
同社では「スピード!ステップ!サンクス!〜感謝の気持ちをもって、進んでいこう〜」という会社方針のもと、既存店の営業力強化を最優先の課題とし、新規のレギュラーメニューの追加や期間限定メニューの定期的実施、モバイルコンテンツを活用した販売促進策、そして更なるQSCの向上等により売上計画の達成に向けた取組みを行い収益力を強化している。コスト面では、原価は今後の原材料価格の上昇を見据えて、引き続き厳しいロス管理を行っているほか、今後のエネルギーコストの上昇を抑制するための施策を検討及び実施しており、その他の店舗管理コストに関しても徹底的な効率化を図っている。今1月期は売上高87億1800万円(前期比0.5%減)、営業利益2億0900万円(同6.9%増)、経常利益2億5000万円(同6.1%増)、最終損益1億2500万円の黒字(同8800万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。年間配当は期末一括20円を予定している。
株価は、7月9日に年初来の高値960円と買われた後、880円前後を下値もみ合いとなっている。足元では、既存店売上高は2月〜6月までの累計で前年同期比5.7%増と好調。客数、客単価ともに前年同期を上回っており、消費増税の影響は少なく、今期は、赤字店舗閉鎖などに伴う特別損失がなくなり黒字転換する見通し。続く来1月期は全国展開の再開を計画しており、中長期での成長が見込まれる。今期予想PER5倍台・PBR0.66倍と割安感があるほか、配当利回り2.2%と利回り妙味もソコソコある。押し目買い妙味が膨らもう。(N)