
防災、インフラ関連でテーマ性があり、足元の業績は好調で、チャート的には日足が三角保ち合いを形成しており、中長期的な視点で押し目は注目されそうだ。
今3月期業績予想は、11月12日に上方修正を発表済み。ボックスカルバート等のコンクリート製品の出荷が順調に伸びていることから、通期売上高は従来予想の180億円から185億5000万円(前期比0.3%増)、営業利益は同5億円から8億円(同3.3%増)、経常利益は同4億円から8億円(同0.9%減)、純利益は同2億円から5億円(同95.0%増)に増額している。年間配当は期末一括2円と復配を予想している。
株価は、11月14日に年初来高値183円と買われた後、160円を軸とした高値もみ合いで三段上げを視野に入れている。中長期的には、2020年の東京オリンピック開催や、羽田空港跡地の国家戦略特区構想などから、インフラ整備にかかわる組立マンホールや、ヒューム管、浸透管などコンクリ2次製品の需要が拡大する見通し。足元では、この12月から2月にかけての3か月間の気温は、西日本は平年より低く、東日本や北日本で平年並みか低くなる見込みで豪雪も予想されることから、雪崩予防・落石防護のスノーロックフェンスを手がけていることを大きく見直される可能性はあり、待ち伏せ買い妙味が膨らもう。(N)