[注目銘柄]の記事一覧
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記事一覧 (09/10)【狙い場・買い場】極東開発は業績上方修正、23期ぶり最高純益を見直し割安修正に加速ムード
記事一覧 (09/10)【じっくり投資コーナー】神鋼商事はオリンピック関連、製鐵会社の輸出価格引き引上も支援
記事一覧 (09/09)【狙い場・買い場】大真空はもう一つのヤマ場に向け好業績・需給評価で再離陸態勢
記事一覧 (09/09)【狙い場・買い場】テレビCM制作に追い風のティー・ワイ・オー、中期300円も
記事一覧 (09/06)【狙い場・買い場】アルバックは黒字転換業績をテコに割安修正で急騰習性再発揮を期待
記事一覧 (09/06)【じっくり投資コーナー】太平工業は新日鉄住金系で見直し人気、PBR0.5倍
記事一覧 (09/05)【狙い場・買い場】関西ペは連続最高純益を見直し日本ペとの株価ギャップ是正期待
記事一覧 (09/04)【狙い場・買い場】ALSOKは五輪の東京招致成功ならトリプル・メリット評価で再急騰思惑
記事一覧 (09/04)【じっくり投資コーナー】コロナは冬シーズンに備えて待ち伏せ、指標も割安
記事一覧 (09/03)【狙い場・買い場】トーソーは上放れ後の値もち抜群、PER7倍の割安、600円相場へ
記事一覧 (09/02)【狙い場・買い場】大東建託は配当権利取りを主体に割安修正で値幅効果も期待
記事一覧 (09/01)【じっくり投資コーナー】太陽ホールディングスは高値から25%調整、下値水準到達、年120円配当に魅力
記事一覧 (08/30)【狙い場・買い場】サンエーは株式分割落ち後安値は割安再修正へ好仕込み場
記事一覧 (08/29)【狙い場・買い場】アドヴァンは決算早期発表プレミアム先取りに駆け込み需要思惑も加わり超割安修正
記事一覧 (08/29)【じっくり投資コーナー】リソー教育の安値更新に中期狙い妙味、今期2ケタ増益
記事一覧 (08/28)【狙い場・買い場】エーアイテイは連続最高純益・増配にTPP関連思惑も支援して権利落ち埋め有望
記事一覧 (08/27)【狙い場・買い場】マクニカは13年ぶりの最高純益をテコに急伸特性再発揮へ煮詰まり感
記事一覧 (08/27)【じっくり投資コーナー】パシフィックネットは3営業日ぶり反発、13週線が下値支え上昇基調不変
記事一覧 (08/26)【狙い場・買い場】リコーは欧州関連株の一角で大幅続伸業績を見直し割安返上余地
記事一覧 (08/23)【狙い場・買い場】ガリバーインターナショナルは増益・増配転換を評価し分割落ち後安値水準は好仕込み場
2013年09月10日

【狙い場・買い場】極東開発は業績上方修正、23期ぶり最高純益を見直し割安修正に加速ムード

狙い場・買い場 極東開発工業<7226>(東1)は、2点底から2割高するボックス相場を繰り返しつつボックス下限を切り上げ25日移動平均線を上放れてきており、年初来高値1255円奪回からさらに上値を拡大する加速展開が見込めそうだ。今3月期業績の早期上方修正で、3月通期業績は、23期ぶりに過去最高を更新することを見直して割安修正買いを強め、さらに東京オリンピックのインフラ整備特需関連思惑もフォローするためで、年初来高値1255円抜けから2005年9月高値1682円も意識されよう。

 今期業績は、今期第1四半期(1Q)決算を開示した今年7月に早くも上方修正された。今期から推進している中期経営計画通りに、名古屋工場の大型ダンプトラックの生産増強や、5月に回転板式ごみ収集車の新型モデルを発表するなど積極的な営業活動で国内受注を着実に確保、マレーシアでの同社販売代理店の株式取得やインドネシア工場建設などの海外展開を積極的に進め、特装車事業の中国子会社で貸倒引当金を計上したが、不動産賃貸事業で販売用不動産を売却、1Q業績が、大きく続伸し、期初予想の第2四半期累計業績に対して順調な利益進捗率を示したことを踏まえて上方修正した。通期純利益は、期初予想の32億円を34億円(前期比7%増)に引き上げ、1991年3月期の過去最高(33億8800万円)を更新する。

 株価は、前期業績の再上方修正や期末配当の再増配、今期業績の続伸・連続増配予想をテコに年初来高値をつけ、その後は、950円を二番底として1172円までリバウンドするボックス相場と、1012円を二番底として1100円台まで戻すボックス相場を2度繰り返してダメ押しし25日線を上回ってきた。PERは13倍台、PBRは0.7倍と割安であり、高値抜けからまず1株純資産1481円をクリアし、2005年高値1682円を目指す上値評価を強めよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:12 | 注目銘柄

【じっくり投資コーナー】神鋼商事はオリンピック関連、製鐵会社の輸出価格引き引上も支援

じっくり投資コーナー 神鋼商事<8075>(東1)の9日(月)株価は7円高の203円と反発。日本の製鉄会社は鉄鋼製品の輸出価格を5〜9%引き上げると伝わり、新日鐵住金が連日高値、神戸製鋼所が反発。東京オリンピック開催も鉄鋼業界に追い風となることから、鐵鋼関連銘柄に見直し機運が高まっており、神戸製鋼系の商社である神鋼商事は割安訂正高が期待されよう。

  足元の業績、鉄鋼部門、鉄鋼原料部門、非鉄金属部門が好調で、機械・情報部門と溶材部門の減少をカバーし、今3月期第1四半期売上高は2060億0200万円(前年同期比0.2%増)営業利益は12億8400万円(同27.3%増)、経常利益は12億6300万円(同20.4%増)、純利益は5億5700万円(同300万円)に着地。経常利益は中間期経常利益17億円(前年同期比22.5%減)に対する進捗率が74.3%と順調に推移。通期経常利益30億円(前期比59.5%増)を見込むが、16年3月期を最終年度とした中期経営計画では経常利益90億円を目指すことから、中長期で業績拡大に対する期待感が高まる。

  株価は、5月22日に年初来の高値223円と買われた後、6月7日安値166円まで調整を挟んで8月7日高値208円まで上昇。その後、もみ合っているが、直近で下値を切り上げ、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現。中期計画では鉄鋼部門の重点実施課題として国内取引の維持拡大において神戸製鋼グループとの更なる関係強化を掲げており、鉄鋼関連として注目度は高い。今期予想PER6倍台・PBR0.57倍と割安感があり、配当利回り約3%と利回り妙味もソコソコあり、水準訂正高に進むのは必至と見られる。業績好調で出遅れ感が顕著となっており、中長期で買い妙味が膨らもう。(N)

>>神鋼商事のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:47 | 注目銘柄
2013年09月09日

【狙い場・買い場】大真空はもう一つのヤマ場に向け好業績・需給評価で再離陸態勢

狙い場・買い場 大真空<6962>(東1)は、前3月期業績の上ぶれ着地・期末配当の増配、今期業績の続伸・連続増配予想に東証と大証の第1部市場の統合が加わって年初来高値496円まで4割高の逆行高を演じた。その後、株価は材料出尽くし感からほぼ往って来いの調整となった。しかし、この2つの買い材料は、10月末に第2のヤマ場を迎えることになっており、株価の再離陸が見込まれる。割安修正へ待ち伏せ買い妙味を示唆している。

 同社の業績は、前期業績が、昨年11月の下方修正値を今年2月に一転して上方修正、その上方修正値を上ぶれ、純利益が10億8800万円(前々期は2億4900万円の赤字)と大幅黒字転換した。主力製品の水晶デバイス製品が、スマートフォン、タブレットPC向けに好調に推移し、為替相場の急速な円安で9億9000万円もの為替差益を計上したことが要因となった。期末配当は、3円を4円に引き上げ、年間6円(前々期実績4円)に増配した。

 今期業績も、スマホ向け続伸に加えて、カーエレクトロニクス分野で電装化需要が拡大することから続伸、純利益は、11億円(同1%増)と予想し、配当も8円の連続増配を予定している。今年8月に開示した今期第1四半期業績は、純利益が4億5600万円(前期比91%増)とV字回復して着地し、通期業績対比で41%の高利益進捗率と目安の25%を大きく上回り、前期業績と同様の上方修正期待を高めている。

 もう一方の買い材料の東証・大証の統合は、統合により東証株価指数(TOPIX)に算入され、TOPIX連動型のファンドなどの買い需要が発生する好需給要因である。この算入は、8月末に第1回目が実施されたが、第2回目は10月末と予定されている。この時期は、同社の今期第2四半期業績の観測報道や実際の決算発表が迫ることが重なるもので、株価的にも第2のヤマ場となってくる。

 株価は、年初来高値からほぼ往って来いの調整をしてTOPIXへの第1回目の算入先取りで429円までリバウンドしたが、材料出尽くし感から400円台出没の値固めを続けている。PER15倍台、PBR0.5倍の割安修正から再離陸は必至であり、高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:41 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】テレビCM制作に追い風のティー・ワイ・オー、中期300円も

狙い場・買い場 ティー・ワイ・オー<4358>(JQS・売買単位100株)は、9月12日に7月期決算の発表を控えており、2014年7月期は好調の見込まれることから150円どころは狙い場だろう。

 チャート面でも5月8日に年初来高値208円をつけて以降、日柄整理は十分である。また、150円前後でのモミ合いも十分で下値は固まっている。

 まもなく発表の前7月期は営業利益14億円(2012年7月期14億4800万円)と微減見通しだが、1円増配して年3円配当とする。とくに、増配は先行き業績に対する自信の現れといえるだろう。

 オリンピックで景気に明るさが加わり得意とするテレビCM制作の需用拡大が見込まれる。2014年7月期の増益はほぼ間違いないだろう。

 200円台乗せから中期的には2007年3月以来となる300円相場も十分見込めるだろう。(甘栗)

>>ティー・ワイ・オーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:06 | 注目銘柄
2013年09月06日

【狙い場・買い場】アルバックは黒字転換業績をテコに割安修正で急騰習性再発揮を期待

狙い場・買い場 アルバック<6728>(東1)は、上昇転換した25日移動平均線で下値を確認しつつ下値を切り上げているが、持ち前の急騰習性を発揮する場面の接近も予想され、値幅取り妙味を示唆している。急騰の手掛かり材料となるのは、今6月期純利益の4期ぶりの黒字転換予想で、今期から展開する中期経営計画の意欲的な業績目標数値もフォローしよう。

 同社の今期業績は、売り上げ1800億円(前期比10%増)、経常利益70億円(同11%増)、純利益40億円(前期比38億700万円の赤字)と予想されている。売り上げは増収転換し、経常利益は、前期に黒字転換してその黒字幅を伸ばし、純利益は、2010年6月期以来の黒字転換となる。フラットパネルディスプレイ(FDP)業界で、大型液晶テレビ関連の設備投資が停滞し、半導体業界でもパソコン需要の減少で設備投資が低迷するなか、対応して前期に不採算製品・取引を見直し61億円の特別損失を計上するなどの事業構造改革を終了、次世代ディスプレイの有機EL関連の設備投資が動意付くなど一部回復の兆しがあり、半導体関連でもメモリ価格の底打ちで設備投資再開の動きがみられ、真空機器事業のFPD・PVD製造装置が、前期比17%増、半導体・電子部品製造装置が同35%増と伸びることなどを見込んでおり、純益黒字転換要因となる。

 今期から推進する中期経営計画では、真空技術を核として付加価値を高める仕組みを再構築して、最終年度の2016年6月期の売り上げを2050億円(今期予想比13%増)、純利益を110億円(同2.7倍)と目標数値に掲げている。

 株価は、前期第3四半期の黒字転換業績には窓を開けて急伸し年初来高値1335円まで4割高し、一転した前期業績の下方修正ではやはり窓を開けて735円まで急落、今期業績の続伸予想で窓を開けて965円をつけるなど急騰急落習性を発揮している。PER13倍台の割安修正による急騰習性の再発揮を待ち伏せて報われそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:42 | 注目銘柄

【じっくり投資コーナー】太平工業は新日鉄住金系で見直し人気、PBR0.5倍

じっくり投資コーナー  新日鐵住金系の総合エンジニアリング会社の太平工業<1819>(東1)は、9月5日(木)4円高の(+1.18%)の344円と4営業日続伸。新日鐵住金が高値頑強な動きのほか、同グループ内で住金物産と日鐵商事がこの10月に統合で水準訂正高が続いたこともあり、10月1日に日鉄エレックスと統合する太平工業にも見直し機運が高まると予想される。

  足元の業績、今3月期第1四半期は売上高が274億9000万円(前期比19.9%減)、営業損益が4200万円の赤字(同17億9700万円の黒字)、経常損益は3700万円の赤字(同18億2800万円の黒字)、純損益は1億0800万円の赤字(同12億3800万円の黒字)に着地。今3月期業績見通しは、統合時に明らかになる予定。

  株価は、5月30日に年初来の高値405円と買われた後、6月27日安値330円まで調整。8月21日安値326円と売り直されて下値を確認。PBR0.52倍と割り負け、日鉄エレックスとの統合による相乗効果が期待されることから、水準訂正の動きが期待されよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | 注目銘柄
2013年09月05日

【狙い場・買い場】関西ペは連続最高純益を見直し日本ペとの株価ギャップ是正期待

狙い場・買い場 関西ペイント<4613>(東1)は、同業他社の日本ペイント<4612>(東1)が、連日の年初来更新と人気化、株価面では後塵を拝しているが、同社自体も今3月期純利益が、連続の過去最高更新が予想されており、割安修正で株価ギャップを解消、出遅れを訂正する展開が見込まれる。グローバル展開に高実績があることなども、改めて評価されよう。

 もともと同社と日本ペの株価は、同社の株価が上サヤにあった。昨年2012年高値は、同社が933円に対して日本ペが742円、今年1月の年初来安値は、同社の930円に対して日本ペが751円と約200円の格差があった。この株価格差が逆転したのは、日本ペが、今年7月に今3月期業績を上方修正したのに続いて今期配当の増配、自己株式取得と相次いで好材料を発表、株価が年初来高値まで300円超の急伸を演じ、信用取組も売り長で逆日歩がついていることによる。

 この間、関西ペは、今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、2ケタ増益と続伸し、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対して順調な利益進捗率を示したが、株価に反応は限定的にとどまった。1Q業績は、国内では自動車向けがエコカー補助金制度終了による自動車生産台数減少で伸び悩んだが、建築・防食分野で住宅建設や公共投資向けが増加し、インドでも自動車の販売台数が減少したが、売り上げは引き続き伸び、建築分野でも依然として需要拡大が続いたことで2ケタ続伸となった。2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、200億円(前期比12%増)と連続の過去最高更新を予想、配当も、14円(前期実績12円)に連続増配する。

 株価は、日本ペが300円超高と急伸する一方で、同社は、1200円を挟む上下100円幅の中段もみ合いと取り残された。PERは15倍台と日本ペの16倍台に対して割り負けが目立ってきており、本来の株価ポジション回復へ日本ペ追撃を開始しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:38 | 注目銘柄
2013年09月04日

【狙い場・買い場】ALSOKは五輪の東京招致成功ならトリプル・メリット評価で再急騰思惑

狙い場・買い場 2020年夏季オリンピックの開催都市は、9月7日開催予定の国際オリピック委員会(IOC)総会で決定され、すでに東京招致に成功するとの期待感から建設株、不動産株などが関連株人気を高めているが、ALSOK(綜合警備保障)<2331>(東1)は、東京開催が決定された場合は、トリプル・メリット発生が予想されており、関連の割安株買いが増勢となる展開が想定され、待ち伏せ買い妙味を示唆している。

 同社は、オリンピックを東京に招致する委員会のオフィシャルパートナーの一員を占めて開催の際の会場警備需要を享受すると期待されるほか、同社社員の吉田沙保里選手などが、女子レスリングの日本代表として金メダルを連続獲得するなど競技面でのつながりも強い。さらに7日のIOC総会では、オリンピック種目に追加される競技が決定される予定になっており、一度除外されたレスリングが復活決定されれば、吉田沙保里選手などを同社のテレビCMのキャラクターに使用している同社自体の露出度も高まり、IOCの決定で一度に三重のメリットが発生、株価を刺激する展開が想定される。

 同社は、業績も好調に推移している。今3月期業績は続伸、純利益は、108億円(前期比26%増)と連続の2ケタ増益が予想されている。セキュリティ事業では、機械警備業務の機器販売が続伸し、常駐警備業務では、東京スカイツリータウンの大型施設警備や大規模マラソンの大型臨時警備などを多数受注し、今期から新たに立ち上げる個人向けブランド「HOME ALSOK」では、従来の「家を守る」ホームセキュリティから顧客のライフステージごとのニーズに合わせた「生活全般の安心・安全を守るセキュリティ」へサービスを進化させることも寄与する。

 株価は、前期業績の上ぶれ着地・期末配当増配に今期業績の続伸予想も加わってストップ高して年初来高値2013円をつけ、全般相場急落の波及で1477円まで調整、半値戻し水準で値固めを続けてきた。PERは17倍台と割安であり、オリンピック東京招致が実現した場合は歓迎高で高値奪回へ急伸展開が予想されるが、最悪ケースの招致失敗の場合も、バリューエーション評価で一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:33 | 注目銘柄

【じっくり投資コーナー】コロナは冬シーズンに備えて待ち伏せ、指標も割安

じっくり投資コーナー  石油暖房機大手のコロナ<5909>(東1)は、9月3日(火)13円高の(+1.21%)の1089円と3営業日ぶりに反発。

異常気象で猛暑となった今夏、遅れまばせながら猛暑関連として見直される可能性がある。また、冬に備えた待ち伏せ銘柄として先回り買いが入ると期待されることから注目したい。

  足元の業績、消費増税前の駆け込み需要による新設住宅着工戸数の増加への期待感のほか、環境意識の高まりを受け、省エネ性の高い住宅設備機器へのシフトが進むことが予想され、今3月期売上高は842億円(前期比1.1%増)、営業利益は43億円(同1.1%増)、経常利益は47億円(同0.3%増)、純利益は31億円(同3.3%増)と小幅ながら増収増益を確保する見通し。年間配当は26円を予定している。

  株価は、5月20日に年初来の高値1131円と買われた後、6月7日安値980円まで調整を挟んで6月21日高値1114円と上昇。その後、1080円を軸にもみ合いとなっている。同社が、ウインド形・冷房・ヒートポンプ暖房兼用形エアコンを手がけており、今年は猛暑でエアコンの売り上げが好調と思われるほか、電力供給への不安が和らいでいたこともあり、エコキュートの伸びも予想され、10月下旬に予定される第2四半期決算は期待が持てる。今期予想PER10倍台・PBR0.47倍と割安感があり、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコあり、下値不安は少なく、押し目は注目されよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | 注目銘柄
2013年09月03日

【狙い場・買い場】トーソーは上放れ後の値もち抜群、PER7倍の割安、600円相場へ

狙い場・買い場 トーソー<5956>(東2・売買単位100株)の480円台は狙い場といえる。5月後半から8月後半まで3ヶ月にわたり450円中心のモミ合いで下値を固めたうえでの出直りである。

 年初来高値549円(5月9日)に対して手の届く位置にあり、業績とテーマ性からみて高値更新から2006年1月以来となる600円相場は十分に見込めるだろう。

 カーテンレールの最大手でブライド、間仕切りなども手がけ民間住宅の増加、公共投資増加による公共施設の増加に伴って需要拡大が見込まれる。

 今3月期は営業利益47.5%増益、1株利益62.4円、配当年10円の見通し。

 PERはわずか7倍台にすぎない。出来高面にやや難はあったが、最近では商いは活発になっている。去る、8月23日にマド開けして450円のモミ合いを上放れ、その後、480円台で再びモミ合っている。次に500円に乗せてくれば上げ足は速くなるだろう。500円を前にモミ合っているところは好狙い場といえるだろう。(甘栗)

>>トーソーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:24 | 注目銘柄
2013年09月02日

【狙い場・買い場】大東建託は配当権利取りを主体に割安修正で値幅効果も期待

狙い場・買い場 大東建託<1878>(東1)は、今3月期配当の連続増配を予定し、3月期決算会社の好配当利回りランキングの上位にランクインしており、9月相場入りとともに、この中間配当の配当権利取りを主体に、付随して今期業績の連続の最高純利益更新を見直す割安修正の値幅効果も期待できる。海外マーケットが波乱展開するなか、消費増税関連の駆け込み需要思惑や不動産株への2020年オリンピック招致関連人気、さらに内需関連のディフェンシブ業態評価もテコに年初来高値1万1040円へキャッチアップしよう。

 同社の業績は、相続税法改正に伴って土地所有者の賃貸住宅建設需要が底固く推移し、大都市エリアの持ち家所有者の相続税対策の「自宅付き賃貸住宅への建て替えニーズ」も高いことから、受注工事高が、前期の過去最高の6551億円から2.3%増の6700億円に増加、「賃貸経営受託システム」による一括借上物件も増加、入居率も高水準で推移し家賃収入も伸びることから続伸を予想、今期純利益は、550億円(前期比6%増)と連続の過去最高更新を予想、市場コンセンサスを上回った。

 今年7月に発表した今期第1四半期業績も、前年同期比17%増収、2.2倍経常増益、2.4倍純益増益と大幅続伸して着地して、期初予想の第2四半期累計業績に対して57%の利益進捗率と目安の50%を上回り、前期業績と同様の上ぶれ期待を高めた。

 配当は、前期業績が期初予想を上ぶれて着地したことから配当性向を50%とする配当政策に従って期末配当をアップさせ、年間324円(前々期実績294円)に増配したが、今期はさらに341円への連続増配を予定している。

 株価は、前期業績の上ぶれ着地・期末配当増配、今期業績の続伸・連続増配を評価して年初来高値まで買い進まれたが、全般相場急落とともに8410円まで突っ込み、25移動平均線水準の9000円台出没を続けている。配当利回りは3.6%と市場平均を大きく上回っており、PERも13倍台と割安であり、消費税増税に伴う駆け込み需要思惑もフォローしてインカム・ゲインとキャピタル・ゲインを狙う両建て投資妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:34 | 注目銘柄
2013年09月01日

【じっくり投資コーナー】太陽ホールディングスは高値から25%調整、下値水準到達、年120円配当に魅力

じっくり投資コーナー 絶縁膜「ソルダーレジスト」で世界シェア1位の太陽ホールディングス<4626>(東1)は、8月30日(金)36円安(−1.25%)の2853円と反落。51円安の2838円と売られ、5月15日につけた年初来の高値3770円から25%調整。2800円割れの下値圏に接近し、値ごろ感が出ており、ここからの突っ込み場面は買い妙味が膨らもう。

 足元の業績、スマートフォンや車載関連向けの需要が堅調に推移。リジッド基板用部材とPKG(半導体パッケージ)基板用とフレキシブル基板用部材が好調で、ビルドアップ基板用部材とFPD用用部材の落ち込みをカバーし、今3月期第1四半期売上高は95億9900万円(前期比4.2%増)、営業利益は16億5900万円(同48.7%増)、経常利益は17億2300万円(同43.1%増)、純利益は11億5800万円(同29.0%増)と2ケタ増益着地と好調。台湾における連結子会社の出資比率を51.0%から69.2%に引き上げ、市場成長が見込まれる中国でのシェア拡大を目指し、通期純利益47億円(前期比39.6%増)は達成する見通し。年間配当は120円(同30円増)を予定している。

 株価は、下値支持線である9カ月移動平均線に届き、配当利回り4.2%と利回り妙味が増す水準。先進国を中心にスマートフォン市場が成熟し収益の伸びが鈍化するとの懸念はあるものの、新興国市場に開拓余地を持つ基礎部品のシェアが高いメーカーには成長期待が高まり、リバウンド相場は十分見込まれる。ここからの押し目は買い妙味が膨らもう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:19 | 注目銘柄
2013年08月30日

【狙い場・買い場】サンエーは株式分割落ち後安値は割安再修正へ好仕込み場

狙い場・買い場 サンエー<2659>(東1)は、8月28日に株式分割(1対2)の権利を落として理論株価水準でもみ合い、実質的に年初来高値水準で推移しているが、株式分割から再度、割安修正に発進する展開は有力で、好仕込み場となろう。沖縄県の流通最大手として積極的にフランチャイズ(FC)を契約して業態展開し、業績の連続の過去最高更新となっているためで、今年8月早々に締結した良品計画<7453>(東1)との「無印良品」にライセンス・ストア契約なども、業績・株価の押し上げ効果を発揮しよう。同社と同様に28日に株式分割の権利を落としたカカムコム<2371>(東1)ネオス<3627>(東1)が、落ち後安値から急騰していることも連想が働く見込みだ。

 同社はショッピングセンター、スパーマーケット、家電、ドラッグストア、外食、コンビニエンスストアと他業態展開、その業態ごとにマツモトキヨシホールディングス<3088>(東1)エディオン<2730>(東1)ローソン<2651>(東1)、東急ハンズ(東京都渋谷区)などとFC契約して新規出店、業容の厚みを増し業績の拡大を図ってきた。

 前2月期業績は、長梅雨と台風などの気候要因による沖縄本島全店の休業、営業時間短縮などで下方修正し前々期の過去最高純利益から減益転換したが、今2月期業績は増益転換を予想、純利益は、60億9800万円(前期比9%増)と前々期の過去最高(62億8000万円)に迫る。7月に発表した今期第1四半期(1Q)業績は、増益転換して順調な利益進捗率を示しており、今秋に開店10周年で改装するショッピングセンター「西原シティ」内に「無印良品」の新規出店を計画していることなどから業績上ぶれ期待も高まる。

 株価は、1Q業績開示で5000円台を回復して続いて発表した株式分割を歓迎して年初来高値5200円まで買われ、スンナリ分割権利を落とした。実質は年初来高値水準で推移しているが、株価水準は半値と手掛けやすくなっており、PER12倍台の割安修正に拍車を掛けよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:03 | 注目銘柄
2013年08月29日

【狙い場・買い場】アドヴァンは決算早期発表プレミアム先取りに駆け込み需要思惑も加わり超割安修正

狙い場・買い場 全般相場は、8月の夏枯れ・波乱展開から9月も、なお内外に重要イベントの発表を控えて先行き不透明感が強いが、9月入りとともに注目度がアップするのが企業業績の動向である。3月期決算会社の第2四半期(2Q)の最終月であり、業績の修正、観測報道などが増勢となってくるが、そのなかで決算発表で常に1番乗りとなり早期開示プレミアムで株価が上昇するアドヴァン<7463>(東1)の下値は、先取りして報われそうだ。今3月期営業利益が続伸予想にあり、消費税増税前の駆け込み需要も予想されることもフォローして、超割安修正に動こう。

 同社は、決算期を締め切った翌営業日の寄り付き前に決算を発表しており、前2013年3月期決算が、4月1日の7時30分、今期第1四半期(1Q)決算が、7月1日7時30分となっており、いずれも一番乗りで早期開示の優等生となっている。業績も好調である。前期業績は、期中の再上方修正値を上ぶれて連続して過去最高を更新して配当も再増配、今期1Q業績も2ケタの増収増益で着地した。

 今期通期業績は、売り上げは162億円(前期比5%増)、営業利益は40億円(同5%増)と続伸を予想しているが、経常利益は、前期利益を押し上げた円安による為替差益発生を見込まず41億円(同11%減)、純利益も同じく25億円(同7%減)と保守的に想定している。10月1日と見られる2Q累計業績の早期発表時に、為替動向や消費税駆け込み需要を勘案してどのような決算実績になるのか、通期業績をどう修正してくるか注目されることになる。

 株価は、前期業績の再上方修正・再増配で窓を開けて1000円大台に乗せ、4月の決算発表では早期開示プレミアムも付加して年初来高値1521円まで上値を伸ばしたが、7月の1Q決算発表では全般相場の下ぶれ推移も響いてプレミアムは不発で1株純資産1186円水準での小動きが続いた。PERは9倍台と割安であり、6月の戻り高値1347円奪回から年初来高値を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:27 | 注目銘柄

【じっくり投資コーナー】リソー教育の安値更新に中期狙い妙味、今期2ケタ増益

じっくり投資コーナー  個別指導方式の学習塾「トーマス」を首都圏中心に直営展開している、リソー教育<4714>(東1)は、28日(水)24円安(−3.05%)の764円と反落し、分割後の安値更新。8月中間期配当権利落ちで、処分売りに下げたが、2月期末配当落ち後の2月26日安値762円まで届き往って来いとなっており、値ごろ感が出ている。

  足元の業績、柱の「トーマス」は、年間5校前後の新規及び拡大移転リニューアル開校による丁寧な教室展開を進め、同社グループの中核としてグループ全体の成長を牽引。名門会は、引き続き、全国への支社・校舎展開と同時に、既存エリアにおきましても一層の拡大成長を支える体制の整備を進め、規模拡大とブランド力向上を図るほか、伸芽会は、「新芽’sクラブ(しんが〜ずくらぶ)」の事業展開を推し進め、さらなる収益力向上を目指し、今2月期売上高は245億8500万円(前期比12.8%増)、営業利益は38億6000万円(同39.6%増)、経常利益は38億1000万円(同39.3%増)、純利益は19億8000万円(同29.7%増)と2ケタ増収増益で最高益を更新する見通し。年間配当は318円(第2四半期200円(9月1日を効力発生日として1株を10株に分割実施で実質20円) 期末18円)を予定している。

  株価は、日足では25日移動平均線、週足では13週移動平均線が上値抵抗線として意識される可能性はあるが、前日28日に14万0600株の商いをこなしており、この銘柄にしては、投げが一巡した感がある。需給は大幅に改善、最高益更新見通しで、配当利回りも5%近くあり、ここからジリ高歩調に転じると期待される。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | 注目銘柄
2013年08月28日

【狙い場・買い場】エーアイテイは連続最高純益・増配にTPP関連思惑も支援して権利落ち埋め有望

狙い場・買い場 エーアイテイー<9381>(東1)は、25日移動平均線水準での中段もみ合いを続け、きょう28日は全般相場の急落で再度、25日線を下回っているが、今2月期純利益の連続最高更新、実質連続増配とバリエーション面で割安顕著であり、突っ込み買いで今年2月末割り当てで実施した株式分割(1対2)の権利埋めの値幅取りも有望である。独立系複合一貫輸送業者として、年内に交渉合意を目指しているTPP(環太平洋経済連携協定)関連思惑も底流、側面支援効果を発揮しよう。

 同社の今期業績は、売り上げ200億2600万円(前期比19%増)、経常利益14億3000万円(同10%増)、純利益8億9800万円(同15%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。3PL(サードパーティ・ロジスティクス)業務を専門に取り扱う部署を新設して受注拡大が続き、通関業務を含めた一貫輸送提案の強化により通販販売企業やアパレル企業を中心に取扱コンテナ本数が増加、中国向けの貨物取扱のシェア拡大、東南アジアへの製造拠点シフトに対応してタイ、ベトナムの現地法人・駐在員事務所の営業機能を強化することなどが要因となる。

 配当は、前期の年間配当を期中に期初予想の52円から56円(前々期実績54円)に増配したあと、期末配当を前期業績が上ぶれ着地したことで32円に引き上げ年間60円に再増配したが、今期は、32円と株式分割権利落ち換算で実質4円の連続増配を予定している。

 株価は、株式分割を歓迎して1814円高値まで買い進まれ、1800円で権利を落とし830円の落ち後安値をつけたが、連続最高業績・増配予想で同高値1575円まで9割高して3分の1押し水準の25日線水準でもみ合っている。PER14倍台の割安修正で再騰は必至であり、権利落ち後高値更新から権利落ち埋めも有望視される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:40 | 注目銘柄
2013年08月27日

【狙い場・買い場】マクニカは13年ぶりの最高純益をテコに急伸特性再発揮へ煮詰まり感

狙い場・買い場 マクニカ<7631>(東1)は、今年7月26日に今3月期業績を上方修正してストップ高し、ほぼ往って来いの調整をしているが、今期純利益が、13年ぶりに過去最高純利益を更新することを見直し割安株買いが再燃する展開が有力である。小型好実態株として定評のある急伸特性の再発揮に向けて煮詰まり感を強めており、待ち伏せ買い妙味を示唆している。

 同社の今期業績は、今期第1四半期決算開示時に第2四半期累計業績、3月通期業績とも早期上方修正された。このうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを141億円、経常利益を16億円、純利益を12億4000万円それぞれ引き上げ、純利益は、55億5000万円(前期比65%増)と連続増益率を伸ばし、2001年3月期の過去最高(47億8200万円)を更新する。

 半導体商社として、スマートフォン市場の増勢、通信インフラ市場の設備投資拡大を受けて、スマホ向けやLET基地局、伝送装置向けの集積回路や電子デバイスが好調に推移していることなどが要因となっている。

 株価は、前期業績の下方修正でつけた年初来安値1650円から、今期業績の増益転換予想で2455円まで急伸して大きく底上げ、2300円台での中段固めから今期業績の上方修正でストップ高して年初来高値2800円をつけ、再度、13週移動平均線水準で下値確認を続けている。PERは7倍台、PBRは0.6倍と超割安であり、高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:50 | 注目銘柄

【じっくり投資コーナー】パシフィックネットは3営業日ぶり反発、13週線が下値支え上昇基調不変

じっくり投資コーナー  パソコン・OA市場のリデュース事業、リユース事業、リサイクル事業、リース事業を運営する、パシフィックネット<3021>(東マ)は、26日(月)3円高(+0.64%)の475円と3営業日ぶりに反発し、13週移動平均線に接近し、値ごろ感から買いが入っている。

  全般相場は、外部環境に左右されにくい、内需関連が物色されており、好業績予想で割安感がある同社株が見直される可能性が高い。

  足元の業績、景気回復への期待感や「Windows XP」サポートの終了等、企業の入替え需要が増加すると見込みで、今5月期売上高は38億8700万円(前期比12.4%増)、営業利益は2億1300万円(同48.1%増)、経常利益は2億3000万円(同39.3%増)、純利益は1億1300万円(同59.5%増)と大幅増益見通し。年間配当は20円(同8円増)を予定している。

■利回り4%超、PER10倍

  株価は、7月19日につけた年初来の高値555円から8月16日安値463円まで調整。その後、もみ合いとなっている。2014年4月9日に「Windows XP」のサポートが終了。廃棄物として処分されるPC・OA機器の引取り、情報漏洩防止処理や洗浄・修理等の再生処理、更に販売または廃棄に至るまでを一貫して手がける同社が受ける恩恵は大きい。また、今期予想PER10倍台、PBR0.73倍と割安感がある。配当利回り4.21%と利回り妙味が増しており、見直し余地が広がる。この水準は、中長期で待ち伏せ買い妙味が膨らもう。(N)

>>パシフィックネットのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:23 | 注目銘柄
2013年08月26日

【狙い場・買い場】リコーは欧州関連株の一角で大幅続伸業績を見直し割安返上余地

狙い場・買い場 リコー<7752>(東1)は、欧州・中東・アフリカ向けの売上高比率が、今3月期第1四半期(1Q)実績で、22.1%と米州向けの25%と並び欧州関連株の一角を占めており、このところのユーロの為替レートで、円安・ユーロ高が定着した感を強め、同社の今3月期の想定を上回る円安が続いていることから、業績が上ぶれ、つれて割安返上に再発進する展開が有力である。連続増配で、配当利回りが3.0%と高利回りとなることも再評価されよう。

 同社の今期の想定為替レートは、期初の1ドル=95円、1ユーロ=125円から1Q現在で各95・95円(前期実績83.06円)、126.01円(同107.08円)と円安方向で見直されたが、前週末の海外の為替相場では、この想定を上回る円安となっており、とくに対ユーロでは、1ユーロ=132円台と円安となって帰ってきている。同社は為替レートが、想定より1円変動した場合は、対ドルで営業利益が13億円、対ユーロで15億円各変動する為替感応度となっているだけに、業績上ぶれ期待が高まってくる。

 同社の業績は、前期に大幅黒字転換して着地し、今期業績も大幅続伸、営業利益を1400億円(前期比2.2倍)、経常利益1350億円(同2.3倍)、純利益800億円(同2.4倍)と予想した。オフィスイメージングのMFPのカラー機が伸長し、マネージド・ドキュメント・サービスの売り上げが増加していることなどが要因となっているもので、今年7月26日に開示した今期1Q業績も、前年同期比13%増収、33%営業増益、55%純益増益と続伸して着地するなど好調に推移したが、売り上げのみを第2四半期累計業績、3月通期業績で期初予想より300億円上方修正しただけに止まった。

 このため株価は、4月の3月期決算の発表でも、7月の1Q決算の開示でも、営業利益が市場コンセンサスを下回ったとして1000円台で下値を確かめる下ぶれペースで推移した。PERは9倍台、PBRは0.8倍と割安放置となっており、今年5月につけた年初来高値1422円に向けキャッチアップを開始しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:41 | 注目銘柄
2013年08月23日

【狙い場・買い場】ガリバーインターナショナルは増益・増配転換を評価し分割落ち後安値水準は好仕込み場

狙い場・買い場 ガリバーインターナショナル<7599>(東1)は、今年4月30日を基準日とする株式分割の権利を落とし、落ち後安値505円を意識する下値確認を続けているが、今2月期業績の増益・増配転換予想から絶好の仕込み場となりそうだ。とくに今年7月に開示した今期第1四半期(1Q)業績は、V字回復して着地しており、業績下方修正・減配が相次いだ前期と異なり業績上ぶれペースで推移するとみられることが、大きく見直されそうだ。

 株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約行動計画」に沿い同社株式の売買単位を100株にするために、1株を10株に分割したもので、合わせて今年5月1日を効力発生日に単元株式数を10株から100株に変更した。

 一方、今期業績は、売り上げ1450億円(前期比1%増)、経常利益58億円(同10%増)、純利益33億円(同10%増)と増益転換が予想され、配当は、前期の年間88円(前々期実績115円)への減配から年間10円と株式分割換算で増配転換を予定している。前期業績を下押し、下方修正・減配要因となったエコカー補助金がマイナスに働いた中古車オークションの卸売事業の収益性低下が、同補助金が、昨年9月に終了して一巡、直営店の小売台数がプラス転換し、大型展示場WOW!TOWNやアウトレット店などの新チャンネルが寄与することなどが要因となる。

 この今期業績の回復は、今期1Q業績にさらに顕著に現れており、1Q業績は、前年同期比18%増収、2.7倍経常増益、3.5倍純益増益とV字回復し、期初予想の第2四半期累計業績に対する利益進捗率は、63〜72%と目安の50%を大きく上回って着地し、前期業績と対照的に今期業績の上ぶれを期待させた。

 株価は、4月に2月期決算と株式分割を同時に発表、株式分割を歓迎して7560円高値まで28%高し、分割権利落ちでは落ち理論値を上回る834円をつけたが、今期予想業績が市場コンセンサスを下回ったことがボディブローとなって分割落ち後安値まで6割安し、下げ過ぎとなっている。1Q業績も、市場コンセンサスを上回るV字回復となっており、PER17倍台の割安修正に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:18 | 注目銘柄