パン「BASE BREAD」を開発・製造・販売しているフードテック企業で、今年8月3日に「BASE BREAD」の香港での累計販売数が10万袋を突破し、半年間の累計販売数約が5倍増となったと発表したことを見直してフードテック株買いが再燃した。業績実態的にも、今2024年2月期第1四半期(2023年3月〜5月期、1Q)の売り上げが前年同期比72.7%増、売上総利益が46.4%増と伸びて着地し、通期業績の上ぶれ余地があるとしたことも買い手掛かりとなっている。

■発売1年で10万袋を突破し中国最大の越境ECでも販売を開始

 「BASE BREAD」の香港での販売は、香港最大のECショッピングモール「HKTV Mall」で2022年5月から開始され、今年2023年に入ってとくに販売を伸ばし、2月には単月で1万5000袋を突破し、その後も毎月平均1万4000袋をキープし、この半年間の販売累計が5倍と急増し、発売以来1年間の販売累計が10万袋を超えた。甘過ぎず食べ応えのある食感が、健康志向のユーザーから受け入れた結果であり、初回から32袋セットを選択するまとめ買いするリピータの比率が高い。この香港の販売急増とともに、同社は2023年5月からアリババグループの中国最大の越境ECプラットフォーム「Tmall GLOBAL」での販売を開始し、海外成長戦略を積極化させている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 注目銘柄
2023年08月04日

【注目銘柄】アルファパーチェスは急反発し逆行高、2Q累計決算で通期業績上ぶれの可能性

■2Q決算発表に期待し1Q高利益伸長率業績を手掛かりに急反発

 アルファパーチェス<7115>(東証スタンダード)は、前日3日に30円高の12488円と3営業日ぶりに急反発して引け、東証スタンダード市場の上昇率ランキングの第40位にランクインした。同市場の株価指数が、10.25ポイント安の1107.65と続落するなかでの逆行高である。同社株は、今年8月14日に今2023年12月期第2四半期(2023年1月〜6月期、2Q)累計決算の発表を予定しており、これを前に今期第1四半期(2023年1月〜3月期、1Q)業績が、12月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに業績期待を高めリオープン(経済活動再開)関連株買いが再燃した。ヒストリカル的にも、今期1Q決算発表時にストップ高を交え上場来高値まで買い進まれたことが連想されている。

■1Q業績はFM事業も好調で通期予想業績対比で35%の利益進捗

 同社の今期1Q業績は、売り上げ122億5800万円(前年同期比20.7%増)、営業利益3億4000万円(同11.1%増)、経常利益3億3200万円(同12.5%増)、純利益2億3600万円(同18.5%増)で着地し、今12月期通期予想業績に対する利益進捗率は、34%〜35%と目安の25%を上回った。新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが「5類」に引き下げられてリオープンの生産・消費活動が活発化し、大企業向けに工具、作業用品、事務用品などの間接材をシステム販売するMRO事業の売り上げが92億6300万円(同13.0%増)、セグメント利益が1億8200万円(同3.0%増)、外食産業やコンビニエンス業界向けに改装、新装などを行うFM事業の売り上げが29億7400万円(同56.5%増)、セグメント利益が1億3800万円(同15.9%増)とそれぞれ好調に推移したことが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 注目銘柄
2023年07月20日

【注目銘柄】シュッピンは月次売上高の連続プラスを手掛かりに1Q決算を先取り

■割り負け修正買い再燃で株価反発

 シュッピン<3179>(東証プライム)は、前日19日に25円高の1058円と3営業日ぶりに反発して引けた。同社は、今年8月8日に今2024年3月期第1四半期(2023年4月〜6月期、1Q)決算の発表を予定しているが、これに先立ち7月7日に発表した今年6月度の売り上げが、全社、ECとも2カ月連続で前年同月を上回ったことを手掛かりに1Q業績に期待を高めてリユース関連の割り負け修正買いが再燃した。テクニカル的にも、年初来安値817円から今年7月4日の戻り高値1195円までのリバウンド幅の3分の1押し水準からの出直りで目先調整一巡として打診買いされている。

■高級時計の価格下落が一服し在庫水準適正化、仕入れ競争力強化も寄与

 同社の月次売上高は、今年2月に発表した1月度から大きく悪化した。経営の2本柱となっている時計事業で、2022年春以来、高級時計の価格が全世界的に急落し、この代表のロレックスなどは30%超も値下がりをしたことが要因となった。1月度の全社売上高は前年同月比29.5%減、EC売上高も同18.2%減となった。このマイナスは、その後も継続し、今年6月7日に発表した5月度の月次売上高が、やっと5カ月ぶりに揃ってプラスと転換し、全社で前月同月比16.6%増、ECが同16.4%増となり、続く6月度売上高も連続プラスとなった。今年1月を境に高級時計の価格下落に一服感が出て、在庫水準の適正化や仕入れ競争力を強化したことなどが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:10 | 注目銘柄
2023年07月13日

【注目銘柄】オービスは2Q上ぶれ着地業績を見直すバリュー株買いで下値抵抗力を示す

■低PER・高配当・高利益進捗率

 オービス<7827>(東証スタンダード)は、前日12日に1円安の1289円と小幅続落して引けた。東証スタンダード株価指数が、8.83ポイント安と6営業続落したなか、同社株も目先の利益を確定する売り物に押された。ただ東証スタンダード株価指数が、25日移動平均線を下回ったのとは対照的に25日移動平均線をキープしており下値抵抗力を示した。

 今年6月13日に発表した今2023年10月期第2四半期(2022年11月〜2023年4月期、2Q)累計業績が、今年3月14日に発表した上方修正値を上ぶれて着地し、同じく上方修正された今10月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを見直し、通期予想業績の再上方修正を催促するバリュー株(割安株)買いが、下値に続いた。同社のPER評価は、3.94倍と東証スタンダード市場の低PERランキングの第11位、全市場ベースでも第20位にランクインしていることも、買い材料視されている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | 注目銘柄
2023年07月07日

【注目銘柄】ランサーズはマッチング事業一本化で黒字転換へ、生成AIの新機能も注目

■3期ぶりの最高純益見直しに生成AI関連株人気も底流し下値抵抗力

 ランサーズ<4484>(東証グロース)は、前日6日に5円安の299円と続落して引けた。東証グロース市場指数が、3日続落したことにツレ安し売り増勢となった。ただグロース市場指数が、25日移動平均線を下回ったのとは対照的に同社株は25日線をキープし下値抵抗力を発揮した。

 今2023年3月期業績が、3期ぶりに黒字転換し純利益が過去最高更新と予想されていることを手掛かりに業績高変化株買いが下値に続いた。また生成AI(人工知能)機能に関して、今年2月の第1弾以来、5月のChatGPT API利用の新機能の第4弾まで相次いでリ−リースしたことも、関連株人気をサポートしている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18 | 注目銘柄
2023年07月05日

【注目銘柄】トランザクションは業績再上方修正と再増配を買い手掛かりに7連騰

■過去最高更新の純利益に迫る

 トランザクション<7818>(東証プライム)は、前日4日に19円高の1945円と7営業日続伸して引け、取引時間中には1970円と買われる場面があり、前日3日取引時間中につけた年初来高値2080円に肉薄した。同社株は、今年6月30日に今2023年8月期業績の2回目の上方修正と2回目の増配を発表しており、純利益が、連続して過去最高更新の更新幅を拡大させることを好感する買い物が増勢となった。ヒストリカル的にも、2017年2月28日を基準日に実施した株式分割(1株を2株に分割)の権利落ち分を埋めており、権利落ち前の権利付き高値が意識されている。

■eコマース事業が好調に推移し自社製造比率アップもオン

 同社の今8月期通期業績は、今年4月に今期第2四半期(2Q)業績に続き今期通期業績を上方修正した。今回は、その上方修正した通期業績を再上方修正したもので、4月修正値より売り上げを7億2000万円、営業利益を3億4500万円、経常利益を4億1100万円、純利益を2億7900万円それぞれ引き上げた。このため売り上げは225億円(前期比23.2%増)、営業利益は45億円(同39.2%増)、純利益は30億5700万円(同39.2%増)と増収増益率を伸ばし、純利益は、前期の過去最高(21億9500万円)を大幅連続更新する。今期から推進している中期経営計画に従って、eコマース事業の売上高構成比率を30%以上に強化するとともに、国内自社製造比率も高める方針を進めており、eコマース事業で主力サイトの「販促STYLE」や「MARKLESS STYLE」が好調に推移していることが要因となっている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 注目銘柄
2023年06月16日

【注目銘柄】ココルポートは障害者支援事業所の開所ラッシュで費用集中も今期通期業績は大幅増益

■株価は売られ過ぎで買い場到来

 ココルポート<9346>(東証グロース)は、今年3月31日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、東証グロース株価指数が続落したことにツレ安して売り優勢となった。ただ上場来安値4065円からはやや切り返しており、下値では下げ過ぎ修正買いが交錯している。IPO後の初決算として今年5月12日に発表した今2023年6月期第3四半期(2022年7月〜2023年3月期、3Q)業績が、今6月期通期予想業績に対して低利益進捗率にとどまったが、この業績推移は、3Qに障害者支援事業所を集中的に開所し費用も集中計上されたことによるもので、今6月期通期業績は大幅増益と見込まれていると前向きに見直して押し目買いの材料視されている。テクニカル的にも、25日移動平均線から13%超もマイナスかい離しており、売られ過ぎ評価につながっている。

■今年4月の報酬改定も加わり今6月期通期業績は大幅増収増益

 同社の今6月期3Q業績は、売り上げ37億100万円、営業利益4億700万円、経常利益3億9100万円、純利益2億6000万円で着地した。四半期決算は初作成となるため前年同期比較はないが、今6月期通期予想業績に対する利益進捗率は、57%〜62%と目安の75%を下回った。同社は障害者総合支援法に基づき指定障害福祉サービス業を展開しており、今6月期は、15拠点の支援事業所を開設する計画で、このうち3Qに就労支援事業所を3事業所、自律訓練事業所を6事業所と合計9事業所をプレオ−プンし、オープン前に利用者が実習するプレオープン期間は、新規出店の費用計上が集中し、売り上げは計上されないことが、3Qの低利益進捗率要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | 注目銘柄
2023年06月09日

【注目銘柄】FCEは2Q高利益進捗率業績を手掛かりに割安リスキリング関連株買いが続く

■割安株買いが増勢

 FCE Holdings<9564>(東証スタンダード)は、今年3月14日につけた年初来安値1510円からの底上げ幅を拡大させている。今年5月12日に発表した今2023年9月期第2四半期(2022年10月〜2023年3月期、2Q)累計業績が、2ケタ増益と高成長して着地し、今9月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに、リスキリング(学び直し)関連の割安株買いが増勢となった。テクニカル的にも、年初来安値からの底上げ途上で25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しているとしてサポート材料視されている。

■DX推進事業でも教育研修事業でも導入企業が続伸し2Q利益進捗率は70%超

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げ21億2400万円(前年同期比9.4%増)、営業利益4億1200万円(同21.3%増)、経常利益3億9700万円(同15.2%増)、純利益2億6100万円(同18.9%増)と大幅続伸し、今9月期通期予想業績に対する利益進捗率は、70%〜71%と目安の50%をオーバーした。DX推進事業では、RPA(ロボットによる業務自動化)の同社製品「Robo−Pat DX」が、「ロボパットマスター認定プログラム」の受講者を継続的に増加させて、2023年3月末で導入企業が、前年同月の938社から1107社へ拡大し、売り上げが11億800万円、セグメント利益が2億円となった。また教育研修事業では、eラーニング市場の成長とともに同社のクラウド型オンボードサポートサービスの「Smart Boarding」の導入企業が、同じく371社から514社に拡大し、売り上げが10億3100万円、セグメント利益が1億6300万円となったことなどが寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21 | 注目銘柄
2023年06月08日

【注目銘柄】Arentは業績上方修正に「2024年問題」関連株人気がオン

■働き方改革法により建設業界向けDXシステムへの需要拡大

 Arent<5254>(東証グロース)は、今年6月6日につけた上場来高値7540円を意識する動きを強めている。同社株は、今年3月28日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、IPO後の初決算となる今2024年5月期第3四半期(2023年6月〜2023年2月期、3Q)業績の発表時の今年5月11日に今5月期業績を上方修正しており、これを手掛かりに直近IPO株買いが再燃した。また働き方改革法により建設業界の残業時間の上限が規制される「2024年問題」関連で同社の建設業界向けのDX(デジタルトランスフォメーション)システムへの需要が拡大すると予想されていることも、高成長要因として買い評価されている。

■既存案件の開発規模が拡大し効率的な業務運営も寄与

 同社の今5月期業績は、IPO時予想より売り上げを1億2000万円、営業利益を1億5100万円、経常利益を1億1400万円、純利益を5800万円それぞれ引き上げ、売り上げ19億8800万円(前期比96.5%増)、営業利益6億7400万円(同2.77倍)、経常利益4億円(前期は1400万円の黒字)、純利益2億6200万円(同4800万円の赤字)と見込み、連続して高成長する。3Dを核とするシステム開発の技術力を活用して、クライアント企業と共同して業務効率化を実現するプロダクト共創開発セグメントの受注が順調に推移し、とくに既存案件の開発規模が拡大し、効率的な業務運営を進めたことなどが要因となった。また空間自動設計システム「PlantStream」の受注が伸び、2022年4月にリリースした自動配筋ソフト「Lightning BIM 自動配筋」の営業活動を強化したことも寄与した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:24 | 注目銘柄
2023年06月07日

【注目銘柄】ハルメクは連続2ケタ増益業績を見直して割安直近IPO株買いが続く

■上場来安値からの底上げ幅拡大

 ハルメクホールディングス<7119>(東証グロース)は、今年6月2日につけた上場来安値1544円からの底上げ幅を拡大させている。同社株は、今年3月23日に新規株式公開(IPO)され、IPO後の初決算として3月期業績を今年5月15日に発表しており、前2023年3月期業績が、IPO時予想をやや上ぶれて着地し、今2024年3月期業績も、2ケタの増収増益を見込んだことを見直して直近IPO株買いが再燃した。投資採算的にも、PER12.3倍と東証グルース市場の低PERランキングの第55位と上位にランクインしていることから割安修正期待を高めている。

■『ハルメク』の定期購読者47万人、「ハルメク365」ユーザーの230万人が業績押し上げ

 今2024年3月期業績は、売上収益320億円(前期比11.4%増)、営業利益22億5000万円(同10.8%増)、税引前利益21億円(同12.7%増)、純利益14億円(同12.2%増)と予想されている。同社は、「50代からの女性がよりよく生きられることを応援します」を経営理念に、シニア女性向けに雑誌『ハルメク』や動画や講座の配信サービス「ハルメク365」を提供する情報コンテンツ事業と、カタログやEC、店舗によりオリジナル商品を開発・販売する物販事業を主力事業としている。年間購読料6960円の『ハルメク』の定期購読者は、前期末で47万人、「ハルメク365」の月間ページビュー(PV)は、511万回、月間平均アクティブユーザーは230万人に達しており、このコアのファンによる継続需要などが業績押し上げ要因となってきた。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | 注目銘柄
2023年06月06日

【注目銘柄】アイビスはAI超解像度機能リリースを手掛かりに直近IPO株人気を高める

■AI関連株として注目

 アイビス<9343>(東証グロース)は、今年5月18日につけた二番底1680円からの底上げ幅を拡大させている。今年6月1日に発表した同社のモバイルペイントアプリ「ibisPaint」の新機能「AI超解像度機能」リリースを手掛かりに生成AI関連株の一角として直近IPO(新規株式公開)株買いが増勢となった。テクニカル的にも今年3月のIPO時につけた上場来高値3135円から4月27日の上場来安値1597円まで1500円超、日柄で3カ月弱それぞれ調整しており、調整一巡感を示唆しているとして下値買いを誘発している。

■2017年に次ぎ高画質化のAIイラスト生成技術の第2弾

 同社の「ibisPaint」は、スマートフォンを使って指一本で本格的なイラストが描ける日本発のアプリで、全世界ダウンロード数は、3億2000万ダウンロードと世界ナンバーワンとなっている。今回は、同アプリに「AI超解像度機能」をリリースしたもので、ディープラーニング技術を駆使し自身が描いたイラスト作品の高画質化をワンタップで実現、保存している画像の画質とサイズを2倍に向上させることを可能とする。このAI機能の提供は、2017年にリリースした「AI自動色塗り機能」に次ぎ2つ目で、AIイラスト生成技術として同社の一段の世界シェア拡大に大きく寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | 注目銘柄
2023年06月02日

【注目銘柄】スマサポ、2Q業績下振れ着地を織り込みコンタクト数過去最高を手掛かりに底上げ窺う

■2Q業績下振れ着地を織り込みコンタクト数過去最高を手掛かりに底上げ窺う

 スマサポ<9342>(東証グロース)は、今年5月19日に売られた上場来安値1158円に並ぶ安値水準で底もみを続けているが買われる場面もある。今年5月10日に発表した今2023年9月期第2四半期(2022年10月〜2023年3月期、2Q)業績が、昨年12月29日の新規株式公開(IPO)時の予想を下ぶれて着地したものの、2Qのスマサポサンキューコールの入居者とのコンタクト数が、2Qとして過去最高となり、今後の成長ドライバーの入居者とのコミニュケーション・アプリ「totono」の契約不動産管理会社数が続伸し、ダウンロード数が10万ダウンロードを超えたことを手掛かりに下げ過ぎ修正買いも交錯している。テクニカル的にも今年1月につけた上場来高値3195円から値幅で2000円、日柄で4カ月調整しており、値幅・日柄調整十分として底値感を強めている。

■成長ドライバーの「totono」のダウンロード数も10万件を突破

 同社の今期2Q業績は、売り上げ9億6800万円、営業利益4200万円の赤字、経常利益5500万円の赤字、純利益6600万円の赤字となった。四半期決算が初開示となるため前年同期比較はないが、IPO時予想に対して売り上げは2億5200万円、営業利益は7600万円、経常利益は8000万円、純利益は8500万円下ぶれた。主力の入居者に対する生活サポートを提供するスマサポサンキューコールで、大東建託パートナーズへのサービス開始が遅れ、受託のためにシステム整備費用が先行投資されたことなどが要因となった。ただスマサポサンキューコールの2Q契約不動産管理会社は、900社に拡大し、入居者とのコンタクト数は、7万6305件と過去最高となった。また「totono」の契約不動産会社も83社に拡大し、ダウンロード数も10万6539件と大幅に増加した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 注目銘柄
2023年05月25日

【注目銘柄】エフ・コードはインスタマーケティングSaaS「SAKIYOMI」子会社化で業績上ぶれ期待高まる

■M&Aの業績寄与精査中で業績上ぶれ期待を高める

 エフ・コード<9211>(東証グロース)は、1800円台を出没する中段保ち合いからの上ぶれを窺っている。同社は、今年5月12日にInstagramマーケティングSaas「SAKIYOMI」を展開するSAKIYOMI(大阪市北区)の株式を取得し子会社化し、この業績への影響を精査中としているが、M&Aによる非連続成長をビジネスモデルの一つとしていることから業績上ぶれ期待を高めて買い再燃となった。前期業績も、下期の3件のM&Aの業績寄与により再上方修正されており連想されている。

■前期業績も下期に非連続成長戦略のM&Aが相次ぎ再上方修正

 同社は、急成長中のDX・マーケティング領域でCXSaaS「CODE Marketing Cloud」とそこで蓄積したデータをコアにプロフェショナルサービスを提供している。SAKIYOMIは、認知から購買までワンストップで行える販売チャンネルとして重要度が高まっているSNSプラットフォームのInstagramで成功に導く支援サービスを提供しており、子会社化によりSAKIYOMIが蓄積してきた分析データやノウハウなどの活用により最適なCXの提供と顧客価値の最大化を可能とすることを目指す。同社の売り上げは3億9100万円、取得価額は8億2000万円であり業績寄与度を精査中だ。前12月期業績も、上期に続き下期に実施した「GORILLAEFO」(譲受価額9300万円)や「sinclo」(譲受価額3億5000万円)、「hachidori」(譲受価額7億2000万円)の事業譲受、子会社化により今年1月に再上方修正され純利益は過去最高となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | 注目銘柄
2023年05月24日

【注目銘柄】BTMは最高値奪回にチャレンジ、商工中金との協業開始を歓迎し連続最高業績も後押し

■全国11拠点でDX推進の協業を進める

 BTM<5247>(東証グロース)は、23日に寄り付きから買い物を集めて705円高の5660円とストップ高しなお買い物を残した。大幅に3営業日続伸し、今年5月2日につけた直近安値3405円からのリバウンド幅を拡大させた。今年5月22日に商工組合中央金庫(東京都中央区)とビジネスマッチング契約を締結し、協業を開始したと発表した成長戦略を歓迎したもので、今年3月に同様の契約を八十二銀行<8359>(東証プライム)との間で締結し、4日連続でストップ高し9割超高したことが連想された。今2024年3月期業績が、2ケタ増収増益で連続して過去最高更新と予想されることも後押し材料となっている。

■全国のDX推進の成長戦略のビジネスマッチング契約は今年3件目

 同社は、地方企業や地方公共団体などを中心にDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進を支援する事業として、エンジニア人材を提供するITエンジニアリングサービスとDXソリューションサービスを展開しており、全国のDXを加速するため全国11拠点を活用して協業を進める成長戦略を相次いで打ち出している。今年2月にAIソリューションを提供するヘッドウォータース<4011>(東証グロース)と協業を開始し、同3月には八十二銀行<8359>(東証プライム)と地方企業のDX化のための課題解決に向け顧客紹介のビジネスマッチング契約を締結し、今回も、政府系金融機関の商工中金と協業し、商工中金に寄せられた相談や問い合わせに対応、同社が受注して開発を請け負うほか、最適な開発会社やエンジニアをマッチングして地元企業のDXを支援する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | 注目銘柄
2023年05月19日

【注目銘柄】アルファパーチェスは1Q高利益進捗率業績をテコに通期業績の上ぶれ修正を催促

 アルファパーチェス<7115>(東証スタンダード)は、今年3月22日につけた上場来高値1306円を視界に捉えている。今年5月15日に発表した今2023年12月期第1四半期(2023年1月〜3月期、1Q)業績が、2ケタ増収増益で着地し、12月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりにリオープン(経済活動再開)関連のバリュー株買いが増勢となった。今期通期純利益は、前期の過去最高から小幅減益転換と予想しているが、連続過去最高更新と業績の上ぶれ修正を催促している。

■リオープンとインバウンド需要回復で経営の2本柱が好調に推移

 今期1Q業績は、売り上げ122億5800万円(前年同期比20.7%増)、営業利益3億4000万円(同11.1%増)、経常利益3億3200万円(同12.5%増)、純利益2億3600万円(同18.5%増)と好調に推移し、今12月期通期予想業績に対する利益進捗率は、35%〜36%と目安の25%を上回った。同社は、工具、消耗品、文房具などの間接材の購買プラットフォームを展開するMRO事業と、商業施設の店舗やビジネスホテルなどの改装案件を手掛けるFM事業を経営の2本柱としており、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行したことで企業活動が回復して工場稼働率が高まり、またインバウンド需要再燃とともにホテルの大型改装案件も増加したことなどから、MRO事業の売り上げが前年同期比13%増、セグメント利益も同3%増、FM事業の売り上げが同52%増、セグメント利益が同16%増となったことが要因となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:58 | 注目銘柄
2023年05月18日

【注目銘柄】GENOVAは上場来高値目前!医療情報サイトとスマートクリニック事業で成長加速

■連続最高純益更新を手掛かりに割り負け修正買いが増勢

 GENOVA<9341>(東証グロース)は、前日17日に113円高の1889円と3営業日連続で大幅高して引け、取引時間中には1919円まで買われ、昨年12月23日の新規株式公開(IPO)時の公開価格1800円を上抜くとともに同日につけた上場来1996円に肉薄した。今年5月12日の3月期決算の発表で、前2023年3月期業績が、IPO時予想を上ぶれて売り上げ、利益を伸ばし、今期2024年3月期純利益も2ケタ増益と予想し、連続して過去最高を更新することをテコに割り負け修正買いが増勢となった。売買代金も、引き続き東証グロース市場のランキングの第5位となっており、同市場の中心銘柄の一角に浮上している。

■医療情報サイトの顧客とPVが続伸しスマートクリニック事業でも新商材投入

 同社の今2024年3月期業績は、売り上げ84億8200万円(前期比30.2%増)、営業利益22億700万円(同27.3%増)、経常利益22億600万円(同28.7%増)、純利益15億500万円(同19.4%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高(12億6000万円)を連続更新する。メディカルプラットフォーム事業の医療情報サイト「Medical DOC」の顧客数が、前期末に1万2000件に達し、月間ページビュー(PV)数も、前期第4四半期に911万PVと初めて900万PVを超え、スマートクリニック事業でも自動精算機/再来受付機「NOMOCa−Stand」の累計設置台数が1502台となっており、このスマートクリニック事業では、医科/歯科クリニックの待合室に設置するモニター作品などの新商材を投入することなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | 注目銘柄
2023年05月16日

【注目銘柄】カバーは市場コンセンサス上回る連続2ケタ増収増益業績を手掛かりにIPO株買い再燃

■VTuberの世界トップクラス独占で業績好調

 カバー<5253>(東証グロース)は、今年3月27日の新規株式公開(IPO)時につけた初値1750円へ肉薄している。同社株は、今年5月12日にIPO後の初決算を発表し、前2023年3月期業績の上ぶれ着地に続き、今2024年3月期業績を連続の2ケタ増収増益と予想し、市場コンセンサスを上回ったことを手掛かりに直近IPO株買いが再燃した。テクニカル的にも3月27日につけた上場来高値2000円からその後の上場来安値1300円への調整幅の半値戻しをクリアしており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」の期待を高めている。

■国内外で新VTuberがデビューし新大型スタジオから多様なコンテンツ提供

 同社の今3月期業績は、前期業績がIPO時予想を上ぶれて着地したあとを受け、売り上げ265億6200万円(前期比29.9%増)、営業利益46億5000万円(同36.1%増)、経常利益46億2300万円(同36.6%増)、純利益32億3600万円(同29.0%増)と予想されている。利益は、市場コンセンサスを4億円〜7億円上回る。世界トップクラスのVTuberを独占保有するライブ配信会社として、所属VTuberのYouTube総チャンネル総登録数が、前期末に7558万人(前々期末比23.1%増)に達し、在籍VTuberも世界の上位を独占するなど75名となり、今期もより幅広いファン層獲得へ国内・海外で新しいVTuberのデビューを予定しているほか、総工費27億円で設立した新大型スタジオで多様なコンテンツを開発し、開発費20億円〜23億円を投資し、今期中にメタバース・プラットフォームを提供するためβ版を公開したことなどが要因となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:49 | 注目銘柄
2023年05月10日

【注目銘柄】高成長市場で収益拡大を目指すINFORICH、レンタル料金の改定で収益力向上へ

■一段の底上げ期待を高める

 INFORICH<9338>(東証グロース)は、今週末12日に今2023年12月期第1四半期(2023年1月〜3月期、1Q)決算の発表を予定しており、赤字幅が縮小すると見込んで先取りする買い物が入り、高人気となっている。テクニカル的にも25日移動平均線からなお4%超もマイナスかい離しており、下げ過ぎとして今年5月2日につけた株式分割の権利落ち後安値1157円からの一段の底上げ期待を高めている。さらに今年6月1日からレンタル料金の価格改定を予定していることも、側面支援材料視されている。

■レンタル回数増加で赤字幅が縮小し6月からは価格改定

 同社は、スマートフォン向けの充電器をレンタルするモバイルバッテリーシェアリングサービス「Charge SPOT」を主力事業としており、国内のバッテリースタンド設置台数は、3万8032台に達しシェアが84%を占める業界のガリバーである。このモバイルバッテリー市場は、スマートフォンが、単なるコミニュケーション・ツールや情報端末を超え、ビジネス利用や決済手段として需要な生活インフラとなっているために高成長が予想され、同社は社会的なニーズを充足するために積極的に設置台数を拡大する成長投資を続けている。売り上げは設置台数やユーザー数、レンタル回数の増加で大幅増収が続くものの、利益は、投資負担からなお赤字計上を余儀なくされている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | 注目銘柄
2023年04月13日

【注目銘柄】ERIホールディングスは最高純益連続更新の業績上方修正を手掛かりに割安株買い

■年初来高値奪回から上場来高値へ挑戦

 ERIホールディングス<6083>(東証スタンダード)は、今年4月4日に年初来高値1675円まで買い進まれており、目先の利益を確定する売り物が続いていた。ただ今年3月30日に今2023年5月期の業績の上方修正と増配を発表しており、純利益が、期初の減益転換予想から増益に転じ連続して過去最高を更新することを手掛かりに下値には割安株買いも交錯している。株式需給的にも、年初来高値追い時点では信用売り残が減少する一方で、信用買い残がやや増加し荷もたれ感があったが、再び売り残増加、買い残減少と方向が変わったことも、サポート材料視されている。

■省エネ関連業務が拡大しM&A3社の業績も上乗せ

 同社の今5月期業績は、期初予想より売り上げを10億3100万円、営業利益を3億7700万円、経常利益を3億7800万円、純利益を1億9400万円それぞれ引き上げ、売り上げ171億円(前期比5.9%増)、営業利益20億5000万円(同3.7%増)、経常利益20億6000万円(同3.7%増)、純利益13億円(同5.8%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高(12億2800万円)を連続更新する。期初は、グリーン住宅ポイント補助制度が2021年12月に終了したことや2024年4月から省エネ基準適合完全義務化に向けた設備投資負担、さらに積極的なM&Aに伴う費用増などから減収減益転換を見込んでいたが、これをカバーするほどに省エネ関連業務が拡大し、また今年7月から9月に掛けて子会社化した3社の業績も上乗せとなることなどが上方修正につながった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:52 | 注目銘柄