個人向けサーバーレンタルが主体のGMOペパボ<3633>(JQS)は、7月11日(金)15円高の3980円と上昇している。5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。業績好調で割安感があるほか、無借金経営の好財務内容で配当利回り妙味が増すことから、水準訂正高が期待されることから注目したい。
同社は、ホスティング事業、EC支援事業、コミュニティ事業を展開している。国内最大級の個人向けレンタルサーバー「ロリポップ!」やオンラインショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」などのストック型サービスを中心に、引き続き契約数は堅調に推移する見通しで、足元の業績は、今2014年12月期売上高45億円(前期比8.0%増)、営業利益7億5000万円(同3.3%増)、経常利益7億7000万円(同3.3%増)、純利益4億5000万円(同10.2%増)を見込む。年間配当は期末一括135円を予定している。
株価は、3月10日につけた年初来の高値5080円から5月21日に年初来の安値3650円まで調整を挟んで6月2日高値4020円と上昇。その後、小幅もみ合いとなっている。7月10日に同社と全国に手芸用品を展開する藤久が、国内ハンドメイド市場における共同企画を展開すると発表。今年9月からハンドメイド作品コンテストを実施するなど、両社連携によるプロモーションを実施していくことに対する期待感が高まる。今期予想PER13倍台と割高感はなく、配当利回り3.3%と利回り妙味も増す。水準訂正高必至となろう。(N)
































