首都圏地盤の食品卸中堅で、ホテルや不動産賃貸も営む、ユアサ・フナショク<8006>(東2)は、11月28日(木)2円高の232円と3営業日続伸。円相場が1ドル=102円台と円安が進行しているほか、政府が27日に東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水対策として百数十億円の追加の国費投入を行う方針を固めたと伝わっていることから、訪日外国人客数が伸びるとの期待感が高まる方向となっている。同社がホテルを運営し、業績好調で割安感があることが、再度、見直されると予想する。
足元の業績、今3月期第2四半期は、商事部門で冷凍・チルド商品、酒類が好調、畜産が成豚の取り扱い数量の増加、食肉価格が高値で推移。ホテル部門は景気の回復基調を背景に、一般の利用客が順調に推移。不動産部門が利益貢献し、売上高は539億5300万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は9億2000万円(同17.3%増)、経常利益は10億6600万円(同18.0%増)、純利益は7億1600万円(同3.0倍)に着地。純利益は中間期計画を2億1600万円上回り好調に推移。通期業績予想の上ブレが視野に入る。
株価は、9月17日につけた年初来の高値278円から11月6日安値230円と調整。同20日安値227円と売り直されて下値から出直りつつある。9カ月移動平均線がサポートしており、中長期的なトレンドは崩れていない。今期予想PER10倍台・PBR0.48倍と割安感があるほか、配当利回りは3.85%と利回り妙味も増す。全般相場は底上げ機運が高まっており、出遅れ銘柄を物色する流れが徐々に強まると期待されることから、待ち伏せ感覚で注目したい。(N)
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(11/29)【じっくり投資コーナー】ユアサ・フナショクは観光関連で割安
(11/27)【じっくり投資コーナー】富士通ゼネラルは『JPX日経400』採用で割安、今期を増額
(11/24)【じっくり投資コーナー】昭和シェル石油は配当利回り3.3%、バイオマス発電に期待
(11/21)【じっくり投資コーナー】メッセージは底打ち確認から本格出直り、3000円台へ
(11/21)【狙い場・買い場】トシン・グループは月足チャートで絶好の仕込み場、低PER
(11/19)【じっくり投資コーナー】新東工業は底値を放れる、世界のシェールガス埋蔵量膨大で関連人気
(11/13)【じっくり投資コーナー】KNT−CTホールディングスは7〜9月の売上43%増加、観光関連のテーマも
(11/09)【じっくり投資コーナー】日本工営はミヤンマーでの実績などアジアインフラ関連で有望
(11/08)【狙い場・買い場】サニックスは2Q決算発表を先取り期日向かいで逆張り妙味
(11/07)【じっくり投資コーナー】内田洋行の今期営業利益65%増益、教育関連で利回りでも3.4%と魅力
(11/06)【狙い場・買い場】日本マニュファクチャリングサービスは大幅増益へ、分割後1株益ではPER8倍
(11/06)【狙い場・買い場】佐鳥電機は高値目前も高配当利回り買いから入ってなお上値余地
(11/05)【狙い場・買い場】天馬は1Q高利益進捗率業績をテコに2Q業績に期待を強め高値奪回は通過点
(11/01)【狙い場・買い場】日立化成は業績再上方修正を見直し日立系の出遅れ株として上値評価余地
(11/01)【じっくり投資コーナー】オリエンタルランドは増額修正の好業績見直す、開業30周年イベント好調
(10/31)【狙い場・買い場】三信電気は3月通期業績を先回り買いし大幅に割安修正余地
(10/30)【狙い場・買い場】共立印刷はファイナンス安一巡し電子書籍関連思惑も底流し超割安修正に好望
(10/30)【狙い場・買い場】京写は1株利益を36.9円に増額、PERはわずか4倍台で割安
(10/30)【じっくり投資コーナー】ツヴァイはレンジ下限に到達、好業績で好利回り
(10/28)【狙い場・買い場】クオールは2Q決算発表を先取りボックス上値抜けから窓埋めへ弾み
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(10/28)【狙い場・買い場】クオールは2Q決算発表を先取りボックス上値抜けから窓埋めへ弾み
2013年11月29日
【じっくり投資コーナー】ユアサ・フナショクは観光関連で割安
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:09
| 注目銘柄
2013年11月27日
【じっくり投資コーナー】富士通ゼネラルは『JPX日経400』採用で割安、今期を増額
富士通系でエアコンが主力の富士通ゼネラル<6755>(東1)は、11月26日(火)17円高(+1.43%)の1205円と3営業日ぶりに反発。新株価指数のJPX日経400構成銘柄で割安感があるほか、チャート妙味が増しており、短期のみならず、中長期で上昇基調を強めると予想されることから、注目したい。
足元の業績、10月24日に今3月期業績予想を上方修正済み。猛暑などを背景とした国内向け上半期における空調機の増収に加え、海外向け空調機でも欧州、北米、中国などで売上が計画を上回ったほか、下半期においても空調機、情報通信システムの売上が計画を上回ると予想されることから、通期売上高は従来予想の2350億円(前年同期比12.4%増)から2450億円(同17.1%増)、営業利益は同160億円(同5.8%増)から170億円(同12.4%増)、経常利益は同150億円(同25.5%減)から160億円(同20.5%減)、純利益は同100億円(同23.1%減)から110億円(同15.4%減)に増額。営業利益は連続最高益更新見通し。年間配当は12円を予定している。
株価は、10月25日に年初来の高値1229円と買われた後、もみ合いとなっているが、日足では25日移動平均線、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、短期のみならず、中長期で上昇トレンドを堅持している。来年1月6日から運用が開始される予定の新株価指数、JPX日経400構成銘柄に入っており、資金流入期待が高まる。信用好需給も下支え、今期予想PER12倍台と割安感がある。高値奪回から上昇基調を強める可能性大。(N)
足元の業績、10月24日に今3月期業績予想を上方修正済み。猛暑などを背景とした国内向け上半期における空調機の増収に加え、海外向け空調機でも欧州、北米、中国などで売上が計画を上回ったほか、下半期においても空調機、情報通信システムの売上が計画を上回ると予想されることから、通期売上高は従来予想の2350億円(前年同期比12.4%増)から2450億円(同17.1%増)、営業利益は同160億円(同5.8%増)から170億円(同12.4%増)、経常利益は同150億円(同25.5%減)から160億円(同20.5%減)、純利益は同100億円(同23.1%減)から110億円(同15.4%減)に増額。営業利益は連続最高益更新見通し。年間配当は12円を予定している。
株価は、10月25日に年初来の高値1229円と買われた後、もみ合いとなっているが、日足では25日移動平均線、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、短期のみならず、中長期で上昇トレンドを堅持している。来年1月6日から運用が開始される予定の新株価指数、JPX日経400構成銘柄に入っており、資金流入期待が高まる。信用好需給も下支え、今期予想PER12倍台と割安感がある。高値奪回から上昇基調を強める可能性大。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:27
| 注目銘柄
2013年11月24日
【じっくり投資コーナー】昭和シェル石油は配当利回り3.3%、バイオマス発電に期待
昭和シェル石油<5002>(東1)は、9月につけた年初来高値1138円に対し前週末は1085円と高値圏にある。15年度から太陽光発電の買い取り価格を引き下げる予定が伝わり軟調展開となっていたが、ほとんど響いていない。
同社のエネルギーソリューション事業において、現在は主力の宮崎県の国富工場で生産されるCIS薄膜太陽電池の製品出力が順調だが、本年8月に同社の旧京浜製油所扇町工場跡地(神奈川県川崎市川崎区扇町)に木質バイオマスを燃料とする火力発電所の建設を決め、15年12月に稼動を目指すことへの期待感が高まる。金融緩和継続を背景とした旧製油所跡地を中心としたエネルギーソリューション事業の展開に対する将来性は明るく、中長期で注目されよう。
足元の業績、石油事業が円安進行で好調なほか、エネルギーソリューション事業で太陽電池事業がフル操業と絶好調で、今13年12月期売上高は2兆9500億円(前年同期比12.2%増)、営業利益は同770億円(同5.2倍)、経常利益は同770億円(同6.1倍)、純利益は同540億円(同53倍)と大幅増益を見込む。年間配当は36円(同2.0倍)を予定している。
株価は、9月22日に年初来の高値1138円と買われた後、10月8日安値1000円、11月8日安値1020円と売り直され下値確認から上昇。75日移動平均線がサポートラインとして意識され保ち合いを形成している。土地再生に対する期待感があるほか、日経225採用銘柄で今期予想PER7倍台と同採用銘柄の平均予想PER15倍台と比べて割安感が顕著。また、配当利回り3.3%と利回り妙味もあることも下支え、高値奪回から上値を伸ばす可能性が高く、押し目買い妙味が膨らもう。(N)
同社のエネルギーソリューション事業において、現在は主力の宮崎県の国富工場で生産されるCIS薄膜太陽電池の製品出力が順調だが、本年8月に同社の旧京浜製油所扇町工場跡地(神奈川県川崎市川崎区扇町)に木質バイオマスを燃料とする火力発電所の建設を決め、15年12月に稼動を目指すことへの期待感が高まる。金融緩和継続を背景とした旧製油所跡地を中心としたエネルギーソリューション事業の展開に対する将来性は明るく、中長期で注目されよう。
足元の業績、石油事業が円安進行で好調なほか、エネルギーソリューション事業で太陽電池事業がフル操業と絶好調で、今13年12月期売上高は2兆9500億円(前年同期比12.2%増)、営業利益は同770億円(同5.2倍)、経常利益は同770億円(同6.1倍)、純利益は同540億円(同53倍)と大幅増益を見込む。年間配当は36円(同2.0倍)を予定している。
株価は、9月22日に年初来の高値1138円と買われた後、10月8日安値1000円、11月8日安値1020円と売り直され下値確認から上昇。75日移動平均線がサポートラインとして意識され保ち合いを形成している。土地再生に対する期待感があるほか、日経225採用銘柄で今期予想PER7倍台と同採用銘柄の平均予想PER15倍台と比べて割安感が顕著。また、配当利回り3.3%と利回り妙味もあることも下支え、高値奪回から上値を伸ばす可能性が高く、押し目買い妙味が膨らもう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:56
| 注目銘柄
2013年11月21日
【じっくり投資コーナー】メッセージは底打ち確認から本格出直り、3000円台へ
有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅を運営する、メッセージ<2400>(JQS)は、11月20日(水)55円高(+1.96%)の2855円と反発。この日は19円安の2781円と続落して始まったが、66円高の2866円と上昇に転じ19日高値2860円を上回り堅調持続。
今3月期第2四半期業績が好調でディフェンシブ性があることから中長期で上昇が見込まれそうだ。
足元の業績、11月11日に今3月期第2四半期決算を発表済み。主力事業である介護付有料老人ホーム事業(アミーユ事業)は引き続き高評で9月末時点で96.9%と高い入居率を維持。また、サービス付き高齢者住宅事業(Cアミーユ事業)も計画通りに開設。開設後1年を経過した既存物件の入居率は93.2%と高い水準を維持。今3月期第2四半期売上高は363億9000万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は31億3700万円(同8.8%増)、経常利益は30億5200万円(同18.8%増)、純利益は17億円(同29.2%増)と2ケタ増益着地。純利益は中間期計画を3億円上回り業績は順調に推移している。通期純利益は30億円(前期比33.1%増)を見込むが、業績予想の上ブレも視野に入る。
株価は、5月17日につけた分割前の高値3120円から6月7日安値2294円、7月30日安値2367円と売り直され下値確認から9月27日に分割後の高値2963円と上昇。11月8日安値2627円まで調整を挟んで上昇している。日足では一目均衡表の雲の上限を上抜き、週足では26週移動平均線がサポートしており、上昇基調を強めている。外部環境の影響を受けにくく、ディフェンシブ性があり、押し目買い優位に3000円大台乗せが期待されよう。(N)
今3月期第2四半期業績が好調でディフェンシブ性があることから中長期で上昇が見込まれそうだ。
足元の業績、11月11日に今3月期第2四半期決算を発表済み。主力事業である介護付有料老人ホーム事業(アミーユ事業)は引き続き高評で9月末時点で96.9%と高い入居率を維持。また、サービス付き高齢者住宅事業(Cアミーユ事業)も計画通りに開設。開設後1年を経過した既存物件の入居率は93.2%と高い水準を維持。今3月期第2四半期売上高は363億9000万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は31億3700万円(同8.8%増)、経常利益は30億5200万円(同18.8%増)、純利益は17億円(同29.2%増)と2ケタ増益着地。純利益は中間期計画を3億円上回り業績は順調に推移している。通期純利益は30億円(前期比33.1%増)を見込むが、業績予想の上ブレも視野に入る。
株価は、5月17日につけた分割前の高値3120円から6月7日安値2294円、7月30日安値2367円と売り直され下値確認から9月27日に分割後の高値2963円と上昇。11月8日安値2627円まで調整を挟んで上昇している。日足では一目均衡表の雲の上限を上抜き、週足では26週移動平均線がサポートしており、上昇基調を強めている。外部環境の影響を受けにくく、ディフェンシブ性があり、押し目買い優位に3000円大台乗せが期待されよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:37
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【狙い場・買い場】トシン・グループは月足チャートで絶好の仕込み場、低PER
トシン・グループ<2761>(JQS・売買単位100株)の2270円どころは仕込み場とみてよいだろう。年初来高値である5月の2650円に対し8.5合目にあり、PERでは11倍強と割安である。
さらに、11月中間配当26円(年間52円)の権利付である。年間利回りなら約2.3%と魅力的水準である。
事業環境は良い。首都圏に100ヵ所を超える営業拠点を持ち、工事業者2万社へ電気設備資材を販売している。住宅の新規着工やリフォームに伴い、LED、太陽光発電関連の需用が堅調である。
今5月期の第1四半期では営業利益が前年同期比11.3%増益で通期見通しに対する進捗率も25%と好調である。通期の営業利益は8.6%増益、1株利益202.3円の見通しだが、夏場以降も需用堅調なことから前期比2ケタ増益へ上振れる可能性はありそうだ。
年52円配当に対する余裕が加わるためマーケットでは年54円へ増配期待も膨らんでいる。
足元の株価は2400円を挟んだモミ合いを下に放れた展開だが、相場的に崩れたということではない。1部市場の大型数量銘柄へ人気が移行したことで短期筋が小口売りしたためといえる。
チャート的には24ヶ月線(2150円ていど)に接近したことで好い買い場提供といえる。短期はともかく中期投資には好仕込み場といえる。とくに、月足チャートでは2006年1月高値4700円からの下げ相場にピリオドを打って出直りとなっているだけにじっくり持つほど妙味はあるだろう。(甘栗)
>>トシン・グループのMedia−IR企業情報
さらに、11月中間配当26円(年間52円)の権利付である。年間利回りなら約2.3%と魅力的水準である。
事業環境は良い。首都圏に100ヵ所を超える営業拠点を持ち、工事業者2万社へ電気設備資材を販売している。住宅の新規着工やリフォームに伴い、LED、太陽光発電関連の需用が堅調である。
今5月期の第1四半期では営業利益が前年同期比11.3%増益で通期見通しに対する進捗率も25%と好調である。通期の営業利益は8.6%増益、1株利益202.3円の見通しだが、夏場以降も需用堅調なことから前期比2ケタ増益へ上振れる可能性はありそうだ。
年52円配当に対する余裕が加わるためマーケットでは年54円へ増配期待も膨らんでいる。
足元の株価は2400円を挟んだモミ合いを下に放れた展開だが、相場的に崩れたということではない。1部市場の大型数量銘柄へ人気が移行したことで短期筋が小口売りしたためといえる。
チャート的には24ヶ月線(2150円ていど)に接近したことで好い買い場提供といえる。短期はともかく中期投資には好仕込み場といえる。とくに、月足チャートでは2006年1月高値4700円からの下げ相場にピリオドを打って出直りとなっているだけにじっくり持つほど妙味はあるだろう。(甘栗)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:07
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2013年11月19日
【じっくり投資コーナー】新東工業は底値を放れる、世界のシェールガス埋蔵量膨大で関連人気
新東工業<6339>(東1)は、11月18日(月)7円高(+0.92%)の771円と5営業日続伸で堅調。小泉純一郎元首相が先週12日に日本記者クラブで会見し、約300人の記者団の前で初めてマスコミ向けに「原発ゼロ」を訴えたことから、代替エネルギーへの関心が高まる方向だ。
米エネルギー情報局(EIA)が今年の6月に発表した報告書では、世界で採掘可能な新型天然ガスのシェールガスの埋蔵量は約206兆立方メートルに上るとの推計結果が既に明らかになっており、シェールガスに対する関心は再度高まると見られる。中でもシェールガス採掘向けサンドコーティング設備を手がける同社は中長期的な視点で注目されるだろう。
足元の業績、10月28日に今3月期第2四半期利益予想の増額修正を発表済み。環境分野の低調が響き、売上高は前回予想の410億円(前年同期比1.0%減)から408億8000万円(同1.3%減)したものの、特機分野で大幅に損失を圧縮し、営業利益は同12億円(同36.9%減)から12億5000万円(同34.2%減)増額、運用益と為替差益の増加により経常利益は同18億円(同11.0%減)から22億4000万円(同11.1%増)、純利益は同10億円(同4.1%増)から13億5000万円(同41.9%増)と純益は増額した。通期純利益は前回予想の24億円(前期比54.5%減)を据え置いている。
株価は、5月24日につけた年初来の高値1089円から6月7日安値704円。8月28日安値682円、10月8日安値685円、11月11日安値710円と売り直されて下値確認から出直る動きとなっている。足元では北米でサンドコーティング設備は低調だが、中長期的な伸びは期待されるほか、11月にタイ国現地法人の新工場建設。日系の顧客をはじめ、ボリュームゾーンのローカルでの需要先に対しても、品質や価格面で競争力をもった魅力ある製品を生産・販売できる体制を確立。主に汎用ショットプラスト装置の生産を拡大させることから来3月期は上向くと見られる。PBR0.52倍と割り負け、26週移動平均線を上回っており、中長期で再度4ケタ大台を目指す展開は期待されよう。(N)
米エネルギー情報局(EIA)が今年の6月に発表した報告書では、世界で採掘可能な新型天然ガスのシェールガスの埋蔵量は約206兆立方メートルに上るとの推計結果が既に明らかになっており、シェールガスに対する関心は再度高まると見られる。中でもシェールガス採掘向けサンドコーティング設備を手がける同社は中長期的な視点で注目されるだろう。
足元の業績、10月28日に今3月期第2四半期利益予想の増額修正を発表済み。環境分野の低調が響き、売上高は前回予想の410億円(前年同期比1.0%減)から408億8000万円(同1.3%減)したものの、特機分野で大幅に損失を圧縮し、営業利益は同12億円(同36.9%減)から12億5000万円(同34.2%減)増額、運用益と為替差益の増加により経常利益は同18億円(同11.0%減)から22億4000万円(同11.1%増)、純利益は同10億円(同4.1%増)から13億5000万円(同41.9%増)と純益は増額した。通期純利益は前回予想の24億円(前期比54.5%減)を据え置いている。
株価は、5月24日につけた年初来の高値1089円から6月7日安値704円。8月28日安値682円、10月8日安値685円、11月11日安値710円と売り直されて下値確認から出直る動きとなっている。足元では北米でサンドコーティング設備は低調だが、中長期的な伸びは期待されるほか、11月にタイ国現地法人の新工場建設。日系の顧客をはじめ、ボリュームゾーンのローカルでの需要先に対しても、品質や価格面で競争力をもった魅力ある製品を生産・販売できる体制を確立。主に汎用ショットプラスト装置の生産を拡大させることから来3月期は上向くと見られる。PBR0.52倍と割り負け、26週移動平均線を上回っており、中長期で再度4ケタ大台を目指す展開は期待されよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:00
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2013年11月13日
【じっくり投資コーナー】KNT−CTホールディングスは7〜9月の売上43%増加、観光関連のテーマも
旅行業界2位のKNT−CTホールディングス<9726>(東1)は、11月12日(火)4円高(+2.61%)の157円と4営業日ぶりに反発。観光立国関連としてテーマ性があり、13週移動平均線がサポートラインとして意識された感がある。低位材料株の循環買いの流れに乗る可能性が高く、中長期で注目したい。
足元の業績、近畿日本ツーリスト個人旅行株式会社のWeb専用宿泊商品やクラブツーリズム株式会社のバスツアー商品をはじめとする両社の看板商品の相互販売や、チャーター便の共同販売など、相乗作用の強化を図り、7−9月の売上高は1232億2900万円(前年同期比43.5%増)、営業利益は11億3300万円(同14倍)、経常利益は10億2800万円(同18倍)、純利益は6億5200万円(同72倍)と大幅増益と好調。今12月期営業利益は44億円(前期比87.6%増)は達成する見通し。
株価は、富士山の世界遺産登録に続き、東京オリンピック開催決定で海外からの観光客が増加するとの期待感が先行し、9月17日に年初来の高値165円と買われた後、10月8日安値141円まで調整を挟んで10月30日高値164円と上昇。151円を下値として固め出直る動きで、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートラインとして確認されており、上昇トレンドを堅持している。足元の業績好調で来12月期復配も期待されており、観光立国関連として200円台乗せとなるか注目されよう。(N)
足元の業績、近畿日本ツーリスト個人旅行株式会社のWeb専用宿泊商品やクラブツーリズム株式会社のバスツアー商品をはじめとする両社の看板商品の相互販売や、チャーター便の共同販売など、相乗作用の強化を図り、7−9月の売上高は1232億2900万円(前年同期比43.5%増)、営業利益は11億3300万円(同14倍)、経常利益は10億2800万円(同18倍)、純利益は6億5200万円(同72倍)と大幅増益と好調。今12月期営業利益は44億円(前期比87.6%増)は達成する見通し。
株価は、富士山の世界遺産登録に続き、東京オリンピック開催決定で海外からの観光客が増加するとの期待感が先行し、9月17日に年初来の高値165円と買われた後、10月8日安値141円まで調整を挟んで10月30日高値164円と上昇。151円を下値として固め出直る動きで、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートラインとして確認されており、上昇トレンドを堅持している。足元の業績好調で来12月期復配も期待されており、観光立国関連として200円台乗せとなるか注目されよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:59
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2013年11月09日
【じっくり投資コーナー】日本工営はミヤンマーでの実績などアジアインフラ関連で有望
総合建設コンサルタントの最大手、日本工営<1954>(東1)はの11月8日(金)株価は10円高(+2.20%)の464円と反発。16円高の470円まで買われ10月28日につけた年初来の高値に買い直され高値圏で頑強な動きとなっている。ミャンマーの経済特別区のインフラ整備における調査を獲得した実績があり、アジア諸国でのインフラ整備の増加に伴い、事業化調査や設計業務などの受注が見込まれ海外での事業展開に期待が持てるほか、割安感があり、中長期的な視点で注目したい。
足元の業績、国内においては公共事業への重点的な予算配分が行われるとともに、海外においては旺盛なインフラ需要が継続する見通し。決算期を3月から6月に変更しており、単純な比較は出来ないが、今6月期売上高は750億円、営業利益は42億円、経常利益は42億円、純利益は30億円を見込んでいる。年間配当は7円50銭を予定している。今期予想PER13倍台と割安感はある。アジアでは、モンゴルの鉄道設計、インドの空港計画調査など既に受注し今後の事業展開に対する期待感が高まる方向のほか、モザンビークに拠点を設置しており、アフリカでのインフラ整備にかかわる事業展開も注目される。
株価は、2006年1月高値593円からリーマンショック後の08年10月安値171円まで7割調整。10年10月安値206円と下げて底値を確認。2年間の下値もみ合いから出直る動きで半値戻りを達成しおり、中長期的には全値戻りも視野に入れよう。(N)
足元の業績、国内においては公共事業への重点的な予算配分が行われるとともに、海外においては旺盛なインフラ需要が継続する見通し。決算期を3月から6月に変更しており、単純な比較は出来ないが、今6月期売上高は750億円、営業利益は42億円、経常利益は42億円、純利益は30億円を見込んでいる。年間配当は7円50銭を予定している。今期予想PER13倍台と割安感はある。アジアでは、モンゴルの鉄道設計、インドの空港計画調査など既に受注し今後の事業展開に対する期待感が高まる方向のほか、モザンビークに拠点を設置しており、アフリカでのインフラ整備にかかわる事業展開も注目される。
株価は、2006年1月高値593円からリーマンショック後の08年10月安値171円まで7割調整。10年10月安値206円と下げて底値を確認。2年間の下値もみ合いから出直る動きで半値戻りを達成しおり、中長期的には全値戻りも視野に入れよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:18
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2013年11月08日
【狙い場・買い場】サニックスは2Q決算発表を先取り期日向かいで逆張り妙味
サニックス<4651>(東1)は、7月につけた年初来高値1727円から右肩下がりで4割超も調整し、安値圏推移を続けているが、需給的には高値期日の正念場の4カ月に差し掛かっており、定石通りに期日向かいに一考余地があり、リバウンド狙いの逆張り妙味がありそうだ。11月13日に予定している今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表が、産業用太陽光発電システムの好展開を再アピール、割安放置を再認識するとみられるためで、先取り余地がある。全般相場が波乱ム−ドを強めるなか、材料株相場のリバイバルで急騰思惑も再燃しよう。
同社の株価は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートした昨年7月の300円台から今年7月の1727円まで5.2倍化、とくに前3月期業績を上方修正した今年2月からは上昇ピッチに拍車が掛かった。この間、同社の信用取組は、売り残・買い残とも急増して拮抗、買い残は、5月に約457万株、7月高値時も307万株まで積み上がった。その買い残は、調整場面で約190万株まで減少、ここやや拡大しているが、約242万株にとどまっており、高値期日の4カ月を迎え買い残整理が進捗、上値の重さが軽減されたことを示唆している。
株価そのものは、PER10倍台と割安である。前期第4四半期から施工が本格化した産業用発電システムが高成長し、今3月期業績が、売り上げ715億円(前期比64%増)、経常利益79億1000万円(同4.4倍)、純利益51億円(同3.2倍)と大幅続伸、純利益が、12期ぶりの過去最高更新を予想されているためだ。産業用発電システムの売り上げは、前々期実績の14億900万円から前期に96億1500万円に急拡大、今期はさらに397億6400万円へ4.1倍増を見込んでいる。2Q累計の同システムの売り上げも184億8100万円を計画、2Q決算発表でこの好展開・好業績を再確認することになる。
株価は、8月の今期第1四半期の好決算発表でいったん約300円高、1519円高値をつけており、この再現思惑を強めて2Q累計決算発表で本格出直りにつながる展開も想定される。
同社の株価は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートした昨年7月の300円台から今年7月の1727円まで5.2倍化、とくに前3月期業績を上方修正した今年2月からは上昇ピッチに拍車が掛かった。この間、同社の信用取組は、売り残・買い残とも急増して拮抗、買い残は、5月に約457万株、7月高値時も307万株まで積み上がった。その買い残は、調整場面で約190万株まで減少、ここやや拡大しているが、約242万株にとどまっており、高値期日の4カ月を迎え買い残整理が進捗、上値の重さが軽減されたことを示唆している。
株価そのものは、PER10倍台と割安である。前期第4四半期から施工が本格化した産業用発電システムが高成長し、今3月期業績が、売り上げ715億円(前期比64%増)、経常利益79億1000万円(同4.4倍)、純利益51億円(同3.2倍)と大幅続伸、純利益が、12期ぶりの過去最高更新を予想されているためだ。産業用発電システムの売り上げは、前々期実績の14億900万円から前期に96億1500万円に急拡大、今期はさらに397億6400万円へ4.1倍増を見込んでいる。2Q累計の同システムの売り上げも184億8100万円を計画、2Q決算発表でこの好展開・好業績を再確認することになる。
株価は、8月の今期第1四半期の好決算発表でいったん約300円高、1519円高値をつけており、この再現思惑を強めて2Q累計決算発表で本格出直りにつながる展開も想定される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:01
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2013年11月07日
【じっくり投資コーナー】内田洋行の今期営業利益65%増益、教育関連で利回りでも3.4%と魅力
オフィス家具商社大手で、学校教材・システム首位の内田洋行<8057>(東1)は、11月6日(水)前日と変わらずの286円。教育関連でテーマ性があり、今期大幅増益見込みでチャート妙味が増すほか、配当利回りなど見直し余地が広がり、待ち伏せ買い妙味が膨らもう。
足元の業績、政府が掲げる教育分野のICT(情報通信技術)強化戦略を追い風に、公共関連事業分野では、引き続きICT分野での伸長を図るほか、補正予算案件での確実な受注獲得に努めるなど、収益を確保する。情報関連事業分野では、不採算案件の終息に伴う利益率向上、またオフィス関連事業分野でも原価低減、コスト削減の効果を見込み、今7月期売上高は1350億円(前年同期比5.3%増)、営業利益は15億円(同65.6%増)、経常利益は17億円(同38.2%増)を予想。投資有価証券売却益がなくなり純利益は7億円(同28.8%減)を見込む。年間配当は10円を予定している。
株価は、3月12日に年初来の高値326円、5月22日高値324円と買い直された後、6月7日安値239円、8月1日安値250円と下値を確認し、10月7日高値293円と上昇。その後、小幅もみ合いで日柄調整を続けているが、PBR0.49倍と割り負け、配当利回り3.4%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地はある。日足では25日移動平均線がサポートしており、底堅い動きとなっており、待ち伏せ買い妙味が膨らもう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:58
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2013年11月06日
【狙い場・買い場】日本マニュファクチャリングサービスは大幅増益へ、分割後1株益ではPER8倍
日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS・売買単位1株)は4万円を挟んだモミ合いが続いている。年初来高値は5月15日の8万5000円で日柄及び値幅とも調整は十分である。
製造派遣・請負の大手で、日本のメーカーは地産地消に立脚した東南アジアでの生産拠点構築を進めていることから派遣サービスは拡大している。
今3月期は前期比15.8%増収、営業利益2.1倍の見通し。11月中旬に9月中間決算を発表の予定である。
来年1月1日付けで株式100分割を実施、売買単位を100株とする。分割後の投資指標では1株利益48.9円、配当年3円の見通し。
現在の株価4万円ていどを単純に100分割後の株価に置き直してみると400円ていどである。分割後の1株利益48.9円に対しPERはわずか8.1倍ていどと割安が目立つ。仕込み場とみてよいだろう。(甘栗)
>>日本マニュファクチャリングサービスのMedia−IR企業情報
製造派遣・請負の大手で、日本のメーカーは地産地消に立脚した東南アジアでの生産拠点構築を進めていることから派遣サービスは拡大している。
今3月期は前期比15.8%増収、営業利益2.1倍の見通し。11月中旬に9月中間決算を発表の予定である。
来年1月1日付けで株式100分割を実施、売買単位を100株とする。分割後の投資指標では1株利益48.9円、配当年3円の見通し。
現在の株価4万円ていどを単純に100分割後の株価に置き直してみると400円ていどである。分割後の1株利益48.9円に対しPERはわずか8.1倍ていどと割安が目立つ。仕込み場とみてよいだろう。(甘栗)
>>日本マニュファクチャリングサービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:44
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【狙い場・買い場】佐鳥電機は高値目前も高配当利回り買いから入ってなお上値余地
佐鳥電機<7420>(東1)は、10月10日に発表した今5月期第1四半期(1Q)業績が、V字回復して着地し期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したことを評価して上ぶれ、年初来高値597円に顔合わせして高値調整を続けているが、11月26日に迫っている今期2Qの中間配当の権利付き最終日を前に、高配当利回り買いを優先して、値幅効果も期待できそうだ。有機EL照明パネル、防災システム製品、鉄道関連システムなど取扱商材を拡大していることも、時流性人気を高めよう。
同社の業績は、前5月期に欧州経済不安、中国など新興国経済の減速などの悪環境下、PC市場を中心とする海外事業の遅れや、半導体メーカーなどの製造業の設備投資抑制などによる電子機器、電子部品の売り上げ減少で下方修正され、対応して希望退職者募集などの事業構造改革を実施、構造改革費用8億6700万円を計上したことから、純利益は、18億6300万円の赤字(前々期は3億5500万円の黒字)と落ち込んだ。これに対して今期業績は、売り上げ1330億円(前期比2%増)、経常利益13億5000万円(同83%増)と続伸、純利益は、構造改革費用一巡で11億円の黒字転換を見込んでいる。
この今期第1ステップの1Q業績は、前年同期比2%減、2.9倍経常増益とV字回復、純利益も3億6700万円(前年同期は700万円の赤字)と急浮上した。国内ではデジタルカメラ用マイコンや専用IC、PC用バッテリーなどが減少したが、海外事業では超薄型ノートPC用電子部品が増加、構造改革効果も上乗せとなったことが要因で、1Q利益は、期初予想の2Q累計業績に対して83〜81%の利益進捗率と目安の50%を上回り、業績上ぶれ期待を高めた。
一方、配当は、業績を下方修正、役員報酬を減額、希望退職者を募集した前期も年間20円を続けた。今期配当は、今期純利益が黒字転換、配当性向を30%以上とする配当政策から20円継続に問題はない。
株価は、5月期末の配当権利取りで年初来高値をつけ、配当権利落ちで449円安値まで調整、前期業績の一転した上方修正と今期業績のV字回復予想で底上げ、高値に顔合わせした。高値水準でも年間配当利回りは3.4%と市場平均を上回っており、PER9倍台、PBR0.3倍の割安修正からも2010年10月高値715円を次の上値フシとする値幅効果が期待される。(本紙編集長・浅妻昭治)
同社の業績は、前5月期に欧州経済不安、中国など新興国経済の減速などの悪環境下、PC市場を中心とする海外事業の遅れや、半導体メーカーなどの製造業の設備投資抑制などによる電子機器、電子部品の売り上げ減少で下方修正され、対応して希望退職者募集などの事業構造改革を実施、構造改革費用8億6700万円を計上したことから、純利益は、18億6300万円の赤字(前々期は3億5500万円の黒字)と落ち込んだ。これに対して今期業績は、売り上げ1330億円(前期比2%増)、経常利益13億5000万円(同83%増)と続伸、純利益は、構造改革費用一巡で11億円の黒字転換を見込んでいる。
この今期第1ステップの1Q業績は、前年同期比2%減、2.9倍経常増益とV字回復、純利益も3億6700万円(前年同期は700万円の赤字)と急浮上した。国内ではデジタルカメラ用マイコンや専用IC、PC用バッテリーなどが減少したが、海外事業では超薄型ノートPC用電子部品が増加、構造改革効果も上乗せとなったことが要因で、1Q利益は、期初予想の2Q累計業績に対して83〜81%の利益進捗率と目安の50%を上回り、業績上ぶれ期待を高めた。
一方、配当は、業績を下方修正、役員報酬を減額、希望退職者を募集した前期も年間20円を続けた。今期配当は、今期純利益が黒字転換、配当性向を30%以上とする配当政策から20円継続に問題はない。
株価は、5月期末の配当権利取りで年初来高値をつけ、配当権利落ちで449円安値まで調整、前期業績の一転した上方修正と今期業績のV字回復予想で底上げ、高値に顔合わせした。高値水準でも年間配当利回りは3.4%と市場平均を上回っており、PER9倍台、PBR0.3倍の割安修正からも2010年10月高値715円を次の上値フシとする値幅効果が期待される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:39
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2013年11月05日
【狙い場・買い場】天馬は1Q高利益進捗率業績をテコに2Q業績に期待を強め高値奪回は通過点
天馬<7958>(東1)は、11月8日に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表を予定しているが、今期第1四半期(1Q)業績の高利益進捗率から上ぶれ着地も期待され、割安修正に再発進する展開が見込めそうだ。前期も、期中に下方修正した前期業績を期末に一転して上方修正して年初来高値1379円まで5割高しており、再現思惑が高まろう。
同社の今期1Q業績は、前年同期比8%増収、23%営業減益、20%経常増益、23%純益増益と増減マチマチで着地したが、期初予想の2Q累計業績対比の利益進捗率は、63〜97%と目安の50%を大きく上回った。売り上げは、国内では大型収納ケースの新製品やカラー企画製品などが好調に推移し、自動車産業からの受注も増加、海外でも中国子会社の業績が続伸してインドネシア子会社の電機電子・家電関連向けの伸び悩みをカバーして続伸し、営業利益は、原材料価格の高騰や海外の人件費増などで減益転換したが、経常利益、純利益は、為替差益や有価証券売却益の増加で2ケタの連続増益となった。
2Q累計・3月通期業績は、原材料価格の高騰、欧州景気の低迷長期化、新興国経済の減速など不透明感が強まっているとして期初予想を据え置き、通期経常利益は34億円(前期比10%減)、純利益は29億円(同50%増)と見込んでいる。ただ1Q業績は、期初予想を上回るペースで推移したことは認めており、これが業績上ぶれ期待につながっている。東洋経済会社四季報秋号では、通期経常利益を40億円、純利益を33億円と観測しており、11月8日発表予定の2Q累計決算動向が注目される。
株価は、年初来高値から1063円まで調整、1Q好決算で年初来高値にあと1円と迫る1378円まで持ち直して1300円台を出没している。PER11倍台、PBR0.5倍の割安修正で高値奪回を通過点に、次の上値フシとして2008年12月高値1552円が意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
同社の今期1Q業績は、前年同期比8%増収、23%営業減益、20%経常増益、23%純益増益と増減マチマチで着地したが、期初予想の2Q累計業績対比の利益進捗率は、63〜97%と目安の50%を大きく上回った。売り上げは、国内では大型収納ケースの新製品やカラー企画製品などが好調に推移し、自動車産業からの受注も増加、海外でも中国子会社の業績が続伸してインドネシア子会社の電機電子・家電関連向けの伸び悩みをカバーして続伸し、営業利益は、原材料価格の高騰や海外の人件費増などで減益転換したが、経常利益、純利益は、為替差益や有価証券売却益の増加で2ケタの連続増益となった。
2Q累計・3月通期業績は、原材料価格の高騰、欧州景気の低迷長期化、新興国経済の減速など不透明感が強まっているとして期初予想を据え置き、通期経常利益は34億円(前期比10%減)、純利益は29億円(同50%増)と見込んでいる。ただ1Q業績は、期初予想を上回るペースで推移したことは認めており、これが業績上ぶれ期待につながっている。東洋経済会社四季報秋号では、通期経常利益を40億円、純利益を33億円と観測しており、11月8日発表予定の2Q累計決算動向が注目される。
株価は、年初来高値から1063円まで調整、1Q好決算で年初来高値にあと1円と迫る1378円まで持ち直して1300円台を出没している。PER11倍台、PBR0.5倍の割安修正で高値奪回を通過点に、次の上値フシとして2008年12月高値1552円が意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:00
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2013年11月01日
【狙い場・買い場】日立化成は業績再上方修正を見直し日立系の出遅れ株として上値評価余地
日立化成<4217>(東1)は、10月25日の今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、今年7月に続いて3月通期業績の再上方修正を発表したが、株価は、1株純資産1488円水準での小動きと限定的な反応にとどまっている。日立グループ株は、親会社の日立製作所<6501>(東1)を筆頭に軒並み今期業績を上方修正、株価も好感高しているだけに、日立化成の出遅れが目立つ。低PER・PBR修正でグループ各社を追撃、年初来高値1809円をターゲットにしよう。
同社の今期通期業績は、売り上げと営業利益を期初予想の据え置きとしたが、経常利益を7月の上方修正値より5億円、純利益を20億円それぞれ引き上げ、純利益は、245億円(前期比30%増)と連続増益率を伸ばす。再上方修正要因は、7月と同様に円安進行による為替差益発生と福島第一原子力発電所の事故による操業停止期間の逸失利益に対する東京電力<9501>(東1)からの補償金を特別利益に計上したことにある。この特別利益が、業績再上方修正への業績評価・株価感応度を鈍くしているが、業績実態を詳しくみれば業績好転は明らかである。
現に2Q累計業績は、利益が、7月の上方修正値を約19億円〜32億円上ぶれて着地しているが、これは機能材料セグメントでは、半導体用エポキシ封止材や半導体ダイボンディング材料の新規採用が増加し、先端部品・システムセグメントでは、粉末冶金製品や車両用電池が順調に推移していることなどが要因で、半導体用エポキシ封止材は、昨年10月に日東電工<6988>(東1)から同事業を譲り受けたことがフル寄与しており、スマートフォン向けのディスプレイ用回路接続フィルムも売り上げを伸ばしている。
株価は、年初来高値から1412円まで調整、7月の1回目の上方修正では1779円まで上値を伸ばしたが、外資系証券が自ら予想した同社の今期業績を自ら下方修正したことが売り材料視されて1432円まで再調整、PBR1倍水準での下値もみ合いを続けている。PER12倍台の出遅れ訂正で高値キャッチアップに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
同社の今期通期業績は、売り上げと営業利益を期初予想の据え置きとしたが、経常利益を7月の上方修正値より5億円、純利益を20億円それぞれ引き上げ、純利益は、245億円(前期比30%増)と連続増益率を伸ばす。再上方修正要因は、7月と同様に円安進行による為替差益発生と福島第一原子力発電所の事故による操業停止期間の逸失利益に対する東京電力<9501>(東1)からの補償金を特別利益に計上したことにある。この特別利益が、業績再上方修正への業績評価・株価感応度を鈍くしているが、業績実態を詳しくみれば業績好転は明らかである。
現に2Q累計業績は、利益が、7月の上方修正値を約19億円〜32億円上ぶれて着地しているが、これは機能材料セグメントでは、半導体用エポキシ封止材や半導体ダイボンディング材料の新規採用が増加し、先端部品・システムセグメントでは、粉末冶金製品や車両用電池が順調に推移していることなどが要因で、半導体用エポキシ封止材は、昨年10月に日東電工<6988>(東1)から同事業を譲り受けたことがフル寄与しており、スマートフォン向けのディスプレイ用回路接続フィルムも売り上げを伸ばしている。
株価は、年初来高値から1412円まで調整、7月の1回目の上方修正では1779円まで上値を伸ばしたが、外資系証券が自ら予想した同社の今期業績を自ら下方修正したことが売り材料視されて1432円まで再調整、PBR1倍水準での下値もみ合いを続けている。PER12倍台の出遅れ訂正で高値キャッチアップに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:18
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【じっくり投資コーナー】オリエンタルランドは増額修正の好業績見直す、開業30周年イベント好調
東京ディズニーランド・シーを運営し、ホテルや商業設備へ拡大している、オリエンタルランド<4661>(東1)は、10月31日(木)50円高の1万5720円と4営業日続伸している。サポートラインとなっていた9カ月移動平均線から出直る動きとなっており、上昇トレンドを堅持していることから、連続最高益更新の業績絶好調銘柄として中長期的な視点で注目したい。
足元の業績、10月17日に今3月期第2四半期・通期業績予想の上方修正を発表した。4月15日から来年3月20日まで340日間の日程で開催中の東京ディズニーランドの開業30周年イベント「ザ・ハピネス・イヤー」の効果が大きく、通期売上高は従来予想の4137億3000万円(前年同期比4.6%増)から4603億4000万円(同16.4%増)、営業利益は同827億8000万円(同1.6%増)から1066億9000万円(同31.0%増)、経常利益は同823億5000万円(同1.8%増)から1055億2000万円(同30.5%増)、純利益は同522億8000万円(同1.5%増)から662億円(同28.6%増)と連続過去最高益更予想を上乗せする。年間配当予想120円は据え置いている。
株価は、今3月第1四半期営業利益が前年同期比5割増益と好調に推移したことを受け、当初の会社計画は保守的との見方が強まり、8月6日に上場来の高値1万6800円と買われたため、その後、外資系証券による投資判断「買い」継続、目標株価2万円据え置きのレーティングや、13年度上半期(4月1日−9月30日)の東京ディズニーランドと東京ディズニーシー合計の入園者数が、上半期としては過去最高となる1535万9000人(前年同期比15.9%増)に達したと発表されるも、高値を奪回することが出来ず、もみ合いとなっていた。今回の上方修正も市場予想内と受け止められ目先好材料出尽くし感が出て売り優勢に、10月25日安値1万5150円まで調整し切り返す動き。会社側の通期業績見通しは依然として保守的との見方が根強く、富士山の世界遺産登録、2020年東京オリンピック開催がフォローの風となり、海外からの入園者は増加すると期待されることから、観光立国関連の中心銘柄として中長期的にも成長は続くと予想される。9カ月移動平均線がしっかりサポートしており、高値奪回となれば、2万円大台乗せが視野に入ろう。(N)
足元の業績、10月17日に今3月期第2四半期・通期業績予想の上方修正を発表した。4月15日から来年3月20日まで340日間の日程で開催中の東京ディズニーランドの開業30周年イベント「ザ・ハピネス・イヤー」の効果が大きく、通期売上高は従来予想の4137億3000万円(前年同期比4.6%増)から4603億4000万円(同16.4%増)、営業利益は同827億8000万円(同1.6%増)から1066億9000万円(同31.0%増)、経常利益は同823億5000万円(同1.8%増)から1055億2000万円(同30.5%増)、純利益は同522億8000万円(同1.5%増)から662億円(同28.6%増)と連続過去最高益更予想を上乗せする。年間配当予想120円は据え置いている。
株価は、今3月第1四半期営業利益が前年同期比5割増益と好調に推移したことを受け、当初の会社計画は保守的との見方が強まり、8月6日に上場来の高値1万6800円と買われたため、その後、外資系証券による投資判断「買い」継続、目標株価2万円据え置きのレーティングや、13年度上半期(4月1日−9月30日)の東京ディズニーランドと東京ディズニーシー合計の入園者数が、上半期としては過去最高となる1535万9000人(前年同期比15.9%増)に達したと発表されるも、高値を奪回することが出来ず、もみ合いとなっていた。今回の上方修正も市場予想内と受け止められ目先好材料出尽くし感が出て売り優勢に、10月25日安値1万5150円まで調整し切り返す動き。会社側の通期業績見通しは依然として保守的との見方が根強く、富士山の世界遺産登録、2020年東京オリンピック開催がフォローの風となり、海外からの入園者は増加すると期待されることから、観光立国関連の中心銘柄として中長期的にも成長は続くと予想される。9カ月移動平均線がしっかりサポートしており、高値奪回となれば、2万円大台乗せが視野に入ろう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:47
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2013年10月31日
【狙い場・買い場】三信電気は3月通期業績を先回り買いし大幅に割安修正余地
三信電気<8150>(東1)は、今年10月23日に今3月期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、利益が大幅続伸したものの、株価は限定的な反応にとどまり、中段でのもみ合いを続けているが、11月6日に予定している2Q累計決算の発表時に3月通期業績の上方修正を期待して先回り買い、割安修正の大幅値幅取りが狙えそうだ。同社は、前期も2Q累計業績を上方修正したあと、3月通期業績を2回上方修正しており、再現思惑もサポートしよう。
今期2Q累計業績の上方修正は、モバイル向けや新規ビジネスの立ち上げに円安進行、販管費削減などが加わったことが要因となった。期初予想より売り上げを160億円、経常利益を5億5000万円、純利益を3億円それぞれ引き上げ、純利益は、7億円(前年同期比2.0倍)と大幅続伸する。
3月通期業績は、今後の市場動向や顧客動向を検討した上で2Q累計決算発表時に公表するとしている。期初予想では、通期経常利益を20億円(前期比22%増)、純利益を14億円(同23%増)と続伸を予想しているが、スマートフォン向けの好調推移などから前期と同様の上方修正期待も高まる。
株価は、前期業績が再上方修正値を上ぶれて着地し、今期業績も続伸を予想したことで年初来高値740円まで買い進まれたが、この後実施した自己株式立会外買付取引(買付価格611円)や今期第1四半期のV字回復業績にも反応薄で600円台固めを続けてきた。PERは13倍台、PBRはわずか0.3倍と割安であり、高値奪回から2012年高値840円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
今期2Q累計業績の上方修正は、モバイル向けや新規ビジネスの立ち上げに円安進行、販管費削減などが加わったことが要因となった。期初予想より売り上げを160億円、経常利益を5億5000万円、純利益を3億円それぞれ引き上げ、純利益は、7億円(前年同期比2.0倍)と大幅続伸する。
3月通期業績は、今後の市場動向や顧客動向を検討した上で2Q累計決算発表時に公表するとしている。期初予想では、通期経常利益を20億円(前期比22%増)、純利益を14億円(同23%増)と続伸を予想しているが、スマートフォン向けの好調推移などから前期と同様の上方修正期待も高まる。
株価は、前期業績が再上方修正値を上ぶれて着地し、今期業績も続伸を予想したことで年初来高値740円まで買い進まれたが、この後実施した自己株式立会外買付取引(買付価格611円)や今期第1四半期のV字回復業績にも反応薄で600円台固めを続けてきた。PERは13倍台、PBRはわずか0.3倍と割安であり、高値奪回から2012年高値840円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:33
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2013年10月30日
【狙い場・買い場】共立印刷はファイナンス安一巡し電子書籍関連思惑も底流し超割安修正に好望
共立印刷<7838>(東1)は、7月23日払い込みで実施した新株式発行(発行価格248円)・株式売出しを嫌い窓を開けて241円まで急落、年初来安値223円に迫ったが、この窓埋め目前となっており、織り込み済みとして超割安修正買いが再燃する可能性がある。10月31日に発表予定の今3月期第2四半期(2Q)累計決算で好業績を確認し、11月20日予定の電子書籍関連のメディアドゥ<3678>(東マ)の新規株式公開(IPO)では、共立印刷にも関連人気が波及すると予想されるためだ。
同社のファイナンスは、今年4月に株式を100%取得して連結子会社化した暁印刷(東京都文京区)の取得資金8億5000万円と共立印刷の本庄第1・第2工場の輪転印刷設備の増強資金などの調達を目的にした。暁印刷は、文庫本、書籍の印刷を得意としており、商業印刷、雑誌印刷中心の共立印刷とのシナジー効果を高めるが、そのほか暁印刷は、電子書籍関連のデジタルコンテンツ制作技術でも高実績を誇っており、連結子会社化で最先端分野への展開力が強化される。電子書籍関連株各社は、メディアドゥのIPO承認とともに軒並みストップ高するなど、IPO高人気を先取りして急騰を演じており、共立印刷にもIPO人気の波及が期待される。
同社は、業績も好調に推移している。商業印刷では通販カタログや流通チラシの受注量が増加して、暁印刷の書籍関連の受注が上乗せ、同社工場の内製化率を高めるとともに暁印刷の利益がオンしていることなどが要因で、今3月期第1四半期(1Q)業績は、前年同期比11%増収、27%経常増益、41%純益増益と続伸した。
2Q累計・3月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、12億4000万円(前期比35%増)と大幅続伸を見込み、配当も、年間11円(前期実績9.5円)と連続増配を予定しており、2Q累計決算発表で好決算継続が見直されよう。
株価は、窓埋めがほぼ最終局面となっているが、PERは8倍台、PBRは0.9倍となお超割安放置となっている。年初来高値299円抜けからまず2012年高値327円奪回に向かおう。(本紙編集長・浅妻昭治)
同社のファイナンスは、今年4月に株式を100%取得して連結子会社化した暁印刷(東京都文京区)の取得資金8億5000万円と共立印刷の本庄第1・第2工場の輪転印刷設備の増強資金などの調達を目的にした。暁印刷は、文庫本、書籍の印刷を得意としており、商業印刷、雑誌印刷中心の共立印刷とのシナジー効果を高めるが、そのほか暁印刷は、電子書籍関連のデジタルコンテンツ制作技術でも高実績を誇っており、連結子会社化で最先端分野への展開力が強化される。電子書籍関連株各社は、メディアドゥのIPO承認とともに軒並みストップ高するなど、IPO高人気を先取りして急騰を演じており、共立印刷にもIPO人気の波及が期待される。
同社は、業績も好調に推移している。商業印刷では通販カタログや流通チラシの受注量が増加して、暁印刷の書籍関連の受注が上乗せ、同社工場の内製化率を高めるとともに暁印刷の利益がオンしていることなどが要因で、今3月期第1四半期(1Q)業績は、前年同期比11%増収、27%経常増益、41%純益増益と続伸した。
2Q累計・3月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、12億4000万円(前期比35%増)と大幅続伸を見込み、配当も、年間11円(前期実績9.5円)と連続増配を予定しており、2Q累計決算発表で好決算継続が見直されよう。
株価は、窓埋めがほぼ最終局面となっているが、PERは8倍台、PBRは0.9倍となお超割安放置となっている。年初来高値299円抜けからまず2012年高値327円奪回に向かおう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:47
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【狙い場・買い場】京写は1株利益を36.9円に増額、PERはわずか4倍台で割安
京写<6837>(JQS・売買単位1000株)は220〜250円を固め上値指向の展開である。去る23日に好調見通しの今3月期について経常利益と純益を増額修正しているが、株価にはまだ織り込まれていない。
今3月期は10.1%増収、営業利益35.5%増益の見通し。さらに、経常利益と純益を増額修正し、とくに1株利益は36.9円(前期22.1円)と向上する。
片面プリント配線基板が海外で家電製品や自動車関連分野に好調。海外での製造設備の自動化推進による省人化でコスト削減も寄与している。加えて、円安効果で経常利益を増額した。
29日の238円はPERがわずか6.4倍にすぎない。利回りも2.1%ていどある。とくに、配当性向が13%台と低いため今期は増配も期待できそうだ。
今年5月には415円の高値があり上値余地は大きい。先ずは、300円台乗せが見込めるだろう。(甘栗)
>>京写のMedia−IR企業情報
今3月期は10.1%増収、営業利益35.5%増益の見通し。さらに、経常利益と純益を増額修正し、とくに1株利益は36.9円(前期22.1円)と向上する。
片面プリント配線基板が海外で家電製品や自動車関連分野に好調。海外での製造設備の自動化推進による省人化でコスト削減も寄与している。加えて、円安効果で経常利益を増額した。
29日の238円はPERがわずか6.4倍にすぎない。利回りも2.1%ていどある。とくに、配当性向が13%台と低いため今期は増配も期待できそうだ。
今年5月には415円の高値があり上値余地は大きい。先ずは、300円台乗せが見込めるだろう。(甘栗)
>>京写のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:41
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【じっくり投資コーナー】ツヴァイはレンジ下限に到達、好業績で好利回り
イオン系でPC利用の結婚相手紹介サービス大手、ツヴァイ<2417>(東2)は、10月29日(火)6円高の807円と反発。レンジ下限に届き、下値を固める動き。割安感があり配当利回り妙味もソコソコあることから、外部環境の影響を受けにくい好業績株として、中長期狙いで押し目は注目されよう。
足元の業績、ツヴァイ事業では販売コースのシンプル化を図りながら、エブリディロープライス戦略を推進。営業拠点のマリッジ・コンサルタントによる入会から成婚までの強化に取り組み。クラブチャティオ事業ではパーティ専用ラウンジを新設するとともに、人材育成を図りながらローコストオペレーションに取り組み。ウエディングデスク事業を拡大の取り組み。海外ではタイでサービスを開始するなどし、トップラインを上げる施策に取り組み、今2月期売上高は44億円(前年同期比2.4%増)、営業利益は3億8000万円(同13.7%増)、経常利益は4億1000万円(同12.3%増)、純利益は1億9500万円(同0.7%増)を見込む。年間配当は期末一括30円を予定している。
株価は、ここ8カ月780円〜860円前後で往来相場が続いている。直近では9カ月移動平均線がサポートラインに下値を徐々に切り上げつつあり、800円処が下値として意識された感がある。PBR0.78倍と割り負け、配当利回りは3.7%と利回り妙味もある。レンジ上限の860円前後までの上昇を期待し、中長期狙いで押し目を丹念に拾うところだろう。(N)
足元の業績、ツヴァイ事業では販売コースのシンプル化を図りながら、エブリディロープライス戦略を推進。営業拠点のマリッジ・コンサルタントによる入会から成婚までの強化に取り組み。クラブチャティオ事業ではパーティ専用ラウンジを新設するとともに、人材育成を図りながらローコストオペレーションに取り組み。ウエディングデスク事業を拡大の取り組み。海外ではタイでサービスを開始するなどし、トップラインを上げる施策に取り組み、今2月期売上高は44億円(前年同期比2.4%増)、営業利益は3億8000万円(同13.7%増)、経常利益は4億1000万円(同12.3%増)、純利益は1億9500万円(同0.7%増)を見込む。年間配当は期末一括30円を予定している。
株価は、ここ8カ月780円〜860円前後で往来相場が続いている。直近では9カ月移動平均線がサポートラインに下値を徐々に切り上げつつあり、800円処が下値として意識された感がある。PBR0.78倍と割り負け、配当利回りは3.7%と利回り妙味もある。レンジ上限の860円前後までの上昇を期待し、中長期狙いで押し目を丹念に拾うところだろう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:24
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2013年10月28日
【狙い場・買い場】クオールは2Q決算発表を先取りボックス上値抜けから窓埋めへ弾み
クオール<3034>(東1)は、今年6月17日払い込みで実施した新株式発行(発行価格548円)が響き、東証第1部指定替え後安値515円を下値、600円を上値とする小幅ボックス展開が続いたが、10月31日に発表を予定する今3月期第2四半期(2Q)決算の発表を前に業績上ぶれ期待を高めボックス上限を上放れており、割安修正でファイナンス実施時に開けた窓埋めに弾みをつけよう。きょう28日付けの日本経済新聞で報道された処方薬販売へのポイント付与も、押し上げ効果を発揮しよう。
同社の今3月期業績は、前期の下方修正・減益転換業績から一転して増益転換、売り上げ1000億円(前期比30%増)、経常利益34億円(同20%増)、純利益14億円(同3%増)と見込んでいる。前期は、新規出店を49店舗、同業他社の子会社化による取得64店舗、事業譲り受けによる取得4店舗など合計117店舗を出店(閉店6店舗)し、薬価のマイナス改定、調剤報酬改定の影響を吸収したが、新業態のロ−ソン<2651>(東1)やビックカメラ<3048>(東1)との提携店舗の新規出店時期がズレ込み、計画に未達となり、積極的なM&Aの先行投資費用増などから減益転換した。
今期は、ローソン併設店70店舗を含む111店舗の出店を計画し、ローソン事業の収益改善や、今年4月に買収したアルファーム(茨城県水戸市)の取得店舗23店舗、同4月に1号店がオープンしたJR大阪駅の駅ナカ薬局の寄与などから増益転換を見込んでいる。処方薬へのポイント付与は、患者の負担額100円につき1ポイントを付け「1ポイント=1円」としてこのローソン併設店で開始され、ローソン店舗での支払いに使えると報道されている。
今年7月開示の1Q業績は、新期出店が43店舗(閉店4店舗)とスピードアップしたことなどから、前年同期比44%増収、2.2倍経常増益、63%純益増益とV字回復しており、これが今期業績の上ぶれ期待につながっている。東洋経済会社四季報秋号では、通期純利益は15億円と2012年3月期の過去最高(15億6000万円)にキャッチアップすると観測しているだけに、10月31日の2Q累計決算に注目が集まる。
株価は、ファイナンス発表で700円台から窓を開けて1株純資産511円目前まで200円安、下値ボックス展開が続いているが、PERは11倍台と明らかに下げ過ぎである。ボックスを抜けたここから窓埋めの一段高に進もう。(本紙編集長・浅妻昭治)
同社の今3月期業績は、前期の下方修正・減益転換業績から一転して増益転換、売り上げ1000億円(前期比30%増)、経常利益34億円(同20%増)、純利益14億円(同3%増)と見込んでいる。前期は、新規出店を49店舗、同業他社の子会社化による取得64店舗、事業譲り受けによる取得4店舗など合計117店舗を出店(閉店6店舗)し、薬価のマイナス改定、調剤報酬改定の影響を吸収したが、新業態のロ−ソン<2651>(東1)やビックカメラ<3048>(東1)との提携店舗の新規出店時期がズレ込み、計画に未達となり、積極的なM&Aの先行投資費用増などから減益転換した。
今期は、ローソン併設店70店舗を含む111店舗の出店を計画し、ローソン事業の収益改善や、今年4月に買収したアルファーム(茨城県水戸市)の取得店舗23店舗、同4月に1号店がオープンしたJR大阪駅の駅ナカ薬局の寄与などから増益転換を見込んでいる。処方薬へのポイント付与は、患者の負担額100円につき1ポイントを付け「1ポイント=1円」としてこのローソン併設店で開始され、ローソン店舗での支払いに使えると報道されている。
今年7月開示の1Q業績は、新期出店が43店舗(閉店4店舗)とスピードアップしたことなどから、前年同期比44%増収、2.2倍経常増益、63%純益増益とV字回復しており、これが今期業績の上ぶれ期待につながっている。東洋経済会社四季報秋号では、通期純利益は15億円と2012年3月期の過去最高(15億6000万円)にキャッチアップすると観測しているだけに、10月31日の2Q累計決算に注目が集まる。
株価は、ファイナンス発表で700円台から窓を開けて1株純資産511円目前まで200円安、下値ボックス展開が続いているが、PERは11倍台と明らかに下げ過ぎである。ボックスを抜けたここから窓埋めの一段高に進もう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:12
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