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記事一覧 (07/11)【じっくり投資コーナー】ネットワンシステムズは配当利回り4.4%、業績に不安なし、待ち伏せに最適
記事一覧 (07/10)【狙い場・買い場】OKIは業績上ぶれ・復配期待で値ごろ割安株買いをテコに高値を照準
記事一覧 (07/09)【じっくり投資コーナー】アコーディア・ゴルフは優待含めた利回りは5%台、4期ぶり最高益、今秋に株式分割
記事一覧 (07/08)【狙い場・買い場】セガサミーは参議院選後のカジノ関連人気を先取りし割安本命株人気に弾み
記事一覧 (07/05)【狙い場・買い場】ニイタカは雌伏7年を経て決算発表とシーズン到来を先取りし大幅割り負け修正余地
記事一覧 (07/05)【狙い場・買い場】MUTOHホールディングスは3Dプリンター販売3.7倍、今期営業利益2.9倍
記事一覧 (07/04)【狙い場・買い場】アシックス商事は9月の開催地決定まで2020年五輪招致関連で出遅れ株人気長期化
記事一覧 (07/04)【狙い場・買い場】大日本住友製薬はストップ高の新日本科学に関連、日本網膜研究所に15億円出資
記事一覧 (07/03)【狙い場・買い場】オーデリックは「節電の夏」本番でLED人気を再燃させ値幅取り妙味
記事一覧 (07/03)【狙い場・買い場】東亜建設工業に出番、静岡県が防潮堤に2000億円、今期純益4.3倍
記事一覧 (07/02)【狙い場・買い場】アルペンは富士山文化遺産関連で業績期待を高めて高値奪回に直行も
記事一覧 (07/02)【狙い場・買い場】科研製薬は下値固め出直る動き、再生医療関連として見直しも
記事一覧 (07/01)【狙い場・買い場】極東証券は1Q業績速報値を先取り市況敏感特性を早期発揮へ
記事一覧 (06/30)【狙い場・買い場】ADEKAは自動車と食品関連の顔を持ち2ケタ増益の割安
記事一覧 (06/28)【狙い場・買い場】プリマハムは値上げ接近で業績上ぶれ期待を高め値ごろ割安株買いに弾み
記事一覧 (06/28)【狙い場・買い場】ファースト住建は7月の東西市場統合で見直し、利回り2.9%、PER7倍台
記事一覧 (06/27)【狙い場・買い場】ペプチドリームは突っ込み狙いの好機
記事一覧 (06/26)【狙い場・買い場】ライトオンは3Q減益転換業績織り込み月次敏感特性を発揮してW底から下げ過ぎ訂正へ
記事一覧 (06/26)【狙い場・買い場】日本コンセプトはシェールガス関連でPER9倍台、海運指数上昇も支援
記事一覧 (06/25)【狙い場・買い場】東亞合成は2Q配当落ち安値から増益転換業績を買い直し高値を射程
2013年07月11日

【じっくり投資コーナー】ネットワンシステムズは配当利回り4.4%、業績に不安なし、待ち伏せに最適

じっくり投資コーナー ネットワンシステムズ<7518>(東1)は、業績回復が見込まれバリュエーション的にも割安感があり、配当利回り妙味が増しており、待ち伏せ銘柄として中長期狙いで注目したい。

 足元の業績、民間企業市場では、製造業を中心に業績向上が期待され、設備投資意欲の回復を予想。通信事業者・インターネットサービスプロバイダー市場では、移動体通信及び固定通信事業者の設備向けは微減、サービス基盤向けの投資は増加を予想。地域・公共市場では、引き続き投資は順調に推移すると予想。パートナー事業では、最終ユーザの求める商材の提供をパートナーと協同して強化し、今3月期売上高は1620億円(前期比4.6%増)、営業利益は110億円(同30.2%増)、経常利益は110億円(同27.1%増)、純利益は65億円(同50.3%増)と回復を見込んでいる。年間配当は34円(中間期17円、期末17円)を予定している。

 株価は、2月8日の年初来高値954円、5月13日高値943円と買われ二番天井形成から6月14日に上場来の安値725円と調整。750円割れを底値として固め、もみ合いとなっている。7月25日に発表が予定される第1四半期決算が順調に推移していれば、今期予想PER11倍台と割安感があり、配当利回りは4.42%と利回り妙味も増すことから、大きく見直される可能性はある。ここからの押し目場面は、中長期で注目されよう。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:51 | 注目銘柄
2013年07月10日

【狙い場・買い場】OKIは業績上ぶれ・復配期待で値ごろ割安株買いをテコに高値を照準

狙い場・買い場 OKI<沖電気工業、6703>(東1)は、13週移動平均線を支持線に下値を切り上げており、今3月期業績の上ぶれ期待、復配観測などで値ごろ割安株買いが増幅、年初来高値248円にキャッチアップ、2006年11月高値292円を目指す展開も想定される。為替相場が、今3月期想定レートを上回る円安となっており、事業構造改革が進んでいるプリンター事業の営業利益も黒字転換、3円の復配観測も現実味を増してくるためだ。200円台固め場面は、絶好の仕掛けチャンスとなろう。

 同社は、前3月期業績も期中の2回の下方修正から、今年2月、4月と相次いで上方修正した。為替レートが、想定より円安に推移し、通期で約88億円の為替差益が発生したことが要因で、プリンター事業のスペイン子会社の営業停止により計上した特別損失を吸収し、純利益は、135億9900万円(前々期比8.7倍)と大幅続伸した。今期業績は、ATM(現金自動預け払い機)事業が、中国向けなどの海外市場に支えられて高水準で推移して、プリンター事業の営業利益も、前期の88億円の赤字から事業構造改革効果で40億円の黒字とV字回復を予想、営業利益全体は220億円(前期比63%増)と大幅続伸を見込んでいる。

 ただ経常利益、純利益は、前期寄与の為替差益や固定資産譲渡益などが一巡するとして減益転換を予想、純利益は、115億円(同15%減)とし、市場コンセンサスを50億円弱下回った。この業績予想の前提になる為替レートは、1ドル=85円、1ユーロ=115円と想定しており、現在の円安水準からは、前期業績と同様の業績上ぶれ期待も高まってくる。期初予想の営業利益をクリアすれば、復配するとも観測されており、この配当動向とともに、今後の業績推移が、第1四半期決算発表時の注目ポイントとなる。

 株価は、前期業績の再上方修正で200円台にオンし、ブラジルでのATM事業提携で年初来高値まで上値を伸ばし、全般急落相場にツレ安したが、13週線で下値を確かめ、同社社長の財務体質改善発言で再度、200円台に復帰した。PERは14倍台と割り負けており、上値評価が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:24 | 注目銘柄
2013年07月09日

【じっくり投資コーナー】アコーディア・ゴルフは優待含めた利回りは5%台、4期ぶり最高益、今秋に株式分割

じっくり投資コーナー アコーディア・ゴルフ<2131>(東1)は、中長期で注目したい。同社は9月30日を基準日、10月1日を効力発行日として普通株式1株を100株の割合をもって分割を実施する。また、効力発生日の10月1日をもって単元株制度を採用し、単元株式数を100 株とする。分割の実施に伴い、今3月期期末配当は、1株当たり5600円から56円となる予定で、9月中間期配当は実施しないが、9月30日現在の株主に料金に最大3,000円分を充当できる「株主ご優待券」を保有株式数に応じて贈呈。現時点で配当利回りは5.17%と利回り妙味が増す。

 足元の業績はマルチブランド戦略にゴルフ練習場事業の拡大、最適コストの実現、リテール事業の強化を図り、今3月期売上高は942億円(前期比3.6%増)、営業利益は150億円(同12.8%増)、経常利益は128億円(同14.9%増)、純利益は63億円(同4.6%増)を予定し、4期ぶりに営業最高益を更新する見通し。

 株価は、4月24日に年初来の高値12万円と買われた後、6月7日安値9万4000円と調整を挟んで上昇。同業PGMによる敵対的TOBは失敗に終わったが、旧村上ファンドに近いと目されるファンドが筆頭株主に浮上しており、中長期的な視点では需給思惑が増幅することから、買い下がる気持ちで、まずは第一弾の打診買いとしたい。(N)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | 注目銘柄
2013年07月08日

【狙い場・買い場】セガサミーは参議院選後のカジノ関連人気を先取りし割安本命株人気に弾み

狙い場・買い場 セガサミーホールディングス<6460>(東1)は、7月21日に投開票日を迎える参議院選挙で、新聞各紙の事前情勢分析により自民党の圧勝が観測されるなか、参議院選挙後に議員立法で成立が目指されるカジノ法案に関連して、割安本命株人気に拍車が掛かる展開が想定される。株価も、年初来高値3015円から2160円安値までの調整幅の半値戻しをクリアしており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」にトライしよう。

 同社は、パチンコ・パチスロ機の大手で、アミューズメント施設の運営、ゲームソフトの制作も行っているが、カジノ事業でも先行実績がある。韓国の仁川広域市、釜山広域市でカジノを含む複合施設の建設を進めており、仁川広域市は2016年、釜山広域市は2016年9月に開業を予定しており、日本でもカジノ法案が成立した場合、この先行実績がバネとなって同社の新ビジネスの誕生につながり、業績を押し上げる展開が想定される。

 業績も、今3月期にV字回復が予想されるなど好調である。前期業績は、パチスロ機の一部新機種の発売延期、年間販売台数の減少による下方修正と、米国子会社清算に伴う繰延税金資産計上、厚生年金代行返上益などの特別利益計上による上方修正が交錯したが、今期は、売り上げ4850億円(前期比50%増)、経常利益720億円(同3.4倍)とV字回復、純利益は、特別利益一巡でも470億円(同40%増)と続伸を予想している。

 株価は、年初来高値からの調整では上昇中の75日移動平均線にタッチして下値を確認、25日移動平均線をクリアしてから再騰トレンドを鮮明化している。PER13倍台の割安修正で高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:59 | 注目銘柄
2013年07月05日

【狙い場・買い場】ニイタカは雌伏7年を経て決算発表とシーズン到来を先取りし大幅割り負け修正余地

狙い場・買い場 ニイタカ<4465>(東2)は、来週10日に2013年5月期決算の発表を予定しているが、この決算開示と今夏の旅行シーズン到来を先取り、大幅な割り負け修正余地を示唆している。過去最高純利益6億9800万円を計上した2006年5月期業績当時につけた2006年4月高値1537円から雌伏7年を経て、今夏の国内旅行が過去最高となることから、同社の固形燃料の回復による業績期待を高めるためで、2006年高値へキャッチアップ、5割高展開も意識されよう。

 同社は、国内の日本旅館で朝食・夕食に供される鍋物の燃料として使用される固形燃料のトップメーカーで、このほか業務用の食器洗浄剤、漂白剤なども展開している。国内旅行は、「失われた20年」のデフレ景気や団体旅行の激減などで低迷してきたが、ここにきて円安メリットで外国人旅行客が拡大しているほか、日本人の国内旅行も、好調に推移している。JTBが発表した今夏(7月15日〜8月31日)の国内旅行(1泊以上)予想では、海外旅行が減少する一方で、国内旅行客は、前年同期比2.2%増の7624万人と過去最高になると見通されており、同社に関連特需が予想されることとなる。

 同社の業績は、前2013年5月期の四半期業績が2ケタ増益転換ペースと好調に推移、今年3月に開示した第3四半期(3Q)業績は、期初予想の5月通期業績に対して高利益進捗率を示した。期初予想の通期純利益は、3億5000万円(前期比51%増)と大幅増益転換を予想したが、10日の決算発表で上ぶれ着地するか、さらに続く2014年5月期業績をどう予想するか注目されることになる。

 株価は、3Q好決算で年初来高値1100円をつけ、前期期末に2円の創立50周年記念配当を実施したが、配当権利落ちと全般相場の急落が重なって年初来安値880円まで突っ込み、半値戻し水準までリバウンドした。前期業績の期初予想ベースでもPERは17倍台と割安であり、PBRも0.9倍と割り負けている。年初来高値は、2009年8月高値1090円を上抜く戻り高値であり、このフシ突破から2006年4月高値へのキャッチアップに騰勢を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:01 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】MUTOHホールディングスは3Dプリンター販売3.7倍、今期営業利益2.9倍

狙い場・買い場 MUTOHホールディングス<7999>(東1)に、注目したい。全般相場は、4日の参議院選挙の公示を前にリバウンド一巡、材料株に物色の矛先が集中する可能性が高い。6月上旬に「同社が今期の3Dプリンターの販売目標を前期比3.7倍の1100台に設定した」と伝わったことが手がかり材料。3Dプリンタはテレビや新聞など各種メディアに取り上げられ注目度が高まっているが、昨年発表を行い、好評を得たパーソナル3Dプリンタ「3DTOUCH」の後継機として「CubeX」が6月より販売開始。7月9日(火)に3Dプリンタセミナーが本社にて開催されることから、再度、市場の関心を集めている。

 足元の業績、新製品の開発・投入、3Dプリンタの販売の体制・サービス体制の強化・拡充を行い、新たな市場開拓を目指すほか、インクジェットプリンタ技術を応用した導光板事業において開発と販売を本格化させ、収益力の強化に取り組み、今3月期売上高は200億円(前期比11.2%増)、営業利益は4億円(同2.9倍)、経常利益は4億5000万円(同37.1%減)、純利益は1億7000万円(同34.9%減)を予想しているが、厚生年金基金の代行部分(過去分)の返上を予定しており、業績に一定の影響(特別利益の計上)が生じる見込み。年間配当は3円を予定している。

 株価は、300円を軸としたもみ合いが続いているが、週足では26週移動平均線がサポート、月足では9カ月移動平均線が24カ月移動平均線を上抜く方向となっている、6月4日につけた年初来高値377円抜けとなれば、一段高に進む公算が大きく、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | 注目銘柄
2013年07月04日

【狙い場・買い場】アシックス商事は9月の開催地決定まで2020年五輪招致関連で出遅れ株人気長期化

狙い場・買い場 アシックス商事<9814>(東2)は、出遅れ株買いで妙味が大きそうだ。昨日3日にスイスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)委員への2020年夏季オリンピック招致の候補地のプレゼンテーションで、立候補した東京を含めて3都市によって積極的なアピールが行われ、関連して株式市場ではスポーツ用品株などが買われたが、アシックス商事は、今3月期業績を連続の過去最高更新と予想しているにもかかわらず評価不足となっており、開催地が決定する今年9月まであと2カ月間、折に触れて割安株買いが期待できるためだ。とくに親会社のアシックス<7936>(東1)に比べて低PER・PBR放置は際立っており、年初来高値1970円奪回も一通過点となりそうだ。

 同社の業績は、前期期中に2回も上方修正され期初の減益転換予想が増益転換して、純利益は、過去最高を更新、配当も年間35円(前々期実績30円)に増配した。海外事業が、中価格帯のスポーツシューズの販売拡大で、売り上げが87億5745万円(前々期比2.4倍)、営業利益が4億405万円(同3.8倍)と大きく伸びたことが業績を押し上げた。

 今期業績は、海外事業の売り上げを前期比2.8%増の90億円、国内事業も同2.8%増の106億円と見込んで、売り上げを275億円(前期比0.5%減)、経常利益を23億6000万円(同1%増)、純利益を14億6000万円(同6%増)と予想、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。

 株価は、前期業績の再上方修正で年初来高値まで400円高し、今期業績の発表とともに材料出尽くし感を強め全般相場急落も波及してほぼ往って来いの1610円まで調整、100円幅の底上げをしたところである。PERは9倍台、PBRは0.8倍と出遅れており、親会社のアシックスのPER23倍並みに買ったら、大きな上値余地が計算される。東証2部株のハンデや値付きにやや難はあるが、オリンピックの開催地が決定される今年9月まで出遅れ株買いが続き、仮に開催地が東京に決まった場合は、関連特需発生の歓迎高に拍車がかかろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:36 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】大日本住友製薬はストップ高の新日本科学に関連、日本網膜研究所に15億円出資

狙い場・買い場 大日本住友製薬<4506>(東1)に、注目したい。新日本科学が、日本網膜研究所とiPS細胞を用いた加齢黄斑変性治療法確立支援で業務提携を手がかりに、ストップ高と買われており、同研究所関連銘柄が、再度、動意付くと予想される。6月26日に厚生労働省の審査委員会が、理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画を承認。日本網膜研究所は理化学研究所などが開発したiPS細胞の関連特許について使用許諾を受けているが、大日本住友は、3月に日本網膜研究所に15億円出資。日本網膜研究所との間で網膜疾患を適応症としたiPS細胞技術の実用化で連携することが大きく見直される可能性が高い。

 足元の業績、北米事業で、独占販売期間の終了した製品等の売上高は減少するものの、「ラツーダ」等の売上高の拡大に加え、換算レートを前期に比べ円安に想定したことにより増収となる見通しで、今3月期売上高は3690億円(前期比6.1%増)、営業利益は260億円(同3.8%増)、経常利益は250億円(同2.0%増)、純利益は130億円(同29.4%増)を見込む。年間配当は18円を予定している。

 株価は、5月8日につけた年初来高値1920円から6月26日安値1172円まで約4割の調整を挟んで上昇。5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜く方向となっており、バイオ関連物色再燃の流れに乗りリバウンド幅を広げる可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:28 | 注目銘柄
2013年07月03日

【狙い場・買い場】オーデリックは「節電の夏」本番でLED人気を再燃させ値幅取り妙味

狙い場・買い場 オーデリック<6889>(JQS)は、梅雨明け後の「節電の夏」本番を前に、猛暑関連・電力不足思惑先取りで急騰習性の再発揮が期待十分で、値幅取り妙味を示唆している。照明器具の専業メーカーとして、省エネ効果の高いLED照明器具にターゲットを絞った積極経営政策を続け、今3月期純利益は、過去最高を連続大幅更新、連続大幅増配が予想されていることがフォローの材料になる。株価も、前期業績の上方修正、増配、業績上ぶれ観測報道のたびにストップ高を演じており、この再現も有力となる。

 同社の今期業績は、売り上げ360億円(前期比19%増)、経常利益45億5000万円(同74%増)、純利益28億円(同82%増)と大幅続伸が予想されている。配当は、前期に期初予想の30円(前々期実績25円)を期中に相次いで増配、50円に引き上げたが、今期はさらに100円に大幅アップを予定している。

 照明器具の専業メーカーとしてLED照明器具、蛍光灯照明器具、白熱灯照明器具を手掛けているが、東日本大震災以降の節電・省エネ意識の高まりで、前期にLED照明器具が、前々期比2.4倍の150億円超と全売り上げの49.8%に達したことが、今期業績の続伸要因となる。その分、前期は蛍光灯、白熱灯は伸び悩んだが、同社では、今期もLED照明器具の品揃えを充実し、店舗、商業施設、オフィスなど非住宅分野向けのシェアを拡大し、蛍光灯では各ジャンルの品揃えを縮小させ、白熱灯も、各メーカーが白熱電球の製造・販売を停止させていることに対応し、取り扱いを限定する。

 株価は、合計3回実施した前期業績の上方修正と2回の増配のたびに上値を伸ばし、今年4月の上方修正と5月の今期業績の大幅続伸・増配予想ではストップ高をして年初来高値5770円をつけた。同高値から全般相場波乱で3690円安値まで2000円安となり、いったん1000円高と持ち直したものの、今度は新興市場の急落が響いて3720円まで再調整、4000円台を出没している。PERは8倍台、配当利回りは、値がさにもかかわらず2.3%と割安であり、再度の値幅効果が狙えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:52 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東亜建設工業に出番、静岡県が防潮堤に2000億円、今期純益4.3倍

狙い場・買い場 埋め立て・浚渫を手がける海上土木大手の東亜建設工業<1885>(東1)に、注目したい。全般は目先リバウンド相場が継続。前田建設や東鉄工業、ライト工業などが年初来の高値を更新しており、建設株の水準訂正の動きが続くと予想される。静岡県が第4次地震被害想定に伴う防災対策をまとめ、今後10年間に4000億円を投じるが、2000億円は防潮堤の整備など津波を防ぐ費用に充て、東海地震などによる津波の死者を8割減少させる目標を掲げ、海岸堤防で液状化対策や壊れにくい構造への改良実施などが予定されていることから、東亜建設工業は、液状化対策などで防災・震災関連として見直される可能性がある。

 足元の業績、今3月期売上高は1735億円(前期比7.8%増)、営業利益は28億円(同14.2%増)、経常利益は23億円(同3.7%増)、純利益は9億円(同4.3倍)を見込む。年間配当は2円復配を予定している。

 株価は、4月10日に169円、5月22日に年初来高値172円と買われ、二番天井形成から6月27日に4月2日の年初来安値122円に顔合わせし往って来い。仕切り直しの動きとなっている。PBR0.49倍と割り負け、25日移動平均線を突破しており、建設株の出遅れとして、リバウンド幅を広げる可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:05 | 注目銘柄
2013年07月02日

【狙い場・買い場】アルペンは富士山文化遺産関連で業績期待を高めて高値奪回に直行も

狙い場・買い場 アルペン<3028>(東1)は、年初来高値2143円から全般相場急落とともに1712円安値まで突っ込み、下げ過ぎ訂正で25日移動平均線を回復して上昇トレンド転換しており、2013年6月期期末配当取りでつけた1940円を上抜いたここからは、一気に年初来高値2143円に直行する展開が有力である。富士山の世界文化遺産登録、7月1日の富士山の山開きと続いて登山ブームが予想され、同社のトレッキング・ウェア、トレッキング用品の販売増から2013年6月期業績の上ぶれ着地、2014年6月期業績の続伸など業績期待を高めているためだ。年初来高値は、4年8カ月ぶりの上値フシとなっており、フシ抜けから2007年8月高値2340円も視野に入れよう。

 同社の2013年6月期業績は、第2四半期累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したものの、第1四半期、第3四半期と総体としては伸び悩んだ。中国、カンボジアなどの海外生産拠点でプライベートブランド(PB)商品を製造するビジネスモデルで差別化しているが、急速な円安でこのPB商品の仕入原価が上昇、このコストアップはPB商品の高利益率でカバーしたものの、積極的な新規出店で販売促進費が増加したことなどが利益を抑制した。ただ、6月期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、61億8700万円(前期比17%増)と続伸を予想している。

 続く2014年6月期業績の動向は、今年8月上旬の決算発表を待たなくてはならないが、今回の富士山の世界文化遺産登録、来年のサッカーのワールドカップなどスポーツ人気が盛り上がる環境が予想され、続伸期待が強い。東洋経済会社四季報夏号では、2013年6月期純利益が63億円と上ぶれ、2014年6月期純利益が68億円と続伸、連続増配も観測している。

 株価は、2Q累計業績の上ぶれ着地を手掛かりに25日線にサポートされて年初来高値まで500円高し、6月7日安値では、25日線と大幅に下方かい離したとして下げ過ぎ訂正で25日線までリバウンドした。PERは13倍台、PBRは0.7倍となお割安であり、高値奪回を強力支援しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:29 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】科研製薬は下値固め出直る動き、再生医療関連として見直しも

狙い場・買い場 科研製薬<4521>(東1)に、注目したい。全般は目先リバウンド相場に突入した感があり、同社株も水準訂正の動きが期待されよう。株価は、5月8日に年初来の高値1883円と買われた後、6月13日安値1383円まで500円幅(27%)調整。1400円割れで下値を固め出直る動きとなっている。

 足元の業績、「アルツ」のほか「セプラフィルム」の伸長に後発医薬品も寄与、研究開発費の増加に伴う販売費及び一般管理費の増加を予定し、今3月期売上高は902億円(前期比3.6%増)、営業利益は150億円(同2.7%増)、経常利益は146億円(同2.5%増)、純利益は93億円(同3.4%増)を見込む。年間配当48円(同4円増)を予定している。

 同社は、5月13日に120万株(発行済株式総数(自己株式を除く)1.4%相当)・23億円を上限として、5月14日から12月27日まで自社株買いを実施すると発表してから、既に市場から自社株を75万株買い付けおり、上限まで自社株買いを続けると期待されることから、需給面で下値不安は少ない。また、配当利回りは3.23%と利回り妙味もある。スリー・ディー・マトリックスと販売契約を結んだ、吸収性局所止血剤「TDM―621」に対する期待感があるほか、再生医療関連として見直される可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:57 | 注目銘柄
2013年07月01日

【狙い場・買い場】極東証券は1Q業績速報値を先取り市況敏感特性を早期発揮へ

狙い場・買い場 極東証券<8706>(東1)は、年初来高値2225円から全般相場急落とともに1397円まで突っ込み、26週移動平均線にタッチして260円幅の底上げに転じてきたが、相場の急反転期待とともに、株式市況敏感特性の早期発揮で一段の戻りを試す展開が強まりそうだ。今3月期第1四半期(1Q)業績は、期末から10営業日をメドに開示予定にあり、前年同期の減収減益業績からのプラス転換も予想されるためだ。前期業績では、四半期の好決算発表のたびに相次ぎ増配を実施しており、連想も働こう。

 同社は、証券会社の一角として業績が証券市場の動向に左右される不確実性があるとして業績予想を開示せず、それに代わって四半期業績の速報値を早期に発表している。前期業績は、第2四半期(2Q)累計業績速報値発表以降に業績のV字回復とともに、連結配当性向を50%以上とする配当政策に従って、相次いで増配を実施し、株価も今年の年初来高値まで約4倍の大化けを演じた。

 今期1Q業績は、決算開示方針に従って7月第3週までに開示予定の速報値を待たなくてはならないが、5月23日の日経平均株価の年初来高値更新とそれ以降の株価急落、債券価格の急落など強弱市況が交錯し、受入手数料、株券、債券などのトレーディング損益がどう推移したか、予断を許さない。

 ただ前年同期の前期1Q業績は、欧州財政危機などの影響で市況が悪化した影響で減収減益転換し敷居が低くなっているだけに、持ち直しも期待できることになる。東洋経済会社四季報夏号では、今3月通期を大幅続伸、連続の過去最高純利益更新、連続増配と観測しているだけに好決算思惑につながっている。

 株価は、5〜6月の全般相場急落で6月には東証第1部月間値下がり率ランキングの48位と売られたが、前期実績ベースでPERは10倍台、配当利回りも、前期配当82円ベースで4.9%と大きく割り負けており、大出直り展開をサポートしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:44 | 注目銘柄
2013年06月30日

【狙い場・買い場】ADEKAは自動車と食品関連の顔を持ち2ケタ増益の割安

狙い場・買い場 化学と食品が二本柱のADEKA<4401>(東1)に、注目したい。円安推移を受け、自動車株が戻り歩調となっているが、同社はバンパーなど自動車用外装のほか、ダッシュボードなど自動車用内装、車両用構造接着剤、酸化防止剤などを手がけており、自動車関連の側面があり業績好調で割安感があり見直される可能性が高い。

 足元の業績、今3月期売上高2000億円(前期比8.2%増)、営業利益125億円(同26.8%増)、経常利益128億円(同13.0%増)、純利益86億円(同12.9%増)と2ケタ増益見通し。年間配当22円を予定している。今期予想PER12倍台・PBR0.79倍と割安感があり、配当利回り2.1%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地はある。

 株価は、5月13日に年初来高値1045円と買われた後、5月28日安値879円、6月7日安値828円、6月13日安値851円と売り直され下値確認から上昇。13週移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを堅持し、高値奪回を視野に入れている。スマートフォン向け光学フィルムや高機能感光性材料の伸びに対する期待感も高まっており、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:27 | 注目銘柄
2013年06月28日

【狙い場・買い場】プリマハムは値上げ接近で業績上ぶれ期待を高め値ごろ割安株買いに弾み

狙い場・買い場 プリマハム<2281>(東1)は、今年1月の前期第3四半期(3Q)の好決算報道をキッカケに年初来安値水準の157円から年初来高値294円まで9割高し、ほぼ往って来いの調整となったが、再度、下げ過ぎ訂正に弾みをつけそうだ。来月7月から順次、同社製品の値上げを実施、業績上ぶれ期待を高めており、低位値ごろ割安株買いの再燃につながるためだ。同社の大口取引先のコンビニエンスストア(CVS)業界で、新規出店競争がヒートアップしていることもフォローの材料となろう。

 同社製品の値上げは、円高に伴う豚肉を中心とした原料価格高や輸入加工品の値上がり、包装資材、植物油の副資材、燃料費など諸経費の上昇は、全社的な効率化などの企業努力によるコスト吸収の限界を超えているとして、ハム・ソーセージ、加工食品を対象に国内生産品を平均約7%、輸入加工品を同約13%それぞれ7月から順次値上げする。株価は、この価格改定発表とともに、194円高値まで上ぶれ歓迎高した。

 同社の業績は、前3月期第3四半期(3Q)営業利益が、業績観測報道通りに連続過去最高と伸び、今期業績への期待を高めたが、期待通りにはいかず、売り上げ2850億円(前期比3%増)、経常利益75億円(同5%減)、純利益40億円(同8%減)と増収減益転換を予想した。ハム・ソーセージでは「香燻あらびきポークウインナー」などの重点商品を集中拡販、加工食品も、惣菜部を新設してCVS業界、外食産業向けの商材の開発・拡販を進めており、CVS大手各社は、今期に過去最高の新規出店を計画しているだけに、値上げ効果浸透次第だが、増益転換の業績上ぶれも期待されることになる。

 株価は、3Q好決算報道に反応して1株純資産159円水準から年初来高値まで140円高し、今期業績の減益転換予想で下値を探り、全般相場急落とともに178円安値までほぼ往って来いの調整をし底上げを窺っていた。PERは10倍台となお下げ過ぎを示唆しており、値ごろ妙味も株価材料に高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:20 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ファースト住建は7月の東西市場統合で見直し、利回り2.9%、PER7倍台

狙い場・買い場 ファースト住建<8917>(大1)に、注目したい。自民、公明両党は26日、2014年4月の消費増税時に導入する住宅購入者向けの給付制度の内容で合意したと発表と伝わっており、住宅株が目先リバウンドに向かう可能性が高まるほか、同社は大証単独上場銘柄で、7月16日に予定する現物株市場の東京証券取引所への統合を前に、TOPIXへの算入に伴う、指数連動型投資信託への組み入れ期待から、見直される可能性が高い。

 足元の業績、戸建分譲が好調なほか、太陽光発電システム搭載も好調で、今10月期売上高510億円(前期比14.2%増)、営業利益50億円(同9.3%増)、経常利益48億5000万円(同8.9%増)、純利益29億5000万円(同12.2%増)と連続最高益更新見通し。年間配当37円(同5円増)を予定している。今期予想PER7倍台。配当利回り2.9%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。

 株価は、5月1日に年初来高値1810円と買われた後、5月24日安値1200円、6月7日安値1168円、6月27日安値1235円と売り直され、目先下値を確認した感がある。13週移動平均線を目安にリバウンド妙味が膨らむことから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:32 | 注目銘柄
2013年06月27日

【狙い場・買い場】ペプチドリームは突っ込み狙いの好機

■米ファイザーとの共同研究開発契約解消はほぼ織り込む

狙い場・買い場 特殊ペプチドと呼ぶ物質を使った新薬開発を手掛ける、ペプチドリーム<4587>(東マ)に、注目したい。同社は、6月11日にマザーズに新規上場。公開価格は2500円。14日に1万3700円と急伸。19日に8390円まで利益確定売りに下げた後、24日高値1万2450円と買い直されたが、公開初日の寄付安値7900円を下回り前日26日にストップ安の7740円と急落した。

 米ファイザーとの共同研究開発契約を解消することになったと発表したことを売り材料視。14年6月期予想において2億2400万円の減収要因となるを嫌気されたほか、26日に新規したリプロセル<4978>(JQG)を購入するための乗り換え売りが重なったことも、売りに拍車をかけた。

 ただ、6月11日に発表された中期経営計画では、15年6月期売上高18億6800万円(13年6月期6億6900万円予想)、営業利益9億8800万円(同1億7100万円予想)、経常利益9億8900万円(同1億7500万円予想)、純利益6億1300万円(同1億3600万円予想)目標を掲げており、一過性の下げに収まる可能性はある。突っ込み買い妙味が膨らむことから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:49 | 注目銘柄
2013年06月26日

【狙い場・買い場】ライトオンは3Q減益転換業績織り込み月次敏感特性を発揮してW底から下げ過ぎ訂正へ

狙い場・買い場 ライトオン<7445>(東1)は、6月24日に今8月期第3四半期(3Q)決算を発表、減益転換業績と今年4月に下方修正した8月通期業績に対して高利益進捗率を示したことが綱引きとなったが、同時発表の6月度の既存店売上高が、プラス転換したことがフォローして反発した。今後の梅雨明け後の月次売上高の動向に対する敏感特性を発揮する先触れとなるもので、今年4月以降の株価急伸の再現も期待される。

 同社の株価は、第2四半期累計業績発表時の今年4月に今8月通期業績を下方修正、この時の安値697円からその後開示した4月度の既存店売上高のプラス転換で年初来高値1049円まで5割高し、逆に5月度売上高のマイナス転換では、全般相場の急落も重なって754円安値まで突っ込み、株価の上昇でも下落でも月次敏感特性を発揮した。

 24日発表の6月度売上高は、例年に比べて気温の高い日が続き、夏物販売が堅調に推移したことから既存店が4.6%増とプラス転換し、全社でも3.9%増と7カ月ぶりに前年同月を上回った。梅雨明け後の7月度、8月度については、梅雨明け後に猛暑が到来するか天候要因次第となるが、前年同月が、大雨などの天候不順で連続してマイナスとなり発射台が低くなっているだけに、プラス転換する可能性もあり、そうなれば株価を押し上げる展開が想定され、先取り余地が生じる。

 なお3Q業績は、前年同期比3%減収、12%経常減益、13%純益増益と増減マチマチで着地したが、8月通期業績に対して経常利益は4300万円、純利益は2億6900万円それぞれ上回った。2Qの2店舗の新規出店(閉店10店舗)に対して3Q以降に9店舗(同11店舗)を新規出店、引き続きプライベートブランド商品の品揃えを充実させたことなどが要因となった。8月通期業績は、4月の下方修正値に変更はなく、純利益は、17億5000万円(前期比7%減)と見込んでいる。

 株価は、6月7日安値754円で4月2日安値697円と並ぶW底を形成、3分の1戻し水準までリバウンドしたが、PERは13倍台、PBRは0.7倍、配当利回りは2.2%となお下げ過ぎを示唆している。半値戻しの900円台奪回から全値戻しを目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】日本コンセプトはシェールガス関連でPER9倍台、海運指数上昇も支援

狙い場・買い場 タンクコンテナを用いて化学品や薬品、食品など液体貨物を国内外で輸送している、日本コンセプト<9386>(JQS)に、注目したい。25日付の日本経済新聞が「米エネルギー省が年内にも、シェールガス増産で供給が増えている天然ガスの対日輸出の対象となる日本の事業体を追加する」と報じたことで、トーヨーカネツなどシェールガス関連を見直す動きが見られており、シェール革命を背景とした化学品の大幅な増産が見込まれる北米地域をはじめとする海外ネットワークの整備、拡充に注力している日本コンセプトも大きく見直されると期待される。

 足元の業績、今12月期第1四半期営業利益は3億6700万円で年計画の営業利益13億8000万円(前年同期比36.3%増)に対する進捗率は26.6%と順調に推移。15年12月期売上高98億5000万円、営業利益17億4000万円、経常利益14億7000万円、純利益9億2000万円目標の中期経営計画を掲げており、中長期な成長が見込まれている。

 株価は、5月20日に上場来の高値1940円と買われた後、6月7日安値1286円、6月21日安値1340円と売り直されて下値を確認した感がある。今期予想PER9倍台と割安感があり、配当利回り2.16%と利回り妙味もソコソコある。バルチック海運指数13日続伸で海運株が上昇していることも刺激しており、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:28 | 注目銘柄
2013年06月25日

【狙い場・買い場】東亞合成は2Q配当落ち安値から増益転換業績を買い直し高値を射程

狙い場・買い場 東亞合成<4045>(東1)は、きょう25日を今12月期第2四半期(2Q)配当5円の配当権利付き最終日として権利取りで5円高の397円と3営業日続伸して寄り付き、7円安と値を消すなど前日終値を挟んでもみ合っている。ただこのもみ合い場面は、配当権利取りにしろ、配当権利落ち後の安値への積極対応にしろ、両建てアプローチは妙味が大きそうだ。

 今12月期業績の増益転換を予想、4月25日に開示した今期第1四半期(1Q)決算が、増益転換して2Q累計業績に対して順調な利益進捗率を示したことを見直し、値ごろ妙味のある超割安株買いが拡大する展開が想定されるためだ。

 同社の今期業績は、売り上げ1500億円(前期比1%増)、経常利益156億円(同2%増)、純利益100億円(同3%増)と予想されている。前期業績が、苛性ソーダ、塩酸などの基礎化学品の販売数量が想定を下回り、半導体向け中心に無機高純度品の回復も本格化しないとして期中に下方修正されたが、今期業績は、機能製品事業の接着剤の堅調推移や樹脂加工製品事業の管工機材の続伸、アクリル製品事業のアクリル系ポリマーの需要が底固く推移し、無機高純度品も、輸出中心に一部需要が回復していることなどがサーポート、アクリル製品事業では、原料価格の上昇に応じて製品価格の是正を進めることも増益転換要因となる。

 1Q業績は、前年同期比4%減収、5%経常増益、12%純益増益と増益転換し、期初予想の2Q累計業績に対して52〜57%の利益進捗率と目安の50%を上回って、今期業績の増益転換を裏付けた。

 株価は、今期の増益転換業績に1Q好決算が続いて年初来高値473円まで100円高して、全般相場急落にツレ安してほぼ往って来いの調整をした。PERは10倍台、PBRは0.7倍、年間配当10円換算の配当利回りは2.5%と割安であり、再度、年初来高値奪回にチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:18 | 注目銘柄